JPH0876873A - マイクロコンピュータの駆動装置 - Google Patents

マイクロコンピュータの駆動装置

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JPH0876873A
JPH0876873A JP7121437A JP12143795A JPH0876873A JP H0876873 A JPH0876873 A JP H0876873A JP 7121437 A JP7121437 A JP 7121437A JP 12143795 A JP12143795 A JP 12143795A JP H0876873 A JPH0876873 A JP H0876873A
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秀昭 石原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スリープ指令を受けてマイコンへのマシンク
ロックの供給を停止すると共に、その制御実行時間及び
制御復帰後の発振安定時間を計時してマシンクロックの
供給を再開する装置において、各時間を計時する計時手
段を簡略化する。 【構成】 マイコンからのスリープ指令に従い、メイン
発振回路及びその発振信号に基づきマシンクロックを発
生するマシンクロック発生回路の動作を停止させるスリ
ープ制御を開始する。その後、計時用のCR発振回路か
らの発振信号をCRタイマにてカウントすることによ
り、スリープ制御の経過時間を計時し、計時時間が所定
時間(Qc)に達するとメイン発振回路を再起動する。
メイン発振回路の起動後は、CRタイマをリセットし
て、その後の経過時間の計時を「0」から開始させ、そ
の計時時間がメイン発振回路の発振が安定するのに要す
る時間(Qb)に達したときに、マシンクロック発生回
路の動作を再開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
の動作及びリセットに必要なマシンクロック及びリセッ
ト信号を発生することにより、マイクロコンピュータの
動作を制御する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の装置は、マイクロコ
ンピュータに高精度のマシンクロックを供給するため
に、水晶等の発振子を用いた発振回路からの発振信号に
基づきマシンクロックを生成するように構成されてい
る。また、マイクロコンピュータへの電源投入時には、
マイクロコンピュータ内部のレジスタやRAM等を初期
化する必要があるため、電源電圧の立ち上がり等を検出
して、マイクロコンピュータにリセット信号を出力する
ように構成されている。
【0003】また、この種の装置には、マイクロコンピ
ュータの処理動作停止時に、発振回路の発振を停止させ
て、マイクロコンピュータへのマシンクロックの供給を
停止することにより、マイクロコンピュータによる消費
電力を低減する、所謂スリープ制御を実行できるように
した装置もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうしたス
リープ制御を行なう装置においては、通常、マイクロコ
ンピュータがスリープ制御の実行条件を判定して、スリ
ープ制御の実行命令(スリープ指令)を発生したとき
に、発振回路の発振を停止させるスリープ制御を実行す
るように構成されているのであるが、スリープ制御から
の復帰は、使用者による外部スイッチの操作等によっ
て、外部からスリープ制御の解除指令が入力されたとき
に行なうようにされているため、例えば、スリープ制御
中にマイクロコンピュータが制御している制御対象がノ
イズ等によって誤動作したり、マイクロコンピュータが
制御対象の駆動スイッチをオンした状態でスリープ指令
を発生した場合等には、スリープ制御の解除指令が入力
されるまでの間、制御対象が動作し続けてしまうといっ
た問題があった。
【0005】このような問題に対して、例えば特開平4
−348410号公報に示されるように、スリープ制御
の実行時間を、マシンクロック生成用のメイン発振回路
とは別に設けたサブ発振回路からの発振信号を計時用信
号として動作するタイマ回路(カウンタ)を用いて計時
し、その計時時間が所定時間に達するとメイン発振回路
を起動し、しかもメイン発振回路の起動後、メイン発振
回路の発振が安定するまで、マシンクロックの出力を遅
延回路を用いて遅延させることが提案されている。
【0006】この提案の装置によれば、スリープ制御の
連続時間がタイマ回路により計時される所定時間に制限
されるため、スリープ制御実行中に制御対象が誤動作し
ても、速やかに正常状態に復帰させることができるよう
になるのであるが、メイン発振回路起動後、マシンクロ
ックの出力を遅延させる遅延回路は、タイマ回路の各ビ
ット出力の論理積をとるように構成されていることか
ら、タイマ回路の規模が大きくなってしまうという問題
があった。つまり、この提案の装置においては、タイマ
回路を用いて、スリープ制御の実行時間(つまりメイン
発振回路の停止時間)だけでなく、スリープ制御解除後
の発振安定までの時間を更に計時するようにしているた
め、計時用のタイマ回路の規模が大きくなってしまうの
である。
【0007】またメイン発振回路の起動後、その発振が
安定するまでの時間マシンクロックの出力を遅延させる
のは、マシンクロックが不安定となって、マイクロコン
ピュータが誤動作するのを防止するためであるが、こう
したマシンクロックの出力の遅延制御は、スリープ制御
からの復帰時だけでなく、電源投入後、メイン発振回路
が発振動作を開始した直後にも実行すべきである。しか
し、上記提案の装置において、電源投入後、メイン発振
回路の発振が安定するまでの時間を計時して、マシンク
ロックの出力を遅延させるには、別途専用のタイマ回路
が必要になる。従って、このように電源投入直後に、マ
シンクロックの出力を遅延させることを考慮すると、タ
イマ回路の規模が益々大きくなってしまうという問題が
発生する。
【0008】一方、マシンクロック生成用のメイン発振
回路には、通常、水晶等の発振子を用いた発振回路が使
用されるため、マイクロコンピュータには、周波数の安
定した高精度なマシンクロックを供給することができる
ようになるのであるが、マイクロコンピュータの動作中
に、発振回路の故障、発振子の取付け不良等によって、
発振回路が発振を停止してしまった場合には、マイクロ
コンピュータへのマシンクロックの供給も停止されてし
まうため、例えば、上記のようにマイクロコンピュータ
が制御対象の駆動スイッチをオンした状態で発振回路の
発振が停止してしまうと、その後マイクロコンピュータ
は制御対象の駆動を停止できなくなってしまうといった
問題もある。
【0009】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、マイクロコンピュータにマシンクロック,リセッ
ト信号等を供給して、マイクロコンピュータの動作を制
御する駆動装置側で、スリープ制御の時間及びスリープ
制御からの復帰後の発振安定の時間を計時する計時手段
を簡略化することができ、更には発振回路の動作停止を
判定して、マイクロコンピュータにより制御される制御
対象の誤動作を防止できるようにすることを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載のマイクロコンピュータの
駆動装置は、マシンクロック生成用の発振信号を発生す
るメイン発振手段と、該メイン発振手段からの発振信号
に基づきマシンクロックを生成して、マイクロコンピュ
ータに供給するマシンクロック発生手段と、前記メイン
発振手段とは別に計時用の発振信号を発生するサブ発振
手段と、マイクロコンピュータ側より入力されるスリー
プ指令によって、前記メイン発振手段の発振を停止させ
るメインスリープ制御手段と、前記スリープ指令によっ
て、前記マシンクロック発生手段からのマシンクロック
出力を停止させるマシンクロックスリープ制御手段と、
前記サブ発振手段からの発振信号に基づき、前記メイン
スリープ制御手段による前記メイン発振手段の発振停止
後の経過時間を計時し、その計時時間がメインスリープ
解除時間に達するとリセットされ、再度計時を開始する
計時手段と、該計時手段による計時時間がメインスリー
プ解除時間に達すると、前記メイン発振手段の発振停止
を解除し、前記メイン発振手段を起動するメインスリー
プ制御終了手段と、該メインスリープ制御終了手段によ
り前記メイン発振手段が起動された後であって、前記計
時手段が再度計時を開始し、その計時時間が、前記メイ
ン発振手段の発振が安定するのに要するマシンクロック
スリープ解除時間に達すると、前記マシンクロック発生
手段のマシンクロック出力停止を解除し、前記マシンク
ロック発生手段を起動するマシンクロックスリープ制御
終了手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載のマイクロコンピュータの駆動装置において、前記
マシンクロックスリープ制御終了手段は、前記メインス
リープ制御終了手段により前記メイン発振手段が起動さ
れたことと、前記計時手段が再度計時を開始してその計
時時間がマシンクロックスリープ解除時間に達したこと
とを検知する検知手段を有することを特徴とする。
【0012】一方、請求項3に記載のマイクロコンピュ
ータの駆動装置は、マシンクロック生成用の発振信号を
発生するメイン発振手段と、該メイン発振手段からの発
振信号に基づきマシンクロックを生成して、マイクロコ
ンピュータに供給するマシンクロック発生手段と、前記
メイン発振手段とは別に計時用の発振信号を発生するサ
ブ発振手段と、マイクロコンピュータ側より入力される
スリープ指令によって、前記メイン発振手段の発振を停
止させるメインスリープ制御手段と、前記スリープ指令
によって、前記マシンクロック発生手段からのマシンク
ロック出力を停止させるマシンクロックスリープ制御手
段と、前記サブ発振手段からの発振信号に基づき、前記
メインスリープ制御手段による前記メイン発振手段の発
振停止後の経過時間を計時し、前記メインスリープ制御
手段による前記メイン発振手段の発振停止を検出すると
ともにその計時時間がメインスリープ解除時間に達する
とリセットされ、再度計時を開始する計時手段と、該計
時手段による計時時間がメインスリープ解除時間に達す
ると、前記メイン発振手段の発振停止を解除し、前記メ
イン発振手段を起動するメインスリープ制御終了手段
と、前記計時手段が再度計時を開始し、その計時時間
が、前記メイン発振手段の発振が安定するのに要するマ
シンクロックスリープ解除時間に達すると、前記マシン
クロック発生手段のマシンクロック出力停止を解除し、
前記マシンクロック発生手段を起動するマシンクロック
スリープ制御終了手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜請求項3いずれか記載のマイクロコンピュータの駆動
装置において、更に、電源投入状態を検出し、電源が投
入されたことを検出すると、前記計時手段をリセットす
る電源投入状態検出手段と、電源投入に伴い前記メイン
発振手段が起動してから、前記計時手段による計時時間
が前記マシンクロックスリープ解除時間に達するまでの
間、前記マシンクロック発生手段からのマシンクロック
の出力を停止させるか、又はリセット信号を出力するこ
とにより、マイクロコンピュータの動作を停止させる動
作停止手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】また請求項5に記載の発明は、請求項1〜
請求項4いずれか記載のマイクロコンピュータの駆動装
置において、前記サブ発振手段からの発振信号に基づ
き、前記メイン発振手段からの発振信号の周期の異常を
判定するメイン発振異常判定手段と、該メイン発振異常
判定手段にて、前記メイン発振手段からの発振信号の異
常が判定されると、リセット信号を発生してマイクロコ
ンピュータをリセットさせるリセット手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0015】また請求項6に記載の発明は、請求項1〜
請求項5いずれか記載のマイクロコンピュータの駆動装
置において、前記サブ発振手段が、CR発振回路から構
成されることを特徴とする。また請求項7に記載の発明
は、請求項1〜請求項6いずれか記載のマイクロコンピ
ュータの駆動装置において、外部から前記スリープ制御
の解除指令を入力するための入力端子を備え、前記メイ
ンスリープ制御終了手段は、該入力端子からスリープ制
御の解除指令が入力されたときにも、前記メインスリー
プ制御手段による前記メイン発振手段の発振停止を解除
し、前記メイン発振手段を起動することを特徴とする。
【0016】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1〜請求項3に記載のマイクロコンピュータの駆動装置
においては、マシンクロック発生手段が、メイン発振手
段からの発振信号に基づき、マイクロコンピュータのマ
シンクロックを生成して、マシンクロックをマイクロコ
ンピュータに供給することにより、マイクロコンピュー
タを動作させる。
【0017】また、本発明の駆動装置には、マシンクロ
ック生成用のメイン発振手段とは別に、計時用の発振信
号を発生するサブ発振手段が設けられており、マイクロ
コンピュータ側よりスリープ指令が入力されると、メイ
ンスリープ制御手段がメイン発振手段の発振を停止させ
ると共に、マシンクロックスリープ制御手段がマシンク
ロック発生手段からのマシンクロックの出力を停止さ
せ、計時手段が、その後の経過時間を、サブ発振手段か
らの発振信号に基づき計時する。
【0018】そして、この計時手段による計時時間が、
メインスリープ解除時間に達すると、メインスリープ制
御終了手段が、メインスリープ制御手段によるメイン発
振手段の発振停止を解除して、メイン発振手段を起動す
る。また、計時手段は、メインスリープ解除時間に達す
るとリセットされて、メイン発振手段起動後の時間の計
時を再開する。そして、その計時時間がマシンクロック
スリープ解除時間に達すると、マシンクロックスリープ
制御終了手段が、マシンクロックスリープ制御手段によ
るマシンクロック発生手段のマシンクロック出力停止を
解除し、マシンクロック発生手段を起動する。
【0019】つまり、本発明では、マイクロコンピュー
タ側からのスリープ指令によって、メイン発振手段及び
マシンクロック発生手段の動作を停止させるスリープ制
御を開始し、その後メインスリープ解除時間が経過する
と、メイン発振手段を起動させ、その後更にマシンクロ
ックスリープ解除時間が経過すると、マシンクロック発
生手段を起動して、マイクロコンピュータへのマシンク
ロックの供給を開始させる。
【0020】このため、本発明(請求項1〜請求項3)
によれば、マイクロコンピュータ側からのスリープ指令
によってスリープ制御を開始した後も、メインスリープ
解除時間経過した後は、必ずメイン発振手段が起動され
ることになり、例えば、スリープ制御実行中に、外部ノ
イズ等によってマイクロコンピュータにより駆動制御さ
れるアクチュエータ等の制御対象が誤動作したとして
も、或は、マイクロコンピュータが制御対象の駆動スイ
ッチをオンした後で、スリープ制御の実行条件が成立し
て、スリープ制御が開始されたとしても、メイン発振手
段起動後、更にマシンクロックスリープ解除時間が経過
した時点から、マイクロコンピュータを動作させて、制
御対象の誤動作を停止させることができる。従って、制
御対象を駆動制御する制御装置としてマイクロコンピュ
ータを使用した場合の信頼性を向上できる。
【0021】また、マシンクロック発生手段からは、メ
イン発振手段の起動後、メイン発振手段の発振が安定す
るのに要するマシンクロックスリープ解除時間が経過し
てから、マシンクロックが出力されるようになるため、
マイクロコンピュータには常に安定したマシンクロック
を供給できるようになり、マイクロコンピュータの駆動
の信頼性を向上することができる。
【0022】また更に、本発明においては、メインスリ
ープ制御終了手段によってメイン発振手段の発振停止を
解除するのと同時に、計時手段をリセットして、計時手
段による計時を再度始めから開始することにより、メイ
ン発振手段が発振を開始してからその発振が安定するの
に要するマシンクロックスリープ解除時間を計時するよ
うにしている。従って、計時手段によってメインスリー
プ解除時間の計時後に続けてマシンクロックスリープ解
除時間を計時する必要はなく、計時手段をその分だけ大
型化する必要がない。
【0023】すなわち、本発明(請求項1〜請求項3)
によれば、従来装置のように、計時手段を、メインスリ
ープ解除時間及びマシンクロックスリープ解除時間を連
続的に計時可能な大きさに設定する必要はなく、メイン
スリープ解除時間がマシンクロックスリープ解除時間よ
りも長い場合には、計時手段を、マシンクロックスリー
プ解除時間を計時するのに必要な大きさに設定すればよ
く、逆にマシンクロックスリープ解除時間がメインスリ
ープ解除時間よりも長い場合には、計時手段を、マシン
クロックスリープ解除時間を計時するのに必要な大きさ
に設定すればよいため、計時手段を従来装置に比べて小
型化することができる。
【0024】ところで、上記のように計時手段にリセッ
トをかけて、マシンクロックスリープ解除時間を計時す
るようにした場合、マシンクロックスリープ解除時間が
メインスリープ解除時間よりも短い場合には、計時手段
による計時時間が先にマシンクロックスリープ解除時間
に達してしまい、メイン発振手段よりも先にマシンクロ
ック発生手段がスリープ制御から解除されてしまう。
【0025】そこで、請求項1及び請求項2に記載の駆
動装置においては、マシンクロックスリープ制御終了手
段が、メイン発振手段のスリープ制御からの復帰後であ
って、且つ計時手段による計時時間がマシンクロックス
リープ解除時間に達したことを検知して、マシンクロッ
ク発生手段のマシンクロック出力停止を解除するように
している。
【0026】このため、請求項1及び請求項2に記載の
駆動装置によれば、マシンクロックスリープ解除時間が
メインスリープ解除時間よりも短い場合に、スリープ制
御に入った後、メイン発振手段よりもマシンクロック発
生手段の方が先にスリープ制御から解除されてしまうの
を防止できる。
【0027】一方、マシンクロックスリープ解除時間が
メインスリープ解除時間よりも長い場合は、計時手段に
よる計時時間がメインスリープ解除時間に達して、計時
手段をリセットして再び計時を開始すると、計時手段に
よる計時時間がマシンクロックスリープ解除時間に達す
る前に再びメインスリープ解除時間に達し、再度リセッ
トがかかり、マシンクロックスリープ解除時間まで計時
することができなくなってしまう。
【0028】そこで、請求項3に記載の駆動装置におい
ては、計時手段を、メインスリープ制御手段による発振
停止命令を検出するとともにその計時時間がメインスリ
ープ解除時間に達するとリセットされて、サブ発振手段
からの発振信号に基づく計時を再開するように構成して
いる。
【0029】このため、請求項3に記載の駆動装置によ
れば、計時手段がリセットされた後、再度計時を開始し
て、その計時時間がメインスリープ解除時間に達したと
しても、そのときには、メインスリープ制御手段による
発振停止命令は解除されているため、計時手段が再びリ
セットされることはなく、マシンクロックスリープ解除
時間がメインスリープ解除時間よりも長い場合に、計時
手段によりマシンクロックスリープ解除時間までの計時
を実行できなくなるのを防止できる。
【0030】また次に、請求項4に記載の駆動装置にお
いては、電源投入状態検出手段が、電源投入を検出し
て、計時手段をリセットさせ、動作停止手段が、電源投
入に伴いメイン発振手段が起動してから、計時手段によ
る計時時間がマシンクロックスリープ解除時間に達する
までの間、マシンクロック発生手段からのマシンクロッ
クの出力を停止させるか、リセット信号を出力すること
により、マイクロコンピュータの動作を停止させる。
【0031】つまり、上記のように、メイン発振手段の
起動後、メイン発振手段から出力される発振信号が安定
する迄には時間がかかるため、本発明(請求項4)で
は、メイン発振手段が電源供給を受けて発振動作を開始
してから、メイン発振手段からの発振信号が安定する迄
の期間中、マイクロコンピュータの動作を停止させるこ
とにより、不安定なマシンクロックにてマイクロコンピ
ュータを動作させてしまうのを防止するのである。
【0032】この結果、本発明によれば、電源投入直後
からマイクロコンピュータを安定したマシンクロックで
動作させることができるようになり、マイクロコンピュ
ータによる処理動作の信頼性を向上することができる。
そして、特に、本発明(請求項4)では、電源投入直後
に計時手段をリセットして計時手段による計時を電源投
入直後から開始させることにより、電源投入後にメイン
発振手段の発振が安定するまでの時間の計時を、スリー
プ制御実行時のメインスリープ解除時間及びマシンクロ
ックスリープ解除時間計時用の計時手段を用いて、スリ
ープ制御解除後のマシンクロックスリープ解除時間まで
の計時と同様に行うようにしているため、電源投入後、
メイン発振手段の発振が安定するまでの時間を計時する
ために、別途タイマ回路等の計時手段を設ける必要がな
く、電源投入直後のマシンクロック安定化のための遅延
動作を簡単な構成にて容易に実現できるという効果があ
る。
【0033】次に、請求項5に記載の駆動装置において
は、メイン発振異常判定手段が、サブ発振手段からの発
振信号に基づき、メイン発振手段からの発振信号の周期
の異常を判定する。そして、このメイン発振異常判定手
段にて、メイン発振手段からの発振信号の異常が判定さ
れると、リセット手段が、リセット信号を発生してマイ
クロコンピュータをリセットさせる。
【0034】つまり、本発明では、メイン発振手段の発
振停止時等に生じる、メイン発振手段からの発振信号の
周期の異常を、サブ発振手段からの発振信号に基づき判
定し、異常判定時には、マイクロコンピュータをリセッ
トさせるのである。このため、例えば、マイクロコンピ
ュータが所定の信号を出力しているときに、メイン発振
手段の発振が停止して、マシンクロック発生手段からマ
イクロコンピュータにマシンクロックを供給できなくな
ったような場合でも、マイクロコンピュータをリセット
させて、マイクロコンピュータからの信号の出力を停止
させることができる。
【0035】従って、マイクロコンピュータからの信号
を受けて動作する装置が、メイン発振手段の故障,発振
子の取付不良等によって誤動作するのを防止でき、マイ
クロコンピュータからの出力信号の信頼性を向上でき
る。また特に、マイクロコンピュータがモータ等のアク
チュエータを駆動制御する制御装置である場合には、メ
イン発振手段の故障によってアクチュエータが動作し続
けるのを防止して、安全性を向上することができる。
【0036】また、請求項6に記載の駆動装置において
は、サブ発振手段がCR回路から構成されており、水晶
等の発振子を用いた発振回路に比べ信頼性が高いため、
上記スリープ制御の信頼性を高めることができる。そし
て特に、請求項4に記載の駆動装置に適用した場合に
は、サブ発振手段の発振が電源投入直後に発振が安定す
るため、電源投入後、直ぐに安定した発振信号を計時手
段に供給することができる。従って、電源投入直後のメ
イン発振手段の発振安定までの時間を常に正確に計時す
ることができる。また、請求項5に記載の駆動装置に用
いた場合には、サブ発振手段によりメイン発振手段を監
視するようにしているため、信頼性の高い監視能力を提
供できる。
【0037】次に請求項7に記載の駆動装置において
は、外部からスリープ制御の解除指令を入力するための
入力端子が備えられており、メインスリープ制御終了手
段は、この入力端子からスリープ制御の解除指令が入力
されたときにも、メインスリープ制御手段によるメイン
発振手段の発振停止を解除して、メイン発振手段を起動
する。
【0038】このため、本発明の駆動装置によれば、請
求項1〜請求項3に記載の駆動装置のように、スリープ
制御が所定時間経過した場合だけでなく、使用者のスイ
ッチ操作等によって、外部からスリープ制御の解除指令
が入力された場合にも、マイクロコンピュータにマシン
クロックを供給して、マイクロコンピュータの処理動作
を再開させることができる。
【0039】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず図2は、マイクロコンピュータを構成する
コンピュータブロック2、このコンピュータブロック2
に対してマシンクロック及びリセット信号を供給するこ
とによりコンピュータブロック2の動作を制御する、本
発明の駆動装置としてのスリープ・発振安定ブロック5
0、マシンクロック生成用の発振信号を発生するメイン
発振手段としてのメイン発振回路52、及び、サブ発振
手段としてのCR発振回路54を、同一基板上に形成し
て、樹脂等によりモールドした、実施例のワンチップマ
イクロプロセッサの全体構成を表わすブロック図であ
る。
【0040】図2に示す如く、コンピュータブロック2
は、CPU10と、ROMにより構成されたプログラム
メモリ12と、RAMにより構成されたデータメモリ1
4と、I/Oブロック16(入出力ピン)と、後述する
CPU切替信号を発生する図示しないタイミングジェネ
レータと、データを送受信するデータバス18と、アド
レス信号を送受信するアドレスバス20と、リード信号
とライト信号を夫々送受信するコントロールバス22,
24とを備えている。
【0041】またCPU10は、2種類のタスク(Lタ
スク,Aタスク)を時分割で平行にパイプライン処理す
るために、2つのアドレスレジスタ26,28と、2つ
の演算レジスタ30,32とを備え、これらアドレスレ
ジスタ26,28と演算レジスタ30,32とを、図示
しないタイミングジェネレータにより発生したCPU切
替信号により交互に切り換えることで、見かけ上、2つ
のCPUを交互に切り換えて動作させるように機能す
る。
【0042】なお、本実施例では、一方のアドレスレジ
スタ26と演算レジスタ30とがCPU0用(Lタスク
用)のレジスタとなり、他方のアドレスレジスタ28と
演算レジスタ32とがCPU1用(Aタスク用)のレジ
スタとなる。そして、これらアドレスレジスタ26,2
8の切替えに応じてプログラムカウンタ34の値(次に
フェッチする命令のアドレス)が更新され、このプログ
ラムカウンタ34からCPU0用(Lタスク用)とCP
U1用(Aタスク用)のアドレス信号が交互にプログラ
ムメモリ12に出力される。
【0043】また、CPU10内には、プログラムメモ
リ12から読み込まれた命令の属するタスクの種類を判
別して、そのエラーを検出するエラー検出回路36と、
このエラー検出回路36を通過した命令をデコード(解
読)する命令デコーダ・命令シーケンサ38が設けら
れ、この命令デコーダ・命令シーケンサ38によりデコ
ードした命令の内容に応じて、論理回路ユニット(AL
U)としての演算器40で演算レジスタ30,32を用
いて演算したり、リード信号又はライト信号をコントロ
ールバス22,24に出力するようになっている。
【0044】一方、プログラムメモリ12内には、CP
U0用(Lタスク用)のプログラム領域42と、CPU
1用(Aタスク用)のプログラム領域44と、テーブル
即値データ領域46とが設けられている。そして、CP
U0用のプログラム領域42に格納されたLタスクは、
プログラム暴走に至る危険性のある分岐命令が禁止され
た固定ループ化されたプログラムで構成されている。こ
れにより、Lタスクのプログラムの実行時には0番地か
ら実行を開始し、1番地,2番地,3番地,…と順々に
命令を実行して行き、その後、所定番地まで行くと、プ
ログラムカウンタ34がオーバーフローして0番地に戻
り、以降、上述した番地順の命令実行を繰り返すように
なる。またこのLタスクは、命令が全て1ワード命令に
固定されている。この理由は、命令のワード数が固定さ
れていない命令体系(例えば1ワード命令もあれば、2
ワード命令もあるという命令体系)では、2ワード命令
を読み間違えて1ワード命令と解釈した場合に、次のワ
ードは本来の命令ではないので、何を実行するか分から
ないからである。
【0045】このLタスクは、シーケンス制御の処理を
行なうのに適し、そのプログラム中に他のタスクである
Aタスクの暴走監視用のルーチンと、システムのフェイ
ルセーフを成立させるためのバックアップシーケンス用
のルーチンが含まれている。更に、このLタスクは、固
定ループ動作によるタイマとしての機能も備え、例え
ば、インクリメント命令又はデクリメント命令を実行さ
せて、そのカウント値が所定の設定値に達したときに、
Aタスクの処理に割り込みを発生させることで、タイマ
割り込みと等価な定時間処理が可能となっている。
【0046】一方、Aタスクは、Lタスクで禁止されて
いる分岐命令も許容されており、例えば複雑な解析処理
・数値処理に適している。このAタスクについても、L
タスクと同じく、命令が全て1ワード命令に固定されて
いる。このAタスクとLタスクは、1ワード内にオペコ
ードとオペランド(アドレス)の両方が割り付けられて
いる。
【0047】また、プログラムメモリ12内のCPU0
・CPU1の各命令には、タスクの種類を判別するタス
ク判別ビットが、例えばMSB(最上位ビット)に設け
られている。本実施例では、タスク判別ビットをパリテ
ィビットとし、Lタスクを奇数パリティ、Aタスクを偶
数パリティとしている。この場合、タスク判別のみでは
なく、命令コードチェックも実現できる。上記エラー検
出回路36は、これに対応して、プログラムメモリ12
から読み込まれた命令の属するタスクの種類をパリティ
チェックにより判別して、そのエラーを検出するための
ものであり、ノイズ等の予期せぬ原因により誤って他の
タスクの命令を実行し始めようとしているか否かを検出
する。
【0048】すなわち、エラー検出回路36は、タスク
判別回路、エラーフラグ回路、ノーオペレーション(N
OP)コード回路、ハイアクティブ型・ローアクティブ
型の一対のトランスファゲート等から構成されており、
タスク判別回路において、プログラムメモリ12から読
み込まれた命令の属するタスクの種類をパリティチェッ
クにより判別し(すなわち奇数パリティであればLタス
ク、偶数パリティであればAタスクと判別し)、この判
別結果をCPU切替信号と比較して、エラーが発生して
いるか否かを判定し、若しエラーが発生していれば、エ
ラーフラグ回路へエラー信号(ハイレベル信号)を出力
して、エラーが発生しているタスクのアドレスレジスタ
をリセットすると共に、エラー信号(ハイレベル信号)
を、一対のトランスファゲートのコントロール端子にも
与えて、ハイアクティブ型のトランスファゲートをオン
させ、NOPコード回路から命令デコーダ・命令シーケ
ンサへNOPコードの信号を出力すると共に、ローアク
ティブ型のトランスファゲートをオフさせて、命令デコ
ーダ・命令シーケンサ38への命令の通過を阻止する。
この結果、ノイズ等の予期せぬ原因により誤って他のタ
スクのアドレスに分岐してその命令を実行し始めようと
した場合には、即座に1命令サイクルでNOPとするこ
とができて、メモリデータ,ポートデータ等の破壊を未
然に防止できる。なお、エラー検出回路36は、エラー
が発生していなければ、タスク判別回路の出力をローレ
ベルに維持して、ハイアクティブ型のトランスファゲー
トをオフさせ、NOPコードの通過を阻止すると共に、
ローアクティブ型のトランスファゲートをオンさせて、
命令デコーダ・命令シーケンサ38への命令の通過を許
容する。
【0049】このように、本実施例のワンチッププロセ
ッサにおいては、コンピュータブロック2内のCPU1
0が、見かけ上、2つのCPUを交互に切り換えて動作
させるように機能する、パイプライン処理を実行可能に
構成されており、しかも、全命令を1ワードの固定長と
して、1ワード内にオペコードとオペランドとの両方を
割り付けることにより、命令を多ワード命令構成にした
場合に生じる問題、例えば、オペコード・オペランドの
誤認識によるプログラム暴走,データメモリ内の重要情
報の大量破壊といった問題、或は、アドレスエラー等に
より、プログラムアドレスがテーブル即値データ領域4
6のアドレスに分岐して、テーブル即値データをオペコ
ードとして認識して実行を開始し、プログラム暴走やデ
ータメモリ内の重要情報の大量破壊を招く、といった問
題を未然に防止できるようにされている。
【0050】一方、上記のように構成されたコンピュー
タブロック2に対して、動作用のマシンクロック及びリ
セット信号を供給する、本発明の駆動装置としてのスリ
ープ・発振安定ブロック50は、メイン発振回路52及
びCR発振回路54からの発振信号を受けて、上記コン
ピュータブロック2の動作状態を図3に示す如く制御す
る。
【0051】すなわち、スリープ・発振安定ブロック5
0は、まず当該マイクロプロセッサに対して電源が投入
されると(電源ON)、マシンクロック生成用のメイン
発振回路52の発振が安定するまで、コンピュータブロ
ック2にリセット信号を供給し続けることにより、コン
ピュータブロック2の動作を禁止するスタート制御を行
ない、スタート制御終了後、コンピュータブロック2を
プログラム実行状態に制御する。
【0052】また、コンピュータブロック2のプログラ
ムの実行中に、スリープ制御の実行条件が成立して、コ
ンピュータブロック2側からスリープ指令が入力される
と、メイン発振回路52の発振を停止させて、コンピュ
ータブロック2へのマシンクロックの供給を停止するス
リープ制御を行なう。また、このスリープ制御の実行中
に、予め設定された所定時間が経過するか(タイムアウ
ト)、或は入力端子を介して外部からスリープ制御の解
除指令が入力されると(外部指令)、メイン発振回路5
2の発振を再開させて、その発振が安定するまで、コン
ピュータブロック2へのマシンクロックの供給を停止す
るスタート制御を行なう。そして、このスタート制御終
了後は、再びコンピュータブロック2をプログラム実行
状態に制御する。
【0053】一方、コンピュータブロック2のプログラ
ムの実行中に、当該マイクロプロセッサへの電源供給が
遮断されるか(電源OFF)、メイン発振回路52の発
振が停止すると(発振異常)、コンピュータブロック2
に対してリセット信号を供給して、コンピュータブロッ
ク2内のレジスタ等を初期化する。
【0054】なお、スリープ・発振安定ブロック50
に、マシンクロック生成用の発振信号を入力するメイン
発振回路52は、当該マイクロプロセッサに対して半田
付け等により後付けされる水晶等の発振子を用いて、周
波数の安定した高精度な発振信号を発生するように構成
されており、コンピュータブロック2と共に、当該マイ
クロプロセッサに投入される外部電源からの電源供給を
受けて動作する。
【0055】また、CR発振回路54は、周知のよう
に、コンデンサC及び抵抗器Rからなる共振回路を利用
して発振信号を発生するものであり、メイン発振回路5
2に比べて発振信号の精度は低いものの、発振子を使用
しない分、故障が少なく、信頼性の高い発振回路であ
る。そして、このCR発振回路54は、スリープ・発振
安定ブロック50において、メイン発振回路52の動作
状態の監視、スリープ制御の実行時間の監視、メイン発
振回路52起動後の発振信号が安定する迄の時間の監視
等を行なうのに使用される。また、このCR発振回路5
4の発振周期は、メイン発振回路52の発振周期に対し
て10倍以上(換言すれば、周波数はメイン発振回路5
2の1/10以下)に設定されている。
【0056】次に、上記のようにスタート制御、スリー
プ制御及びリセット制御を行なうスリープ・発振安定ブ
ロック50の構成及びその動作について説明する。まず
図1は、スリープ・発振安定ブロック50の構成を表す
電気回路図である。図1に示すように、スリープ・発振
安定ブロック50において、メイン発振回路52からの
発振信号は、分周器62にて1/2分周された後、メイ
ンタイマ64及びマシンクロック発生手段としてのマシ
ンクロック発生回路66に入力される。また、CR発振
回路54からの発振信号は、分周器68にて1/2分周
された後、CRタイマ70に入力される。
【0057】メインタイマ64は、分周器62を介して
入力されるメイン発振回路52からの発振信号をカウン
トするカウンタからなっており、そのカウント値が所定
値dに達した時点で出力端子Qdからハイレベルの信号
を出力する。またこの出力端子Qdからの出力信号は、
入力信号の立上がりエッジを検出するエッジ検出回路7
2に入力され、更にエッジ検出回路72からのエッジ検
出信号は、オア回路OR1を介して、メインタイマ64
のリセット端子に入力される。この結果、メインタイマ
64は、分周器62を介して入力されるメイン発振回路
からの発振信号の数が所定値dとなる度にエッジ検出回
路72,オア回路OR1を介してリセットされることに
なる。
【0058】なお、メインタイマ64と共に分周器62
を介して入力されるメイン発振回路52からの発振信号
を受けるマシンクロック発生回路66は、その入力され
た発振信号に基づき、コンピュータブロック2に供給す
るマシンクロックを生成するためのものである。
【0059】一方、CRタイマ70は、分周器68を介
して入力されるCR発振回路54からの発振信号をカウ
ントするカウンタからなっており、そのカウント値が、
所定値a,b,c(但し、a<b<c)に達した時点
で、各値a,b,cに対応した出力端子Qa,Qb,Q
cからハイレベルの信号を出力する。そして、出力端子
Qaからの出力信号は、入力信号の立上がりエッジを検
出するエッジ検出回路74に入力され、更にエッジ検出
回路74からのエッジ検出信号は、アンド回路AND1
に入力される。
【0060】なお、上記カウント値aは、CRタイマ7
0が分周器68を介して入力されるCR発振回路54か
らの発振信号のカウントを開始して出力端子Qaの出力
信号がハイレベルに立ち上がる迄の時間が、メインタイ
マ64が、分周器62を介して入力されるメイン発振回
路52からの発振信号のカウントを開始して出力端子Q
dの出力がハイレベルに立ち上がる迄の時間より長くな
るように設定されている。
【0061】次に、CRタイマ70の出力端子Qbから
の出力信号は、入力信号の立上がりエッジを検出するエ
ッジ検出回路78及びエッジ検出回路80に夫々入力さ
れる。そして、エッジ検出回路78からのエッジ検出信
号は、リセット信号発生用のRSフリップフロップFF
3のリセット端子Rに入力され、エッジ検出回路80か
らのエッジ検出信号は、アンド回路AND2に入力され
る。
【0062】また、CRタイマ70の出力端子Qcから
の出力信号は、オア回路OR4を介して、入力信号の立
上がりエッジを検出するエッジ検出回路82に入力さ
れ、更にエッジ検出回路82からのエッジ検出信号は、
オア回路OR6を介してスリープ制御実行用のRSフリ
ップフロップFF2のリセット端子Rに入力される。な
お、オア回路OR4のもう一方の入力端子には、外部入
力端子を介して当該マイクロプロセッサに入力されるス
リープ制御解除のための指令信号EXWUPが入力され
る。
【0063】一方、スリープ制御実行用のRSフリップ
フロップFF2のセット端子Sには、コンピュータブロ
ック2側から入力されるスリープ指令が入力され、RS
フリップフロップFF2からの出力信号は、発振停止信
号としてメイン発振回路52の発振停止用端子に入力さ
れると共に、アンド回路AND2に反転入力される。そ
して、このアンド回路AND2からの出力信号は、RS
フリップフロップFF1のリセット端子Rに入力され、
更に、このRSフリップフロップFF1のセット端子S
には、オア回路OR5を介して、コンピュータブロック
2側からのスリープ指令が入力される。
【0064】またこのRSフリップフロップFF1から
の出力信号は、マシンクロック発生回路66の動作停止
用の信号としてマシンクロック発生回路66に入力され
ると共に、アンド回路AND1に反転入力され、更に、
オア回路OR1、及び入力信号の立下がりエッジを検出
するエッジ検出回路84に入力される。そして、このよ
うにRSフリップフロップFF1からの出力信号が反転
入力され、且つ、エッジ検出回路74からの出力信号が
入力されるアンド回路AND1からの出力信号は、オア
回路OR3を介して、リセット信号発生用のRSフリッ
プフロップFF3のセット端子Sに入力されると共に、
オア回路OR5を介して、RSフリップフロップFF1
のセット端子Sにも入力される。
【0065】一方、本実施例のスリープ・発振安定ブロ
ック50には、当該マイクロプロセッサに外部から供給
される電源電圧が所定レベル以下になったときに検出信
号(ハイレベル)を発生する低電圧検出回路76が備え
られており、この低電圧検出回路76からの出力信号
は、オア回路OR3を介して、リセット信号発生用のR
SフリップフロップFF3のセット端子Sに入力される
と共に、オア回路OR6を介して、スリープ制御実行用
のRSフリップフロップFF2のリセット端子Rに入力
される。
【0066】またCRタイマ70のリセット端子Rに
は、オア回路OR2を介して、低電圧検出回路76,エ
ッジ検出回路84,エッジ検出回路72,及びエッジ検
出回路82からの各出力信号と、コンピュータブロック
2側からのスリープ指令とが夫々入力され、CRタイマ
70は、これら各信号のいずれかがハイレベルになると
リセットされる。
【0067】上記のように構成されたスリープ・発振安
定ブロック50においては、通常、メインタイマ64の
出力端子Qdが、予め設定されたカウント値dにて決定
される所定周期でハイレベルとなり、その信号によりメ
インタイマ64及びCRタイマ70が共にリセットされ
ることから、図4に示すタイムチャートの左側部分のよ
うに、各タイマ64,70のカウント値が周期的に変化
するだけである。そして、この状態では、マシンクロッ
ク発生回路66からコンピュータブロック2に対してマ
シンクロックが供給される。
【0068】ところが、図4に示す如く、この状態で、
コンピュータブロック2側からスリープ指令が入力され
ると、このスリープ指令により、RSフリップフロップ
FF1及びFF2がセットされて、その出力信号がハイ
レベルに変化すると共に、CRタイマ70がリセットさ
れて、分周器68を介して入力されるCR発振回路54
からの発振信号のカウントを「0」から始めるようにな
る。
【0069】また、RSフリップフロップFF2の出力
信号が立ち上がると、メイン発振回路52の発振が停止
され、更にRSフリップフロップFF1の出力信号の立
上がりによりメインタイマ64がリセットされると共
に、マシンクロック発生回路66の動作も停止される。
【0070】従って、コンピュータブロック2側からス
リープ指令が入力されることにより、スリープ・発振安
定ブロック50からのマシンクロックの出力が停止さ
れ、コンピュータブロック2は動作を停止する(つまり
スリープ状態になる)ことになる。なお、この状態で
は、リセット信号は出力されないので、コンピュータブ
ロック2内のレジスタ等の記憶内容は保持される。
【0071】次に、この状態では、スリープ指令によっ
てリセットされたCRタイマ70が、分周器68を介し
て入力されるCR発振回路54からの発振信号を順次カ
ウントするため、そのカウント動作に従い、CRタイマ
70の各出力端子Qa,Qb,Qcから順次ハイレベル
の信号が出力されることになり、CRタイマ70の出力
端子Qcがハイレベルになった時点(メインスリープ解
除時間が経過した時点)で、RSフリップフロップFF
2がリセットされて、その出力信号により発振を停止し
ていたメイン発振回路52が発振を再開する。なお、こ
の状態では、RSフリップフロップFF1はセットされ
たままであるので、マシンクロック発生回路66は動作
を停止し続け、メイン発振回路52の発振に伴いマシン
クロックが出力されることはない。
【0072】またこのようにCRタイマ70の出力端子
Qcがハイレベルとなると、その立上がりエッジによっ
て、CRタイマ70自身もリセットされるため、その
後、CRタイマ70は、分周器68を介して入力される
CR発振回路54からの発振信号のカウントを「0」か
ら開始するようになる。
【0073】そして、次に、そのカウント値が値bに達
して(マシンクロックスリープ解除時間が経過して)、
出力端子Qbからハイレベルの信号が出力されると、今
度は、その立上がりによりRSフリップフロップFF1
がリセットされる。この結果、マシンクロック発生回路
66も動作を開始するようになり、当該スリープ・発振
安定ブロック50からは、マシンクロックが出力される
ようになる。
【0074】なお、RSフリップフロップFF1がリセ
ットされて、その出力が立ち下がると、エッジ検出回路
84が検出信号を発生し、この検出信号により、CRタ
イマ70が再度リセットされるため、CRタイマ70
は、分周器68を介して入力されるCR発振回路54か
らの発振信号のカウントを「0」から開始するようにな
る。また、RSフリップフロップFF1の出力信号が立
ち下がれば、メインタイマ64のリセット状態も解除さ
れるため、メインタイマ64も、CRタイマ70と略同
期して、分周器62を介して入力されるメイン発振回路
52からの発振信号のカウントを「0」から開始するよ
うになる。この結果、当該スリープ・発振安定ブロック
50は、通常時の動作に入ることになる。
【0075】以上のように本実施例では、メインスリー
プ解除時間の経過に伴いCRタイマ70のカウント値が
値cに達し、メイン発振回路52のスリープ制御が解除
された後、メイン発振回路52の発振が安定するまでの
時間のカウントを、一旦、CRタイマ70をリセットし
てカウントするようにしているため、CRタイマ70
は、カウント値cに相当する大きさであれば良く、カウ
ント値cとカウント値bとを足しあわせた大きさにする
必要はない。従って、CRタイマ70の回路規模を最小
限に抑えることができる。
【0076】また、本実施例では、マシンクロックスリ
ープ解除時間に対応したカウント値bの値が、メインス
リープ解除時間に対応したカウント値cの値よりも小さ
く、出力端子Qcよりも先に出力端子QbからHighレベ
ルの信号が出力されるようになるが、RSフリップフロ
ップFF1のリセット端子には、出力端子QbからのHi
ghレベル信号と、RSフリップフロップFF2がリセッ
トされた後の出力の立ち下がり信号とをAND2にて論
理積をとっているため、出力端子QcからのHighレベル
信号によりRSフリップフロップFF2からの信号が立
ち下がるまでは、RSフリップフロップFF1はリセッ
トされない。従って、マシンクロック発生回路66は、
必ずメイン発振回路52のスリープ制御が解除された後
に、スリープ制御が解除されることになる。
【0077】また次に、当該スリープ・発振安定ブロッ
ク50が正常動作、或はスリープ制御中,スタート制御
中の如何なる状態であっても、当該マイクロプロセッサ
への電源供給が遮断されると、図6に示す如く、低電圧
検出回路76がその旨を検出して、ハイレベルの信号を
出力する。すると、この信号の立上がりにより、CRタ
イマ70がリセットされると共に、RSフリップフロッ
プFF1及びFF3がセットされる。この結果、RSフ
リップフロップFF3からはリセット信号が出力され、
更にRSフリップフロップFF1からの出力信号によ
り、メインタイマ64がリセットされる。
【0078】一方、当該マイクロプロセッサに電源供給
が開始され、その旨が低電圧検出回路76にて検出され
て、低電圧検出回路76からの出力信号がローレベルに
なると、CRタイマ70のリセット状態が解除されて、
CRタイマ70は、分周器68を介して入力されるCR
発振回路54からの発振信号のカウントを開始する。な
お、このように電源が投入されると、メイン発振回路5
2が起動され、発振信号を出力するようになるが、この
状態では、マシンクロック発生回路66がRSフリップ
フロップFF1からの出力信号により動作を停止してい
るため、マシンクロックは出力されない。
【0079】次に、CRタイマ70によるカウント値が
値bに達して、出力端子Qbからハイレベルの信号が出
力されると、その信号の立上がりエッジにて、RSフリ
ップフロップFF1,FF3がリセットされる。この結
果、RSフリップフロップFF1からの出力信号がロー
レベルとなり、メインタイマ64のリセット状態が解除
されると共に、マシンクロック発生回路66がマシンク
ロックを発生するようになる。また、RSフリップフロ
ップFF1の出力信号の立下がりによりCRタイマ70
もリセットされる。また、同時に、RSフリップフロッ
プFF3からのリセット信号の出力も停止される。この
結果、コンピュータブロック2は動作可能状態となる。
【0080】そしてこのように、本実施例においては、
電源投入後にメイン発振回路52の発振状態が安定する
までの時間の計時を、スリープ状態から復帰した後、メ
イン発振回路52の発振が安定するまでの時間のカウン
トと同様、CRタイマ70をリセットして、CR発振回
路54からの発振信号を「0」からカウントするように
しているため、電源投入後にメイン発振回路52の発振
状態が安定するまでの時間の計時を、スリープ時間を決
定するCRタイマ70にて行うことができ、専用のタイ
マ回路を別途設ける必要がない。
【0081】次に、当該スリープ・発振安定ブロック5
0において、メイン発振回路52が正常発振している際
には、CRタイマ70のカウント値が値aに達する迄
に、メインタイマ64のカウント値が値dに達して、メ
インタイマ64及びCRタイマ70がリセットされる
が、メイン発振回路52が発振子の半田付け不良,メイ
ン発振回路52自身の故障等によって発振を停止する
と、図5に示す如く、メインタイマ64のカウント値が
更新されなくなって、CRタイマ70のカウント値が値
aに達するようになる。
【0082】すると、出力端子Qaからハイレベルの信
号が出力され、この信号の立上がりエッジによってRS
フリップフロップFF1及びFF3がセットされる。こ
の結果、RSフリップフロップFF1の出力信号が立上
がって、メインタイマ64がリセットされ、マシンクロ
ックが停止されると共に、RSフリップフロップFF3
からリセット信号が出力されることになる。
【0083】また、その後、CRタイマ70は、カウン
ト動作を継続するが、そのカウント値が値bに達して、
出力端子Qbからハイレベルの信号が出力されると、こ
の信号の立上がりエッジによって、RSフリップフロッ
プFF1及びFF3がリセットされる。この結果、RS
フリップフロップFF1及びFF3の出力信号は立下が
り、RSフリップフロップFF3からのリセット信号の
出力が停止されると共に、RSフリップフロップFF1
からの出力信号の立下がりエッジにて、CRタイマ70
がリセットされることになる。
【0084】そして、その後、CRタイマ70は、分周
器68を介して入力されるCR発振回路54からの発振
信号のカウントを「0」から開始するようになるため、
そのカウント値が値aに達した時点で再度リセット信号
が出力され、メイン発振回路52の発振が正常に復帰す
る迄の間、上記動作が繰返し実行される。
【0085】尚、図1に示したスリープ・発振安定ブロ
ック50は、マシンクロックスリープ解除時間に対応し
たカウント値bの値が、メインスリープ解除時間に対応
したカウント値cの値よりも小さくなる場合の回路図で
あり、マシンクロックスリープ解除時間に対応したカウ
ント値bの値が、メインスリープ解除時間に対応したカ
ウント値cの値よりも大きくなる場合(つまりマシンク
ロックスリープ解除時間の方がメインスリープ解除時間
よりも長くなる場合)には、スリープ・発振安定ブロッ
ク50を図7に示す如く構成すればよい。
【0086】即ち、図7は、図1のスリープ・発振安定
ブロック50におけるRSフリップフロップFF1,F
F2,エッジ検出回路80,82,及びオア回路OR
4,OR6の部分をピックアップした回路図であるが、
図7から明らかなように、マシンクロックスリープ解除
時間の方がメインスリープ解除時間よりも長くなる場合
のスリープ・発振安定ブロック50としては、図1に示
した回路におけるアンド回路AND2を削除して、エッ
ジ検出回路80からの出力を直接RSフリップフロップ
FF1のリセット端子に入力するように構成すると共
に、エッジ検出回路82の出力を直接オア回路OR2に
入力するのではなく、エッジ検出回路82の出力とRS
フリップフロップFF2の出力の論理積をとるアンド回
路AND3を設けて、このアンド回路AND3の出力を
オア回路OR2に入力するように構成し、その他の周辺
回路は図1と同様に構成すればよい。
【0087】つまり、この回路において、CRタイマ7
0の出力端子Qcからの信号は、オア回路OR4,エッ
ジ検出回路82を介して、アンド回路AND3に入力さ
れる。そして、アンド回路AND3には、RSフリップ
フロップFF2の出力が入力されるため、アンド回路A
ND3では、出力端子QcからのHighレベル信号とRS
フリップフロップFF2のHighレベル信号とを受けたと
き、Highレベルが出力され、オア回路OR2を介してC
Rタイマ70をリセットすることになる。従って、スリ
ープ指令によってスリープ制御を開始した後、CRタイ
マ70のカウント値が値cに達したときには、RSフリ
ップフロップFF2の出力がHighレベルであるため、C
Rタイマ70はアンド回路AND3からの出力によりリ
セットされる。
【0088】またこのようにアンド回路AND3からの
出力によりCRタイマ70がリセットされると、CRタ
イマ70は再び「0」からカウントを開始するが、その
後のカウント動作によって出力端子QcからHighレベル
の信号が出力されても、RSフリップフロップFF2の
出力はLow レベルに切り替わっているため、CRタイマ
70は、カウント値が値bとなるまでカウント動作を継
続する。そして、カウント値が値bとなって、出力端子
QbからHighレベルの信号が出力されると、エッジ検出
回路80にてそのエッジが検出され、エッジ検出回路8
0からの出力によりRSフリップフロップFF1がリセ
ットされる。
【0089】よって、マシンクロックスリープ解除時間
の方がメインスリープ解除時間よりも長くなる場合に
は、図1のスリープ・発振安定ブロック50の一部を図
7のように変更すれば、スリープ制御の実行時間がメイ
ンスリープ解除時間に達したときにメイン発振回路52
の発振を開始させ、その後、マシンクロックスリープ解
除時間が経過したときに、マシンクロック発生回路66
の動作を開始させることができるようになる。
【0090】以上説明したように、上記2つの実施例に
おいて、スリープ・発振安定ブロック50では、コンピ
ュータブロック2側からスリープ指令が入力されると、
RSフリップフロップFF2がセットされて、メイン発
振回路52の発振を停止させると同時に、RSフリップ
フロップFF1がセットされて、マシンクロック発生回
路66の動作を停止させる。この結果、コンピュータブ
ロック2へのマシンクロックの供給が停止されてスリー
プ状態に入る。
【0091】またこうしたスリープ制御の実行中には、
CRタイマ70のカウント動作によってその後の経過時
間を計時し、CRタイマ70のカウント値が「0」から
値cに変化した時点(換言すれば、スリープ制御の実行
時間がメインスリープ解除時間に達した時点)で、メイ
ン発振回路52の発振を開始させ、更にその後CRタイ
マのカウント値が「0」から値bに変化した時点(換言
すれば、メイン発振回路52の起動後、その発振が安定
するのに要するマシンクロックスリープ解除時間が経過
した時点)で、マシンクロック発生回路66を動作させ
て、マシンクロックを出力させる。
【0092】従って、本実施例によれば、スリープ制御
を開始した後も、所定時間(メインスリープ解除時間+
マシンクロックスリープ解除時間)経過した後は、必ず
コンピュータブロック2を動作させることができるよう
になり、例えば、コンピュータブロック2により制御さ
れる制御対象がスリープ制御中に誤動作したり、或はコ
ンピュータブロック2が制御対象を駆動した状態でスリ
ープ制御に入ったとしても、所定時間経過後には、コン
ピュータブロック2の動作によって、制御対象の誤動作
を停止させることができるようになり、当該マイクロプ
ロセッサの信頼性を向上できる。
【0093】また、スリープ制御からの復帰時には、メ
イン発振回路52を動作させてから、メインスリープ解
除時間経過後に、マシンクロックを発生するようにされ
ているため、メイン発振回路52の発振動作が安定して
からコンピュータブロック2にマシンクロックを供給す
ることができる。従って、コンピュータブロック2を安
定したマシンクロックにて動作させることができ、不安
定なマシンクロックによる誤制御を防止できる。
【0094】また、メイン発振回路52の起動後、メイ
ン発振回路52の発振が安定するまでの時間(マシンク
ロックスリープ解除時間)を、CRタイマ70を一旦リ
セットして、計時するようにしている。そのため、CR
タイマ70を必要最小限の大きさにすることができる。
【0095】更に、スリープ制御を、発振子を用いたメ
イン発振回路52に比べて信頼性が高いCR発振回路5
4を用いて行っているため、信頼性の高いスリープ制御
を実施できる。また、CR発振回路54は、電源投入直
後から安定した発振信号をCRタイマ70に供給できる
ため、電源投入後のメイン発振回路52の発振安定まで
の時間を常に正確に計時することができる。また、この
ように信頼性の高いCR発振回路54を用いて、メイン
発振回路52の故障等の異常を監視しているため、確実
にメイン発振回路52の異常を監視することができる。
【0096】また次に、本実施例のスリープ・発振安定
ブロック50においては、スリープ制御中、外部入力端
子からスリープ制御解除のための指令信号EXWUPが
入力された場合にも、RSフリップフロップFF2がリ
セットされるため、CRタイマ70のカウント値が値c
に達して、その出力端子Qcがハイレベルになったとき
と同様、まずメイン発振回路52が発振動作を開始し、
その後、所定時間経過後にマシンクロック発生回路66
がマシンクロックの出力を開始する。
【0097】従って、本実施例によれば、スリープ制御
を外部からの指令によっても解除でき、しかもその解除
直後から、安定したマシンクロックにてコンピュータブ
ロック2を動作させることができるようになる。なお、
本実施例においては、スリープ制御の経過時間及びメイ
ン発振回路52の起動後の経過時間を計時するCRタイ
マ70が、本発明の計時手段に相当し、スリープ指令を
受けてメイン発振回路52の発振を停止させるRSフリ
ップフロップFF2が、本発明のメインスリープ制御手
段に相当し、スリープ指令を受けてマシンクロック発生
回路66の動作を停止させるRSフリップフロップFF
1が、本発明のマシンクロックスリープ制御手段に相当
する。
【0098】また、CRタイマ70のカウント値cに基
づきRSフリップフロップFF2をリセットさせて、メ
イン発振回路52の発振を開始させるオア回路OR4,
OR6、エッジ検出回路82等がメインスリープ制御終
了手段に相当し、CRタイマ70のカウント値bに基づ
きRSフリップフロップFF1をリセットさせて、マシ
ンクロック発生回路66の動作を開始させるエッジ検出
回路80,アンド回路AND2等がマシンクロックスリ
ープ制御終了手段に相当する。
【0099】次に、本実施例のスリープ・発振安定ブロ
ック50においては、CRタイマ70によるカウント値
とメインタイマ64のカウント値とに基づき、メイン発
振回路52の発振停止を判定し、メイン発振回路52の
発振停止時には、コンピュータブロック2にリセット信
号を出力するようにされている。
【0100】このため、例えば、コンピュータブロック
2が制御対象を駆動しているときに、メイン発振回路5
2の発振が停止して、コンピュータブロック2にマシン
クロックを供給できなくなった場合には、コンピュータ
ブロック2をリセットさせて、コンピュータブロック2
からの信号の出力を停止させることができる。
【0101】従って、メイン発振回路52の発振停止に
よって、コンピュータブロック2からの制御信号を受け
て動作する制御対象が誤動作し続けるようなことはな
く、コンピュータブロック2からの出力信号の信頼性を
向上できる。なお、本実施例においては、メイン発振回
路52の発振停止を判定するのに使用されるCRタイマ
70及びメインタイマ64が、請求項5に記載のメイン
発振異常判定手段に相当し、この判定結果に従いリセッ
ト信号を発生するRSフリップフロップFF3が請求項
5に記載のリセット手段に相当する。
【0102】また、更に、本実施例のスリープ・発振安
定ブロック50においては、当該マイクロプロセッサへ
の電源投入に伴いメイン発振回路52が発振動作を開始
してから、CRタイマ70のカウント値が値bに達する
までの間、RSフリップフロップFF3からのリセット
信号の出力を継続させると共に、マシンクロック発生回
路66からのマシンクロックの出力を停止するようにさ
れている。このため、電源投入に伴うメイン発振回路5
2の起動後、メイン発振回路52から出力される発振信
号が安定する迄、コンピュータブロック2の動作を停止
させることができ、電源投入後、不安定なマシンクロッ
クにてコンピュータブロック2が動作するのを防止でき
る。
【0103】なお、本実施例では、電源供給の開始(電
源投入)を検出して、CRタイマ70をリセットさせる
低電圧検出回路76が、請求項4に記載の電源投入状態
検出手段に相当し、低電圧検出回路76にて電源投入が
検出された後、CRタイマ70によるカウント値が値b
に達するまでリセット信号を発生するRSフリップフロ
ップFF3、及び、同じくマシンクロック発生回路66
からのマシンクロックの出力を停止させるRSフリップ
フロップFF1が請求項4に記載の動作停止手段に相当
する。
【0104】ここで、本実施例では、メイン発振回路5
2の動作状態の監視の為に、メインタイマ64とCRタ
イマ70とを使用したが、メインタイマ64は必ずしも
使用する必要はなく、例えばCRタイマ70をメイン発
振回路52からの発振信号、或は分周器62による分周
後の発振信号によってCRタイマ70を直接リセットす
るようにしても、メイン発振回路52の発振停止を検出
することができる。
【0105】また、本実施例では、メイン発振回路52
の動作状態の監視、スリープ制御の実行時間の監視、メ
イン発振回路52起動後の発振信号が安定する迄の時間
の監視等に、全てCRタイマ70を使用するように構成
したが、こうした動作状態(時間)の監視のためには、
必ずしもCRタイマ70を使用する必要はなく、CR発
振回路54からの発振信号により上記各監視のための時
間を計時できるものを使用すればよい。
【0106】また、本実施例では、CR発振回路54及
びCRタイマ70を常時動作させるように構成したが、
スリープ制御実行時にのみ動作させるようにしてもよ
く、或は、スリープ制御実行時及び電源投入時にのみ動
作させるようにしてもよい。そして、CR発振回路54
及びCRタイマ70をスリープ制御実行時にのみ動作さ
せるようにすれば、スリープ制御実行時のメインスリー
プ解除時間及びマシンクロックスリープ解除時間を計時
して、メイン発振回路52及びマシンクロック発生回路
66のスリープ制御からの復帰タイミングを最適に制御
することができ、更に電源投入時にも動作させるように
すれば、電源投入直後のマシンクロックを安定化させる
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のスリープ・発振安定ブロックの構成
を表わす電気回路図である。
【図2】 実施例のワンチップマイクロプロセッサの全
体構成を表わすブロック図である。
【図3】 実施例のスリープ・発振安定ブロックの機能
を概略的に説明する説明図である。
【図4】 実施例のスリープ・発振安定ブロックにおけ
るスリープ制御の開始及び解除の際の動作を説明するタ
イムチャートである。
【図5】 実施例のスリープ・発振安定ブロックにおけ
るメイン発振回路停止時の動作を説明するタイムチャー
トである。
【図6】 実施例のマイクロプロセッサに対する電源投
入時及び電源遮断時のスリープ・発振安定ブロックの動
作を説明するタイムチャートである。
【図7】 スリープ・発振安定ブロックの他の構成例を
説明する説明図である。
【符号の説明】
2…コンピュータブロック 50…スリープ・発振安
定ブロック 52…メイン発振回路 54…CR発振回路 6
2,68…分周器 64…メインタイマ 66…マシンクロック発生回路 70…CRタイマ 76…低電圧検出回路、 72,74,78,80,82,84…エッジ検出回路 AND1,AND2,AND3…アンド回路 FF1,FF2,FF3…RSフリップフロップ OR1,OR2,OR3,OR4,OR5,OR6…オ
ア回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マシンクロック生成用の発振信号を発生
    するメイン発振手段と、 該メイン発振手段からの発振信号に基づきマシンクロッ
    クを生成して、マイクロコンピュータに供給するマシン
    クロック発生手段と、 前記メイン発振手段とは別に計時用の発振信号を発生す
    るサブ発振手段と、 マイクロコンピュータ側より入力されるスリープ指令に
    よって、前記メイン発振手段の発振を停止させるメイン
    スリープ制御手段と、 前記スリープ指令によって、前記マシンクロック発生手
    段からのマシンクロック出力を停止させるマシンクロッ
    クスリープ制御手段と、 前記サブ発振手段からの発振信号に基づき、前記メイン
    スリープ制御手段による前記メイン発振手段の発振停止
    後の経過時間を計時し、その計時時間がメインスリープ
    解除時間に達するとリセットされ、再度計時を開始する
    計時手段と、 該計時手段による計時時間がメインスリープ解除時間に
    達すると、前記メイン発振手段の発振停止を解除し、前
    記メイン発振手段を起動するメインスリープ制御終了手
    段と、 該メインスリープ制御終了手段により前記メイン発振手
    段が起動された後であって、前記計時手段が再度計時を
    開始し、その計時時間が、前記メイン発振手段の発振が
    安定するのに要するマシンクロックスリープ解除時間に
    達すると、前記マシンクロック発生手段のマシンクロッ
    ク出力停止を解除し、前記マシンクロック発生手段を起
    動するマシンクロックスリープ制御終了手段と、 を備えたことを特徴とするマイクロコンピュータの駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 前記マシンクロックスリープ制御終了手
    段は、前記メインスリープ制御終了手段により前記メイ
    ン発振手段が起動されたことと、前記計時手段が再度計
    時を開始してその計時時間がマシンクロックスリープ解
    除時間に達したこととを検知する検知手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュータの駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 マシンクロック生成用の発振信号を発生
    するメイン発振手段と、 該メイン発振手段からの発振信号に基づきマシンクロッ
    クを生成して、マイクロコンピュータに供給するマシン
    クロック発生手段と、 前記メイン発振手段とは別に計時用の発振信号を発生す
    るサブ発振手段と、 マイクロコンピュータ側より入力されるスリープ指令に
    よって、前記メイン発振手段の発振を停止させるメイン
    スリープ制御手段と、 前記スリープ指令によって、前記マシンクロック発生手
    段からのマシンクロック出力を停止させるマシンクロッ
    クスリープ制御手段と、 前記サブ発振手段からの発振信号に基づき、前記メイン
    スリープ制御手段による前記メイン発振手段の発振停止
    後の経過時間を計時し、前記メインスリープ制御手段に
    よる前記メイン発振手段の発振停止を検出するとともに
    その計時時間がメインスリープ解除時間に達するとリセ
    ットされ、再度計時を開始する計時手段と、 該計時手段による計時時間がメインスリープ解除時間に
    達すると、前記メイン発振手段の発振停止を解除し、前
    記メイン発振手段を起動するメインスリープ制御終了手
    段と、 前記計時手段が再度計時を開始し、その計時時間が、前
    記メイン発振手段の発振が安定するのに要するマシンク
    ロックスリープ解除時間に達すると、前記マシンクロッ
    ク発生手段のマシンクロック出力停止を解除し、前記マ
    シンクロック発生手段を起動するマシンクロックスリー
    プ制御終了手段と、 を備えたことを特徴とするマイクロコンピュータの駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 前記マイクロコンピュータの駆動装置
    は、電源投入状態を検出し、電源が投入されたことを検
    出すると、前記計時手段をリセットする電源投入状態検
    出手段と、 電源投入に伴い前記メイン発振手段が起動してから、前
    記計時手段による計時時間が前記マシンクロックスリー
    プ解除時間に達するまでの間、前記マシンクロック発生
    手段からのマシンクロックの出力を停止させるか、又は
    リセット信号を出力することにより、マイクロコンピュ
    ータの動作を停止させる動作停止手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか
    記載のマイクロコンピュータの駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記サブ発振手段からの発振信号に基づ
    き、前記メイン発振手段からの発振信号の周期の異常を
    判定するメイン発振異常判定手段と、 該メイン発振異常判定手段にて、前記メイン発振手段か
    らの発振信号の異常が判定されると、リセット信号を発
    生してマイクロコンピュータをリセットさせるリセット
    手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか
    記載のマイクロコンピュータの駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記サブ発振手段が、CR発振回路から
    構成されることを特徴とした請求項1〜請求項5いずれ
    か記載のマイクロコンピュータの駆動装置。
  7. 【請求項7】 外部から前記スリープ制御の解除指令を
    入力するための入力端子を備え、 前記メインスリープ制御終了手段は、該入力端子からス
    リープ制御の解除指令が入力されたときにも、前記メイ
    ンスリープ制御手段による前記メイン発振手段の発振停
    止を解除し、前記メイン発振手段を起動することを特徴
    とする請求項1〜請求項6いずれか記載のマイクロコン
    ピュータの駆動装置。
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