JPH0588775A - クロツク切替え方式 - Google Patents

クロツク切替え方式

Info

Publication number
JPH0588775A
JPH0588775A JP3251825A JP25182591A JPH0588775A JP H0588775 A JPH0588775 A JP H0588775A JP 3251825 A JP3251825 A JP 3251825A JP 25182591 A JP25182591 A JP 25182591A JP H0588775 A JPH0588775 A JP H0588775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
clock
sleep mode
reset
clk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3251825A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Ninomiya
良次 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3251825A priority Critical patent/JPH0588775A/ja
Priority to PCT/JP1992/001219 priority patent/WO1993006543A1/ja
Priority to DE4244858A priority patent/DE4244858A1/de
Publication of JPH0588775A publication Critical patent/JPH0588775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Calculators And Similar Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】CPUの動作を保証した状態でスリープモード
機能を実現できるようにし、消費電力の低減を図る。 【構成】CPU11をリセットした状態でクロック(C
LK)の供給が停止され、これによってCPU11はス
リープモードに設定される。このスリープモードにおい
ては、クロック(CLK)が停止されているのでCPU
11の消費電流は大幅に低減される。また、CPU11
をリセットする際にはそのCPU11のレジスタ内容が
退避され、そしてこの退避されたレジスタ内容はクロッ
ク(CLK)の供給が再開されてリセットが解除された
際に復帰される。このため、クロック(CLK)停止前
の状態からCPU11を動作開始させることができ、C
PU11の正常動作を保証することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデータ処理装置のクロ
ック切替え方式に関し、特にポータブルコンピュータに
おけるCPUへのクロック切替え方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携行が容易でバッテリにより動作
可能なラップトップタイプのポータブルコンピュータが
種々開発されている。この種のポータブルコンピュータ
に於いては、無駄な消費電力を低減するために、所定の
条件下においてはCPUの動作速度を自動的に低下させ
るスリープモード機能が設けられている。
【0003】このスリープモード機能は、例えば、一定
時間の間オペレータによるキーボード操作が実行されな
かった場合に、CPUを低周波数の動作クロックによっ
て駆動させるものである。このようなスリープモード機
能は、特にバッテリ駆動タイプのポータプルコンピュー
タに有効に利用されている。
【0004】しかしながら、このようにCPUの動作ク
ロックを切り替える従来のスリープモード機能は、すべ
ての種類のCPUに対して適用できるものではない。な
ぜなら、CPUを構成するマイクロプロセッサのシステ
ム構成によっては、クロック切替えにより、CPU内で
の誤動作が引き起こされる場合があるからである。
【0005】特に、米インテル社により開発され製造販
売されているマイクロプロセッサ(i80486)のよ
うに、外部から供給される外部クロックよりも速いクロ
ックで動作するマイクロプロセッサをCPUとして使用
する場合については、クロックの切り替えによって誤動
作が引き起こされる危険が高い。これは、次のような理
由によるものである。
【0006】すなわち、このようなプロセッサは、PL
L回路を含む内部発振器を持ち、外部から供給されるク
ロックにPLL回路を同期させ、そのPLL回路で内部
的に速いクロックを発生させてそれを利用して高速動作
を実現している。このため、このようなマイクロプロセ
ッサが正常に動作するためには、外部から供給されるク
ロックの位相が確定していることが必要とされる。さも
ないと、PLL回路の同期動作に異常が来たされるから
である。
【0007】したがって、もし、このように内部発振器
を持つCPUに対して従来のスリープモード機能をその
まま適用すると、クロック切り替え時におけるクロック
位相の不連続によって、CPUの動作が保証されなくな
るという不具合が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のスリープモード
機能では、CPU内での誤動作を引き起こす場合があ
り、CPUの動作を保証できないという欠点があった。
【0009】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、CPUの動作を保証した状態でスリープモード
機能を実現できるようにし、消費電力を充分に低減する
ことができるクロック切替え方式を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】この発明によ
るクロック切替え方式は、CPUと、このCPUに動作
クロックを供給するクロック発生回路とを有するデータ
処理装置において、前記CPUをスリープモードに設定
するための所定のモード設定条件の成立の有無を判別
し、条件成立時に前記CPUのレジスタ内容を退避する
手段と、前記CPUのレジスタ内容が退避された際、前
記CPUをリセットすると共に前記動作クロックの供給
を停止するクロック停止手段と、前記CPUへの割り込
み要求に応答して、前記動作クロックの供給を再開する
と共に前記CPUのリセット状態を解除する手段と、前
記CPUのリセット状態が解除された際、前記退避した
レジスタ内容を前記CPUに復帰する手段とを具備し、
前記CPUをリセットした状態で前記動作クロックの供
給を一時的に停止することを特徴とする。
【0011】このクロック切替え方式においては、CP
Uをリセットした状態で動作クロックの供給が停止され
るので、消費電力低減のためにその動作クロックを停止
しても、CPUはそのクロック停止に何等影響されるこ
とはない。また、CPUをリセットする際にはそのCP
Uのレジスタ内容が退避される。この退避されたレジス
タ内容は、クロック供給が再開されてリセットが解除さ
れた際にCPUに復帰される。このため、クロック停止
前の状態からCPU動作を開始することができる。した
がって、CPUの動作を保証した状態で、そのCPUの
動作を停止させるという新たなスリープモード機能を実
現できるようになり、データ処理装置の消費電力を充分
に低減することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0013】図1には、この発明の一実施例に係わるク
ロック切替え方式を実現するためのラップトップタイプ
ポータブルコンピュータのシステム構成が示されてい
る。このポータブルコンピュータは、AC商用電源また
はコンピュータ本体に着脱自在に装着されるバッテリに
よって駆動されるコンピュータであり、CPU11、ク
ロック発振器12、クロック制御回路13、ダナミック
RAM(DRAM)14、リアルタイムクロック(RT
C)メモリ15、システムタイマ16、およびバックア
ップ用電源17を備えている。
【0014】CPU11はこのシステム全体の制御を司
るものであり、システムバス10を介して各コンポーネ
ント、すなわち、クロック制御回路13、ダナミックR
AM(DRAM)14、リアルタイムクロック(RT
C)メモリ15、およびシステムタイマ16に接続され
ている。このCPU11は、例えば前述のマイクロプロ
セッサ(i80486)のように内部的に高速クロック
を生成して動作するために、内部発振器111を備えて
いる。すなわち、このCPU11は、クロック制御回路
13を介して供給されるクロックCLKの数倍のクロッ
クを内部発振器111によって内部的に生成し、それを
利用して高速動作する構成である。
【0015】また、CPU11は、実行中のアプリケー
ションプログラムによってコールされるBIOS(Bas
ic Input Output System)プログラムの実行によ
り、スリープモード設定条件の設立の有無を判断し、条
件成立時には、CPU11内のレジスタ内容の退避、ス
リープモードへ移行することを示すスリープモード識別
情報(クロック停止フラグ)の設定、およびHALT
(停止)命令の実行を順次行う。スリープモード設定条
件は、例えば、一定期間以上オペレータによるキー入力
操作が行なわれなかった場合等に成立する。
【0016】CPU11のレジスタ内容は、ダイナミッ
クRAM(DRAM)14に退避される。また、スリー
プモード識別情報(クロック停止フラグ)は、リアルタ
イムクロック(RTC)メモリ15に格納される。
【0017】CPU11がプログラムの実行を停止する
ためのHALT(停止)命令を実行すると、CPU11
が停止状態に設定されたことを通知するために、CPU
11は、コントロール信号(MIO)を“L”レベル、
コントロール信号(DC)を“L”レベル、コントロー
ル信号(WR)を“H”レベルに設定する。ここで、コ
ントロール信号(MIO)はメモリと入出力装置のどち
らをアクセスするかを示すものであり、コントロール信
号(DC)はデータとコマンドのどちらを出力するかを
示すものであり、コントロール信号(WR)は書き込み
と読み出しのどちらかを行うかを示すものである。
【0018】クロック発振器12は、CPU11に供給
する動作クロック(CLK)として例えば32MHまた
は16MHZのクロックを発生する。このクロック発振
器12からのクロック(CLK)は、クロック制御回路
13の制御の下にCPU11に供給される。
【0019】クロック制御回路13は、クロック(CL
K)、リセット信号(RESET)、および割り込み信
号(INT)の供給を制御するためのものである。この
クロック制御回路13は、通常はCPU11を動作させ
るためにクロック(CLK)をCPU11に対して供給
しているが、CPU11をスリープモードに設定する時
には、そのクロック(CLK)の供給を停止する。ま
た、このようにクロック(CLK)の供給を停止する際
には、クロック制御回路13は、その停止に先立ってリ
セット信号(RESET)をアクティブにし、これによ
ってCPU11をリセットする。このようにCPU11
をリセット状態にしてからクロック(CLK)の供給を
停止するのは、クロック(CLK)の供給停止によるク
ロック位相のずれ等によってCPU11が誤動作するの
を防止するためである。CPU11がスリープモードに
移行可能な状態になったことは、CPU11からの各種
コントロール信号(MIO、DC、WR)によって認識
される。
【0020】すなわち、スリープモードに移行可能な状
態になると、前述したようにCPU11はHALT命令
を実行し、信号MIOを“L”レベル、信号DCを
“L”レベル、信号WRを“H”レベルにする。このた
め、クロック制御回路13は、これら信号のレベルを検
出することによって、CPU11がスリープモードに移
行可能な状態になったことを認識できる。
【0021】また、クロック制御回路13は、クロック
(CLK)の停止中にシステムタイマ16からのタイマ
割り込みや、図示しないキーボードコントローラからの
キー入力割り込みのようなハードウェア割り込みの要求
(IRQ)を受け取ると、CPU11をスリープモード
から通常の動作モードに復帰させるために、クロック
(CLK)の供給を再開すると共に、リセット信号(R
ESET)をインアクティブにしてそのリセット状態を
解除し、CPU11にレジスタ内容の復帰処理を実行さ
せる。また、この後、クロック制御回路13は、CPU
11に対して割り込み信号(INT)を供給する。
【0022】ダイナミックRAM(DRAM)14はC
PU11によって実行されるアプリケーションプログラ
ム等を格納するためのものであり、スリープモードへの
移行時には、このダイナミックRAM(DRAM)14
にはCPU11のレジスタ内容が退避される。
【0023】リアルタイムクロック(RTC)メモリ1
5は、時計機能やカレンダ機能を実現するためのモジュ
ールであり、そのメモリには電源遮断時にもその記憶内
容が消失されないように、バックアップ用電源17が常
時供給されている。このリアルタイムクロック(RT
C)メモリ15には、前述したスリープモード識別情報
(クロック停止フラグ)が格納される。
【0024】スリープモード識別情報(クロック停止フ
ラグ)は、CPU11がスリープモードから復帰したの
か、あるいはシステムの電源が投入されたのかを識別す
るために使用される。すなわち、CPU11へのクロッ
ク(CLK)供給を再開したときは、通常の電源投入時
の状態と同じく、CPU11は初期化状態にある。電源
投入時には通常のブートストラップ処理を行うだけで退
避されているレジスタ内容を復帰する必要はないが、ス
リープモードから復帰した際にはレジスタ内容をCPU
11に復帰する必要がある。このため、CPU11は、
クロック(CLK)が供給されると、リアルタイムクロ
ック(RTC)メモリ15のスリープモード識別情報
(クロック停止フラグ)をチェックし、これによってス
リープモードからの復帰であるか否かを判別する。
【0025】システムタイマ16は、一定周期毎にハー
ドウェア割り込み要求(IRQ)を発生するタイマであ
る。このハードウェア割り込み要求(IRQ)として
は、システムタイマ16からのタイマ割り込みの他、キ
ーボード操作が実行されたときにキーボードコントロー
ラから(図示せず)発生されるキー入力割り込み等があ
る。
【0026】図2には、クロック制御回路13の具体的
構成の一例が示されている。このクロック制御回路13
は、図示のように、クロック切替え回路131、リセッ
ト信号発生回路132、割り込み信号発生回路133、
およびR−Sフリップフロップ135によって構成され
ている。
【0027】クロック切替え回路131は、クロック
(CLK)またはGNDレベルの出力のいずれかを選択
して出力するものであり、フリップフロップ135がリ
セットされた時には、GNDレベル出力することによっ
てCPU11へのクロック(CLK)の供給を停止す
る。一方、フリップフロップ135がセットされた時に
は、クロック切替え回路131は、クロック(CLK)
を選択してそれをCPU11に供給する。
【0028】ゲート回路134は、信号MIO、DC、
WRがそれぞれ“L”レベル、“L”レベル、“H”レ
ベルに設定されたこと、つまりCPU11がHALT命
令を実行しことを認識した時、フリップフロップ135
をリセットする。また、フリップフロップ135のセッ
トは、割り込み要求(IRQ)によって行なわれる。
【0029】リセット信号発生回路132は、フリップ
フロップ135をリセットするためのゲート回路134
の出力に応答し、リセット信号(RESET)をアクテ
ィブにする。また、リセット信号発生回路132は、割
り込み要求(IRQ)に応答してリセット信号(RES
ET)をインアクティブに設定する。割り込み信号発生
回路133は、割り込み要求(IRQ)に応答して割り
込み信号(INT)を発生する。
【0030】このクロック制御回路13においては、信
号MIO、DC、WRがそれぞれ“L”レベル、“L”
レベル、“H”レベルに設定された事が検出されると、
ゲート回路134の出力によってリセット信号(RES
ET)がアクティブ状態に設定され、またフリップフロ
ップ135がリセットされることによってクロック切替
え回路131の出力がクロック(CLK)からGNDに
切り替えられる。この状態で、割り込み要求(IRQ)
が入力されると、フリップフロップ135がセットされ
てクロック切替え回路131の出力がGNDからクロッ
ク(CLK)に切り替えられると共に、一定時間(例え
ば1ms)経過後にリセット信号(RESET)がイン
アクティブに設定される。そして、割り込み信号発生回
路133から、割り込み信号(INT)が発生される。
【0031】次に、図3乃至図5を参照して、図1のポ
ータブルコンピュータにおけるスリーブモードへの移行
動作とそのスリーブモードからの復帰動作について説明
する。
【0032】まず、図3のフローチャートを参照して、
CPU11の消費電流を低減するために、スリープモー
ドで一時的にそのCPU11の動作クロック(CLK)
を停止する場合の動作について説明する。
【0033】CPU11がアプリケーションプログラム
の実行中に例えばキー入力待ち状態になると、通常、図
3に示すようなBIOSによる割り込み待ちファンクシ
ョンのルーチンがコールされる。ここでは、まず、CP
U11は、キー入力割り込みの発生の有無を判断し(ス
テップS11)、割り込みが発生した際には割り込み処
理でキーコード読み取り等の処理を実行し(ステップS
12)、その後、アプリケーションプログラムの実行に
戻る。
【0034】一方、キー入力割り込みが発生しなかった
場合には、CPU11は、スリープモード設定条件が成
立されたことを認識し、スリープモード設定のためのサ
ブルーチンを実行する。ここでは、CPU11は、その
時のレジスタ内容をダイナミックRAM(DRAM)1
4にセーブする(ステップS13)。次いで、CPU1
1は、スリープモード識別情報(クロック停止フラグ)
を“1”に設定し、そのスリープモード識別情報をリア
ルタイムクロック(RTC)メモリ15に格納する(ス
テップS14)。この後、CPU11は動作停止のため
のHALT命令を実行する(ステップS15)。
【0035】CPU11は、HALT命令を実行する
と、CPU11が停止状態になったことを通知するため
に、信号MIOを“L”、信号DCを“L”、信号WR
を“H”にする。そして、外部から再起動されない限
り、停止状態を維持する。
【0036】クロック制御回路13は、これら信号(M
IO、DC、WR)を監視しており、CPU11がHA
LT命令を実行したことが分かると、リセット(RES
ET)信号をアクティブにしてCPU11をリセット状
態にし、次にクロック(CLK)の供給を停止する。こ
れによって、CPU11はクロック(CLK)供給が停
止されたスリープモード状態となる。
【0037】この後、クロック制御回路13は、システ
ムタイマ16からのシステムタイマ割り込みや、図示し
ないキーボードコントローラからのキー入力割り込み等
のハードウェア割り込み要求(IRQ)が発生される
と、クロック(CLK)の供給を再開し、約1msウエ
イト後リセット信号(RESET)をインアクティブに
する。
【0038】リセット信号(RESET)がインアクテ
ィブになると、CPU11は動作を開始して図4のルー
チンを実行する。この図4のルーチンは、初期状態に強
制設定するためのリセットスイッチが投入された時や、
電源投入時に実行されるものと同一のルーチンである。
【0039】この図4のルーチンでは、まず、CPU1
1は、リアルタイムクロック(RTC)メモリ15に格
納されているスリープモード識別情報(クロック停止フ
ラグ)の内容をチェックする(ステップS21)。スリ
ープモード識別情報(クロック停止フラグ)が“0”の
場合には、スリープモードからの復帰ではなく、電源投
入またはリセットスイッチ投入による通常のシステム起
動であるので、CPU11はブートストラップ処理を実
行する(ステップS22)。
【0040】一方、スリープモード識別情報(クロック
停止フラグ)が“1”の場合にはスリープモードからの
復帰であるので、CPU11は、リアルタイムクロック
(RTC)メモリ15のスリープモード識別情報(クロ
ック停止フラグ)を“0”に書き替え(ステップS2
3)、その後、退避したレジスタ内容をダイナミックR
AM(DRAM)14からロードしてレジスタ内容を元
に戻す(ステップS24)。そして、CPU11は、図
3で説明したキー入力割り込みチェック処理(ステップ
S11)に移行し、これによってスリープモード設定前
の状態に戻る。
【0041】このように、この実施例のスリープモード
機能は、CPU11をリセットした状態でクロック(C
LK)を停止し、そのクロック(CLK)の停止によっ
てCPU11の消費電流を低減している。
【0042】図5には、以上説明したスリープモード動
作の動作タイミングが示されている。図示のように、通
常モードからスリープモードに移行する際には、CPU
11によってHALT命令が実行された後、リセット
(RESET)信号がアクティブにされ、これによって
CPU11をリセットした状態でクロック(CLK)が
停止される。
【0043】また、スリープモードから通常モードに復
帰する際には、ハードウェア割り込み要求(IRQ)が
発生された後、まず、クロック(CLK)の供給が再開
され、その後リセット(RESET)信号がインアクテ
ィブにされ、これによってCPU11のリセット状態が
解除される。次に、図6を参照して、クロック制御回路
13の他の具体的構成の一例を説明する。
【0044】図2のクロック制御回路13は、HALT
命令の実行によって出力されるコントロール信号により
CPU11がクロック停止可能な状態になったことを認
識したが、この図6のクロック制御回路13´は、CP
U11から発行される通知に基づいて、CPU11がク
ロック停止可能な状態になったことを認識する構成であ
る。
【0045】すなわち、クロック制御回路13´は、ゲ
ート回路134の代わりに、デコーダ201とレジスタ
202を備えている。デコーダ201は、CPU11か
らクロック停止可能状態になったことの通知が発行され
た際、それを解釈してレジスタ202にその通知データ
をセットする。レジスタ202に通知データがセットさ
れると、リセット信号発生回路132によってリセット
(RESET)信号がアクティブにされ、またフリップ
フロップ135がリセットされることによりクロック
(CLK)の供給が停止される。
【0046】このような構成のクロック制御回路13´
を使用すれば、CPU11がたとえHALT命令を実行
しなくても、CPU11がクロック停止可能状態になっ
たことを認識することが可能となる。
【0047】以上説明したように、この実施例のポータ
ブルコンピュータにおいては、CPU11をリセットし
た状態でクロック(CLK)の供給を停止しているの
で、CPU11がそのクロック(CLK)停止によって
誤動作するといった事態を防止できる。また、通常のス
リープモードのようにクロック(CLK)の周波数を低
下させるのではなく、クロック(CLK)を停止してい
るので、消費電力を大幅に低減できるようになる。
【0048】さらに、CPU11をリセットする際には
そのCPU11のレジスタ内容が退避され、この退避さ
れたレジスタ内容はクロック(CLK)の供給が再開さ
れてリセットが解除された際に復帰される。このため、
クロック(CLK)停止前の状態からCPU11を動作
開始させることができ、CPU11の正常動作を確実に
保証することができる。
【0049】なお、このようなクロック切替え方式は、
内部発振器を持つCPUのスリープモード機能の実現に
特に適しているが、内部発振器をもたず外部クロックに
同期して動作するCPUに適用しても同様して誤動作を
招くこと無く消費電力を低減できることはもちろんであ
る。
【0050】また、この実施例では、CPU11がスリ
ープモードから復帰したのかあるいはシステムの電源が
投入されたのかを識別するためにスリープモード識別情
報をCPU11によってソウトウェア的に設定したが、
例えば、クロック制御回路13内にフリッフロップ等を
用意し、このフリッフロップにスリープモード識別情報
をハードウェア的に設定することも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、CP
Uの動作を保証した状態でスリープモード機能を実現で
きるようになり、消費電力を充分に低減することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るポータブルコンピュ
ータのシステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のシステムの設けられているクロック
制御回路の具体的構成の一例を示すブロック図。
【図3】同実施例のシステムにおけるスリープモードへ
の移行動作を説明するフローチャート。
【図4】同実施例のシステムにおけるスリープモードか
らの復帰動作を説明するフローチャート。
【図5】同実施例のシステムの動作タイミングを示すタ
イミングチャート。
【図6】同実施例のシステムの設けられているクロック
制御回路の具体的構成の他の例を示すブロック図。
【符号の説明】
11…CPU、12…クロック発振器、13…クロック
制御回路、14…ダイナミックRAM、15…リアルタ
イムクロック、16…システムタイマ、131…クロッ
ク切替え回路、132…リセット信号発生回路、133
…割り込み信号発生回路、134…ゲート回路、135
…フリップフロップ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、このCPUに動作クロックを
    供給するクロック発生回路とを有するデータ処理装置に
    おいて、 前記CPUをスリープモードに設定するための所定のモ
    ード設定条件の成立の有無を判別し、条件成立時に前記
    CPUのレジスタ内容を退避する手段と、 前記CPUのレジスタ内容が退避された際、前記CPU
    をリセットすると共に前記動作クロックの供給を停止す
    るクロック停止手段と、 前記CPUへの割り込み要求に応答して、前記動作クロ
    ックの供給を再開すると共に前記CPUのリセット状態
    を解除する手段と、 前記CPUのリセット状態が解除された際、前記退避し
    たレジスタ内容を前記CPUに復帰する手段とを具備
    し、 前記CPUをリセットした状態で前記動作クロックの供
    給を一時的に停止することを特徴とするクロック切替え
    方式。
JP3251825A 1991-09-27 1991-09-30 クロツク切替え方式 Pending JPH0588775A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3251825A JPH0588775A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 クロツク切替え方式
PCT/JP1992/001219 WO1993006543A1 (en) 1991-09-27 1992-09-25 Portable computer having function of switching over cpu clock
DE4244858A DE4244858A1 (de) 1991-09-27 1992-09-25 Tragbarer Rechner mit Funktion zum Umschalten des CPU-Taktes

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3251825A JPH0588775A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 クロツク切替え方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0588775A true JPH0588775A (ja) 1993-04-09

Family

ID=17228483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3251825A Pending JPH0588775A (ja) 1991-09-27 1991-09-30 クロツク切替え方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0588775A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5737588A (en) * 1994-07-07 1998-04-07 Nippondenso Co., Ltd. Driving circuit for a microcomputer that enables sleep control using a small-scale timer
JP2010049632A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Brother Ind Ltd 集積回路
KR20120047859A (ko) * 2009-06-22 2012-05-14 아마존 테크놀로지스, 인크. 프로세서를 위한 정지 상태 유지 모드

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5737588A (en) * 1994-07-07 1998-04-07 Nippondenso Co., Ltd. Driving circuit for a microcomputer that enables sleep control using a small-scale timer
JP2010049632A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Brother Ind Ltd 集積回路
KR20120047859A (ko) * 2009-06-22 2012-05-14 아마존 테크놀로지스, 인크. 프로세서를 위한 정지 상태 유지 모드
JP2012530973A (ja) * 2009-06-22 2012-12-06 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド プロセッサのための静止状態保存モード

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1099167B1 (en) Method and apparatus for power mode transition in a multi-thread processor
US5586332A (en) Power management for low power processors through the use of auto clock-throttling
US5634131A (en) Method and apparatus for independently stopping and restarting functional units
US5623677A (en) Apparatus and method for reducing power consumption in a computer system
US5754869A (en) Method and apparatus for managing power consumption of the CPU and on-board system devices of personal computers
KR0172003B1 (ko) 컴퓨터 시스템 및 그 제어방법
US5446906A (en) Method and apparatus for suspending and resuming a keyboard controller
EP2291719A1 (en) Integrated circuit with secondary-memory controller for providing a sleep state for reduced power consumption and method therefor
US6895517B2 (en) Method of synchronizing operation frequencies of CPU and system RAM in power management process
TWI485623B (zh) 快速喚醒電腦系統方法與電腦系統
EP0421431B1 (en) A computer system with a sleep function
US20050283626A1 (en) Semiconductor integrated circuit operable to control power supply voltage
EP0562885B1 (en) Reduction of power consumption in microprocessor devices
JPH0588775A (ja) クロツク切替え方式
JPH0588790A (ja) 電源制御方式
WO2012126345A1 (zh) 计算机的启动方法、启动装置、状态转换方法和状态转换装置
JPH0594226A (ja) クロツク切替え方式
TW541453B (en) Power saving device for computer and method thereof
JP3860467B2 (ja) コンピュータ用の電力節約方法およびシステム
JPH0883133A (ja) コンピュータシステム及びそのクロック制御方法
US11863721B2 (en) Image forming apparatus for supplying power to a first controller based on detection of an abnormality in a second controller
JPH10333790A (ja) パワーセーブ機能を備えた情報処理装置及び当該情報処理装置のパワーセーブ解除方法
JPH08142456A (ja) 画像形成装置
KR930002300B1 (ko) 컴퓨터의 스탠바이 기능 구현방법
JP4018167B2 (ja) プリンタクロック制御装置