JPH0594226A - クロツク切替え方式 - Google Patents

クロツク切替え方式

Info

Publication number
JPH0594226A
JPH0594226A JP3278634A JP27863491A JPH0594226A JP H0594226 A JPH0594226 A JP H0594226A JP 3278634 A JP3278634 A JP 3278634A JP 27863491 A JP27863491 A JP 27863491A JP H0594226 A JPH0594226 A JP H0594226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
clock
reset
switching
switched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3278634A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutaka Nakamura
伸隆 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3278634A priority Critical patent/JPH0594226A/ja
Priority to PCT/JP1992/001219 priority patent/WO1993006543A1/ja
Priority to DE4244858A priority patent/DE4244858A1/de
Publication of JPH0594226A publication Critical patent/JPH0594226A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】CPUの動作を保証した状態でそのCPUの動
作クロックを切り替えられるようにし、消費電力の低減
および互換性確保の実現を図る。 【構成】動作クロックCLKの切替えはCPU11がリ
セットされた状態で行なわれ、動作クロックが切替えら
れた後にそのCPU11のリセット状態が解除される。
このため、CPU11の動作はクロック切替え時におけ
るクロックの位相の不連続には何等影響されない。した
がって、高速クロックCLK1から低速クロックCLK
2に動作クロックCLKを切替えることにより、CPU
11の動作を保証した状態で、そのCPU11の消費電
流を低減できる。また、使用するアプリケーションソフ
トやハードウェアオプション類の動作速度に合わせて、
CPU11の動作クロックCLKを切替えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデータ処理装置のクロ
ック切替え方式に関し、特にポータブルコンピュータに
おけるCPUへのクロック切替え方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携行が容易でバッテリにより動作
可能なラップトップタイプのポータブルコンピュータが
種々開発されている。この種のポータブルコンピュータ
に於いては、無駄な消費電力を低減するために、所定の
条件下においてはCPUの動作速度を自動的に低下させ
るスリープモード機能が設けられている。
【0003】このスリープモード機能は、例えば、一定
時間の間オペレータによるキーボード操作が実行されな
かった場合に、CPUを低周波数の動作クロックによっ
て駆動させるものである。
【0004】このようなスリープモード機能は、特にバ
ッテリ駆動タイプのポータプルコンピュータに有効に利
用されている。
【0005】しかしながら、このようにCPUの動作ク
ロックを切り替える従来のスリープモード機能は、すべ
ての種類のCPUに対して適用できるものではない。な
ぜなら、CPUを構成するマイクロプロセッサのシステ
ム構成によっては、クロック切替えにより、CPU内で
の誤動作が引き起こされる場合があるからである。
【0006】特に、インテル社により開発され製造販売
されているマイクロプロセッサ(i80486)や、イ
ンモス社により開発され製造販売されているマイクロプ
ロセッサ(トランスピュータ)のように、外部から供給
される外部クロックよりも速いクロックで動作するマイ
クロプロセッサをCPUとして使用する場合について
は、クロックの切り替えによって誤動作が引き起こされ
る危険が高い。これは、次のような理由によるものであ
る。
【0007】すなわち、このようなプロセッサは、PL
L回路を含む内部発振器を持ち、外部から供給されるク
ロックにPLL回路を同期させ、そのPLL回路で内部
的に速いクロックを発生させてそれを利用して高速動作
を実現している。このため、このようなマイクロプロセ
ッサが正常に動作するためには、外部から供給されるク
ロックの位相が確定していることが必要とされる。さも
ないと、PLL回路の同期動作に異常が来たされるから
である。
【0008】したがって、もし、このように内部発振器
を持つCPUに対して従来のスリープモード機能をその
まま適用すると、クロック切り替え時におけるクロック
位相の不連続によって、CPUの動作が保証されなくな
るという不具合が生じる。
【0009】また、クロック切り替えはこのようなスリ
ープモードによる省電力化の目的のみならず、コンピュ
ータシステムの互換性確保の目的でも利用されている。
【0010】すなわち、遅いクロックで動作するように
構成されたアプリケーションソフトやハードウェアオプ
ション類は、高速クロックで動作するCPUの下では利
用できない事がある。この場合、通常時はCPUを高速
クロックで動作させ、これら特定のアリケーションソフ
トやハードウェアオプション類を使用する場合だけ、C
PUを低速クロックで動作させるといった利用形態が必
要となる。
【0011】しかしながら、このように互換性確保を目
的としたクロック切替えについても、前述したスリープ
モードの場合のクロック切替えと同様に、内部発振器を
持つCPUに適用した場合にはCPUの動作が保証され
なくなるという不具合が生じる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来では、クロック切
替えによってCPUの誤動作が引き起こされる場合があ
り、CPUの動作を保証できないという欠点があった。
【0013】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、CPUの動作を保証した状態でそのCPUのク
ロックを切り替えられるようにし、消費電力の低減およ
び互換性確保の実現に適したクロック切替え方式を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用】この発明によ
るクロック切替え方式は、CPUと、周波数が互いに異
なる第1および第2のクロックを発生するクロック発生
回路とを有するデータ処理装置において、前記第1およ
び第2のクロックのいずれか一方のクロックを選択して
前記CPUに動作クロックとして供給するクロック切替
え手段と、前記CPUの動作クロックの切替え要求に応
答して、前記CPUのレジスタ内容を退避すると共に前
記CPUをリセットする手段と、前記CPUがリセット
された状態で前記CPUの動作クロックが前記第1およ
び第2のクロックの一方から他方に切替えられるよう
に、前記クロック切替え手段を制御する手段と、前記C
PUの動作クロックが切り替えられた際、前記CPUの
リセット状態を解除すると共に、前記退避したレジスタ
内容を前記CPUに復帰する手段とを具備し、前記CP
Uをリセットした状態で前記CPUの動作クロックを切
替えることを特徴とする。
【0015】このクロック切替え方式においては、周波
数の異なる第1および第2の2つのクロックがCPUの
動作クロックとして選択的に使用され、動作クロックの
切替えはCPUがリセットされた状態で行なわれ、動作
クロックが切替えられた後にそのCPUのリセット状態
が解除される。このため、CPUの動作はクロック切替
え時におけるクロックの位相の不連続によって何等影響
されない。また、CPUをリセットする際にはそのCP
Uのレジスタ内容が退避される。この退避されたレジス
タ内容は、クロックの切替えが終了しCPUのリセット
状態が解除された際にCPUに復帰される。このため、
クロック切替え前の状態からCPU動作を開始すること
ができる。したがって、CPUの動作を保証した状態
で、そのCPUの動作速度を切り替えることが可能とな
り、互換性および省電力化に優れたデータ処理装置を実
現できる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0017】図1には、この発明の一実施例に係わるク
ロック切替え方式を実現するためのラップトップタイプ
ポータブルコンピュータのシステム構成が示されてい
る。このポータブルコンピュータは、AC商用電源また
はコンピュータ本体に着脱自在に装着されるバッテリに
よって駆動されるコンピュータであり、CPU11、リ
セット発生回路12、クロック切替え回路13、タイミ
ング制御回路14、クロック発振器15、分周回路1
6、トリガ回路17、ラッチ回路18、RAM19、割
り込みコントローラ(PIC;Probrammable Interru
pt Controller )20、キーボードコントローラ(K
BC)21、およびシステムタイマ22を備えている。
【0018】CPU11はこのシステム全体の制御を司
るものであり、システムバス10を介して各コンポーネ
ント、すなわち、タイミング制御回路14、RAM1
9、割り込みコントローラ20、キーボードコントロー
ラ(KBC)21、システムタイマ22に接続されてい
る。このCPU11は、例えば前述のマイクロプロセッ
サ(i80486)のように内部的に高速クロックを生
成して動作するために、内部発振器111を備えてい
る。すなわち、このCPU11は、クロック切替え回路
13を介して供給されるクロックCLKの数倍のクロッ
クを内部発振器111によって内部的に生成し、それを
利用して高速動作する構成である。
【0019】また、CPU11は、実行中のアプリケー
ションプログラムによってコールされるBIOS(Bas
ic Input Output System)プログラムの実行によ
り、スリープモード設定条件の設立の有無を判断し、条
件成立時には、CPU11内のレジスタ内容の退避、お
よびHALT(停止)命令の実行を順次行う。スリープ
モード設定条件は、例えば、一定期間以上オペレータに
よるキー入力操作が行なわれなかった場合等に成立す
る。CPU11のレジスタ内容は、RAM19に退避さ
れる。
【0020】CPU11がプログラムの実行を停止する
ためのHALT(停止)命令を実行すると、CPU11
は、CPU11が停止状態に設定されたことをタイミン
グ制御回路14に通知する。
【0021】リセット発生回路12は、CPU11に対
してリセット(RESET)信号を供給するためのもの
であり、タイミング制御回路14の制御にしたがってリ
セット(RESET)信号をアクティブまたはインアク
ティブに設定する。リセット(RESET)信号がアク
ティブになるとCPU11はリセット状態になり、また
リセット(RESET)信号がインアクティブになると
CPU11はリセット状態から解除される。
【0022】クロック切替え回路13は、周波数の高い
高速クロックCLK1と周波数の低い低速クロックCL
K2のいずれか一方を選択してそれを動作クロックCL
KとしてCPU11に供給する。このクロック切替え回
路13は、通常はCPU11を高速動作させるために高
速クロックCLK1を選択しているが、CPU11をス
リープモードに設定する時には、タイミング制御回路1
4の制御にしたがって動作クロックCLKを高速クロッ
クCLK1から低速クロックCLK2に切替える。
【0023】高速クロックCLK1はクロック発振器1
5によって生成されるものであり、また、低速クロック
は、高速クロックCLK1を分周回路16によって分周
することによって得られるものである。
【0024】タイミング制御回路14は、リセット発生
回路12およびクロック切替え回路13の動作タイミン
グを制御するためのものである。すなわち、CPU11
をスリープモードに設定する時には、タイミング制御回
路14は、CPU11がリセット状態に設定された後に
動作クロックCLKが高速クロックCLK1から高速ク
ロックCLK2に切り替わるように、リセット発生回路
12およびクロック切替え回路13を制御する。また、
CPU11をスリープモードから復帰させる時には、タ
イミング制御回路14は、動作クロックCLKが低速ク
ロックCLK1から高速クロックCLK2に切り替えら
れた後にCPU11のリセット状態が解除されるよう
に、クロック切替え回路13およびリセット発生回路1
2の制御を行う。
【0025】このタイミング制御回路14は、図示のよ
うに、レジスタ141と遅延回路142,143を備え
ている。レジスタ141には、CPU11から発行され
る停止状態を示す通知データがセットされる。この通知
データがセットされると、リセット(RESET)信号
をアクティブにするためのリセットON信号がリセット
発生回路12に送られ、この後、遅延回路143によっ
て一定時間遅らされたタイミングで、動作クロックCL
Kを低速クロックCLK2に切替えるためのスイッチ信
号SW1がクロック切替え回路13に送られる。また、
トリガ回路17からトリガ信号が入力されると、動作ク
ロックCLKを高速クロックCLK2に戻すためのスイ
ッチ信号SW2がクロック切替え回路13に送られ、こ
の後、遅延回路143によって一定時間遅らされたタイ
ミングで、リセット(RESET)信号をインアクティ
ブにするためのリセットOFF信号がリセット発生回路
12に送られる。
【0026】トリガ回路17は、割り込みコントローラ
(PIT)20から割り込み信号(INT)が発行され
た際、その割り込み信号(INT)に応答してトリガ信
号を出力する。割り込みコントローラ(PIT)20か
らの割り込み信号(INT)は、ラッチ回路18にも送
られる。ラッチ回路18は、透過型のラッチ回路であ
り、割り込みコントローラ(PIT)20から出力され
た割り込み信号(INT)を保持した状態でそれをCP
U11に供給する。
【0027】RAM19は、CPU11によって実行さ
れるアプリケーションプログラム等を格納するためのも
のであり、スリープモードへの移行時には、このRAM
19にはCPU11のレジスタ内容が退避される。
【0028】割り込みコントローラ(PIT)20は、
キーボードコントローラ(KBC)21からのキー入力
割り込みやシステムタイマ22からのタイマ割り込み等
のハードウェア割り込み要求が発生したとき、割り込み
信号(INT)を出力する。
【0029】キーボードコントローラ(KBC)21
は、図示しないキーボードからのキー入力があると、C
PU11にキー入力割り込みを通知するためにハードウ
ェア割り込み要求を発生する。システムタイマ22は、
一定周期毎にハードウェア割り込み要求を発生するタイ
マである。
【0030】図2には、CPU11をスリープモードに
設定する場合におけるタイミング制御回路14の動作タ
イミングが示されている。
【0031】図示のように、CPU11を通常モードか
らスリープモードに移行する際には、まず、リセットO
N信号が発生され、これによってリセット(RESE
T)信号はアクティブになる。この結果、CPU11
は、リセット状態に設定される。この時は、動作クロッ
クCLKは、まだ高速クロックCLK1のままである。
【0032】次いで、スイッチ信号SW1が発生され、
これによってCPU11の動作クロックCLKは高速ク
ロックCLK1から低速クロックCLK2に切替えられ
る。この時は、CPU11はリセットがかかったままに
なっている。
【0033】低速クロックCLK2がCPU11に送ら
れている期間中は、CPU11の消費電流は極小に抑え
られている。
【0034】この後、ハードウェア割り込みの発生によ
りトリガ信号が入力されると、スイッチ信号SW2が出
力され、これによって、CPU11の動作クロックCL
Kは低速クロックCLK2から高速クロックCLK1に
切替えられる。この切替え時においても、CPU11は
リセット状態にある。
【0035】次いで、リセット信号OFFが発生され、
これによってリセット(RESET)信号はインアクテ
ィブになる。この結果、CPU11は、リセット状態か
ら解除される。なお、図においては、高速クロックCL
K2に復帰した後、直ぐにリセットを解除しているが、
実際にはCPU11の仕様にしたがってある程度の時間
はリセット状態を維持しておく必要がある。
【0036】次に、図3のフローチャートを参照して、
図1のポータブルコンピュータにおけるスリープモード
への移行動作とそのスリープモードからの復帰動作につ
いて説明する。
【0037】CPU11がアプリケーションプログラム
の実行中に例えばキー入力待ち状態になると、通常、B
IOSによる割り込み待ちルーチンがコールされ、そこ
でキー入力割り込みの発生の有無が判断される。そし
て、キー入力割り込みが一定期間以上発生しなかった場
合には、CPU11は、スリープモード設定条件が成立
されたことを認識する。
【0038】この場合、CPU11は、まず、その時の
レジスタ内容をRAM19にセーブする(ステップS1
1)。次いで、CPU11は、動作停止のためのHAL
T命令を実行する。CPU11は、HALT命令を実行
すると、CPU11が停止状態になったことを通知する
ために、タイミング制御回路14に通知データを送る。
【0039】タイミング制御回路14は、通知データを
受け取ると、リセット発生回路12を制御して、リセッ
ト(RESET)信号をアクティブにする(ステップS
12)。これによって、CPU11はリセット状態に設
定される。次に、タイミング制御回路14は、クロック
切替え回路13を制御して動作クロック(CLK)を高
速クロックCLK1から低速クロックCLK2に切替え
る(ステップS13)。
【0040】これによって、CPU11は低速クロック
CLK2で駆動されるスリープモード状態となる。
【0041】この後、システムタイマ22からのタイマ
割り込みや、キーボードコントローラ(KBC)21か
らのキー入力割り込み等のハードウェア割り込み要求が
発生されると(ステップS14)、割り込みコントロー
ラ(PIC)20から割り込み信号INTが発生され
て、トリガ信号がタイミング制御回路14に入力され
る。トリガ信号を受け取ると、タイミング制御回路14
は、クロック切替え回路13を制御して動作クロック
(CLK)を低速クロックCLK2から高速クロックC
LK1に切替える(ステップS15)。この後、約1m
sウエイト後、タイミング制御回路14は、CPU11
のリセット状態を解除するために、リセット信号(RE
SET)をインアクティブにする。
【0042】リセット信号(RESET)がインアクテ
ィブになると、CPU11は動作を開始する。そして、
まず、CPU11は、退避したレジスタ内容をRAM1
9からロードしてレジスタ内容を元に戻す(ステップS
17)。そして、CPU11は、スリープモード設定前
の状態に戻り、ラッチ回路18から出力されている割り
込み信号INTを受取り、所定の割り込み処理を実行す
る。
【0043】このように、この実施例のスリープモード
機能は、CPU11をリセットした状態で高速クロック
CLK1から低速クロックCLK2に切替え、この低速
クロックCLK2を動作クロックCLKとしてCPU1
1に供給することによってCPU11の消費電流を低減
している。
【0044】次に、図4を参照して、タイミング制御回
路14の他の具体的構成の一例を説明する。
【0045】この図4のタイミング制御回路14´は、
リセット発生回路12およびクロック切替え回路13を
動作制御するための3つの動作モードを持つ。第1モー
ドは、前述したようにCPU11を自動的にスリープモ
ードに設定するためのモードである。第2モードは、オ
ペレータから切替え要求があった時にCPU11を高速
動作から低速動作に切替えて使用するためのモードであ
る。第3モードは、同じくオペレータから切替え要求が
あった時に、CPU11を低速動作から高速動作に復帰
させるモードである。
【0046】このタイミング制御回路14´は、CPU
11が停止状態に設定されたことを示す通知データがセ
ットされるレジスタ201と、動作モードを指定するた
めのデータがセットされるレジスタ202と、第1モー
ドでタイミング制御を行うためのスリープモード用タイ
ミング制御回路203と、第2モードでタイミング制御
を行うための低速切替え用タイミング制御回路204
と、第3モードでタイミング制御を行うための高速切替
え用タイミング制御回路205と、第2および第3モー
ドにおけるCPU11のリセット期間を決めるリセット
タイマ206とを備えている。
【0047】第1動作モード(スリープモード)での動
作が指定された場合には、レジスタ202にデータD1
がセットされる。また、第2動作モード(低速切替え用
モード)での動作が指定された場合には、レジスタ20
2にデータD2がセットされる。さらに、第3動作モー
ド(高速切替え用モード)での動作が指定された場合に
は、レジスタ202にデータD3がセットされる。デー
タD1がセットされた場合にはスリープモード用タイミ
ング制御回路203が動作可能状態に設定され、同様
に、データD2がセットされた場合には低速切替え用タ
イミング制御回路204、データD3がセットされた場
合には高速切替え用タイミング制御回路205が動作可
能状態に設定される。これらスリープモード用タイミン
グ制御回路203、低速切替え用タイミング制御回路2
04、および高速切替え用タイミング制御回路205
は、CPU11から停止状態を示す通知データがレジス
タ201にセットされた時にそれぞれの動作を開始す
る。
【0048】第1乃至第3の動作モードの内のどれを指
定するかは、例えば、セットアップ処理やポップアップ
処理におけるオペレータのキー操作等により決定され
る。
【0049】例えば、システム構成を設定するためのセ
ットアップ処理において第1モードがオペレータにより
指定されると、CPU11は、データD1をレジスタ2
02に設定し、スリープモード用タイミング制御回路2
03を動作可能状態に設定する。そして、前述したスリ
ープモード設定条件の成立の有無を判別し、成立した時
に、レジスタ退避、HALT命令の実行を行い、レジス
タ201に停止状態の通知データをセットする。これに
よって、スリープモード用タイミング制御回路203が
起動される。
【0050】このスリープモード用タイミング制御回路
203は、図2のタイミングチャートで説明したよう
に、まず、リセット発生回路12を制御してリセット
(RESET)信号をアクティブにし、次にクロック切
替え回路13を制御して動作クロック(CLK)を高速
クロックCLK1から低速クロックCLK2に切替え
る。そして、トリガ信号を受け取ると、クロック切替え
回路13を制御して動作クロック(CLK)を低速クロ
ックCLK2から高速クロックCLK1に切替え、この
後、リセット信号(RESET)をインアクティブにす
る。
【0051】また、セットアップ処理やポップアップ処
理でオペレータが第2モードを指定すると、CPU11
は、データD2をレジスタ202に設定し、低速切替え
用タイミング制御回路204を動作可能状態に設定する
と共に、レジスタ退避、HALT命令の実行を行い、レ
ジスタ201に停止状態の通知データをセットする。こ
れによって、低速切替え用タイミング制御回路204が
起動される。
【0052】この低速切替え用タイミング制御回路20
4は、図5のタイミングチャートに示されているよう
に、まず、信号S2によりリセット発生回路12を制御
してリセット(RESET)信号をアクティブにし、次
に信号T2によりクロック切替え回路13を制御して動
作クロック(CLK)を高速クロックCLK1から低速
クロックCLK2に切替える。そして、リセットタイマ
206によって規定される一定期間経過後、リセット信
号(RESET)をインアクティブにする。
【0053】この結果、CPU11は、退避したレジス
タを復帰して元の動作状態に復帰し、そしてクロックC
LK2によって低速で動作する。
【0054】このようにCPU11が低速動作している
状態で、第3モードがオペレータにより指定されると、
CPU11は、データD3をレジスタ202に設定し、
高速切替え用タイミング制御回路205を動作可能状態
に設定すると共に、レジスタ退避、HALT命令の実行
を行い、レジスタ201に停止状態の通知データをセッ
トする。これによって、高速切替え用タイミング制御回
路205が起動される。
【0055】高速切替え用タイミング制御回路205
は、図6のタイミングチャートに示されているように、
まず、信号S3によりリセット発生回路12を制御して
リセット(RESET)信号をアクティブにし、次に信
号T3によりクロック切替え回路13を制御して動作ク
ロック(CLK)を低速クロックCLK1から高速クロ
ックCLK2に切替える。そして、リセットタイマ20
6によって規定される一定期間経過後、リセット信号
(RESET)をインアクティブにする。
【0056】この結果、CPU11は、退避したレジス
タを復帰して元の動作状態に復帰し、そしてクロックC
LK1による高速動作に復帰する。
【0057】以上説明したように、この実施例のポータ
ブルコンピュータにおいては、高速クロックCLK1と
低速クロックCLK2の2つのクロックがCPU11の
動作クロックCLKとして選択的に使用される。
【0058】この場合、動作クロックCLKの切替えは
CPU11がリセットされた状態で行なわれ、動作クロ
ックが切替えられた後にそのCPU11のリセット状態
が解除される。このため、CPU11の動作はクロック
切替え時におけるクロックの位相の不連続には何等影響
されない。また、CPU11をリセットする際にはその
CPU11のレジスタ内容が退避される。この退避され
たレジスタ内容は、クロックの切替えが終了しCPU1
1のリセット状態が解除された際にCPU11に復帰さ
れる。したがって、クロック切替え前の状態からCPU
11の動作を開始することができ、CPU11の動作を
保証した状態で、そのCPU11の動作速度を切り替え
ることが可能となる。
【0059】なお、このようなクロック切替え方式は、
内部発振器を持つCPUのスリープモード機能の実現に
特に適しているが、内部発振器をもたず外部クロックに
同期して動作するCPUに適用しても同様して誤動作を
招くこと無く消費電力を低減できることはもちろんであ
る。
【0060】また、ここでは、高速クロックCLK1と
低速クロックCLK2の2つのクロック間での切替えを
説明したが、動作速度の異なる3種類以上のクロックを
使用し、それらクロック間で動作クロックを切替えるこ
ともできる。この場合、消費電力はクロックの周波数が
低いほど低減できるで、スリープモード時には最も遅い
クロックを使用することが好ましい。また、スリープモ
ード時には、CPU11にGNDレベルの直流信号を供
給することによってCPU11への動作クロックの供給
を停止してもよい。このようにすれば、さらに消費電流
を低減することができる。また、CPU11への電源供
給をオフすることも出切る。
【0061】このように、クロックや電源の供給を停止
しても、CPU11をリセット状態に設定しておくこと
で、そのCPU11の動作は保証される。
【0062】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、CP
Uの動作を保証した状態でそのCPUのクロックを切り
替えられるようになり、消費電力の低減および互換性確
保の実現を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るポータブルコンピュ
ータのシステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のシステムに設けられたタイミング制
御回路の動作を説明するタイミングチャート。
【図3】同実施例のシステムにおけるクロック切替え時
の動作を説明するフローチャート。
【図4】同実施例のシステムに設けられたタイミング制
御回路の変形例を説明するブロック図。
【図5】図4のタイミング制御回路によって実行される
高速クロックから低速クロックへのクロック切替え動作
を説明するタイミングチャート。
【図6】図4のタイミング制御回路によって実行される
低速クロックから高速クロックへのクロック切替え動作
を説明するタイミングチャート。
【符号の説明】
11…CPU、12…リセット回路、13…クロック切
替え回路、14…タイミング制御回路、15…クロック
発振器、16…分周回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、周波数が互いに異なる第1お
    よび第2のクロックを発生するクロック発生回路とを有
    するデータ処理装置において、 前記第1および第2のクロックのいずれか一方のクロッ
    クを選択して前記CPUに動作クロックとして供給する
    クロック切替え手段と、 前記CPUの動作クロックの切替え要求に応答して、前
    記CPUのレジスタ内容を退避すると共に前記CPUを
    リセットする手段と、 前記CPUがリセットされた状態で前記CPUの動作ク
    ロックが前記第1および第2のクロックの一方から他方
    に切替えられるように、前記クロック切替え手段を制御
    する手段と、 前記CPUの動作クロックが切り替えられた際、前記C
    PUのリセット状態を解除すると共に、前記退避したレ
    ジスタ内容を前記CPUに復帰する手段とを具備し、 前記CPUをリセットした状態で前記CPUの動作クロ
    ックを切替えることをの特徴とするクロック切替え方
    式。
  2. 【請求項2】 CPUと、第1のクロックおよびこの第
    1のクロックよりも低周波数の第2のクロックを発生す
    るクロック発生回路とを有するデータ処理装置におい
    て、 前記CPUをスリープモードに設定するための所定のモ
    ード設定条件の成立の有無を判別し、条件成立時に前記
    CPUのレジスタ内容を退避する手段と、 前記CPUのレジスタ内容が退避された際、前記CPU
    をリセットすると共に前記CPUの動作クロックを前記
    第1のクロックから前記第2のクロックに切替える手段
    と、 前記CPUへの割り込み要求に応答して、前記動作クロ
    ックを前記第2クロックから前記第1クロックに再切替
    えすると共に前記CPUのリセット状態を解除する手段
    と、 前記CPUのリセット状態が解除された際、前記退避し
    たレジスタ内容を前記CPUに復帰する手段とを具備
    し、 前記CPUをリセットした状態で前記動作クロックを切
    替え、前記CPUに低周波数の第2クロックを一時的に
    供給することを特徴とするクロック切替え方式。
JP3278634A 1991-09-27 1991-09-30 クロツク切替え方式 Pending JPH0594226A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3278634A JPH0594226A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 クロツク切替え方式
PCT/JP1992/001219 WO1993006543A1 (en) 1991-09-27 1992-09-25 Portable computer having function of switching over cpu clock
DE4244858A DE4244858A1 (de) 1991-09-27 1992-09-25 Tragbarer Rechner mit Funktion zum Umschalten des CPU-Taktes

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3278634A JPH0594226A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 クロツク切替え方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0594226A true JPH0594226A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17600011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3278634A Pending JPH0594226A (ja) 1991-09-27 1991-09-30 クロツク切替え方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0594226A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6255882B1 (en) * 1998-04-28 2001-07-03 Nec Corporation Method and system of switching clock signal
JP2003022145A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Fujitsu Ltd クロック制御装置およびクロック制御方法
US6959357B2 (en) * 2000-05-11 2005-10-25 Fuji Photo Film Co., Ltd. Integrated circuit and method of controlling same
US7405602B2 (en) 2004-11-17 2008-07-29 Fujitsu Limited Reset control circuit and reset control method
US8453004B2 (en) * 2006-06-21 2013-05-28 Denso Corporation Microcomputer with reset pin and electronic control unit with the same
WO2021176710A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 オリンパス株式会社 信号処理装置、内視鏡システム、及び信号処理方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6255882B1 (en) * 1998-04-28 2001-07-03 Nec Corporation Method and system of switching clock signal
US6959357B2 (en) * 2000-05-11 2005-10-25 Fuji Photo Film Co., Ltd. Integrated circuit and method of controlling same
JP2003022145A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Fujitsu Ltd クロック制御装置およびクロック制御方法
JP4686065B2 (ja) * 2001-07-05 2011-05-18 富士通セミコンダクター株式会社 クロック制御装置およびクロック制御方法
US7405602B2 (en) 2004-11-17 2008-07-29 Fujitsu Limited Reset control circuit and reset control method
US8453004B2 (en) * 2006-06-21 2013-05-28 Denso Corporation Microcomputer with reset pin and electronic control unit with the same
WO2021176710A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 オリンパス株式会社 信号処理装置、内視鏡システム、及び信号処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2916568B2 (ja) コンピュータシステム及びプロセッサのクロックを停止する方法
KR100227297B1 (ko) 컴퓨터용 실시간 전력 보존 방법 및 장치
US5546568A (en) CPU clock control unit
JP3507822B2 (ja) コンピュータ装置およびその省電力制御方法
US5935253A (en) Method and apparatus for powering down an integrated circuit having a core that operates at a speed greater than the bus frequency
JP2002215597A (ja) マルチプロセッサ装置
JPH04278612A (ja) プロセッサ用クロック信号の制御方法及び情報処理システム
JPH11312026A (ja) クロック信号切替方法およびクロック信号切替システム
US6035315A (en) Floating point power conservation
US8423802B2 (en) Power scaling module and power scaling unit of an electronic system having a function unit in a standby state which is insensitive to change in frequency or voltage during synchronization
JP2003242104A (ja) バス制御方法及び情報処理装置
JPH07191779A (ja) コンピュータシステム中の電力を節約するnapnop回路
JPH0594226A (ja) クロツク切替え方式
JPH07281782A (ja) クロック制御回路
JP4482275B2 (ja) オペレーティングシステムサポートのために一定の時間基準を用いるマルチモード電力管理システムのハードウェアアーキテクチャ
JP3983026B2 (ja) 情報処理装置
JPH1153049A (ja) コンピュータシステム
JP2007503057A (ja) Ac電力不足における電力管理
CN111142653A (zh) 一种PCIe设备低功耗控制方法、装置及电子设备
WO1993006543A1 (en) Portable computer having function of switching over cpu clock
JPS60218152A (ja) マイクロ・プロセツサ
JPH0883133A (ja) コンピュータシステム及びそのクロック制御方法
JPH0588775A (ja) クロツク切替え方式
JP2835224B2 (ja) クロック切り替え制御装置
JPH0588790A (ja) 電源制御方式