JPH0868543A - 湯水混合装置 - Google Patents

湯水混合装置

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Publication number
JPH0868543A
JPH0868543A JP24574295A JP24574295A JPH0868543A JP H0868543 A JPH0868543 A JP H0868543A JP 24574295 A JP24574295 A JP 24574295A JP 24574295 A JP24574295 A JP 24574295A JP H0868543 A JPH0868543 A JP H0868543A
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JP
Japan
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hot water
setting
valve
hot
flow rate
Prior art date
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Application number
JP24574295A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yonekubo
寛明 米久保
Yasuo Kidouchi
康夫 城戸内
Munehiko Tokumoto
棟彦 徳本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度調節と流量調節が行え安全性、操作性、
施工面で優れた湯水混合装置を提供する。 【構成】 湯と水の混合を行う湯水混合弁21と、混合
湯の供給・停止を電気的に行う切替弁を兼ねた流量制御
弁20と、複数の給湯対象への混合湯の供給・停止と切
り替えを設定する設定器26、設定器27、設定器28
と、これら設定器の設定に従って流量制御弁を制御する
制御器30と、複数給湯対象への混合湯流路のうち高温
湯を必要としないシャワーへ流路に高温で流路を閉塞す
る温度安全弁113を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湯と水を混合して適温を
得る湯水混合弁を備えるとともに、混合湯の供給、停止
を行う流量制御弁を備えた湯水混合装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の湯水混合装置には図20
に示すようなものがあった(例えば実開昭61−184
24号)。
【0003】図20において、水道1は2系統に分岐さ
れ、給湯機2を経た給湯管路3と、給水管路4とが定温
給湯装置5に接続されている。定温給湯装置5の内部で
は、給湯管路3に湯量弁6が、また給水管路4に水量弁
7が接続されており混合比を調節している。混合管路8
には、混合湯温を検出するサーミスタ9が設けられてお
り、このサーミスタ9の信号と混合湯温を任意に調節す
るコントローラ10の信号に基づき、制御装置11で湯
量弁6と水量弁7が制御される。混合湯は混合管路8の
端末に設けた蛇口12を経て、給湯対象である浴槽13
に供給される。湯量弁6と水量弁7は制御装置11より
制御される湯量弁モータ14と水量弁モータ15により
駆動され、サーミスタ9の信号でフィードバック制御す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の湯
水混合装置は上記のように構成されていたため、次のよ
うな問題点を有していた。
【0005】(1)流量の調節は蛇口12で行っている
ため、手動で開閉する必要があり操作が大変であった。
【0006】(2)手動で流路の開閉や流量調節を行う
必要があり、遠隔操作ができなかった。
【0007】(3)故障時や異常時における安全対策や
操作性、施工面での配慮が全くなされていなかった。
【0008】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るものであり、湯水混合弁と流量制御弁を備え操作性や
安全性、また施工面で配慮を行った湯水混合装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の発明における湯水混合装置は、湯
水混合弁と、混合湯の供給・停止を電気的に行う流量制
御弁と、高温湯出湯を行う混合湯流路と高温湯出湯を行
わない混合湯流路の複数の混合湯流路の切り替えを電気
的に行う切替弁と、複数の混合湯流路を経た複数の給湯
対象への混合湯の供給・停止と切り替えを設定する設定
器と、この設定器の設定に従って流量制御弁と切替弁を
制御する制御器と、複数の混合湯流路のうち高温湯を必
要としない混合湯流路に設けた高温湯で混合湯流路を閉
塞する機構的な温度安全弁を備えて構成するものであ
る。
【0010】また、本発明の第2の発明における湯水混
合装置は、湯水混合弁と、混合湯の供給・停止を電気的
に行う流量制御弁と、複数の混合湯流路の切り替えを電
気的に行う切替弁と、複数の混合湯流路を経た複数の給
湯対象への混合湯の供給・停止と切り替えを設定する主
設定器と、複数の給湯対象の特定の給湯対象の近傍に設
けた混合湯の供給・停止と切り替えを設定する副設定器
と、主設定器と副設定器の設定に従って流量制御弁と切
替弁を制御する制御器を有し、副設定器から主設定器に
信号を伝達しさらに主設定器から制御器に信号を中継伝
達して構成するものである。
【0011】また、本発明の第3の発明における湯水混
合装置は、上記第2の発明において、副設定器から主設
定器に無線で信号を伝達して構成するものである。
【0012】また、本発明の第4の発明における湯水混
合装置は、湯水混合弁と、混合湯の供給・停止を電気的
に行う流量制御弁と、複数の混合湯流路の切り替えを電
気的に行う切替弁と、混合湯の流量を検出する流量検出
器と、複数の混合湯流路を経た複数の給湯対象への混合
湯の供給・停止と切り替えを設定する複数の給湯対象に
対応した複数の給湯スイッチと、複数の給湯対象毎に定
めた通常使用する積算流量値を越えた限界値を設定する
複数の積算流量限界値設定手段と、複数の給湯スイッチ
の設定に従って流量制御弁と切替弁を制御するととも
に、流量検出器の信号を積算し積算流量設定手段で定め
た限界値に到達したら流量制御弁で混合湯の供給を停止
する制御を行う制御器を備えて構成するものである。
【0013】また、本発明の第5の発明における湯水混
合装置は、湯水混合弁と、混合湯の供給・停止と流量の
調節を電気的に行う流量制御弁と、混合湯の供給・停止
の設定と流量の調節を行う設定器と、設定器で調節され
る流量の最低値を設定する最低流量設定手段と、設定器
の設定と調節に従って流量制御弁を制御し混合湯の供給
・停止と流量調節を行うとともに最低流量設定手段の設
定に従って設定器による流量の調節に下限を定めた制御
を行う制御器を備えて構成するものである。
【0014】また、本発明の第6の実施例における湯水
混合装置は、湯水混合弁と、混合湯の供給・停止を電気
的に行う流量制御弁と、複数の混合湯流路の切り替えを
電気的に行う切替弁と、複数の混合湯流路を経た複数の
給湯対象への混合湯の供給・停止と切り替えを設定する
主設定器と、混合湯の供給・停止と切り替えを設定する
副設定器と、主設定器に設けた優先スイッチと、主設定
器あるいは副設定器の設定に従って流量制御弁と切替弁
を制御するとともに、優先スイッチが操作された時は主
設定器の設定のみに従って流量制御弁と切替弁を制御す
る制御器を備えて構成するものである。
【0015】また、本発明の第7の実施例における湯水
混合装置は、湯と水の混合を行う電気的に行う湯水混合
弁と、混合湯の供給・停止と流量の調節を行う流量制御
弁と、湯水混合弁による所定温度での給湯を設定する所
定温度設定スイッチと、複数のモードの混合湯温を変化
させた混合湯の供給を設定する複数の変化温度設定スイ
ッチを有した設定器と、設定器の所定温度設定スイッチ
あるいは変化温度設定スイッチの設定に従って湯水混合
弁を制御するとともに、複数の変化温度設定スイッチの
択一的選択に従って湯水混合弁を制御する制御器を備え
て構成するものである。
【0016】また、本発明の第8の発明における湯水混
合装置は、湯水混合弁と、混合湯の供給・停止を電気的
に行う流量制御弁と、混合湯の流量を検出する流量検出
器と、混合湯の供給・停止を設定するの給湯設定器と、
設定器の混合湯の供給設定に従って流量制御弁で混合湯
流路を開成するとともに、混合湯流路を開成する制御を
行っているにもかかわらず流量検出器の信号が得られな
いときは、流量制御弁で混合湯流路を閉成する制御を行
う制御器を備えて構成するものである。
【0017】また、本発明の第9の実施例における湯水
混合装置は、湯水混合弁と、混合湯の供給・停止を電気
的に行う流量制御弁と、複数の混合湯流路の切り替えを
電気的に行う切替弁と、混合湯の流量を検出する流量検
出器と、複数の混合湯流路を経た複数の給湯対象への混
合湯の供給・停止と切り替えと予め定めた温度での給湯
を開始する複数の給湯対象に対応した複数の給湯スイッ
チと、複数の給湯スイッチの後から操作された給湯スイ
ッチの設定に従って混合弁と流量制御弁と切替弁を制御
する制御器を備えて構成するものである。
【0018】また、本発明の第10の発明における湯水
混合装置は、上記第1、第2、第4、第6、第9の発明
において流量制御弁と、切替弁を同一弁体で構成するも
のである。
【0019】
【作用】上記した構成により、本発明の第1の発明にお
ける湯水混合装置は、複数箇所へ使用目的に応じ異なっ
た温度範囲での混合湯の切り替え供給を行い、高温湯を
必要としない給湯対象に、故障時や高温湯を供給した流
路から切り替え給湯が行われ高温湯が供給されかかる
と、温度安全弁により混合湯流路を閉塞し高温湯の供給
を停止して安全を確保するものである。
【0020】また、本発明の第2の発明における湯水混
合装置は、副設定器から主設定器に信号を伝達しさらに
主設定器から制御器に信号を中継伝達し、特に副設定器
から制御器に信号を直接伝達することをなくし、配線の
廃止や信号の伝達の容易化など施工面で改善がおこなえ
るものである。
【0021】また、本発明の第3の発明における湯水混
合装置は、副設定器から主設定器に無線で信号を伝達
し、副設定器と主設定器間の信号配線の廃止を可能とす
るとともに、副設定器の設置の自由度を増すことができ
るものである。
【0022】また、本発明の第4の発明における湯水混
合装置は、流量検出器の信号を積算し積算流量設定手段
で定めた通常使用する積算流量値を越えた限界値に到達
したら流量制御弁で混合湯の供給を停止し、使用者が混
合湯の供給を忘れたり、使用者に異常があった場合、自
動的に混合湯供給停止ができ、無駄に混合湯が出続ける
ことが防止できるものである。
【0023】また、本発明の第5の発明における湯水混
合装置は、設定器による流量の調節に下限を定めた制御
を行うことにより、混合湯流量の絞り過ぎを防止し、瞬
間式給湯機の火が消えたり、流量検出器の検出限界を下
回り制御が不確実なることなどを防止しているものであ
る。
【0024】また、本発明の第6の発明における湯水混
合装置は、主設定器に設けた優先スイッチにより、優先
スイッチが操作された時は主設定器の設定のみに従って
流量制御弁と切替弁を制御し、副設定器の操作による影
響を受ける事なく主設定器の設定条件にのみ従った混合
湯の供給が行えるものである。
【0025】また、本発明の第7の発明における湯水混
合装置は、複数の変化温度設定スイッチの択一的選択に
従って湯水混合弁を制御し、複数の変化温度設定スイッ
チの操作による複数条件が重複した混合湯の供給が行わ
れることの防止ができ、使用者が使うに当たっての混乱
も防ぐことのできるものである。
【0026】また、本発明の第8の発明における湯水混
合装置は、設定器の混合湯の供給設定に従って流量制御
弁で混合湯流路を開成し、混合湯流路を開成する制御を
行っているにもかかわらず流量検出器の信号が得られな
いときは、流量制御弁で混合湯流路を閉成し、断水後の
復帰時や流量センサーの故障時に無益に混合湯が供給さ
れることを防止するものである。
【0027】また、本発明の第9の実施例における湯水
混合装置は、混合湯の供給・停止と複数の混合湯流路の
切り替えと個別に予め定めた温度での給湯を給湯スイッ
チの操作のみで行い、複数ある給湯スイッチの操作は優
先、非優先関係を定めることなく後から押された給湯ス
イッチの設定に従って混合湯の供給を行い、操作を分か
りやすく、万が一高温湯が供給された場合、別の給湯ス
イッチを操作することによりこれを回避することも可能
とするものである。
【0028】また、本発明の第10の発明における湯水
混合装置は、流量制御弁と切替弁を同一弁体で構成する
ことにより、大幅な構成の簡素化が図れるものである。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面とともに
説明する。
【0030】図1においてガス瞬間湯沸器16から供給
される湯は給湯管17を経て、また水は給水管18を経
て湯水混合ユニット19に入る。湯水混合ユニット19
は、湯と水を電気的に制御する混合弁部20と、混合湯
の供給、停止と流量調節及び複数の給湯対象へ経路を切
り替えて給湯を行う電気的に制御される流量制御弁21
とから成っている。複数の給湯対象であるシャワー2
2、洗い場のカラン23、浴槽24への吐出口25の近
傍には、それぞれ設定器26、27、28が設けられて
いる。設定器27は主設定器を成しており、副設定器で
ある設定器26、28の信号線が継ぎ込まれている。浴
室29の外部には、湯水混合ユニット19の他、マイコ
ンが搭載された制御器30が設けられている。湯水混合
ユニット19の設置場所は、浴室29の壁と他室との壁
の間、浴室29の天井裏、脱衣室、床下、軒下等が考え
られる。また制御器30は、脱衣室、浴室29の天井
裏、台所などの他室等が考えられる。また、台所等の他
室には他室リモコン31が設けられ、更に中継器32を
介して、ホームオートメーションの情報ライン33や、
電話34に接続されている。図2に設定器27の詳細を
示す。
【0031】一回押すと混合湯の供給が開始され、もう
一度押すと停止される給湯開始、停止スイッチと、給湯
中に他のスイッチが押された場合、押された側に切り替
わる切替スイッチを兼ねた給湯スイッチであるバスタブ
スイッチ35、洗い場のカランスイッチ36、シャワー
スイッチ37が給湯対象に対応して設けられている。こ
れらのスイッチ35、36、37は後で詳しく述べる
が、各々に予めプリセットした混合湯温、流量で出湯で
きるようになっており、各々に予め設定した積算流量値
で停止できるように設定されている。予め設定した温度
を変更したい場合は、温度のアップスイッチ38、ダウ
ンスイッチ39により変更ができる。但し、カラン2
3、シャワー22は高温を必要としない給湯対象である
ため、制御的に45℃以上の設定ができないようになっ
ている。温度の設定値は、表示ランプ40部に表示され
る。予め設定された流量を変更したい場合は、流量のア
ップスイッチ41とダウンスイッチ42により変更が可
能である。スイッチ41、42は押し続けることにより
連続的に流量が変化し、弁全開あるいは予め定めた流量
値まで絞られた状態で流量変化は止まる。コールスイッ
チ43は、押すことにより、他のリモコンを介して他人
を呼ぶ信号音を出すためのスイッチである。優先スイッ
チ44は、このスイッチがオンされている時は、浴室2
9内の設定器が優先され、外部からの信号を受付ないた
めのスイッチである。これは、例えば浴室で使用中に、
台所等に設けた他室リモコン31の操作による出湯や、
電話24による出湯が開始される不都合を防ぐためのも
のである。また、この優先スイッチ44をオフにする
と、浴室29内のリモコンの電気回路の通電が断たれ、
連続通電による電子部品の劣化が防止される。また各ス
イッチの操作に応じ、ブザー45が短時間鳴り、操作が
確実に判るように、また必要なスイッチにはランプが設
けられ、操作が確実に確認できるようになっている。
【0032】第3図にシャワー用の設定器26を示す。
主設定器を成す設定器27と給湯開始、停止用のスイッ
チ46及び温度のアップスイッチ47、ダウンスイッチ
48は制御回路的に並列に設けられており、設定器27
からでも26からでも操作ができるように構成されてい
る。すなわち、どの設定器からも出湯の開始や停止、ま
た混合湯温のアップダウンができる。このシャワー用の
設定器26には、特別の機能として変化温度設定スイッ
チであるサイクルシャワースイッチ49、クールダウン
スイッチ50、ウォームアップスイッチ51が設けられ
ている。サイクルシャワースイッチ49を押すと、設定
温度と温度差ボリューム52で設定される温度巾の範囲
でサイクル的に適温湯と低温湯が供給される。もう一度
サイクルスイッチ49を押すとサイクルシャワーは止ま
り、適温に戻る。クールダウンスイッチ50を押すと、
設定温度から温度差ボリューム52で設定される温度差
まで徐々に混合湯温が低下して行き、所定時間経過後、
給湯は自動停止される。ウォームアップスイッチ51を
押すと、例えば35℃から設定温度まで徐々に温度が上
昇して行き、設定温度に到達後はその温度で連続給湯さ
れる。これらサイクルシャワースイッチ49、クールダ
ウンスイッチ50、ウォームアップスイッチ51はシャ
ワースイッチ46を押した後で押すことにより初めて機
能する。これらのスイッチは、複数条件が重複した混合
湯の供給を防ぐため択一的にしか選べず、また再度押す
ことにより解除される。
【0033】図4に浴槽近傍に設けた設定器28の詳細
を示す。主設定器を成す設定器27のスイッチ35、3
8、39、43と制御回路的に並列に設けられたバスタ
ブスイッチ53、アップスイッチ55、コールスイッチ
56が設けられており、設定器27と28のどちらでも
操作ができるようになっている。例えば設定器27のバ
スタブスイッチ35を押して出湯を開始し、設定器28
のバスタブスイッチ53で止めることもできる。
【0034】図5に制御器30の詳細を示す。この制御
器30には電源AC200Vが引き込まれ、内蔵された
スイッチング電源により低電圧化と整流が行われ、マイ
コン等を内蔵した主たる制御回路に直流低電圧が供給さ
れている。電源スイッチ57をオンすることによりAC
100Vが投入され、制御系に通電が行われるととも
に、必要とあらばガス瞬間給湯機16の電源も接続すれ
ば同時に投入できるように構成されている。カラン2
3、シャワー温度プリセットボリューム58により、シ
ャワー22とカラン23から供給される温度が予め設定
できる。バスタブ温度プリセットボリューム59により
吐出口25から供給される湯温がプリセットできる。湯
張り量プリセットボリューム60の設定により、浴槽2
4の容量に適した積算流量がプリセットできる。カラン
23とシャワー22に対しては、誤って必要以上に流し
続けることを防止する目的で、通常使用する積算流量値
を越えた限界値として制御器30内のマイコンに積算流
量に積算流量値として書き込まれた値(例えば100
L)に積算値が達した段階で給湯が停止される。また、
これらの積算流量値は、万が一の積算系、検出系の故障
に対応するため、最大に考える時間を越えた時点でタイ
マーが働き給湯が停止できるように設定されており、二
重安全化が図られている。給湯流量のプリセットは、流
量プリセットボリューム61で行え、また、少流量に絞
り込んだ場合の最低流量値は最低流量スイッチ62で切
り替えができる。この最低流量スイッチ62は、例えば
本実施例のようにガス瞬間湯沸器16等と組み合された
場合、湯沸器の最少点火流量値を下廻って火が消えるこ
とをなくすため、ガス瞬間湯沸器16の設定値や、供給
水温に応じて燃焼が維持できる流量に、混合流量を維持
するために切り替えて使用するものである。
【0035】図6に他室リモコン31の詳細を示す。設
定器27の優先スイッチ44を切るとランプ63が点灯
し、他室リモコン31側からの操作が可能となる。バス
タブスイッチ64を押すと、設定器27のバスタブスイ
ッチ35と同一の給湯条件で給湯が開始され、もう一度
押すと停止できる。勿論、積算流量値で停止することも
可能である。この他室リモコン31からはタイマー出湯
も可能であり、モード選択スイッチ65でモード選択を
行い、時刻合わせスイッチ66で時刻を合わせると、タ
イマー出湯が可能となる。時計表示やタイマー時刻等
は、表示部67に表示される。タイマー出湯する場合、
予約スイッチ68を押す必要がある。
【0036】図7に湯水混合ユニット19の詳細を示
す。水の入り口69と湯の入り口70を有した混合弁框
体71の内部には、逆止弁72、73と、湯と水の圧力
を均衡させる圧力バランス弁74、混合弁75、混合湯
温を検出するサーミスタ76、流量センサ77が設けら
れている。
【0037】圧力バランス弁74は、ピストン78と水
側弁体79、湯側弁体80の間に流れ込んだ水と水が、
各弁体に設けた羽根によって、エレメントを回転させつ
つ圧力調整する形式のものである。
【0038】混合弁75は第8図と第9図にその詳細を
示すような構成となっている。筒状のカートリッジ81
は、水側開口82、湯側開口83、混合開口84を有し
ており、内部に水側弁座85、湯側弁座86が形成され
ている。カートリッジ81の端部は、プラグ87と、カ
ップリング88が設けられている。混合弁の水側弁体8
9と湯側弁体90が、図に示すように弁座をはさんで対
向して設けられている。水側弁体89と湯側弁体90
は、混合室91に向かって流れが縮流するようにテーパ
状を成して構成されている。また、水側弁座85、湯側
弁座86も図に示すようにテーパ状を成しているが、こ
れは弁体前後にかかる圧力差と流量の関係を、弁の変位
に関して比例的にするためにしている。但し、弁体のテ
ーパ角度と弁座のテーパ角度は若干異ならせてあり、面
接触による噛み込みを防止している。水側弁体89は、
ばね92により付勢されており、受け板93に支持され
ている。また、湯側弁体90は、ばね94により付勢さ
れている。水側弁体89はストッパー95により支持さ
れ、軸96に取り付けられている。また、湯側弁体90
は内部に設けた穴内に軸96が突っ込んだ形状を成して
いる。ばね94のセット荷重は強くセットされており、
軸96部のねじ部97他のがたをなくすとともに、湯側
弁体90を固定している。軸96にはOリング98、9
9が設けられており、材質を接水側と接大気側とで異な
らせてある。外部には、駆動用のステッピングモータ1
00が設けられており、減速ギヤ101を介して駆動軸
102を介してカム103を回転させ、内部に設けた凹
凸部104に嵌合する駆動軸96の頭部に回転力を伝達
する。軸96はこれによって図において左右に螺旋的に
スライドする。減速ギヤ101は、取付台105に固定
され、取付台105には、湯側全開点を検出するマイク
ロスイッチ106と、水側全開点を検出するマイクロス
イッチ107が固定されている。取付台105とカップ
リング88は、回転止めがなされた上でロックナット1
08により締結されている。これら混合弁部19は第8
図に示す状態で一体的に取り扱えるようになっており、
この状態で混合弁框71の内部に差し込み、プラグ87
の端部に止め輪109を装着するだけで取り付けができ
るように工夫している。
【0039】図7に戻り、混合弁部20と流量制御弁部
21はフランジ110により着脱可能に締結されてい
る。流量制御弁21は、弁体(1)111と弁体(2)112
が、図において左右に変位されることにより流路を切り
替えるとともに、止水と流量調節を行う三方弁である。
流量制御弁21以降の洗い場のカラン23とシャワー2
2の系統には、機構的に故障時に高温湯が供給されるこ
とを防ぐ温度安全弁113が設けられている。更に下流
側にカラン23とシャワー22側を切り替える、流量制
御弁21と類似の形状を成した三方弁型式の切替弁11
4が設けられている。
【0040】流量制御弁21の詳細は図10、図11に
示される。弁体(1)111と弁体(2)112は、金具11
5、116にゴムパッキン117、118が焼き付けら
れて構成されており、ゴムパッキン117、118は弁
特性の直線化と通水温の低減を狙って略テーパ状に成型
されている。弁体(1)111と弁体(2)112はばね11
9で付勢されており、流量制御弁框体120に装着しな
い状態では、軸121に設けた段差122および軸端に
螺合した止め金具123に当接して止まっている。この
流量制御弁21部は、弁体(1)111の弁座124と、
開口125、台座126が一体的に設けられている。台
座126には、カップリング127が、取付台128に
より廻り止めと抜け止めをされて固定されている。軸1
21にはOリング129と130が設けられている。こ
れらのOリング129、130も混合弁部と同様に材質
が異ならせてある。軸121の頭部には凹凸部に歯車1
31が嵌合して設けられている。この歯車131は、D
Cモータ132により駆動される減速歯車133の駆動
軸134に取り付けられた歯車135に噛み合い、DC
Dモータ132の電動力が伝達される。歯車135には
カム136、137が設けられており、回転角度によっ
てマイクロスイッチ138、139、140を開閉して
いる。マイクロスイッチ138は、流れの止まる閉成点
の検出用スイッチであり、マイクロスイッチ139は弁
体(2)112の全開点、またマイクロスイッチ140は
弁体(1)111の全開点を検出するためのスイッチであ
る。弁軸121と駆動部の軸134は、図で示す如く並
列に設けられており、伝達手段である歯車131と13
5により駆動力を伝達しているため、直列的に配設する
場合に比べて全体の長さが短くて済んでいる。また、弁
体(1)111や弁体(2)112の調節も歯車131を手で
駆動することができるため、容易である。更に、駆動に
応じて軸121が第10図において左右に進退するが、
歯車131と歯車135の歯の重なりしろが変化するこ
とにより、逃げを取っている。台座126は流量制御弁
框体120に、ビスで固定して設けられているが、ビス
を外すことにより図10の状態で着脱可能に構成されて
いる。
【0041】図12に温度安全弁113の詳細を示す。
この温度安全弁113もカートリッジ141が弁框体1
42から端部の止め輪143を外すだけで外すことがで
きるように構成されている。カートリッジ141の内部
には弁体144に当接する弁座145が設けられてい
る。弁体144は感温体であるワックスサーモ146の
固定的に取り付けられており、ワックスサーモ146の
頭部のピストン147の伸縮により弁体144が変位す
るように構成されている。弁体144はばね148で、
またピストン147は当接金具149を介してばね15
0で付勢されている。弁座145の一部には小孔151
が設けられており、作動時の復帰を早くするために少流
量が流れるように構成されている。カートリッジ141
には、また開口152、153が設けられている。
【0042】ワックスサーモ146は図に示す如く、弁
座145の下流側に設けられているが、これは浴槽への
吐出口25へ熱湯を供給している時に伝熱により作動
し、流路を閉塞してしまうことを防ぐためである。更に
確実にするために、弁框体142を樹脂で構成したり、
流量制御弁框体120との接合部をフランジ止めにして
断熱材をかませる等の案が考えられる。
【0043】切替弁114は、流量制御弁21の止水機
能だけをなくしたものである。この実施例においては、
三方弁を組み合わせて三方向に混合湯を供給する形式で
あり、最上流に位置する三方弁である流量制御弁21に
より止水を果たしているため、下流に位置する切替弁1
14は止水機能はなくてもよい。また流量調節機能も流
量制御弁21が有しているため、下流側で調節する必要
はない。更に三方弁を増設することにより、もっと多数
の箇所へ給湯することも可能である。
【0044】次にこの実施例の動作を簡単に説明する。
浴室29の設定器27のバスタブスイッチ35を押す
と、電源スイッチ57が投入され、優先スイッチ44が
浴室29側に切り替わっている条件下で出湯が開始され
る。この時の混合湯温と流量及び定量止水を行う積算流
量値は、制御器30で予め設定した値で行われる。給湯
途中でもう一度バスタブスイッチ35を押すと給湯は停
止される。給湯を続行した場合は、積算流量値に達した
段階で給湯は停止される。バスタブスイッチ35を押し
て給湯が行われている時は、混合湯温の設定は45℃を
越えて、50℃、熱湯にまで変更が可能である。流量
は、スイッチ41と42で増減ができるが、流量の最大
は、弁体(1)111が全開になる位置まで、最少は最低
流量スイッチ62で設定された流量まで設定変更ができ
る。最低流量値は、流量センサ77の値をフィードバッ
クして調節される。また、先の流量積算も流量センサ7
7の値を積算して行われる。
【0045】カランスイッチ36あるいはシャワースイ
ッチ37を押して出湯している時は、安全のために45
℃以上の湯は出せない。万が一、制御系や弁系の故障に
より高温湯が供給された時は、温度安全弁113で流路
を閉塞し熱湯を極端に絞り込む。
【0046】浴室29以外の外部信号で給湯を行う場合
は、優先スイッチ44をオフにする。
【0047】コールスイッチ43は、スイッチを押し続
けている間だけ、他室リモコン31でブザーが鳴る。
【0048】給湯中に停電した場合は、制御器30内に
設けたバックアップ電池(図示せず)により、直ちに流
量制御弁が閉成され、給湯が停止される。
【0049】不使用時に低温となった時は、サーミスタ
76部の温度がある程度下がった段階で、強制的に流量
制御弁21を少し開成し、少量の水と湯をたれ流す。こ
のため配管中の水が流動するとともに、ガス瞬間湯沸器
16からも湯が供給される。サーミスタ76部の温度が
ある設定範囲まで上昇したら流量制御弁21は閉成され
る。以後、冷えたら上記の動作を繰り返す。
【0050】凍結のおそれが事前に予測される場合に
は、混合ユニット19上部の通気栓154と下部の水抜
き栓155、156、157の操作によりユニット内の
水抜き栓155、156、157の操作によりユニット
内の水抜きが可能である。
【0051】断水時や、流量センサ77の故障時には、
流量センサの信号がでないことを判定して、流量制御弁
21を閉成する。また、カラン23、シャワー22への
給湯時に温度安全弁113が働いた場合も、流量センサ
77の信号が出なくなって、流量制御弁21が閉成され
る。これらの復帰は、再びスイッチ35、36、37等
を押すことにより行われる。
【0052】この実施例の効果を述べる。まず、流量制
御弁21は混合湯の供給、停止と流量の調節、流路の切
り替えを行っているため、複数の機能が果せ構成が簡素
化できる。
【0053】また、湯水混合弁20は電気的に制御さ
れ、設定器27他は混合湯温の設定もできるため、遠隔
操作やプリセット等制御が容易にできる。
【0054】また、流量制御弁21は複数の給湯対象に
経路を切り替えて給湯を行っているため、一台の湯水混
合弁で複数の箇所に給湯を行うことができる。
【0055】また、流量制御弁21は三方弁を組み合わ
せて構成し、最上流の三方弁に止水機能を持たせている
ため、同種の三方弁の細部改造だけで複数箇所への切替
給湯が実現でき、部品を共用化できる効果を有してい
る。
【0056】また、高温湯を必要としないシャワー2
2、カラン23への経路に、温度安全弁113を有して
いるため、設定温以上の湯が、故障時に供給されること
がなく安全である。
【0057】また、湯と水の入り口69、70を下部
に、混合湯の供給部を上部に配設し、下部に水抜き栓1
55、156、157を、上部に通気栓154を設けて
いるため、凍結防止の水抜き操作が容易である。
【0058】また、湯水混合弁20は弁座85、86と
水側弁体89、湯側弁体90が一体的に着脱可能なカー
トリッジ構造のため、組立、メンテナンスが容易にでき
る。
【0059】また、流量制御弁21も同様に組立、メン
テナンスが容易にできる。また、温度安全弁113も同
様に組立、メンテナンスが容易にできるまた、温度安全
弁113は感温体であるワックスサーモ146が、弁座
145、弁体144以降に配設されているため、誤動作
が少ない。
【0060】また、切替弁114はフランジ止めとなっ
ており、外すことにより2方向給湯用にも変更すること
ができるため、用途に応じて供給口数を増減できる。
【0061】また、DCモータ132と、軸121が並
列に設けられ、伝達手段である歯車131、135を介
して駆動が行われるため、調整や、軸の進退の逃げを取
ることが容易である。
【0062】また、流量制御弁21は手動で開閉のでき
る歯車131を有しているため、故障時や停電時に手で
給湯の開始、停止が可能である。
【0063】また、シャワー22、カラン23、浴槽2
4に対して各々設定器26、27、28を有しているた
め、体をあまり動かさずに操作ができる利点を有する。
【0064】また、主設定器である設定器27に副設定
器である設定器26、28の信号を伝え、設定器27か
ら制御器30に信号を伝えるため、特に制御器30に継
ぎ込む配線の数が少なくて済む。
【0065】また、制御回路を有した制御器30は、湯
水混合ユニット19と分離して設置しているため、制御
器30を湿気の少ない環境の良い所に設置でき、耐久性
を増すことができる。
【0066】次に他の実施例について説明する。湯水混
合弁部と流量制御弁部の分離可能な構成は他にも各種の
方法がある。
【0067】第13図は前記実施例を示すものである
が、湯水混合弁20部と流量制御弁21部はフランジ1
58で、更に流量制御弁21部の温度安全弁の横に設け
たフランジ159に切替弁114が接続されている。
【0068】第14図は第2の実施例であり、フランジ
158以降の流量制御弁21部以降は一体的に構成した
ものである。
【0069】第15図は切替弁をなくし、流量制御弁2
1とフランジ158で接続した第3の例であり2ヶ所へ
の給湯が可能なものである。この場合、第1の実施例の
切替弁114を外し、接続管をフランジ止めすることに
より構成できる。
【0070】第16図は第4の実施例であり、温度安全
弁113を切替弁114より下流側に配設した例であ
り、例えばシャワーだけ高温湯の供給を制限したい場合
に有効である。フランジ160部の工夫により、下流側
に距離をとって温度安全弁113を配置することもでき
る。
【0071】第17図は第5の実施例を示すものであ
り、流量制御弁21は1ヶ所の給湯口のみを有した型式
である。
【0072】第18図は第6の実施例を示すものであ
り、フランジ161は流量センサ77の上流側でサーミ
スタ76の下流側に設けられている。
【0073】要は、これらの実施例は湯水混合弁部20
に着脱可能に流量制御弁21を接続することにより、各
種の要望に答えた湯水混合装置が構成できることを示す
ものである。
【0074】第19図は第7の実施例を示すものであ
り、シャワー用の設定器26と浴槽用の設定器28は無
線で信号を設定器27に伝え、設定器27から制御器3
0に有線で信号が伝えられる。制御器30と他室リモコ
ン31は一体的に設けられている。更に設定器28は浴
槽24の水面に浮遊可能に設けられている。
【0075】この実施例の効果は、設定器26と28か
ら27への信号伝達が無線のため、設定器26、28の
設置が自由にできる点である。
【0076】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、次のような効果を有していた。
【0077】(1)複数箇所へ使用目的に応じ異なった
温度範囲での混合湯の切り替え供給を行うため、高温湯
を必要としない給湯対象に、故障時や高温湯を供給した
流路から切り替え給湯が行われ高温湯が供給されかかる
と、温度安全弁により混合湯流路を閉塞し高温湯の供給
を停止して安全が確保できる。
【0078】(2)副設定器から主設定器に信号を伝達
しさらに主設定器から制御器に信号を中継伝達するた
め、副設定器から制御器に信号を直接伝達することがな
くせ、配線の廃止や信号の伝達の容易化など施工面で改
善がおこなえる。
【0079】(3)副設定器から主設定器に無線で信号
を伝達するため、副設定器と主設定器間の信号配線の廃
止を可能とするとともに、副設定器の設置の自由度を増
すことができ。
【0080】(4)流量検出器の信号を積算し積算流量
設定手段で定めた通常使用する積算流量値を越えた限界
値に到達したら流量制御弁で混合湯の供給を停止するた
め、使用者が混合湯の供給を忘れたり、使用者に異常が
あった場合、自動的に混合湯供給停止ができ、無駄に混
合湯が出続けることが防止できる。
【0081】(5)設定器による流量の調節に下限を定
めた制御を行うため、混合湯流量の絞り過ぎを防止し、
瞬間式給湯機の火が消えたり、流量検出器の検出限界を
下回り制御が不確実なることなどが防止できる。
【0082】(6)主設定器に設けた優先スイッチによ
り、優先スイッチが操作された時は主設定器の設定のみ
に従って流量制御弁と切替弁を制御するため、副設定器
の操作による影響を受けることなく主設定器の設定条件
にのみ従った混合湯の供給が行え、副設定器を他の使用
者が操作して思わぬ混合湯経路から給湯が行われたり、
高温湯を浴びたりすることが防止できる。
【0083】(7)複数の変化温度設定スイッチの択一
的選択に従って湯水混合弁を制御するため、複数の変化
温度設定スイッチの操作による複数条件が重複した混合
湯の供給が行われることの防止ができ、使用者が使うに
当たっての混乱を防ぐことができる。
【0084】(8)混合湯流路を開成する制御を行って
いるにもかかわらず流量検出器の信号が得られないとき
は、流量制御弁で混合湯流路を閉成し、断水後の復帰時
や流量センサーの故障時に無益に混合湯が供給されるこ
とを防止することができる。
【0085】(9)混合湯の供給・停止と複数の混合湯
流路の切り替えと個別に予め定めた温度での給湯が給湯
スイッチの操作のみで行え、かつ複数ある給湯スイッチ
の操作は優先、非優先関係を定めることなく後から押さ
れた給湯スイッチの設定に従って混合湯の供給を行うた
め、操作が分かりやすく、万が一高温湯が供給された場
合でも別の給湯スイッチを操作することによりこれを回
避することができる。
【0086】(10)流量制御弁と切替弁を同一弁体で
構成しているため、大幅な構成の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における湯水混合装置の
システム系統図
【図2】同湯水混合装置に用いた設定器の正面図
【図3】同湯水混合装置に用いたシャワー用の設定器の
正面図
【図4】同湯水混合装置に用いた浴槽用の設定器の正面
【図5】同湯水混合装置に用いた制御器の正面図
【図6】同湯水混合装置に用いた他室リモコンの正面図
【図7】同湯水混合装置に用いた湯水混合弁ユニットの
一部切欠き断面図
【図8】同ユニットの混合弁部の一部切欠き断面図
【図9】同ユニットの混合弁部の駆動部の外観図
【図10】同ユニットの流量制御弁部の一部切欠き断面
【図11】同ユニットの流量制御弁部の駆動部の外観図
【図12】同ユニットの温度安全弁部の一部切欠き断面
【図13】本発明の第二の実施例における湯水混合弁ユ
ニットの正面図
【図14】本発明の第三の実施例における湯水混合弁ユ
ニットの正面図
【図15】本発明の第四の実施例における湯水混合弁ユ
ニットの正面図
【図16】本発明の第五の実施例における湯水混合弁ユ
ニットの正面図
【図17】本発明の第六の実施例における湯水混合弁ユ
ニットの正面図
【図18】本発明の第七の実施例における湯水混合弁ユ
ニットの正面図
【図19】本発明の第八の実施例における湯水混合装置
のシステム系統図
【図20】従来の湯水混合装置のシステム構成図
【符号の説明】
20 混合弁 21 流量制御弁(切替弁) 22 シャワー(給湯対象) 23 カラン(給湯対象) 25 吐出口(給湯対象) 26 設定器(副設定器) 27 設定器(主設定器) 28 設定器(副設定器) 30 制御器(積算流量限界値設定手段) 31 他室リモコン(副設定器) 35 バスタブスイッチ(給湯スイッチ) 36 カランスイッチ(給湯スイッチ) 37 シャワースイッチ(給湯スイッチ) 44 優先スイッチ 46 スイッチ(給湯スイッチ) 49 サイクルシャワースイッチ(変化温度設定スイッ
チ) 50 クールダウンスイッチ(変化温度設定スイッチ) 51 ウォームアップスイッチ(変化温度設定スイッ
チ) 53 バスタブスイッチ(給湯スイッチ) 60 湯張り量プリセットボリューム(積算流量限界値
設定手段) 62 最低流量スイッチ(最低流量設定手段) 64 バスタブスイッチ(給湯スイッチ) 113 温度安全弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16K 31/68 D // F16K 31/04 A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯と水の混合を行う湯水混合弁と、混合湯
    の供給・停止を電気的に行う流量制御弁と、高温湯出湯
    を行う混合湯流路と高温湯出湯を行わない混合湯流路の
    複数の混合湯流路の切り替えを電気的に行う切替弁と、
    前記複数の混合湯流路を経た複数の給湯対象への混合湯
    の供給・停止と切り替えを設定する設定器と、前記設定
    器の設定に従って前記流量制御弁と前記切替弁を制御す
    る制御器と、前記複数の混合湯流路のうち高温湯を必要
    としない混合湯流路に設けた高温湯で混合湯流路を閉塞
    する機構的な温度安全弁を備えた湯水混合装置。
  2. 【請求項2】湯と水の混合を行う湯水混合弁と、混合湯
    の供給・停止を電気的に行う流量制御弁と、複数の混合
    湯流路の切り替えを電気的に行う切替弁と、前記複数の
    混合湯流路を経た複数の給湯対象への混合湯の供給・停
    止と切り替えを設定する主設定器と、複数の給湯対象の
    特定の給湯対象の近傍に設けた混合湯の供給・停止と切
    り替えを設定する副設定器と、前記主設定器と前記副設
    定器の設定に従って前記流量制御弁と前記切替弁を制御
    する制御器を有し、前記副設定器から前記主設定器に信
    号を伝達しさらに前記主設定器から前記制御器に信号を
    中継伝達する湯水混合装置。
  3. 【請求項3】副設定器から主設定器に無線で信号を伝達
    する請求項2記載の湯水混合装置。
  4. 【請求項4】湯と水の混合を行う湯水混合弁と、混合湯
    の供給・停止を電気的に行う流量制御弁と、複数の混合
    湯流路の切り替えを電気的に行う切替弁と、混合湯の流
    量を検出する流量検出器と、前記複数の混合湯流路を経
    た複数の給湯対象への混合湯の供給・停止と切り替えを
    設定する複数の給湯対象に対応した複数の給湯スイッチ
    と、前記複数の給湯対象毎に定めた通常使用する積算流
    量値を越えた限界値を設定する複数の積算流量限界値設
    定手段と、前記複数の給湯スイッチの設定に従って前記
    流量制御弁と前記切替弁を制御するとともに、前記流量
    検出器の信号を積算し前記積算流量設定手段で定めた限
    界値に到達したら前記流量制御弁で混合湯の供給を停止
    する制御を行う制御器を備えた湯水混合装置。
  5. 【請求項5】湯と水の混合を行う湯水混合弁と、混合湯
    の供給・停止と流量の調節を電気的に行う流量制御弁
    と、混合湯の供給・停止の設定と流量の調節を行う設定
    器と、前記設定器で調節される流量の最低値を設定する
    最低流量設定手段と、前記設定器の設定と調節に従って
    前記流量制御弁を制御し混合湯の供給・停止と流量調節
    を行うとともに前記最低流量設定手段の設定に従って前
    記設定器による流量の調節に下限を定めた制御を行う制
    御器を備えた湯水混合装置。
  6. 【請求項6】湯と水の混合を行う湯水混合弁と、混合湯
    の供給・停止を電気的に行う流量制御弁と、複数の混合
    湯流路の切り替えを電気的に行う切替弁と、前記複数の
    混合湯流路を経た複数の給湯対象への混合湯の供給・停
    止と切り替えを設定する主設定器と、混合湯の供給・停
    止と切り替えを設定する副設定器と、前記主設定器に設
    けた優先スイッチと、前記主設定器あるいは前記副設定
    器の設定に従って前記流量制御弁と前記切替弁を制御す
    るとともに、前記優先スイッチが操作された時は主設定
    器の設定のみに従って前記流量制御弁と前記切替弁を制
    御する制御器を備えた湯水混合装置。
  7. 【請求項7】湯と水の混合を行う電気的に行う湯水混合
    弁と、混合湯の供給・停止と流量の調節を行う流量制御
    弁と、前記湯水混合弁による所定温度での給湯を設定す
    る所定温度設定スイッチと、複数のモードの混合湯温を
    変化させた混合湯の供給を設定する複数の変化温度設定
    スイッチを有した設定器と、前記設定器の所定温度設定
    スイッチあるいは変化温度設定スイッチの設定に従って
    前記湯水混合弁を制御するとともに、前記複数の変化温
    度設定スイッチの択一的選択に従って前記湯水混合弁を
    制御する制御器を備えた湯水混合装置。
  8. 【請求項8】湯と水の混合を行う湯水混合弁と、混合湯
    の供給・停止を電気的に行う流量制御弁と、混合湯の流
    量を検出する流量検出器と、混合湯の供給・停止を設定
    するの給湯設定器と、前記設定器の混合湯の供給設定に
    従って前記流量制御弁で混合湯流路を開成するととも
    に、混合湯流路を開成する制御を行っているにもかかわ
    らず前記流量検出器の信号が得られないときは、前記流
    量制御弁で混合湯流路を閉成する制御を行う制御器を備
    えた湯水混合装置。
  9. 【請求項9】湯と水の混合を行う湯水混合弁と、混合湯
    の供給・停止を電気的に行う流量制御弁と、複数の混合
    湯流路の切り替えを電気的に行う切替弁と、混合湯の流
    量を検出する流量検出器と、前記複数の混合湯流路を経
    た複数の給湯対象への混合湯の供給・停止と切り替えと
    予め定めた温度での給湯を開始する複数の給湯対象に対
    応した複数の給湯スイッチと、前記複数の給湯スイッチ
    の後から操作された給湯スイッチの設定に従って前記混
    合弁と前記流量制御弁と前記切替弁を制御する制御器を
    備えた湯水混合装置。
  10. 【請求項10】流量制御弁と、切替弁を同一弁体で構成
    した請求項1、2、46または9記載の湯水混合装置。
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