JP2014001913A - 浴槽用自動昇温装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの意図しない冷水や高温湯が浴槽内に流入してくることを、できるだけユーザに感じさせないようにする。
【解決手段】浴槽用自動昇温装置は、浴槽10から引き抜いた湯を、加熱手段(加熱配管53)を経由して或いは加熱手段をバイパスして浴槽10へ戻すように循環させる循環経路と、循環経路の循環流量を調整する流量調整装置(制御装置60)と、を備える。循環経路は、引抜配管51、戻し配管52、加熱配管53、外部戻しホース11a、外部引抜ホース12aにより構成される。そして、循環を開始してから規定時間が経過するまでの初期期間では、当該規定時間が経過した後の通常期間よりも循環流量を少なくするよう流量調整装置を低流量制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴槽用自動昇温装置に関する。
特許文献1、2等には、浴槽内の湯(槽内湯)が冷めてくると、槽内湯を自動で昇温させる自動昇温装置が開示されている。以下、この種の装置が実施する昇温要否判定および昇温制御について、図10を用いて説明する。
先ず、昇温要否判定では、循環ポンプ50pxにより槽内湯を浴槽10から引き抜き、槽内湯の温度をセンサ50bで検出する。なお、引き抜いた湯はそのまま浴槽10へ戻して循環させる。そして、センサ50bの検出値に基づき、昇温が必要か否かを判定する。昇温要と判定した場合、引き抜いた槽内湯が加熱配管53を経由して浴槽10へ戻るよう、循環経路を切り替える。これにより、槽内湯が加熱配管53で加熱されて昇温され、槽内湯が適温に保持されることとなる。
なお、ユーザが昇温を指令する追焚き操作をした場合には、昇温要否判定を実施することなく、槽内湯を浴槽から引き抜き、加熱配管53で加熱してから浴槽へ戻すよう循環させる。
特許第4458199号公報 特開2003−106646号公報
しかしながら、循環ポンプ50pxの停止期間中に循環経路内に溜まっていた湯が冷めて冷水になっていると、その冷水が、上述のごとく槽内湯の循環を開始した時に浴槽10内に流入することとなり、ユーザに冷水の流入を感じさせてしまう。特に、循環経路のうち屋外に位置する部分(外部ホース11a、12aの部分)には、冷水が溜まっている蓋然性が高い。
また、循環ポンプ50pxの停止期間中に、循環経路のうち加熱配管53の部分に溜まっていた湯が高温になっていると、その高温湯が、上述のごとく槽内湯の循環を開始した時に浴槽10内に流入することとなり、ユーザに高温湯の流入を感じさせてしまう。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザの意図しない冷水や高温湯が浴槽内に流入してくることを、できるだけユーザに感じさせないようにして、ユーザのフィーリング悪化を改善するようにした浴槽用自動昇温装置を提供することにある。
上記目的を達成する発明は以下の点を特徴とする。すなわち、浴槽から引き抜いた湯を、加熱手段を経由して或いは前記加熱手段をバイパスして前記浴槽へ戻すように循環させる循環経路と、前記循環経路の循環流量を調整する流量調整装置と、前記循環を開始してから規定時間が経過するまでの初期期間では、当該規定時間が経過した後の通常期間よりも循環流量を少なくするよう前記流量調整装置を低流量制御する低流量制御手段と、を備えることを特徴とする。
これによれば、循環流量を調整する流量調整装置を備え、循環の初期期間には流量調整装置を低流量制御する。そのため、循環を開始した時には、循環経路内に溜まっていた高温湯や冷水は低流量で浴槽内へ流入することとなる。すると、浴槽内に流入した高温湯または冷水の塊が、浴槽内のユーザに到達するまでの時間が長くなる(図10中の矢印Y参照)。その結果、その到達までの間に前記塊が槽内湯と熱交換して適温に近づくことが促されるので、浴槽へ流入してきた高温湯や冷水をユーザが感じることが抑制され、ひいてはユーザのフィーリング悪化を改善できる。
本発明の一実施形態にかかる浴槽用自動昇温装置が適用された、給湯システムを示す図。 図1の制御装置が実施する昇温要否判定の処理手順を示すフローチャート。 図1の制御装置が実施する昇温制御の処理手順を示すフローチャート。 本発明者が実施した試験の概要を説明する図。 図4にかかる試験の結果を示す図。 図4にかかる試験の結果を示す図。 低流量制御にかかる低回転数の設定に用いるマップ。 図2および図3の制御を実施した場合の、槽内温度等の推移を示す図。 本発明の他の実施形態にかかる給湯システムを示す図。 従来の自動昇温装置による課題を説明する図。
以下、本発明にかかる浴槽用自動昇温装置が適用された給湯システムの各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、各々の図中において同一符号の部分については、その説明を相互に援用する。
図1に示す給湯システムは、浴槽10へ給湯するための湯を沸かす加熱装置20と、加熱装置20で沸かした湯を溜めて浴槽10へ給湯する貯湯装置30と、貯湯装置30の作動を制御する制御装置60と、を備えて構成されている。なお、貯湯装置30は、前記給湯の機能の他にも、浴槽10内の湯(槽内湯)を昇温させる加熱機能をも有する。
加熱装置20は、冷媒を圧縮して循環させる電動コンプレッサ(図示せず)、および循環する高温冷媒を水と熱交換させる熱交換器(図示せず)等を備えたヒートポンプ式の装置である。したがって、水道管または貯湯装置30から加熱装置20へ供給された水は、熱交換器で加熱されて高温湯となり、電磁弁31を通じて貯湯装置30へ供給される。
貯湯装置30は、加熱装置20から供給される高温湯を溜めるタンク32と、タンク32内の湯を浴槽10へ給湯する給湯配管40と、浴槽10から引き抜いた湯を浴槽10へ戻すように循環させる循環配管50とを備える。
タンク32内の湯の温度は上下方向位置によって異なる。そのため、タンク32には複数の温度センサ32a〜32gが上下方向に並べて配置されており、タンク32内の各部位での湯温を各々の温度センサ32a〜32gで検出している。なお、タンク32内の最上部位の湯温が最高温度(例えば90℃)になっており、温度センサ32aにより検出される。
給湯配管40の下流部分は、以下に説明する蛇口用配管41および浴槽用配管42に分岐する。蛇口用配管41は、浴室10Rに備えられた給湯蛇口(図示せず)へタンク32内の湯を供給するための配管である。浴槽用配管42は、浴槽10に備えられた注湯口11へタンク32内の湯を供給するための配管である。
給湯配管40は電磁弁40aにより開閉される。この電磁弁40aは、タンク32の上部から高温の湯を引き抜く経路40bと、タンク32の中間部から中温の湯を引き抜く経路40cとに切り替えて開閉する三方電磁弁である。給湯配管40を流通する湯は、温度センサ40dにより温度計測される。
蛇口用配管41は電磁弁41aにより開閉される。この電磁弁41aは、タンク32内の湯を給湯蛇口へ供給する経路41bと、水道水を給湯蛇口へ供給する経路41cとに切り替えて開閉する三方電磁弁である。或いは、電磁弁41aは両経路41b、41cの開度を調整することで温度調整する。蛇口用配管41を通じて給湯蛇口へ供給される湯または水は、カウンタ41dにより流量計測され、温度センサ41eにより温度計測される。
浴槽用配管42は循環配管50に接続されており、電磁弁42aにより開閉される。この電磁弁42aは、タンク32内の湯を循環配管50へ送り込む経路42bと、水道水を循環配管50へ送り込む経路41cとに切り替えて開閉する三方電磁弁である。或いは、電磁弁42aは両経路42b、41cの開度を調整することで温度調整する。したがって、タンク32内の湯が浴槽用配管42へ流れ込むように各種電磁弁40a、41a、42aを作動させると、浴槽用配管42から循環配管50を介して注湯口11へ給湯される。浴槽用配管42を通じて注湯口11へ供給される湯量は、カウンタ42dにより計測される。
循環配管50は、以下に説明する引抜配管51、戻し配管52および加熱配管53(加熱手段)を有して構成されている。引抜配管51は、浴槽10に備えられた引抜口12と外部引抜ホース12aにより連結されている。戻し配管52は、注湯口11と外部戻しホース11aにより連結されている。加熱配管53は、タンク32内の最上部位(温度センサ32aにより検出される部位)に配置されている。そのため、加熱配管53内部を流通する湯は、タンク32内の高温(例えば90℃)の湯と熱交換して加熱される。
循環配管50には循環ポンプ50pおよび電磁弁50aが設けられている。電磁弁50aは、以下に説明する加熱経路とバイパス経路とを切り替える。なお、これらの加熱経路およびバイパス経路は「循環経路」に相当し、循環ポンプ50pの作動に伴い浴槽10内の湯を循環させる経路である。循環ポンプ50pには直流の電動ポンプが採用されており、制御装置60が有する駆動回路(流量調整装置)により循環ポンプ50pの回転数が調整可能である。つまり、制御装置60により循環経路の循環流量が調整可能である。
加熱経路は、引抜配管51および戻し配管52を加熱配管53と連通させる経路である。加熱経路に切り替えた状態で循環ポンプ50pを作動させると、浴槽10内の湯は、外部引抜ホース12a→引抜配管51→加熱配管53→戻し配管52→外部戻しホース11a→浴槽10の順に循環する。バイパス経路は、加熱配管53をバイパスさせて循環させる経路である。バイパス経路に切り替えた状態で循環ポンプ50pを作動させると、浴槽10内の湯は、外部引抜ホース12a→引抜配管51→戻し配管52→外部戻しホース11a→浴槽10の順に循環する。
なお、引抜配管51を流通する湯は温度センサ50bにより温度計測され、戻し配管52を流通する湯は温度センサ50cにより温度計測される。また、引抜配管51のうち循環ポンプ50pの下流側部分にはフローセンサ50dが設けられている。フローセンサ50dは、引抜配管51中に湯が流れていることを検知するセンサである。したがって、循環ポンプ50pを作動させて循環経路(加熱経路またはバイパス経路)に槽内湯を循環させると、その旨がフローセンサ50dで検知される。
但し、循環経路に異物が詰まっていたり、漏水が生じていたり、循環ポンプ50pが断線短絡等の異常が生じていたり等、何らかの故障が生じていると、制御装置60が循環ポンプ50pへ通電指令信号を出力している場合であっても、フローセンサ50dの検知が為されない。この点を鑑み、制御装置60は、フローセンサ50dの検出信号に基づき故障有無を診断する。
引抜配管51のうち循環ポンプ50pの上流側部分には、浴槽10内に溜められた湯の量(槽内湯の水位)を検出する水位センサ50eが設けられている。水位センサ50eは、引抜配管51内の水圧を検出するセンサであり、槽内湯の水位が高いほど水位センサ50eで検出される水圧は高くなる。この点を鑑み、制御装置60は、水位センサ50eの検出信号に基づき浴槽10の湯量を計測する。
さらに制御装置60は、水位センサ50eで検出される槽内湯水位が短時間で急上昇した場合には、浴槽10にユーザが入浴したと判定し、逆に急降下した場合には、浴槽10からユーザが出たと判定する。
浴室10Rには、ユーザにより操作されるコントロールパネル13(操作装置)が設置されている。コントロールパネル13は、自動給湯および自動保温の実行を指令するスイッチ、自動給湯の給湯量や給湯温度を指令するスイッチ、自動保温の温度や保温時間を指令するスイッチ、足し湯や追焚きの実行を指令するスイッチ等を有する。
制御装置60は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、図1の例では貯湯装置30の筐体内部に配置されている。制御装置60は、ユーザによるコントロールパネル13の操作内容と、各種センサ32a〜32g、40d、41d、41e、42d、50b、50c、50d、50eの検出値とに基づき、各種電磁弁31、40a、41a、42a、50aおよび循環ポンプ50pの作動を制御する。なお、加熱装置20の作動については、制御装置60が制御してもよいし、図示しない別の制御装置が制御してもよい。
以下、先述した自動給湯、自動保温、足し湯および追焚きの制御が制御装置60により実施される際の、貯湯装置30の作動について説明する。
自動給湯の制御が実施されると、循環配管50がバイパス経路となるように電磁弁50aは作動する。また、タンク32内の湯が、給湯配管40→浴槽用配管42→循環配管50のバイパス経路→外部戻しホース11a→注湯口11を通じて浴槽10へ給湯されるように、電磁弁40a、41a、42aは作動する。なお、循環ポンプ50pは停止したままである。そして、カウンタ42dにより計測される積算流量(給湯量)が設定湯量に達すると、給湯が停止するように電磁弁40a、41a、42aは作動する。
自動保温の制御が実施されると、浴槽10内の湯(槽内湯)の加熱を要するか否かを、制御装置60は定期的に判定(昇温要否判定)する。昇温要否判定が実施されると、循環配管50がバイパス経路となるように電磁弁50aは作動する。また、循環ポンプ50pは、後に詳述する低回転数Rで作動する。なお、タンク32内の湯がバイパス経路へ流入しないように電磁弁40a、41a、42aは作動する。これにより、引抜配管51内に槽内湯が引き抜かれ、温度センサ50bにより槽内湯の温度が計測可能となる。
計測した槽内湯温が設定温度よりも所定以上低くなっていれば、制御装置60は昇温要と判定して昇温制御を実施する。この昇温制御が実施されると、循環配管50が加熱経路となるように電磁弁50aは作動する。また、循環ポンプ50pは、前記低回転数Rで作動した後、高回転数で作動する。なお、タンク32内の湯が加熱経路へ流入しないように電磁弁40a、41a、42aは作動する。
足し湯の制御が実施されると、電磁弁50a、40a、41a、42aは自動給湯の制御の場合と同様に作動して、タンク32内の湯が注湯口11を通じて浴槽10へ給湯される。そして、所定量の給湯が完了すると、給湯が停止するように電磁弁40a、41a、42aは作動する。
追焚きの制御が実施されると、電磁弁50a、40a、41a、42aおよび循環ポンプ50pは昇温制御の場合と同様に作動して、槽内湯が加熱経路を循環して温度上昇する。そして、所定温度にまで槽内湯が昇温すると、循環ポンプ50pが停止して加熱経路の循環が停止される。
次に、自動保温の制御を制御装置60が実施する手順について、図2および図3を用いて説明する。なお、図2は、自動保温制御にかかる昇温要否判定の手順、図3は、自動保温制御にかかる昇温制御の手順を示す。この自動保温制御は、規定時間(例えば数十分)毎に定期的に実施される。
当該実施のタイミングになると、先ず、図2のステップS10において、循環配管50がバイパス経路となるように電磁弁50aを切り替える。続くステップS11(入浴検出手段)では、水位センサ50eの検出値の変化に基づき、浴槽10にユーザが入浴しているか否かを判定する。入浴中と判定されれば(S11:YES)、続くステップS12において、循環ポンプ50pを起動させる時の回転数(単位時間あたりのインペラ回転数)を、タンク内温度に基づき算出する。このタンク内温度には、加熱配管53が位置する部分の温度を用いることが望ましい。例えば、タンク32内の最上部位の湯温である温度センサ32aの検出温度(最上部温度)を用いることが望ましい。
この回転数は先述した「低回転数R」に相当し、この低回転数Rは、以下の条件(1)(2)(3)を満たすように設定されたベース値を、最上部温度に応じて補正して算出される。
条件(1)について以下に説明する。
循環ポンプ50pの停止期間中に循環経路内に溜まっていた湯が冷めて冷水になっていると、その冷水が、循環開始時に浴槽10内に流入することとなり、ユーザに冷水の流入を感じさせるといった、フィーリング悪化を招く。特に、外部ホース11a、12aには冷水が溜まっている蓋然性が高い。また、循環ポンプ50pの停止期間中に、加熱配管53に溜まっていた湯が高温になっていると、その高温湯が、循環開始時に浴槽10内に流入することとなり、ユーザに高温湯の流入を感じさせるといった、フィーリング悪化を招く。
この点を鑑み、循環ポンプ50pの起動時(循環開始時)には、起動後規定時間が経過した以降の回転数よりも低い回転数(低回転数R)で運転する。したがって、この低回転数Rが十分に低い値になっていなければ、上述したユーザのフィーリング悪化を回避できない。そこで、図4〜図6に示すフィーリング試験を予め実施し、その試験結果に基づき、低回転数Rのベース値の上限を設定している。
上記試験では、図4および図10の符号Pに示す位置に温度センサを設置し、注湯口11から温度センサ位置Pまでの距離L、および循環流量(注湯流量)を試験条件として変更し、試験条件毎の温度センサの値を計測している。この計測値は、計測の最大値であるとともに、注湯開始前の浴槽内温度を30℃、注湯温度を80℃とした場合の値である。また、温度センサ位置Pは、ユーザの足先位置を想定している。図中の符号14は、注湯口11を覆うカバーを示す。
図5に示す試験結果では、前記距離Lが5cm未満であると、足先位置の湯温が60℃以上になり、先述したフィーリング悪化を示すことを表す。ユーザの足先は注湯口11の直近にはなく、5cm以上は離れていることを想定すると、10L/min以下の低流量で注湯を開始すれば、フィーリング悪化を回避できることを示す。図6は、図5中のL=15cmのデータの詳細を示す。
要するに、ユーザに高温湯の流入を感じさせない限界の最大流量(図5の例では10L/min)を試験により予め取得しておき、この最大流量を上限として、低回転数Rのベース値を設定するのが条件(1)である。
条件(2)について以下に説明する。循環流量を過剰に少なくすると、フローセンサ50dでの検知が不能となる。そのため、フローセンサ50dが検知可能な範囲内で最大限少ない流量になるよう、前記ベース値を設定する。
条件(3)について以下に説明する。循環流量を少なくするほど、昇温要否判定に要する時間が長くなり、ひいては目標温度にまで昇温するのに要する時間が長くなる。換言すれば、循環流量を過剰に少なくすると、循環経路内に溜まっている冷水の全てを、規定時間Ta(例えば40秒)内に排出できなくなる。そのため、規定時間Ta内で循環経路内に溜まっている冷水の全てを注湯口11から浴槽10へ流入可能となる流量(排水所要流量)以上になるよう、前記ベース値を設定する。
図7は、ベース値を最上部温度に応じて補正する際に用いるマップを示す。ここで、最上部温度が低ければ、ユーザに高温湯の流入を感じさせるおそれが低くなる。そこで、最上部温度が所定の第1温度(図7の例では70℃)未満であれば、当該マップにしたがって、前記ベース値の流量を増大させるように補正する。そして、最上部温度が所定の第2温度(図7の例では60℃)未満であれば、後述する通常流量にベース値を補正して、低回転数Rで循環ポンプ50pを作動させることを禁止する。
図2の説明に戻り、ステップS12において、後述する学習フラグが1に設定されている場合には、上述した低回転数Rの設定を実施せず、ステップS18で学習した回転数を低回転数Rとして設定する。次のステップS13(低流量制御手段)では、上述の如く設定した低回転数Rで循環ポンプ50pを起動させる。続くステップS14では、循環ポンプ50pを起動してから数秒(例えば1秒)経過するのを待って、バイパス経路から加熱経路に切り替える。続くステップS15では、後述する学習フラグをゼロに設定する。
次に、ステップS16において、温度センサ50bにより計測された槽内湯温に基づき、槽内湯の昇温が必要か否かを判定(昇温要否判定)する。例えば、計測した槽内湯温が、コントロールパネル13での設定温度よりも所定以上低くなっていれば、昇温要と判定する。
昇温要と判定された場合(S16:YES)には、続くステップS17において、フローセンサ50dによる湯の循環が検知されているか否かを判定する。検知有りと判定されれば(S17:YES)、続くステップS18(学習手段)において、その時の回転数を記憶して学習する。検知無しと判定されれば(S17:NO)、続くステップS19において学習フラグを1に設定するとともに、回転数を所定量(例えば1000rpm)だけ増大させて循環流量を増大させる増量制御を実施する。
その後、ステップS13にて循環ポンプ50pを起動させてから、或いはステップS14にて加熱経路に切替えてから、規定時間Taが経過したか否かがステップS20で判定される。経過していなければ(S20:NO)、処理はステップS16に戻る。経過したと判定されれば(S20:YES)、続くステップS21において、高回転数で循環ポンプ50pを作動させる。前記「高回転数」はベース値よりも高い値に設定されており、望ましくは循環ポンプ50pの最大回転数に設定されている。
要するに、循環ポンプ50pの起動時から規定時間Taが経過するまでの初期期間は、循環ポンプ50pを低回転数Rで作動させる低流量制御を実施する。そして、規定時間Taが経過した以後、昇温不要と判定されるまで、或いは昇温が達成されるまでの通常期間には、循環ポンプ50pを高回転数で作動させる。
ステップS11において、入浴中でないと判定されれば(S11:NO)、続くステップS22において、ステップS21と同じ高回転数で循環ポンプ50pを起動させる。続くステップS23では、ステップS16と同様にして昇温要否判定を実施する。昇温要と判定された場合(S23:YES)には、続くステップS24において、ステップS20と同様にして規定時間Taが経過したか否かを判定する。
ステップS16またはステップS23にて昇温要と判定された状態が規定時間Ta継続されると、処理は図3のステップS30に進む。一方、ステップS16またはステップS23にて昇温不要と判定された場合(S16:NO、S23:NO)、図3のステップS36にて循環ポンプ50pの作動を停止させ、バイパス経路および加熱経路の両経路を閉弁させるように電磁弁50aを作動させる。
図3のステップS30では、水位センサ50eの検出値に基づき、水槽10内に湯が所定量以上残っているか否かを判定する。残湯無しと判定されれば(S30:NO)、コントロールパネル13にエラー表示させて(S38)、直ぐに循環ポンプ50pを停止させる(S36)。
一方、残湯有りと判定されれば(S30:YES)、加熱経路に切り替える。なお、既に加熱経路に切り替えられている場合には、その加熱経路の状態を継続させる。続くステップS32では、フローセンサ50dによる湯の循環が検知されているか否かを判定する。検知無しと判定されれば(S32:NO)、ステップS33に進み、加熱経路からバイパス経路に切り替えるとともに、循環ポンプ50pを高回転数で所定時間(例えば40秒)運転させる。
これにより、例えば加熱経路に異物が詰まる等の不具合が生じていたことが原因でフローセンサ50dが非検知になっている場合には、バイパス経路に切り替えられて高回転数で運転するので、詰まっていた異物を流し出すことによる不具合解消を図ることができる。
一方、ステップS32にて検知有りと判定されれば(S32:YES)、続くステップS34において、槽内湯温の昇温速度が所定速度以上となっている昇温異常状態であるか否かを、温度センサ50bの検出値に基づき判定する。昇温異常有りと判定されれば(S34:NO)、直ぐに循環ポンプ50pを停止させる(S36)。
昇温異常無しと判定されれば(S34:YES)、続くステップS35において、昇温制御の終了条件が達成されたか否かを判定する。例えば、槽内湯温が所定温度上昇した場合、或いは、コントロールパネル13での設定温度よりも所定以上昇温した場合に、昇温制御が不要になったとみなして終了条件達成と判定する。昇温異常が生じることなく昇温終了条件が達成されると(S35:YES)、循環ポンプ50pを停止させて(S36)、バイパス経路および加熱経路を閉弁させる(S37)。
図8は、図2および図3の処理を実施した場合における、注湯口近傍温度および槽内湯温が推移する一態様である。但し、図中の点線は、本実施形態にかかる低流量制御を実施せずに、高回転数で循環ポンプ50pを起動させた場合の推移を示す。
先ず、図中のt1時点で、ユーザ入浴中に昇温要否判定が実施されると、循環経路内の冷水が浴槽10に流入し、かつ、外部ホース11a、12a内の湯が外気で冷却されることに起因して、注湯口近傍温度および槽内湯温の低下速度は、一時的に速くなる。昇温不要と判定されたt2時点以降、槽内湯温は浴槽10からの放熱により徐々に低下していく。なお、t2時点直後では、注湯口近傍の冷水塊が浴槽内に拡散していくことに起因して、注湯口近傍温度は僅かに温度上昇する。
高回転数で循環ポンプ50pを起動させると、図中の点線に示すように注湯口近傍温度は大きく低下するので、ユーザに冷水の流入を感じさせることとなる。これに対し、低回転数Rで循環ポンプ50pを起動させる本実施形態によれば、図中の実線に示すように注湯口近傍温度の低下が抑制され、ユーザに冷水の流入を感じさせることが抑制される。
その後、t3時点において2回目の昇温要否判定が実施される。今回の判定では、槽内湯温が下限値Tmin未満になっているため昇温要と判定され、t4時点から昇温制御が実施されている。なお、下限値Tminは、コントロールパネル13での設定温度(目標温度Ttrg)よりも所定温度低い温度に設定されている。その後、t5時点で槽内湯温が目標温度Ttrgに達したため、昇温終了条件達成と判定され(S35:YES)、昇温制御を終了させている。なお、昇温制御を開始してから十分な時間が経過すると、注湯口近傍の高温湯塊が浴槽内に拡散していくことに起因して、注湯口近傍温度は低下し始める。
高回転数で循環ポンプ50pを起動させると、図中の点線に示すように、昇温制御実施に伴い注湯口近傍温度は大きく上昇するので、ユーザに高温湯の流入を感じさせることとなる。これに対し、低回転数Rで循環ポンプ50pを起動させる本実施形態によれば、図中の実線に示すように注湯口近傍温度の上昇が抑制され、ユーザに高温湯の流入を感じさせることが抑制される。
以上により、本実施形態によれば、循環ポンプ50pに直流モータを採用することでポンプ回転数(循環流量)を調整可能に構成し、ポンプ起動から規定時間Taが経過するまでの初期期間には、規定時間Ta経過後に比べて低回転数R(低流量)で循環させる低流量制御を実施する。そのため、加熱配管53に溜まっていた高温湯や、外部ホース11a、12aに溜まっていた冷水は、低流量で浴槽内へ流入することとなる。よって、浴槽内へ流入してきた高温湯や冷水をユーザに感じることが抑制され、ひいてはユーザのフィーリング悪化を改善できる。
さらに本実施形態によれば、以下に列挙する効果も発揮される。
(1)低流量制御を実施することにより、外部ホース11a、12a内の湯が外気と熱交換する量が少なくでき、循環に伴う浴槽内温度の低下を抑制できる(図8下段のt1〜t2期間参照)。
(2)循環ポンプ50p起動時には、循環経路内に溜まっていたエアが注湯口11から浴槽10に吹き出るといったエア吹き出しによるフィーリング悪化が懸念されるが、本実施形態では低流量制御を実施するので、エアが一気に吹き出ることが抑制され、徐々に吹き出るようになる。よって、エア吹き出しによるフィーリング悪化を抑制できる。
(3)ユーザが入浴中であるか否かを検出する入浴検出手段(S11)を備え、入浴中と判定されていない場合には、初期期間であっても、低流量制御を禁止して通常期間と同じ循環流量に制御する。つまり、非入浴時にはフィーリング悪化の問題が生じないため、規定時間Taが経過していなくても高回転数で循環ポンプ50pを作動させる。よって、非入浴時においては昇温達成までに要する時間を短縮できる。
(4)加熱配管53に溜まっている湯温が所定の低温度未満(図7の例では60℃未満)である場合には、初期期間であっても、低流量制御を禁止して通常期間と同じ循環流量に制御する。つまり、加熱配管53に溜まっている湯温が低温である場合には、フィーリング悪化の問題が生じないため、規定時間Taが経過していなくても高回転数で循環ポンプ50pを作動させる。よって、昇温達成までに要する時間を短縮できる。
(5)加熱配管53に溜まっている湯温(図7の例では60℃〜70℃)に応じて、低流量制御にかかる循環流量を可変設定する。そのため、フィーリングを悪化させない範囲における最大の循環流量にできるので、昇温達成までに要する時間を最大限に短縮できる。
(6)低流量制御を実施している時にフローセンサ50dが循環を検知していない場合には、低流量制御にかかる循環流量(低回転数R)を所定量(図2の例では1000rpm)だけ増大させる増量制御を実施する。これによれば、循環させているにも拘わらずフローセンサ50dが非検知である状態を回避できるので、循環経路に異物が詰まっている等、異常と誤診断されることを回避できる。
(7)前記増量制御を実施してフローセンサ50dが循環を検知するに至った時の循環流量を学習する学習手段(S18)を備え、次回の低流量制御にかかる循環流量を、学習手段により学習された流量に設定する(S12)。そのため、学習が為された以降に昇温要否判定を実施する場合には、フローセンサ50dが検知不可となる流量で低流量制御を実施することを回避できる。
(8)循環を停止させているときに循環経路内に溜まっていた水の全てが、規定時間Ta内に浴槽10へ流入するのに要する流量を排水所要流量と呼ぶ場合において、低流量制御にかかる循環流量を、排水所要流量以上に設定する。そのため、規定時間Taが経過して高回転数で循環ポンプ50pを作動させる時には、循環経路内には溜まっていた冷水は全て浴槽10へ排水されているので、交流量の通常期間において冷水の塊が注湯口11から勢いよく流出することを回避できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・低流量制御を実施することにより、外部ホース11a、12a内の湯が外気と熱交換する量が少なくでき、循環に伴う浴槽内温度の低下を抑制できることは、先述した通りである。しかしながら、外気温度が高い場合には、低流量制御を実施するまでもなく、前記熱交換の量が少なくなる。この点を考察、外気温度が所定の高温度以上である場合には、初期期間であっても、低流量制御を禁止して通常期間と同じ循環流量に制御する。これによれば、昇温達成までに要する時間を短縮できる。
・上記実施形態では、制御装置60(流量調整装置)により循環ポンプ50pの回転数を調整して循環流量を調整している。これに対し、図1中の一点鎖線に示すように流量調整弁61(流量調整装置)を循環経路に設け、流量調整弁61の開度を制御装置60が調整するよう制御することで、循環流量を調整するようにしてもよい。この場合にも、図2および図3の手順と同様に制御すればよく、ステップS12にて低回転数を設定することに替え、流量調整弁61の開度を設定すればよい。なお、この場合には循環ポンプ50pの回転数を調整することなく一定の回転数で作動させればよいので、交流の電動ポンプを循環ポンプ50pに採用してもよい。
・ここで、先述した条件(3)を満たす範囲内で、低回転数Rのベース値を最小値に設定すれば、低流量制御による効果とともに昇温達成に要する時間の短縮も図ることができる。しかしながら、貯湯装置30の設置場所から浴槽10までの距離は、給湯システムの設置現場毎に異なるので、上述のごとくベース値を設定することは困難である。そこで、循環経路の長さを自動計測する自動計測手段と、前記自動計測の結果に基づき、前記低流量制御にかかる循環流量を自動設定する設定手段と、を備えるように構成してもよい。これによれば、条件(3)を満たす範囲内で低回転数Rを最小にするよう、高精度で設定できる。
前記自動計測手段の具体例を以下に説明する。先ず、バイパス経路で循環ポンプ50pを作動させ、その循環開始から、温度センサ50bの検出温度が所定温度(例えば2℃)上昇するのに要する時間を計測する。外部ホース11a、12aが長いほど、槽内湯が温度センサ50bに達するまでに要する時間が長くなる。つまり、前記計測の時間が長くなる。よって、その計測時間に基づき循環経路の長さを自動計測できる。
・図2に示す実施形態では、循環ポンプ50pの起動後、ステップS16にて昇温要否を判定する前に、バイパス経路から加熱経路に切り替えている。これに対し、昇温要否判定にて昇温要と判定されてから加熱経路に切り替えるようにしてもよい。或いは、循環ポンプ50pの起動時点から加熱経路で循環させるようにしてもよい。
換言すれば、低流量制御を実施する初期期間中にバイパス経路から加熱経路に切り替えるようにしてもよいし、初期期間経過後に加熱経路に切り替えて、昇温要否判定時だけ低流量制御を実施してもよい。或いは、初期期間の開始時点から加熱経路で循環させるようにしてもよい。なお、初期期間経過後に加熱経路に切り替える場合には、高温湯塊によるフィーリング悪化は回避できなくなるものの、冷水塊によるフィーリング悪化の回避は実現できる。
・図1に示す実施形態では、循環配管50に設けられた加熱配管53(加熱手段)をタンク32の内部に位置させているが、図9に示すように、循環配管50の加熱配管53A(加熱手段)をタンク32の外部に位置させてもよい。この場合、タンク32の上部から高温の湯を引き抜いてタンク32へ戻すように循環させる外部循環経路70と、外部循環経路70の湯を循環させるポンプ71を備えることを要する。そして、外部循環経路70に設けられた熱交換部72内の高温湯と、加熱配管53A内の湯とで熱交換させて、浴槽10内の湯を温度上昇させる。
・図1に示す実施形態では、加熱配管53を加熱手段として採用して、タンク32内の湯で循環湯を昇温させているが、例えば電気ヒータで循環湯を昇温させてもよいし、加熱装置20で循環湯を昇温させてもよい。
・図1に示す実施形態では、加熱装置20にヒートポンプ装置を採用しているが、燃料の燃焼熱で水道水を加熱する装置を加熱装置20として採用してもよい。
11a…外部戻しホース、12a…外部引抜ホース、51…引抜配管(循環経路)、52…戻し配管(循環経路)、53、53A…加熱配管(加熱手段、循環経路)、60…制御装置(流量調整装置)、61…流量調整弁(流量調整装置)、S13…低流量制御手段、Ta…規定時間。

Claims (8)

  1. 浴槽から引き抜いた湯を、加熱手段(53)を経由して或いは前記加熱手段をバイパスして前記浴槽へ戻すように循環させる循環経路(51、52、53、11a、12a)と、
    前記循環経路の循環流量を調整する流量調整装置(60、61)と、
    前記循環経路による循環を開始してから規定時間(Ta)が経過するまでの初期期間では、当該規定時間が経過した後の通常期間よりも循環流量を少なくするよう前記流量調整装置を低流量制御する低流量制御手段(S13)と、
    を備えることを特徴とする浴槽用自動昇温装置。
  2. 前記浴槽にユーザが入浴中であるか否かを検出する入浴検出手段(S11)を備え、
    前記入浴検出手段により入浴中である旨が検出されていない場合には、前記初期期間であっても、前記低流量制御を禁止して前記通常期間と同じ循環流量に制御することを特徴とする請求項1に記載の浴槽用自動昇温装置。
  3. 外気温度が所定温度以上である場合には、前記初期期間であっても、前記低流量制御を禁止して前記通常期間と同じ循環流量に制御することを特徴とする請求項1または2に記載の浴槽用自動昇温装置。
  4. 前記循環経路のうち前記加熱手段の部分に溜まっている湯温が所定温度未満である場合には、前記初期期間であっても、前記低流量制御を禁止して前記通常期間と同じ循環流量に制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴槽用自動昇温装置。
  5. 前記循環経路のうち前記加熱手段の部分に溜まっている湯温に応じて、前記低流量制御にかかる循環流量を可変設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の浴槽用自動昇温装置。
  6. 前記循環経路には、当該循環経路を湯が循環していることを検知するフローセンサ(50d)が備えられており、
    前記低流量制御を実施している時に前記フローセンサが循環を検知していない場合には、前記低流量制御にかかる循環流量を所定量だけ増大させる増量制御を実施することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の浴槽用自動昇温装置。
  7. 前記増量制御を実施して前記フローセンサが循環を検知するに至った時の循環流量を学習する学習手段(S18)を備え、
    次回の前記低流量制御にかかる循環流量を、前記学習手段により学習された流量に設定することを特徴とする請求項6に記載の浴槽用自動昇温装置。
  8. 循環を停止させているときに前記循環経路内に溜まっていた水の全てが、前記規定時間内に前記浴槽へ流入するのに要する流量を排水所要流量と呼ぶ場合において、
    前記低流量制御にかかる循環流量を、前記排水所要流量以上に設定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の浴槽用自動昇温装置。
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