JP6625813B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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本発明は、貯湯タンク内の湯を浴槽に供給して湯張りを行う貯湯式給湯装置に関する。
従来、ヒートポンプにより貯湯タンク内の水を加熱する貯湯式給湯装置において、貯湯タンク内の湯を浴槽に供給して、浴槽の湯張りを行う構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された貯湯式給湯装置のように、貯湯タンクに貯められた湯を浴槽に供給して湯張りを行う場合、湯張りには多量の湯が必要なので、湯張りの途中で貯湯タンクの湯切れ(貯湯タンク内に貯められていた湯を使い切った状態)が生じるおそれがある。
そこで、特許文献1に記載された貯湯式給湯装置においては、湯張りが開始される前に、ヒートポンプを作動させて貯湯タンク内の湯水を高温(60℃)に沸き上げておくようにしている。そして、貯湯タンクからの湯と給水管からの水を混合させて浴槽に供給することにより、貯湯タンクから浴槽に供給可能な湯量を増加させて、湯張り中に貯湯タンクの湯切れが生じることの防止を図っている。
さらに、特許文献1に記載された貯湯式給湯装置においては、湯張りの開始と同時にヒートポンプの作動を開始して、湯張り中も貯湯タンク内の湯水を加熱することにより、湯張り中に貯湯タンクの湯切れが生じる可能性をさらに低下させている。
特開2011−163659号公報
特許文献1に記載された貯湯式給湯装置のように、貯湯タンク内に高温の湯が貯められた状態で、湯張り開始時からヒートポンプを作動させた場合には、貯湯タンクからヒートポンプの熱交換器に高温の湯が供給される。その結果、ヒートポンプにおいては、高温の湯をさらに加熱して昇温させるために熱媒体が高温になって、ヒートポンプが直ぐに停止してしまい、無駄な電力が消費されるという不都合がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、湯張り中に、貯湯タンク内の湯水を加熱して貯湯タンクの湯切れを防止するためにヒートポンプを作動させたときに、ヒートポンプが作動を停止してしまうことを防止した貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本発明の貯湯式給湯装置は、
下部に給水管が接続されると共に上部に出湯管が接続され、前記給水管から供給される水が貯められる貯湯タンクと、
前記貯湯タンクの下部と上部を接続したタンク循環路と、
前記貯湯タンクの下部に貯まった湯水を、前記タンク循環路を介して前記貯湯タンクの上部に循環させるタンク循環ポンプと、
前記タンク循環路の途中に設けられた熱交換器と、
圧縮機と、前記熱交換器と、膨張弁と、蒸発器とを、熱媒体が封入された熱媒体循環路により順に接続して構成され、前記圧縮機により圧縮された熱媒体を前記熱媒体循環路に流通させることにより、前記熱交換器において、前記タンク循環路を流通する湯水と前記熱媒体循環路を流通する熱媒体との間の熱交換により、前記タンク循環路を流通する湯水を加熱するヒートポンプと、
前記出湯管と浴槽とを接続した湯張り管と、
前記湯張り管を開閉する湯張り弁と、
前記湯張り弁を開弁して、前記貯湯タンク内の湯水を前記浴槽に供給する湯張り運転を実行する湯張り制御部とを備えた貯湯式給湯装置に関する。
そして、本発明の貯湯式給湯装置の第1の態様は、
前記湯張り管を介して前記貯湯タンクから前記浴槽に供給される湯水の流量を検出するタンク出湯流量検出部と、
前記湯張り運転が実行されていないときは、所定の沸き上げ実施条件が成立したときに、前記タンク循環ポンプと前記ヒートポンプとを作動させて、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する沸き上げ運転を実行し、前記湯張り運転が開始されたときには、前記湯張り運転の開始時から、前記貯湯タンクから前記浴槽に供給される湯水の量を前記タンク出湯流量検出部の検出流量に基づいて積算し、該湯水の量の積算値が所定の判定値以上になった時から、前記沸き上げ運転を開始する沸き上げ制御部と
を備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記沸き上げ制御部は、前記湯張り運転が実行されていないときは、前記沸き上げ実施条件(前記貯湯タンクの湯切れが生じたとき、前記湯張り運転が実行される直前のように多量の湯の供給が必要になると想定されるとき等)が成立した場合に、前記沸き上げ運転を実行して前記貯湯タンク内の湯水を加熱する。
そのため、前記湯張り運転が開始されたときに、前記貯湯タンク内に高温の湯が貯められた状態(満蓄状態)になっている場合がある。そして、この場合に、前記沸き上げ運転を開始すると、前記貯湯タンクの下部に貯まった高温の湯が前記熱交換器に供給されるため、前記熱交換器を流通する湯をさらに加熱するために、前記圧縮機で圧縮される熱媒体が過熱して前記ヒートポンプが作動を停止するおそれがある。
そこで、前記沸き上げ制御部は、前記湯張り運転が開始されたときに、前記湯張り運転の開始時から前記貯湯タンクから前記浴槽に供給される湯水の量の積算を開始する。そして、該湯水の積算値が前記判定値以上になった時点で、前記沸き上げ運転を開始する。これにより、前記貯湯タンクの下部に前記給水管から供給された水がある程度貯まり、前記タンク循環ポンプを作動させたときに、前記熱交換器に低温の水が供給される状態になってから、前記沸き上げ運転が開始させることができる。そのため、前記熱交換器に高温の湯が供給される状態で、前記沸き上げ運転が実行されて、前記ヒートポンプが作動を停止することを防止することができる。
また、前記第1の態様の貯湯式給湯装置において、
前記給水管から分岐して、前記出湯管と前記湯張り管との接続箇所よりも上流側で、前記湯張り管に接続された給水分岐管と、
前記給水分岐管から前記出湯管に供給される水の温度を検出する給水温度検出部と、
前記貯湯タンクから前記出湯管に供給される湯と、前記給水分岐管から前記出湯管に供給される水との混合比を変更する湯水混合部とを備え、
前記湯張り制御部は、前記湯張り運転の実行中に、前記出湯管から前記湯張り管に所定の湯張り設定温度の湯が供給されるように、前記湯水混合部の混合比を調節し、
前記沸き上げ制御部は、前記給水温度検出部の検出温度が低いほど、前記判定値を少なく設定することを特徴とする。
この構成によれば、前記給水管から前記出湯管に供給される水の温度が低いほど、前記湯張り設定温度の湯を前記湯張り管に供給するために必要となる前記貯湯タンクから前記出湯管への湯の供給流量が多くなる。そのため、前記湯張り運転を開始したときに、前記給水管から前記貯湯タンクに供給される水の流量が多くなり、前記貯湯タンクの下部に貯まっていく水の増加速度が速くなる。
そこで、前記給水温度センサの検出温度が低い程、前記所定量を少なく設定することによって、前記沸き上げ運転を早めに開始して、前記湯張り運転中に前記貯湯タンクの湯切れが生じる可能性をさらに低下させることができる。
次に、本発明の貯湯式給湯装置の第2の態様は、
前記湯張り運転が実行されていないときは、所定の沸き上げ実施条件が成立したときに、前記タンク循環ポンプと前記ヒートポンプとを作動させて、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する沸き上げ運転を実行し、前記湯張り運転が開始されたときには、前記湯張り運転の開始時からの経過時間が所定時間以上になった時から、前記沸き上げ運転を開始する沸き上げ制御部を備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記沸き上げ制御部は、前記湯張り運転が開始されたときに、前記湯張り運転の開始からの経過時間が前記所定時間以上になった時に、前記沸き上げ運転を開始する。これにより、前記貯湯タンクの下部に前記供給管から供給された水がある程度貯まって、前記タンク循環ポンプを作動させたときに前記熱交換器に低温の水が供給される状態になってから、前記沸き上げ運転を開始させることができる。そのため、前記熱交換器に高温の湯が供給される状態で、前記沸き上げ運転が実行されて、前記ヒートポンプが作動を停止することを防止することができる。
また、前記第2の態様の貯湯式給湯装置において、
前記給水管から分岐して、前記出湯管と前記湯張り管との接続箇所よりも上流側で、前記湯張り管に接続された給水分岐管と、
前記給水分岐管から前記出湯管に供給される水の温度を検出する給水温度検出部と、
前記貯湯タンクから前記出湯管に供給される湯の流量と、前記給水分岐管から前記出湯管に供給される水の流量との混合比を変更する湯水混合部とを備え、
前記湯張り制御部は、前記湯張り運転の実行中に、前記出湯管から前記湯張り管に所定の湯張り設定温度の湯が供給されるように、前記湯水混合部の混合比を調節し、
前記沸き上げ制御部は、前記給水温度検出部の検出温度が低いほど、前記所定時間を短く設定することを特徴とする。
この構成によれば、前記給水管から前記出湯管に供給される水の温度が低いほど、前記湯張り設定温度の湯を前記湯張り管に供給するために必要となる前記貯湯タンクから前記出湯管への湯の供給流量が多くなる。そのため、前記湯張り運転を開始したときに、前記給水管から前記貯湯タンクに供給される水の流量が多くなり、前記貯湯タンクの下部に貯まっていく水の増加速度が速くなる。
そこで、前記給水温度センサの検出温度が低い程、前記所定時間を短く設定することによって、前記沸き上げ運転を早めに開始して、前記湯張り運転中に前記貯湯タンクの湯切れが生じる可能性をさらに低下させることができる。
貯湯式給湯装置の構成図。 第1実施形態における湯張り運転のフローチャート。 第2実施形態における湯張り運転のフローチャート。
本発明の実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態の貯湯式給湯装置1は、貯湯ユニット10、ヒートポンプユニット50、ガス熱源ユニット80、及び、貯湯式給湯装置1の全体的な作動を制御するコントローラ120を備えて構成されている。
なお、図1では、貯湯式給湯装置1のコントローラとして一つのコントローラ120を示したが、貯湯ユニット10のコントローラと、ヒートポンプユニット50のコントローラと、ガス熱源ユニット80のコントローラを個別に備え、各コントローラ間の通信によって、貯湯式給湯装置1の全体的な作動を制御する構成としてもよい。
貯湯ユニット10は、貯湯タンク11、給水管12、出湯管13等を備えている。貯湯タンク11は内部に湯を保温して貯め、高さ方向に略等間隔で配置されて、各高さでの貯湯タンク11内の湯水の温度th2〜th5を検出するタンク表面温度センサ14〜17と、貯湯タンク11の上部に配置されて貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯水の温度th1を検出するタンク中温度センサ26が設けられている。
また、貯湯タンク11の上部と下部を接続するタンク循環路41の貯湯タンク11の下部との接続箇所の付近には、貯湯タンク11の下部に貯められた湯水の温度th6を検出するタンク下部温度センサ42が設けられている。また、貯湯タンク11の底部には、作業者の手動操作により開弁される排水弁18が設けられている。
給水管12は、一端が給水口30を介して図示しない上水道に接続され、他端が貯湯タンク11の下部に接続されて、貯湯タンク11内の下部に水を供給する。給水管12には、貯湯タンク11の内圧が過大になることを防止するための減圧弁19と、給水管12から貯湯タンク11への方向のみの通水を可能にして、貯湯タンク11から給水管12側への湯水の流出を阻止する第1湯側逆止弁20が設けられている。
給水管12から分岐した給水バイパス管34(本発明の給水分岐管に相当する)は、給湯混合弁21を介して接続箇所Xで出湯管13に連通しており、給湯混合弁21(本発明の湯水混合部に相当する)により、貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯水と給水バイパス管34から出湯管13に供給される水との混合比が変更される。
給水バイパス管34には、給水バイパス管34に供給される水の温度Tw(以下、給水温度Twという)を検出する給水温度センサ22(本発明の給水温度検出部に相当する)と、給水バイパス管34を流通する水の流量Fwを検出する水側流量センサ23と、給水バイパス管34から出湯管13への方向のみの通水を可能にして、出湯管13から給水バイパス管34側への湯水の流出を阻止する水側逆止弁24とが設けられている。
出湯管13は、一端が給湯口31に接続され、他端が貯湯タンク11の上部に接続されている。貯湯タンク11の上部に貯められた湯水は、出湯管13から給湯口31を介して図示しない給湯栓(台所、洗面所、浴室のカランやシャワー等)に供給される。出湯管13には、貯湯タンク11から出湯管13への方向のみの通水を可能にして、出湯管13から貯湯タンク11側への湯水の流入を阻止する第2湯側逆止弁25と、貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯水の流量Fhを検出する湯側流量センサ27(本発明のタンク出湯流量検出部に相当する)とが設けられている。
ガス熱源ユニット80は、出湯管13の給水バイパス管34との接続箇所Xよりも下流側の途中に設けられ、貯湯ユニット10には、ガス熱源ユニット80をバイパスして、ガス熱源ユニット80の下流側と上流側の出湯管13を連通する出湯バイパス管33と、出湯バイパス管33を開閉する出湯バイパス弁29とが設けられている。
出湯管13の出湯バイパス管33との分岐箇所Yと給湯混合弁21との間に、給湯混合弁21を介して出湯管13に供給される湯水の温度Tmを検出する混合温度センサ28が設けられ、出湯管13の出湯バイパス管33との合流箇所Zと給湯口31との間に、給湯口31から出湯される湯水の温度を検出する給湯温度センサ32が設けられている。
貯湯ユニット10に備えられた各センサの検出信号は、コントローラ120に入力される。また、コントローラ120から出力される制御信号によって、給湯混合弁21と出湯バイパス弁29の作動が制御される。
次に、ヒートポンプユニット50は、貯湯タンク11内の湯水をタンク循環路41を介して循環させて加熱するものであり、屋外に設置されている。ヒートポンプユニット50は、熱媒体(ハイドロフルオロカーボン(HFC)等の代替フロン、二酸化炭素等)が封入されたヒートポンプ循環路52(本発明の熱媒体循環路に相当する)により接続された蒸発器53、圧縮機54、ヒートポンプ熱交換器55(凝縮器)、及び膨張弁56により構成されたヒートポンプ51を有している。
蒸発器53は、ファン60の回転により供給される空気(外気)とヒートポンプ循環路52内を流通する熱媒体との間で熱交換を行う。圧縮機54は、蒸発器53から吐出された熱媒体を圧縮して高圧・高温とし、ヒートポンプ熱交換器55に送出する。膨張弁56は、圧縮機54で加圧された熱媒体の圧力を開放する。
除霜弁61は膨張弁56をバイパスして設けられており、圧縮機54から送出される熱媒体により蒸発器53を除霜する。ヒートポンプ循環路52の膨張弁56の上流側及び下流側、圧縮機54の上流側及び下流側には、ヒートポンプ循環路52内を流通する熱媒体の温度を検出する熱媒体温度センサ62,63,64,65が、それぞれ設けられている。また、蒸発器53には、蒸発器53に吸入される空気の温度Toutを検出する周囲温度センサ67が設けられている。
ヒートポンプ熱交換器55はタンク循環路41と接続され、圧縮機54により高圧・高温とされた熱媒体と、タンク循環路41内を流通する湯水との熱交換により、タンク循環路41内を流通する湯水を加熱する。タンク循環路41には、貯湯タンク11内の湯水をタンク循環路41を介して循環させるためのタンク循環ポンプ66が設けられている。
貯湯タンク11内の下部に貯まった湯水は、タンク循環ポンプ66によりタンク循環路41に導かれ、ヒートポンプ熱交換器55で所定温度(沸き上げ温度)まで加熱されて貯湯タンク11の上部に戻される。これにより、所定温度の湯が、貯湯タンク11の上部から順次積層して貯められる。
なお、タンク循環路41のヒートポンプ熱交換器55の上流側及び下流側には、タンク循環路41内を流通する湯水の温度を検出する湯温度センサ68,69が設けられている。また、ヒートポンプ熱交換器55には、その内部の雰囲気温度を検出する雰囲気温度センサ57が設けられている。
ヒートポンプユニット50に備えられた各センサの検出信号は、コントローラ120に入力される。また、コントローラ120から出力される制御信号によって、圧縮機54、タンク循環ポンプ66、及びファン60の作動が制御される。
次に、ガス熱源ユニット80は、出湯管13を流通する湯水を加熱するものであり、缶体87内に収容された給湯バーナ81及び給湯バーナ81により加熱される給湯熱交換器82等を備えている。
また、出湯管13の途中箇所には、浴槽105に連通した湯張り管100が設けられている。湯張り管100には、湯張り管100を開閉する湯張り弁103が設けられており、コントローラ120は、湯張り弁103を開弁することによって、出湯管13から湯張り管100を介して浴槽105に湯を供給する湯張り運転を実行する。
給湯バーナ81には、図示しないガス供給管から燃料ガスが供給されると共に、図示しない燃焼ファンにより燃焼用空気が供給される。コントローラ120は、給湯バーナ81に供給する燃料ガスと燃焼用空気の流量を調節して、給湯バーナ81の燃焼量を制御する。
給湯熱交換器82は、出湯管13の途中に接続されており、給湯バーナ81の燃焼熱によって、内部を流通する湯水を加熱する。出湯管13には、上流側から順に、止水弁93と水量センサ88が設けられている。給湯熱交換器82の上流側と下流側は、熱源バイパス管89により連通されており、熱源バイパス管89には、熱源バイパス管89の開度を調節するための熱源バイパス弁90が設けられている。出湯管13の給湯熱交換器82の出口付近には熱交出湯温度センサ91が設けられ、出湯管13の熱源バイパス管89との接続箇所の下流側には熱源出湯温度センサ92が設けられている。
この構成により、貯湯タンク11内に湯が無いとき(湯切れ状態)に、給水管12から貯湯タンク11及び給水バイパス管34を介して出湯管13に供給される水が、給湯熱交換器82により加熱されて湯となり、熱源バイパス管89からの水と混合されて、目標給湯温度の湯が給湯口31から供給されるようになっている。
ガス熱源ユニット80に備えられた各センサの検出信号は、コントローラ120に入力される。また、コントローラ120から出力される制御信号によって、給湯バーナ81、熱源バイパス弁90、及び湯張り弁103の作動が制御される。
コントローラ120は、図示しないCPU,メモリ等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持された貯湯式給湯装置1の制御用プログラムを、CPUで実行することによって、給湯制御部121、湯張り制御部122、及び沸き上げ制御部123として機能する。
コントローラ120は、通信ケーブル130によりリモコン140と接続されている。リモコン140は、貯湯式給湯装置1の運転状況や運転条件の設定等を表示するための表示器141と、各種スイッチが設けられたスイッチ部142とを備えている。貯湯式給湯装置1の使用者は、リモコン140のスイッチ部142を操作することによって、給湯口31からの給湯温度(目標給湯温度)の設定や、湯張り運転における浴槽105への給湯温度(目標湯張り温度)及び湯張り量(目標湯張り量)の設定等を行う。
給湯制御部121は、貯湯タンク11の湯切れが生じていない状態で、水側流量センサ23により下限流量以上の通水が検出されている場合には、混合温度センサ28又は給湯温度センサ32の検出温度が目標給湯温度となるように、給湯混合弁21の分配比を調節する混合温調制御を行う。このとき、給湯制御部121は、湯張り弁103が開弁して浴槽105への給湯が行われているときは出湯バイパス弁29を閉弁し、湯張り弁103が閉弁しているときには出湯バイパス弁29を開弁する。
また、給湯制御部121は、貯湯タンク11の湯切れが生じている状態で、水側流量センサ23により下限流量以上の通水が検出されている場合には、出湯バイパス弁29を閉弁する。そして、水量センサ88により下限流量以上の通水が検出されているときに、熱源出湯温度センサ92の検出温度が目標給湯温度となるように、給湯バーナ81の燃焼量を調節する加熱温調制御を実行する。
湯張り制御部122は、リモコン140のスイッチ部142により、湯張りを指示する操作がなされたときに、湯張り弁103を開弁して出湯管13から湯張り管100を介して浴槽105に目標湯張り量分の湯を供給する湯張り運転を実行する。湯張り制御部122は、目標湯張り温度を目標給湯温度に設定して、湯張り運転を実行する。
沸き上げ制御部123は、タンク中温度センサ26及びタンク表面温度センサ14〜17の検出温度を監視して、貯湯タンク11内の湯の残量が下限量以下になったとき(本発明の沸き上げ実施条件に相当する)に、タンク循環ポンプ66とヒートポンプ51を作動させて、貯湯タンク11内の湯水を沸き上げ温度(60℃、55℃、50℃、45℃のうちのいずれか)まで加熱する沸き上げ運転を実行する。
また、沸き上げ制御部123は、湯張り運転が実行されると想定される時間よりも前に、予め貯湯タンク11内の湯水を例えば60℃に沸き上げて、湯張り運転による多量の給湯に備える処理を行う。そのため、湯張り運転が開始される時点では、貯湯タンク11内に高温の湯が満たされている(満蓄状態)可能性が高い。
そして、浴槽105の湯張りには多量の湯が必要であって、一般には、貯湯タンク11に貯められた湯量では湯張りに必要な湯量を確保できない。そこで、湯張り運転の開始と同時に沸き上げ運転を開始することで、湯張り運転中に貯湯タンク11の湯切れが生じることを回避することが考えられる。
しかしながら、貯湯タンク11が満蓄状態であるときに、沸き上げ運転を実行すると、ヒートポンプ熱交換器55に高温の湯水が供給され、ヒートポンプ51が高温の湯をさらに昇温させるための動作を行うことで、ヒートポンプ循環路52内の熱媒体の温度が上限温度以上となって、ヒートポンプ51が直ちに作動を停止してしまう。
そして、このように、ヒートポンプ51が作動を停止する状況下で、沸き上げ運転を実行することは、ヒートポンプ51の起動及び停止によって無駄な電力が消費されることになるため、好ましくない。
そこで、沸き上げ制御部123は、湯張り運転中に貯湯タンク11の沸き上げ運転を開始してヒートポンプ51を起動したときに、ヒートポンプ51が直ちに停止することを防止するため、図2又は図3に示したフローチャートによる処理を実行する。以下、この処理について説明する。
[第1実施形態]
先ず、図2を参照して、第1実施形態による処理について説明する。
図2のSTEP1〜STEP4は、湯張り制御部122による処理である。湯張り制御部122は、STEP1でリモコン140による湯張りの指示がなされたときにSTEP2に進む。
STEP2で、湯張り制御部122は、湯張り設定温度を目標給湯温度とし、続くSTEP3で湯張り弁103を開弁する。これにより、給水管12への給水が開始され、給湯制御部121による給湯運転が開始される。この場合、上述したように、基本的には事前に貯湯タンク11が満蓄状態とされているので、混合温調モードでの給湯運転が実行される。
次のSTEP4で、湯張り制御部122は、水量センサ88の検出流量Fmに基づいて、出湯管13から湯張り管100を介して浴槽105に供給される湯の量(給湯量)を積算する。
続くSTEP5〜STEP8は、沸き上げ制御部123による処理である。STEP5で、沸き上げ制御部123は、タンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃以下であるか否かを判断する。
ここで、タンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃未満であるときは、貯湯タンク11の下部に低温の水が貯まっている。そこで、STEP5でタンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃未満であるときはSTEP9に分岐し、沸き上げ制御部123は、沸き上げ温度を45℃に設定して、直ちに沸き上げ運転を開始する。
一方、タンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃以上であるときには、貯湯タンク11の下部に高温の湯が貯まっていると判断できる。そこで、STEP5でタンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃以上であるときにはSTEP6に進み、沸き上げ制御部123は、給水温度センサ22の検出温度Twに応じて、貯湯タンク11の下部に貯まった水の量を判断するための判定値を設定する。
ここで、STEP5でタンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃以上であるときは、貯湯タンク11の湯切れが生じていないため、給湯制御部121による給湯運転は混合温調モードにより実行される。そして、給湯混合弁21において給水バイパス管34から出湯管13に混合される水の温度が低いほど、湯張り設定温度の湯を得るために必要な貯湯タンク11からの湯の供給流量が多くなるため、給水管12から貯湯タンク11の下部に供給される水の流量が多くなる。
そして、沸き上げ運転時に、貯湯タンク11からタンク循環路41に流出する水の流量よりも、給水管12から貯湯タンク11に流入する水の流量の方が多ければ、ヒートポンプ熱交換器55に高温の湯が流入することを防止するために、沸き上げ開始時に貯湯タンク11の下部に貯めておく水の量は少なくて済む。そこで、沸き上げ制御部123は、STEP6で、給水温度Twが低いほど判定値を少なく設定する。
続くSTEP7で、沸き上げ制御部123は、湯側流量センサ27の検出流量Fhに基づいて、貯湯タンク11から出湯管13及び湯張り管100を介して浴槽105に供給される湯の量(給湯量)を積算する。そして、次のSTEP7で、給湯量の積算値Fm_tlが判定値(例えば10リットル)以上となったときにSTEP9に進み、沸き上げ制御部123は、沸き上げ温度を45℃に設定して沸き上げ運転を開始する。
STEP5〜STEP8の処理により、貯湯タンク11の下部に低温の水がある程度貯まった状態としてから沸き上げ運転を開始することによって、高温の湯水がヒートポンプ熱交換器55に流入する状態でヒートポンプ51が起動して、ヒートポンプ51の作動が直ちに停止することを防止することができる。
このように、STEP5〜STEP8の処理を行った上で、STEP9で沸き上げ運転を開始することにより、ヒートポンプ51が起動直後に停止して無駄な電力が消費されることを防止することができる。
次のSTEP10〜STEP12は湯張り制御部122による処理である。湯張り制御部122は、STEP10で、出湯管13から浴槽105への給湯量の積算値Fm_tlが目標湯張り量以上となったときにSTEP11に進む。STEP11で、湯張り制御部122は、湯張り弁103を閉弁し、続くSTEP12で湯張り完了をリモコン140により報知(表示器141の報知表示、図示しないスピーカからの音声出力等)して湯張り運転を終了する。
湯張り弁103の閉弁によって給水管12への給水が停止し、給湯制御部121による給湯運転が終了する。また、STEP13で、沸き上げ制御部123は、沸き上げ運転を終了する。
なお、図2のフローチャートでは、STEP5でタンク表面センサ17の検出温度th5に応じて、STEP6〜STEP8の処理を行うか否かを判断したが、この判断を行わずに、常にSTEP6〜STEP8の処理を行うようにしてもよい。
また、STEP6で、沸き上げ制御部123は、貯湯タンク11の下部に貯まった水量の判定値を給水温度Twが低いほど少なく設定したが、この判定値を一定値としてもよい。
また、STEP7で、沸き上げ制御部123は、湯側流量センサ27の検出流量Fwに基づいて、貯湯タンク11から浴槽105に供給される湯水の量を積算したが、水量センサ88の検出流量Fmと給湯混合弁21による混合比とに基づいて、貯湯タンク11から浴槽105に供給される湯水の量を積算してもよい。この場合は、水量センサ88と給湯混合弁21の混合比とによって、貯湯タンク11から浴槽105に供給される湯水の流量を検出する構成が、本発明のタンク出湯流量検出部に相当する。
[第2実施形態]
次に、図3を参照して、第2実施形態による処理について説明する。
図3のSTEP20〜STEP24の処理は、上述した図2のSTEP1〜STEP4の処理と同様であるので、説明を省略する。
図3のSTEP25〜STEP28は、沸き上げ制御部123による処理である。沸き上げ制御部123は、STEP25で、タンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃未満であるか否かを判断する。
上述したように、タンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃未満であるときは、貯湯タンク11の下部に低温の水が貯まっている。そこで、STEP25でタンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃未満であるときはSTEP29に分岐し、沸き上げ制御部123は、沸き上げ温度を45℃に設定して、直ちに沸き上げ運転を開始する。
一方、タンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃以上であるときには、貯湯タンク11の下部に高温の湯がたまっていると判断できる。そこで、STEP25でタンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃以上であるときにはSTEP26に進み、沸き上げ制御部123は、給水温度センサ22の検出温度Twに応じて、給水管12から貯湯タンク11にある程度の水が供給されたことを判断するためのタイマの設定時間(本発明の所定時間に相当する)を決定する。
ここで、STEP25でタンク表面温度センサ17の検出温度th5が35℃以上であるときは、貯湯タンク11の湯切れが生じていないため、給湯制御部121による給湯運転は混合温調モードにより実行される。そして、給湯混合弁21において給水バイパス管34から出湯管13に混合される水の温度が低いほど、湯張り設定温度の湯を得るために必要な貯湯タンク11からの湯の供給流量が多くなるため、給水管12から貯湯タンク11の下部に供給される水の流量が多くなる。
そのため、STEP23で湯張り弁103を開弁した時から、貯湯タンク11の下部にある程度(例えば、10リットル)の水が貯まるまでの時間は、給水温度Twが低いほど短くなる。そこで、沸き上げ制御部123は、STEP26で、給水温度Twが低いほどタイマの設定時間を短くする。
タイマの設定時間は、例えば10リットル程度の水が給水管12から貯湯タンク11に供給されるのに要する時間を想定して設定される。続くSTEP28でタイマがタイムアップした時にSTEP28に進み、沸き上げ制御部123は、沸き上げ温度を45℃に設定して沸き上げ運転を開始する。
STEP25〜STEP28の処理により、貯湯タンク11の下部に低温の水がある程度貯まった状態としてから、沸き上げ運転を開始することによって、高温の湯水がヒートポンプ熱交換器55に入水される状態でヒートポンプ51が起動した後に、ヒートポンプ51が直ちに停止して、無駄な電力が消費されることを防止することができる。
このように、STEP25〜STEP27の処理を行った上で、STEP28で沸き上げ運転を開始することにより、ヒートポンプ51が起動直後に停止して、無駄な電力が消費されることを防止することができる。
続くSTEP29〜STEP32の処理は、上述した図2のSTEP9〜STEP12の処理と同様であるので、説明を省略する。
なお、図3のフローチャートでは、STEP25でタンク表面温度センサ17の検出温度th5に応じて、STEP26〜STEP28の処理を行うか否かを判断したが、この判断を行わずに、常にSTEP26〜STEP28の処理を行うようにしてもよい。
また、STEP26で、沸き上げ制御部123は、貯湯タンク11の下部にある程度の水が貯まったことを判断するためのタイマの設定時間を、給水温度Twが低いほど短く設定したが、タイマの設定時間を一定時間としてもよい。
1…貯湯式給湯装置、10…貯湯ユニット、11…貯湯タンク、12…給水管、13…出湯管、27…湯側流量センサ(タンク出湯流量検出部)、41…タンク循環路、50…ヒートポンプユニット、51…ヒートポンプ、66…タンク循環ポンプ、80…ガス熱源機ユニット、100…湯張り管、103…湯張り弁、105…浴槽、120…コントローラ、121…給湯制御部、122…湯張り制御部、123…沸き上げ制御部。

Claims (2)

  1. 下部に給水管が接続されると共に上部に出湯管が接続され、前記給水管から供給される水が貯められる貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの下部と上部を接続したタンク循環路と、
    前記貯湯タンクの下部に貯まった湯水を、前記タンク循環路を介して前記貯湯タンクの上部に循環させるタンク循環ポンプと、
    前記タンク循環路の途中に設けられた熱交換器と、
    圧縮機と、前記熱交換器と、膨張弁と、蒸発器とを、熱媒体が封入された熱媒体循環路により順に接続して構成され、前記圧縮機により圧縮された熱媒体を前記熱媒体循環路に流通させることにより、前記熱交換器において、前記タンク循環路を流通する湯水と前記熱媒体循環路を流通する熱媒体との間の熱交換により、前記タンク循環路を流通する湯水を加熱するヒートポンプと、
    前記出湯管と浴槽とを接続した湯張り管と、
    前記湯張り管を開閉する湯張り弁と、
    前記湯張り弁を開弁して、前記貯湯タンク内の湯水を前記浴槽に供給する湯張り運転を実行する湯張り制御部と、
    前記湯張り管を介して前記貯湯タンクから前記浴槽に供給される湯水の流量を検出するタンク出湯流量検出部と、
    前記湯張り運転が実行されていないときは、所定の沸き上げ実施条件が成立したときに、前記タンク循環ポンプと前記ヒートポンプとを作動させて、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する沸き上げ運転を実行し、前記湯張り運転が開始されたときには、前記湯張り運転の開始時から、前記貯湯タンクから前記浴槽に供給される湯水の量を前記タンク出湯流量検出部の検出流量に基づいて積算し、該湯水の量の積算値が所定の判定値以上になった時から、前記沸き上げ運転を開始する沸き上げ制御部と
    前記給水管から分岐して、前記出湯管と前記湯張り管との接続箇所よりも上流側で、前記湯張り管に接続された給水分岐管と、
    前記給水分岐管から前記出湯管に供給される水の温度を検出する給水温度検出部と、
    前記貯湯タンクから前記出湯管に供給される湯と、前記給水分岐管から前記出湯管に供給される水との混合比を変更する湯水混合部とを備え、
    前記湯張り制御部は、前記湯張り運転の実行中に、前記出湯管から前記湯張り管に所定の湯張り設定温度の湯が供給されるように、前記湯水混合部の混合比を調節し、
    前記沸き上げ制御部は、前記給水温度検出部の検出温度が低いほど、前記判定値を少なく設定することを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 下部に給水管が接続されると共に上部に出湯管が接続され、前記給水管から供給される水が貯められる貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの下部と上部を接続したタンク循環路と、
    前記貯湯タンクの下部に貯まった湯水を前記タンク循環路を介して前記貯湯タンクの上部に循環させるタンク循環ポンプと、
    前記タンク循環路の途中に設けられた熱交換器と、
    圧縮機と、前記熱交換器と、膨張弁と、蒸発器とを、熱媒体が封入された熱媒体循環路により順に接続して構成され、前記圧縮機により圧縮された熱媒体を前記熱媒体循環路に流通させることにより、前記熱交換器において、前記タンク循環路を流通する湯水と前記熱媒体循環路を流通する熱媒体との間の熱交換により、前記タンク循環路を流通する湯水を加熱するヒートポンプと、
    前記出湯管と浴槽とを接続した湯張り管と、
    前記湯張り管を開閉する湯張り弁と、
    前記湯張り弁を開弁して、前記貯湯タンク内の湯水を前記浴槽に供給する湯張り運転を実行する湯張り制御部と、
    前記湯張り運転が実行されていないときは、所定の沸き上げ実施条件が成立したときに、前記タンク循環ポンプと前記ヒートポンプとを作動させて、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する沸き上げ運転を実行し、前記湯張り運転が開始されたときには、前記湯張り運転の開始時からの経過時間が所定時間以上になった時から、前記沸き上げ運転を開始する沸き上げ制御部と、
    前記給水管から分岐して、前記出湯管と前記湯張り管との接続箇所よりも上流側で、前記湯張り管に接続された給水分岐管と、
    前記給水分岐管から前記出湯管に供給される水の温度を検出する給水温度検出部と、
    前記貯湯タンクから前記出湯管に供給される湯の流量と、前記給水分岐管から前記出湯管に供給される水の流量との混合比を変更する湯水混合部とを備え、
    前記湯張り制御部は、前記湯張り運転の実行中に、前記出湯管から前記湯張り管に所定の湯張り設定温度の湯が供給されるように、前記湯水混合部の混合比を調節し、
    前記沸き上げ制御部は、前記給水温度検出部の検出温度が低いほど、前記所定時間を短く設定することを特徴とする貯湯式給湯装置。
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