JPH086568A - 電気音響変換器の製造方法 - Google Patents

電気音響変換器の製造方法

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JPH086568A
JPH086568A JP6158027A JP15802794A JPH086568A JP H086568 A JPH086568 A JP H086568A JP 6158027 A JP6158027 A JP 6158027A JP 15802794 A JP15802794 A JP 15802794A JP H086568 A JPH086568 A JP H086568A
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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リードフレーム上での組立工程を単純化し、
組立作業の自動化を実現した電気音響変換器の製造方法
を提供する。 【構成】 ポールピース(ポールピース部4)を形成す
る工程と、複数のベース部材(ベース部8)の成形エリ
アが設定され、各成形エリア毎にリード端子(2A、2
B、2C、2D)が形成されたリードフレーム(40)
を成形する工程と、このリードフレーム上に前記ポール
ピースを設置して前記ベース部材を合成樹脂によって成
形する工程と、前記ベース部材上の前記ポールピースに
コイル(10)を設置した後、その周囲部に支持リング
(20)及びマグネット(12)を設置し、前記支持リ
ングの上に共鳴板(24)を保持させる工程と、前記リ
ード端子に前記コイルの端末(コイル端末28、30)
を接続する工程と、前記リード端子を前記リードフレー
ムから切断する工程と、前記ベース部材にその上面を覆
うケース(32)を接合する工程と、切断された前記リ
ード端子に成形加工を施す工程とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気信号を音響に変換
する電気音響変換器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気音響変換器は、カード状を成す携帯
用呼出器等の各種の小型電子機器に搭載されている。こ
のような小型電子機器に搭載される電気音響変換器にお
いては、小型化が要請され、特に、その部品はより微細
化の傾向を強めている。
【0003】図16及び図17は、従来の電気音響変換
器の一例を示している。このような電気音響変換器の構
造及びその製造方法について説明する。円筒形を成す上
ケース102及び下ケース104は合成樹脂によって個
別に成形加工される。下ケース104の背面側には、ヨ
ーク106及び基板108が取り付けられ、これらヨー
ク106及び基板108にはその中央に貫通する形態で
磁心110が加締められ一体化されている。磁心110
には予めボビン等に巻回されたコイル112が装着さ
れ、その周囲部には環状を成すマグネット114が取り
付けられている。コイル112のリード部116、11
8は基板108の背面側に引き出され、基板108上の
電極120、122に半田によって接続されている。共
鳴板124に対し、ヨーク106、磁心110及びマグ
ネット114が電磁変換部126を構成している。
【0004】下ケース104の内壁面には開口縁部より
後退させた支持段部128が設けられている。この支持
段部128の形成のため、開口部には径大部130が形
成されている。そして、支持段部128に共鳴板124
が取り付けられる。この共鳴板124の中心には、振動
質量を増強するための円盤状を成す磁片132が取り付
けられている。
【0005】下ケース104の径大部130には上ケー
ス102の嵌合部134が嵌め込まれ、この下ケース1
04と上ケース102は超音波溶接等の接合手段によっ
て一体に接合されている。そして、上ケース102に
は、共鳴板124の振動に共鳴し、適当な音圧を得るた
め、共鳴空間136が形成されているとともに、その天
井部には共鳴空間136側に突出して透孔138を有す
る放音筒140が形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、電気音響
変換器は、電気信号を音響に変換する基本的な構造を成
し、その部品点数が多い。このため、組立てに当たって
は、その位置合わせ等、特に、共鳴板124の扱いやマ
グネット114の位置合わせが音響出力等の特性に大き
く影響することから、非常に注意を要する作業を強いら
れ、組立の自動化を妨げている。
【0007】また、このような電気音響変換器は、その
組立てに当たって、下ケース104に部品の装着を行う
場合、下ケース104を図16のように上面側にして行
う場合と、それを反転させて行う場合がある。即ち、ヨ
ーク106及び基板108を取り付けた下ケース104
は、反転させてマグネット114を取り付けた後、再び
反転させて接着剤を塗布、更に反転させて共鳴板124
及び上ケース102を取り付けて超音波溶着を行うよう
に、下ケース104は各工程に応じて反転させることが
必要である。このような機械的な反転は、組立精度を高
め、品質の均一化を図るためであるが、そのために処理
治具や処理工程を複雑化している。
【0008】そこで、本発明は、リードフレーム上での
組立工程を単純化し、組立作業の自動化を実現した電気
音響変換器の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電気音響変換器
の製造方法は、図1ないし図15に例示するように、ポ
ールピース(ポールピース部4)を形成する工程と、複
数のベース部材(ベース部8)の成形エリアが設定さ
れ、各成形エリア毎にリード端子(2A、2B、2C、
2D)が形成されたリードフレーム(40)を成形する
工程と、このリードフレーム上に前記ポールピースを内
包させた前記ベース部材を合成樹脂によって成形する工
程と、前記ベース部材上の前記ポールピースにコイル
(10)を設置した後、その周囲部に支持リング(2
0)及びマグネット(12)を設置し、前記支持リング
の上に共鳴板(24)を保持させる工程と、前記リード
端子に前記コイルの端末(コイル端末28、30)を接
続する工程と、前記リード端子を前記リードフレームか
ら切断する工程と、前記ベース部材にその上面を覆うケ
ース(32)を接合する工程と、切断された前記リード
端子に成形加工を施す工程とを備えたものである。
【0010】また、本発明の電気音響変換器の製造方法
は、リードフレーム上で前記ベース部材にその上面を覆
うケースを接合した後、リード端子を前記リードフレー
ムから切断し、そのリード端子に成形加工を施すように
してもよい。
【0011】また、本発明の電気音響変換器の製造方法
において、コイルは、別工程において巻回された個別部
品としてのコイル、又は前記リードフレーム上のベース
部に内包された前記ポールピースのポール部に直接巻回
してもよい。
【0012】そして、マグネット(120)は支持リン
グと一体に形成し、支持リングとマグネットを単一の部
品としてもよい。
【0013】
【作用】本発明の電気音響変換器の製造方法において
は、ポールピースを形成する。このポールピースは、ヨ
ークと磁心とを備えており、これらは単一の部品として
形成するか、又は別部品として形成されたものを一体化
する。
【0014】そして、リードフレームには、複数の電気
音響変換器のケースの成形エリアを設定し、各成形エリ
アに対して電気音響変換器が必要とするリード端子を形
成する。このリードフレーム上にベース部材を合成樹脂
で成形し、その成形加工の際に、そのベース部材の内部
にポールピースを内包させて成形する。ベース部材上の
ポールピースにはコイルを設置した後、その周囲部に支
持リング及びマグネットを設置し、支持リングの上に共
鳴板を保持させる。この共鳴板の保持は、マグネットの
磁力によって行う。そして、リード端子にコイルの端末
を接続する。
【0015】リード端子をリードフレームから切断し、
ベース部材上にはその上面を覆うケースを接合する。そ
して、切断されたリード端子に成形加工を施し、電気音
響変換器として完成する。
【0016】また、本発明の電気音響変換器の製造方法
においては、ベース部材に対するケースの接合処理をリ
ードフレーム上で行ってもよい。その場合、リード端子
をリードフレームから切断する前に、リードフレーム上
でベース部材にその上面を覆うケースを接合する。そし
て、リード端子をリードフレームから切断し、そのリー
ド端子に成形加工を施すことにより、電気音響変換器を
完成する。即ち、このような製造方法では、リードフレ
ーム上で一貫した組立工程の処理を行うことができる。
【0017】また、この電気音響変換器の製造方法にお
いて、巻回された個別部品としてのコイルを用いた場合
には、リードフレーム上のポールピースに予め巻回処理
をしたコイルを装着するのみでよく、組立時間の短縮が
図られる。また、リードフレーム上でポールピースのポ
ール部にコイルを巻回する場合には、リードフレーム上
でのコイル形成処理が可能になり、コイルの巻回処理を
含む電気音響変換器の組立処理ができ、一貫処理を行う
ことができる。
【0018】そして、図15に例示するように、マグネ
ットを支持リング形状に形成すれば、支持リング及びマ
グネットを合体した単一の部品で構成でき、部品点数の
削減とともに、2部品による寸法誤差を抑制できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
【0020】図1及び図2は、本発明の電気音響変換器
の製造方法の一実施例に係る電気音響変換器を示してい
る。この電気音響変換器は、リード端子2A、2B、2
C、2Dが単一のリードフレームによって形成されてい
る。ポールピース部4は、板状を成すヨーク5に磁心6
を取り付けたものである。そして、これらリード端子2
A、2B、2C、2D及びポールピース部4は、合成樹
脂によって形成されたベース部材として平板状を成す矩
形のベース部8に固定されている。
【0021】磁心6には、コイル10が巻回され、その
周囲には円環状を成すマグネット12が設置されてい
る。このマグネット12とポールピース部4は磁気的に
結合され、磁路を成している。コイル10は、空芯状に
巻回したものを磁心6に装着し、又は、磁心6に直接コ
イルを巻回する。
【0022】また、ベース部8には、内側を位置決め手
段とした複数の突部14、15、16、17、18が形
成されている。各突部14、16、18の内側には支持
手段として支持リング20が設置されている。この支持
リング20の頂部には段部22が形成されており、この
段部22には共鳴板24が支持されている。共鳴板24
の中央には、振動質量を増強する手段として磁片26が
固定されている。
【0023】また、突部16、18間には、コイル端末
28、30がマグネット12の背面側から引き出され、
リード端子2A、2Bに半田付けされている。
【0024】そして、ベース部8の上面には、突部1
4、15、17を固定手段としてケース32が嵌め込ま
れている。ベース部8とケース32は、超音波溶接等の
固定手段で接合されている。このケース32は、共鳴板
24の表面及び支持リング20の周面部に共鳴空間34
を形成する手段であって、ベース部8と同様に合成樹脂
で形成されている。また、このケース32の側部には、
共鳴空間34を外気に解放して音響を放出する放音筒3
6が形成されている。
【0025】このような電気音響変換器によれば、ベー
ス部8にインサート成形されたポールピース部4、磁心
6とともにコイル10及びマグネット12を以て電磁変
換部38が構成されており、リード端子2A、2B間に
交流信号が加えられると、その交流信号によってコイル
10が励磁され、磁心6から共鳴板24及び磁片26に
交番磁界が作用する。この結果、共鳴板24が振動して
音響を発し、この音響が共鳴空間34を共鳴させ、放音
筒36から外部に放出される。なお、共鳴空間34の共
鳴動作は、ベース部8及びケース32を振動させ、この
振動も音響として発せられる。
【0026】そして、この電気音響変換器においては、
リードフレームによってリード端子2A、2Bが形成さ
れ、部品点数の削減により、組立て工数が削減されて、
その作業性の向上とともに、偏平化、小型化が図られて
いる。また、支持リング20が真鍮等の金属材料でベー
ス部8とは別に形成されているが、これは、支持リング
20の精度が高められるとともに、ベース部8の成形精
度の要求を緩和でき、歩留りの向上に寄与する。
【0027】次に、この電磁音響変換器の製造方法を図
3ないし図14を参照して製造工程順に説明する。
【0028】a.リードフレームの成形工程 図3は、リードフレーム40の一例を示している。この
リードフレーム40は帯状に形成され、その表面に半田
めっきを施す。このリードフレーム40には、両縁部側
にガイド孔42を形成する。リード端子2A、2B、2
C、2Dは、図4に示すようにリードフレーム40の平
面より段差44を設けて僅かに突出するように成形す
る。これらの成形加工は、1回の成形処理で行なう必要
はなく、ガイド孔42を手掛かりにして、数回の成形加
工により、図3に示すリードフレーム40を形成する。
【0029】b.ポールピース部4の形成及び加工工程 図5は、ポールピース部4の一例を示している。このポ
ールピース部4は、円板状の素材に切欠き部7を形成し
たヨーク5に、磁心6を加締めによって取り付けたもの
である。磁心6は、円柱状を成し、圧入部9は径小に形
成されている。また、ヨーク5の下面側には円形の突部
11が形成されている。
【0030】c.ベース部8の成形処理 図6、図7及び図8は、リードフレーム40でのベース
部8の成形工程を示しており、図6及び図8はその表面
側、図7はその背面側を示している。リードフレーム4
0上に複数のベース部8を合成樹脂によって成形加工す
る。その成形は、成形型にリードフレーム40及びポー
ルピース部4を設置し、ポールピース部4及びリード端
子2A、2B、2C、2Dをインサート成形することに
よって行い、その場合、ポールピース部4の表面、リー
ド端子2A、2B、2C、2Dの半田付けすべき部分は
露出させてベース部8を成形する。
【0031】d.コイル10、支持リング20、マグネ
ット12及び共鳴板24の装着工程 図9に示すように、リードフレーム40上にベース部8
によって取り付けられたポールピース部4の磁心6に
は、コイル10を装着した後、支持リング20、マグネ
ット12及び共鳴板24は予め形成し、リードフレーム
40上に成形されたベース部8の内部に支持リング20
を接着し、その内部にマグネット12を設置する。ま
た、支持リング20上に共鳴板24を設置する。
【0032】e.コイル10の端末処理工程 図10に示すように、ポールピース部4の磁心6に装着
された各コイル10のコイル端末28、30は、突部1
6、18の間隙部から引き出した後、突部15、16に
引っ掛けてリードフレーム40と直交する方向に導出
し、適当な張力を掛けて保持した後、リード端子2A、
2Bに半田付けにより接続する。また、突部16、18
の間隙部に接着手段として溶融している合成樹脂19
(図9)を滴下又は塗布することにより、コイル端末2
8、30をベース部8に固定する。図11は、図10の
11−11線断面図であって、コイル10の端末処理を
終了した状態を示している。
【0033】f.ケース32の接合工程 ケース32は合成樹脂で形成加工し、図12に示すよう
に、リードフレーム40上のベース部8にケース32を
配置する。そして、図13に示すように、超音波溶接に
よりベース部8とケース32を接合する。両者の接合に
は接着剤を用いてもよい。この接合工程により、リード
フレーム40上に連鎖体を成す電気音響変換器が得られ
る。
【0034】g.リードフレーム40の切離工程 リードフレーム40からリード端子2A、2B、2C、
2Dを切除した後、各リード端子2A、2B、2C、2
Dは、図14に示すように、フォーミング加工を施して
電気音響変換器を完成する。
【0035】このようにリードフレーム40上にリード
端子2A〜2Dを一体に成形加工し、それにベース部8
を成形加工してポールピース部4を取り付けることによ
り、組立て部品を削減できるとともに、総ての処理工程
をリードフレーム40の表面上で行うことができるの
で、従来の電気音響変換器のように組立工程毎にケース
を反転処理する必要がなく、組立て作業の簡略化及び容
易化を図ることができる。
【0036】また、実施例では、磁心6にコイル10を
装着したが、磁心6にコイル10を直巻きしてもよい。
【0037】また、前記実施例では、支持リング20と
マグネット12を別部品として構成した場合について説
明したが、図15に示すように、プラスチックマグネッ
トや金属マグネット等によって支持リングを成すマグネ
ット120を用いてもよい。このマグネット120に
は、支持リング20と同様に共鳴板24を設置する段部
22を形成する。このように支持リング20を兼用する
マグネット120を使用すれば、前記実施例のマグネッ
ト12と支持リング20を一つの部品で構成することが
でき、2部品構成の場合に比較し、各部品の寸法誤差を
抑制でき、製品精度を高めることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a.リードフレーム上にベース部材を成形処理で形成
し、その成形処理によってポールピースを一体化したこ
とにより、リードフレーム上で部品の装着から組立まで
一貫して行うことができ、しかも、リードフレームは反
転等の処理が不要であるので、製造工程の簡略化ととも
に製品の組立精度を高めることができる。 b.フープ材でリードフレームを形成でき、連続したリ
ードフレーム上で製品ピッチを確立でき、複数の製品を
リードフレームの搬送処理とともに自動加工及び組立処
理ができるので、製造時間の短縮化とともにパレットに
よる製品搬送の削減、組立処理及び加工処理の作業面積
の縮小を図って、電気音響変換器の生産効率を高めるこ
とができる。 c.また、支持リングをマグネットで構成すると、部品
点数の削減とともに、2部品による寸法誤差を抑制で
き、製品精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気音響変換器の製造方法に係る電気
音響変換器の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示した電気音響変換器の2−2線断面図
である。
【図3】リードフレームの一部を示す平面図である。
【図4】図3に示したリードフレームの断面図を示し、
(A)は図3に示すリードフレームの4A−4A線断面
図、(B)は図3に示すリードフレームの4B−4B線
断面図である。
【図5】ポールピースを示し、(A)はその平面図、
(B)は(A)の5B−5B線断面図である。
【図6】リードフレームに対するベース部の成形を示す
平面図である。
【図7】リードフレームに対するベース部の成形を示す
背面図である。
【図8】リードフレームに対するベース部の成形を示す
斜視図である。
【図9】リードフレーム上のベース部に対するマグネッ
ト、支持リング及び振動板の装着を示す分解斜視図であ
る。
【図10】リードフレーム上のベース部に対するマグネ
ット、支持リング及び振動板が装着された平面図であ
る。
【図11】図10の組立途上の電気音響変換器の11−
11線断面図である。
【図12】リードフレーム上のベース部に対するケース
の装着を示す斜視図である。
【図13】リードフレーム上に形成された電気音響変換
器を示す斜視図である。
【図14】リードフレームから切り離し、リード端子を
成形した電気音響変換器を示す斜視図である。
【図15】本発明の電気音響変換器の製造方法に係る電
気音響変換器の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図16】従来の電気音響変換器を示す縦断面図であ
る。
【図17】図16に示した電気音響変換器の背面図であ
る。
【符号の説明】
2、2A、2B、2C、2D リード端子 4 ポールピース部 8 ベース部 10 コイル 12,120 マグネット 20 支持リング 24 共鳴板 28、30 コイル端末 32 ケース 38 電磁変換部 40 リードフレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポールピースを形成する工程と、 複数のベース部材の成形エリアが設定され、各成形エリ
    ア毎にリード端子が形成されたリードフレームを成形す
    る工程と、 このリードフレーム上に前記ポールピースを内包させた
    ベース部材を合成樹脂によって成形する工程と、 前記ベース部材上の前記ポールピースにコイルを設置し
    た後、その周囲部に支持リング及びマグネットを設置
    し、前記支持リングの上に共鳴板を保持させる工程と、 前記リード端子に前記コイルの端末を接続する工程と、 前記リード端子を前記リードフレームから切断する工程
    と、 前記ベース部材にその上面を覆うケースを接合する工程
    と、 切断された前記リード端子に成形加工を施す工程と、 を備えたことを特徴とする電気音響変換器の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポールピースを形成する工程と、 複数のベース部材の成形エリアが設定され、各成形エリ
    ア毎にリード端子が形成されたリードフレームを成形す
    る工程と、 このリードフレーム上に前記ポールピースを内包させた
    ベース部材を合成樹脂によって成形する工程と、 前記ベース部材上の前記ポールピースにコイルを設置し
    た後、その周囲部に支持リング及びマグネットを設置
    し、前記支持リングの上に共鳴板を保持させる工程と、 前記リード端子に前記コイルの端末を接続する工程と、 前記リードフレーム上で前記ベース部材にその上面を覆
    うケースを接合する工程と、 前記リード端子を前記リードフレームから切断する工程
    と、 切断された前記リード端子に成形加工を施す工程と、 を備えたことを特徴とする電気音響変換器の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記コイルは、巻回された個別部品とし
    てのコイル、又は前記リードフレーム上で前記ポールピ
    ースのポール部に巻回することを特徴とする請求項1又
    は2記載の電気音響変換器の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記マグネットで前記支持リングを兼用
    させたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気音響
    変換器の製造方法。
JP15802794A 1994-06-16 1994-06-16 電気音響変換器の製造方法 Expired - Fee Related JP3224690B2 (ja)

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