JP4078322B2 - スピーカー - Google Patents

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Description

本発明は主として携帯電話等の移動通信機のレシーバーとして使用されるスピーカに関する。
従来、矩形の内磁型磁気回路と、この磁気回路によって駆動される矩形のボイスコイルを固定した振動板とを、矩形状のフレームに保持した幅の狭い矩形状のスピーカーがある。このスピーカーは、フレームで保持した矩形のヨークと、このヨーク底面に接合する矩形板状の磁石と、この磁石上面に接合する矩形板状の上部プレートとで、矩形の内磁型磁気回路を構成し、ヨークの内壁面と上部プレートの外側面との間に、矩形のボイスコイルを嵌め込む矩形の磁気ギャップを形成している。そして、ボイスコイルに音信号電流を供給すると、磁気ギャップの磁界との電磁作用により、ボイスコイルを固定している振動板が振動して音響や音声を発生する。(例えば、「特許文献1」及び「特許文献2」参照。)。
特開2003−37895号公報 特開2003−37890号公報
スピーカーの磁気回路には、上記のように磁気ギャップの内側に磁石を配置する内磁型に対し、磁気ギャップの外側に磁石を配置する外磁型がある。この外磁型は内磁型に比べて、高さを低くでき、また小さな磁石で大きなコイル駆動力(音圧)を確保できるという利点があるため、スピーカのさらなる小型、薄型化を実現する上で有効ではある。しかしながら、磁石の形状が、内磁型では板状で強度を確保し易い一方で、外磁型では環状(枠状)となるため強度を確保し難く、磁石の生産面から外磁型磁気回路は実質的に採用し難い面があった。本発明はこの問題を解消して外磁型磁気回路を採用し、スピーカーのさらなる小型、薄型化を実現できる構造を提案する。
本発明は、円形の外磁型磁気回路に通常使用される円環状の磁石は、矩形の外磁型磁気回路に通常使用される矩形環状(枠状)の磁石に比べて高い強度を確保できることに着目し、円形の外磁型磁気回路と、この磁気回路によって駆動される円形のボイスコイルを固定した振動板とを、矩形状のフレームに保持するスピーカーとする。このスピーカーは、円形のセンターポールの一端に矩形のフランジを設けたヨークと、円形のセンターホールを有し、ヨークのセンターポールの周囲に円環状の隙間をあけて配置する、ヨークのフランジと略同じ矩形で板状の磁石と、この磁石のセンターホールと略同じ内径を有し、ヨークのフランジ及び磁石の短手側の寸法と略同じ外径を有し、磁石をヨークのフランジとで挟さむ円環状のポールピースを備え、これらヨーク、磁石、ポールピースとで円形の前記外磁型磁気回路を構成し、この磁気回路のヨークのセンターポールの外周面とポールピースの内周面との間に、円形の前記ボイスコイルを嵌め込む円形の磁気ギャップを形成すると共に、振動板は縁部に長円形状の枠板を有し、この枠板によりフレームの一表面縁部に接合させ、振動板の中央部に一端部を固定した前記ボイスコイルの先端部を前記磁気ギャップに嵌め込み、フレームはインサート成形により端子を両端部に一体取り付けし、フレームから突出する各端子の一端を外部接続部とし、フレームの振動板装着面における4つの角部のうち、一方の長手側辺の両端に位置する2つの角部に、フレームに埋め込まれた各端子の他端を露出させて内部接続部を形成し、ボイスコイルの引き出し線は振動板の長円形状の枠板における長手側内縁と対向するコイル本体の周方向2位置から、ボイスコイルの巻き線の巻き方向で、振動板の長円形状の枠板の内縁に沿わせて延出し、少なくとも振動板の長円形状の枠板における半円状の短手側内縁の一部に沿う経路を経て、フレームの各内部接続部に向かって振動板の内側から外側に引き出すことを特徴としている。
本発明における磁石は長手方向の中央部で2つに分割してある分割構造にする構成を採用することが望ましい。
本発明によれば、円形のセンターホールを有し、ヨークのセンターポールの周囲に円環状の隙間をあけて配置する、ヨークのフランジと略同じ矩形板状の磁石を使用するため、円形の外磁型磁気回路に通常使用される円環状の磁石に比べてさらに高い強度を確保できる。このため、磁石の生産時の割れや欠け等のロスが少なくなり生産性を上げることができた。この結果、矩形のフレームに保持するスピーカーの磁気回路として外磁型を問題なく採用することができ、スピーカーのさらなる小型、薄型化を実現できる。
また、ボイスコイルの引き出し線は振動板の長円形状の枠板における長手側内縁と対向するコイル本体の周方向2位置から、ボイスコイルの巻き線の巻き方向で、振動板の長円形状の枠板の内縁に沿わせて延出し、少なくとも振動板の長円形状の枠板における半円状の短手側内縁の一部に沿う経路を経て、フレームの各内部接続部に向かって振動板の内側から外側に引き出すことによって、ボイスコイルのスピーカー駆動時の上下動に対して各引き出し線に引っ張り余裕を与え、ボイスコイルの円滑な駆動(上下振動)を可能とする際、各引き出し線をより少ない屈曲回数でボイスコイルからフレームの各内部接触部に引き出すことができ、各引き出し線の屈曲による内部抵抗の増加及びスピーカーの長時間連続駆動時の発熱などを防止することができる。
また、円形のセンターホールを有し、ヨークのセンターポールの周囲に円環状の隙間をあけて配置する、ヨークのフランジと略同じ矩形で板状の磁石であっても、その短手側の寸法は、円形の外磁型磁気回路に通常使用される円環状の磁石の外径より小さくすると、磁石のセンターホールと長手側の外側縁が最も接近する2箇所で強度不足を生じて、その2箇所で割れが発生するおそれがあるため、特に、スピーカーにおける短手方向での小型化は困難になるが、本発明では磁石を、一体構造ではなく、最初から長手方向の中央部で2つに分割してある分割構造にすることによって、磁石の短手側の寸法を、円形の外磁型磁気回路に通常使用される円環状の磁石の外径より小さくしても、その磁石の生産面で問題とならない強度を確保できるようになる。この結果、スピーカーにおける短手方向のさらなる小型化を実現できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示すスピーカーの分解斜視図、図2は同スピーカーの組み立て状態の外観斜視図、図3は図2のスピーカーを裏返しにした状態の外観斜視図、図4は同スピーカーの組み立て状態の断面図、図5はボイスコイルの引き出し線の引き出し構造を示す平面図、図6はボイスコイルをフレームに組み付ける状態を示す斜視図、図7はボイスコイルの引き出し線の引き出し構造を示す斜視図、図8は分割構造の磁石の平面図、図9は一体構造の磁石の平面図である。
図1において、1は樹脂製の(絶縁性の)フレームであって、左右に長い(前後幅の狭い)矩形状に形成されている。このフレーム1の左右両端部には導電性を有する細長い板状の端子2,3がインサート成形により一体に取り付けられている。各端子2,3は長さの略半分がフレーム1の左右両端部に埋め込まれ、残りの略半分がフレーム1の下面における左右両端部から前方あるいは後方へフレーム1の短手側辺に沿って突出するように、フレーム1の成形時に展開状態で金型にインサートされ、フレーム1の成形後あるいはスピーカーの組み立て工程において、フレーム1から突出している部分がフレーム1の下面側で短手方向の幅内に略収まり、かつ、フレーム1の下面側の両端部において、上下に弾性変位可能に傾斜状に突出するように、略V字状に丸みを付けて曲げられ、フレーム1から突出する各端子2,3の一端を外部接続部2a,3aとし、フレーム1の上面における4つの角部のうち、一方の長手側辺の両端に位置する2つの角部に、フレーム1の中に埋め込まれた各端子2,3の他端を露出させて内部接続部2b,3bとしている。
フレーム1の下面における各端子2,3の直ぐ内側にはフレーム1の長手方向で対向する左右一対の板状の脚部4,5が、フレーム1の短手方向の略全幅にわたって突出形成されている。この各脚部4,5の高さ(突出量)は各端子2,3の曲げ半径より所定寸法だけ高く(長く)しており、各端子2,3が可逆限界値を越えて曲げられるのを規制するストッパー機能を発揮する。このストッパー機能によって各端子2,3のバネ圧を常時維持することができ、スピーカー(詳しくは、後述するボイスコイル)への安定した音信号電流の供給を行うことができる。また各脚部4,5自体が板状であり、高い強度を確保でき、同時にフレーム1の強度も高めるリブ機能を発揮する。さらに各脚部4,5はフレーム1の両端部の端子2,3部とその間の後述する磁気回路部とを下面側で仕切る隔壁となり、フレーム1への回路組み付け時における各端子2,3の曲げ損傷等を防止する防護壁としての機能も発揮する。
フレーム1の下面における各脚部4,5の間にはフレーム1の上面に貫通する円形の貫通孔6を底面に開口形成した左右に長い矩形状の凹部7が形成され、この凹部7にてフレーム1は円形の外磁型磁気回路8を保持している。すなわち、円筒状(円形)のセンターポール9aの一端(下端)に矩形のフランジ9bを設けた磁性材料よりなるヨーク9と、円形のセンターホール10aを有し、ヨーク9のセンターポール9aの周囲に円環状の隙間をあけて配置する、ヨーク9のフランジ9bと略同形の矩形で板状の磁石10と、磁性材料よりなり、磁石10のセンターホール10aと略同じ内径を有し、ヨーク9のフランジ9b及び磁石10の短手方向の寸法と略同じ外径を有し、磁石10をヨーク9のフランジ9bとで挟む円環状のポールピース11とを備え、これらヨーク9、磁石10、ポールピース11とで円形の前記外磁型磁気回路8を構成するもので、フレーム1の下面側から凹部7に磁石10を嵌め込み、次いで、ヨーク9のセンターポール9aを磁石10のセンターホール10aに挿入しながらヨーク9のフランジ9bを磁石10の外側に重ね合わせるように凹部7に圧入嵌合することによって、ヨーク9のセンターポール9aが凹部7の中心に垂設され、そのセンターポール9aの先端部が貫通孔6の中心に挿入配置され、磁石10の左右両端部が凹部7内でこの底面とヨーク9のフランジ9bとの間で挟持されて、ヨーク9のセンターポール9aの周囲に円環状の隙間をあけた状態で配置されると共に、ヨーク9のフランジ9bに磁石10の下面が接合される。またこの状態で、フレーム1の上面側から貫通孔6の内周にポールピース11を圧入嵌合することによって、ポールピース11がヨーク9のセンターポール9aにおける先端部の周囲に磁石10と同様の円環状の隙間をあけた状態で配置されると共に、磁石10の内周縁部(センターホール10aの周縁部)がヨーク9のフランジ9bとポールピース11との間で挟持されて、磁石10の上面にポールピース11が接合される。
上記のようにフレーム1の中に(長手方向中央部に)凹部7及び貫通孔6を介して円形の外磁型磁気回路8を形成保持し、この磁気回路8におけるヨーク9のセンターポール9aの先端部外周面とポールピース11の内周面との間に、磁界を生じる円形の磁気ギャップ12を形成している。この円形の磁気ギャップ12はフレーム1の上面における長手方向中央部、すなわち、フレーム1の上面における貫通孔6の開口部に形成されている。
一方の長手側辺の両端に位置する2つの角部に内部接触部2b,3bが形成され、かつ、長手方向中央部に円形の磁気ギャップ12が開口形成されたフレーム1の上面(音信号電流の供給側面とは反対側のフレーム1の表面)には、樹脂フィルムよりなる振動板13を装着保持している。この振動板13は長円形状に形成され、下面縁部を金属材料よりなる長円形状の枠板13aの上面に接着剤により接合させている。また振動板13の下面中央部には円形のボイスコイル14の一端部を接着剤により固定している。尚、図4に示す振動板13は便宜上平らに表現しているが、実際には図1に示すように、ボイスコイル14の接合部(振動板13の中央部)を中心に凹凸模様が付けられ、枠板13aの長円形状の内孔を覆っている部分が上下に振動できるようになっている。
振動板13の枠板13aの下面をフレーム1の上面外周縁部に接合させ、振動板13をフレーム1の上面に隙間を設けて張設支持することによって、その振動板13の中央部に一端部を固定した円形のボイスコイル14の先端部を円形の前記磁気ギャップ12に嵌め込んでいる。
フレーム1の振動板装着面(上面)における左右端部には、振動板13の枠板13aにおける半円状の短手側外縁に沿う左右の側壁部15、16が突出形成され、各側壁部15,16の間で振動板13が位置決めされている。またフレーム1の上面には振動板13を覆うようにこの上から板金製のプロテクタ17が装着され、このプロテクタ17によって振動板13を保護している。このプロテクタ17も振動板13の外形と略同じ長円形状に形成されて、各側壁部15,16の間で振動板13と一体的に位置決めされている。また振動板13をこれとの間に隙間を設けて覆っているプロテクタ17には複数の放音孔18が開口形成されている。さらにフレーム1の上面にはこの全面を覆うようにプロテクタ17の上からフレーム1と略同じ矩形の補償布19が接着剤あるいは両面接着テープにより貼り付けられている。この補償布19は放音孔18を覆い振動板13の過大な振動や過大な空気漏れを防止して音響特性の向上を図る制動機能を発揮すると共に、防塵機能を発揮する。
振動板13の下面側のフレーム1には、この上面から下面に貫通する縦孔のバックホール20を2個設けている。このバックホール20,20は円形の外磁型磁気回路8を収容している凹部7の左右両側に設けられている。またフレーム1の下面における左右の脚部4,5と凹部7との間の2箇所で各バックホール20、20が開口され、この2箇所に補償布21,21を貼り付けて各バックホール20,20を覆っても良く、この場合には補償布21,21は主として防塵の役目を果たすと共に、音響特性の向上を図る制動機能も発揮する。
ボイスコイル14の引き出し線14a,14bは振動板13の枠板13aにおける直線状の長手側内縁と対向するコイル本体上端部の周方向2位置(略180度対称位置)から、ボイスコイル14の巻き線(例えば、銅線をウレタン樹脂等の絶縁層で被覆したもの)の巻き方向で、振動板13の枠板13aの内縁に沿わせて延出し、少なくとも振動板13の枠板13aにおける半円状の短手方向の内縁の一部に沿う経路を経て、フレーム1の各内部接触部2b,3bに向かって振動板13の内側から外側に引き出すもので、例えば、図5においてボイスコイル14の巻き線が右回り(時計方向)に巻かれている場合には、振動板13の枠板13aにおける直線状の一方の長手側内縁(紙面上側の直線状の内縁)と対向する位置から延出する一方の引き出し線14aは、その延出位置に対向する振動板13の枠板13aにおける直線状の長手側内縁(紙面上側の直線状の内縁)の中間部から、この右端部に連続する右側の半円状の短手側内縁に沿うように右回り(時計方向)で延出し、その右側の半円状の短手側内縁の略中間部からフレーム1の一側の内部接触部2bに向かって振動板13の内側から外側に引き出し、その一側の内部接触部2bにて露出している一方の端子2の端部に絶縁被覆層から露出させた引き出し線14aを半田付けして電気的に接続させる一方、振動板13の枠板13aにおける直線状のもう一方の長手側内縁(紙面下側の直線状の内縁)と対向する位置から延出するもう一方の引き出し線14bは、その延出位置に対向する振動板13の枠板13aにおける直線状の長手側内縁(紙面下側の直線状の内縁)の中間部から、この左端部に連続する左側の半円状の短手側内縁に沿うように右回り(時計方向)で延出し、その左側の半円状の短手側内縁の略中間部からフレーム1の他側の内部接触部3bに向かって振動板13の内側から外側に引き出し、その他側の内部接触部3bにて露出しているもう一方の端子3の端部に絶縁被覆層から露出させた引き出し線14bを半田付けして電気的に接続させている。尚、ボイスコイル14の引き出し線14a,14bは各内部接触部2b,3bにて露出している各端子2,3の端部に半田付けした後に、フレーム1から露出する余分な部分が切断処理される。
フレーム1の上面における両端部に突出形成した各側壁15,16を、各内部接触部2b,3bを形成したフレーム1の上面における一方の長手側辺の両端に位置する2つの角部で途切れさせて不連続に形成する途切れ部15a,16aを形成すると共に、振動板13の枠板13aの下面を接合させる長円形状の接合面における各引き出し線14a,14bの引き出し位置、すなわち振動板13の枠板13aにおける半円状の左右の短手側内縁の略中間部とフレーム1の左右の内部接触部2b,3bを結ぶ接合面上の各引き出し線14a,14bの引き出し経路には、引き出し溝22,23を形成し、これら接合面上の各引き出し溝22,23及び各側壁15,16の途切れ部15a,15bによって、ボイスコイル14の各引き出し線14a,14bを振動板13の内側から外側の各内部接触部2b,3bに引き出すための引き出し口を形成している。
上記のように、ボイスコイル14の各引き出し線14a,14bを振動板13の枠板13aにおける直線状の長手側内縁と対向するコイル本体上端部の周方向2位置(略180度対称位置)から、ボイスコイル14の巻き線の巻き方向で、振動板13の枠板13aの内縁に沿わせて延出し、少なくとも振動板13の枠板13aにおける半円状の短手方向の内縁の一部に沿う経路を経て、フレーム1の各内部接触部2b,3bに向かって振動板13の内側から外側に引き出すことによって、ボイスコイル14のスピーカー駆動時の上下動に対して各引き出し線14a,14bに引っ張り余裕を与えることができ、ボイスコイル14の円滑な駆動(上下振動)を可能とすると共に、各引き出し線14a,14bを1回の屈曲回数でボイスコイル14からフレーム1の各内部接触部2b,3bに引き出すことができ、各引き出し線14a,14bの屈曲による内部抵抗の増加及びスピーカーの長時間連続駆動時の発熱などを防止でき、スピーカーとしての音響特性の向上を図っている。またスピーカーの組み立て時にボイスコイルの引き出し線14a,14bの絡み付き等を防止でき、組み立て性の向上も同時に図っている。
本実施形態のスピーカーは、システム側から各端子2,3を通じてボイスコイル14に音信号電流を供給すると、磁気ギャップ12の磁界との電磁作用で、ボイスコイル14が固定された振動板13が振動して、音響や音声を発生する。この場合に、前記磁気ギャップ12を形成する磁気回路8が、磁気ギャップ12の外周に磁石10を配置する外磁型であるため、磁気ギャップの内側に磁石を配置する内磁型に比べて、高さを低くでき、また小さな磁石で大きなコイル駆動力(音圧)を確保できるため、スピーカのさらなる小型、薄型化を実現する上で有効である。
また、本実施形態における外磁型電磁回路8、磁気ギャップ12、ボイスコイル14は全て円形であり、その円形の外磁型磁気回路8に通常使用する磁石は円環状となるため、矩形の外磁型磁気回路に通常使用する矩形環状(枠状)の磁石に比べて高い強度を確保できる上に、本実施形態における外磁型電磁回路8に使用した磁石は、円形のセンターホール10aを有し、ヨーク9のセンターポール9aの周囲に円環状の隙間をあけて配置する、ヨーク9のフランジ9bと略同形の矩形で板状の磁石10であるため、円形の外磁型磁気回路8に通常使用する円環状の磁石に比べても、さらに高い強度を確保できる。このため、磁石10の生産時の割れや欠け等のロスが少なくり生産性を上げることができ、矩形のフレーム1に保持するスピーカーの磁気回路8として外磁型を問題なく採用することができ、スピーカーのさらなる小型、薄型化を実現できるようになる。
さらに、円形のセンターホール10aを有し、ヨーク9のセンターポール9aの周囲に円環状の隙間をあけて配置する、ヨーク9のフランジ9bと略同じ矩形で板状の磁石10であっても、その短手側の寸法は、円形の外磁型磁気回路に通常使用する円環状の磁石の外径より小さくすると、図9に示すように、磁石10のセンターホール10aと長手側の外側縁が最も接近するA,Bの2箇所で強度不足を生じて、そのA,Bの2箇所で割れが発生するおそれがあるため、特に、スピーカーにおける短手方向での小型化は困難になるが、本実施形態では磁石を、一体構造(図9に示す磁石10)ではなく、図8に示すように、最初から長手方向の中央部で2つに分割してある分割構造、すなわち2つの分割磁石10A,10Bからなる磁石10に構成することによって、磁石10の短手側の寸法を、円形の外磁型磁気回路に通常使用される円環状の磁石の外径より小さくしても、その磁石10の生産面で問題とならない強度を確保できるようにしている。このため、スピーカーにおける短手方向のさらなる小型化を実現できるようになる。
尚、スピーカーのさらなる小型化の要求があった場合、磁石10の分割数を適当に増やすことによって、強度不足を解消し、その要求に応じることが可能となるものである。
本発明の一実施形態を示すスピーカーの分解斜視図である。 同スピーカーの組み立て状態の外観斜視図である。 図2のスピーカーを裏返しにした状態の外観斜視図である。 同スピーカーの組み立て状態の断面図である。 ボイスコイルの引き出し線の引き出し構造を示す平面図である。 ボイスコイルをフレームに組み付ける状態を示す斜視図である。 ボイスコイルの引き出し線の引き出し構造を示す斜視図である。 分割構造の磁石の平面図である。 一体構造の磁石の平面図である。
符号の説明
1 フレーム
2,3 端子
4,5 脚部
6 貫通孔
7 凹部
8 外磁型磁気回路
9 ヨーク
9a センターポール
9b フランジ
10 磁石
10A,10B 分割磁石
11 ポールピース
12 磁気ギャップ
13 振動板
13a 枠板
14 ボイスコイル
14a,14b 引き出し線
15,16 側壁部
15a,16a 途切れ部
17 プロテクタ
18 放音孔
19 補償布
20 バックホール
22,23 引き出し溝

Claims (2)

  1. 円形の外磁型磁気回路と、この磁気回路によって駆動される円形のボイスコイルを固定した振動板とを、矩形状のフレームに保持するスピーカーにおいて、円形のセンターポールの一端に矩形のフランジを設けたヨークと、円形のセンターホールを有し、ヨークのセンターポールの周囲に円環状の隙間をあけて配置する、ヨークのフランジと略同じ矩形で板状の磁石と、この磁石のセンターホールと略同じ内径を有し、ヨークのフランジ及び磁石の短手方向の寸法と略同じ外径を有し、磁石をヨークのフランジとで挟さむ円環状のポールピースとを備え、これらヨーク、磁石、ポールピースとで円形の前記外磁型磁気回路を構成し、この磁気回路のヨークのセンターポールの外周面とポールピースの内周面との間に、円形の前記ボイスコイルを嵌め込む円形の磁気ギャップを形成すると共に、振動板は縁部に長円形状の枠板を有し、この枠板によりフレームの一表面縁部に接合させ、振動板の中央部に一端部を固定した前記ボイスコイルの先端部を前記磁気ギャップに嵌め込み、フレームはインサート成形により端子を両端部に一体取り付けし、フレームから突出する各端子の一端を外部接続部とし、フレームの振動板装着面における4つの角部のうち、一方の長手側辺の両端に位置する2つの角部に、フレームに埋め込まれた各端子の他端を露出させて内部接続部を形成し、ボイスコイルの引き出し線は振動板の長円形状の枠板における長手側内縁と対向するコイル本体の周方向2位置から、ボイスコイルの巻き線の巻き方向で、振動板の長円形状の枠板の内縁に沿わせて延出し、少なくとも振動板の長円形状の枠板における半円状の短手側内縁の一部に沿う経路を経て、フレームの各内部接続部に向かって振動板の内側から外側に引き出すことを特徴とするスピーカー。
  2. 磁石は長手方向の中央部で2つに分割してある請求項1に記載のスピーカー。
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