JP4165297B2 - スピーカ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種音響機器に使用されるスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を図2および図3により説明する。図2は磁気回路を構成する磁石をボイスコイルの内方に設けたいわゆる内磁型のスピーカの側断面図であり、同図によると1はヨーク1aと磁石1bと上部プレート1cからなる磁気回路であり、2は磁気回路1の上部に接合されたフレームであり、3は外周をエッジ3aを介してフレーム2に接着結合された振動板であり、内周には前記磁気回路1の磁気ギャップ1dに嵌め込まれるボイスコイル4を結合している。なお、5は前記ボイスコイル4を上下動可能に支持するダンパーであり、6はダストキャップである。
【0003】
図3は他の従来技術のスピーカの断面図であり、磁石をボイスコイルの外側に設けたいわゆる外磁型のスピーカの断面図を示すものである。
【0004】
図2のスピーカとの同一部分には同一番号を付与し、説明を省略して相違点のみ説明すると、10は中央に突出したセンターポール部を有する下部プレート10aとリング状の磁石10bとトッププレート10cから構成される磁気回路である。なお、図2の従来技術の内磁型のスピーカは特許文献1に記載され、図3の外磁型のスピーカは特許文献2に記載されている一般的なスピーカである。
【0005】
いずれのスピーカもボイスコイル4に流された音声信号電流に応じたボイスコイル4の上下動により振動板3を振動させ、磁気回路1または10の反対側から放音するものである。
【0006】
【特許文献1】
実開平4−131097号公報
【特許文献2】
特開昭63−97096号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来のいずれの構成のスピーカにおいても、音響機器の小型・軽量化・薄型化の傾向の中で、スピーカ自体の小形化を図る場合、磁気回路(特に磁石)の小形化はスピーカの音圧低下をきたすと共に、振動板3が図から明らかなようにコーン状であるために薄型化には限界を持つものであった。
【0008】
このような従来のスピーカは引用文献1および引用文献2に記載されている。
【0009】
本発明は、前記従来のスピーカの課題を解決するものであり、スピーカの小形・薄型化を図りながら音圧低下をできるだけ抑制した構成のスピーカを提供しようとすることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のスピーカの請求項1に記載のものは、フレームと、このフレームに外周が支持された振動板と、この振動板表面に形成されたうずまき状のボイスコイルと、この振動板を挟んで間隔を持って磁極が反撥するように厚み方向に磁化され対向するように配置された一対のリング状の磁石と、このリング状の磁石の対向面の反対面に装着される外周部とこれと連続するリング状の磁石の内周面と隙間を設けて形成した壁部とこの壁部と連続し前記リング状の磁石の対向面と略平行で且つ中央に放音用の孔部を設けた内周部よりなるヨークとで構成するものであり、一対のリング状の磁石間にボイスコイルを形成した振動板を配置して、振動板を振幅可能な程度の平面状とすることでスピーカの薄型化を可能とし、更に、リング状の磁石を用い、リング状の磁石の中央部を放音用として用いることでリング状の磁石の限られた容積内での大型化と放音部の確保を行って、スピーカの小形化の中での音圧の確保も行なうものである。
【0011】
また、前記一対のリング状の磁石の磁化方向を磁石の厚み方向としたことで、2つのリング状の磁石の間にある振動板に形成されたボイスコイルに対し、横切る磁束を増加させ、ボイスコイルに対する磁気効率の向上・スピーカの音圧向上に寄与するものである。
【0012】
なお、更に、前記リング状の磁石の対向面の反対面に装着される外周部とこれと連続するリング状の磁石の内周面と隙間を設けて形成した壁部とこの壁部と連続し前記リング状の磁石の対向面と略平行で且つ中央に放音用の孔部を設けた内周部よりなるヨークを前述の外周部でリング状の磁石と装着することで、磁気回路の磁束密度を上げ、出力音圧のさらなる向上を図るというものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図1により説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態のスピーカの側断面図である。21は円筒状の金属薄板からなるフレームであり、上下の両端には縦方向の複数のスリットを設けて、複数の舌片21aがそれぞれ設けられている(この舌片21aを内方向に折り曲げることで、後述するリング状の磁石22,23をフレーム21内に固定している。)。
【0020】
22,23は一対のリング状の磁石であり、これらの磁石は磁極が反撥するように厚み方向に磁化させると共に対向して配置されている。
【0021】
24はスペーサであり、このスペーサ24によってリング状の磁石22,23間の間隙が精度良く確保されている。
【0022】
25は本来は平面状の振動板であり、外周が前記スペーサ24に固定されているが、中央部が振幅するようにたわむように形成され、この振動板25上にはうずまき状のボイスコイル25aが形成されている。
【0023】
27は外周部が磁石22の磁石23との対向面の反対面に接合される外周部27aと前記磁石22の内周面と隙間を設けて形成された壁部27bと前記磁石22の磁石23との対向面と略同一平面で形成され、中央に孔部27cを設けた内周部27dから形成された第1のヨークである。
【0024】
なお、28は外周部が磁石23の磁石22との対向面の反対面に接合される外周部28aと前記磁石22の内周面と隙間を設けて形成された壁部28bと前記磁石23の磁石22との対向面と略同一平面で形成された中央に孔部28cを設けた内周部28dから形成された第2のヨークである。
【0025】
29は磁石22上に接合された端子板であり、外部からの音声信号を入力するための2つの導体部29a,29bが設けられるとともに、この導体部29a,29bには前記ボイスコイル25aの両端部に一端が接続されたボイスコイルリード線25b,25cの他端がそれぞれ接続されている。このとき、ボイスコイルリード線25b,25cは前記第1のヨーク27の孔部27cおよび磁石22の中央の孔部に挿通されて端子板の導体部29a,29bとボイスコイル25aの両端部を接続する事で、ボイスコイルリード線25b,25cの露出を防止し、外部からの力による損傷を防止するものである。
【0026】
以上のように構成されたスピーカは、磁石22の磁束はボイスコイル25aを横切って第1のヨーク27を経て前記磁石の対極に回帰する磁気回路を形成するとともに、磁石23の磁束はボイスコイル25aを横切って第2のヨーク28を経て前記磁石の対極に回帰する磁気回路を形成している。
【0027】
このとき、前記端子板29の導体部29a,29bに外部からの音声信号を入力することで、振動板25を上下に振幅させ、第1のヨーク27の孔部27cおよび第2のヨーク28の孔部28cから放音するものである。
【0028】
なお、上記実施の形態においては、磁気効率の向上を図り、音声出力の向上を図るために、
(1)一対のリング状の磁石22,23は上下の厚み方向に磁化させている。
(2)ボイスコイル25aの同一方向の巻幅Aの中心部が磁石22,23の内周に近接する位置とするとともに、更なる出力向上のために上または下方向からボイスコイル25aとリング状の磁石22,23を重ねて見たときに、ボイスコイル25aの外周が前記リング状の磁石22,23の幅の中心またはそれより内側になるように設定している。
【0029】
また、上記実施の形態では、振動板25はスペーサ24に外周を接合するものとして説明したが、スペーサ24を上下に分割して挟持するものであっても良い。また、フレーム21の中間部に複数のスリットを同一高さで設け、このスリット間を内方向に押圧して磁石22,23の位置決めを行い、スペーサ24を省略したものにあっては、振動板25の外周をフレーム21に接合してもよいものである。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスピーカは、リング状のマグネットを用い、中央の孔部より放音するように構成したので、口径の小さな小型スピーカにおいても、磁石の小型化を抑制し、音圧出力のあるスピーカの提供を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカの一実施の形態の側断面図
【図2】従来のスピーカである内磁型の磁気回路を用いたスピーカの側断面図
【図3】従来のスピーカである外磁型の磁気回路を用いたスピーカの側断面図
【符号の説明】
22,23 磁石
24 スペーサ
25 振動板
25a ボイスコイル
27,28 ヨーク
29 端子板

Claims (1)

  1. フレームと、このフレームに外周が支持された振動板と、この振動板表面に形成されたうずまき状のボイスコイルと、この振動板を挟んで間隔を持って磁極が反撥するように厚み方向に磁化され対向するように配置された一対のリング状の磁石と、このリング状の磁石の対向面の反対面に装着される外周部とこれと連続するリング状の磁石の内周面と隙間を設けて形成した壁部とこの壁部と連続し前記リング状の磁石の対向面と略平行で且つ中央に放音用の孔部を設けた内周部よりなるヨークとで構成されるスピーカ。
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