JP2002186094A - 電気音響変換器 - Google Patents

電気音響変換器

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JP2002186094A
JP2002186094A JP2000382297A JP2000382297A JP2002186094A JP 2002186094 A JP2002186094 A JP 2002186094A JP 2000382297 A JP2000382297 A JP 2000382297A JP 2000382297 A JP2000382297 A JP 2000382297A JP 2002186094 A JP2002186094 A JP 2002186094A
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Yoshiharu Oishi
義治 大石
Yoichi Goto
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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音圧特性の低下を抑制すると共に、コイルを
構成する導線の傷付きを防いで信頼性、耐久性の低下を
抑制することが可能な電気音響変換器を提供すること。 【解決手段】 ポールピース31は、鉄心32とベース
33とを有する。ボビン部24は、鉄心32の外周を囲
むように下側ケース21からケース1の内部空間に向け
て延びて形成されており、鉄心32の周方向に複数分割
されている。ボビン部24は、基部26と延出部27と
からなる。ポールピース31は、ベース33の穴部35
にボビン部24を挿通して鉄心32の外周にボビン部2
4を位置させた状態で、下側ケース21に嵌め込まれて
載置される。コイル41は、ボビン部24の延出部27
に導線42が巻回されることにより構成される。ボビン
部24(延出部27)が鉄心32の周方向に複数に分割
されているので、分割された延出部27間の位置におい
ては、導線42が直線的に巻回される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気信号を音響に
変換する電気音響変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気音響変換器として、たとえ
ば特開平8−6558号公報に開示されたようなものが
知られている。この特開平8−6558号公報に開示さ
れた電気音響変換器は、ケースを備えており、このケー
スの内部には、ベースと鉄心が一体固定されたポールピ
ースが実装されている。鉄心の外周側にはコイルが配置
されている。また、このコイルの外周側には間隔を存し
てマグネットが配置されている。コイルは、導線を鉄心
に直接巻回する、あるいは、導線を空芯状に巻回したも
のを鉄心に装着することにより、鉄心の外周側に配置さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような構成の電気音響変換器においては、以下のよう
な問題点を有していることが判明した。導線を鉄心に直
接巻回する場合、金属である鉄心により導線(絶縁層)
が傷付けられる惧れがある。また、導線を空芯状に巻回
したものを鉄心に装着する場合においても、導線と鉄心
とが擦れて、導線(絶縁層)が傷付けられる惧れがあ
る。このように、導線(絶縁層)が傷付くと、鉄心と接
触してショートが起こることになり、電気音響変換器の
信頼性、耐久性を低下させる要因となる。
【0004】上述した導線の傷付き等の問題を解消する
ために、導線を巻回するボビン部を鉄心の外側に設ける
という構成が考えられる。しかしながら、ボビン部を設
けた場合、電気音響変換器の背面空間の容積が小さくな
ってしまい、音圧特性、特に低音域での音圧特性を低下
させることになる。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、音圧特性の低下を抑制すると共に、コイルを構成す
る導線の傷付きを防いで信頼性、耐久性の低下を抑制す
ることが可能な電気音響変換器を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電気音響変
換器は、鉄心とベースとを有するポールピースと、鉄心
の外周を囲むように配置されたボビン部と、ボビン部に
導線が巻回されることにより構成されるコイルと、コイ
ルの外周側に配置されたマグネットと、を備え、ボビン
部は、鉄心の周方向に複数分割されていることを特徴と
している。
【0007】本発明に係る電気音響変換器では、ボビン
部に導線が巻回されることによりコイルが構成されるの
で、導線を巻回する際に導線(被覆層)が傷付くのを防
ぐことができる。これにより、鉄心と傷付いた導線(コ
イル)とが接触してショートが起こるようなことはな
い。この結果、電気音響変換器の信頼性、耐久性の低下
を抑制することができる。
【0008】また、本発明に係る電気音響変換器では、
ボビン部が鉄心の周方向に複数分割されているので、鉄
心の周方向に見てボビン部が間欠的に配設されることに
なり、ボビン部の容積を小さくすることができる。これ
により、電気音響変換器の背面空間の容積が小さくなる
のを可能な限り抑制して、音圧特性の低下を抑制するこ
とができる。
【0009】また、上側ケースと、導線の端部が電気的
に接続されるコイル側端子部が設けられた下側ケースと
からなるケースを更に備え、ボビン部は、下側ケースに
一体に形成されていることが好ましい。このように、上
側ケースと、導線の端部が電気的に接続されるコイル側
端子部が設けられた下側ケースとからなるケースを更に
備え、ボビン部が下側ケースに一体に形成されることに
より、ボビン部が下側ケースと一体に形成されるので、
導線を巻回するための別部品が新たに増えるようなこと
はない。これにより、部品新設によるコストアップや工
程増を伴うことなくボビン部を設けることができ、導線
(被覆層)の傷付きを防ぎ得る構成を簡易且つ低コスト
で実現することができる。
【0010】また、ボビン部は、鉄心の外周を囲むよう
に下側ケースから延びて形成されており、ボビン部によ
り、鉄心が挟持されることが好ましい。このように、ボ
ビン部が鉄心の外周を囲むように下側ケースから延びて
形成され、ボビン部により鉄心が挟持されることによ
り、ポールピースが下側ケースから外れるのを防ぐこと
ができる。
【0011】また、ベースは、下側ケースに載置され、
ボビン部が挿通するための穴部を有していることが好ま
しい。このように、ベースが、下側ケースに載置されて
おり、ボビン部が挿通するための穴部を有することによ
り、ベースをボビン部と干渉することなく下側ケースに
容易に載置し得る構成を極めて簡易に実現することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
による電気音響変換器の好適な実施形態について詳細に
説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同
一の符号を付しており、重複する説明は省略する。
【0013】図1は、本発明の実施形態に係る電気音響
変換器の全体の外観を示す斜視図であり、図2は、同じ
く電気音響変換器を示す断面図であり、図3は、同じく
電気音響変換器の構成を示す分解斜視図である。
【0014】電気音響変換器Tは、図1〜図3に示され
るように、熱可塑性樹脂からなるケース1を有してい
る。ケース1は上側ケース11と下側ケース21とを含
んでおり、上側ケース11と下側ケース21とは、超音
波溶着技術を用いることにより互いに接合、固定され
る。上側ケース11は下面側が開口した略箱形状を呈し
ている。上側ケース11の上面部には放音口12が形成
されており、この放音口12に連続して放音筒13が設
けられている。上側ケース11には、超音波溶着機を当
接させるための段部14が形成されている。上側ケース
11と下側ケース21とで画成される内部空間には、ポ
ールピース31、コイル41、マグネット51、共鳴板
61等が収容されている。
【0015】ポールピース31は、下側ケース21上に
載置されている。このポールピース31は、図4及び図
5に示されるように、略円柱形状の鉄心32と、金属材
料(たとえば、パーマロイ等)からなるベース33とを
有している。鉄心32は、ベース33の中心位置にかし
められて一体固定されている。ベース33の縁部の所定
位置には、切り欠き部34が形成されている。また、ベ
ース33の鉄心32が固定される部分の周囲には、後述
するボビン部24を挿通するための穴部35が複数(本
実施形態においては、3箇所)形成されている。本実施
形態においては、ベース33の厚さは、0.6mm程度
に設定されている。また、ベース33上面からの鉄心3
2の頂部までの長さ(鉄心32の高さ)は、3.8mm
程度に設定されている。
【0016】下側ケース21の上面部には、図6及び図
7に示されるように、ポールピース31の載置位置を規
定するための壁部22と、ベース33の切り欠き部34
と係合可能な突部23と、コイル41を構成するための
ボビン部24とが一体に形成されている。壁部22に
は、上側ケース11に形成された突部15と係合可能な
突部25が形成されており、これらの突部15,25同
士が係合することにより、上側ケース11と下側ケース
21との位置決めが成されることになる。壁部22及び
突部23の高さは、ベース33の厚さよりも大きい値に
設定されている。本実施形態においては、壁部22の高
さは、1.2mm程度に設定されており、突部23の高
さは、0.8mm程度に設定されている。
【0017】ボビン部24は、鉄心32の外周を囲むよ
うに下側ケース21の上面部からケース1の内部空間に
向けて延びて形成されており、鉄心32の周方向に複数
(本実施形態においては、3体)に分割されている。ボ
ビン部24は、基部26と延出部27とからなり、基部
26の高さは、ベース33の厚さよりも大きい値(本実
施形態においては、0.85mm程度)に設定されてい
る。延出部27の長さは、下側ケース21にポールピー
ス31を載置した状態で、鉄心32の頂部側が延出部2
7の端部から突出するような値(本実施形態において
は、2.95mm程度)に設定されている。また、ボビ
ン部24(基部26)の内径は、鉄心32の外径と略同
等の値(本実施形態においては、2.2mm程度)に設
定されている。
【0018】基部26の鉄心32側の面は、鉄心32の
外周に沿うように湾曲している。延出部27の鉄心32
側の面及びその裏面(導線42が巻回される側の面)
も、鉄心32の外周に沿うように湾曲している。基部2
6の断面積は、延出部27のものよりも大きい値に設定
されている。これにより、ボビン部24の機械的な強度
が確保でき、下側ケース21からボビン部24が取れて
しまうのを防ぐことが可能となる。
【0019】ポールピース31(ベース33)は、ベー
ス33の穴部35にボビン部24(延出部27)を挿通
して鉄心32の外周にボビン部24(延出部27)を位
置させた状態で、下側ケース21の上方から押圧される
ことにより、下側ケース21に嵌め込まれ、載置され
る。このとき、ベース33の切り欠き部34と下側ケー
ス21の突部23とが係合することにより、下側ケース
21に対するポールピース31の位置決めがなされる。
ポールピース31が下側ケース21に嵌め込まれた状態
では、ボビン部24(基部26)の内径が鉄心32の外
径と略同等の値に設定されているので、鉄心32がボビ
ン部24により挟持されることになる。この結果、ポー
ルピース31が下側ケース21から容易に外れることは
ない。
【0020】コイル41は、図8及び図9にも示される
ように、ボビン部24の延出部27に導線42が巻回さ
れることにより構成され、基部26上に配設されること
になる。本実施形態においては、導線42として線径が
60μm程度の銅線を用いており、この銅線の外周には
絶縁層が設けられている。コイル高さは、延出部27の
長さ以下の値(本実施形態においては、2.9mm程
度)とされている。
【0021】ここで、基部26の高さがベース33の厚
さよりも大きい値に設定されていることから、コイル4
1とベース33(ポールピース31)とが当接するよう
なことはない。また、ボビン部24(延出部27)が鉄
心32の周方向に複数に分割されているので、鉄心32
の周方向に見てボビン部24(延出部27)が間欠的に
配置されることになる。このため、導線42をボビン部
24(延出部27)に巻回する場合、分割された延出部
27間の位置においては、導線42が直線的に巻回され
ることになる。
【0022】下側ケース21には、コイル41側端子部
としてのリード端子28,29が、いわゆる「インサー
ト成形法」によって、一体化された状態で設けられてい
る。コイル41を構成する導線42の端部は、図8及び
図9に示されるように、下側ケース21に形成された突
部23上を通して壁部22に形成された切り欠き部30
からリード端子28,29のランド部28a,29a上
に引き出され、この状態でランド部28a,29aにハ
ンダ付けされる。なお、壁部22に形成された切り欠き
部30は、シリコーン材(図示せず)によりシールされ
る。
【0023】再び、図2及び図3を参照する。マグネッ
ト51は、環状のプラスチックマグネットからなり、コ
イル41の外周側にコイル41との間に所定の間隙を存
した状態で配置されている。マグネット51は、ポール
ピース31のベース33に当接して載置されており、下
側ケース21の壁部22に当接することによりその載置
位置が規制される。
【0024】マグネット51には、段部52が形成され
ており、この段部14には、共鳴板61(振動板、又は
弾性板ともいう)が載置されている。本実施形態におい
ては、マグネット51が共鳴板61を支持する支持部材
としても機能する。共鳴板61の中央部には、付加質量
としての磁片62が備えられている。共鳴板61は、マ
グネット51の静磁界の作用により吸引状態にあり、マ
グネット51側に引き付けられて固定状態となる。な
お、共鳴板61の上方への移動は、上側ケース11の段
部14により規制されている。
【0025】共鳴板61の背面側には背面空間Aが形成
される。また、共鳴板61の上面側には、上側ケース1
1を以って包囲された共鳴空間Bが形成される。この共
鳴空間Bは、上側ケース11に形成された放音筒13、
すなわち放音口12を介して外気に開放されている。
【0026】次に、上述したように構成された電気音響
変換器Tの動作について説明する。電気音響変換器Tに
おいては、ベース33、鉄心32、共鳴板61及びマグ
ネット51が磁気回路を形成し、マグネット51による
静磁界が共鳴板61に作用し、着磁した共鳴板61が鉄
心32側に引き付けられている。マグネット51は、共
鳴板61に対してバイアス磁界として作用している。
【0027】このような静磁界が成す一方向の磁界に対
し、リード端子28,29間に交流やパルス等の電気信
号が加えられると、その信号電流がコイル41に流れ、
鉄心32には電気信号に応じた振動磁界が発生する。こ
の振動磁界の方向がマグネット51の静磁界と反対方向
になる区間で共鳴板61は鉄心32より離れる方向に振
れ、静磁界と同一方向になる区間で鉄心32側に引き付
けられる。このような機械的な上下運動は、電気信号の
周波数に依存し、その結果、共鳴板61が振動し、空気
を振動させる。この振動が共鳴空間Bで共振(共鳴)音
響として増幅される。この音響は、主として放音口12
から外部に放出される。
【0028】上述したように、本実施形態においては、
ボビン部24(延出部27)に導線42が巻回されるこ
とによりコイル41が構成されるので、導線42を巻回
する際に導線42(被覆層)が傷付くのを防ぐことがで
きる。これにより、鉄心32と傷付いた導線42(コイ
ル41)とが接触してショートが起こるようなことはな
い。この結果、本実施形態にあっては、電気音響変換器
Tの信頼性、耐久性の低下を抑制することができる。
【0029】また、ボビン部24(基部26及び延出部
27)が鉄心32の周方向に複数分割されているので、
鉄心32の周方向に見てボビン部24(基部26及び延
出部27)が間欠的に配設されることになり、ボビン部
24の容積を小さくすることができる。これにより、電
気音響変換器Tにおける背面空間Aの容積が小さくなる
のを可能な限り抑制して、音圧特性の低下を抑制するこ
とができる。
【0030】また、分割されているボビン部24(延出
部27)間の位置においては、導線42が直線状に巻回
されることになる。これにより、上側ケース11と下側
ケース21とを超音波溶着するときのように、コイル4
1に何らかの振動が伝わった場合においても、コイル4
1がボビン部24回りに揺動するのが規制されることに
なり、コイル41の鉄心32の中心軸方向への移動が抑
制されて、コイル41を構成する導線42が傷付き、あ
るいは断線するのを防ぐことができる。
【0031】また、ケース1は、上側ケース11と、リ
ード端子28,29が設けられた下側ケース21とから
なり、ボビン部24(基部26及び延出部27)が下側
ケース21と一体に形成されているので、ボビン部24
(基部26及び延出部27)と下側ケース21(ケース
1)とを一度に成形することができ、導線42を巻回す
るための別部品が新たに増えるようなことはない。これ
により、部品新設によるコストアップや工程増を伴うこ
となくボビン部24を設けることができ、導線42(被
覆層)の傷付きを防ぎ得る構成を簡易且つ低コストで実
現することができる。
【0032】また、ボビン部24(基部26及び延出部
27)は、鉄心32の外周を囲むように下側ケース21
から延びて形成されており、このボビン部24により、
鉄心32が挟持されるので、ポールピース31が下側ケ
ース21から外れるのを簡易な構成で防ぐことができ
る。
【0033】また、ポールピース31のベース33はボ
ビン部24(基部26及び延出部27)が挿通するため
の穴部35を有しているので、ポールピース31を下側
ケース21に嵌め込んで載置する際に、ボビン部24
(基部26及び延出部27)とベース33とが干渉する
ことはない。これにより、ポールピース31を下側ケー
ス21に対して容易に載置し得る構成を極めて簡易に実
現することができる。
【0034】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではなく、上述した数値や各構成要素の形状等(た
とえば、ボビン部24の形状、分割数)も適宜変更して
設定することができる。また、本実施形態においては、
ボビン部24を基部26と延出部27とで構成するよう
にしているが、これに限られることなく、延出部27に
相当する部分のみで構成するようにしてもよい。
【0035】また、本実施形態においては、ボビン部2
4を下側ケース21(ケース1)と一体に形成している
が、これに限られるものではない。たとえば、ボビン部
24を下側ケース21(ケース1)と別体に設け、下側
ケース21に接着等により取付け、固定するようにして
もよい。
【0036】また、本実施形態においては、ポールピー
ス31を下側ケース21に嵌め込んで載置するように構
成しているが、これに限られるものではない。たとえ
ば、ポールピース31を、リード端子28,29と同様
に、インサート成形法によって下側ケース21に一体化
して設けるように構成してもよい。この場合には、ボビ
ン部24は、ポールピース31の鉄心32の外周を被覆
するように形成されることになる。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、音圧特性の低下を抑制すると共に、コイルを構
成する導線の傷付きを防いで信頼性、耐久性の低下を抑
制することが可能な電気音響変換器を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電気音響変換器の全体
の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る電気音響変換器を示す
断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る電気音響変換器の構成
を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係る電気音響変換器に含ま
れる、ポールピースの平面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る電気音響変換器に含ま
れる、ポールピースの斜視図である。
【図6】本発明の実施形態に係る電気音響変換器に含ま
れる、下側ケースの平面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る電気音響変換器に含ま
れる、下側ケースの斜視図である。
【図8】本発明の実施形態に係る電気音響変換器におい
て、ボビン部に導線を巻回してコイルを構成した状態を
示す平面図である。
【図9】本発明の実施形態に係る電気音響変換器におい
て、ボビン部に導線を巻回してコイルを構成した状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
T…電気音響変換器、1…ケース、11…上側ケース、
21…下側ケース、24…ボビン部、26…基部、27
…延出部、28,29…リード端子、31…ポールピー
ス、32…鉄心、33…ベース、41…コイル、42…
導線、51…マグネット、61…共鳴板、62…磁片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 陽一 静岡県静岡市中吉田20番10号 スター精密 株式会社内 Fターム(参考) 5D021 BB03 BB17 BB19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心とベースとを有するポールピース
    と、 前記鉄心の外周を囲むように配置されたボビン部と、 前記ボビン部に導線が巻回されることにより構成される
    コイルと、 前記コイルの外周側に配置されたマグネットと、を備
    え、 前記ボビン部は、前記鉄心の周方向に複数分割されてい
    ることを特徴とする電気音響変換器。
  2. 【請求項2】 上側ケースと、前記導線の端部が電気的
    に接続されるコイル側端子部が設けられた下側ケースと
    からなるケースを更に備え、 前記ボビン部は、前記下側ケースに一体に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の電気音響変換器。
  3. 【請求項3】 前記ボビン部は、前記鉄心の外周を囲む
    ように前記下側ケースから延びて形成されており、 前記ボビン部により、前記鉄心が挟持されることを特徴
    とする請求項2に記載の電気音響変換器。
  4. 【請求項4】 前記ベースは、前記下側ケースに載置さ
    れ、前記ボビン部が挿通するための穴部を有しているこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電気音響
    変換器。
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JP2019070726A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 株式会社ミツバ ホーン装置およびその製造方法

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