JPH0856393A - プラント制御方法及び装置 - Google Patents

プラント制御方法及び装置

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JPH0856393A
JPH0856393A JP7186923A JP18692395A JPH0856393A JP H0856393 A JPH0856393 A JP H0856393A JP 7186923 A JP7186923 A JP 7186923A JP 18692395 A JP18692395 A JP 18692395A JP H0856393 A JPH0856393 A JP H0856393A
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JP
Japan
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symbol
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control
plant
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Application number
JP7186923A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nomoto
正明 野本
Mario Uesugi
万里夫 上杉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器が選択された状態と該機器に状態変化が
発生した状態とをCRT画面上で明確に区別して表示で
きるようにする。 【構成】 個々の機器の現在の状態を取り込んで送信し
かつ制御指令を受信して前記機器の状態を変化させる子
局5、子局5と通信回線と親局を介して接続された中央
演算装置3、中央演算装置3にCRT制御装置7を介し
て接続されたCRT表示装置1、を備え、前記機器群が
各機器の状態を識別できる形でCRT表示装置に表示さ
れ、制御される機器は前記機器群の中から選択され、該
機器が選択されたことが前記CRT表示装置に表示され
たのち制御が行われるプラント制御装置に、CRT表示
装置の機器の表示に隣接する位置に該機器に対する制御
が実行されるまでもしくは選択が取り消されるまで継続
的に表示される該機器が選択されたことを示す記号を記
憶する磁気記憶装置6を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラントの状態を監視・
制御する為のプラント制御方法及び装置に係り、特に、
制御の際の機器の選択状況を明確に表示するプラント制
御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば一般に、電力系統制御用計算機装
置は図13に示すように、各変電所・発電所(以下、プ
ラントという)に付属して設置される子局群5と、遠隔
地から上記プラントを監視・制御する計算機3と、計算
機と子局との中間にあって両者を通信回線にて接続する
親局4と、計算機3にCRT制御装置7を介して接続さ
れプラントの現在状態を表示するCRT表示装置1と、
プラント運転員が制御を実施する際に使用する計算機3
に接続された操作卓2と、を備えている。電力系統を構
成するしゃ断器・断路器の「入」・「切」状態及び母線・送
電線の電力・電圧・電流等は、子局5によって定周期に
収集され親局4経由で計算機3に伝送され、CRT画面
情報に(例えば電力系統図)編集されて、CRT表示装
置に表示される。しゃ断器・断路器は、CRT画面上で
は「入」状態であれば赤色、「切」であれば緑色のシンボル
を用いて表示される。逆に、しゃ断器や断路器を制御
(「入」→「切」又は「切」→「入」に動作)する場合は、まず
電力系統図が表示されたCRT画面上で該当機器のシン
ボルが指示装置、例えばライトペン8を使って選択され
る。選択された当該機器のシンボルは、現在の状態を表
す色のままで点滅し、当該機器が選択された事を示す。
この時、計算機3は、子局5に対し、該機器の選択を指
示し、子局5が該機器が制御対象として選択された事を
記憶した後、計算機に対し選択が完了した旨を報告す
る。選択完了後に、操作卓上の「入」又は「切」の操作ボタ
ンを押下すると、計算機3は子局5に該機器の制御
(「入」または「切」)を指示し、子局5は該機器の「入」又は
「切」の制御信号を出力する。該機器の制御が正常に実行
されると、新たな機器の状態が子局により親局を経由し
て計算機に伝送され、CRT画面上の該機器のシンボル
が制御後の状態を表す色、「入」制御なら赤色、「切」制御
なら緑色に色を反転し、点滅が停止する事により制御が
完了した事をプラント運転員に示す。一方、電力系統を
構成するしゃ断器や断路器の状態が操作卓2の制御入力
によることなく、「入」状態から「切」状態に、又は、「切」
状態から「入」状態に状態変化した場合も、前述の機器選
択時同様、CRT画面上の該機器のシンボルを状態変化
後の状態を表す色で点滅させる事により、プラント運転
員に機器の状態変化の発生及び発生部位を明示する。プ
ラント運転員は、状態変化の発生及び発生部位をCRT
画面上で確認すると、操作卓上の「確認」ボタンを押下す
る。これにより、CRT画面上で状態変化による機器の
シンボルの点滅が停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラントを監視・制御
するシステムにおいては、制御のため選択中の機器およ
び状態変化が発生した機器についてはCRT表示装置上
で、プラント運転員に特別の注目を促すよう表示する必
要がある。このための手段として、人間の特性から考え
CRT画面上で図形の点滅のように、表示を継続的に変
化させる事が最も効果的である。
【0004】このような背景において、従来のプラント
制御装置に付属するCRT表示装置では、機器の選択と
状態変化のいずれのケースも、共に機器のシンボルの点
滅にて表示するようにしていた。この為、機器が選択さ
れたのち、制御されるまでの間に状態変化が発生して
も、プラント運転員は、状態変化の発生を見落す可能性
が大きかった。すなわち、図14に示すように緑で点滅
している「切」状態しゃ断器は、「切」状態のしゃ断器
を選択したことを表す場合(上段)と、「入」状態のし
ゃ断器を選択したが、その直前に「切」状態に状態変化
したことを表す場合(下段)の2通りが考えられること
になるため、単に機器のシンボルの色や点滅からでは、
この2つを識別する事は出来ないこととなる。特に、下
段の場合、プラント運転員の本来の目的は、該しゃ断器
を「入」状態から「切」状態に制御する事である為、こ
の点から考えると、「入」状態から「切」状態に状態変
化があった時点で、プラント運転員は制御する必要はな
くなり、選択状態の取消を行う必要がある。ところが、
プラント運転員が現在選択中の該しゃ断器に状態変化が
発生した事に気付かず、「切」状態のしゃ断器を選択し
たと誤認識し、誤って「入」状態に制御してしまいかね
ないという問題点があった。
【0005】公知例である特開昭60−144120号
公報においても、上記問題点を解決するに至っていな
い。すなわち、図15に示すように、選択された事と故
障が発生した事を色で区別して表示するようにしている
が、プラント運転員に認識させる手段としては、いずれ
の場合も、シンボルの点滅により行う方法としている。
このため、「入」状態の機器の選択をするとマゼンダ色
でシンボルが点滅するが、この時点で故障が発生して
も、シンボルはマゼンダ色で点滅しているままであり、
プラント運転員は選択中に故障が発生した事を知る事が
出来ず、誤制御をしてしまいかねないという問題があ
る。
【0006】本発明の課題は、機器の選択が行われた直
前から、「入」又は「切」等の制御操作が行われるまで
の間に、機器の状態変化が発生しても、機器が選択され
た状態と状態変化が発生した状態とをCRT画面上で明
確に区別して表示できるようにするにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、複数の状
態をとり得る機器群の個々の機器の現在の状態を取り込
んで送信し、かつ制御指令を受信して前記機器の状態を
変化させる子局と、前記子局と通信回線を介して接続さ
れた親局と、該親局に接続された中央演算装置と、該中
央演算装置にCRT制御装置を介して接続されたCRT
表示装置と、該CRT表示装置に設けられた指示装置
と、を備え、前記機器群が各機器の状態を識別できるか
たちでCRT表示画面上に表示され、制御される機器は
前記CRT表示画面上で前記機器群の中から前記指示装
置により選択され、当該機器が選択されたことの表示が
前記CRT表示画面上になされたのち制御が行われる、
プラント制御装置に、CRT表示画面上の機器の表示に
隣接する位置に該機器に対する制御が実行されるまでも
しくは選択が取り消されるまで継続的に表示される該機
器が選択されたことを指示する記号を記憶する手段を備
えることにより達成される。
【0008】機器が選択されたことを指示する記号が、
点滅する記号である請求項1に記載のプラント制御装置
であってもよく、該機器の表示の方を向いた矢印である
請求項1に記載のプラント制御装置であってもよい。
【0009】また、矢印が点滅する請求項3に記載のプ
ラント制御装置であってもよく、矢印の大きさが常時変
化するものである請求項3に記載のプラント制御装置で
もよい。
【0010】また、複数の状態をとり得る機器群の個々
の機器の現在の状態を取り込んで送信し、かつ制御指令
を受信して前記機器の状態を変化させる子局と、前記子
局と通信回線を介して接続された親局と、該親局に接続
された中央演算装置と、該中央演算装置にCRT制御装
置を介して接続されたCRT表示装置と、該CRT表示
装置に設けられた指示装置と、を備え、前記機器群が各
機器の状態を識別できるかたちでCRT表示画面上に表
示され、制御される機器は前記CRT表示画面上で前記
機器群の中から前記指示装置により選択され、当該機器
が選択されたことの表示が前記CRT表示画面上になさ
れたのち制御が行われる、プラント制御装置において、
前記中央演算装置が、制御対象に選択された機器の表示
を当該機器の状態の表示に無関係に、該機器に対する制
御が実行されるまでもしくは選択が取り消されるまで継
続的に行うプラント制御装置としてもよい。
【0011】中央演算装置が、機器選択後に当該機器の
状態が変化した場合、CRT表示画面上の機器の表示を
点滅させる請求項1又は6に記載のプラント制御装置と
してもよい。
【0012】また、プラントの機器及びその状態を表現
する複数のシンボルをCRT表示装置に表示し、前記シ
ンボルのなかから特定のシンボルを選択し、該選択され
たシンボルをCRT表示画面上で他のシンボルと区別し
て表示し、前記選択されたシンボルで表現される機器を
遠隔制御により動作させ、動作後の該機器の状態を前記
CRT表示装置に表示するプラントの制御方法におい
て、前記選択されたシンボルを他のシンボルと区別して
表示するために、選択されたシンボルに隣接する位置
に、該選択されたシンボルで表現される機器に対する制
御が実行されるまでもしくは選択が取り消されるまで継
続的に、点滅する記号が表示されることを特徴とするプ
ラントの制御方法としてもよい。
【0013】また、プラントの機器及びその状態を表現
する複数のシンボルをCRT表示装置に表示する手順
と、前記シンボルのなかから特定のシンボルを選択し、
CRT表示画面上の該選択されたシンボルに隣接する位
置に点滅する記号を表示する手順と、前記選択されたシ
ンボルで表現される機器に行なわせる動作の種別を選択
する手順と、該選択された動作を実施させる手順と、該
選択された動作の完了を検知してCRT表示画面上の前
記点滅する記号を消去し、該機器を該機器の動作完了後
の状態を表現するシンボルにより表現する手順と、を備
えたプラントの制御方法としてもよい。
【0014】また、選択された機器を表現するシンボル
は、指示された制御動作が終了するまで変化しないこと
を特徴とする請求項10または11に記載のプラントの
制御方法としてもよい。
【0015】
【作用】機器自体を表示するシンボルと別に該シンボル
に隣接する位置に当該機器が選択されたことを示す記号
が表示されるため、機器の状態変化の表示と該機器が選
択されたことの表示は各独立に行われ、選択されたこと
と、状態変化が生じていることが区別して認識される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例であるプラント制御装
置を、図1により説明する。図に示すプラント制御装置
は、プラントの状態情報を定周期に収集し、出力する複
数の子局5と、該子局5に子局との間の情報入出力を制
御する親局4を介して接続された中央演算装置3と、該
中央演算装置3に接続された磁気記憶装置6と、前記中
央演算装置6に接続されプラント運転員が制御指令を発
行する操作卓2と、前記中央演算装置3にCRT制御装
置7を介して接続された、プラントモデルを表示するC
RT表示装置1と、を備えている。CRT表示装置1に
は、プラント機器が制御される際に、制御対象機器の選
択に使用する指示装置であるライトペン8が付属されて
おり、CRT制御装置7は、CRT表示装置1への画面
情報の出力や、前記ライトペン8による選択の受け付け
を制御する。前記磁気記憶装置6はプラントモデルを構
成するシンボル情報、シンボル表示位置、機器が選択さ
れたことを指示する記号である矢印の表示位置、表示サ
イズ、向きおよびプラントの現在の状態情報を格納し、
中央演算装置3は、前記磁気記憶装置6から情報を読み
出し、CRT画面情報を編集する。
【0017】中央演算装置3は、機器状態演算手段3
A、機器選択演算手段3B、CRT表示編集手段3Cを
備え、機器選択演算手段3Bは、磁気記憶装置6に格納
された機器の状態を読み出しCRT表示画面に表示され
る機器のシンボル情報をCRT表示編集手段に出力する
機器状態演算手段3Aの動作と無関係に、CRT制御装
置7から伝送される指示装置8(ライトペン)の画面選
択情報および磁気記憶装置6から読み出した選択記号情
報に基いて、選択された機器の表示の信号をCRT表示
編集手段3Cに出力する。
【0018】プラントモデルが作成されるときに、図2
に示されるような、プラントの機器を表すシンボルの位
置(X,Y座標)と、機器No.の対応テーブル、機器No.
と機器選択時の矢印の表示位置(X,Y座標)、矢印の
表示サイズおよび向きの対応テーブルが磁気記憶装置6
にあらかじめ格納される。
【0019】上記構成のプラント制御装置による機器の
制御操作について、電力系統制御システムを例にとって
以下に説明する。プラント運転員が操作卓2を通じて中
央演算装置3に電力系統制御システムの単線結線図の表
示を指示すると、中央演算装置3のCRT表示編集手段
3Cは磁気記憶装置6から必要な情報を読み出し、さら
に機器状態演算手段3Aの出力を併せて図3に示される
ような単線結線図の画面情報を編集し、CRT制御装置
7を介してCRT表示装置1に出力する。図3において
黒四角は「入」状態の遮断器を示し、実画面では赤色表
示されている。
【0020】ライトペン8により、CRT表示画面上の
機器位置(遮断器884)が指示(選択)されると、C
RT制御装置7は、中央演算装置3に、ライトペン受付
の割り込みを行う。中央演算装置3の機器選択演算手段
3Bは、ライトペン受付の割り込みがあると、前記磁気
記憶装置6内の対応テーブルを検索し、ライトペン指示
位置より機器No.を、機器No.より矢印の表示位置、表示
サイズおよび向きを読み出す。機器選択演算手段3Bは
読み出した前記情報をもとに、機器選択を示す矢印デー
タを編集し、CRT表示編集手段3Cに出力する。この
矢印データがCRT制御装置7を介してCRT表示装置
1に出力され、CRT表示画面上の選択された機器を示
すシンボルに隣接した位置に図4に示すごとく点滅表示
される。この間、選択された機器を示すシンボル自体の
表示は「入」状態の赤色表示のままで変化しない。図1
0は「切」状態の機器が選択された場合の表示例であ
る。
【0021】機器の選択が行われたのち、操作卓2の制
御操作種別を示す操作スイッチ、例えば「切」の押ボタ
ンスイッチが押されると機器選択演算手段3Bは、選択
ずみ(検索ずみ)の機器No.から該機器を検索し、子局
に対し、該機器の「切」の制御回路の接続を指令する。
指定された制御回路が接続されるとともに、押された操
作スイッチ「切」に内装された表示灯が点滅を始める。
次いで、操作卓2上の「実行」スイッチが押されると、
機器選択演算手段3Bは子局に制御操作の実行を指令
し、子局は前記制御回路により、当該機器に指定された
動作を行わせる制御信号を出力する。当該機器は、この
制御信号により、所定の動作を実行する。制御信号に基
づく機器の動作が正常に実行されると、動作結果が状態
変化として、子局より親局経由で中央演算装置3の機器
状態演算手段3Aに伝送され、磁気記憶装置6に記憶さ
れる。機器選択演算手段3Bは「実行」スイッチが押さ
れてから、状態変化信号受信までの時間が所定の時間内
であることを確認したのち、この状態変化が制御による
ものと識別し、制御が正常に完了したと見なし、該機器
のシンボルに隣接する位置に点滅表示されている矢印を
消す信号をCRT表示編集手段3Cに出力し、機器状態
演算手段3Aは該機器のシンボルの表示色を状態変化後
の状態を表す色(この場合は、「入」状態から「切」状
態になるので緑色)に変える信号をCRT表示編集手段
3Cに出力する。機器選択演算手段3Bはさらに、CR
T表示画面最下部に正常終了を表すメッセージを表示さ
せる。また、操作卓上で点滅していた操作スイッチ
「切」および「実行」スイッチも点滅をやめ消灯され
る。
【0022】一方、送電線への落雷等により操作卓2か
らの制御指令によることなく、遮断器が「入」状態から
「切」状態に変化する等の機器の状態変化が発生した場
合、その状態変化を検知した子局から出力される状態情
報は、親局4、中央演算装置3を経て、一旦、磁気記憶
装置6に格納される。次いで機器状態演算手段3A、C
RT表示編集手段3Cによって、状態変化した機器(例
えば遮断器884)のシンボルの表示色が状態変化後の
色に替えられてCRT画面が編集され、かつ、CRT表
示編集手段3Cに、点滅する矢印を消去する信号が出力
されないので、図6に示すように当該機器のシンボルの
みが点滅して表示される。プラント運転員が、状態変化
の発生および状態変化が発生した機器をCRT画面上で
確認後、操作卓2の「確認」スイッチを押すと、状態変
化が発生した機器のシンボルの点滅が停止され、状態変
化後の状態を表す表示色で表示される。
【0023】次に、制御動作のための機器選択が行われ
た後「入」又は「切」の制御が行われる前に選択された
当該機器に、操作卓2からの制御指令によらない状態変
化が発生した場合につき説明する。この場合、機器選択
(遮断器884が選択されたとする)に伴って、まず、
当該機器のシンボルに隣接する位置に点滅する矢印が図
4と同様に表示される。次いで、当該機器の状態変化
(「入」から「切」へ)に伴って該機器のシンボルの表
示色が状態変化後の状態「切」を示す緑色となり、同時
に点滅する。このときは、「実行」スイッチが押されて
いないので、機器選択演算手段3Bは状態変化が受信さ
れても制御による状態変化とは判定せず、点滅する矢印
を消す信号を出力せず、CRT表示編集手段3Cは、こ
のため、該機器のシンボル色変化と同時に該シンボルを
点滅させる。すなわち、図7、図11に示されるよう
に、該機器のシンボルと矢印とが同時に点滅表示され
る。これにより、プラント運転員は機器の選択後で制御
実行前に該機器の状態が変化したこと、従って予定され
た制御が不要になったことを明確に認識できる。このあ
と、運転員が操作卓上の「確認」スイッチを押すと、状
態変化が発生した(選択されていた)機器のシンボルの
点滅が停止され、さらに操作卓上の「選択解除」スイッ
チが押されると中央演算装置3は選択された機器である
ことを示す矢印をCRT画面から消去するとともに、親
局を介して子局に対し、選択解除を指令する。このとき
のCRT表示画面は図5と同じである。
【0024】なお、機器選択の際、該機器のシンボルに
隣接した位置に図8に示すように文字を表示してもよい
し、図9に示すように該機器の方を向き、大きさが継続
的に変化する矢印を表示してもよい。いずれにしろ表示
する記号を記憶装置6に格納しておき、機器選択演算手
段3Bにより、読み出し、出力すればよい。
【0025】上述の実施例においては、機器の状態の表
示と、該機器を制御対象として選択する表示という2種
類の事象を区別して表示したが、選択の表示の他、点検
中、操作禁止等の事象を対象として矢印表示してもよ
い。
【0026】操作卓を介して、機器を選択、制御する場
合の操作手順とCRT表示装置の表示を図12にまとめ
た。図12にまとめた手順は、制御動作が正常に実行さ
れた場合であるが、何らかの理由により、選択された機
器が指示された動作を正常に完了しなかった場合は、操
作卓のスイッチの点滅表示は表示105Aの状態のまま
変化せず、CRT表示画面は表示105Aに加え、画面
最下部に異常終了を示すメッセージが追加表示される。
運転員が操作卓上の「取消」スイッチを押すまで、この
表示状態が継続され、「取消」スイッチが押されると、
CRT表示画面は表示101Aに戻り、操作卓上で点滅
していた各スイッチも消灯する。選択された機器が指示
された動作を正常に完了しなかった場合とは、例えば、
動作が途中で停止して完了しなかった場合や、動作が開
始されなかった場合、あるいは所定の時間内に動作が終
了しなかった場合などをいう。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、機器の状態の表示と該
機器の他の事象の表示がそれぞれ別の記号によって、C
RT表示画面上に表示されるので、両者が混同して識別
が困難になることがなく、プラント運転員の誤認識、誤
操作が防止される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の主要な構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の記憶する手段に格納されるデータ構造
の一例を示す図である。
【図3】本発明によるプラント制御装置のCRT表示例
を示す系統図である。
【図4】本発明によるプラント制御装置のCRT表示例
を示す系統図である。
【図5】本発明によるプラント制御装置のCRT表示例
を示す系統図である。
【図6】本発明によるプラント制御装置のCRT表示例
を示す系統図である。
【図7】本発明によるプラント制御装置のCRT表示例
を示す系統図である。
【図8】選択された機器を示す表示例を示す図である。
【図9】選択された機器を示す表示例を示す図である。
【図10】選択された機器を示す表示例を示す図であ
る。
【図11】選択後に機器の状態変化が生じた場合を示す
CRT表示例である。
【図12】本発明による制御手順と表示内容例を示す図
である。
【図13】従来技術の例を示す図である。
【図14】従来技術の例を示す図である。
【図15】従来技術の例を示す図である。
【符号の説明】
1 CRT表示装置 3 中央演算装置 4 親局 5 子局 6 記憶する手段(磁気記憶装置) 7 CRT制御装置 8 指示装置(ライトペン) 3B 制御対象に選択された機器の表示を当該機器の状
態表示と無関係に行う手段(機器選択演算手段) 3C 機器の表示を点滅させる手段(CRT表示編集手
段)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の状態をとり得る機器群の個々の機
    器の現在の状態を取り込んで送信し、かつ制御指令を受
    信して前記機器の状態を変化させる子局と、前記子局と
    通信回線を介して接続された親局と、該親局に接続され
    た中央演算装置と、該中央演算装置にCRT制御装置を
    介して接続されたCRT表示装置と、該CRT表示装置
    に設けられた指示装置と、を備え、前記機器群が各機器
    の状態を識別できるかたちでCRT表示画面上に表示さ
    れ、制御される機器は前記CRT表示画面上で前記機器
    群の中から前記指示装置により選択され、当該機器が選
    択されたことの表示が前記CRT表示画面上になされた
    のち制御が行われる、プラント制御装置において、CR
    T表示画面上の機器の表示に隣接する位置に該機器に対
    する制御が実行されるまでもしくは選択が取り消される
    まで継続的に表示される該機器が選択されたことを指示
    する記号を記憶する手段を備えたことを特徴とするプラ
    ント制御装置。
  2. 【請求項2】 機器が選択されたことを指示する記号
    が、点滅する記号であることを特徴とする請求項1に記
    載のプラント制御装置。
  3. 【請求項3】 機器が選択されたことを指示する記号
    が、該機器の表示の方を向いた矢印であることを特徴と
    する請求項1に記載のプラント制御装置。
  4. 【請求項4】 矢印が点滅することを特徴とする請求項
    3に記載のプラント制御装置。
  5. 【請求項5】 矢印の大きさが常時変化するものである
    ことを特徴とする請求項3に記載のプラント制御装置。
  6. 【請求項6】 複数の状態をとり得る機器群の個々の機
    器の現在の状態を取り込んで送信し、かつ制御指令を受
    信して前記機器の状態を変化させる子局と、前記子局と
    通信回線を介して接続された親局と、該親局に接続され
    た中央演算装置と、該中央演算装置にCRT制御装置を
    介して接続されたCRT表示装置と、該CRT表示装置
    に設けられた指示装置と、を備え、前記機器群が各機器
    の状態を識別できるかたちでCRT表示画面上に表示さ
    れ、制御される機器は前記CRT表示画面上で前記機器
    群の中から前記指示装置により選択され、当該機器が選
    択されたことの表示が前記CRT表示画面上になされた
    のち制御が行われる、プラント制御装置において、前記
    中央演算装置が、制御対象に選択された機器の表示を当
    該機器の状態の表示に無関係に、該機器に対する制御が
    実行されるまでもしくは選択が取り消されるまで継続的
    に行う手段を有することを特徴とするプラント制御装
    置。
  7. 【請求項7】 中央演算装置が、機器選択後に当該機器
    の状態が変化した場合、CRT表示画面上の機器の表示
    を点滅させる手段を備えていることを特徴とする請求項
    1又は6に記載のプラント制御装置。
  8. 【請求項8】 プラントの機器及びその状態を表現する
    複数のシンボルをCRT表示装置に表示し、前記シンボ
    ルのなかから特定のシンボルを選択し、該選択されたシ
    ンボルをCRT表示画面上で他のシンボルと区別して表
    示し、前記選択されたシンボルで表現される機器を遠隔
    制御により動作させ、動作後の該機器の状態を前記CR
    T表示装置に表示するプラントの制御方法において、前
    記選択されたシンボルを他のシンボルと区別して表示す
    るために、選択されたシンボルに隣接する位置に、該選
    択されたシンボルで表現される機器に対する制御が実行
    されるまでもしくは選択が取り消されるまで継続的に、
    点滅する記号が表示されることを特徴とするプラントの
    制御方法。
  9. 【請求項9】 プラントの機器及びその状態を表現する
    複数のシンボルをCRT表示装置に表示する手順と、前
    記シンボルのなかから特定のシンボルを選択し、CRT
    表示画面上の該選択されたシンボルに隣接する位置に点
    滅する記号を表示する手順と、前記選択されたシンボル
    で表現される機器に行なわせる動作の種別を選択する手
    順と、該選択された動作を実施させる手順と、該選択さ
    れた動作の完了を検知してCRT表示画面上の前記点滅
    する記号を消去し、該機器を該機器の動作完了後の状態
    を表現するシンボルにより表現する手順と、を備えたプ
    ラントの制御方法。
  10. 【請求項10】 選択された機器を表現するシンボル
    は、指示された制御動作が終了するまで変化しないこと
    を特徴とする請求項8または9に記載のプラントの制御
    方法。
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