JPH0853108A - 青果物の自動箱詰め設備 - Google Patents

青果物の自動箱詰め設備

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JPH0853108A
JPH0853108A JP18763594A JP18763594A JPH0853108A JP H0853108 A JPH0853108 A JP H0853108A JP 18763594 A JP18763594 A JP 18763594A JP 18763594 A JP18763594 A JP 18763594A JP H0853108 A JPH0853108 A JP H0853108A
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JP
Japan
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fruits
vegetables
pitch
boxing
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP18763594A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Shibata
滋 柴田
Eiichi Suzuki
栄一 鈴木
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SHIRAYANAGISHIKI SENKAKI KK
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
SHIRAYANAGISHIKI SENKAKI KK
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0853108A publication Critical patent/JPH0853108A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者を不要にできるとともに、容易に箱詰
めピッチを変更できる。 【構成】 青果物を一定ピッチで青果物受渡し位置Bま
で搬送する整列コンベヤ装置13を配置し、青果物受渡し
位置Bから箱詰め位置Cまで往復移動自在で昇降自在な
移動体43に、パンタグラフ機構48を介して青果物を吸着
保持可能な複数の吸着パッド14をピッチ調整自在に取り
付け、青果物受渡し位置Bと箱詰め位置Cとの間でパン
タグラフ機構48を駆動して吸着パッド14のピッチを変更
するピッチ変更シリンダ装置を設けた。 【効果】 吸着具のピッチ変更により、任意のピッチで
青果物を箱詰めできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、青果物を任意ピッチで
自動的に箱詰めする青果物の自動箱詰め設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、胡瓜や茄子などの長物青果物の箱
詰め装置は、箱詰めするピッチに対応して吸着具が固定
された移動体を、昇降させるとともに青果物受渡し位置
と箱詰め位置との間で往復移動させ、箱詰めしようとす
るピッチに青果物を位置決めする凹部が形成されたトレ
イに、作業員が手作業で青果物を詰め込み、これらトレ
イを順次青果物受渡し位置に順次供給し、凹部内の青果
物を吸着具により保持して箱詰め位置の箱内に搬入し箱
詰めしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記箱詰め装
置の場合、青果物をトレイに詰める作業者が少なくとも
1人必要であり、箱詰め速度によっては二人以上の作業
者が必要であった。また一定ピッチで固定された吸着具
とこれに対応するトレイとを一括して変更する必要があ
り、容易に箱詰めピッチを変更できず、また箱詰めピッ
チの変更はコスト高になるという問題があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、専従の
作業者を不要にできるとともに、容易に箱詰めピッチを
変更でき、変形した青果物に対しても確実に保持して箱
詰めできる青果物の自動箱詰め設備を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の青果物の自動箱詰め設備は、青果物を一定
ピッチで青果物受渡し位置まで搬送する整列コンベヤ装
置を配置し、青果物受渡し位置から箱詰め位置まで往復
移動自在で昇降自在な移動体に、ピッチ変更手段を介し
て青果物を吸着保持可能な複数の吸着具を取り付け、青
果物受渡し位置と箱詰め位置との間で前記ピッチ変更手
段を駆動して吸着具のピッチを変更するピッチ変更駆動
手段を設けたものである。
【0006】また、上記構成のピッチ変更手段を、パン
タグラフ機構を介して吸着具のピッチを等間隔で拡縮す
るように構成したものである。さらに、上記構成に、箱
詰め位置に配置された容器を垂直軸心回りに180度旋
回可能な旋回テーブルを配置するか、または移動体を垂
直軸心回りに180度旋回させる移動体旋回手段を設け
たものである。
【0007】さらに、上記構成の整列コンベヤ装置を、
チェーン間に一定ピッチで上位の区画ローラーと下位の
受けローラーが交互に配置されたローラースラットコン
ベヤにより構成し、前記受けローラーを昇降自在に支持
するとともに、青果物の搬入位置で前記受けローラーを
上昇させて青果物の落下距離を短くする受けローラーガ
イドを設けたものである。
【0008】
【作用】上記構成において、青果物を一定ピッチで搬送
する整列コンベヤ装置の受渡し位置で、このコンベヤ装
置の搬送ピッチに対応して配置したピッチの吸着具を下
降させて整列コンベヤ装置上の青果物を保持させ、移動
体を受渡し位置から箱詰め位置まで移動させるととも
に、ピッチ変更駆動手段により、ピッチ変更手段を駆動
して吸着具の受渡しピッチを変更して、容器に対応した
青果物の箱詰めピッチに変更し、箱詰め位置で吸着具を
下降し青果物を容器内に入れて解放し、これを繰り返す
ことにより、箱詰めを自動的に行うことができる。した
がって、従来作業員によるトレイおよびトレイへの詰め
込み作業が不要になって自動化できるとともに、箱詰め
ピッチも任意に選択することができ、多種類の箱詰め作
業を容易に行うことができる。
【0009】また、吸着具のピッチ変更手段にパンタグ
ラフ機構を採用したので、各吸着具間のピッチを正確に
当距離ずつ自在に変更することができ、またピッチ調整
も容易で、箱詰め作業ごとの変更でも誤差が生じること
がなく、耐久性も高い。
【0010】さらに、容器または移動体を180度旋回
させることにより、青果物の箱詰め方向を、箱詰め列
毎、積付け段数毎および箱毎に容易に変更することがで
き、多様な箱詰めが可能となる。
【0011】さらにまた、整列コンベヤ装置をローラー
スラットコンベヤとしたので、青果物を傷付けることな
く、青果物を一定ピッチで安定して搬送することができ
る。また、受けローラーガイドにより、受けローラーを
搬入位置で上昇させることで、青果物の落下距離を短く
できて傷が生じるのを未然に防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る青果物の自動箱詰め設備
の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】この自動箱詰め設備は、図2に示すよう
に、青果物E(たとえば茄子や胡瓜、人参、蓮根など、
吸着具により保持可能なものであればよい。)を容器た
とえば段ボール製の箱Vに複数段に詰め込むものであ
る。
【0014】作業床上に配置された箱搬送設備は、互い
に平行に配置された2本の駆動ローラー式の第1,第2
箱搬送コンベヤ装置1A,1Bと、これら第1,第2箱
搬送コンベヤ装置1A,1Bに直角に連結されて第1箱
搬送コンベヤ装置1Aの箱Vを第2箱搬送コンベヤ装置
1B側に搬送する駆動ローラー式の連結コンベヤ装置2
とで構成されている。第1箱搬送コンベヤ装置1Aに
は、連結位置でプッシュシリンダ3aにより押出体3b
を突出して箱Vを連結コンベヤ装置2側に押し出すプッ
シャー装置3と、連結位置の手前で箱Vを停止する第1
ストッパー装置4が設けられている。前記連結コンベヤ
装置2は、図12に示すように、第1,第2箱搬送コン
ベヤ装置1A,1B側に配置された固定コンベヤ2a,
2cと、両固定コンベヤ装置2a,2c間に配置されて
箱Vを垂直軸心回りに180度旋回自在な旋回コンベヤ
2bからなり、旋回コンベヤ2b上が箱詰め位置Cに構
成され、箱詰め位置Cの手前に箱Vの侵入を規制する第
2ストッパー装置5が設けられている。また、第2箱搬
送ローラーコンベヤ装置1Bには連結コンベヤ装置2と
の連結位置手前で箱Vの侵入を規制する第3ストッパー
装置6が設けられている。
【0015】この箱詰め設備には、第1箱搬送コンベヤ
装置1Aに平行に配置されて選別装置(図示せず)から
青果物Eを搬出する選別コンベヤ装置11から、プッシ
ャーや振出レバーなど公知の機構からなる搬入装置12
により、交差する搬入位置Aで青果物Eを順次受け取
り、連結コンベヤ装置2の搬送方向に沿って一定ピッチ
で搬送する整列コンベヤ装置13と、図6および図7に
示すように、この整列コンベヤ装置13終端の受渡し位
置Bの青果物を吸着パッド(吸着具)14により複数個
ずつ保持して箱詰め位置Cに搬送し箱詰めする箱詰め機
15とで構成されている。
【0016】前記整列コンベヤ装置13は、図8〜図1
1に示すように、コンベヤフレーム21に、回転駆動用
モーター(図示せず)により回転駆動される左右一対の
スプロケット22が搬入位置Aおよび受渡し位置Bに配
置され、これらスプロケット22に巻張されたコンベヤ
チェーン23間に、チェーンリンク23aのピッチに相
当するピッチで大径の区画ローラー24と小径の受けロ
ーラー25とが交互に配置されている。すなわち、区画
ローラー24はチェーンリンク23aに取り付けられた
固定ブラケット26に区画ローラー軸27を介して上位
位置に回転自在に支持され、また受けローラー25はチ
ェーンリンク23aに取り付けられた支持ブラケット2
8の上下方向の長孔28aに受けローラー軸29を介し
て昇降自在に配置され、かつこの受けローラー軸29に
軸受を介して受けローラー25が回転自在に支持されて
いる。
【0017】この整列コンベヤ装置13には、搬入位置
Aに青果物Eの位置揃え装置31と受けローラーガイド
32が配置され、また受渡し位置Bには、青果物Eが保
持本数有るか否かを確認する青果物センサー33が複数
個配置されている。
【0018】前記青果物揃え装置31は、図11に示す
ように、受けローラー25の一端部に鍔板34が取り付
けられるとともに、整列コンベヤ装置13の他側部上方
で取付部材37に、搬送方向に沿う支持ピン35を介し
て幅寄せアーム36が揺動自在に設けられている。そし
て、この幅寄せアーム36の下端部にハケ36aが取り
付けられるとともに、上端部に取付部材37に設けられ
た揺動シリンダ装置38のピストンロッドがピン連結さ
れている。したがって、実線位置で投入された青果物E
を、揺動シリンダ装置38を進展して幅寄せアーム36
を矢印D方向に揺動させることにより、ハケ36aを接
触させて青果物Eを仮想線で示すように、受けローラー
25の鍔板34まで他側部に寄せ、青果物Eを確実に吸
着パッド14で保持できるように構成されている。
【0019】また、受けローラーガイド32は、図10
に示すように、搬入位置Aの両側にチェーン23に沿っ
て配置され、この受けローラーガイド32の上面に、支
持ブラケット28の長孔28aから突出する受けローラ
ー軸29が当接して受けローラーガイド32を長孔28
aの範囲で昇降させることができる。したがって、搬入
位置Aで上位に形成された受けローラーガイド32によ
り、受けローラー25を上昇させて選別コンベヤ装置1
1から搬入装置12を介して投下される青果物Eの落下
距離を小さくして、青果物Eの損傷を未然に防止するこ
とができる。
【0020】前記箱詰め機15は、図5〜図7に示すよ
うに、作業床上に連結コンベヤ装置2および整列コンベ
ヤ装置13を跨いで配置された門型支持フレーム41
に、連結コンベヤ装置2および整列コンベヤ装置13に
上方で直交交差する左右一対のガイドレール42が設け
られ、これらガイドレール42には往復移動自在な移動
体43が配置されている。この移動体43は、ガイドレ
ール42に移動自在に支持された移動フレーム44と、
移動フレーム44に垂設された昇降シリンダ装置45お
よびガイドロッド46に昇降自在に支持された昇降フレ
ーム47と、この昇降フレーム47にパンタグラフ機構
(ピッチ変更手段)48を介して垂下された複数の吸着
パッド14と、パンタグラフ機構48を駆動して吸着パ
ッド14のピッチを変更するピッチ変更シリンダ装置
(ピッチ変更駆動手段)49で構成されている。また支
持フレーム41には、移動体43を往復移動させるロッ
ドレス型の移動用シリンダ装置50が設けられている。
なお、移動用シリンダ装置50に代えて、電動機を使用
したラックピニオン機構またはチェーン駆動機構を設け
て移動体43を移動することもできる。
【0021】前記昇降フレーム47は、図1および図
3,図4に示すように、天板47aに整列コンベヤ装置
13の搬送方向に沿う左右両側板47bが垂下されると
ともに、前面板47cが取り付けられ、下面および後面
が開放された矩形箱体状で、左右両側板47bには前端
側にロッド基準孔51が形成され、さらに同一レベルで
水平方向にロッドガイド長孔52が穿設されている。そ
して、左右のロッド基準孔51に固定ロッド53Aが嵌
合されるとともに、これら左右のロッドガイド長孔52
にわたって複数(図では7本)の可動ロッド53Bがス
ライド自在に嵌合されている。また、左右両側板47b
から突出する固定ロッド53Aおよび可動ロッド53B
の外端部間には、それぞれパンタグラフ機構48のリン
ク48aの中央部が回転自在に嵌合されて互いに連結さ
れ、固定ロッド53Aを基準として可動ロッド53Bの
ピッチPを等間隔で拡縮するように連動連結されてい
る。
【0022】さらに、昇降フレーム47の後面には、支
持板54を介してピッチ変更シリンダ装置49が固定さ
れており、後端部の可動ロッド53B′に連結材55を
介してピッチ変更シリンダ装置49のピストンロッド4
9aが連結されている。また、固定ロッド53Aおよび
可動ロッド53B(図では後端部の可動ロッド53B′
を除く)にそれぞれ単数または複数(図では2本)の支
持パイプ56が貫通して垂下され、各支持パイプ56の
上端部に吸引ホース(図示せず)が接続されるととも
に、各支持パイプ56の下端部に吸着パッド14がそれ
ぞれ設けられている。また前面板47cに取り付けられ
たショックアブソーバ57に対応して、当接可能なスト
ッパー板58が前端の可動ロッド53Bに立設され、可
動ロッド53Bのピッチ縮小移動時の衝撃を緩和すると
ともに、ショックアブソーバ57の前後位置を調整する
ことにより、ピッチの縮小限を規制してピッチ調整する
ことができる。
【0023】したがって、ピッチ変更シリンダ装置49
を伸縮して後端部の可動ロッド53B′を前後方向にス
ライドさせることにより、パンタグラフ機構48を介し
て各可動ロッド53Bを一定割合で拡縮移動させ、吸着
パッド14のピッチPを等しく変更することができる。
【0024】連結コンベヤ装置2上で箱詰め位置Cに配
置された旋回コンベヤ2bは、図12,図13に示すよ
うに、架台61上にベヤリング62を介して旋回フレー
ム63が垂直軸心回りに回転自在に配置され、架台61
の旋回中心位置に設けられた旋回モーター64の出力軸
が旋回フレーム63に連結されて180度の範囲で往復
回動される。旋回フレーム63の上面には、固定コンベ
ヤ2aと面一の搬送面を形成する複数のローラー65a
を備えたローラーテーブル65が配置され、ローラー駆
動モーター66により駆動チェーン66aおよびスプロ
ケット66b,66cを介して各ローラー65aを回転
駆動するように構成される。また、ローラーテーブル6
5の前後位置にはストッパーシリンダ67aによりスト
ッパー板67bを搬送面上に出退して箱Vを位置決めす
る位置決めストッパー装置67A,67Bがそれぞれ配
置されている。したがって、箱詰め位置Cにおいて詰め
込み列や詰め込み段数毎に箱Vを180度旋回させるこ
とにより、青果物Eの向きを変更することができる。
【0025】なお、旋回コンベヤ2bを、位置決めスト
ッパー装置を具備した通常のローラーコンベヤ装置と
し、移動フレーム44に旋回装置を介して昇降シリンダ
装置45を設けることにより、上記と同一の作用効果を
奏することができる。
【0026】次に上記構成において、青果物たとえば茄
子Eを図14に示すように、10個ずつ3段に合計30
個を箱詰めする箱詰め作業を説明する。茄子Eの30個
箱詰め状態は図14および表1のようになる。
【0027】
【表1】
【0028】(1)第1箱搬送コンベヤ装置1Aにより
搬送されてきた空箱Vは、第1ストッパー装置4により
次の空箱Vの搬入が停止されるとともに、プッシャー装
置3により連結コンベヤ装置2の固定コンベヤ2aから
旋回コンベヤ2b上の箱詰め位置Cに搬入される。さら
に位置決めストッパー装置67A,67Bにより、空箱
Vが所定位置に位置決めされる。
【0029】(2)搬入位置Aにおいて、選別装置で選
別された茄子Eが選別コンベヤ装置11から搬入装置1
2を介して整列コンベヤ装置に1個ずつへた部が一方に
揃うように順に供給される。整列コンベヤ装置13は、
この搬入位置Aで受けローラー25が受けローラーガイ
ド32により上昇されており、茄子Eの落下距離を最小
限に止めて傷の発生が防止される。なおこの時、受けロ
ーラー25が受けローラー軸29に回転自在に支持され
ていることから、受けローラー軸29が受けローラーガ
イド32に当接して回転することがあっても、受けロー
ラー25は回転せず、茄子Eが回転して位置ずれするこ
とがない。そして、位置揃え装置31の幅寄せアーム3
6が揺動されてハケ36aにより茄子Eが鍔板34に当
接する位置まで押され、鍔板34側に位置揃えされる。
【0030】(3)整列コンベヤ装置13により茄子E
が受渡し位置B側に搬送されるとともに受けローラーガ
イド32により受けローラー25が徐々に下降されて、
茄子Eが区画ローラー24間に位置決めされ、一定ピッ
チで搬送される。受渡し位置Bに達すると、所定位置に
停止されて青果物センサー33が作動され、必要個数が
所定位置に配置されたかどうかが確認される。
【0031】(4)受渡し位置Bの上方に移動された移
動体43では、昇降シリンダ装置45が進展されて昇降
フレーム47が下降され、吸引作動された吸着パッド1
4が茄子Eを吸引保持する。そして、昇降シリンダ装置
45が収縮されて昇降フレーム47が上昇され、移動用
シリンダ装置50が駆動されて茄子Eが箱詰め位置側に
搬送される。
【0032】(5)搬送中に、ピッチ変更シリンダ装置
49が駆動されることにより、パンタグラフ機構48を
介して可動ロッド53Bがスライドされ、茄子Eのピッ
チPが受渡し用ピッチから箱詰め用ピッチに変更され
る。
【0033】(6)箱詰め位置Cにおいて、図14
(a)に示すように、左側の箱詰め列mに対応する停止
位置Mに移動体43が停止され、昇降シリンダ装置45
が進展されて昇降フレーム47が下降され、茄子Eが箱
V内の着地位置の手前に達すると、吸着パッド14の吸
引が停止されて茄子Eが箱詰め列mに沿って配列され
る。
【0034】(7)次に(4)〜(6)の動作を繰り返
して茄子Eを搬送すると同時に、箱Vは旋回コンベヤ2
bの旋回モーター64により180度旋回されて停止位
置M位置に箱詰め列nが停止されるとともに、停止位置
N位置に箱詰め列mが停止される。そして停止位置Mに
移動体43が停止され、両箱爪列n,mの茄子Eのヘタ
部が隣接するように一段目が箱詰めされる。
【0035】(8)2段目の箱詰めの配所は、箱Vを旋
回させず、移動体43を箱詰め列mに対応する停止位置
Nに停止させて箱詰めし、次いで箱Vを180度旋回さ
せた後、移動体43を箱詰め列nに対応する停止位置M
に停止させて、図14(b)に示すように、両箱爪列
n,mの茄子Eの果実部が隣接するように2段目を箱詰
めする。
【0036】(9)3段目の箱詰めは、図14(a)に
示すように、箱Vは旋回されず、移動体43を箱詰め列
mに対応する停止位置Mに停止させて箱詰めし、次いで
箱Vを180度旋回させた後、移動体43を箱詰め列n
に対応する停止位置Nに停止させて、両箱爪列n,mの
茄子Eのヘタ部が隣接するように3段目を箱詰めする。
【0037】この箱詰め状態では、茄子Eのへた部また
は果実部が接近するように配列したが、茄子Eを同一方
向に配列する場合には、箱Vを旋回させず、移動体43
を箱詰め列nおよびmに対応する停止位置MおよびNに
それぞれ停止して行えばよい(実際に茄子の場合は固い
へた部で果肉部が傷付くために行わない)。また、箱詰
め列mとnの個数を異なるように箱詰めする場合は、吸
着パッド14の吸引作動個数を調整して保持個数を調整
する。
【0038】(10)位置決めストッパー装置67A,
67Bを解除後、ローラー駆動モーター66を起動して
箱Vを連結コンベヤ装置2から第2箱搬送コンベヤ装置
1Bに搬送し搬出する。
【0039】上記実施例によれば、選別コンベヤ装置1
1から搬入される青果物Eを、整列コンベヤ装置13に
より一定ピッチで、しかも位置揃え装置31により一方
に幅寄せして受渡し位置Bに搬入されるので、従来のよ
うにトレイへの詰め込み作業がなくなり、省力化を促進
することができる。また、パンタグラフ機構48によ
り、吸着パッド14のピッチPを移動途中または停止時
に任意に変更することができるので、多種類の青果物E
を多種類の箱V内に箱詰めすることが可能となり、また
箱詰め個数および箱詰め段数も任意に選択できるととも
に、箱詰め位置に配置した旋回コンベヤ2bにより、青
果物Vの詰め込み方向も任意に選択でき、極めて汎用性
が高い。
【0040】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、青
果物を一定ピッチで搬送する整列コンベヤ装置の受渡し
位置で、このコンベヤ装置の搬送ピッチに対応したピッ
チの吸着具を下降させて整列コンベヤ装置上の青果物を
保持させ、移動体を受渡し位置から箱詰め位置まで移動
させるとともに、ピッチ変更駆動手段により、ピッチ変
更手段を駆動して吸着具のピッチを変更して青果物のピ
ッチを容器に対応させ、箱詰め位置で吸着具を下降して
青果物を容器内に入れ解放し、これを繰り返すことによ
り、箱詰めを自動的に行うことができる。したがって、
トレイおよびトレイへの詰め込み作業が不要になるとと
もに、箱詰めピッチも任意に選択することができ、ピッ
チを広いめにとることにより、変形した青果物の保持も
確実に行うことができる。
【0041】また、吸着具のピッチ変更手段にパンタグ
ラフ機構を採用したので、各吸着具間のピッチを正確に
変更することができ、またピッチ調整も容易で、箱詰め
作業ごとの変更でも誤差が生じることがなく、耐久性が
高い。
【0042】さらに、容器または移動体を180度旋回
させることにより、青果物の箱詰め方向を、箱詰め列
毎、積付け段数毎および箱毎に容易に変更することがで
き、多様な箱詰めが可能となる。
【0043】さらにまた、整列コンベヤ装置をローラー
スラットコンベヤとしたので、青果物を傷付けることな
く、青果物を一定ピッチで安定して搬送することができ
る。また、受けローラーガイドにより、受けローラーを
搬入位置で上昇させることで、青果物の落下距離を短く
できて傷が生じるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る青果物の箱詰め設備の一実施例を
示し、箱詰め機の移動体に設けられた昇降フレームの側
面断面図である。
【図2】同青果物の箱詰め設備を示す全体平面図であ
る。
【図3】同移動体の昇降フレームを示す側面図である。
【図4】図1に示すI−I断面図である。
【図5】同箱詰め機を示す全体平面図である。
【図6】同箱詰め機を示す全体正面図である。
【図7】同箱詰め機を示す全体側面図である。
【図8】同整列コンベヤ装置を示す受渡し位置の部分平
面図である。
【図9】同整列コンベヤ装置を示す受渡し位置の部分側
面断面図である。
【図10】同整列コンベヤ装置を示す搬入位置の部分側
面図である。
【図11】同整列コンベヤ装置の位置揃え装置を示す正
面図である。
【図12】同連結コンベヤ装置の全体平面図である。
【図13】同連結コンベヤ装置の全体側面図である。
【図14】(a)は30個箱詰め時の1段目および3段
目の配列状態を示す平面図、(b)は同2段目の配列状
態を示す平面図である。
【符号の説明】
E 青果物 V 箱 A 搬入位置 B 受渡し位置 C 箱詰め位置 2b 旋回コンベヤ 13 整列コンベヤ装置 14 吸着パッド 15 箱詰め機 24 区画ローラー 25 受けローラー 31 位置揃え装置 32 受けローラーガイド 33 青果物センサー 43 移動体 45 昇降シリンダ装置 47 昇降フレーム 48 パンタグラフ機構 49 ピッチ変更シリンダ装置 50 移動用シリンダ装置 63 旋回フレーム 64 旋回モーター 65 ローラーテーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青果物を一定ピッチで青果物受渡し位置
    まで搬送する整列コンベヤ装置を配置し、青果物受渡し
    位置から箱詰め位置まで往復移動自在で昇降自在な移動
    体に、ピッチ変更手段を介して青果物を吸着保持可能な
    複数の吸着具を取り付け、青果物受渡し位置と箱詰め位
    置との間で前記ピッチ変更手段を駆動して吸着具のピッ
    チを変更するピッチ変更駆動手段を設けたことを特徴と
    する青果物の自動箱詰め設備。
  2. 【請求項2】 ピッチ変更手段を、パンタグラフ機構を
    介して吸着具のピッチを等間隔で拡縮するように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の青果物の自動箱詰め
    設備。
  3. 【請求項3】 箱詰め位置に配置された容器を垂直軸心
    回りに180度旋回可能な旋回テーブルを配置するか、
    または移動体を垂直軸心回りに180度旋回させる移動
    体旋回手段を設けたことを特徴とする請求項1または2
    記載の青果物の自動箱詰め設備。
  4. 【請求項4】 整列コンベヤ装置を、チェーン間に一定
    ピッチで上位の区画ローラーと下位の受けローラーが交
    互に配置されたローラースラットコンベヤにより構成
    し、前記受けローラーを昇降自在に支持するとともに、
    青果物の搬入位置で前記受けローラーを上昇させて青果
    物の落下距離を短くする受けローラーガイドを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の青果物の自動箱詰め設
    備。
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