JPH085182B2

JPH085182B2 - 作業機械特に印刷機の印刷胴表面の作業面のクリーニング装置

Info

Publication number: JPH085182B2
Application number: JP1069423A
Authority: JP
Inventors: デイートリツヒ・デテインガー; ローラント・ヘル
Original assignee: エム・アー・エヌ−ローラント・ドルツクマシーネン・アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date: 1988-03-23
Filing date: 1989-03-23
Publication date: 1996-01-24
Anticipated expiration: 2011-01-24
Also published as: JPH01278351A; EP0334173A1; US4981078A; DE58903195D1; ES2037896T3; ATE84257T1; EP0334173B1

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、複数の圧着子及び該圧着子により印刷胴表
面の洗浄すべき作業面に圧着されるクリーニング布と、
該クリーニング布の布送り方向に対して直角な横方向に
配置された帯状のクリーニング布用の使用前布巻棒及び
該使用前布巻棒に平行に配置されていて使用済みクリー
ニング布用のステップ・バイ・ステップ式に駆動可能な
使用後布巻棒を含むところの、クリーニング布をステッ
プ送りしかつ該クリーニング布を保持する手段と、前記
圧着子及びクリーニング布を送りかつ保持する前記手段
を保持している２つのフレーム部材と、両フレーム部材
間に配置されていてクリーニング布の背面にクリーニン
グ剤をスプレーする手段と、印刷胴表面に対する前記圧
着子の接近・離間運動及びクリーニング布のステップ送
り運動を制御するために設けられている制御装置とを備
え、しかも前記クリーニング布に対して相対運動する印
刷胴表面の洗浄すべき作業面に対して前記圧着子を接近
させることによって該作業面にクリーニング布を圧着可
能であり、また該作業面から前記圧着子を遠ざけること
によって該作業面から前記クリーニング布を離間可能で
ある形式の、作業機械特に印刷機のゴム胴及び圧胴のよ
うな印刷胴表面の作業面のクリーニング装置に関するも
のである。

［従来の技術］前記形式のクリーニング装置はすでに公知であり、し
かもドイツ連邦共和国国特許第3005469号明細書には、
内圧によって負荷される圧着子が、また米国特許第2525
982号明細書には機械的な圧着子が開示されている。

更に又、印刷機の複数の印刷胴を順次別々の洗浄器に
よってクリーニングすることがスイス国特許第647718号
明細書に基づいて公知になっており、この場合２つの洗
浄器は１つの洗浄ユニットに纏められている。

［発明が解決しようとする課題］本発明の課題は、冒頭で述べた形式のクリーニング装
置を改良して、印刷機の１つの複式印刷ユニットの複数
の印刷胴に同一のクリーニング布でクリーニングを施し
うるようにすることである。

［課題を解決するための手段］前記課題を解決するための本発明の構成手段は、複式
印刷ユニットの印刷胴には、スプレーユニットを有する
夫々１つの制御可能な圧着子が配設されており、かつ、
各クリーニング操作毎に機能する２つの圧着子が同一の
クリーニング布と協働し、該クリーニング布の送り幅
が、ゴム胴における洗浄すべき作業面の布送り方向幅に
対比して２倍の大きさに選ばれており、しかも、布送り
方向で見て最初の作業面には奇数番のステップが対応関
係に、またその次の作業面には偶数番のステップが対応
関係にあるように制御される点にある。

［作用］本発明の装置の利点は、１つの複式印刷ユニットの２
つのゴム胴に、また選択的には圧胴にも、経費及び時間
を節減してクリーニングを施すことができる点にある。

［実施例］次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。

圧胴１は、２つのゴム胴２及び３に接触して逆時計回
り方向に回転する。ゴム胴2,3と協働する版胴は、符号
４及び５で示されている。本発明によれば複式印刷ユニ
ット１〜５の複数の印刷胴つまり圧胴１とゴム胴2,3
に、スプレーユニット33,34を有する制御可能な圧着子
6,7,8が夫々１つ順々に配設されている。順次に続く圧
着子６〜８は、同一のクリーニング布19と協働する。

第１図について説明した圧着子6,7の配置・構成は別
の実施例のように変化もしくは補充することができる。

第４図によれば各印刷胴1,2,3当り夫々１つの圧着子
6,7,8を設けて両ゴム胴2,3を順次洗浄できると共に、圧
胴１をも洗浄できるように圧着子６〜８は配置されてい
る。本実施例では枚葉紙ガイドの問題があり、つまり新
たに印刷されたばかりの枚葉紙が圧着子８で汚染される
のを防止する必要があるので、圧着子を実線の作業位置
から鎖線位置８′へ、つまり圧胴１から押退けかつ洗浄
時に始めて作業位置へ再セットできるようにすることが
必要である。このための手段は一般に公知であり、従っ
てここではその図示は省いた。

第５図に示した実施例では圧着子６がゴム胴２から離
反旋回して圧胴１に接近旋回できるようになっている。
この旋回動作は第５図に二重矢印で示されている。この
場合クリーニング布19は先ず、取外し可能な枚葉紙ガイ
ドプレート37によって圧胴１から遠ざけられる。洗浄時
には、圧胴グリッパ35が自由に通過できるように圧着子
６は制御されねばならない。圧胴１の洗浄操作後には、
該圧着子６は、鎖線位置６′から再び元の位置へ、つま
り上部ゴム胴２へ戻り旋回する。

本発明のクリーニング装置は、サイドフレーム36に配
置された駆動リンク32によって印刷胴１〜５間の空間か
ら、必要に応じて引出され、或いは押し込まれる（第１
図参照）。

印刷機架台に固定されたガイド部材９が設けられてお
り、該ガイド部材に沿って、サイドフレーム36に配置さ
れたクリーニング装置はローラ11などを介して、調整可
能なストッパ12に向かって押込み可能でありかつ印刷機
内に係止することができる。また洗浄操作後にクリーニ
ング装置は前記ガイド部材９に沿って退出可能もしくは
退出旋回可能であり、かつ停留位置つまりクリーニング
装置の印刷胴からの最離隔位置においてサイドスタンド
に設けた懸吊装置38でもって係止可能である。これによ
って、他の保守作業又は印刷続行のために複式印刷ユニ
ット１〜５の下位印刷胴群に容易にアクセスが可能にな
り、また自由視界が得られる。

公知のように使用前布巻棒10と、該使用前布巻棒に平
行な使用後布巻棒13が設けられており、この場合クリー
ニング布19は先ず布ロールとして、使用前布巻棒10に巻
成された状態にある。該使用前布巻棒からクリーニング
布19は繰出され、スタビライザ横棒（図示せず）を介し
て緊張され、かつスプレーユニット33,34の前にガイド
される。スプレーユニットのノズル列によってクリーニ
ング布19の背面には、クリーニング洗剤と水とが、均等
に分布するように撒布される。今やかなり湿ったクリー
ニング布はステップ・バイ・ステップ式に圧着子６〜８
の前に送られ、該圧着子はクリーニング布19を、回転中
の印刷胴１〜３にソフトに圧着する。クリーニング布19
はクリーニング動作中もステップ・バイ・ステップ式に
前進し、かつ洗浄のために使用される撒布を伴うステッ
プ数と、乾燥のために未湿潤布を印刷胴１〜３に圧着す
べき回数とを予め選ぶことが可能である。第２のスタビ
ライザ横棒を介して、使用済みの汚染したクリーニング
布19が使用後布巻棒13に巻上げられる。

両サイドフレーム36間には複数の支持アーム（図示せ
ず）が設けられており、該支持アームは実質的にゴム胴
2,3と使用前布巻棒10と使用後布巻棒13との間で延在し
ている。圧着子６〜８はＵ形レールを有し、該Ｕ形レー
ルは弾性被膜によって包まれている。圧着子６〜８は印
刷胴１〜３に沿ってかつ両サイドフレーム36の間に延在
し、かつ、相応の導管に接続された圧力空気源（図示せ
ず）と適当な形式で連絡している。

圧着子６〜８が圧力下におかれると、弾性被膜の外面
は不作用位置から作業位置へ動かされてクリーニング布
を当該印刷胴１〜３の表面に接触させ、こうして印刷胴
１〜３は清浄化される。

またクリーニング布19をステップ送りしかつ保持する
ための機構が設けられている。該機構は、使用前布巻棒
10及び使用後布巻棒13に夫々保有されている布量には無
関係に、クリーニング布19を送りかつ保持する。該機構
は空圧式の調整シリンダ14を含み、該調整シリンダは一
方のサイドフレーム36の旋回支点15で旋回自在に支承さ
れている。空圧式調整シリンダ14は圧力導管（図示せ
ず）を介して圧力空気によって作動する。該空圧式調整
シリンダは初期位置ではばね（図示せず）によってばね
負荷される。空圧式調整シリンダ14のピストン棒端部は
フォーク16として構成されており、該フォークはジョイ
ントを介してクランク伝動装置17のアームと連結されて
いる。該クランク伝動装置17は一方向クラッチ18と連結
されており、該一方向クラッチは使用後布巻棒13を単に
一方向にだけ、つまり第１図によれば時計回り方向にだ
け駆動する。他方向の回転運動は、使用後布巻棒13の他
端部に設けられた第２の一方向クラッチ（図示せず）に
よって阻止される。空圧式調整シリンダ14のピストンが
空圧を受けて運動する場合、一方向クラッチ18は送り装
置として作用する。この場合一方向クラッチ18のスプラ
グは夫々外レースに摩擦接続して連動する。空圧が断た
れると直ちに一方向クラッチ18の接続は解除され、従っ
てフライホールとして動作するので、空圧式調整シリン
ダ14のピストンは元の初期位置へ復帰し、この初期位置
で前記第２の一方向クラッチと相俟って使用後布巻棒13
の回転を阻止し、ひいてはクリーニング布19を保持す
る。それゆえに空圧式調整シリンダ14はステップ・バイ
・ステップ式送り運動をクリーニング布19に伝達し、か
つクリーニング布19を保持する訳である。使用前布巻棒
10におけるクリーニング布19の布量には無関係にクリー
ニング布19はステップ・バイ・ステップ式に実質的に均
等量だけ送られる。

従って約100回の洗浄動作のためには、平均作業ステ
ップを約10cmとすれば、クリーニング布19は約10mの長
さを有していればよい訳である。第１図では、液体のス
プレー系及びクリーニング装置の空気制御並びに電気制
御の細部の図示はやはり省かれている。

第１図に示した実施例では従来技術とは異なり、クリ
ーニング布19の送り幅は、ゴム胴2,3における作業面A,2
0;A,21の幅（換言すればステップ幅ａ）に対比して２倍
の大きさに選ばれており、かつ、矢印23の運動方向で見
てゴム胴２の最初の作業面A,20には、クリーニング布19
の奇数番のステップa,a3,a5…が対応しているのに対し
て、ゴム胴３の次の作業面A,21には、クリーニング布19
の偶数番のステップa2,a4,a6…が対応している（第１図
及び第２図参照）。これによって、汚染したクリーニン
グ布19が直ぐ次のゴム胴３の上を走行するようなことは
決して生じなくなる。

この制御を第２図に関連してより詳細に説明する。先
ず最初にクリーニング布19のステップa7がゴム胴２の作
業面20に対向し、クリーニング布19のステップa2がゴム
胴３の作業面21に対向しているとする。次に印刷胴（即
ちゴム胴2,3）表面に対する圧着子6,7の接近・離間運動
及びクリーニング布19のステップ送り運動を制御するた
めの制御装置（以下、単に制御装置という）によって、
クリーニング布19のステップa2,a7がゴム胴3,2の表面
（即ち作業面21,20）に押し付けられることにより、ゴ
ム胴3,2は清浄化される。次いで制御装置により、クリ
ーニング布19のステップa2,a7がゴム胴3,2の表面から離
間され、クリーニング布19が２倍のステップ幅（２・
ａ）だけ送られると、ゴム胴２の作業面20にはクリーニ
ング布19のステップa9が対向し、ゴム胴３の作業面21に
はクリーニング布19のステップa4が対向することにな
る。更に制御装置によりクリーニング布19のステップa
4,a9がゴム胴3,2の表面に押し付けられると、ゴム胴3,2
は再び清浄化される。こうして同様の作業工程が制御装
置によって数回繰り返されるとゴム胴2,3のクリーニン
グは完了する。この場合、ゴム胴２の作業面20には、奇
数番のステップa7,a9,a11…が対応して接触し、ゴム胴
３の作業面21には偶数番のステップa2,a4,a6…が対応し
て接触することになる。

このように２倍のステップ幅２・ａ分ずらした前進運
動とは異なって、比較的大きな長さのきれいなクリーニ
ング布を被処理印刷胴に給送するために予め定められた
プログラム経過を達成し、それに基づいて順次に続く複
数回の洗浄動作を可能にするために、ステップ幅の簡単
な制御によってクリーニング装置の電気的制御に干渉す
ることも可能である。

原理的な電気的制御はドイツ連邦共和国特許第300546
9号明細書において詳細に開示されている。

第３図に示したように制御装置24には付加回路装置
（リング計数器25、入力パルス26、クロッス素子27,28,
29、スイッチ30、オア・ゲート31）を組込むことが可能
である。かくしてこの付加回路装置25〜31によれば、ゴ
ム胴２と３との間の距離に相当する綺麗なクリーニング
布19の貯え布量を得るために、クリーニング布19の回転
駆動装置は先ず、洗浄動作を伴うことなしに複数回連続
して等ステップ幅ａで発動される。次いでリング計数器
25の設定に従って、洗浄動作の発動と共に作業面の幅に
等しいクリーニングステップ幅ａでクリーニング布19
が、貯え準備された綺麗なクリーニング布を使用し終る
まで動かされる。

このようにして、予めプログラミングされたステップ
列で、例えば５回の洗浄動作を含む１サイクル分のため
に充分な綺麗なクリーニング布が先ず準備される。次い
で、１倍幅の５つのステップでクリーニング動作が可能
になり、その場合汚染したクリーニング布19が次の印刷
胴面を走行することはない。

本発明の別の実施態様によれば、内圧によって負荷さ
れる圧着子の代わりに機械的な圧着子を設けることも可
能である。クリーニング布19に対して相対運動する印刷
胴１〜３の作業面20〜22に機械的な圧着子を圧着しかつ
再び離間させるために該圧着子の運動をカム制御機構に
よって機械的に制御する原理は米国特許第2525982号明
細書に基づいて公知であるので、ここではその詳説は割
愛する。

【図面の簡単な説明】

第１図は５胴型複式印刷ユニット用の本発明によるクリ
ーニング装置の第１実施例の略示図、第２図は作業面Ａ
に対比して２倍のステップ幅を以て等ステップでクリー
ニング布を送る原理図、第３図はクリーニング装置の制
御装置の付加回路装置の構成図、第４図は圧胴に特別に
配設された第３の圧着子の備えた第２実施例の略示図、
第５図は上位のゴム胴から圧胴の方へ圧着子を旋回する
ことのできる第３実施例の略示図である。［符号の説明］１……圧胴、2,3……ゴム胴、4,5……版胴、6,7,8……
圧着子、９……ガイド部材、10……使用前布巻棒、11…
…ローラ、 12……ストッパ、13……使用後布巻棒、14……調整シリ
ンダ、15……旋回支点、16……フォーク、17……クラン
ク伝動装置、18……一方向クラッチ、19……クリーニン
グ布、A;20,21,22……作業面、23……運動方向、24……
電気制御装置、25……リング計数器、26……入力パル
ス、27,28,29……クロック素子、30……スイッチ、31…
…オア・ゲート、32……駆動リンク、33,34……スプレ
ーユニット、35……圧胴グリッパ、36……サイドフレー
ム、37……枚葉紙ガイドプレート、38……懸吊装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者ローラント・ヘルドイツ連邦共和国ヴアイターシユタツト・ヴイーゼンシユトラーセ 21 (56)参考文献特開昭56−37069（ＪＰ，Ａ) 特開昭55−148164（ＪＰ，Ａ)

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の圧着子（6,7,8）及び該圧着子によ
り印刷胴表面の洗浄すべき作業面（Ａ）に圧着されるク
リーニング布（19）と、該クリーニング布の布送り方向
に対して直角な横方向に配置された帯状のクリーニング
布用の使用前布巻棒（10）及び該使用前布巻棒に平行に
配置されていて使用済みクリーニング布用のステップ・
バイ・ステップ式に駆動可能な使用後布巻棒（13）を含
むところの、クリーニング布をステップ送りしかつ該ク
リーニング布を保持する手段と、前記圧着子及びクリー
ニング布を送りかつ保持する前記手段を保持している２
つのフレーム部材（36）と、両フレーム部材間に配置さ
れていてクリーニング布の背面にクリーニング剤をスプ
レーする手段（33;34）と、印刷胴表面に対する前記圧
着子の接近・離間運動及びクリーニング布のステップ送
り運動を制御するために設けられている制御装置とを備
え、しかも前記クリーニング布（19）に対して相対運動
する印刷胴表面の洗浄すべき作業面に対して前記圧着子
（6,7,8）に接近させることによって該作業面にクリー
ニング布を圧着可能であり、また該作業面から前記圧着
子を遠ざけることによって該作業面から前記クリーニン
グ布を離間可能である形式の、作業機械特に印刷機のゴ
ム胴及び圧胴のような印刷胴表面の作業面のクリーニン
グ装置において、複式印刷ユニット（1,2,3,4,5）の印
刷胴（2,3）には、スプレーユニット（33:34）を有する
夫々１つの制御可能な圧着子（6,7）が配設されてお
り、かつ、各クリーニング操作毎に機能する２つの圧着
子（6,7）が同一のクリーニング布（19）と協働し、該
クリーニング布（19）の送り幅が、ゴム胴（2;3）にお
ける洗浄すべき作業面（Ａ）の布送り方向幅に対比して
２倍の大きさに選ばれており、しかも、布送り方向で見
て最初の作業面（A,20）には奇数番のステップ（a1,a3,
a5…）が対応関係に、またその次の作業面（A,21）には
偶数番のステップ（a2,a4,a6…）が対応関係にあるよう
に制御されることを特徴とする、作業機械特に印刷機の
印刷胴表面の作業面のクリーニング装置。
【請求項２】駆動リンク（32）によってローラ（11）を
介してサイドフレーム（36）を容易に押出し・押込み可
能にガイドするガイド部材（９）が印刷機架台に固定的
に設けられており、しかも前記サイドフレームの押込ま
れた作業位置ではクリーニング装置が、該クリーニング
装置の位置を規定するために前記ガイド部材（９）内に
調整可能に設けられたストッパ（12）に、またサイドフ
レームの押出された停留位置つまりクリーニング装置の
印刷胴からの最離隔位置では懸吊装置（38）に係止可能
である、請求項１記載のクリーニング装置。
【請求項３】複数の圧着子（6,7,8）及び該圧着子によ
り印刷胴表面の洗浄すべき作業面（Ａ）に圧着されるク
リーニング布（19）と、該クリーニング布の布送り方向
に対して直角な横方向に配置された帯状のクリーニング
布用の使用前布巻棒（10）及び該使用前布巻棒に平行に
配置されていて使用済みクリーニング布用のステップ・
バイ・ステップ式に駆動可能な使用後布巻棒（13）を含
むところの、クリーニング布をステップ送りしかつ該ク
リーニング布を保持する手段と、前記圧着子及びクリー
ニング布を送りかつ保持する前記手段を保持している２
つのフレーム部材（36）と、両フレーム部材間に配置さ
れていてクリーニング布の背面にクリーニング剤をスプ
レーする手段（33;34）と、印刷胴表面に対する前記圧
着子の接近・離間運動及びクリーニング布のステップ送
り運動を制御するために設けられている制御装置とを備
え、しかも前記クリーニング布（19）に対して相対運動
する印刷胴表面の洗浄すべき作業面に対して前記圧着子
（6,7,8）に接近させることによって該作業面にクリー
ニング布を圧着可能であり、また該作業面から前記圧着
子を遠ざけることによって該作業面から前記クリーニン
グ布を離間可能である形式の、作業機械特に印刷機のゴ
ム胴及び圧胴のような印刷胴表面の作業面のクリーニン
グ装置において、付加回路装置（25,26,27,28,29,30,3
1）が設けられており、しかも洗浄すべき２つの印刷胴
間の距離に相応して使用前布巻棒（10）から、クリーニ
ング布（19）の送り方向で見て後置の印刷胴まで未汚染
のクリーニング布量を送り出すために、前記制御装置が
前記付加回路装置（25〜31）を介してリング計数器（2
5）の設定に応じて印刷胴の作業面に圧着子を接近させ
る洗浄動作開始を発動することなしに、前記の両印刷胴
間の距離に相当するステップ数だけ連続的にクリーニン
グ布（19）を送り、未汚染のクリーニング布（19）が前
記の後置印刷胴に到達すると、洗浄動作開始の発動と相
俟って前記制御装置がクリーニング布（19）を等しいス
テップ幅（ａ）で送り、該ステップ幅（ａ）は印刷胴
（１〜３）における作業面（A,20,21,22）の布送り方向
幅に等しいことを特徴とする、作業機械特に印刷機の印
刷動表面の作業面のクリーニング装置。