JP4757904B2 - シリンダ洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷機に組み込んで使用する印刷機用のシリンダ洗浄装置に関し、特に近接した2つのシリンダを同時に洗浄可能な印刷機用のシリンダ洗浄装置に関する。
オフセット印刷機では、所定の印刷品質を維持するために、印刷の工程中にシリンダの洗浄工程が含まれる。シリンダの洗浄とは、印刷機を構成する回転シリンダの表面を拭き取って洗浄する工程である。洗浄は、印刷機のオペレータが手作業で行うこともできる。手作業による洗浄は、洗浄ファブリックに洗浄液を含ませて、シリンダ表面の汚れを拭き取る。しかし、ほとんどの印刷機では、洗浄工程の時間を短縮するためにシリンダ洗浄装置という専用の装置を備えており、自動的に行えるようになっている。
典型的なシリンダ洗浄装置は、シリンダを低速で回転させた状態で、予め洗浄液を含ませた洗浄ファブリックをゴムのパッドでシリンダの表面に押し付けることにより、洗浄ファブリックによってシリンダの表面を拭き取るようになっている。
最も普及しているシリンダ洗浄装置の形式は、シリンダ1本に対して、専用のシリンダ洗浄装置が1台対応する形式である。一方、通常の印刷機は、複数のシリンダを含んでいる。シリンダと洗浄装置が1対1の形式は、複数の洗浄装置が必要となる。
しかし、印刷機によっては、洗浄装置をよほど小型化しないと、シリンダ洗浄装置を組み込むスペースが足りない場合がある。シリンダ洗浄装置を組み込むスペースが少ない印刷機に対応したシリンダ洗浄装置は、いくつか提案されている。
特許文献1には、1台のシリンダ洗浄装置で、隣接した2つのシリンダを同時に洗浄可能とした構成が示されている。このような構成であれば、洗浄装置の台数を削減することが可能である。ここに示された装置は、2つのシリンダに対して進退動作可能な1つの移動ベースに、第1と第2の2つの洗浄ヘッドが取り付けられている。また、移動ベースには、洗浄ファブリックの送り出し機構と、洗浄ファブリックの巻取り機構が取り付けられている。洗浄ファブリックは、送り出し機構から送り出されて、第1の洗浄ヘッドのパッドを通過し、その後第2の洗浄ヘッドのパッドを通過し、巻取り機構に至る。特許文献1に記載されたシリンダ洗浄装置は、取り付け作業に非常に時間がかかるという問題と、設計時に細部に至るまで印刷機の機種ごとに寸法を変えて適用させなければならないという欠点がある。この原因は、特許文献1に記載された装置が、シリンダに対する洗浄ヘッドの位置の調整機構を持っていないところにある。
特許文献2には、特許文献1に記載されたような、1台のシリンダ洗浄装置に2つの洗浄ヘッドを備えたシリンダ洗浄装置の他の例が記載されている。特許文献2に記載されたシリンダ洗浄装置は、狭いスペースの間を通して2つのシリンダを同時に洗浄可能である。しかし、ここに示されたシリンダ洗浄装置も印刷機の機種ごとに寸法を変えて適用させなければならない。すなわち、特許文献1と同じ課題をかかえている。
特許文献3には、シリンダ洗浄装置を特定の印刷機へ適用する場合の問題をある程度解決したシリンダ洗浄装置の構成が記載されている。ここに記載されたシリンダ洗浄装置は、印刷機に合わせて、自由にパッドを備えた洗浄ヘッドを配置できるようになっている。しかし、ここに示された装置は、洗浄ヘッドの取付け位置の調整を段階的に行うようになっている。そのため、細かな位置の調整を行うのが難しい。
シリンダ洗浄装置の一般的な課題は、洗浄パッドをいかにして正確にシリンダの表面に押し当てるかということである。シリンダは、1600mm程度の長さがある。シリンダ洗浄装置の洗浄パッドもシリンダと同じく1600mm程度の長さがある。シリンダ洗浄装置は、洗浄パッドを洗浄ファブリックとともにシリンダに押し当てる。このとき、洗浄パッドは、シリンダの表面に対して予め決められた強さで、かつ平行にあてなければならない。洗浄パッドがシリンダに正確かつ均一に当たらないと、洗浄不良の原因になる。
印刷機にシリンダ洗浄装置を取り付ける取付け作業は、シリンダに対する洗浄装置の取付け位置の調整が不可欠である。そのため、シリンダ洗浄装置の取付け作業は、かなり時間がかかっている。特に、特許文献1、特許文献2に記載されたシリンダ洗浄装置のように、2つの洗浄ヘッドを備えた形式では、取付け位置の調整が難しく、時間がかかる。特許文献3に記載されたシリンダ洗浄装置は、洗浄ヘッドの位置調整の問題は改良されているが、細かな位置調整ができない。
特開平02−131942 特開2000−198184 特表2002−544021
2つ以上のシリンダを同時に洗浄するために、2つ以上の洗浄パッドを備えたシリンダ洗浄装置であって、印刷機にシリンダ洗浄装置を取り付ける場合に、印刷機のシリンダに対する洗浄パッドの位置調整が難しく取付け作業に要する時間が長くなるという課題があった。
この原因は、印刷機の機種が非常に種類が多く、かつ同一機種であっても設計変更などで、機械寸法が異なることがあり、標準寸法というものが存在しないところにある。
本発明の目的は、複数のシリンダを同時に洗浄するための各シリンダに対応する洗浄パッドの位置調整をし易くし、もって取付け作業の時間を短縮したシリンダ洗浄装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、洗浄ヘッドによってシリンダの表面に洗浄ファブリックを押し当てることによって前記シリンダの表面を洗浄するシリンダ洗浄装置において、
サポートバーに支えられるパッドを備え、第1のシリンダを洗浄するための第1の洗浄ヘッドと、
サポートバーに支えられるパッドを備え、第2のシリンダを洗浄するための第2の洗浄ヘッドと、
前記第1の洗浄ヘッドおよび前記第2の洗浄ヘッドを取り付けるヘッドサポートプレートがサポートベースに固着されて構成されるスライドベースと、
前記第1及び第2のシリンダに対して前記スライドベースを進退動作させる進退手段と、
前記洗浄ファブリックを供給する供給ロールと、
前記供給ロールから供給された前記第1の洗浄ヘッド及び前記第2の洗浄ヘッドを通過した後の前記洗浄ファブリックを巻き取る巻取り軸とから構成され、
前記第1の洗浄ヘッド及び前記スライドベースは、相互の位置が調整可能な第1の調整結合手段で結合され、前記第2の洗浄ヘッド及び前記スライドベースは、相互の位置が調整可能な第2の調整結合手段で結合されていると共に、それぞれの前記調整結合手段は、前記第1又は第2の洗浄ヘッドを前記スライドベースに対して位置決めする位置せ手段と、前記第1又は第2の洗浄ヘッドを前記スライドベースに対して固定する位置固定手段から構成されており、さらに前記サポートバーは、パッドレールとサポートブロックから成り、前記位置固定手段は、前記スライドベースのヘッドサポートプレートに設けた長穴と、前記長穴を貫通し、前記サポートブロックに螺合する固定ネジから成り、前記パッドレールの両側が前記ヘッドサポートプレートの外側まで延長されているとともに、前記位置合せ手段は、前記ヘッドサポートプレートの外側に延長されている前記パッドレールの両側のそれぞれと前記ヘッドサポートプレートとの間に前記パッドの位置を調整する調整ネジを備えていることを特徴としている。
請求項2の発明は、洗浄ヘッドによってシリンダの表面に洗浄ファブリックを押し当てることによって前記シリンダの表面を洗浄するシリンダ洗浄装置において、
サポートバーに支えられるパッドを備え、第1のシリンダを洗浄するための第1の洗浄ヘッドと、
サポートバーに支えられるパッドを備え、第2のシリンダを洗浄するための第2の洗浄ヘッドと、
前記第1の洗浄ヘッドおよび前記第2の洗浄ヘッドを取り付けるヘッドサポートプレートがサポートベースに固着されて構成されるスライドベースと、
前記第1及び第2のシリンダに対して前記スライドベースを進退動作させる進退手段と、
前記洗浄ファブリックを供給する供給ロールと、
前記供給ロールから供給された前記第1の洗浄ヘッド及び前記第2の洗浄ヘッドを通過した後の前記洗浄ファブリックを巻き取る巻取り軸とから構成され、
前記第1又は第2の洗浄ヘッドのうちどちらか一方の洗浄ヘッドは、前記スライドベースに、相互の位置が調整可能な調整結合手段で結合されていると共に、前記調整結合手段は、前記第1又は第2の洗浄ヘッドを前記スライドベースに対して位置決めする位置せ手段と、前記第1又は第2の洗浄ヘッドを前記スライドベースに対して固定する位置固定手段から構成されており、他の一方の洗浄ヘッドは、前記スライドベースに、結合固定手段で結合されており、さらに前記サポートバーは、パッドレールとサポートブロックから成り、前記位置固定手段は、前記スライドベースのヘッドサポートプレートに設けた長穴と、前記長穴を貫通し、前記サポートブロックに螺合する固定ネジから成り、前記パッドレールの両側が前記ヘッドサポートプレートの外側まで延長されているとともに、前記位置合せ手段は、前記ヘッドサポートプレートの外側に延長されている前記パッドレールの両側のそれぞれと前記ヘッドサポートプレートとの間に前記パッドの位置を調整する調整ネジを備えていることを特徴としている。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2において、前記洗浄ファブリックについて上流側で、前記第1又は第2の洗浄ヘッドのパッドの側から前記洗浄ファブリックに洗浄液を供給するノズルを設けたことを特徴としている。
本発明によれば、複数のシリンダの外周面に向けて進退動作するスライドベースに対する第1の洗浄ヘッドおよび/または第2の洗浄ヘッドが相互の位置が調整可能な第1の調整結合手段および/または第1の調整結合手段で結合されているので、複数のシリンダを同時に洗浄するための各シリンダに対応する洗浄パッドの位置調整がし易くなり、取付け作業に要する時間を短縮することができる。
本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施の形態の正面図である。1は、第1のシリンダである。2は、第2のシリンダである。図面上において第1のシリンダ1および第2のシリンダ2は、時計方向に回転する。3は、シリンダ洗浄装置である。シリンダ洗浄装置3は、図示しない第1のシリンダ1の支軸、第2のシリンダ2の支軸と一体に印刷機のフレームに取り付けられる。
4は、第1の洗浄ヘッドである。5は、第2の洗浄ヘッドである。第1の洗浄ヘッド4は、パッド17を備えている。第1の洗浄ヘッド4は、第1のシリンダ1を洗浄する。第2の洗浄ヘッド5は、パッド18を備えている。第2の洗浄ヘッド5は、第2のシリンダ2を洗浄する。パッド17、18は、ゴムなどの弾性体で作られており、シリンダ1、2の外周に向かって凸状に形成され、その長さは、シリンダ1、2の長さとほぼ同じである。
6は、サポートベースである。7は、ヘッドサポートプレートである。第1の洗浄ヘッド4及び第2の洗浄ヘッド5は、ヘッドサポートプレート7に取り付けられている。ヘッドサポートプレート7とサポートベース6は、ネジ8によって、一体に固着されており、合わせてスライドベース22を構成する。図1にはスライドベース22は片側のみしか示していないが、スライドベース22は、シリンダ1、2を挟むように両側にあり、洗浄ヘッド4、5を両側から支えるようになっている。
9は、洗浄ファブリックである。10は、洗浄ファブリック9を供給する供給ロールである。11は、洗浄ファブリック9を巻き取る巻取り軸である。洗浄ファブリック9の幅はパッド17、18の長さとほぼ同じである。洗浄ファブリック9は、供給ロール10から供給され、第2の洗浄ヘッド5のパッド18の凸部の先端を通り、第1の洗浄ヘッド4のパッド17の凸部を通り、巻取り軸11で巻き取られる。洗浄ファブリック9が供給ロール10から巻取り軸11に送られるとき、供給ロール10は時計方向に回転し、巻取り軸11は反時計方向に回転する。
12は、サポートレールである。サポートレール12は、図面上の左端13から右端14に至る細長いレールであり、図示しないボルトで、図示しない印刷機のフレームに固定されている。
19、20はサポートベース6に取り付けられた案内ローラである。案内ローラ19、20は、サポートレール12を上下両側から挟みこむ。21は、ヘッドサポートベース7に取り付けられた案内ローラである。案内ローラ21は、サポートレール12に対してヘッドサポートプレート7を移動可能に支える。すなわち、スライドベース22は、案内ローラ19、20、21によってサポートレール12に移動可能に支持されている。
23は、空気シリンダである。空気シリンダ23本体は、図示しない印刷機のフレームに固定されている。空気シリンダ23のロッド24は、リンク25を介してスライドベース22に連結されている。空気シリンダ23が動作することにより、スライドベース22は、洗浄対象となるシリンダ1、2に対して進退動作をする。図1に示したスライドベース22の位置は、第1のシリンダ1、第2のシリンダ2から離間し、後退した位置を示している。
なお、図示はしないが、サポートレール12は、先に説明したスライドベース22と同様に、シリンダ1、2を挟んで反対側にも設けられている。シリンダ洗浄装置3全体は、シリンダ1、2と同様に図示しない印刷機の両側のフレームによって、両側から支えられている。
図2は、空気シリンダ23によって、スライドベース22が、第1のシリンダ1、第2のシリンダ2に対して前進した位置を示している。図2では、第1のシリンダ1、第2のシリンダ2、サポートレール12及び空気シリンダ23の相対的な位置は変わらないが、空気シリンダ23が動作することによって、スライドベース22が移動している。第1の洗浄ヘッド4のパッド17、第2の洗浄ヘッド5のパッド18が、第1のシリンダ1の外周26、第2のシリンダ2の外周27に接触している。すなわち、シリンダ洗浄装置3の位置は、図1に示した状態が待機位置、図2に示した状態が洗浄動作位置である。
図1において、30は、第1の調整結合手段である。第1の調整結合手段30は、ボルト35、長穴36から構成される。第1の調整結合手段30は、調整ネジ34を含んでいて良い。調整ネジ34は位置あわせ手段であり、ボルト35及び長穴36は位置固定手段である。第1のヘッド4は、パッド17とパッド17を支えるサポートバー31から構成されている。サポートバー31は、パッドレール32と、サポートブロック33から構成されている。パッドレール32は、弾性体で作られたパッド17の形状を維持する。パッドレール32は、パッド17をシリンダ1に対して凸状にまっすぐに保つ。パッドレール32とサポートブロック33は一体になるように固着されている。サポートブロック33の長さは、シリンダ1、2の両端を挟むように配置されたヘッドサポートプレート7の内側の距離と同一である。パッドレール32の長さは、サポートブロック33よりも長く、例えばヘッドサポートプレート7の外側まで延長されている。
35は、ヘッドサポートプレート7に設けられた長穴であり、36は、長穴35を貫通してサポートブロック31に至るボルトである。図1では、サポートブロック31に関連した長穴とボルトは、それぞれ3組であるが、サポートブロック31の反対側にも3組ある。図示したサポートブロック31の3本のボルト36と、その反対側にある同様の3本のボルトを緩めると、サポートバー31は、ヘッドサポートプレート7に対して長穴35の分だけ移動可能になる。
34は調整ネジである。調整ネジ34は、一方が左ネジ、他の一方が右ネジになっている。調整ネジ34の一方はパッドレール32と噛み合っており、他の一方はヘッドサポートプレート7と噛み合っている。調整ネジ34もパッドレール32の両側にある。ボルト36を緩めた状態で、調整ネジ34を回転させると、パッド17は、サポートバー31とともにシリンダ1に近づく方向に移動したり、シリンダ1から離れるほうに移動する。調整ネジ34によって、シリンダ1に対するパッド17の位置の調整が終われば、ボルト36を締める。そうすると、サポートバー31は、ヘッドサポートプレート7に完全に固定され、調整ネジ34の役割は終わる。
また、第2の洗浄ヘッド5に関連した第2の調整結合手段37は、第1の調整結合手段30と同様の構成で実現可能である。すなわち、第2の調整結合手段37は、調整ネジ38、ボルト39、長穴40から構成される。41はサポートバーであり、サポートバー41は、パッドレール42とサポートブロック43から構成されている。第2の洗浄ヘッド5は、第2の調整結合手段37によって、ヘッドサポートプレート7に対して位置調整が可能であり、結果的にスライドベース22に対して位置調整が可能である。
前述のように、スライドベース22は、ヘッドサポートプレート7とサポートベース6がネジ8によって一体に結合されたものである。一方、ヘッドサポートベース7とサポートベース6は、ネジ8を外せば分離することも可能である。洗浄ファブリック9の供給ロール10及び巻取り軸11は、図しない洗浄ファブリック送り出し手段とともに、サポートベース6の側に収容されている。第1の洗浄ヘッド4、第2の洗浄ヘッド5の位置は、印刷機の機種ごとに異なる。すなわち、シリンダ1、2の距離は、印刷機の機種ごとに異なり、かつシリンダ1、2の支軸に対するシリンダ洗浄装置3の指定取り付け位置が異なる。一方、洗浄ファブリック9の供給ロール10や巻取り軸11は、印刷機の機種が異なっても、あまり変える必要はなく、ある程度の標準部品化が可能な部分である。そうすると、シリンダ洗浄装置3を各種の印刷機に対応させるには、大部分は、ヘッドサポートプレート7の寸法を変更すれば対応可能となり、標準部品化した部分の大量生産が可能となり、コストが削減されるという効果がある。
図3は、本発明の第2の実施の態様を示したものである。図1に示した第1の実施の態様と異なるのは、調整結合手段が、第1の洗浄ヘッド4とヘッドサポートプレート7を結合する第1の結合調整手段30のみが存在し、第2の洗浄ヘッド5とヘッドサポートプレート7は固定されているところにある。第1の実施の態様では、調整結合手段が洗浄ヘッドごとに設けた。そのため、スライドベース22に対する第1及び第2の洗浄ヘド4、5の位置調整の自由度が高い。一方、図3に示したシリンダ洗浄装置3は、自由度は高くないが、例えば印刷機の類似機種に適用するには都合が良い。
図3に示したシリンダ洗浄装置3は、まず第2の洗浄ヘッド5を第2のシリンダ2に対して位置決めする。第2の洗浄ヘッド5の位置決めは、印刷機のフレームに対して、スライドレール12の取付け位置、空気シリンダ23の取付け位置などを調整することによって行う。そして、第2の洗浄ヘッド5の位置が確定したならば、第1の調整結合手段30によって、シリンダ1に対する第1の洗浄ヘッド4の位置の調整を行う。
図4は、図1に示した位置合せ手段としての調整ネジ34の部分の他の形態を示したものである。45は、ヘッドサポートプレート7に固定されたネジブロックである。46はネジである。ネジ46は、ネジブロック45を貫通しており、ネジ46を回すとネジ46はネジブロック45に対して左右に動く。ネジ46の先端48は、パッドレール32に接触している。47は引っ張りバネである。引っ張りバネ47は、パッドレール32とネジブロック45の間にあって、パッドレール32とネジブロック45を常に引き寄せている。その結果、ネジ46を回転させると、パッドレール32は、ヘッドサポートプレート7に近づいたり離れたりする。その他の構成は、図1に示した構成と同じである。
図4に示した構成の利点は、ネジ46を長手方向の向き、すなわちネジ46を回す方向がヘッドサポートプレート7の表面に沿っているところにあり、印刷機の構造によっては調整しやすい。
図3において、50はスプレーノズルである。スプレーノズル50は、図示しない供給源から洗浄液をスプレーする。スプレーノズル50は、洗浄液が洗浄ファブリック9の全幅に均一にスプレーされるように、パッド18に沿って、複数のノズルが並んでいる。洗浄ファブリック9は、供給ロール10から供給され、第2の洗浄ヘッド5のパッド18を通過し、第1の洗浄ヘッド4のパッド17を通過し、巻取り軸11に至る。スプレーノズル50は、第2の洗浄ヘッド5の上流側で洗浄ファブリック9に洗浄液をスプレーする。シリンダ洗浄装置3は、洗浄ヘッドが複数存在するため、装置全体を小型化する必要がある。ノズル50は、洗浄ファブリック9に対して、パッド18側に設けるようにした。シリンダ2から見ると、ノズル50から供給される洗浄液は、洗浄ファブリック9の裏側から供給されることになる。
しかし、洗浄液は、洗浄ファブリック9に迅速に浸透するので、洗浄液の効果が希釈されることはない。一方、洗浄液の供給源たるノズル50がパッド18側にあることにより、洗浄装置3はノズル50によって大型化されることがない。また、構造的にノズル50が洗浄ファブリック9のパスを妨害しないので、洗浄ファブリックの交換も容易である。さらに、必要に応じて第1の洗浄ヘッド4にもノズル49を設けることができる。
なお、本発明の実施の態様は、実施の状況に合わせて多数の変形が可能である。例えば、図1に示した調整結合手段30、37の位置固定手段は、片側に3つの長穴と3つのボルトで構成する例を示したが、この数は自由に選択してよい。また、調整結合手段は、シリンダ洗浄装置内で、洗浄ヘッドの位置が容易に調整でき、かつ固定できれば足り、本発明の実施例に限定した構造である必要はない。
図5A及び図5Bは、本発明の他の実施の態様を示すものである。図5Aは正面図、図5Bは側面図である。図5Aに示すように、調整結合手段52の位置固定手段は、ひとつのボルト36及び長穴35によって構成されている。52はサポートバーであり53はレール溝である。サポートバー52には、凸上のレール54が設けられている。レール溝53は、ヘッドサポートプレート7に設けられている。レール54とレール溝53は、スライド可能にかみ合う。ボルト36を緩めた状態で、ヘッドサポートプレート7とサポートバー52は、レール溝53に沿って相互に移動可能である。位置合せ手段としてのネジ46を調整することにより、ヘッドサポートプレート7に対して洗浄ヘッド4の位置が決定したならば、ボルト36を締める。そうすると、洗浄ヘッド4は、サポートバー52を介して、ヘッドサポートプレート7に対して完全に固定される。すなわち、図5A、図5Bに示した態様によれば、ボルト36と長穴35は1組でよいため、より一層取付け位置の調整が短時間で済む。
本発明に係るシリンダ洗浄装置の第1の実施の形態の正面図である。 シリンダ洗浄装置の前進位置を示した図である。 本発明の第2の実施の形態の正面図である。 図1に示した調整ネジの部分の他の形態の正面図である。 本発明の他の実施の態様を示す正面図である。、図5Bは側面図である。 図5Aの側面図である。
符号の説明
1 第1のシリンダ
2 第2のシリンダ
3 シリンダ洗浄装置
4 第1の洗浄ヘッド
5 第2の洗浄ヘッド
6 サポートベース
7 ヘッドサポートプレート
9 洗浄ファブリック
10 供給ロール
11 巻取り軸
12 サポートレール
17,18 パッド
19〜21 案内ローラ
22 スライドベース
23 空気シリンダ
30 第1の調整結合手段
31 サポートバー
32 パッドレール
33 サポートブロック
34 調整ネジ
37 第2の調整結合手段
38 調整ネジ
41 サポートバー
42 パッドレール
49,50 スプレーノズル

Claims (3)

  1. 洗浄ヘッドによってシリンダの表面に洗浄ファブリックを押し当てることによって前記シリンダの表面を洗浄するシリンダ洗浄装置において、
    サポートバーに支えられるパッドを備え、第1のシリンダを洗浄するための第1の洗浄ヘッドと、
    サポートバーに支えられるパッドを備え、第2のシリンダを洗浄するための第2の洗浄ヘッドと、
    前記第1の洗浄ヘッドおよび前記第2の洗浄ヘッドを取り付けるヘッドサポートプレートがサポートベースに固着されて構成されるスライドベースと、
    前記第1及び第2のシリンダに対して前記スライドベースを進退動作させる進退手段と、
    前記洗浄ファブリックを供給する供給ロールと、
    前記供給ロールから供給された前記第1の洗浄ヘッド及び前記第2の洗浄ヘッドを通過した後の前記洗浄ファブリックを巻き取る巻取り軸とから構成され、
    前記第1の洗浄ヘッド及び前記スライドベースは、相互の位置が調整可能な第1の調整結合手段で結合され、前記第2の洗浄ヘッド及び前記スライドベースは、相互の位置が調整可能な第2の調整結合手段で結合されていると共に、それぞれの前記調整結合手段は、前記第1又は第2の洗浄ヘッドを前記スライドベースに対して位置決めする位置せ手段と、前記第1又は第2の洗浄ヘッドを前記スライドベースに対して固定する位置固定手段から構成されており、さらに前記サポートバーは、パッドレールとサポートブロックから成り、前記位置固定手段は、前記スライドベースのヘッドサポートプレートに設けた長穴と、前記長穴を貫通し、前記サポートブロックに螺合する固定ネジから成り、前記パッドレールの両側が前記ヘッドサポートプレートの外側まで延長されているとともに、前記位置合せ手段は、前記ヘッドサポートプレートの外側に延長されている前記パッドレールの両側のそれぞれと前記ヘッドサポートプレートとの間に前記パッドの位置を調整する調整ネジを備えていることを特徴とするシリンダ洗浄装置。
  2. 洗浄ヘッドによってシリンダの表面に洗浄ファブリックを押し当てることによって前記シリンダの表面を洗浄するシリンダ洗浄装置において、
    サポートバーに支えられるパッドを備え、第1のシリンダを洗浄するための第1の洗浄ヘッドと、
    サポートバーに支えられるパッドを備え、第2のシリンダを洗浄するための第2の洗浄ヘッドと、
    前記第1の洗浄ヘッドおよび前記第2の洗浄ヘッドを取り付けるヘッドサポートプレートがサポートベースに固着されて構成されるスライドベースと、
    前記第1及び第2のシリンダに対して前記スライドベースを進退動作させる進退手段と、
    前記洗浄ファブリックを供給する供給ロールと、
    前記供給ロールから供給された前記第1の洗浄ヘッド及び前記第2の洗浄ヘッドを通過した後の前記洗浄ファブリックを巻き取る巻取り軸とから構成され、
    前記第1又は第2の洗浄ヘッドのうちどちらか一方の洗浄ヘッドは、前記スライドベースに、相互の位置が調整可能な調整結合手段で結合されていると共に、前記調整結合手段は、前記第1又は第2の洗浄ヘッドを前記スライドベースに対して位置決めする位置せ手段と、前記第1又は第2の洗浄ヘッドを前記スライドベースに対して固定する位置固定手段から構成されており、他の一方の洗浄ヘッドは、前記スライドベースに、結合固定手段で結合されており、さらに前記サポートバーは、パッドレールとサポートブロックから成り、前記位置固定手段は、前記スライドベースのヘッドサポートプレートに設けた長穴と、前記長穴を貫通し、前記サポートブロックに螺合する固定ネジから成り、前記パッドレールの両側が前記ヘッドサポートプレートの外側まで延長されているとともに、前記位置合せ手段は、前記ヘッドサポートプレートの外側に延長されている前記パッドレールの両側のそれぞれと前記ヘッドサポートプレートとの間に前記パッドの位置を調整する調整ネジを備えていることを特徴とするシリンダ洗浄装置。
  3. 前記洗浄ファブリックについて上流側で、前記第1又は第2の洗浄ヘッドのパッドの側から前記洗浄ファブリックに洗浄液を供給するノズルを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシリンダ洗浄装置。
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