JPH08506574A

JPH08506574A - 耐水性化粧品的または皮膚科学的光保護配合物

Info

Publication number: JPH08506574A
Application number: JP6517603A
Authority: JP
Inventors: ゲルス−バルラーク，ハインリヒ; ハハマン，シユテフアン; ニツセン，ベンテ; シユルツ，ザビネ
Original assignee: Beiersdorf AG
Current assignee: Beiersdorf AG
Priority date: 1993-02-11
Filing date: 1994-01-29
Publication date: 1996-07-16
Also published as: EP0683662B1; WO1994017780A1; DE59406277D1; EP0683662A1; US5725844A; ATE167392T1; ES2118381T3

Abstract

(57)【要約】普通の化粧品または製剤学の担体の中に、Ｏ／Ｗエマルジョンまたは水性分散液の油相の中に混入された１種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料；１種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質：１種または２種以上のフィルム形成剤を含み；そして、可能ならば、また、１種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる水溶性ＵＶフィルター物質；１種または２種以上の普通の化粧品的または製剤学的に活性な化合物：補助剤および／または添加剤から成る群より選択される１種または２種以上の物質；を含有する、Ｏ／Ｗエマルジョンまたは水性分散液の形態の耐水性の化粧品的または皮膚科学的光保護配合物。

Description

【発明の詳細な説明】耐水性化粧品的または皮膚科学的光保護配合物本発明は、耐水性化粧品的または皮膚科学的光保護配合物、とくにエマルジョンまたはハイドロディスパージョンはの形態のこのような光保護配合物に関する。化粧品のスキンケアーは、主として、環境的影響（例えば、ほこり、化学物質、微生物）に対するおよび内因性物質（例えば、水、天然脂肪、電解質）に対するバリアとして、皮膚の自然の機能を増強または回復するとして理解すべきである。この機能が障害される場合、毒性物質またはアレルギー性物質の吸収の増加あるいは微生物による攻撃および、その結果として、毒性またはアレルギー性反応が起こることがある。化粧品のスキンケアーの目的は、さらに、毎日の洗浄により引き起こされる皮膚からの脂肪および水の損失を補償することである。これは、ことに自然の再生能力が不適切である場合、重要である。スキンケアーの製品は、さらに、環境的影響、とくに太陽および風に対して保護し、そして皮膚の老化の徴候を遅延すべきである。医学的局所的組成物は概して１種または２種以上の薬物を活性濃度で含む。簡素化のために、化粧品的使用、医学的使用および対応する製品の間の明瞭な区別についてのドイツ国の法的規制（例えば、化粧品の登録、食品および薬物の法令）について言及する。太陽の放射線の紫外部分の皮膚への損傷作用は一般に知られている。２９０ｎｍより短い波長を有する光線（いわゆるＵＶＣ範囲）は地球の大気中のオゾン層により吸収され、２９０ｎｍおよび３２０ｎｍの間の光線、いわゆるＵＶＢ範囲は皮膚上に紅班、簡単な日焼けあるいは大きいまたは小さい程度の熱傷を引き起こす。約３０８ｎｍの狭い範囲は、日光の紅班活性の最大と見なされる。ＵＶＢ放射線に対する保護のための多数の化合物が知られており、これらの大部分は３−ベンジリデンキャンファー、４−アミノ安息香酸、桂皮酸、サリチル酸、ベンゾフェノンおよびまた２−フェニルベンズイミダゾールの誘導体である。ＵＶフィルター物質は、また、約３２０〜４００ｎｍの間の波長範囲、いわゆるＵＶＡ範囲について重要である。なぜなら、このような光線はまた損傷を引き起こすからである。こうして、ＵＶＡ放射線は結合組織の弾性線維およびコラーゲン線維に対する損傷に導き、これは皮膚の年齢を早熟的にし、そして多数の光毒性反応および光アレルギー性反応の原因と見なすべきであることが証明された。ＵＶＢ放射線の損傷の影響はＵＶＡ放射線により増強されることがある。しかしながら、ＵＶ放射線は、また、光化学的反応に導き、次いで光化学的反応生成物は皮膚および細胞の代謝に介在する。このような光化学的反応生成物は主として遊離基化合物、例えば、ヒドロキシル基、ヒドロキシパーオキシ基およびスーパーオキドのイオンである。皮膚それ自体において形成される不確定の遊離基光生成物は、高い反応性を有するので、コントロールされない二次反応を表すことがある。しかしながら、一重項酸素、すなわち、遊離基の形態でない酸素分子の励起状態でさえ、短命エポキシドおよび多数の他のものと同様に、ＵＶ照射とともに起こることがある。例えば、一重項酸素は通常存在する三重項酸素（遊離基の基底状態）と反応性の増加により区別される。それにもかかわらず、酸素分子の反応性（遊離基）三重項状態がまた存在する。これらの反応を防止するために、酸化防止剤および／またはこれらの基を捕捉する物質を化粧品的または皮膚科学的配合物の中にさらに混入することができる。皮膚をＵＶ放射線から保護するために化粧品において使用されることが知られている大部分の無機顔料は、ＵＶ吸収剤またはＵＶ反射剤である。これらはチタン、亜鉛、鉄、ジルコニウム、シリコン、マンガン、アルミニウム、セリウムの酸化物およびそれらの混合物、ならびに変性物である。紫外線の作用の損傷の結果に対して皮膚を保護するために完全に有利である化粧品的または皮膚科学的配合物が存在するが、しばしば観察される１つの欠点は配合物が耐水性でないか、あるいは実質的に耐水性でないことである。光保護配合物は、海水浴場および野外のプールにおいてとくにしばしば要求されかつ使用される。この場合において、光保護配合物は高度に耐水性であること、すなわち、洗浄除去されるとしても、わずかに小さい程度に皮膚から洗浄除去されることが望ましい。より高い光保護ファクター、すなわち、例えば、ＬＦ１５より上に位置するファクターは、一般に、大量のＵＶフィルター物質によってのみ達成することができる。日焼け止め製品が、また、海水浴後に高い光保護をなおもたなくてはならない場合、ＵＶフィルター物質はとくに皮膚上に保持されなくてはならない。日焼け止め製品を海水浴後に適用しなくてはならない場合、それはそれ自体面倒である。海水浴それ自体の間、ある環境下に、洗浄除去することができる光保護配合物の使用は当てにならならずかつ皮膚に対して有害であることさえある。なぜなら、水はＵＶＡおよびＵＶＢ範囲の光の吸収が劣りそして結局皮膚の水中に沈んだ区域についてさえ、感知し得るＵＶ保護を提供しないからである。耐水性光保護配合物について、先行技術は通常水溶性でない、撥水性原料であるＵＶフィルター物質（例えば、高い濃度のシリコーン油）および／またはフィルム形成剤、とくに高分子量化合物（例えば、ＰＶＰ／ヘキサジエンコポリマー）を使用する。これにより皮膚上に横たわるＵＶフィルター物質と水との間にバリアが構成される。ここにおける欠点は、水の中へのフィルター物質の拡散は遅延することができるが、それは完全に防止できないということである。したがって、このような製品は遅延した海水浴の間の保護作用のかなりの損失に悩まされることがある。無機顔料は事実すぐれた光保護作用により区別される。しかしながら、無機顔料は、それらをこのような配合物の中に満足すべき方法で混入することが困難であるという欠点を有する。化粧品配合物における無機顔料の使用の他の欠点は、このような顔料がはるかにほとんどの場合において皮膚の重大な乾燥に導くことである。顔料の微粒の凝集物の蓄積を適当に防止しなくてはならないので、ある含量の乳化剤または匹敵する表面−または界面−活性物質は配合物に常に添加しなくてはならないかった。普通の化粧品の提示形態はエマルジョン、すなわち、個々の相が液体状態で存在する準安定性または多相系である。Ｏ／Ｗエマルジョンはよく知られたエマルジョンである。普通の化粧品エマルジョンの使用はそれ自体許容されうる。それにもかかわらず、乳化剤は、終わりにおいて任意の他の化学物質に似て、個々の場合においてアレルギー性反応またはユーザーの過敏症に基づく反応を引き起こすことがある。こうして、ある種の光皮膚症は、ある種の乳化剤により、およびまた、種々の脂肪、および日光への同時の暴露により誘発されることが知られている。このような光皮膚症はまた「マジョルカ・アクネ（Ｍａｊｏｒｃａａｃｎｅ）」と呼ばれる。したがって、本発明の目的は、また、乳化剤不含調製物として使用できる耐水性光保護配合物を展開することであった。いわゆるハイドロディスパージョンに基づく乳化剤不含調製物は、ある時間の間消費者に入手可能であった。ハイドロディスパージョンは、外部の水性（連続）相中の半固体または固体の内部（不連続）の相の分散液である。しかしながら、同様な相配置により区別されるＯ／Ｗエマルジョンと対照的に、ハイドロディスパージョンは乳化剤を本質的に含まない。ハイドロディスパージョンは、他のエマルジョンとまた同様に、準安定性系であり、そしてそれら自体合着性の２つの孤立相の状態となる傾向がある。エマルジョンにおいて、適当な乳化剤の選択は相分離を防止する。外部の水性相中の液状脂質のハイドロディスパージョンの場合において、このような系の安定性は、例えば、ゲル構造体の中に脂質小滴が安定な形態で懸濁されている、水性相中のゲル構造体を構成することによって保証することができる。この種類の配合物は、普通の光保護配合物と比較して、乳化剤が存在しないという利点を提供するが、他方において、また、改良を必要とするいくつかの点が存在する。このような調製物のすぐれた光保護作用のために、比較的高い濃度のＵＶフィルターがこうして要求される。さらに、このような調製物は、エマルジョンおよび光保護油と対照的に、通常粘着性である。しかしながら、粘着性日焼け止め製品は、ことに砂の粒子がまた処置された皮膚の上に位置する場合、正確に夏期の熱、すなわち、このような配合物を使用する通常の温度の間において、とくに不快である。したがって、本発明の他の目的は、必要に応じて、比較的低い濃度のＵＶフィルターを有しかつさらに快適な感覚を付与することができる、耐水性光保護調製物を提供することであった。本発明の他の目的は、非粘着性光保護調製物を提供することであった。驚くべきことには、普通の化粧品または製剤学の担体の中に、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料、これらの顔料はＯ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの油相の中に混入されている、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上のフィルム形成剤、を含みそして、さらに、適当ならば、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる水溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上の普通の化粧品的または製剤学的に活性な化合物、補助剤および／または添加剤から成る群より選択される１種または２種以上の物質、を含む、Ｏ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの形態の耐水性の化粧品的または皮膚科学的光保護配合物は、先行技術の出来事の劣った状態を改善することが発見され、そしてすべてのこれらの目的の達成はそこにある。本発明の有利な態様は、とくに、普通の化粧品または製剤学の担体の中に、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料、これらの顔料はハイドロディスパージョンの油相の中に混入されている、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上のフィルム形成剤、を含みそして、さらに、適当ならば、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる水溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上の普通の化粧品的または製剤学的に活性な化合物、補助剤および／または添加剤から成る群より選択される１種または２種以上の物質、ただし乳化剤を除外する、を含む、内部の脂質相および外部の水性相から成りそして乳化剤を本質的に含まないハイドロディスパージョンの形態の耐水性光保護配合物である。本発明の他の態様は、Ｏ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの形態である化粧品的または皮膚科学的光保護配合物の水抵抗性を達成または増加するための、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料、前記無機顔料は前記マルジョンまたはハイドロディスパージョンの油相の中に混入されている、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上のフィルム形成剤、からなる組成物の使用である。本発明による配合物がＯ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの形態である場合、同様に有利である。ＴｉＯ₂顔料に基づく光保護配合物は、明細書欧州特許出願（ＥＰ−Ａ）第４５６，４５８号、欧州特許出願（ＥＰ−Ａ）第４５６，４５９号および欧州特許出願（ＥＰ−Ａ）第４５６，４６０号に記載されている。しかしながら、耐水性系、とくに乳化剤不含耐水性系はこのような方法において実現することができない。本発明による種類の顔料含有ハイドロディスパージョンは、また、まだ開示されてきていない。ここに開示する教示に従うことによって、いずれの面においても完全に満足すべき調製物を得ることができることは驚くべきことでありかつ予測不可能であった。本発明による配合物がハイドロディスパージョンの形態である場合、顔料の微粒子は乳化剤を欠くので蓄積して凝集物を形成するであろうことがむしろ期待されたに違いないであろう。さらに、ハイドロディスパージョンの粘着性は技術的節においてここに開示する教示に従うことによって激烈に減少することができることは驚くべきことであった。さらに驚くべきことには、ここに開示する教示に従うことによって、顕著な保護性質を有する耐水性光保護配合物を達成することができ、そしてこれはＯ／Ｗエマルジョンならびにハイドロディスパージョンに適用される。本発明に従い有利であるフィルム形成剤のいくつかは、Ｒ．Ｏｔｅｒｉ、Ｓｔ．ＪｏｈｎｓｏｎおよびＳ．Ｄａｓｔｉｓ、″ＡＮｅｗＷａｔｅｒｐｒｏｏｆＡｇｅｎｔｆｏｒＳｕｎｓｃｒｅｅｎＰｒｏｄｕｃｔｓ″，Ｃｏｓｍｅｔｉｃｓ＆Ｔｏｉｌｅｔｒｉｅｓ１０２、Ｍａｒｃｈ１９８７、ｐｐ．１０７−１０９に記載されているが、このような方法において多分達成できる耐水性を疎水性無機顔料の添加によりさらに増加できることは上の参考文献に示されていない。最後に、本発明による配合物における無機顔料の使用は皮膚の重大な乾燥に導かず、対照的に皮膚上に長く続く、極めて快適な感覚を引き起こすことは驚くべきことであった。本発明による油溶性ＵＶフィルター物質は疎水性無機顔料の表面上に吸着されると仮定する。ある種のアミノ酸は二酸化チタンの表面上に吸着されることは、Ｍ．ＳｃｈｍｉｄｔおよびＳ．Ｇ．Ｓｔｅｉｎｅｍａｎｎ、″ＸＰＳｓｔｕｄｉｅｓｏｆａｍｉｎｏａｃｉｄｓａｄｓｏｒｂｅｄｏｎｔｉｔａｎｉｕｍｄｉｏｘｉｄｅｓｕｒｆａｃｅｓ″、Ｆｒｅｓｅｎｉｕｓ’ＪｏｕｒｎａｌｏｆＡｎａｌｙｔｉｃａｌＣｈｅｍｉｓｔｒｙ（１９９１）３４１、ｐｐ．４１２−４１５に事実報告されている。しかしながら、この研究は本発明およびその利点の指示を与えていない。さらに、上記引用文中に述べられているＴｉＯ₂は疎水性ではない。本発明による化粧品的または皮膚科学的配合物は、好ましくは水中に難溶性であるか、あるいは不溶性である金属酸化物および／または他の金属化合物、とくに次の金属の酸化物：チタン（ＴｉＯ₂）、亜鉛（ＺｎＯ）、鉄（例えば、Ｆｅ₂ Ｏ₃）、ジルコニウム（ＺｒＯ₂）、シリコン（ＳｉＯ₂）、マンガン（例えば、ＭｎＯ）、アルミニウム（Ａｌ₂Ｏ₃）およびセリウム（例えば、Ｃｅ₂Ｏ₃）、対応する金属の混合酸化物およびこのような酸化物の混合物に基づく無機顔料からなる。顔料はとくに好ましくはＴｉＯ₂に基づくものである。顔料が基づく物質の化粧品的および皮膚科学的許容性は、もちろん、本発明による目的のための無機顔料の使用可能性についての前提条件である。このような金属酸化物が存在する変性物は、本発明に対して本質的に無関係である。例えば、ＴｉＯ₂は自然に３つの主要な変性物（ルチル、アナターゼおよび板チタン石）で存在し、これらは原理的にはすべて等しく適当である。同一のことが鉄酸化物などの変性物に適用される。使用すべき顔料の粒子直径は１００ｎｍより小さいように選択することは有利である。本発明によれば、無機顔料は疎水性形態で存在する、すなわち、それらの表面は撥水処理されている。この表面処理はそれ自体知られている方法により顔料に薄い疎水性層を与えることからなる。このような方法は、例えば、ｎＴｉＯ₂＋ｍ（ＲＯ）₃Ｓｉ−Ｒ’→ ｎＴｉＯ₂（表面）に従う反応により疎水性表面層を生成することからなり、ここでｎおよびｍはここにおいて必要に応じて使用すべき化学量論的パラメーターであり、そしてＲおよびＲ’は所望の有機基である。例えば、ドイツ国特許出願（ＤＥ−Ａ）第３３１４７４２号と同様に製造された疎水性化顔料は有利である。有利なＴｉＯ₂顔料は、例えば、ＤＥＧＵＳＳＡから商品名Ｔ８０５またはＫＥＭＩＲＡから商品名Ｍ２６２またはＴＡＹＣＡから商品名ＭＴ１００Ｔで得ることができる。水または有機溶媒中に溶解した後、皮膚に適用しそして溶媒を蒸発させた後、皮膚上に多少合着性のフィルムを残す物質は、フィルム形成剤と見なされる。油溶性または疎水性のフィルム形成剤、例えば、疎水性化ポリビニルピロリドン誘導体、例えば、ポリビニルピロリドンとヘキサデセンまたはエイコセンとのコポリマーは本発明に関してとくに有利である。水溶性または親水性のフィルム形成剤からなる配合物の耐水性は、また、本発明に従いかなり増加することができる。したがって、また、本発明に従い有利に使用できるフィルム形成剤は、とくに、増粘剤およびゲル形成剤から成る群より選択され、好ましくはポリアクリレート、とくにカルボポール（Ｃａｒｂｏｐｏｌｓ）、およびこれらの好ましくは９８０、９８１、１３８２、２９８４および５９８４型、各場合において個々にまたは組み合わせで、およびまた多糖類またはそれらの誘導体、例えば、ヒアウロン酸、キサンタンガム（ｘａｎｔｈａｎｇｕｍ）、ヒドロキシアルキルセルロース、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、およびポリビニルピロリドンから成る群より選択される。油溶性または疎水性フィルム形成剤は、水溶性または親水性フィルム形成剤と一緒に有利に使用することができる。なおさらに比較的容易に水溶性であるか、あるいは少なくとも親水性のフィルム形成剤、例えば、カーボマー（ｃａｒｂｏｍｅｒ）誘導体またはセルロース誘導体、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを本発明に従い使用できること、そしてそれにもかかわらず本発明による配合物の高い耐水性が保証されることは、本発明のとくに驚くべき性質と見なすことができる。しかしながら、水不溶性または疎水性のフィルム形成剤では、耐水性の有意な増加は、また、本発明による教示を適用することによって達成すべきである。Ｏ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの形態でありかつ１種または２種以上の油溶性または疎水性および／または水溶性または親水性のフィルム形成剤からなる、化粧品的または皮膚科学的光保護配合物の水抵抗性を達成または増加するための、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質、からなる組成物の使用は、したがって、本発明の他の有利な態様であると見なされる。本発明による耐水性光保護配合物は、各場合において組成物の合計重量に基づいて、 − ０．１〜１５重量％、とくに０．５〜８．０重量％の含量の油溶性ＵＶフィルター物質および／または − ０．１〜１０重量％、とくに０．５〜５．０重量％の含量の疎水性無機顔料および／または − ０．１〜１０重量％、とくに０．５〜３．０重量％の含量のフィルム形成剤、により有利には特徴づけられる。本発明によるＯ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンは、当業者によく知られている普通のルールに従い、製造される。１種または２種以上の疎水性無機顔料および１種または２種以上の油溶性ＵＶフィルター物質をエマルジョン混合物に、エマルジョンの製造の任意の所望の時点において添加することは可能でありかつ有利である。１種または２種以上の顔料および１種または２種以上の油溶性ＵＶフィルター物質はエマルジョン混合物に、別々にあるいは既に互いとの組み合わせの形態で添加することができる。疎水性無機顔料および／または１種または２種以上の油溶性ＵＶフィルター物質を油相に混入し、次いで油相を水性相と組み合わせることは好ましい。１種または２種以上のフィルム形成剤を、それらが特定の親和性を有する特定の相の中に混入する場合、さらに好ましい。こうして、本質的にまたは親水性フィルム形成剤は好ましくは水性相に添加し、そして油溶性または親油性フィルム形成剤は好ましくは油相に添加する。本発明による活性化合物を酸化防止剤と組み合わせる場合、とくに有利な配合物がさらに得られる。本発明に従い、Ｏ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンは有利には１種または２種以上の酸化防止剤を含む。化粧品的および／または皮膚科学的使用のために適当なまたは普通のすべての酸化防止剤は、好適であるが、それにもかかわらず必要に応じて使用すべき酸化防止剤として使用される。酸化防止剤は、とくに有利には、アスコルビン酸（ビタミンＣ）、アスコルビン酸誘導体、種々のトコフェロール（ビタミンＥ）およびトコフェリルエステルまたは他のトコフェロール誘導体、葉酸（従来ビタミンＢ_c、Ｂ₉またはＭと呼ばれた、現在ビタミンＢ₂に帰属される）、フィチン酸（ｐｈｙｔｉｃａｃｉｄ）（イノシトールヘキサリン酸、また、フィチン酸（ｆｙｔｉｃａｃｉｄ））、種々のユビキノン（ミトキキノン、補酵素Ｑ）、胆汁抽出物、シス−および／またはトランス−ウロカン酸（４−イミダゾリルアクリル酸）、カルノシン（Ｎ −β−アラニル−Ｌ−ヒスチジン、イグノチン）、ヒスチジン、フレボンまたはフレボイド、シスチン（３，３’−ジチオビス（２−アミノプロピオン酸））、システイン（２−アミノ−３−メルカプトプロピオン酸）およびその誘導体（例えば、Ｎ−アセチルシステイン）、種々のカロテン（とくにβ−カロテンおよびリコペン（ｐｓｉ−カロテン））、チロシン（２−アミノ−３−（４−ヒドロキシフェニル）−プロピオン酸）、α−リポン酸（１，２−ジチオラン−３−ペンタン酸）、グルタチオン（ガンマ−Ｌ−グルタミル−Ｌ−システイングリシン）およびグルタチオンエステル、フラルグルシトール（ソルビチルフルフラール）、マンニトールおよび酸化亜鉛および亜鉛塩（例えば、ＺｎＳＯ₄）から成る群より選択される。酸化防止剤との本発明による組み合わせは、皮膚により許容されるか、あるいは皮膚の許容度を増加しかつ健康な皮膚への内因性の皮膚の微生物相に影響を与えない生成物に導くことを予測することは不可能であった。本発明による油溶性ＵＶフィルター物質は、有利には主としてＵＶＢ範囲のＵＶ放射線を吸収する物質から成る群より選択することができ、配合物の合計重量に基づいて、フィルター物質の合計量は、例えば、０．１重量％〜１５重量％、好ましくは０．５〜１０重量％、とくに０．５〜８．０重量％である。有利な油溶性ＵＶＢフィルターは、例えば、次の通りである： − ３−ベンジリデンキャンファー誘導体、好ましくは３−（４−メチルベンジリデン）キャンファーおよび３−ベンジリデンキャンファー； − ４−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは２−エチルヘキシル４−（ジメチルアミノ）−ベンゾエートおよびアミル４−（ジメチルアミノ）ベンゾエート； − 桂皮酸のエステル、好ましくは２−エチルヘキシル４−メトキシシンナメートおよびイソペンチル４−メトキシシンナメート； − サリチル酸のエステル、好ましくは２−エチルヘキシルサリシレート、４− イソプロピルベンジルサリシレートおよびホモメチルサリシレート； − ベンゾフェノンの誘導体、好ましくは２−ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン、２−ヒドロキシ−４−メトキシ−４’−メチルベンゾフェノンおよび２，２’−ジヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン； − ベンザルマロン酸のエステル、好ましくはジ（２−エチルヘキシル）４−メトキシベンザルマロネート、および − ２，４，６−トリアニリノ−（ｐ−カルボ−２’−エチル−１’−ヘキシルオキシ）−１，３，５−トリアジン。適当ならば、また、水溶性ＵＶフィルター物質を本発明による配合物の中に混入することができる。有利な水溶性ＵＶＢフィルターは、例えば、次の通りである： − ２−フェニルベンズイミダゾール−５−スルホン酸の塩、例えば、そのナトリウム、カリウムまたはそのトリエタノールアンモニウム塩、およびスルホン酸それ自体； − ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは２−ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン−５−スルホン酸およびその塩； − ３−ベンジリデンキャンファーのスルホン酸誘導体、例えば、４−（２−オキソ−３−ボルニリデンメチル）ベンゼンスルホン酸、２−メチル−５−（２− オキソ−３−ボルニリデンメチル）ベンゼンスルホン酸およびその塩。本発明による油溶性ＵＶフィルター物質は、ことに有利には主としてＵＶＡ範囲のＵＶ放射線を吸収する油溶性物質から成る群より選択される。本発明に従い有利に使用できる油溶性ＵＶＡフィルターは、例えば、ジベンゾイルメタンの誘導体、とくに１−（４’−ｔ−ブチルフェニル）−３−（４’−メトキシフェニル）プロパン−１，３−ジオンおよび１−フェニル−３−（４’−イソプロピルフェニル）プロパン−１，３−ジオンである。ＵＶＡフィルター物質の合計量は、配合物の合計重量に基づいて、有利には０．１重量％〜１５重量％、好ましくは０．５〜１０重量％、とくに０．５〜８．０重量％である。本発明によるエマルジョンは、例えば、日焼け止めクリームまたは日焼け止め乳状液の形態において、有利でありそして、例えば、脂肪、油、ワックスおよび前述の他の脂肪質物質、ならびに水および乳化剤、例えば、このような種類の配合物のために通常使用されている乳化剤からなる。的および皮膚科学的配合物は、本発明に従い有利である。これらは有利にはさらに少なくとも１種のＵＶＡフィルター物質および／または少なくとも１種のＵＶＢフィルター物質を含む。て１種または２種以上のＵＶＡフィルターおよび／または１種または２種以上のＵＶＢフィルターに加えて１種または２種以上の酸化物を含む化粧品的および皮膚科学的配合物は、本発明に従いさらにとくに有利である。酸化防止剤の合計量は、配合物の合計重量に基づいて、有利には０．１重量％〜３０重量％、好ましくは０．５〜１０重量％、とくに１〜６重量％である。必要に応じて、本発明による化粧品配合物は、化粧品の補助剤、例えば、このような配合物において通常使用されるもの、例えば、保存剤、殺菌剤、脱臭作用を有する物質、制汗剤、昆虫忌避剤、ビタミン、発泡防止剤、着色作用を有する顔料、増粘剤、軟化性物質、湿潤剤および／または水分保持物質、脂肪、油、ワックスまたは化粧品配合物の他の普通の成分、例えば、アルコール、ポリオール、ポリマー、泡安定剤、電解質、有機溶媒またはシリコーン誘導体をさらに含むことができる。最後に、アミノ酸を活性化合物またはとくに有利な性質を有する添加剤として選択することができ、そしてこれらは好ましくはグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラリン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、セリン、スレオニン、システイン、メチオニン、トリプトファンおよびアルギニンから成る群より選択される。これらのアミノ酸のうちで、アルギニンはとくに好ましく、そしてグリシンはことに好ましい。本発明の有利な態様を以下の実施例に記載する。実施例１サン・クリーム、Ｏ／Ｗ、光保護ファクター２０重量％シクロメチコン３．００グリセリルステアレート＋ＰＥＧ２０ステアレート２．００羊毛ワックスアルコール０．１０グリセリルステアレート３．００イソプロピルパルミテート２．００オクチルドデカノール１．００Ｃ_12-15−アルキルベンゾエート２．００グリセロール３．００セチルアルコール３．００ミリスチルミリステート２．００フェニルベンズイミダゾールスルホン酸３．００トコフェリルアセテート０．５０ＥＤＴＡ溶液（２０％強度）０．５０ＮａＯＨ（４５％強度）１．１５エチルアルコール４．００保存剤適量香料適量疎水性ＴｉＯ₂、粒子サイズ＜１００ｎｍ２．００ＰＶＰ／エイコセンコポリマー３．００オクチルメトキシシンナメート４．５０ブチルメトキシジベンゾイルメタン２．００水、完全に脱塩した１００．００とする量実施例２サン・クリーム、Ｏ／Ｗ、光保護ファクター８重量％シクロメチコン３．００グリセリルステアレート＋ＰＥＧ２０ステアレート２．００グリセリルステアレート３．００イソプロピルパルミテート２．００オクチルドデカノール３．００グリセロール３．００セチルアルコール３．００トコフェリルアセテート０．５０ＥＤＴＡ溶液（２０％強度）０．５０ＮａＯＨ適量エチルアルコール１．５０保存剤適量香料適量疎水性ＴｉＯ₂、粒子サイズ＜１００ｎｍ１．００オクチルメトキシシンナメート５．００ブチルメトキシジベンゾイルメタン０．５０ＰＶＰ／ヘキサデセンコポリマー１．５０水、完全に脱塩した１００．００とする量実施例３サン乳状液、Ｏ／Ｗ重量％トリラウレス−４ホスフェート０．７５トリセテアレス−４ホスフェート１．００グリセリルステアレート＋ＰＥＧ２０ステアレート１．００グリセリルステアレート＋セテアレス−２００．８０グリセリルラノレート０．５０イソプロピルパルミテート３．００グリセロールカプリレ一ト／カプロエート（「カプリル／カプリン酸トリグリセリド」）５．００セチルアルコール１．００フェニルベンズイミダゾールスルホン酸４．００ブチル化ヒドロキシトルエン０．０６ＥＤＴＡ溶液（２０％強度）０．５０ＮａＯＨ適量保存剤適量疎水性ＴｉＯ₂、粒子サイズ＜１００ｎｍ３．００オクチルメトキシシンナメート６．００ブチルメトキシジベンゾイルメタン０．５０メチルベンジリデンキャンファー３．００ＰＶＰ／エイコセンコポリマー１．００水、完全に脱塩した１００．００とする量実施例４サン乳状液、Ｏ／Ｗ重量％シクロメチコーン２．００セテアリールアルコール＋ＰＥＧ４０水素化２．５０ヒマシ油＋ナトリウムセテアリールサルフェート１．００グリセリルラノレートグリセロールカプリレート／カプロエート（「カプリル／カプリン酸トリグリセリド」）２．００オクチルステアレート３．００ヒマシ油４．００グリセロール３．００ブチル化ヒドロキシトルエン０．０３ＥＤＴＡ溶液（２０％強度）０．５０ＮａＯＨ適量保存剤適量香料適量疎水性ＴｉＯ₂、粒子サイズ＜１００ｎｍ１．５０カルボマー９８１０．２３オクチルメトキシシンナメート４．００ブチルメトキシジベンゾイルメタン２．００メチルベンジリデンキャンファー３．５０ヒドロキシプロピルメチルセルロース０．３０ＰＶＰ／ヘキサデセンコポリマー１．５０水、完全に脱塩した１００．００とする量実施例５サン乳状液、Ｏ／Ｗ重量％ステアリン酸２．００セチルパルミテート１．００グリセロールカプリレート／カプロエート（「カプリル／カプリン酸トリグリセリド」）２．００ソルビタンモノラウレート１．００ソルビタンモノステアレート１．５０パラフィン油、ＤＡＢ９１．２９セチルアルコール０．８０グリセロール３．００ブチル化ヒドロキシトルエン０．０６シメチコーン０．２０ポリエチレングリコール１５０３．００トリエタノールアミン０．８５エチルアルコール３．００保存剤適量香料適量疎水性ＴｉＯ₂、粒子サイズ＜１００ｎｍ２．００オクチルメトキシシンナメート５．００メチルベンジリデンキャンファー１．００カルボマー９８１０．１０ＰＶＰ／ヘキサデセンコポリマー２．００水、完全に脱塩した１００．００とする量実施例６サン・ハイドロディスパージョンゲル、光保護ファクター１２重量％フェニルトリメチコーン４．５０エタノール９．００グリセロール４．５０ＥＤＴＡ溶液（１４％強度）０．７５トリスアミノプロメタミン２．０１香料、保存剤、染料適量疎水性ＴｉＯ₂、粒子サイズ＜１００ｎｍ４．５０オクチルメトキシシンナメート７．５０パーソル（Ｐａｒｓｏｌ^R）１７８９３．００ヒドロキシプロピルメチルセルロース０．３０カルボマー９８１１．５０ＰＶＰ／ヘキサデセンコポリマ− １．００水、完全に脱塩した１００．００とする量実施例７サン・ハイドロディスパージョンゲル、光保護ファクター１２重量％オクチルドデカノール４．５０エタノール９．００ブチレングリコール４．５０ＥＤＴＡ溶液（１４％強度）０．７５トリスアミノプロメタミン２．０１香料、保存剤、染料適量疎水性ＴｉＯ₂、粒子サイズ＜１００ｎｍ４．５０オクチルメトキシシンナメート７．５０パーソル（Ｐａｒｓｏｌ^R）１７８９３．００カルボマー９８１１．５０ヒドロキシプロピルメチルセルロース０．３０ＰＶＰ／エイコセンコポリマー１．５０水、完全に脱塩した１００．００とする量実施例８サン・ハイドロディスパージョンゲル、光保護ファクター１２重量％ヒマシ油４．５０エタノール９．００ブチレングリコール４．５０ＥＤＴＡ溶液（１４％強度）０．７５トリスアミノプロメタミン２．０１香料、保存剤、染料適量疎水性ＴｉＯ₂、粒子サイズ＜１００ｎｍ４．５０オクチルメトキシシンナメート７．５０パーソル（Ｐａｒｓｏｌ^R）１７８９３．００カルボマー９８１１．５０ヒドロキシプロピルメチルセルロース０．３０水、完全に脱塩した１００．００とする量

【手続補正書】特許法第１８４条の８【提出日】１９９５年２月１０日【補正内容】請求の範囲１．普通の化粧品または製剤学の担体の中に、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料、これらの顔料はＯ／Ｗエマルジョンまたはハィドロディスパージョンの油相の中に混入されている、 − ここで疎水性化はステアリン酸アルミニウム処理に基づかない、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上のフィルム形成剤、を含みそして、さらに、適当ならば、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる水溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上の普通の化粧品的または製剤学的に活性な化合物、補助剤および／または添加剤から成る群より選択される１種または２種以上の物質、を含む、Ｏ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの形態の耐水性の化粧品的または皮膚科学的光保護配合物。２．Ｏ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの形態である化粧品的または皮膚科学的光保護配合物の水抵抗性を達成または増加するための、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料、前記無機顔料は前記マルジョンまたはハイドロディスパージョンの油相の中に混入されている、 − ここで疎水性化はステアリン酸アルミニウム処理に基づかない、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上のフィルム形成剤、からなる組成物の使用。３．Ｏ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの形態でありかつ１種または２種以上の油溶性または疎水性および／または水溶性または親水性のフィルム形成剤からなる、化粧品的または皮膚科学的光保護配合物の水抵抗性を達成または増加するための、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料、 − ここで疎水性化はステアリン酸アルミニウム処理に基づかない、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質、からなる組成物の使用。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＣＮ，ＪＰ，ＵＳ (72)発明者ニツセン，ベンテドイツ連邦共和国デー―20146ハンブルク・ハラープラツツ４ (72)発明者シユルツ，ザビネドイツ連邦共和国デー―22529ハンブルク・ジーベンシエーン12

Claims

【特許請求の範囲】１．普通の化粧品または製剤学の担体の中に、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料、これらの顔料はＯ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの油相の中に混入されている、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上のフィルム形成剤、を含みそして、さらに、適当ならば、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる水溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上の普通の化粧品的または製剤学的に活性な化合物、補助剤および／または添加剤から成る群より選択される１種または２種以上の物質、を含む、Ｏ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの形態の耐水性の化粧品的または皮膚科学的光保護配合物。２．普通の化粧品または製剤学の担体の中に、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料、これらの顔料はハイドロディスパージョンの油相の中に混入されている、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上のフィルム形成剤、を含みそして、さらに、適当ならば、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる水溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上の普通の化粧品的または製剤学的に活性な化合物、補助剤および／または添加剤から成る群より選択される１種または２種以上の物質、ただし乳化剤を除外する、を含む、内部の脂質相および外部の水性相から成りそして乳化剤を本質的に含まないハイドロディスパージョンの形態の耐水性光保護配合物。３．Ｏ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの形態である化粧品的または皮膚科学的光保護配合物の水抵抗性を達成または増加するための、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料、前記無機顔料は前記マルジョンまたはハイドロディスパージョンの油相の中に混入されている、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質、 − １種または２種以上のフィルム形成剤、からなる組成物の使用。４．Ｏ／Ｗエマルジョンまたはハイドロディスパージョンの形態でありかつ１種または２種以上の油溶性または疎水性および／または水溶性または親水性のフィルム形成剤からなる、化粧品的または皮膚科学的光保護配合物の水抵抗性を達成または増加するための、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる疎水性無機顔料、 − １種または２種以上の化粧品的または製剤学的に許容されうる油溶性ＵＶフィルター物質、からなる組成物の使用。