JP2002501010A - α−ヒドロキシカルボン酸及び飽和脂肪酸のグリセリンエステルを含む、粘つき感の減少した化粧品又は製薬学的調製物 - Google Patents

α−ヒドロキシカルボン酸及び飽和脂肪酸のグリセリンエステルを含む、粘つき感の減少した化粧品又は製薬学的調製物

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JP2002501010A JP2000528259A JP2000528259A JP2002501010A JP 2002501010 A JP2002501010 A JP 2002501010A JP 2000528259 A JP2000528259 A JP 2000528259A JP 2000528259 A JP2000528259 A JP 2000528259A JP 2002501010 A JP2002501010 A JP 2002501010A
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Abstract

(57)【要約】 次の要件、それらが、(I) クエン酸との飽和脂肪酸のモノグリセリド及び/又はジグリセリドの1種類以上の部分的に中和されたエステル、(II) 12〜40個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコールの群から選択された1種類以上の脂肪アルコールを含み、(III) それらがO/Wエマルションとして調製されている、ことを特徴とする化粧品又は製薬学的調製物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、粘つき感の減少した化粧品又は製薬学的調製物、それらの調製法、
並びに化粧品調製物の粘つき感を減少させるための活性成分の使用、に関する。
【0002】 化粧品の意味における皮膚の手入れの主目的は、環境の影響(例えば埃、化合
物、微生物)に対するそして内因性物質(例えば水、生来の脂肪、電解質)の喪
失に対するバリヤーとしての皮膚の生来の機能を強化又は再生することである。
【0003】 この機能が損傷されると、毒性又はアレルギー性物質の吸収増加あるいは微生
物による感染がおこり、毒性又はアレルギー性皮膚反応をもたらす可能性がある
【0004】 皮膚の手入れのもう一つの目的は、日常の洗浄によりもたらされる皮脂及び水
分の、皮膚による喪失を補うことである。これは特に、生来の再生能が不十分な
場合に重要である。更に、皮膚の手入れ用製品は環境の影響に対し、なかでも日
光及び風を遮蔽し、皮膚の老化を遅らせなければならない。
【0005】 医薬品組成物は通常、有効濃度の1種類以上の医薬品を含んでなる。簡略化の
ために、化粧品及び医薬品の用途及び対応する製品の間を明確に区別するために
、ドイツ連邦共和国の法令(例えば化粧品指針、食糧及び薬剤条例)が参照され
ている。
【0006】 化粧品又は皮膚科学的調製物はしばしば、その中に1種類以上の水相と並んで
、1種類以上の脂肪又は油相が存在する微細分散多相系の形態にある。これらの
系のうち、実際のエマルションがまた最も一般的である。
【0007】 化粧品又は治療的皮膚の手入れのための調製物はなかでも、必須成分として、
油又は油溶性物質及び水又は水溶性物質の混合物を含んでなる。ある種の水相の
成分、例えばグリセロール、しかしまた油相の成分、例えば酢酸トコフェリルは
、比較的高濃度で存在すると、調製物の使用感の特性を損なう。これはしばしば
、対応する調製物が使用される時に、粘つき感、又は脂ぎった感じの増加に現れ
、その場合、これらは、それぞれ、それらが消費者に受け入れられないか又は否
定的に受け取られるので、市販不可能である可能性がある。
【0008】 めったに完全に成功することはないという事実を別にして、ある種の物質、例
えば幾つかの選択された粉末材料、なかでもタルクを添加することによりこの粘
つき感又は脂ぎった感じを減少させることは知られているが、このような添加は
また問題の製品の粘度を変化させ、安定性を減少させる。
【0009】 従って本目的は、従来技術のすべてのこれらの欠点を是正することであった。
なかでも、その目的は、粘つき又は脂ぎった感じの減少した製品を提供すること
であった。手入れ用化粧品、装飾化粧品及び製薬工学の分野における製品も同様
に、説明された従来技術の欠点から解放された。
【0010】 更に、皮膚に十分に許容される化粧品調製物のための化粧品基剤を開発するこ
とも本発明の目的であった。
【0011】 本発明のもう一つの目的は、できるだけ広い応用範囲をもつ製品を提供するこ
とであった。例えば、その目的は、クレンジングエマルション、顔面手入れ及び
ボディケア調製物のような調製形態のための基剤を提供すること、しかしまた明
らかに医薬−製薬学的投与形態、例えばアクネ及びその他の皮膚症状に対する調
製物を提供することであった。
【0012】 驚くべきことには、これらの目的はすべて、次の要件、 それらが、 (I) クエン酸との飽和脂肪酸のモノグリセリド及び/又はジグリセリドの1
種類以上の部分的に中和されたエステル、 (II) 12ないし40個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコール
の群から選択される1種類以上の脂肪アルコール、 を含んでなり、 (III) それらがO/Wエマルションである、 ことを特徴とする化粧品又は製薬学的調製物により達成される。
【0013】 本発明は更に、粘つきのないO/Wエマルションの調製のための、 (I) クエン酸と飽和脂肪酸のモノグリセリド及び/又はジグリセリドの1種
類以上の部分的に中和されたエステル 及び、 (II) 12ないし40個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコール
の群から選択される1種類以上の脂肪アルコール、 の組み合わせ物の使用あるいは、O/Wエマルションの粘つきを減少させるため
のこのような組み合わせ物の使用に関する。
【0014】 特に好都合なクエン酸エステルはステアリン酸クエン酸グリセロールである。
このようなクエン酸エステルは例えば、Huels AGからの商品名“IMW
ITOR(R)370”として入手することができる。
【0015】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中の、クエン酸と飽和脂肪酸のモノグリセリ
ド及び/又はジグリセリドの1種類以上の部分的に中和されたエステルの総量は
好都合には、調製物の総重量の0.1〜10.0重量%、好ましくは0.5〜6
.0重量%の範囲から選択される。
【0016】 本発明に従って使用される好ましい脂肪アルコールはセチルステアリルアルコ
ール(大体等量部の、1−ヘキサデカノール及び1−オクタデカノールの混合物
)である。
【0017】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中の本発明に従って使用される1種類以上の
脂肪アルコールの総量は好都合には、調製物の総重量の0.1〜10.0重量%
、好ましくは0.5〜6.0重量%の範囲から選択される。
【0018】 本発明に従うと、7:3ないし3:7、好ましくは2:1ないし1:2、特に
は約1:1からの、一方のα−ヒドロキシカルボン酸及び飽和脂肪酸のグリセロ
ールエステルと、他方の脂肪アルコールとの重量比を選択することが好都合であ
る。
【0019】 本発明に従うと、本発明に従う調製物の油相の割合を、調製物の総重量の5な
いし40重量%の範囲内で自由に選択することができ、好都合である。
【0020】 使用することができる本発明に従う調製物の基礎成分は、 − 水又は水溶液、 − カプリン酸又はカプリル酸のトリグリセリドのような油、しかし好ましくは
ヒマシ油、 − 脂肪、ワックス並びにその他の天然及び合成脂肪物質、好ましくは低炭素数
のアルコール、例えばイソプロパノール、プロピレングリコール又はグリセロー
ルと脂肪酸のエステル、あるいは脂肪族アルコール類と低炭素数のアルカン酸又
は脂肪酸とのエステル、 − 低炭素数のアルコール、ジオール又はポリオール、並びにそれらのエーテル
、好ましくはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロ
ール、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルもしくはモノブチル
エーテル、プロピレングリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル及び類似
製品、 である。
【0021】 なかでも、前記の溶媒の混合物が使用される。アルコール性溶媒の場合には、
水を更なる成分にすることができる。
【0022】 本発明の目的のための油相は好都合には、3ないし30個の炭素原子の鎖長の
飽和及び/又は不飽和の、分枝及び/又は非分枝アルカンカルボン酸と、3ない
し30個の炭素原子の鎖長の飽和及び/又は不飽和の、分枝及び/又は非分枝ア
ルコールとのエステルの群から、芳香族カルボン酸と、3ないし30個の炭素原
子の鎖長の飽和及び/又は不飽和の、分枝及び/又は非分枝アルコールとのエス
テルの群から選択される。その場合、このようなエステル油は好都合には、ミリ
スチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル
、オレイン酸イソプロピル、ステアリン酸n−ブチル、ラウリン酸n−ヘキシル
、オレイン酸n−デシル、ステアリン酸イソオクチル、ステアリン酸イソノニル
、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ラウリン酸2−
エチルヘキシル、ステアリン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−オクチル
ドデシル、オレイン酸オレイル、エルカ酸オレイル、オレイン酸エルシル、エル
カ酸エルシル及び、これらのエステルの合成、半合成及び天然の混合物例えばホ
ホバ油、からなる群から選択することができる。
【0023】 更に、油相は好都合には、分枝及び非分枝炭化水素及び炭化水素ワックスの群
、シリコーン油、ジアルキルエーテル、飽和又は不飽和の、分枝又は非分枝のア
ルコールの群、及び脂肪酸トリグリセリド、すなわち、8ないし24個、なかで
も12〜18個の炭素原子の鎖長の飽和及び/又は不飽和の、分枝及び/又は非
分枝のアルカンカルボン酸のトリグリセロールエステルの群から選択することが
できる。脂肪酸トリグリセリドは例えば、好都合には、合成、半合成及び天然の
油、例えばオリーブ油、ヒマワリ油、大豆油、落花生油、菜種油、アーモンド油
、パーム油、ココナツ油、パーム核油等の群から選択することができる。
【0024】 本発明の目的のためのこれらの油及びワックス成分のどんな混合物もまた好都
合に使用することができる。幾つかの場合には、更に、油相の単独の脂質成分と
してワックス、例えばパルミチン酸セチルを使用することも好都合の可能性があ
る。
【0025】 油相は好都合には、イソステアリン酸2−エチルヘキシル、オクチルドデカノ
ール、イソノナン酸イソトリデシル、イソエイコサン、ココア酸2−エチルヘキ
シル、安息香酸C12〜15−アルキル、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、
ジカプリリルエーテルからなる群から選択される。
【0026】 特に好都合な混合物は、安息香酸C12〜15−アルキル及びイソステアリン酸2
−エチルヘキシルを含んでなるもの、安息香酸C12〜15−アルキル及びイソノナ
ン酸イソトリデシルを含んでなるもの、並びに安息香酸C12〜15−アルキル、イ
ソステアリン酸2−エチルヘキシル及びイソノナン酸イソトリデシルの混合物で
ある。
【0027】 炭化水素のうちでは、パラフィン油、スクアラン及びスクアレンを、本発明の
目的のために好都合に使用することができる。
【0028】 シリコーン油もしくはシリコーン油類とは別に、その他の油相成分の更なる含
有物を使用することが好ましいが、油相は好都合には、更に、環式又は線状シリ
コーン油を含むかあるいは、これらの油のみからなることができる。
【0029】 シクロメチコン(オクタメチルシクロテトラシロキサン)が本発明に従って使
用することができるシリコーン油として好都合に使用される。しかし、その他の
シリコーン油、例えばヘキサメチルシクロトリシロキサン、ポリジメチルシロキ
サン、ポリ(メチルフェニルシロキサン)もまた本発明の目的のために好都合で
ある。
【0030】 特に好都合なものはまた、シクロメチコンとイソノナン酸イソトリデシルの混
合物、及びシクロメチコンとイソステアリン酸2−エチルヘキシルの混合物であ
る。
【0031】 本発明の目的のためには、例えば、皮膚保護クリーム、皮膚ローション、化粧
品乳液の形態の、例えば日焼け止めクリーム又は日焼け止め乳液の形態の、本発
明に従うエマルションが好都合であり、例えば、脂肪、油、ワックス及び/又は
その他の脂肪物質、並びに水及び、このような種類の調製物に通常使用される1
種類以上の乳化剤を含んでなる。
【0032】 当業者はもちろん、要求される化粧品組成物は大部分の場合、通常の補助剤及
び添加剤なしでは考えられないことを知っている。これらは例えば、増粘剤、充
填剤、香料、染料、乳化剤、ビタミン又は蛋白質のよう追加的活性成分、日光遮
蔽剤、安定剤、忌虫剤、アルコール、水、塩、抗微生物剤、蛋白分解又は角質溶
解物質等を含む。
【0033】 医薬調製物の調製には必要な変更を加えて対応する条件が適用される。
【0034】 本発明の目的のための医薬用局所組成物は通常、有効濃度の1種類以上の医薬
品を含んでなる。簡略化のために、化粧品及び医薬品の用途及び対応する製品を
明確に区別するために、ドイツ連邦共和国の法令(例えば化粧品指針、食糧及び
薬剤条例)が参照されている。
【0035】 これに関して、一方のα−ヒドロキシカルボン酸及び飽和脂肪酸のグリセロー
ルエステルと、他方の脂肪アルコールの、本発明に従って使用される組み合わせ
物を、その他の目的のためのその他の活性成分をすでに含んでなる調製物に対す
る添加剤として添加することも同様に好都合である。
【0036】 従って、本発明の目的のための化粧品又は局所用皮膚科学的組成物は、それら
の組成に応じて、例えば、皮膚の保護クリーム、クレンジング乳液、日焼け止め
ローション、栄養クリーム、デイクリーム又はナイトクリーム、等として使用す
ることができる。幾つかの場合には、本発明に従う組成物を製薬学的調製物のた
めの基剤として使用することができ、好都合である。
【0037】 日焼け止め剤の形態で存在する化粧品及び皮膚科学的調製物もまた好ましい。
本発明に従って使用される活性成分に加えて、これらは好ましくは、少なくとも
1種類のUVAフィルター物質及び/又は少なくとも1種類のUVBフィルター
物質及び/又は少なくとも1種類の無機顔料を含んでなる。
【0038】 しかし本発明の目的のためには、その主要な目的が日光に対する遮蔽ではない
がしかし抗UV物質を含んでなる化粧品及び皮膚科学的調製物を提供することも
好都合である。従って例えば、UV−A及びUV−Bフィルター物質は通常、デ
イクリーム中に取り入れられている。
【0039】 本発明に従う調製物は好都合には、UVB領域のUV光線を吸収する物質を含
んでなることができ、フィルター物質の総量は、例えば、該調製物の総重量の0
.1重量%ないし30重量%、好ましくは0.5ないし10重量%、特には1な
いし6重量%である。
【0040】 UVBフィルターは油溶性でも水溶性でもよい。挙げることができる油溶性物
質の例は、 − 3−ベンジリデンカンファー及びその誘導体、例えば 3−(4−メチルベンジリデン)カンファー、 − 4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは 4−(ジメチルアミノ)安息香酸2−エチルヘキシル、 4−(ジメチルアミノ)安息香酸アミル、 − ケイ皮酸のエステル、好ましくは 4−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、 4−メトキシケイ皮酸イソペンチル、 − サリチル酸のエステル、好ましくは サリチル酸2−エチルヘキシル、 サリチル酸4−イソプロピルベンジル、 サリチル酸ホモメンチル、 − ベンゾフェノンの誘導体、好ましくは 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、 2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、 2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、 − ベンザルマロン酸のエステル、好ましくは 4−メトキシベンザルマロン酸ジ(2−エチルヘキシル)、 − 2,4,6−トリアニリノ(p−カルボ−2’−エチル−1’−ヘキシルオ キシ)−1,3,5−トリアジン である。
【0041】 好都合な水溶性物質は、 − 2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸及びその塩、例えばナト リウム、カリウム又はトリエタノールアンモニウム塩、 − ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸及びその塩 、 − 3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば 4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)ベンゼンスルホン酸、 2−メチル−5−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)スルホン酸及び その塩、 である。
【0042】 本発明に従って使用することができる与えられたUV−Bフィルターのリスト
はもちろん制約する意図はもたれない。
【0043】 本発明に従う調製物中に、化粧品及び/又は皮膚科学的調製物中に通常含まれ
るUVAフィルターを使用することもまた好都合の可能性がある。これらのフィ
ルター物質は好ましくは、ジベンゾイルメタンの誘導体、なかでも1−(4’−
tert−ブチルフェニル)−3−(4’−メトキシフェニル)プロパン−1,
3−ジオン及び1−フェニル−3−(4’−イソプロピルフェニル)プロパン−
1,3−ジオンである。これらの組み合わせ物を含む調製物もまた本発明により
提供される。UVBフィルター物質に対して与えられたものと同量のUVAフィ
ルター物質を使用することができる。
【0044】 本発明の目的のための化粧品及び/又は皮膚科学的調製物はまた、UV光線に
対して皮膚を保護するために化粧品中に通常使用される無機顔料を含んでなるこ
とができる。これらはチタン、亜鉛、鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、ア
ルミニウム、セリウムの酸化物及びそれらの混合物並びに、酸化物がその中で活
性剤であるような誘導体である。特に好ましいものは、二酸化チタンに基づいた
顔料である。前記の組み合わせ物に対して与えられた量を使用することができる
【0045】 本発明に従う化粧品及び皮膚科学的調製物は、このような調製物中に通常使用
される化粧品の活性成分、補助剤及び/又は添加剤、例えば抗酸化剤、保存剤、
殺バクテリア剤、香料、消泡剤、染料、着色効果をもつ顔料、増粘剤、界面活性
剤、乳化剤、軟化剤、加湿剤及び/又は保湿剤、脂肪、油、ワックスあるいは、
アルコール、ポリオール、ポリマー、気泡安定剤、電解質、有機溶媒又はシリコ
ーン誘導体のような、化粧品又は皮膚科学的調製物のその他の通常の成分、を含
んでなることができる。
【0046】 本発明の目的のためには、調製物に、その他の抗刺激又は抗炎症活性成分、な
かでもバチルアルコール(α−オクタデシルグリセリルエーテル)、セラキルア
ルコール(α−9−オクタデセニルグリセリルエーテル)、キミルアルコール(
α−ヘキサデシルグリセリルエーテル)、ビサボロール及び/又はパンテノール
を添加することが好都合である。
【0047】 本発明の目的のための調製物に通常の抗酸化剤を添加することもまた好都合で
ある。本発明に従って使用される好ましい抗酸化剤は、化粧品及び/又は皮膚科
学的用途に適した又は通常のあらゆる抗酸化剤であることができる。
【0048】 抗酸化剤は好都合には、非常に少量の許容投与量(例えばpmolからμmo
l/kg)における、アミノ酸(例えばグリシン、ヒスチジン、チロシン、トリ
プトファン)及びそれらの誘導体、イミダゾール(例えばウロカニン酸)及びそ
れらの誘導体、D,L−カルノシン、D−カルノシン、L−カルノシン及びそれ
らの誘導体(例えばアンセリン)のようなペプチド、カロテノイド、カロテン(
例えばα−カロテン、β−カロテン、Ψ−リコペン)及びそれらの誘導体、リポ
酸及びその誘導体(例えばジヒドロリポ酸)、アウロチオグルコース、プロピル
チオウラシル及びその他のチオール(例えばチオレドキシン、グルタチオン、シ
ステイン、シスチン、シスタミン並びに、それらのグリコシル、N−アセチル、
メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル及びラウリル、パルミトイル、オレ
イル、γ−リノレイル、コレステリル及びそれらのグリセリルエステル)及びそ
れらの塩、チオジプロピオン酸ジラウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、
チオジプロピオン酸及びその誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌ
クレオチド、ヌクレオシド及び塩)及びスルホキシイミン化合物(例えばブチオ
ニン・スルホキシイミン、ホモシステイン・スルホキシイミン、ブチオニン・ス
ルホン類、ペンタ−、ヘキサ−、ヘプタチオニン・スルホキシイミン)、更に(
金属)キレート化剤(例えばα−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸
、ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸)、
フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EGT
A及びそれらの誘導体、不飽和脂肪酸及びそれらの誘導体(例えばγ−リノレン
酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸及びその誘導体、フルフリリデンソルビト
ール及びその誘導体、ユビキノン及びユビキノール及びそれらの誘導体、ビタミ
ンC及び誘導体(例えばパルミチン酸アスコルビル、リン酸アスコルビルMg、
酢酸アスコルビル)、トコフェロール及び誘導体(例えば酢酸ビタミンE)、ビ
タミンA及び誘導体(パルミチン酸ビタミンA、)及びベンゾインの安息香酸コ
ニフェリル、ルチン酸及びその誘導体、α−グルコシルルチン、フェルラ酸、フ
ルフリリデングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒ
ドロキシアニソール、ノルジヒドログアイアック樹脂酸、ノルジヒドログアイア
レチン酸、トリヒドロキシブチロフェノン、尿酸及びその誘導体、マンノース及
びその誘導体、亜鉛及びその誘導体(例えばZnO、ZnSO4)、セレン及び その誘導体(例えばセレノメチオニン)、スチルベン及びそれらの誘導体(例え
ばスチルベン酸化物、トランス−スチルベン酸化物)並びに、本発明に適した前
記の活性成分の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオ
シド、ペプチド及び脂質)からなる群から選ばれる。
【0049】 調製物中の抗酸化剤(1種類以上の化合物)の量は好ましくは、調製物の総重
量の0.001ないし30重量%、特に好ましくは0.05〜20重量%、特に
は1〜10重量%である。
【0050】 ビタミンE及び/又はその誘導体が抗酸化剤(類)として使用される場合には
、それらのそれぞれの濃度を、調製物の総重量の0.001〜10重量%の範囲
から選択することが好都合である。
【0051】 本発明の目的のための、エアゾール容器から噴霧することができる化粧品及び
/又は皮膚科学的調製物に適した噴射剤は、単独でも相互の混合物としても使用
することができる、通常知られた、容易に揮発性の、液化噴射剤、例えば炭化水
素(プロパン、ブタン、イソブタン)である。圧縮空気の使用もまた好都合であ
る。
【0052】 当業者は明らかに、原則的にはエアゾール調製物の形態で本発明の実現に適す
るであろうが、環境又はその他の付随する環境への有害な影響のために回避され
なければならない、それら自体無毒性の噴射ガス、なかでもフッ化炭化水素及び
クロロフルオロ炭素(CFC)が存在することは知っている。
【0053】 本発明の目的のために、化粧品又は皮膚科学的調製物が、濯ぎ落とされそして
例えばブリーチの前又は後、シャンプーの前又は後、2回のシャンプー段階の間
、あるいはパーマネントウェーブ処理の前又は後に使用されるローションの形態
にある場合は、その調製物は、場合によっては界面活性物質、好ましくは非イオ
ン性又はカチオン性界面活性物質を含んでなり、その濃度を0.1と10重量%
の間、好ましくは0.2と5重量%の間にすることができる、例えば水性又は水
性−アルコール性溶液である。これらの化粧品及び/又は皮膚科学的調製物はま
た、この目的に通常使用される補助剤を伴ってエアゾールにすることもできる。
【0054】 本発明の目的のための、濯ぎ落とされないローションの形態の化粧品調製物、
なかでも、ヘアセット用ローション、毛髪のブロードライのために使用されるロ
ーション、整髪及びトリートメントローション、は概括的に水性、アルコール性
又は水性−アルコール性溶液であり、少なくとも1種類のカチオン性、アニオン
性、非イオン性又は両性ポリマー、あるいはそれらの混合物並びに本発明に従う
活性成分組み合わせ物を含んでなる。使用されるポリマーの量は例えば、0.1
と10重量%の間、好ましくは0.1と3重量%の間である。
【0055】 本発明の目的のための、本発明に従って使用される活性成分を含んでなる毛髪
のトリートメント及び手入れのための化粧品調製物は非イオン性又はアニオン性
の種類のエマルションの形態にすることができる。非イオン性エマルションは水
並びに、更に、例えばポリエトキシル化又はポリプロポキシル化され得る油又は
脂肪アルコール、あるいは更に、2種の有機成分の混合物を含んでなる。適当な
場合には、これらのエマルションは、カチオンの界面活性物質を含んでなる。
【0056】 本発明の目的のための毛髪のトリートメント及び手入れのための化粧品調製物
は、本発明に従う有効量の活性成分及び、そのために通常使用される溶媒、好ま
しくは水に加えて、更に有機増粘剤、例えばアラビアゴム、キサンタンゴム、ア
ルギン酸ナトリウム、セルロース誘導体、好ましくはメチルセルロース、ヒドロ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、あるいは、無機増粘剤、例えば
、ベントナイトのようなケイ酸アルミニウム、あるいはポリエチレングリコール
とステアリン酸もしくはジステアリン酸ポリエチレングリコールの混合物を含む
ゲル剤の形態にすることができる。増粘剤は、例えば0.1と30重量%の間、
好ましくは0.5と15重量%の間の量でゲル中に存在する。
【0057】 次の実施例は本発明を具体的に示す役目をもつ。
【0058】
【実施例】
(実施例1) 重量% パラフィン油 5.00 エタノール 3.00 グリセロール 3.00 ステアリン酸クエン酸グリセロール 2.00 セチルステアリルアルコール 2.00 ジメチコン 1.00 カーボマー 0.10 羊毛ワックスアルコール 0.10 酢酸トコフェリル 0.10 染料、香料、保存剤 適量 水 全100.00 (実施例2) 重量% パラフィン油 40.00 エタノール 3.00 グリセロール 3.00 ステアリン酸クエン酸グリセロール 2.00 セチルステアリルアルコール 2.00 ジメチコン 1.00 カーボマー 0.10 羊毛ワックスアルコール 0.10 酢酸トコフェリル 0.10 染料、香料、保存剤 適量 水 全100.00 (実施例3) 重量% 羊毛ワックスアルコール 0.10 ステアリン酸クエン酸グリセロール 2.00 パラフィン油 9.00 セチルステアリルアルコール 2.00 カーボマー 0.10 ジメチコン 1.00 グリセロール 3.00 エタノール 3.00 酢酸トコフェリル 0.10 染料、香料、保存剤 適量 水 全100.00 (実施例4) 重量% 羊毛ワックスアルコール 0.10 ステアリン酸クエン酸グリセロール 2.00 パラフィン油 14.00 セチルステアリルアルコール 2.00 カーボマー 0.10 ジメチコン 1.00 グリセロール 3.00 エタノール 3.00 酢酸トコフェリル 0.10 染料、香料、保存剤 適量 水 全100.00 (実施例5) 重量% 羊毛ワックスアルコール 0.10 ステアリン酸クエン酸グリセロール 2.00 パラフィン油 19.00 セチルステアリルアルコール 2.00 カーボマー 0.10 ジメチコン 1.00 グリセロール 3.00 エタノール 3.00 酢酸トコフェリル 0.10 染料、香料、保存剤 適量 水 全100.00 (実施例6) 重量% 羊毛ワックスアルコール 0.10 ステアリン酸クエン酸グリセリル 2.00 パラフィン油 24.00 セチルステアリルアルコール 2.00 カーボマー 0.10 ジメチコン 1.00 グリセロール 3.00 エタノール 3.00 酢酸トコフェリル 0.10 染料、香料、保存剤 適量 水 全100.00 (実施例7) 実施例% エタノール 3.00 グリセロール 3.00 イソヘキサデカン 2.00 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 2.00 パラフィン油 2.00 ステアリン酸クエン酸グリセリル 1.80 セチルステアリルアルコール 1.80 ジメチコン 1.00 カーボマー 0.10 羊毛ワックスアルコール 0.10 酢酸トコフェリル 0.10 染料、香料、保存剤 適量 水 全100.00 (実施例8) 実施例% グリセロール 5.00 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 5.00 エタノール 3.00 パラフィン油 3.00 マイクロクリスタリンワックス、 パラフィン油 3.00 シクロメチコン 2.00 ジメチコン 2.00 オクチルドデカノール 2.00 ステアリン酸クエン酸グリセリル 1.80 セチルステアリルアルコール 1.80 カーボマー 0.20 羊毛ワックスアルコール 0.10 ビサボロール 0.10 染料、香料、保存剤 適量 水 全100.00 (実施例9) 重量% カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 3.50 グリセロール 3.00 ステアリン酸クエン酸グリセリル 2.40 セチルステアリルアルコール 2.40 イソヘキサデカン 2.00 パラフィン油 2.00 メトキシケイ皮酸オクチル 1.30 オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム 1.00 ジメチコン 1.00 グリシリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra)抽出物 0.50 NaEDTA 0.50 ブチルメトキシジベンゾイルメタン 0.40 カーボマー 0.20 羊毛ワックスアルコール 0.10 酢酸トコフェリル 0.10 染料、香料、保存剤 適量 水 全100.00
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 9/107 A61K 9/107 47/10 47/10 47/14 47/14 (72)発明者 ニールゼン,イエンス ドイツ・デー−24558ヘンステツト−ウル ツブルク・アドラーホルスト20デー (72)発明者 シユルツ,ザビネ ドイツ・デー−22529ハンブルク・ジーベ ンシエーン12 Fターム(参考) 4C076 AA17 CC04 DD37 DD46 FF16 4C083 AC022 AC071 AC072 AC102 AC122 AC342 AC421 AC422 AC532 AD092 AD152 AD242 AD662 CC02 DD33 EE06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の要件、 それらが、 (I) クエン酸との飽和脂肪酸のモノグリセリド及び/又はジグリセリドの1
    種類以上の部分的に中和されたエステル、及び (II) 12ないし40個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコール
    の群から選択される1種類以上の脂肪アルコール、 を含んでなり、 (III) それらがO/Wエマルションである、 ことを特徴とする化粧品又は製薬学的調製物。
  2. 【請求項2】 粘つかないO/Wエマルションの調製のため又はO/Wエマ
    ルションの粘つきを減少させるための、 (I) クエン酸と飽和脂肪酸のモノグリセリド及び/又はジグリセリドの1種
    類以上の部分的に中和されたエステル 及び、 (II) 12ないし40個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコール
    の群から選択される1種類以上の脂肪アルコール、 の組み合わせ物の使用。
  3. 【請求項3】 選択されたクエン酸との飽和脂肪酸のモノグリセリド及び/
    又はジグリセリドの部分的に中和されたエステルがステアリン酸クエン酸グリセ
    ロールであることを特徴とする、請求項1記載の調製物又は請求項2記載の使用
  4. 【請求項4】 選択された脂肪アルコールがセチルステアリルアルコールで
    あることを特徴とする、請求項1記載の調製物又は請求項2記載の使用。
  5. 【請求項5】 調製物中の、クエン酸との飽和脂肪酸のモノグリセリド及び
    /又はジグリセリドの1種類以上の部分的中和エステルの総量が、調製物の総重
    量の0.1〜10.0重量%、好ましくは0.5〜6.0重量%の範囲から選択
    されることを特徴とする、請求項1記載の調製物又は請求項2記載の使用。
  6. 【請求項6】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中の1種類以上の脂肪アル
    コールの総量が、調製物の総重量の0.1〜10.0重量%、好ましくは0.5
    〜6.0重量%の範囲から選択されることを特徴とする、請求項1記載の調製物
    又は請求項2記載の使用。
  7. 【請求項7】 一方の、クエン酸と飽和脂肪酸のモノグリセリド及び/又は
    ジグリセリドの部分的中和エステルと、他方の、脂肪アルコールとの重量比が7
    :3ないし3:7、好ましくは2:1ないし1:2、特に好ましくは約1:1の
    範囲から選択されることを特徴とする、請求項1記載の調製物又は請求項2記載
    の使用。
  8. 【請求項8】 本発明に従う調製物中の油相の割合が調製物の総重量の5な
    し40重量%の範囲内で選択されることを特徴とする、請求項1記載の調製物又
    は請求項2記載の使用。
JP2000528259A 1998-01-22 1999-01-07 α−ヒドロキシカルボン酸及び飽和脂肪酸のグリセリンエステルを含む、粘つき感の減少した化粧品又は製薬学的調製物 Pending JP2002501010A (ja)

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