JP2002501014A - 低脂質流動性の化粧品又は皮膚科学的調製物 - Google Patents
低脂質流動性の化粧品又は皮膚科学的調製物Info
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Abstract
(57)【要約】
（I） 飽和脂肪酸のモノグリセリド及び／又はジグリセリドのクエン酸との部分的中和エステルの１種以上、（II） １２〜４０個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコールの群から選択される１種類以上の脂肪アルコール、（III） 水相、（IV） 調製物の総重量に基づき０〜１０重量％の脂質相（ここで、（Ｉ）及び（II）からの成分の合計：（IV）の重量比が２０：１ないし１：５の範囲から選択される）を含む、低粘度の化粧品又は皮膚科学的調製物。
Description
【０００１】 （技術分野） 本発明は、化粧品及び皮膚科学的調製物、なかでも水中油タイプのもの、それ
らの調製法、並びに化粧品及び医薬品の目的のためのそれらの使用に関する。
らの調製法、並びに化粧品及び医薬品の目的のためのそれらの使用に関する。
【０００２】 ヒトの皮膚は人間の最大の器官であり、数々の生命機能を奏している。成人で
約２ｍ2の平均面積をもつので、それは保護的及び知覚的器官として主要な役割 をもつ。この器官の目的は、機械的、熱の、化学線の、化学的及び生物学的刺激
を伝達し、防ぐことである。更にそれはヒトの代謝における制御及び標的の器官
として重要な役割をもつ。
約２ｍ2の平均面積をもつので、それは保護的及び知覚的器官として主要な役割 をもつ。この器官の目的は、機械的、熱の、化学線の、化学的及び生物学的刺激
を伝達し、防ぐことである。更にそれはヒトの代謝における制御及び標的の器官
として重要な役割をもつ。
【０００３】 化粧品の意味における皮膚の手入れの主目的は、環境の影響（例えば埃、化合
物、微生物）に対するそして内因性物質（例えば水、生来の脂肪、電解質）の喪
失に対するバリヤーとしての皮膚の生来の機能を強化又は再生すること並びに更
に、損傷が起こった場合にその生来の再生能においてその角質層を援助すること
である。
物、微生物）に対するそして内因性物質（例えば水、生来の脂肪、電解質）の喪
失に対するバリヤーとしての皮膚の生来の機能を強化又は再生すること並びに更
に、損傷が起こった場合にその生来の再生能においてその角質層を援助すること
である。
【０００４】 皮膚のバリヤー性が損傷されると、毒性又はアレルギー性物質の再吸収増加あ
るいは微生物による感染が起こり、毒性又はアレルギー性皮膚反応をもたらす可
能性がある。
るいは微生物による感染が起こり、毒性又はアレルギー性皮膚反応をもたらす可
能性がある。
【０００５】 皮膚の手入れのもう一つの目的は、日常の洗浄によりもたらされる皮脂及び水
分の、皮膚を介する喪失を補うことである。これは特に、生来の再生能が不適切
な場合に重要である。更に、皮膚の手入れ用製品は環境の影響、なかでも日光及
び風を遮蔽し、皮膚の老化を遅らせなければならない。
分の、皮膚を介する喪失を補うことである。これは特に、生来の再生能が不適切
な場合に重要である。更に、皮膚の手入れ用製品は環境の影響、なかでも日光及
び風を遮蔽し、皮膚の老化を遅らせなければならない。
【０００６】 医薬品の局所用組成物は通常、有効濃度の１種類以上の医薬品を含んでなる。
簡略化のために、化粧品及び医薬品の使用及び対応する製品の間を明確に区別す
るために、ドイツ連邦共和国の法令（例えば化粧品指針、食糧及び薬剤条例）が
参照されている。
簡略化のために、化粧品及び医薬品の使用及び対応する製品の間を明確に区別す
るために、ドイツ連邦共和国の法令（例えば化粧品指針、食糧及び薬剤条例）が
参照されている。
【０００７】 エマルションの語は概括的に、非混和性か又は、ごく限られた程度にのみ相互
に混和性である、通常、相と呼ばれる２種類の液体からなる、不均一系を意味す
る。エマルションにおいては、２種類の液体の一方が他方の液体中に非常に微細
な液滴の形態で分散されている。
に混和性である、通常、相と呼ばれる２種類の液体からなる、不均一系を意味す
る。エマルションにおいては、２種類の液体の一方が他方の液体中に非常に微細
な液滴の形態で分散されている。
【０００８】 ２種類の液体が水と油であり、油滴が水中に非常に微細に分散されている場合
は、これは水中油エマルション（Ｏ／Ｗエマルション、例えば牛乳）である。Ｏ
／Ｗエマルションの基礎的性質は水により決定される。油中水エマルション（Ｗ
／Ｏエマルション、例えばバター）の場合には、原理は逆で、ここでは、基礎的
構造は油により決定される。
は、これは水中油エマルション（Ｏ／Ｗエマルション、例えば牛乳）である。Ｏ
／Ｗエマルションの基礎的性質は水により決定される。油中水エマルション（Ｗ
／Ｏエマルション、例えばバター）の場合には、原理は逆で、ここでは、基礎的
構造は油により決定される。
【０００９】 当業者にはもちろん、例えば室温から皮膚温の範囲で塗布することができるク
リーム及び軟膏の形態で、又は、この温度範囲において流動性の可能性が大きい
ローション及び乳剤として、化粧品又は皮膚科学的使用のための安定なＯ／Ｗ調
製物を調製するための多数の方法が知られている。しかし、従来の当該技術分野
では、例えば噴霧可能であろうように低粘度の調製物は、ごく僅かに確認されて
いるだけである。
リーム及び軟膏の形態で、又は、この温度範囲において流動性の可能性が大きい
ローション及び乳剤として、化粧品又は皮膚科学的使用のための安定なＯ／Ｗ調
製物を調製するための多数の方法が知られている。しかし、従来の当該技術分野
では、例えば噴霧可能であろうように低粘度の調製物は、ごく僅かに確認されて
いるだけである。
【００１０】 更に、従来の当該技術分野の低粘度の調製物はしばしば、それらが不安定で、
狭い応用範囲又は出発物質の制限された選択に限定されるという欠点をもつ。従
って、例えば強力な極性の油−市販製品にしばしば使用される植物油のような−
が十分に安定化されている低粘度の製品は現在市場に認めることはできない。
狭い応用範囲又は出発物質の制限された選択に限定されるという欠点をもつ。従
って、例えば強力な極性の油−市販製品にしばしば使用される植物油のような−
が十分に安定化されている低粘度の製品は現在市場に認めることはできない。
【００１１】 低粘度をもち、商業的に利用可能な製品に要求される貯蔵安定性をもつＯ／Ｗ
エマルションは先行技術に従うと、非常に複雑な方法において調製することがで
きるにすぎない。従って、これらの調製物の供給量は極めて少ない。しかし、こ
れらの調製物は今日まで未知の化粧品効果を消費者に提供する可能性があるであ
ろう。
エマルションは先行技術に従うと、非常に複雑な方法において調製することがで
きるにすぎない。従って、これらの調製物の供給量は極めて少ない。しかし、こ
れらの調製物は今日まで未知の化粧品効果を消費者に提供する可能性があるであ
ろう。
【００１２】 本発明の目的は、非常に低い粘度をもち、先行技術の欠点をもたない調製物を
提供することであった。
提供することであった。
【００１３】 驚くべきことには、これらの目的は、 （Ｉ） クエン酸との飽和脂肪酸のモノグリセリド及び／又はジグリセリドの、
１種類以上の部分的中和エステル、 （II） １２ないし４０個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコール
の群から選択される１種類以上の脂肪アルコール、 （III） 水相、 （IV） 調製物の総重量に基づき０ないし１０重量％の脂質相を含んでなり、 ここで、（Ｉ）及び（II）からの成分の合計：（IV）の重量比が２０：１ないし
１：５の範囲から選択される 低粘度の化粧品又は皮膚科学的調製物により達成される。
１種類以上の部分的中和エステル、 （II） １２ないし４０個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコール
の群から選択される１種類以上の脂肪アルコール、 （III） 水相、 （IV） 調製物の総重量に基づき０ないし１０重量％の脂質相を含んでなり、 ここで、（Ｉ）及び（II）からの成分の合計：（IV）の重量比が２０：１ないし
１：５の範囲から選択される 低粘度の化粧品又は皮膚科学的調製物により達成される。
【００１４】 従って、本発明に従う調製物が先行技術の調製物よりも、 − 水分供与調製物としてより有効であろう、 − 調製がより容易であろう、 − 皮膚の滑らかさをより促進するであろう、 − より良い手入れ効果を特徴としてもつであろう、 − 化粧品及び医薬−皮膚科学的有効成分のためのより良いビヒクルであろう、 − 例えば、皮膚上の分散性又は皮膚中への吸収のようなより良い触覚性をもつ
であろう、 − 油と水相への分離に対してより高い安定性をもち、そして − より良い生物相溶性を示すであろう、 ことは当業者により予想されなかった。
であろう、 − 油と水相への分離に対してより高い安定性をもち、そして − より良い生物相溶性を示すであろう、 ことは当業者により予想されなかった。
【００１５】 従って、本発明に従う調製物は流動性のＯ／Ｗエマルションに関して、先行技
術の強化を示す。
術の強化を示す。
【００１６】 本発明は更に、低粘度調製物、なかでもＯ／Ｗエマルションの調製のための、 （Ｉ） クエン酸との飽和脂肪酸のモノグリセリド及び／又はジグリセリドの、
１種類以上の部分的中和エステル、 （II） １２ないし４０個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコール
の群から選択される１種類以上の脂肪アルコール、 （III） 水相、 （IV） 調製物の総重量に基づき０ないし１０重量％の脂質相、 （ここで、（Ｉ）及び（II）からの成分の合計：（IV）の重量比が２０：１ない
し１：５の範囲から選択される） の使用に関する。
１種類以上の部分的中和エステル、 （II） １２ないし４０個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコール
の群から選択される１種類以上の脂肪アルコール、 （III） 水相、 （IV） 調製物の総重量に基づき０ないし１０重量％の脂質相、 （ここで、（Ｉ）及び（II）からの成分の合計：（IV）の重量比が２０：１ない
し１：５の範囲から選択される） の使用に関する。
【００１７】 本発明に従って得ることができる調製物の脂質含量は好都合には、達成される
同等に好ましい結果を伴って、０重量％ないし１０重量％まで変動可能である。
脂質が存在しない場合は、その系はエマルションではなく、最も適当には乳化剤
ゲルと呼ばれる系である。
同等に好ましい結果を伴って、０重量％ないし１０重量％まで変動可能である。
脂質が存在しない場合は、その系はエマルションではなく、最も適当には乳化剤
ゲルと呼ばれる系である。
【００１８】 本発明に従う調製物は好ましくは、脂質相を７．５重量％まで含んでなり、そ
の場合はＯ／Ｗエマルションである。本発明に従う調製物は特に好都合には、脂
質相を６重量％まで含んでなる。本発明に従う調製物は特に好ましくは、それぞ
れ、調製物の総重量に基づき、２ないし４重量％、特には約３重量％の脂質相を
含んでなる。
の場合はＯ／Ｗエマルションである。本発明に従う調製物は特に好都合には、脂
質相を６重量％まで含んでなる。本発明に従う調製物は特に好ましくは、それぞ
れ、調製物の総重量に基づき、２ないし４重量％、特には約３重量％の脂質相を
含んでなる。
【００１９】 本明細書に呈示される記述に従うと、その２５℃の粘度が２５００ｍＰａ・ｓ
（＝ミリパスカル秒）未満、なかでも２０００ｍＰａ・ｓ（粘度計ＶＴ−０２，
Ｈａａｋｅを使用して測定）未満であるＯ／Ｗエマルションを得ることができる
。
（＝ミリパスカル秒）未満、なかでも２０００ｍＰａ・ｓ（粘度計ＶＴ−０２，
Ｈａａｋｅを使用して測定）未満であるＯ／Ｗエマルションを得ることができる
。
【００２０】 特に好都合なクエン酸エステルはステアリン酸クエン酸グリセリルである。こ
のようなクエン酸エステルは例えば、Ｈｕｅｌｓ ＡＧから商品名“ＩＭＷＩＴ
ＯＲ(R)３７０”として入手することができる。
のようなクエン酸エステルは例えば、Ｈｕｅｌｓ ＡＧから商品名“ＩＭＷＩＴ
ＯＲ(R)３７０”として入手することができる。
【００２１】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中の、本発明に従って使用されるα−ヒドロ
キシカルボン酸及び飽和脂肪酸の１種類以上のグリセロールエステルの合計量は
好都合には、調製物の総重量に基づき０．１〜１０．０重量％、好ましくは０．
５〜６．０重量％の範囲から選択される。
キシカルボン酸及び飽和脂肪酸の１種類以上のグリセロールエステルの合計量は
好都合には、調製物の総重量に基づき０．１〜１０．０重量％、好ましくは０．
５〜６．０重量％の範囲から選択される。
【００２２】 本発明に従って使用される好ましい脂肪アルコールはセチルステアリルアルコ
ール（等量部の、１−ヘキサデカノール及び１−オクタデカノールの混合物）で
ある。
ール（等量部の、１−ヘキサデカノール及び１−オクタデカノールの混合物）で
ある。
【００２３】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中に本発明に従って使用される１種類以上の
脂肪アルコールの合計量は好都合には、調製物の総重量に基づき０．１〜１０．
０重量％、好ましくは０．５〜６．０重量％の範囲から選択される。
脂肪アルコールの合計量は好都合には、調製物の総重量に基づき０．１〜１０．
０重量％、好ましくは０．５〜６．０重量％の範囲から選択される。
【００２４】 本発明に従うと、一方の飽和脂肪酸のモノグリセリド及び／又はジグリセリド
のクエン酸との部分的中和エステルの１種以上と、他方の脂肪アルコールとの重
量比を１０：１ないし１：５、好ましくは６：１ないし１：１、特に好ましくは
約３：１から選択することが好都合である。
のクエン酸との部分的中和エステルの１種以上と、他方の脂肪アルコールとの重
量比を１０：１ないし１：５、好ましくは６：１ないし１：１、特に好ましくは
約３：１から選択することが好都合である。
【００２５】 飽和脂肪酸のモノグリセリド及び／又はジグリセリドのクエン酸との部分的中
和エステルの１種以上及び脂肪アルコールの成分の合計量の、油相に対する重量
比は、本発明に従って、２０：１ないし１：５の範囲から、好都合には２０：１
ないし１：２の範囲から、特に好ましくは約１：１に選択される。
和エステルの１種以上及び脂肪アルコールの成分の合計量の、油相に対する重量
比は、本発明に従って、２０：１ないし１：５の範囲から、好都合には２０：１
ないし１：２の範囲から、特に好ましくは約１：１に選択される。
【００２６】 本発明に従うＯ／Ｗエマルションの油相は好都合には、レシチン及び脂肪酸ト
リグリセリド、すなわち、８ないし２４個、なかでも１２〜１８個の炭素原子の
鎖長をもつ飽和及び／又は不飽和の、分枝及び／又は非分枝アルカンカルボン酸
のトリグリセロールエステルの群から選択される。脂肪酸トリグリセリドは例え
ば、好都合には、合成、半合成及び天然の油、例えばオリーブ油、ヒマワリ油、
大豆油、落花生油、菜種油、アーモンド油、ヤシ油、ココナツ油、ヒマシ油、小
麦胚芽油、フドウの種油、アザミ油、ツキミソウ油等の群から選択することがで
きる。
リグリセリド、すなわち、８ないし２４個、なかでも１２〜１８個の炭素原子の
鎖長をもつ飽和及び／又は不飽和の、分枝及び／又は非分枝アルカンカルボン酸
のトリグリセロールエステルの群から選択される。脂肪酸トリグリセリドは例え
ば、好都合には、合成、半合成及び天然の油、例えばオリーブ油、ヒマワリ油、
大豆油、落花生油、菜種油、アーモンド油、ヤシ油、ココナツ油、ヒマシ油、小
麦胚芽油、フドウの種油、アザミ油、ツキミソウ油等の群から選択することがで
きる。
【００２７】 本発明に従う油は同様に好都合には、ワセリン（ペトロラタム）、パラフィン
油及びポリオレフィンからなる群から選択される。ポリオレフィンのうちではポ
リデセンが好ましい物質である。
油及びポリオレフィンからなる群から選択される。ポリオレフィンのうちではポ
リデセンが好ましい物質である。
【００２８】 本発明の目的のための油相は更に、好都合には、３ないし３０個の炭素原子の
鎖長をもつ飽和及び／又は不飽和の、分枝及び／又は非分枝アルカンカルボン酸
の、３ないし３０個の炭素原子の鎖長をもつ飽和及び／又は不飽和の、分枝及び
／又は非分枝アルコールとのエステルの群から、そして、芳香族カルボン酸の、
３ないし３０個の炭素原子の鎖長をもつ飽和及び／又は不飽和の、分枝及び／又
は非分枝アルコールとのエステルの群から選択することができる。その場合、こ
のようなエステル油は好都合には、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イ
ソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、オレイン酸イソプロピル、ステアリン
酸ｎ−ブチル、ラウリン酸ｎ−ヘキシル、オレイン酸ｎ−デシル、ステアリン酸
イソオクチル、ステアリン酸イソノニル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン
酸２−エチルヘキシル、ラウリン酸２−エチルヘキシル、ステアリン酸２−ヘキ
シルデシル、パルミチン酸２−オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、エルカ
酸オレイル、オレイン酸エルシル、エルカ酸エルシル及び、例えばジョジョバ油
のような、これらのエステルの合成、半合成及び天然の混合物からなる群から選
択することができる。
鎖長をもつ飽和及び／又は不飽和の、分枝及び／又は非分枝アルカンカルボン酸
の、３ないし３０個の炭素原子の鎖長をもつ飽和及び／又は不飽和の、分枝及び
／又は非分枝アルコールとのエステルの群から、そして、芳香族カルボン酸の、
３ないし３０個の炭素原子の鎖長をもつ飽和及び／又は不飽和の、分枝及び／又
は非分枝アルコールとのエステルの群から選択することができる。その場合、こ
のようなエステル油は好都合には、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イ
ソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、オレイン酸イソプロピル、ステアリン
酸ｎ−ブチル、ラウリン酸ｎ−ヘキシル、オレイン酸ｎ−デシル、ステアリン酸
イソオクチル、ステアリン酸イソノニル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン
酸２−エチルヘキシル、ラウリン酸２−エチルヘキシル、ステアリン酸２−ヘキ
シルデシル、パルミチン酸２−オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、エルカ
酸オレイル、オレイン酸エルシル、エルカ酸エルシル及び、例えばジョジョバ油
のような、これらのエステルの合成、半合成及び天然の混合物からなる群から選
択することができる。
【００２９】 油相はまた好都合には、分枝及び非分枝炭化水素及び炭化水素ワックス、シリ
コーン油、ジアルキルエーテルの群、並びに飽和又は不飽和の、分枝又は非分枝
アルコールの群から選択することができる。
コーン油、ジアルキルエーテルの群、並びに飽和又は不飽和の、分枝又は非分枝
アルコールの群から選択することができる。
【００３０】 本発明の目的のためには、これらの油及びワックス成分のどんな所望の混合物
もまた好都合に使用することができる。幾つかの場合には、更に、油相の単独の
脂質成分としてワックス、例えばパルミチン酸セチルを使用することも好都合の
可能性がある。
もまた好都合に使用することができる。幾つかの場合には、更に、油相の単独の
脂質成分としてワックス、例えばパルミチン酸セチルを使用することも好都合の
可能性がある。
【００３１】 炭化水素のうちでは、パラフィン油、スクアラン及びスクアレンが、本発明の
目的のために好都合に使用される。
目的のために好都合に使用される。
【００３２】 シリコーン油もしくはシリコーン油類とは別に、その他の油相成分の更なる含
有物を使用することは好ましいが、油相は好都合には、更に、環式又は線状シリ
コーン油を含むかあるいは、これらの油のみからなることができる。
有物を使用することは好ましいが、油相は好都合には、更に、環式又は線状シリ
コーン油を含むかあるいは、これらの油のみからなることができる。
【００３３】 シクロメチコン（オクタメチルシクロテトラシロキサン）は好都合には、本発
明に従って使用することができるシリコーン油として使用される。しかし、その
他のシリコーン油、例えばヘキサメチルシクロトリシロキサン、ポリジメチルシ
ロキサン及びポリ（メチルフェニルシロキサン）もまた本発明の目的のために好
都合に使用することができる。
明に従って使用することができるシリコーン油として使用される。しかし、その
他のシリコーン油、例えばヘキサメチルシクロトリシロキサン、ポリジメチルシ
ロキサン及びポリ（メチルフェニルシロキサン）もまた本発明の目的のために好
都合に使用することができる。
【００３４】 幾つかの場合に、本発明に従う調製物の水相は好都合には、低炭素数のアルコ
ール、ジオール又はポリオール及びそれらのエーテル、好ましくはエタノール、
イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロール、エチレングリコール
、エチレングリコールモノエチルエーテルもしくはモノブチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル及び類似製品、並びに更に
、低炭素数のアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、１，２−プロ
パンジオール、グリセロール並びに、なかでも、好都合には、二酸化ケイ素、ケ
イ酸アルミニウム、多糖類又はそれらの誘導体、例えばヒアルロン酸、キサンタ
ンガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から、特に好都合には
、ポリアクリレート、好ましくはカーボポールの群、例えば、それぞれの場合に
個別の又は相互に組み合わせたカーボポール等級９８０、９８１、１３８２、２
９８４、５９８４又は更にＥＤＴ（ｅａｓｙ−ｔｏ−ｄｉｓｐｅｒｓ）等級２０
０１、２０２０、２０５０、からのポリアクリラートからなる群から選択するこ
とができる、１種類以上の増粘剤を含んでなる。
ール、ジオール又はポリオール及びそれらのエーテル、好ましくはエタノール、
イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロール、エチレングリコール
、エチレングリコールモノエチルエーテルもしくはモノブチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル及び類似製品、並びに更に
、低炭素数のアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、１，２−プロ
パンジオール、グリセロール並びに、なかでも、好都合には、二酸化ケイ素、ケ
イ酸アルミニウム、多糖類又はそれらの誘導体、例えばヒアルロン酸、キサンタ
ンガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から、特に好都合には
、ポリアクリレート、好ましくはカーボポールの群、例えば、それぞれの場合に
個別の又は相互に組み合わせたカーボポール等級９８０、９８１、１３８２、２
９８４、５９８４又は更にＥＤＴ（ｅａｓｙ−ｔｏ−ｄｉｓｐｅｒｓ）等級２０
０１、２０２０、２０５０、からのポリアクリラートからなる群から選択するこ
とができる、１種類以上の増粘剤を含んでなる。
【００３５】 特に好都合な調製物はまた、抗酸化剤が添加剤又は有効成分として使用される
場合に得られる。本発明に従う調製物は好都合には、１種類以上の抗酸化剤を含
んでなる。好ましいが、場合により使用される抗酸化剤は、化粧品及び／又は皮
膚科学的用途に対して通常の又は適したすべての抗酸化剤であってよい。
場合に得られる。本発明に従う調製物は好都合には、１種類以上の抗酸化剤を含
んでなる。好ましいが、場合により使用される抗酸化剤は、化粧品及び／又は皮
膚科学的用途に対して通常の又は適したすべての抗酸化剤であってよい。
【００３６】 抗酸化剤は好都合には、非常に少量の許容投与量（例えばｐｍｏｌないしμｍ
ｏｌ／ｋｇ）における、アミノ酸（例えばグリシン、ヒスチジン、チロシン、ト
リプトファン）及びそれらの誘導体、イミダゾール（例えばウロカニン酸）及び
それらの誘導体、Ｄ，Ｌ−カルノシン、Ｄ−カルノシン、Ｌ−カルノシン及びそ
れらの誘導体（例えばアンセリン）のようなペプチド、カロテノイド、カロテン
（例えばα−カロテン、β−カロテン、Ψ−リコペン）及びそれらの誘導体、リ
ポ酸及びその誘導体（例えばジヒドロリポ酸）、アウロチオグルコース、プロピ
ルチオウラシル及びその他のチオール（例えばチオレドキシン、グルタチオン、
システイン、シスチン、シスタミン並びに、それらのグリコシル、Ｎ−アセチル
、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル及びラウリル、パルミトイル、オ
レイル、γ−リノレイル、コレステリル及びグリセリルエステル）及びそれらの
塩、チオジプロピオン酸ジラウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、チオジ
プロピオン酸及びその誘導体（エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオ
チド、ヌクレオシド及び塩）及びスルホキシイミン化合物（例えばブチオニン・
スルホキシイミン、ホモシステイン・スルホキシイミン、ブチオニン・スルホン
、ペンタ−、ヘキサ−、ヘプタチオニン・スルホキシイミン）、並びに、更に（
金属）キレート化剤（例えばα−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸
、ラクトフェリン）、α−ヒドロキシ酸（例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸）、
フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、ＥＤＴＡ、ＥＧＴ
Ａ及びそれらの誘導体、不飽和脂肪酸及びそれらの誘導体（例えばγ−リノレン
酸、リノール酸、オレイン酸）、葉酸及びその誘導体、ユビキノン及びユビキノ
ール及びそれらの誘導体、ビタミンＣ及び誘導体（例えばパルミチン酸アスコル
ビル、リン酸アスコルビルＭｇ、酢酸アスコルビル）、トコフェロール及び誘導
体（例えば酢酸ビタミンＥ）、ビタミンＡ及び誘導体（パルミチン酸ビタミンＡ
、）及びベンゾイン樹脂の安息香酸コニフェリル、ルチン酸及びその誘導体、フ
ェルラ酸及びその誘導体、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソ
ール、ノルジヒドログアヤク酸、ノルジヒドログアヤレチン酸、トリヒドロキシ
ブチロフェノン、尿酸及びその誘導体、マンノース及びその誘導体、亜鉛及びそ
の誘導体（例えばＺｎＯ、ＺｎＳＯ4）、セレン及びその誘導体（例えばセレノ メチオニン）、スチルベン及びそれらの誘導体（例えば酸化スチルベン、酸化ト
ランス−スチルベン）並びに、本発明に従って適した前記の有効物質の誘導体（
塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチド及び脂質
）からなる群から選択される。
ｏｌ／ｋｇ）における、アミノ酸（例えばグリシン、ヒスチジン、チロシン、ト
リプトファン）及びそれらの誘導体、イミダゾール（例えばウロカニン酸）及び
それらの誘導体、Ｄ，Ｌ−カルノシン、Ｄ−カルノシン、Ｌ−カルノシン及びそ
れらの誘導体（例えばアンセリン）のようなペプチド、カロテノイド、カロテン
（例えばα−カロテン、β−カロテン、Ψ−リコペン）及びそれらの誘導体、リ
ポ酸及びその誘導体（例えばジヒドロリポ酸）、アウロチオグルコース、プロピ
ルチオウラシル及びその他のチオール（例えばチオレドキシン、グルタチオン、
システイン、シスチン、シスタミン並びに、それらのグリコシル、Ｎ−アセチル
、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル及びラウリル、パルミトイル、オ
レイル、γ−リノレイル、コレステリル及びグリセリルエステル）及びそれらの
塩、チオジプロピオン酸ジラウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、チオジ
プロピオン酸及びその誘導体（エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオ
チド、ヌクレオシド及び塩）及びスルホキシイミン化合物（例えばブチオニン・
スルホキシイミン、ホモシステイン・スルホキシイミン、ブチオニン・スルホン
、ペンタ−、ヘキサ−、ヘプタチオニン・スルホキシイミン）、並びに、更に（
金属）キレート化剤（例えばα−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸
、ラクトフェリン）、α−ヒドロキシ酸（例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸）、
フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、ＥＤＴＡ、ＥＧＴ
Ａ及びそれらの誘導体、不飽和脂肪酸及びそれらの誘導体（例えばγ−リノレン
酸、リノール酸、オレイン酸）、葉酸及びその誘導体、ユビキノン及びユビキノ
ール及びそれらの誘導体、ビタミンＣ及び誘導体（例えばパルミチン酸アスコル
ビル、リン酸アスコルビルＭｇ、酢酸アスコルビル）、トコフェロール及び誘導
体（例えば酢酸ビタミンＥ）、ビタミンＡ及び誘導体（パルミチン酸ビタミンＡ
、）及びベンゾイン樹脂の安息香酸コニフェリル、ルチン酸及びその誘導体、フ
ェルラ酸及びその誘導体、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソ
ール、ノルジヒドログアヤク酸、ノルジヒドログアヤレチン酸、トリヒドロキシ
ブチロフェノン、尿酸及びその誘導体、マンノース及びその誘導体、亜鉛及びそ
の誘導体（例えばＺｎＯ、ＺｎＳＯ4）、セレン及びその誘導体（例えばセレノ メチオニン）、スチルベン及びそれらの誘導体（例えば酸化スチルベン、酸化ト
ランス−スチルベン）並びに、本発明に従って適した前記の有効物質の誘導体（
塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチド及び脂質
）からなる群から選択される。
【００３７】 本発明の目的のためには、油溶性の抗酸化剤を特に好都合に使用することがで
きる。
きる。
【００３８】 本発明の驚くべき特性は、本発明に従う調製物が皮膚中への化粧品又は皮膚科
学的有効成分のための非常に良好なビヒクルであり、その好ましい有効成分が、
酸化的ストレスに対して皮膚を防御することができる抗酸化剤であることである
。好ましい抗酸化剤はビタミンＥ及びその誘導体並びにビタミンＡ及びその誘導
体である。
学的有効成分のための非常に良好なビヒクルであり、その好ましい有効成分が、
酸化的ストレスに対して皮膚を防御することができる抗酸化剤であることである
。好ましい抗酸化剤はビタミンＥ及びその誘導体並びにビタミンＡ及びその誘導
体である。
【００３９】 調製物中の抗酸化剤（１種類以上の化合物）の量は好ましくは、調製物の総重
量に基づき０．００１ないし３０重量％、特に好ましくは０．０５〜２０重量％
、特には１〜１０重量％である。
量に基づき０．００１ないし３０重量％、特に好ましくは０．０５〜２０重量％
、特には１〜１０重量％である。
【００４０】 ビタミンＥ及び／又はその誘導体が抗酸化剤もしくは抗酸化剤類として使用さ
れる場合には、それらのそれぞれの濃度は好都合には、調製物の総重量に基づき
０．００１〜１０重量％の範囲から選択される。
れる場合には、それらのそれぞれの濃度は好都合には、調製物の総重量に基づき
０．００１〜１０重量％の範囲から選択される。
【００４１】 ビタミンＡもしくはビタミンＡ誘導体又はカロテンもしくはそれらの誘導体が
抗酸化剤もしくは抗酸化剤類として使用される場合には、それらのそれぞれの濃
度は好都合には、調製物の総重量に基づき０．００１〜１０重量％の範囲から選
択される。
抗酸化剤もしくは抗酸化剤類として使用される場合には、それらのそれぞれの濃
度は好都合には、調製物の総重量に基づき０．００１〜１０重量％の範囲から選
択される。
【００４２】 当業者はもちろん、化粧品調製物は大部分の場合、通常の補助剤及び添加剤な
しでは考えられないことを知っている。従って、本発明に従う化粧品及び皮膚科
学的調製物はまた、これらの調製物中に通常使用されるような化粧品補助剤、例
えば、増粘剤、安定剤、充填剤、保存剤、香料、気泡抑制剤、染料、着色効果を
もつ顔料、増粘剤、界面活性物質、乳化剤、皮膚軟化剤、加湿剤及び／又は保湿
剤、抗炎症物質、ビタミン又は蛋白質のような追加的有効成分、日焼け止め剤、
忌虫剤、殺バクテリヤ剤、殺ウィルス剤、水、塩、抗微生物剤、蛋白分解もしく
は角質溶解物質、医薬品あるいは、アルコール、ポリオール、ポリマー、気泡安
定剤、有機溶媒又は更に電解質のような、化粧品又は皮膚科学的調製物のその他
の通常の成分、を含んでなることができる。
しでは考えられないことを知っている。従って、本発明に従う化粧品及び皮膚科
学的調製物はまた、これらの調製物中に通常使用されるような化粧品補助剤、例
えば、増粘剤、安定剤、充填剤、保存剤、香料、気泡抑制剤、染料、着色効果を
もつ顔料、増粘剤、界面活性物質、乳化剤、皮膚軟化剤、加湿剤及び／又は保湿
剤、抗炎症物質、ビタミン又は蛋白質のような追加的有効成分、日焼け止め剤、
忌虫剤、殺バクテリヤ剤、殺ウィルス剤、水、塩、抗微生物剤、蛋白分解もしく
は角質溶解物質、医薬品あるいは、アルコール、ポリオール、ポリマー、気泡安
定剤、有機溶媒又は更に電解質のような、化粧品又は皮膚科学的調製物のその他
の通常の成分、を含んでなることができる。
【００４３】 後者は例えば、次のアニオン、塩化物、更に無機オキソ元素のアニオン、これ
らのうちでも特に、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩及びアルミン酸塩を含
む塩の群から選択することができる。有機アニオン、例えば乳酸塩、酢酸塩、安
息香酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、アミノ酸、エチレンジアミ
ン四酢酸及びその塩等に基づいた電解質もまた好都合である。塩の好ましいカチ
オンは、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、マグネシウム、鉄又は亜鉛イオンである。化粧品中には生理学的に許容でき
る電解質のみが使用されるべきであることは言うを待たない。塩化カリウム、塩
化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛及びそれらの混合物が特に好ましい
。
らのうちでも特に、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩及びアルミン酸塩を含
む塩の群から選択することができる。有機アニオン、例えば乳酸塩、酢酸塩、安
息香酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、アミノ酸、エチレンジアミ
ン四酢酸及びその塩等に基づいた電解質もまた好都合である。塩の好ましいカチ
オンは、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、マグネシウム、鉄又は亜鉛イオンである。化粧品中には生理学的に許容でき
る電解質のみが使用されるべきであることは言うを待たない。塩化カリウム、塩
化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛及びそれらの混合物が特に好ましい
。
【００４４】 医薬品調製物の調製には必要な変更を加えて対応する条件が適用される。
【００４５】 本発明に従うＯ／Ｗエマルションは化粧品又は皮膚科学的調製物の基剤として
使用することができる。後者は、通常の組成をもち、例えば皮膚及び／又は毛髪
のトリートメント及び手入れのために、口唇手入れ用製品として、消臭製品とし
てそして装飾化粧品におけるメークアップもしくはメークアップ除去剤として、
あるいは日焼け止め調製物として使用することができる。使用のためには、本発
明に従う化粧品及び皮膚科学的調製物は化粧品又は皮膚科学的組成物に対する通
常の方法で十分量を皮膚及び／又は毛髪に適用される。
使用することができる。後者は、通常の組成をもち、例えば皮膚及び／又は毛髪
のトリートメント及び手入れのために、口唇手入れ用製品として、消臭製品とし
てそして装飾化粧品におけるメークアップもしくはメークアップ除去剤として、
あるいは日焼け止め調製物として使用することができる。使用のためには、本発
明に従う化粧品及び皮膚科学的調製物は化粧品又は皮膚科学的組成物に対する通
常の方法で十分量を皮膚及び／又は毛髪に適用される。
【００４６】 従って、本発明の目的のための化粧品又は局所用皮膚科学的組成物は、それら
の組成に応じて、例えば、皮膚保護クリーム、クレンジング乳液、日焼け止めロ
ーション、栄養クリーム、デイクリームもしくはナイトクリーム、等として使用
することができる。幾つかの場合には、本発明に従う組成物を、製薬学的調製物
のための基剤として使用することができ、好都合である。
の組成に応じて、例えば、皮膚保護クリーム、クレンジング乳液、日焼け止めロ
ーション、栄養クリーム、デイクリームもしくはナイトクリーム、等として使用
することができる。幾つかの場合には、本発明に従う組成物を、製薬学的調製物
のための基剤として使用することができ、好都合である。
【００４７】 本発明に従う、低粘度の化粧品又は皮膚科学的組成物は例えば、エアゾール容
器、スクイーズ可能のびんから又はポンプ装置により噴霧することができる調製
物の形態、ロールオン装置により適用することができる液体組成物の形態、しか
しまた、通常のびん及び容器から適用することができるエマルションの形態にす
ることができる。
器、スクイーズ可能のびんから又はポンプ装置により噴霧することができる調製
物の形態、ロールオン装置により適用することができる液体組成物の形態、しか
しまた、通常のびん及び容器から適用することができるエマルションの形態にす
ることができる。
【００４８】 本発明の目的のための、エアゾール容器から噴霧することができる化粧品又は
皮膚科学的調製物に適した噴射剤は、単独でも相互の混合物としても使用するこ
とができる、通常知られた、容易に揮発性の、液化噴射剤、例えば炭化水素（プ
ロパン、ブタン、イソブタン）である。圧縮空気もまた好都合に使用される。
皮膚科学的調製物に適した噴射剤は、単独でも相互の混合物としても使用するこ
とができる、通常知られた、容易に揮発性の、液化噴射剤、例えば炭化水素（プ
ロパン、ブタン、イソブタン）である。圧縮空気もまた好都合に使用される。
【００４９】 当業者はもちろん、原則的にはエアゾール調製物の形態において本発明の実用
に適するであろうが、環境又はその他の付随する状況に対する許容できない影響
のために回避されなければならない、それら自体無毒の噴射物、なかでもフッ化
炭化水素及びクロロフルオロ炭素（ＣＦＣ）が存在することは知っている。
に適するであろうが、環境又はその他の付随する状況に対する許容できない影響
のために回避されなければならない、それら自体無毒の噴射物、なかでもフッ化
炭化水素及びクロロフルオロ炭素（ＣＦＣ）が存在することは知っている。
【００５０】 日焼け止め剤の形態で存在する化粧品及び皮膚科学的調製物もまた好ましい。
本発明に従う有効成分の組み合わせ物と同様に、これらは更に、好ましくは、少
なくとも１種類のＵＶ−Ａフィルター物質及び／又は少なくとも１種類のＵＶ−
Ｂフィルター物質及び／又は少なくとも１種類の無機顔料を含んでなる。
本発明に従う有効成分の組み合わせ物と同様に、これらは更に、好ましくは、少
なくとも１種類のＵＶ−Ａフィルター物質及び／又は少なくとも１種類のＵＶ−
Ｂフィルター物質及び／又は少なくとも１種類の無機顔料を含んでなる。
【００５１】 しかし本発明の目的のためには、その主要な目的が日光に対する遮蔽ではない
がしかしＵＶ遮蔽剤を含む化粧品及び皮膚科学的調製物を提供することも好都合
である。このため例えば、ＵＶ−Ａ又はＵＶ−Ｂフィルター物質が通常、デイク
リーム中に取り入れられている。
がしかしＵＶ遮蔽剤を含む化粧品及び皮膚科学的調製物を提供することも好都合
である。このため例えば、ＵＶ−Ａ又はＵＶ−Ｂフィルター物質が通常、デイク
リーム中に取り入れられている。
【００５２】 ＵＶ遮蔽剤は、抗酸化剤及び、所望の場合には保存剤のようにまた、劣化に対
して調製物自体を有効に保護する。
して調製物自体を有効に保護する。
【００５３】 本発明に従う調製物は好都合には更に、ＵＶ−Ｂ領域のＵＶ光線を吸収する物
質を含んでなることができ、フィルター物質の総量は、全領域の紫外線から毛髪
及び／又は皮膚を遮蔽する化粧品調製物を提供するためには例えば、該調製物の
総重量の０．１重量％ないし３０重量％、好ましくは０．５ないし１０重量％、
特には１．０ないし６．０重量％である。それらはまた、毛髪又は皮膚のための
日焼け止め剤としても使用することができる。
質を含んでなることができ、フィルター物質の総量は、全領域の紫外線から毛髪
及び／又は皮膚を遮蔽する化粧品調製物を提供するためには例えば、該調製物の
総重量の０．１重量％ないし３０重量％、好ましくは０．５ないし１０重量％、
特には１．０ないし６．０重量％である。それらはまた、毛髪又は皮膚のための
日焼け止め剤としても使用することができる。
【００５４】 本発明に従うエマルションがＵＶ−Ｂフィルター物質を含む場合は、後者は油
溶性でも水溶性でもよい。本発明に従って好都合な油溶性ＵＶ−Ｂフィルターの
例は、 − ３−ベンジリデンカンファー誘導体、好ましくは ３−（４−メチルベンジリデン）カンファー、 ３−ベンジリデンカンファー、 − ４−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは ４−（ジメチルアミノ）安息香酸２−エチルヘキシル、 ４−（ジメチルアミノ）安息香酸アミル、 − ケイ皮酸のエステル、好ましくは ４−メトキシケイ皮酸２−エチルヘキシル、 ４−メトキシケイ皮酸イソペンチル、 − サリチル酸のエステル、好ましくは サリチル酸２−エチルヘキシル、 サリチル酸４−イソプロピルベンジル、 サリチル酸ホモメンチル、 − ベンゾフェノンの誘導体、好ましくは ２−ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン、 ２−ヒドロキシ−４−メトキシ−４’−メチルベンゾフェノン、 ２，２’−ジヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン、 − ベンザルマロン酸のエステル、好ましくは ４−メトキシベンザルマロン酸ジ（２−エチルヘキシル）、 − １，３，５−トリアジンの誘導体、好ましくは ２，４，６−トリアニリノ（ｐ−カルボ−２’−エチル−１’−ヘキシルオ キシ）−１，３，５−トリアジン である。
溶性でも水溶性でもよい。本発明に従って好都合な油溶性ＵＶ−Ｂフィルターの
例は、 − ３−ベンジリデンカンファー誘導体、好ましくは ３−（４−メチルベンジリデン）カンファー、 ３−ベンジリデンカンファー、 − ４−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは ４−（ジメチルアミノ）安息香酸２−エチルヘキシル、 ４−（ジメチルアミノ）安息香酸アミル、 − ケイ皮酸のエステル、好ましくは ４−メトキシケイ皮酸２−エチルヘキシル、 ４−メトキシケイ皮酸イソペンチル、 − サリチル酸のエステル、好ましくは サリチル酸２−エチルヘキシル、 サリチル酸４−イソプロピルベンジル、 サリチル酸ホモメンチル、 − ベンゾフェノンの誘導体、好ましくは ２−ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン、 ２−ヒドロキシ−４−メトキシ−４’−メチルベンゾフェノン、 ２，２’−ジヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン、 − ベンザルマロン酸のエステル、好ましくは ４−メトキシベンザルマロン酸ジ（２−エチルヘキシル）、 − １，３，５−トリアジンの誘導体、好ましくは ２，４，６−トリアニリノ（ｐ−カルボ−２’−エチル−１’−ヘキシルオ キシ）−１，３，５−トリアジン である。
【００５５】 本発明に従う、有効成分の組み合わせ物と組み合わせて使用することができる
前記のＵＶ−Ｂフィルターのリストはもちろん制限する意図をもつものでない。
前記のＵＶ−Ｂフィルターのリストはもちろん制限する意図をもつものでない。
【００５６】 本発明に従う脂質分散物を、化粧品調製物中にこれまで習慣的に含まれてきた
ＵＶ−Ａフィルターとともに調製することもまた好都合の可能性がある。これら
の物質は好ましくは、ジベンゾイルメタンの誘導体、なかでも１−（４’−ｔｅ
ｒｔ−ブチルフェニル）−３−（４’−メトキシフェニル）プロパン−１，３−
ジオン及び１−フェニル−３−（４’−イソプロピルフェニル）−プロパン−１
，３−ジオンである。
ＵＶ−Ａフィルターとともに調製することもまた好都合の可能性がある。これら
の物質は好ましくは、ジベンゾイルメタンの誘導体、なかでも１−（４’−ｔｅ
ｒｔ−ブチルフェニル）−３−（４’−メトキシフェニル）プロパン−１，３−
ジオン及び１−フェニル−３−（４’−イソプロピルフェニル）−プロパン−１
，３−ジオンである。
【００５７】 本発明に従う化粧品及び皮膚科学的調製物はまた、ＵＶ光線に対して皮膚を遮
蔽するために化粧品中に通常使用される無機顔料を含んでなることができる。こ
れらはチタン、亜鉛、鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウム、セ
リウムの酸化物及びそれらの混合物並びに、酸化物がその中で活性剤であるよう
な誘導体である。特に好ましいものは、二酸化チタンに基づいた顔料である。
蔽するために化粧品中に通常使用される無機顔料を含んでなることができる。こ
れらはチタン、亜鉛、鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウム、セ
リウムの酸化物及びそれらの混合物並びに、酸化物がその中で活性剤であるよう
な誘導体である。特に好ましいものは、二酸化チタンに基づいた顔料である。
【００５８】 使用することができる更なる成分は、 − 脂肪、ワックス並びにその他の天然及び合成脂肪物質、好ましくは低炭素数
のアルコールとの、例えばイソプロパノール、プロピレングリコール又はグリセ
ロールとの脂肪酸のエステル、あるいは低炭素数のアルカン酸と又は脂肪酸との
脂肪アルコールのエステル、 − 低炭素数のアルコール、ジオール又はポリオール、及びそれらのエーテル、
好ましくはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロー
ル、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルもしくはモノブチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル及び類似製
品、 である。
のアルコールとの、例えばイソプロパノール、プロピレングリコール又はグリセ
ロールとの脂肪酸のエステル、あるいは低炭素数のアルカン酸と又は脂肪酸との
脂肪アルコールのエステル、 − 低炭素数のアルコール、ジオール又はポリオール、及びそれらのエーテル、
好ましくはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロー
ル、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルもしくはモノブチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル及び類似製
品、 である。
【００５９】 次の実施例は本発明を制約することなしに、具体的に示す役目をもつ。実施例
中の数値はそれぞれの調製物の総重量に基づいた重量百分率を表す。
中の数値はそれぞれの調製物の総重量に基づいた重量百分率を表す。
【００６０】
【実施例】 （実施例１） Ｏ／Ｗエマルション 重量％ ステアリン酸クエン酸グリセリル ３．００ ステアリルアルコール １．００ オクチルドデカノール １．００ カプリル酸／カプリン酸トリグリセリド １．００ ジカプリリルエーテル １．００ カーボマー ０．１５ グリセロール ３．００ 香料、保存剤、ＮａＯＨ、染料、抗酸化剤等 適量 水 全１００．００ 調整されたｐＨ ５．５ （実施例２） Ｏ／Ｗエマルション 重量％ ステアリン酸クエン酸グリセリル ３．００ ステアリルアルコール １．００ オクチルドデカノール ０．２５ カプリル酸／カプリン酸トリグリセリド ０．２５ ジカプリリルエーテル ０．２５ カーボマー ０．１５ グリセロール ３．００ 香料、保存剤、ＮａＯＨ、染料、抗酸化剤等 適量 水 全１００．００ 調整されたｐＨ ５．５ （実施例３） Ｏ／Ｗエマルション 重量％ ステアリン酸クエン酸グリセリル ３．００ ベヘニルアルコール １．００ ジメチコン １．５０ シクロメチコン １．５０ カーボマー ０．１５ グリセロール ６．００ 香料、保存剤、ＮａＯＨ、染料、抗酸化剤等 適量 水 全１００．００ 調整されたｐＨ ５．５ （実施例４） Ｏ／Ｗエマルション 重量％ ステアリン酸クエン酸グリセリル ３．００ ステアリルアルコール １．００ オクチルドデカノール ０．２５ カプリル酸／カプリン酸トリグリセリド ０．２５ ジカプリリルエーテル ０．２５ ジメチコン ０．５０ カーボマー ０．１５ グリセロール ３．００ コハク酸オクテニルデンプンアルミニウム ０．５０ タルク ０．５０ ベントナイト ０．５０ 香料、保存剤、ＮａＯＨ、染料、抗酸化剤等 適量 水 全１００．００ 調整されたｐＨ ５．５ （実施例５） Ｏ／Ｗエマルション 重量％ ステアリン酸クエン酸グリセリル ３．００ セチルアルコール １．００ スクアラン １．００ ジョジョバ油 １．００ 流動パラフィン １．００ カーボマー ０．１０ グリセロール ３．００ セリン ０．５０ 酢酸トコフェロール １．００ カーボマー ０．１０ キサンタンゴム ０．１０ 香料、保存剤、ＮａＯＨ、染料、抗酸化剤等 適量 水 全１００．００ 調整されたｐＨ ６．０ （実施例６） Ｏ／Ｗエマルション 重量％ ステアリン酸クエン酸グリセリル ３．００ セチルアルコール ０．５０ オクチルドデカノール ０．４０ カプリル酸／カプリン酸トリグリセリド ０．４０ ジカプリリルエーテル ０．４０ カーボマー ０．１０ グリセロール ３．００ セリン ０．５０ 香料、保存剤、ＮａＯＨ、染料、抗酸化剤等 適量 水 全１００．００ 調整されたｐＨ ５．５ （実施例７） エマルションメークアップ 実施例％ ステアリン酸クエン酸グリセリル ３．００ ステアリルアルコール １．００ ジメチコン ０．５０ グリセロール １．５０ １，３−ブチレングリコール １．５０ ケイ酸マグネシウム １．００ 雲母 １．００ 酸化鉄 １．００ 二酸化チタン ２．５０ タルク ５．００ カーボマー ０．１５ 香料、保存剤、ＮａＯＨ、染料、抗酸化剤等 適量 水 全１００．００ 調整されたｐＨ ５．５ （実施例８） Ｏ／Ｗエマルション 実施例％ ステアリン酸クエン酸グリセリル ３．００ ステアリルアルコール １．００ オクチルドデカノール ０．２５ カプリル酸／カプリン酸トリグリセリド ０．２５ ジカプリリルエーテル ０．２５ メトキシケイ皮酸オクチル ４．００ ベンゾフェノン−３ ３．００ サリチル酸オクチル ３．００ カーボマー ０．１５ グリセロール ３．００ 香料、保存剤、ＮａＯＨ、染料、抗酸化剤等 適量 水 全１００．００ 調整されたｐＨ ５．５ （実施例９） Ｏ／Ｗエマルション 実施例％ ステアリン酸クエン酸グリセリル ３．００ ステアリルアルコール １．００ オクチルドデカノール ０．５０ カプリル酸／カプリン酸トリグリセリド ０．５０ ジカプリリルエーテル ０．５０ リン酸二デンプン １．００ エタノール １０．００ カーボマー ０．１５ グリセロール ３．００ 香料、保存剤、ＮａＯＨ、染料、抗酸化剤等 適量 水 全１００．００ 調整されたｐＨ ５．５ （実施例１０） 乳化剤ゲル 重量％ ステアリン酸クエン酸グリセリル ３．００ ステアリルアルコール １．００ エタノール ２．００ コハク酸オクテニルデンプンアルミニウム ０．２５ タルク ０．２５ タピオカデンプン ０．２５ カーボマー ０．１５ グリセロール ３．００ 香料、保存剤、ＮａＯＨ 染料、抗酸化剤等 適量 水 全１００．００ 調整されたｐＨ ５．５
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ６１Ｋ 47/10 Ａ６１Ｋ 47/10 47/14 47/14 (72)発明者 ハマー，グンヒルト ドイツ・デー−20251ハンブルク・ケゲル ホフシユトラーセ25 (72)発明者 シユナイダー，ギユンター ドイツ・デー−22607ハンブルク・アデイ ケスシユトラーセ33 Ｆターム(参考） 4C076 AA17 DD37 DD39 DD41 DD46 DD64 FF36 4C083 AA122 AB051 AB232 AB242 AB372 AB432 AB442 AC022 AC071 AC072 AC092 AC122 AC172 AC342 AC421 AC422 AC472 AC582 AD092 AD162 AD242 AD352 AD662 BB13 CC05 CC11 DD33 EE06 EE07 FF01
Claims (8)
- 【請求項１】 （Ｉ） 飽和脂肪酸のモノグリセリド及び／又はジグリセリ
ドのクエン酸との部分的中和エステルの１種以上、 （II） １２ないし４０個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコール
の群から選択される１種類以上の脂肪アルコール、 （III） 水相、 （IV） 調製物の総重量に基づき０ないし１０重量％の脂質相、 （ここで、（Ｉ）及び（II）からの成分の合計：（IV）の重量比が２０：１ない
し１：５の範囲から選択される） を含んでなる、低粘度の化粧品又は皮膚科学的調製物。 - 【請求項２】 低粘度の調製物、なかでもＯ／Ｗエマルションの調製のため
の、 （Ｉ） 飽和脂肪酸のモノグリセリド及び／又はジグリセリドのクエン酸との部
分的中和エステルの１種以上、 （II） １２ないし４０個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルアルコール
の群から選択される１種類以上の脂肪アルコール、 （III） 水相、 （IV） 調製物の総重量に基づき０ないし１０重量％の脂質相、 （ここで、（Ｉ）及び（II）からの成分の合計：（IV）の重量比が２０：１ない
し１：５の範囲から選択される） の使用。 - 【請求項３】 選択された、飽和脂肪酸のモノグリセリド及び／又はジグリ
セリドのクエン酸との部分的中和エステルがステアリン酸クエン酸グリセリルで
あることを特徴とする、請求項１記載の調製物又は請求項２記載の使用。 - 【請求項４】 選択された脂肪アルコールがセチルステアリルアルコールで
あることを特徴とする、請求項１記載の調製物又は請求項２記載の使用。 - 【請求項５】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中の、飽和脂肪酸のモノグ
リセリド及び／又はジグリセリドのクエン酸との部分的中和エステルの１種以上
の合計量が、調製物の総重量に基づき０．１〜１０．０重量％、好ましくは０．
５〜６．０重量％の範囲から選択されることを特徴とする、請求項１記載の調製
物又は請求項２記載の使用。 - 【請求項６】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中に本発明に従って使用さ
れた１種類以上の脂肪アルコールの合計量が、調製物の総重量に基づき０．１〜
１０．０重量％、好ましくは０．５〜６．０重量％の範囲から選択されることを
特徴とする、請求項１記載の調製物又は請求項２記載の使用。 - 【請求項７】 一方の、飽和脂肪酸のモノグリセリド及び／又はジグリセリ
ドのクエン酸との部分的中和エステルの１種以上と、他方の、脂肪アルコールと
の重量比が１０：１ないし１：１０、好ましくは２：１ないし１：２の範囲から
、特に好ましくは約１：１に選択されることを特徴とする、請求項１記載の調製
物又は請求項２記載の使用。 - 【請求項８】 油相に対する、飽和脂肪酸のモノグリセリド及び／又はジグ
リセリドのクエン酸との部分的中和エステル及び脂肪アルコールの成分の合計、
の重量比が、２０：１ないし１：５の範囲から、好都合には２０：１ないし１：
２の範囲から、特に好ましくは約１：１に選択されることを特徴とする、請求項
１記載の調製物又は請求項２記載の使用。
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