JP2002502866A - 脂質含量の低下した化粧品又は皮膚科学的油/水エマルション - Google Patents

脂質含量の低下した化粧品又は皮膚科学的油/水エマルション

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JP2002502866A JP2000531143A JP2000531143A JP2002502866A JP 2002502866 A JP2002502866 A JP 2002502866A JP 2000531143 A JP2000531143 A JP 2000531143A JP 2000531143 A JP2000531143 A JP 2000531143A JP 2002502866 A JP2002502866 A JP 2002502866A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(I)(Ia)アルキルグルコシド及び(Ib)1種類以上の脂肪酸エステルでエステル化された二糖、の群から選択される1種類以上の界面活性物質、(II)(IIa)飽和又は不飽和脂肪酸のグリセロールエステル、(IIb)飽和又は不飽和脂肪酸のグリコールエステル及び(IIc)12個と40個の間の炭素原子を伴う分枝及び非分枝アルキルアルコールの群から選択される1種類以上の脂肪アルコール、の群から選択される1種類以上の界面活性物質、(III)水相、並びに(IV)調製物の総重量に対して0重量%と5重量%の間の脂質相、を含む化粧品又は皮膚科学的調製物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、化粧品及び皮膚科学的調製物、なかでも水中油型のもの、それらの
調製法並びに化粧品及び医薬品の目的に対するそれらの使用に関する。
【0002】 ヒトの皮膚は人間の最大の器官であり、数々の生命機能を実施する。それは、
成人において約2m2の平均面積を有するので、保護及び感覚器官として主要な 役割を有する。本器官の目的は機械的、熱的、化学線的、化学的及び生物学的刺
激を伝達し、防ぐことである。更にそれは、ヒトの代謝における調節及び標的器
官として重要な役割を有する。
【0003】 化粧品学的意味における皮膚の手入れの主要な目的は、環境の影響(例えば汚
れ、化合物、微生物)に対するそして内因性物質(例えば水、生来の脂肪、電解
質)の喪失に対するバリヤーとしての皮膚の元来の機能を強化又は再生すること
、並びにまた、損傷が発生したその角質層の生来の再生能を補助すること、であ
る。
【0004】 皮膚のバリヤー性が損傷されると、毒性又はアレルギー性物質の増加した再吸
収又は微生物による感染が起こり、毒性又はアレルギー性皮膚反応に導く可能性
がある。
【0005】 皮膚の手入れのもう一つの目的は、日常の洗浄によりもたらされる皮脂及び水
分の、皮膚による喪失を補うことである。これは特に、生来の再生能が不適切な
場合に重要である。更に、皮膚の手入れ用製品は環境の影響、なかでも日光及び
風を遮蔽し、皮膚の老化を遅らせなければならない。
【0006】 医薬品の局所用組成物は通常、有効濃度の1種類以上の医薬品を含んでなる。
簡略化のために、化粧品及び医薬品の用途及び対応する製品の間を明確に区別す
るために、ドイツ連邦共和国の法令(例えば化粧品指針、食糧及び薬剤条例)が
参照されている。
【0007】 エマルションの語は概括的に、通常、相と称される、相互に非混和性又はごく
限られた程度に混和性の2種類の液体からなる不均一系を意味する。エマルショ
ン中では、2種類の液体の一方が他方の液体中に非常に微細な液滴の形態で分散
されている。
【0008】 2種類の液体が水及び油であり、油滴が水中に非常に微細に分散されている場
合、これは水中油エマルション(O/Wエマルション、例えば牛乳)である。O
/Wエマルションの基本的性質は水により決定される。油中水エマルション(W
/Oエマルション、例えばバター)の場合には、その原理は反対で、ここでは基
本的構造は油により決定される。
【0009】 当業者はもちろん、化粧品又は皮膚科学的用途に対する安定なO/W調製物を
、例えば、室温から皮膚温の範囲内で塗布することができるクリーム及び軟膏の
形態で、又は、この温度範囲では流動性である可能性がより大きいローション及
び乳剤として調製する多数の方法を知っている。
【0010】 本発明の目的は、非常に低い脂質を含み、従来の当該技術分野の欠点をもたな
い調製物を提供することであった。
【0011】 化粧品のゲルは消費者の間で非常に高い人気を博している。それらは大部分透
明で、しばしば着色されているかあるいは、同様にしばしば無色透明でなので、
それらの幾つかは機能的な特徴をもち、他方、その幾つかは単に外観を改善する
ために使用される、付加的なデザインの機会を化粧品の開発業者に提供する。従
って、例えば、取り込まれた色素顔料、気泡等、又は代替的にはより大きな物体
をも使用して製品(その場合には通常、透明な包装物に入れて観察者に提供され
る)に興味深い視覚的効果を与えることができる。
【0012】 これらの物体はゲル調製物中で定常的に留まり、そして、特に、それら自体で
裸眼で識別可能であろうと、顕微鏡的次元で存在しようと、興味深く配列され−
例えば人工的に製造された着色渦巻きの形態に−取り込まれた物体(類)が目に
見える形態を形成することが望まれる場合は、底部に沈澱しないか又は調製物中
でどんな他の形態にも望ましくないようには移行しないことが望ましい。
【0013】 液体はそれらの流動及び変形動態によりそれらのレオロジー特性により特徴つ
けることができる。外力の結果として、理想的に弾性な物体は、外力が除去され
ると自然にそして完全に可逆性の弾性変形を蒙る。理想的に粘性の物体の形態は
外力の結果として不可逆的に変形される。増加していく変形を流動と呼ぶ。大部
分の液体は理想的に粘性でも理想的に弾性でもなく、粘性及び弾性両方の特性を
示すので、粘弾性物質と呼ばれる。
【0014】 大部分の粘弾性溶液中においては、分散粒子又は気泡が常に、それぞれ沈降又
は上昇するであろう。それらは一定の構造的緩和時間を有する。これは、これら
の系の網目が対応するせんだん応力による変形に反応することを意味する。しか
し、これは一定時間内にゼロに緩和するので、全溶液はひずみなしに安定な定常
状態に戻る。これはまた、これらの溶液が規定されたゼロ−せんだん粘性を有し
、従って低いせんだん率で一定の粘性に達することを意味する。
【0015】 しかし、これらの系に対して、分散粒子又は気泡が沈降しない系も存在する。
これらの系は特徴的値より上でのみ流動することに注目される。この値は降伏価
と呼ばれる。これらの系のレオロジー性のより詳細な観察により、貯蔵弾性率は
全周波数域上で振動周波数から独立しており、常に損失弾性率より有意に大きい
ことが示される。
【0016】 対照的に、複素粘性率は最低の周波数においてすら一定値に達せず、増加し続
ける。
【0017】 カルボポールゲルは多数のカルボキシル基を有する架橋アクリル酸ポリマーで
ある。溶解形態において、これらの構造物は水と結合する。それらの静電反発の
結果としてカルボキシル基の中和が膨張をもたらし、従ってポリマー鎖の膨潤を
もたらす。この状態においてカーボポールゲルは例えば降伏価の確立のようなそ
れらの典型的なレオロジー特性を達成する。界面活性剤の内容を処理されると、
対応する調製物の処方(formulation)がその降伏価に早急に達することは不都 合である。
【0018】 驚くべきことには、これらの目的は、 (I)(Ia) アルキルグルコシド、 (Ib) 1種類以上の脂肪酸残基でエステル化された二糖類、 の群から選択される1種類以上の界面活性物質、 (II)(IIa) 飽和又は不飽和脂肪酸のグリセロールエスエル、 (IIb) 飽和又は不飽和脂肪酸のグリコールエステル、 (IIc) 12ないし40個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルア ルコールの群から選択される1種類以上の脂肪アルコール、 の群から選択される1種類以上の界面活性物質、 (III) 水相、 (IV) 調製物の総重量の0ないし5重量%の脂質相、 を含んでなる化粧品又は皮膚科学的調製物により達成される。
【0019】 従って、本発明に従う調製物が、従来の当該技術分野の調製物よりも、 − 水分付与調製物としてより有効であり、 − 調製するのがより容易であり、 − 皮膚を滑らかさを促進するのにより有効であり、 − より良い手入れ効果を特徴としてもち、 − 化粧品及び医薬−皮膚科学的活性成分に対するより有効なビヒクルであり、
− 例えば皮膚上での分散性又は皮膚中への吸収のようなより良い触感性をもち
、 − 油及び水相への分離に対し、より高い安定性をもち、そして − より良い生体適合性を示すであろう、 ことが当業者により予測されなかった。
【0020】 本発明は更に、化粧品又は皮膚科学的調製物、なかでもO/Wエマルションの
調製のための、 (I)(Ia) アルキルグルコシド、 (Ib) 1種類以上の脂肪酸残基でエステル化された二糖 の群から選択される1種類以上の界面活性物質、 (II)(IIa) 飽和又は不飽和脂肪酸のグリセロールエスエル、 (IIb) 飽和又は不飽和脂肪酸のグリコールエステル、 (IIc) 12ないし40個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルア ルコールの群から選択される1種類以上の脂肪アルコール、 の群から選択される1種類以上の界面活性物質、 (III) 水相、 (IV) 調製物の総重量の0ないし5重量%の脂質相、 の使用法に関する。
【0021】 本発明に従って得られる調製物の脂質含量は好都合には、0重量%ないし5重
量%に変動することができ、同等に好ましい結果が達成される。脂質が存在しな
い場合には、その系はエマルションではなく、最も適当には乳化ゲルと呼ばれる
系である。
【0022】 本発明に従う調製物は低い脂質含量を特徴としてもつか、又は脂質を含まない
可能性もある。
【0023】 本発明に従って好都合な成分を使用することにより、皮膚上に軽い、脂ぎらな
い感じを特徴としてもち、粘つきが少なく、しかし良好な皮膚手入れ性能を示す
ゲルを調製することも可能である。少量の(<5%)様々な通常の脂質をこれら
のゲルに添加することができ、その結果、それらの触感は微妙に差異が生ずる。
【0024】 好ましくは、本発明に従う調製物は3重量%までの脂質相を含んでなり、その
場合はO/Wエマルションである。本発明に従う調製物は特に好都合には、それ
ぞれ調製物の総重量の2.5重量%までの脂質相を含んでなる。
【0025】 アルキルグルコシドは好ましくは、構造式
【0026】
【化3】
【0027】 [式中、Rは4ないし24個の炭素原子をもつ分枝又は非分枝アルキル基であり
【0028】
【外2】
【0029】 により特徴付けられる、アルキルグルコシドの群から選択される。
【0030】 Rは好都合には、非分枝アルキル基の群から選択され、ミリスチル基、セチル
基、ステアリル基、エイコシル基、アラキジル基及びベヘニル基が好ましい。
【0031】 本発明に従って使用されるアルキルグルコシドは例えば、ドイツ特許公開第4
0 40 655号及びその他の明細書に記載の方法により得ることができる。
それらは様々な製造業者から市販されている。
【0032】 本発明により請求されるアルキルグルコシドは例えば、Emulgade P
L68/50(Henkel)、Tego Care SG 90(Golds
chmidt)、セチルステアリルグルコシド+セチルステアリルアルコールを
含んでなるMontanov 68(Seppic)、Montanov 82
(Seppic)セチルステアリルアルコール+ココイルグルコシド、Mont
anov 202(Seppic)アラキジルグルコシド+アラキジルアルコー
ル+ベヘニルアルコールである。
【0033】 例えば、ステアリルグルコシド及びセチルグルコシドの混合物を使用すること
が好都合である。これらの混合物は例えば、Th.Goldschmidt K
GからTego(R) Care SG 90の商品名で市販されている。
【0034】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中の本発明に従って使用される1種類以上の
アルキルグルコシドの総量は好都合には、調製物の総重量の0.1〜10.0重
量%、好ましくは0.5〜6.0重量%の範囲から選択される。
【0035】 本発明に従う好ましい糖エステルは、モノエステル化又は完全にエステル化さ
れた脂肪酸とスクロースのエステルであり、それを含んでなる化粧品材料として
市販されている。
【0036】 スクロースは次の特徴的構造
【0037】
【化4】
【0038】 をもつ。本発明に従って好都合に使用することができるそのエステルは構造、
【0039】
【化5】
【0040】 [式中、R1〜R8は好都合には、相互に独立して、水素原子及び、1〜24個の
炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルカノイル基の群から選択することができる]
により特徴付けられる。なかでも、R1〜R8の基のうちの7個までが水素原子で
、R1〜R8の基のうちの1ないし8個が8〜20個の炭素原子をもつ分枝及び非
分枝アルカノイル基、これらのうちでも、なかでもラウロイル基及びミリストイ
ル基の群から選択される場合は好都合である。
【0041】 スクロースと脂肪酸の糖エステルは例えば、Grillo Cosmetic
s[例えばGrilloten LSE 65 K(スクロースとココナツ脂肪
酸のエステル)、Grilloten LSE 65 K soft(スクロー
スとココナツ脂肪酸のエステル)、Grilloten LSE 87 K(ス
クロースとココナツ脂肪酸のエステル)、Grilloten LSE 87
K soft(スクロースとココナツ脂肪酸のエステル)又はGrillote
n PSE 141 G(スクロースとパルミチン酸/ステアリン酸のエステル
)]、Stearinerie Dubois[例えば、Distearate
de Saccharose(ジステアリン酸スクロース)、Palmita
te de Saccharose(パルミチン酸スクロース)]、Siste
rna[例えば、Sisterna SP 70 C(パルミチン酸/ステアリ
ン酸スクロース]、Sisterna SP 50 C(パルミチン酸/ステア
リン酸スクロース)、Sisterna SP 30 C(パルミチン酸/ステ
アリン酸スクロース)、Sisterna SP 10 C(パルミチン酸/ス
テアリン酸スクロース)、Sisterna SP 01 C(ジステアリン酸
スクロース)又はSisterna L 70 C(ラウリン酸スクロース)]
、及びMitsubishi Kagaku Foods Corporati
on[例えばRyoto Sugar Ester L 1695(ラウリン酸
スクロース)、Ryoto Sugar Ester M 1695(ミリスチ
ン酸スクロース)、Ryoto Sugar Ester M 595(モノ−
,ジ−及びトリミリスチン酸スクロースの混合物)、Ryoto Sugar
Ester P 1570(パルミチン酸スクロース)、Ryoto Suga
r Ester S−570(ジステアリン酸スクロース)、Ryoto Su
gar Ester S−370(トリステアリン酸スクロース)、Ryoto
Sugar Ester S−270(テトラステアリン酸スクロース)、R
yoto Sugar Ester S−170(ペンタステアリン酸スクロー
ス)、Ryoto Sugar S−1170(モノ−、ジ−及びトリステアリ
ン酸スクロースの混合物)]である。
【0042】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中に本発明に従って使用される1種類以上の
スクロースエステルの総量は好都合には、調製物の総重量の0.1〜10.0重
量%、好ましくは0.5〜6.0重量%の範囲から選択される。
【0043】 飽和又は不飽和脂肪酸のグリセロールエステルは好都合には、平均で、8〜3
0個の炭素原子をもつ一塩基脂肪酸のグリセリルモノエステルの群から選択する
ことができる。羊毛ワックス酸のグリセロールエステルの群から又はパルミチン
酸もしくはステアリン酸のグリセロールエステルの群から選択されるグリセロー
ルエステルを使用することが特に好都合である。
【0044】 羊毛ワックス酸のグリセロールエステル及びW/O乳化剤としてのそれらの使
用法はそれら自体は既知である。ドイツ特許第20 23 786号明細書はこ
のようなグリセロールエステル、それらの調製法及びそれらの使用法につき記載
している。乳化剤又は共乳化剤としてこのようなグリセロールエステルを含む、
日焼け止め製品を含む、多数の化粧品及び皮膚科学的製品が存在する。
【0045】 羊毛ワックス又は羊毛グリースは、原料の羊毛の洗浄中に生成される原料羊毛
のグリース様からワックス様成分に対する語である。羊毛ワックスは高級アルコ
ールと遊離脂肪酸の脂肪酸エステルの混合物からなる。羊毛ワックス酸の主成分
は、 (a) 式 CH3−(CH2)n−CH2−COOH に従う飽和未置換カルボン酸、 (b) 式
【0046】
【化6】
【0047】 に従うα−ヒドロキシカルボン酸、 (c) 式 HO−CH2−(CH2)n−CH2−COOH に従うω−ヒドロキシカルボン酸、 (d) 式
【0048】
【化7】
【0049】 に従うイソカルボン酸、 (e) 式
【0050】
【化8】
【0051】 に従う、α−ヒドロキシイソカルボン酸、 (f) 式
【0052】
【化9】
【0053】 に従うω−ヒドロキシイソカルボン酸、 (g) 式
【0054】
【化10】
【0055】 に従うアンテイソカルボン酸、 (h) 式
【0056】
【化11】
【0057】 に従うα−ヒドロキシアンテイソカルボン酸、 (i) 式
【0058】
【化12】
【0059】 に従うω−ヒドロキシアンテイソカルボン酸、 である。ここでnは通常7〜31の値を採る。羊毛ワックス酸の代表的な組成は
例えば、“Parfuemerie und Kosmetik”[Perfu
mery and Cosmetics],59th annual edit
ion,No.12/78,p.429,430及び“Lexikon der
Hilfsstoffe fuer Pharmazie, Kosmeti
k und angrenzende Gebiete”[Lexicon o
f auxiliaries for pharmacy,cosmetics
and related fields] by H.P.Fiedler,
1989,3rd edition,Editio Cantor Aulen
dorf.に記載されている。
【0060】 原料羊毛ワックス酸は通常化粧品の目的には適さず、その代わりに蒸留羊毛ワ
ックス酸が通常使用される。この事実及び原毛ワックス酸の対応する精製法は当
業者に知られている。
【0061】 羊毛ワックス酸は典型的には、約60%の飽和未置換カルボン酸、約30%の
α−ヒドロキシカルボン酸及び約5%のω−ヒドロキシカルボン酸からなり、残
りは約5%の、本質的にその他の前記の種類のカルボン酸からなる。
【0062】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中に本発明に従って使用される1種類以上の
グリセロールエステルの総量は好都合には、調製物の総重量の0.1〜10.0
重量%、好ましくは0.5〜6.0重量%の範囲から選択される。
【0063】 飽和又は不飽和脂肪酸のグリコールエステルもしくはグリコールエステル類は
好都合には、平均8〜30個の炭素原子をもつ一塩基性脂肪酸のグリコールモノ
エステルの群から選択することができる。パルミチン酸又はステアリン酸のグリ
コールエステルの群から選択されるグリコールエステルを使用することが特に好
都合である。
【0064】 本発明に従って使用される好ましい脂肪アルコールはセチルステアリルアルコ
ール(1−ヘキサデカノール及び1−オクタデカノールの等量混合物)である。
【0065】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中に本発明に従って使用される1種類以上の
脂肪アルコールの総量は好都合には、調製物の総重量の0.1〜10.0重量%
、好ましくは0.5〜6.0重量%の範囲から選択される。
【0066】 本発明に従うと、一方の飽和脂肪酸のモノグリセリド及び/又はジグリセリド
のクエン酸との1種類以上の一部中和されたエステルと、他方の脂肪アルコール
の重量比を、10:1ないし1:5、好ましくは6:1ないし1:1、特に好ま
しくは約3:1に選択することが好都合である。
【0067】 油相に対する、飽和脂肪酸のモノグリセリド及び/又はジグリセリドの、クエ
ン酸との1種類以上の一部中和されたエステル並びに脂肪アルコールの成分の総
量の重量比は、本発明に従い、20:1ないし1:5、好都合には20:1ない
し1:2の範囲から、特に好都合には1:1から選択される。
【0068】 本発明に従うO/Wエマルションの油相は好都合には、レシチン及び脂肪酸ト
リグリセリド、すなわち8ないし24個の炭素原子、なかでも12ないし18個
の炭素原子の鎖長をもつ飽和及び/又は不飽和の分枝及び/又は非分枝アルカン
カルボン酸のトリグリセロールエステル、の群から選択される。脂肪酸トリグリ
セリドは例えば、好都合には、合成、半合成及び、例えばオリーブ油、ヒマワリ
油、大豆油、落花生油、菜種油、アーモンド油、ヤシ油、ココナツ油、ヒマシ油
、小麦胚芽油、ブドウの種油、アザミ油、ツキミソウ油等の群から選択すること
ができる。
【0069】 本発明に従う油は同様に、好都合には、ワセリン(ペトロラタム)、パラフィ
ン油及びポリオレフィンからなる群から選択される。ポリオレフィンのうちでは
、ポリデセンが好ましい物質である。
【0070】 本発明の目的のための油相は、更に、好都合には、3ないし30個の炭素原子
の鎖長をもつ飽和及び/又は不飽和の、分枝及び/又は非分枝アルカンカルボン
酸と、3ないし30個の炭素原子の鎖長をもつ飽和及び/又は不飽和の、分枝及
び/又は非分枝アルコールとのエステルの群から、そして芳香族カルボン酸と、
3ないし30個の炭素原子の鎖長をもつ飽和及び/又は不飽和の、分枝及び/又
は非分枝アルコールとのエステルの群から選択することができる。その場合、こ
のようなエステル油は好都合には、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イ
ソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、オレイン酸イソプロピル、ステアリン
酸n−ブチル、ラウリン酸n−ヘキシル、オレイン酸n−デシル、ステアリン酸
イソオクチル、ステアリン酸イソノニル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン
酸2−エチルヘキシル、ラウリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−ヘキ
シルデシル、パルミチン酸2−オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、エルカ
酸オレイル、オレイン酸エルシル、エルカ酸エルシル及び、例えばジョジョバ油
のような、これらのエステルの合成、半合成及び天然の混合物からなる群から選
択することができる。
【0071】 油相はまた好都合には、分枝及び非分枝炭化水素及び炭化水素ワックス、シリ
コーン油、ジアルキルエーテルの群、飽和又は不飽和の、分枝又は非分枝アルコ
ールの群から選択することができる。
【0072】 このような油及びワックス成分のあらゆる所望の混合物もまた、本発明の目的
のために好都合に使用することができる。幾つかの場合には、油相の唯一の脂質
成分としてワックス、例えばパルミチン酸セチルを使用することが好都合である
可能性もある。
【0073】 炭化水素のうちでは、パラフィン油、スクアラン及びスクアレンを、本発明の
目的のために好都合に使用することができる。
【0074】 油相は、シリコーン油もしくはシリコーン油類とは別にその他の油相成分を更
に含むことが好ましいが、好都合には、更に、環式又は線状シリコーン油を含む
か又はこのような油だけからなることもできる。
【0075】 シクロメチコン(オクタメチルシクロテトラシロキサン)は本発明に従って使
用することができるシリコーン油として好都合に使用される。しかし、その他の
シリコーン油、例えばヘキサメチルシクロトリシロキサン、ポリジメチルシロキ
サン及びポリ(メチルフェニルシロキサン)もまた本発明の目的のために好都合
に使用することができる。
【0076】 幾つかの場合に、本発明に従う調製物の水相は好都合には、低炭素数のアルコ
ール、ジオール又はポリオール及びそれらのエーテル、好ましくはエタノール、
イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロール、エチレングリコール
、エチレングリコールモノメチルエーテルもしくはモノブチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル及び類似製品、並びに更に
、低炭素数のアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、1,2−プロ
パンジオール、グリセロール並びに、なかでも、好都合には、二酸化ケイ素、ケ
イ酸アルミニウム、多糖又はそれらの誘導体、例えばヒアルロン酸、キサンタン
ゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの群から好都合に選択することがで
きる1種類以上の増粘剤を含んでなる。
【0077】 特に好都合には、本発明に従う調製物はまたゲル様調製物である。この理由の
ために、アクリレート/アクリル酸アルキルコポリマーを基礎にした増粘剤が好
都合であると判明した。なかでも、これらの増粘剤は好都合には、カルボマー又
はカルボポール(Carbopol(R):実際にはBFGoodrich Co mpanyの登録商標)の群から選択される。なかでも、本発明に従って好都合
に使用することができるアクリレート/アクリル酸アルキルコポリマーもしくは
コポリマー類はつぎのような構造、
【0078】
【化13】
【0079】 を特徴としてもつ。ここでR’は長鎖のアルキル基であり、x及びyは各事例に
おけるコモノマーのそれぞれの化学量論的な割合を表す数である。
【0080】 好都合に使用することができるアクリレート/アクリル酸アルキルコモノマー
の例は、各事例において単独で又は相互に組み合わせて使用される、BFGoo
drich CompanyからのCarbopol(R)1382、しかしまた 、カルボポール等級980、981、1382、2984、5984、しかしま
たETD(asy−o−isperse(分散が容易))等級の2001
、2020、2050のような製品である。
【0081】 完成化粧品又は皮膚科学的調製物中に本発明に従って使用される1種類以上の
界面活性のアクリレート/アクリル酸アルキルコポリマーの総量は好都合には、
調製物の総重量の0.1〜10.0重量%、好ましくは0.5〜2.5重量%の
範囲から選択される。
【0082】 特に好都合な調製物はまた、添加剤又は活性成分として抗酸化剤が使用される
時に得られる。本発明に従う調製物は好都合には、1種類以上の抗酸化剤を含ん
でなる。好ましいが、場合により使用される抗酸化剤は、化粧品及び/又は皮膚
科学的適用に通常の又は適したすべての抗酸化剤の可能性がある。
【0083】 抗酸化剤は好都合には、非常に少量の許容投与量(例えばpmolからμmo
l/kg)における、アミノ酸(例えばグリシン、ヒスチジン、チロシン、トリ
プトファン)及びそれらの誘導体、イミダゾール(例えばウロカニン酸)及びそ
れらの誘導体、D,L−カルノシン、D−カルノシン、L−カルノシン及びそれ
らの誘導体(例えばアンセリン)のようなペプチド、カロテノイド、カロテン(
例えばα−カロテン、β−カロテン、Ψ−リコペン)及びそれらの誘導体、リポ
酸及びその誘導体(例えばジヒドロリポ酸)、アウロチオグルコース、プロピル
チオウラシル及びその他のチオール(例えばチオレドキシン、グルタチオン、シ
ステイン、シスチン、シスタミン並びに、それらのグリコシル、N−アセチル、
メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル及びラウリル、パルミトイル、オレ
イル、γ−リノレイル、コレステリル及びグリセリルエステル)及びそれらの塩
、チオジプロピオン酸ジラウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、チオジプ
ロピオン酸及びその誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチ
ド、ヌクレオシド及び塩)及びスルホキシイミン化合物(例えばブチオニン・ス
ルホキシイミン、ホモシステイン・スルホキシイミン、ブチオニン・スルホン、
ペンタ−、ヘキサ−、ヘプタチオニン・スルホキシイミン)、並びに更に(金属
)キレート化剤(例えばα−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸、ラ
クトフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミ
ン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EGTA及
びそれらの誘導体、不飽和脂肪酸及びそれらの誘導体(例えばγ−リノレン酸、
リノール酸、オレイン酸)、葉酸及びその誘導体、ユビキノン及びユビキノール
及びそれらの誘導体、ビタミンC及び誘導体(例えばパルミチン酸アスコルビル
、リン酸アスコルビルMg、酢酸アスコルビル)、トコフェロール及び誘導体(
例えば酢酸ビタミンE)、ビタミンA及び誘導体(パルミチン酸ビタミンA、)
及びベンゾイン樹脂の安息香酸コニフェリル、ルチン酸及びその誘導体、フェル
ラ酸及びその誘導体、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール
、ノルジヒドログアヤク酸、ノルジヒドログアヤレチン酸、トリヒドロキシブチ
ロフェノン、尿酸及びその誘導体、マンノース及びその誘導体、亜鉛及びその誘
導体(例えばZnO、ZnSO4)、セレン及びその誘導体(例えばセレノメチ オニン)、スチルベン及びそれらの誘導体(例えば酸化スチルベン、酸化トラン
ス−スチルベン)並びに、本発明に従って適した前記の活性成分の誘導体(塩、
エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチド及び脂質)か
らなる群から選ばれる。
【0084】 本発明の目的には、水溶性及び更に油溶性の抗酸化剤を特に好都合に使用する
ことができる。
【0085】 本発明の驚くべき特性は、本発明に従う調製物が皮膚中への化粧品又は皮膚科
学的活性成分のための非常に良好なビヒクルであり、好ましい活性成分は酸化的
ストレスに対して皮膚を保護することができる抗酸化剤である、ことである。好
ましい抗酸化剤はビタミンE及びその誘導体並びにビタミンA及びその誘導体で
ある。
【0086】 調製物中の抗酸化剤(1種類以上の化合物)の量は好ましくは、調製物の総重
量の0.001ないし30重量%、特に好ましくは0.05〜20重量%、特に
は1〜10重量%である。
【0087】 ビタミンE及び/又はその誘導体が抗酸化剤もしくは抗酸化剤類として使用さ
れる場合は、それらのそれぞれの濃度は好都合には、調製物の総重量の0.00
1〜10重量%の範囲から選択される。
【0088】 ビタミンAもしくはビタミンA誘導体又はカロテン又はそれらの誘導体が抗酸
化剤もしくは抗酸化剤類として使用される場合は、それらのそれぞれの濃度は好
都合には、調製物の総重量の0.001〜10重量%の範囲から選択される。
【0089】 当業者はもちろん、化粧品調製物は大部分の場合、通常の補助剤及び添加剤な
しには考えられないことを知っている。従って、本発明に従う化粧品及び皮膚科
学的調製物はまた、これらの調製物中に通常使用されるような化粧品補助剤、例
えば、増粘剤、安定剤、充填剤、保存剤、香料、気泡抑制剤、染料、着色効果を
もつ顔料、増粘剤、界面活性物質、乳化剤、皮膚軟化剤、加湿剤及び/又は保湿
剤、抗炎症物質、ビタミン又は蛋白質のような付加的活性成分、日焼け止め剤、
忌虫剤、殺バクテリヤ剤、殺ウィルス剤、水、塩、抗微生物剤、蛋白分解もしく
は角質溶解物質、医薬品あるいは、アルコール、ポリオール、ポリマー、気泡安
定剤、有機溶媒又は更に電解質のような、化粧品又は皮膚科学的調製物のその他
の通常の成分、を含んでなることができる。
【0090】 後者は例えば、次のアニオン、塩化物、更に無機オキソ元素のアニオン、これ
らのうちでも特に、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩及びアルミン酸塩を含
む塩の群から選択することができる。有機アニオン、例えば乳酸塩、酢酸塩、安
息香酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、アミノ酸、エチレンジアミ
ン四酢酸及びその塩等に基づいた電解質もまた好都合である。塩の好ましいカチ
オンは、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、マグネシウム、鉄又は亜鉛イオンである。化粧品には生理学的に許容できる
電解質のみが使用されるべきであることは言うを待たない。塩化カリウム、塩化
ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛及びそれらの混合物が特に好ましい。
【0091】 医薬品調製物の調製に対して対応する要請事項が必要な変更を加えて適用され
る。
【0092】 本発明に従う調製物、なかでもO/Wエマルションは、化粧品又は皮膚科学的
調製物のための基剤として使用することができる。後者は通常の組成を有し、例
えば皮膚及び/又は毛髪の処置及び手入れのために、口唇の手入れ製品として、
消臭製品として、そして装飾化粧品におけるメークアップ製品又はメークアップ
落とし製品として、又は日焼け止め調製物として使用することができる。使用の
ためには、本発明に従う化粧品及び皮膚科学的調製物は化粧品又は皮膚科学的組
成物として通常の方法で十分量を皮膚及び/又は毛髪に適用される。
【0093】 従って、本発明の目的のための化粧品又は局所用皮膚科学的組成物は、それら
の組成に応じて、例えば、皮膚の保護クリーム、クレンジング乳液、日焼け止め
ローション、栄養クリーム、デイクリーム又はナイトクリーム、等として使用す
ることができる。幾つかの状況においては、本発明に従う組成物を製薬学的調製
物のための基剤として使用することができ、好都合である。
【0094】 本発明に従う低粘度の化粧品又は皮膚科学的組成物は例えば、エアゾール容器
、しぼり出し可能なビンから、又はポンプ装置により噴霧することができる調製
物の形態、あるいは、ロールオン装置により適用することができる液体組成物の
形態、しかしまた通常のビン及び容器から適用することができるエマルションの
形態にもすることができる。
【0095】 本発明の目的のための、エアゾール容器から噴霧することができる化粧品又は
皮膚科学的調製物に適した噴射剤は、単独で又は相互の混合物として使用するこ
とができる、通常知られた容易に揮発性の、液化噴射剤、例えば炭化水素(プロ
パン、ブタン、イソブタン)である。圧縮空気もまた好都合に使用される。
【0096】 当業者にはもちろん、それら自体は無毒性で、原則的にはエアゾール調製物の
形態で本発明の実現に適するであろうが環境又はその他の付随する環境へのそれ
らの許容できない影響のために回避されなければならない噴射剤、なかでもフッ
化炭化水素及びクロロフルオロ炭素(CFC)が存在することは知られている。
【0097】 好ましい化粧品及び皮膚科学的調製物はまた、日焼け止め剤の形態のものであ
る。本発明に従う活性成分組み合わせ物と同様に、これらは好ましくは更に、少
なくとも1種類のUV−Aフィルター物質及び/又は少なくとも1種類のUV−
Bフィルター物質及び/又は少なくとも1種類の無機顔料を含んでなる。
【0098】 しかし本発明の目的のためには、それらの主要な目的が日光に対する遮蔽では
ないがUV遮蔽剤を含む化粧品及び皮膚科学的調製物を提供することも好都合で
ある。従って例えば、UV−A又はUV−Bフィルター物質は通常、デイクリー
ム中に取り入れられている。
【0099】 UV遮蔽剤はまた、抗酸化剤及び、所望の場合には保存剤のように調製物自体
を損傷から保護する。
【0100】 本発明に従う調製物は更に、好都合には、UV−B域のUV光線を吸収する物
質を含んでなることができ、フィルター物質の総量は、紫外線全域から毛髪及び
/又は皮膚を遮蔽する化粧品調製物を提供するためには、例えば、該調製物の総
重量の0.1重量%ないし30重量%、好ましくは0.5ないし10重量%、特
には1.0ないし6.0重量%である。それらはまた毛髪又は皮膚のための日焼
け止め剤としても使用することができる。
【0101】 本発明に従うエマルションがUV−Bフィルター物質を含む場合は、後者は油
溶性でも水溶性でもよい。本発明に従って好都合な油溶性UV−Bフィルターの
例は、 − 3−ベンジリデンカンファー誘導体、好ましくは 3−(4−メチルベンジリデン)カンファー、 3−ベンジリデンカンファー、 − 4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは 4−(ジメチルアミノ)安息香酸2−エチルヘキシル、 4−(ジメチルアミノ)安息香酸アミル、 − ケイ皮酸のエステル、好ましくは 4−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、 4−メトキシケイ皮酸イソペンチル、 − サリチル酸のエステル、好ましくは サリチル酸2−エチルヘキシル、 サリチル酸4−イソプロピルベンジル、 サリチル酸ホモメンチル、 − ベンゾフェノンの誘導体、好ましくは 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、 2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、 2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、 − ベンザルマロン酸のエステル、好ましくは 4−メトキシベンザルマロン酸ジ(2−エチルヘキシル)、 − 1,3,5−トリアジンの誘導体、好ましくは 2,4,6−トリアニリノ(p−カルボ−2’−エチル−1’−ヘキシルオ キシ)−1,3,5−トリアジン である。
【0102】 本発明に従う、活性成分組み合わせ物と組み合わせて使用することができる前
記のUV−Bフィルターのリストはもちろん制約する意図はもたれない。
【0103】 化粧品調製物中にこれまで通常含まれてきたUV−Aフィルターとともに本発
明に従う脂質分散物を調製することもまた好都合の可能性がある。これらの物質
は好ましくは、ジベンゾイルメタンの誘導体、なかでも1−(4’−tert−
ブチルフェニル)−3−(4’−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオン
及び1−フェニル−3−(4’−イソプロピルフェニル)プロパン−1,3−ジ
オンである。
【0104】 本発明に従う化粧品及び皮膚科学的調製物はまた、UV光線に対して皮膚を保
護するために化粧品中に通常使用される無機顔料を含んでなることができる。こ
れらはチタン、亜鉛、鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウム、セ
リウムの酸化物及びそれらの混合物並びに、酸化物がその中で活性剤であるよう
な誘導体である。二酸化チタンに基づいた顔料が特に好ましい。
【0105】 使用することができる更なる成分は、 − 脂肪、ワックス及びその他の天然の及び合成の脂肪物質、好ましくは、低炭
素数のアルコール、例えばイソプロパノール、プロピレングリコール又はグリセ
ロールとの脂肪酸のエステル、あるいは低炭素数のアルカン酸と又は脂肪酸との
脂肪アルコールのエステル、 − 低炭素数のアルコール、ジオール又はポリオール、並びにそれらのエーテル
、好ましくはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロ
ール、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルもしくはモノブチル
エーテル、プロピレングリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル及び類似
製品、 である。
【0106】 次の実施例は本発明を制約せずに具体的に表す役目をもつ。実施例中の数値は
それぞれの調製物の総重量に基づいた重量パーセントを表す。
【0107】
【実施例】
(実施例1) 重量% パルミチン酸/ステアリン酸スクロース 6.00 (Sisterna SP−30 C) グリセロール 3.00 保存剤 適量 水 全100.00 (実施例2) 重量% テトラステアリン酸スクロース 2.00 (Sucrose Ester S−270) セテアリルアルコール 4.00 グリセロール 3.00 保存剤 適量 水 全100.00 (実施例3) 重量% ラウリン酸スクロース 3.00 (Sisterna SP 70−C) ステアリルアルコール 3.00 グリセロール 3.00 パンテノール 0.50 保存剤 適量 水 全100.00 (実施例5) 重量% ステアリルグルコシド及びセチルグルコシド 4.00 (Emulgade PL 68/50) グリセロール 3.00 アラントイン 0.30 ビサボロール 0.50 カルボマー 0.20 NaOH45%濃度 0.10 保存剤 適量 水 全100.00 (実施例5) 重量% ステアリルグルコシド及びセチルグルコシド 2.00 (Tego Care SG 90) グリセロール 3.00 スクアラン 3.00 カルボマー 0.60 NaOH 45%濃度 0.30 保存剤 適量 水 全100.00 (実施例6) 重量% アラキジルグルコシド+アラキジルアルコール 6.00 +ベヘニルアルコール(Montanov 202) グリセロール 3.00 鉱油 1.00 パルミチン酸イソプロピル 1.00 シクロメチコン 1.00 カルボマー 0.20 NaOH45%濃度 0.10 保存剤 適量 水 全100.00 (実施例7) 重量% パルミチン酸/ステアリン酸スクロース 2.00 (Sisterna SP 70−C) ラノリン酸グリセリル 2.00 グリセロール 3.00 ジメチコン 2.00 カンゾウ根抽出物 2.00 カルボマー 0.20 NaOH45%濃度 0.10 保存剤 適量 水 全100.00 (実施例8) 重量% テトラステアリン酸スクロース 1.00 (Sucrose Ester S−270) ステアリン酸グリセリル 3.00 グリセロール 3.00 ジメチコン 1.00 鉱油 3.00 カルボマー 0.40 NaOH45%濃度 0.20 保存剤 適量 水 全100.00 (実施例9) 重量% デシルグルコシド 1.00 ラノリン酸グリセリル 1.50 ジメチコンコポリオール 2.00 トリセテアレス−4−ホスファート 0.70 パルミチン酸イソプロピル 1.00 カルボマー 0.60 NaOH45%濃度 0.30 保存剤 適量 水 全100.00 (実施例10) 重量% スクロース及びパルミチン酸/ステアリン酸の 1.00 エステル(Grilloten PSE 141 G) ステアリン酸グリコール 3.00 パンテノール 3.00 ジメチコン 1.00 ジョジョバ油 2.00 カルボマー 0.40 NaOH45%濃度 0.20 保存剤 適量 水 全100.00
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カデン,バルトラウド ドイツ・デー−25469ハンブルク・パペン モーアベーク54 (72)発明者 クレプケ,ライナー ドイツ・デー−22527ハンブルク・シユテ リンガーシユタインダム34アー (72)発明者 ランツエンデルフアー,ギータ ドイツ・デー−22087ハンブルク・ウーラ ントシユトラーセ56 (72)発明者 シユナイダー,ギユンター ドイツ・デー−22607ハンブルク・アデイ ケシユトラーセ33 Fターム(参考) 4C083 AA112 AA122 AB032 AB051 AB052 AC012 AC022 AC071 AC072 AC122 AC342 AC391 AC421 AC422 AC642 AC682 AC902 AD091 AD092 AD152 AD162 AD172 AD191 AD192 AD532 BB13 CC05 DD33 EE12 EE13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)(Ia) アルキルグルコシド、 (Ib) 1種類以上の脂肪酸残基でエステル化された二糖、 の群から選択される1種類以上の界面活性物質、 (II)(IIa) 飽和又は不飽和脂肪酸のグリセロールエスエル、 (IIb) 飽和又は不飽和脂肪酸のグリコールエステル、 (IIc) 12ないし40個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルア ルコールの群から選択される1種類以上の脂肪アルコール、 の群から選択される1種類以上の界面活性物質、 (III) 水相、 (IV) 調製物の総重量の0ないし5重量%の脂質相、 を含んでなる化粧品又は皮膚科学的調製物。
  2. 【請求項2】 化粧品又は皮膚科学的調製物、なかでもO/Wエマルション
    の調製のための、 (I)(Ia) アルキルグルコシド、 (Ib) 1種類以上の脂肪酸残基でエステル化された二糖、 の群から選択される1種類以上の界面活性物質、 (II)(IIa) 飽和又は不飽和脂肪酸のグリセロールエスエル、 (IIb) 飽和又は不飽和脂肪酸のグリコールエステル、 (IIc) 12ないし40個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキルア ルコールの群から選択される1種類以上の脂肪アルコール、 の群から選択される1種類以上の界面活性物質、 (III) 水相、 (IV) 調製物の総重量の0ないし5重量%の脂質相、 の使用。
  3. 【請求項3】 アルキルグルコシドが、構造式 【化1】 [式中、Rは4ないし24個の炭素原子をもつ分枝又は非分枝アルキル基であり 【外1】 キル基の群から選択され、そしてミリスチル基、セチル基、ステアリル基及びエ
    イコシル基が好ましい] により特徴付けられるアルキルグルコシドの群から選択されることを特徴とする
    、請求項1記載の調製物又は請求項2記載の使用。
  4. 【請求項4】 スクロースエステルもしくはスクロースエステル類が構造 【化2】 [式中、R1〜R8は、好都合には相互に独立して、水素原子及び、1〜24個の
    炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルカノイル基の群から選択することができる。
    なかでも、R1〜R8の基の7個までが水素原子であり、8個のR1〜R8の基のう
    ちの1個ないし8個が8〜20個の炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルカノイル
    基、これらのうちでは、なかでもラウロイル基及びミリストイル基、の群から選
    択される場合に好都合である] により特徴付けられる、請求項1記載の調製物又は請求項2記載の使用。
  5. 【請求項5】 選択される飽和脂肪酸のグリセロールエステルが1種類以上
    の、羊毛ワックス酸のグリセロールエステルであることを特徴とする、請求項1
    記載の調製物又は請求項2記載の使用。
  6. 【請求項6】 使用される脂肪アルコールがセチルステアリルアルコールで
    あることを特徴とする、請求項1記載の調製物又は請求項2記載の使用。
  7. 【請求項7】 アクリラート/アクリル酸アルキルコポリマーを付加的に含
    むことを特徴とする、請求項1記載の調製物又は請求項2記載の使用。
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