JPH08504725A - 長く延びた巻取線材を束にする方法および装置 - Google Patents

長く延びた巻取線材を束にする方法および装置

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JPH08504725A JP6513697A JP51369794A JPH08504725A JP H08504725 A JPH08504725 A JP H08504725A JP 6513697 A JP6513697 A JP 6513697A JP 51369794 A JP51369794 A JP 51369794A JP H08504725 A JPH08504725 A JP H08504725A
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Abstract

(57)【要約】 長く延びた線材を巻き取って束にする方法および装置で、円錐形の巻取芯(52)と取り外しできる第1フランジ(53)を備えた巻取ボビン(50)を使用し、その第1フランジは、巻取芯(52)の直径が小さい側に、また、第2フランジ(54)は、巻取芯(52)のもう一方の側に取り付けられている。巻取ボビン(50)は、ボビン受入装置(103,104)によって巻取装置に受け入れられ、その巻取装置は、2つのフランジ(53,54)と軸心を合わせ、フランジの巻取芯と接していない方の面に支持されている。さらに、ボビン(50)は長く延びた巻き取り用線材(D)を巻き取り、その際、巻き取りの進行過程は、予め決められた巻き束の形状ができるように制御される。プラスチック製ボビン(50)を使用する場合は特に、束を簡単な方法で輸送する必要はあるが、その反面、十分な強度を備えているので、その後の包装作業は省くことができる。従って、包装に伴うごみの発生は、実際上完全に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】 長く延びた巻取線材を束にする方法および装置 本発明は、長く延びた巻取線材を束にする方法および装置に関するものである 。ここで言う巻取線材とは、典型的には、針金、裸線またはプラスチックで被覆 した撚り線などを含む特に銅等の金属の巻取線材を意味する。勿論、本発明は、 上述の例と同様の方法で巻き取られるグラスファイバケーブルのような巻取線材 にも適用できる。以下、簡単のために、このような長く延びた巻取線材を、一般 的に、針金と呼ぶことにする。 針金、特に銅線は、通常、金属製ボビンとそれに巻き付けられている針金とで 構成された束として輸送される。金属製ボビンは、回転対称をなすように作られ ており、円筒形または円錐形の巻取芯を備え、その両端には、それぞれフランジ が取り付けられていて、巻取線材を受け入れるための巻取空間を形成している。 ボビンの回転軸と同軸に、縦孔が貫通しており、その縦孔の片方の末端または 両端は、円錐状に広げられている。巻取装置は、その末端に合うように円錐状を したボビン受入要素を備えており、そのボビン受入要素は、ボビンの円錐状空隙 にぴったり填り込み、巻き取り中にはボビンを保持すると同時に、軸心を合わせ るようになっている。ボビンが回転するか、もしくは、ボビンが停止している場 合には、ボビンの周りを回転しているフライヤー装置によって、針金がボビンに 押しつけられることによって、巻付け作用は進行する。 ボビンが回転している場合には、針金は、ねじれることなく巻き取られるが、 フライヤー装置によって針金が押しつけられる場合には、1巻きごとに360゜ の固有トーション、いわゆるねじれが発生する。 金属製ボビンは、高い強度と長い寿命を特長としている。しかしながら、その 反面、完成した束に占める金属製ボビンの重量比率が高く、また、金属製ボビン を、針金ユーザから針金メーカヘ返送しなければならないので、著しい付加的な 輸送コストがかかるという欠点も持っている。 従って、専門家の間では、ボビンなしで済ませる束の製造方法を開発する努力 が重ねられてきた。このような方法は、EP−B−0 334 211に記述さ れている。 その記述に示されている方法では、普通の金属製ボビンと同じような形をした 金属製の巻付具が用いられているが、その巻取芯は円錐形をしており、かつ、巻 取芯の直径が小さい方の末端についているフランジは取り外せるようになってい る。この巻取芯には、薄いボール紙製のフェルールがセットされており、針金は 、巻き数の増加に伴ってその上に載せられ、その際、この巻き数は、円錐形の巻 取芯の傾斜状態に順応して計測されるようになっている。ここでは、ダブルコー ン型結束構造もしくは逆円錐形巻取りを対象としている。巻き取り終わると、巻 付具の下側フランジをゆるめて、巻付具をボビンから取り外し、その後、ボビン のない束にたがをはめ、プラスチック包装するようになっている。 この束は、輸送容積および輸送重量が嵩張らず、かつ、針金ユーザが針金を適 切に繰り出せば、強度的にも問題がないという長所を備えている。包装に使用し た材料は、針金メーカに返送する必要がないので、その輸送費は全くかからない 。従って、この形式の束は、多くのユーザに行きわたっている。 しかしながら、ボビンなしのこの公知の束は、小規模および中規模のユーザで はそれ程でもないが、自動車工業のような大規模ユーザの場合には如実に現れる 欠点を持っている。自動車工業では、絶縁被覆銅線を大量に必要とし、その銅線 は、現在、大部分が上記のボビンが付いていない束として製造され、供給されて いる。現在の製造哲学に従って、巻いた束はケーブルメーカからユーザの工場に 直送されるので、その工場には、ボール箱、テープおよびプラスチック包装材で 構成される膨大な量の包装材料が積み上げられ、それを集めて廃棄物処理しなけ ればならない。 さらに、使用されているボール紙は湿気を帯びやすく、また巻き束は手荒くフ ォークリフトで取り扱うと傷がつきやすいので、ボビンの付いていない束を輸送 する際には、その取り扱いにかなりの慎重さが要求される。 従って、本発明の課題は、一方では、優れた輸送特性を備え、他方では、包装 線材を少量で済ませるような、巻き束の製造方法および装置を生み出すことにあ る。 この課題は、本発明に従い、請求項1で明らかにした方法によって解決される 。 本発明に従う装置は、請求項7がこれを対象としている。本発明に従う方法を 用いれば、優れた輸送特性を持つ巻き束を製造することができ、その際、実際上 、包装材料がたまってくることはない。 このような束は、代表的にはプラスチックで構成された分割型の巻取ボビンを 利用することによって製造される。巻取ボビンは分割できるようになっているの で、巻取線材を取りだした後、その巻取ボビンを分割することができる。そのた め、空になったボビンを針金ユーザから針金メーカに返送する際に生じる輸送容 積は、本質的に小さくなる。 巻取ボビンのフランジは、巻き取り進行中には外側から支えられている。これ によって導かれる利点として、フランジは、巻き取り進行中に軸方向に発生する 巻取圧力を全く受けないで済むので、材料費があまりかからないし、同時にまた 、軽量で製作することができる。さらに、本質的な長所として、このように形成 することによって、弾性反力の発生が、特に下側のボビンフランジで、本質的に 軽減される。プラスチック製ボビンを、一般的な円錐形保持装置で固定すると、 そのフランジは、巻き取り中に、軸方向の巻き付け圧力が巻取芯から外側に向け て生じる結果、変形する。このため、フランジの反力が完成した巻き束にかかり 、かつ、その後に巻かれてゆく針金が切れてしまう恐れがある。しかしながら、 本発明によって提案されているように、巻き取り中に起こるフランジの変形を防 止すれば、弾性反力および巻き束への負荷は生じないし、完成した束にたがをは める必要もなくなる。従って、ボール紙の詰め物も、たがをはめるための材料も 必要とせず、廃棄物処理もしないで済む。 すなわち、例えば自動車工業のような、銅線ないしは被覆した撚り合わせ銅線 の大規模ユーザにとっては、本発明によって調製された束は、本質的な利点を持 っている。 特に、プラスチック製のボビンを使用すれば、その重量が軽いので、巻き束の 全重量は、ボビンなしの束に較べれば確かに重いけれども、従来の金属製ボビン を使用する場合よりは明らかに軽くなる。 使用するボビンは分割できるようになっているので、空になったボビンは直ち に分割でき、場所をとらずに積み上げて置くことができる。従って、自動車工場 は、空になったボビンやその他の包装容器(例えば、樽状のもの)を保管するた めの、余計な倉庫面積を用意する必要がない。 空になったボビンは、線材を巻き付けたプラスチック製ボビンが新たに入荷し た際、折り返し針金メーカに返送することができる。積載容積が小さく、輸送重 量が軽いので、空になったボビンの積み込み作業も輸送も極めて簡単である。 本発明の方法によれば、ボビンをその縦軸の周りで回転させることによって、 針金を巻き取ることができる。この利点は、針金がねじれずに巻かれることであ る。ただし、それに代えて、ボビンは動かないようにし、位置移動装置をいわゆ るフライヤーとして、ボビンの周りで回転させることもできる。 本発明に従う代表的な実施形態では、コイルに巻かれた形は、EP−B−0 334 211でよく知られているものと同様である。これは、位置移動装置が 、巻取芯の直径が小さい方から移動し始めるように制御されること、および、そ の後、最初の巻付状態は、巻き数および巻き数の増加に関していえば、巻き付け られた線材が巻取芯の軸径の小さい領域のみを覆い、かつ、巻取芯の直径が大き い方の末端までは到達しないように制御されていることを意味する。1段目を巻 き終わると逆方向に巻き付けが進行し、巻き数の増加を伴った新たな巻付状態が 形成される。互いに連続する巻付状態は、巻取芯の直径の小さい方の領域に巻き 付けられる場合に、ボビンの回転軸からの距離が大きくなるように制御される。 これは、ボビンの縦方向中心部分における巻付状態が、巻取芯の表面と鋭角をな すように傾斜していることを意味する。これによって、ダブルコーン形もしくは 二重円錐形に巻き付けられ、巻き束には適切な強度が付与される。 この際、上記のEP−B−0 334 211で述べられているように、最初 の巻付状態が、巻取芯の直径の大きい側に付いているフランジに到達すると、直 ちに、ボビンは、同じ巻き数かまたは少ない巻き数で巻き付けられるようになる ので、最終的には巻き束が構成され、その際、巻き束の外面は、ボビンの縦軸と 平行になる。 この方法を実行するための、本発明に従う装置は、巻き取りの進行中を通して 巻取ボビンを受け入れる2つのボビン受入装置を備えている。各ボビン受入装置 は、ボビンを心合わせするための調心装置、ならびに、少なくとも1つの、各ボ ビンのフランジ外周を支持するための支持装置を装備している。この支持装置は 、本質的には、フランジを面で支える支持プレートとして形成されている。面で 支持する代わりに、点で支持することもでき、その場合には、この支持装置の支 持面の1点が、受け入れるべき巻取ボビンのフランジと接触するようになってい る。 巻取装置は、典型的には、決められた巻き束形状を作り出すため、制御装置に よって制御される。 さらに、本発明によって、巻取ボビンは、本発明に従う方法を適用するのに適 した仕様になっている。 本発明に従う巻取ボビンは、プラスチックで作られ、かつ、円錐形の巻取芯を 備え、その肉厚は、本質的には一定にしてあるので、巻取芯の外面における円錐 角と内面における円錐角とは、本質的には等しい。少なくとも、巻取芯の直径の 小さい側に取りつけられている巻取ボビンのフランジは、その連結を解除するこ とができる。 このように構成すれば、取り外し可能なフランジから分離された巻取芯同士は 互換性を持つことができる。従って、巻取ボビンは、巻取芯とフランジが分離さ れることによって、巻き付けられていない状態で輸送することができ、かつ、巻 取芯とボビンフランジは、場所を取らずに積み上げておくことができる。このた め、さらに後述するように、巻取ボビンの積載容積は著しく小さくなる。 ボビンの材料としては、特に、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリスチロー ル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチロール(ABS)のようなプラスチッ クが挙げられる。強度を上げる必要がある場合には、適切な材料、例えばグラス ファイバで強化することができる。巻取芯と取り外し可能なフランジとの連結は 、典型的には形状固定式のノッチ、特に典型的には、巻取芯およびボビンフラン ジに切り込まれており、組み立てる際に、互いに噛み合うようになっているノッ チで行われる。 巻取ボビンの代表的な実施形態では、巻取芯の直径が大きい側についている第 2フランジは、取り外しできないようになっている。その際、この第2フランジ は、典型的には、巻取芯と一体になっており、巻取芯と一緒に、例えば、射出成 形法によって製造することができる。 線材が巻き付けられているボビンを簡単に積み上げられるようにするため、両 フランジの外側、従って、巻取芯に向いていない側に、典型的には、巻き付けら れたボビンが互いに積み上げられる際に相互に噛み合うようになっている突起お よびノッチが用意されている。これによって巻き付けられたボビンの輸送は一層 簡単になる。 ここで指摘しておきたいのは、このボビンを、本発明によって提示された方法 と結び付けて利用すれば、特にその利点が生かされるが、同時にまた、他の巻き 取り方式および他の装置にも適用できることである。 本発明の利点、特徴および適用範囲については、さらに、以下、図と関連づけ た実施例によって説明する。ここに示す図は、次の通りである。 図1は、本発明に従う巻取装置の実施例を示した側面図で、使用した巻取ボビ ンは、縦断面半割り図として表してある。 図2は、本発明に従う巻取ボビンの第1実施例を組み立てた状態で示した縦断 面図である。 図3は、図2に示した実施例による複数の巻取ボビンを互いに積み重ねた状態 を示す図である。 図4は、図2に示した実施例による複数のフランジを積み重ねた状態を示す図 である。 図5は、図2に示した実施例による巻き付けられた2個のボビンを積み重ねた 状態を示す図である。 図6は、図2に示した巻取ボビンの、引き抜き装置つきで、巻き付けられた状 態を示す図である。 図7は、図2に示した実施例での、取り外し可能フランジを取り外すための補 助装置を示す図である。 図8は、本発明に従う巻取ボビンの第2実施例で、図10の線II−IIに沿 って切断した断面図である。 図9は、図8に示した巻取ボビンの部分拡大図である。 図10は、図8に示した巻取ボビンの小さい方のフランジを、巻取芯に向いて いない方のフランジ面から見た底面図である。 図11は、巻取芯の図示は省略して、図10による小さい方のフランジを上か らみた部分図である。 図12は、図8の線I−Iに沿って切断した巻取芯の断面図で、下側フランジ は省略してある。 図13は、図8に示した巻取ボビンの取り外し可能フランジを、図3と同様に 多数積み重ねた状態を示す図である。 図14は、図8に示した実施例による巻き付けられた巻取ボビンを、図4の場 合と同様に、互いに積み重ねた状態を示す図である。 図15は、図8に示した実施例の巻取ボビンに取り外し可能フランジを取り付 けている図である。 そして、図16は、図8に示した実施例の巻取ボビンから、取り外し可能フラ ンジを取り外している図である。 本発明に従う巻取装置の実施例を、図1と関連させて説明すると、次の通りで ある。全体を100の番号で表示した装置は、第1ボビン受入装置103および 第2ボビン受け入れ装置104を装備している。詳細には後述するが、図8に示 した巻取ボビン50には、円錐形巻取芯52と、第1フランジ53ならびに第2 フランジ54が取り付けられている。第1フランジ53は、直径が小さい方の巻 取芯末端に、また、第2フランジ54は、直径が大きい方の巻取芯末端に配置さ れている。巻取ボビンは、本質的には、その縦方向に延びる軸56に対して回転 対称をなしている。 図で示した巻取装置は、典型的には、ボビンの縦軸56が垂直に設定され、下 側に第1フランジ53、上側に第2フランジ54を配している。ボビン受入装置 103は、同様に、本質的には回転対称をなしており、軸106の周囲を回転す るようになっている。 ボビン受入装置は、円形のベースプレート108を備え、その上には、それよ りも直径の小さい支持プレート109が取り付けられている。 支持プレート109には、テーパー111が形成されており、そのテーパーに 倣わせて巻取ボビン50のフランジ53に開けられた孔72にはまり込むように なっている。このテーパーによって、巻取ボビンとボビン受入装置103とは軸 心が合わせられる。 ボビン受入装置103と同心円をなすように取り付けられているベルトプーリ 115は、(詳細は省略してある)駆動装置116の駆動ベルト117を介して 駆動される。 上側のボビン受入装置104は、スタンプ122に固定されたプレート120 を備えている。このプレートは、回転軸123周りに回転できるように軸受支持 されており、その回転軸は、巻取ボビンの軸56および下側ボビン受入装置の軸 106と一致している。矢印125で示したスタンプの上下移動用には、詳細は 省略したピストン式シリンダーユニット127および128が用いられている。 ピストン式シリンダーユニットのピストン129,130は、クロスバー131 を介してスタンプ127に連結している。 プレート120には、巻取ボビンに向かって先端が延び、外壁はプレート12 0に対して傾斜しているリング112が取り付けられており、その傾斜角は、巻 取ボビン50の円錐角と一致している。プレート120の外周には第2リング1 13が先端を延ばしており、同様に、下側は巻取ボビンに向いている。 さらに、巻取装置は、送りローラー142付きの送り装置140を装備してお り、そのローラーを介して、針金ないしはケーブルDが巻取ボビンに送られる。 送りローラー142は、両方向矢印143で示したように、巻取ボビンの軸56 と平行に上下移動するようになっている。また、送り装置には、巻取ボビンの縦 軸と平行に延びるネジ軸144がついており、そのネジ軸は、駆動装置145に よって両方向に回転させることができる。その際、送りローラーは、送り装置の 回転方向に応じて、すなわち、駆動装置145に向かって上昇移動し、また、折 り返して下降する。 巻取装置の作動状態は、(図示していない)制御装置によって制御される。制 御装置には、ボビンの巻取速度を示す信号と、送りローラー142のその時々の 位置を示す信号が送られる。 この信号に基づいて、駆動装置116および駆動装置145が制御され、希望 通りの形で、針金がボビン50に巻き付けられる。 以下、この装置の機能について説明する。 ピストン式シリンダーユニット127および128の持上げ運動によって、ス タンプ122および、それに連結されているボビン受入装置104が持ち上げら れる。巻取ボビンは、手動または自動装置によって、ボビン受入装置103に載 せられ、その際、ボビン受入装置のテーパー111は、巻取ボビンの開口部72 にはまり込んで、軸心を合わされる。 続いて、スタンプ122が、ボビン受入装置104を、ボビンの上端に達する まで押し下げる。その際、円錐形リング112は、巻取芯の直径の大きい方の末 端と軸心を合わせ、かつ、ボビン受入装置のリング113は、ボビンのフランジ 54を支持する。 その後、巻かれてゆく針金は、例えば、自動的に作動する装置によって、下側 フランジ53に拘束され、巻取ボビンは、針金ないしはケーブルを巻き取るため に回転運動を始める。その際、駆動装置116および駆動装置145は、典型的 には、巻き付けた形が、EP−B−0 334 211の、特に、図1、図2お よび図4、ならびにそれについての説明で示されているような形となるように制 御される。 巻取過程の進行中、下側フランジ53は支持プレート109によって、また、 上側フランジ54はボビン受入装置104のプレート120ないしはリング11 3によって、支持される。従って、フランジが、巻付圧力および巻き取られる線 材の自重によって変形する恐れはない。しかし、巻き付けられるに従って、巻取 ボビンには、単に軸方向に作用する力のみでなく、半径方向に作用する力もかか ってくる。この作用力は、下側のボビン受入装置103領域に、下側フランジ5 3を広い面で支持しているテーパー111を介して発生する。さらに後述するよ うに、フランジは、適切なリブで補強することができるので、フランジの自重が 軽くても、許容限度以上のフランジ変形は、十分に防止される。 巻取芯の上端とフランジ54は、対応するフランジ54の突起に支持されてい るリング112とリング113によって挟みつけられ、保持されている。そのた め、半径方向の内側に向けて作用する力も、その外側に向けて作用する力も共に 、プレート120によって直接受け止められ、従って、この領域での巻取芯およ びフランジの変形は、確実に避けられる。 ボビンへの巻き付けが完了すると、直ちに、針金は、典型的には自動捕捉・切 断装置に捕捉され、切断され、そのボビン側末端は、同様に典型的には自動方式 で、ボビンに固定される。その後、ボビンは取り外され、何らの包装処置もせず に積み重ねられ、輸送される。本発明に従う装置に適用することができる巻取ボ ビンの第1実施例を、以下、図2から図7と関連させて説明する。 図2に示したボビン1は、円錐形巻取芯2、第1フランジ3および第2フラン ジ4で構成されている。第1フランジ3は、取り外すことができるように、巻取 芯の直径の小さい方の末端2aに取り付けられている。 第2フランジ4は、巻取芯の直径の大きい方の末端2bに取り付けられ、巻取 芯と一体で構成されている。ボビンは、全体的に、その縦方向に延びる軸6に対 して、本質的には回転対称をなしている。 巻取芯2の直径の小さい方の末端2aには、互いに等しい間隔をおいた多数の ノッチ8が、巻取芯の内側に向けて切り込まれている。このノッチによって、多 数の継ぎ目板9が形成され、その継ぎ目板は、弾性反力に対抗して外側へ、すな わち、回転軸6から離れる方向へ押しつけられるようになっている。 各継ぎ目板9は、巻取芯の直径の小さい方の端縁を形成する部分に、切欠突起 部10を備えており(図7も参照)、その切欠突起部は、本質的には巻取芯の回 転軸6に対して垂直に延びている。 第2フランジの末端、すなわち、固定フランジ4には、フランジの強度を上げ るための補強リブ14が設けられている。さらに、フランジには、回転軸6に対 して垂直に延びる多数の穿孔16があけられている。この穿孔は、持上げ具を用 いたり、あるいは、巻付補助具(図6参照)を固定したりする場合に利用するこ とができる。 図2を見れば明らかなように、巻取芯外面2cの円錐角18と巻取芯内面2d の円錐角は等しく、換言すれば、巻取芯の外面は、2つのフランジの間では、一 定の肉厚を備えている。 巻取芯の直径の大きい方の末端2bは開放されているので、円錐形空間2eに 差し込んで、巻取芯を積み重ねることができる。 図2および図7で判るように、取り外し可能な第1フランジ3は、円錐形のア タッチメント20を装備しており、そのアタッチメントは、組み立てた状態では 巻取芯の回転軸6と一致する軸21に対して回転対称をなしている。 円錐形アタッチメント20は、外側に向けて張り出した切欠突起23を備えて おり、その切欠平面24は、本質的には、軸21に対して垂直に延び、その際、 この円錐形アタッチメント20は、巻取芯2を組み込むのに用いられる。 円錘形アタッチメント20は、回転対称形のフランジプレート26と一体に結 合されている。その、フランジプレートの巻取芯2に面していない側には、3つ の同心円をなすリブが取り付けられており、そのリブは、内側リブリング28a 、中間リブリング28bおよび、外側リブリング28cで構成されている。 中間リブリング28bには、くぼみ29がついている。 このボビンの機能は、次の通りである。 巻取芯2とフランジ3は、別々に製作され、典型的には、適切なプラスチック 材料を用いて射出成形される。 ボビンを組み込む際には、フランジ3は平滑な面に載せられ、巻取芯の末端2 aは円錘形アタッチメント20に押しつけられる。円錘形アタッチメントの上側 の面は、やや円錘形になっているので、巻取芯にかかる圧力が、垂直方向にフラ ンジ3に作用すると、切欠突起部10を備えた継ぎ目板9は外側へ押しつけられ る。巻取芯が、十分に下方へ押しやられると、直ちに、切欠突起部10を備えた 継ぎ目板9は、弾性反発し、切欠突起部10が、切欠平面24に密着する。これ で組み立ては完了し、ボビンによる巻き取りを開始することができる。 ボビン芯に、最初の1周り針金が巻き付けられると直ちに(図6参照)、切欠 突起部10および継ぎ目板9は、外側への動きを阻止される。それによって、巻 取芯2と取り外し可能なフランジ3との間は、形が変わらないようにしっかり連 結される。従って、連結部の強度は、継ぎ目板9の弾性結合力よりも遥かに高く なっている。これは、巻取芯外面の肉厚と切欠突起部の幾何学的配置を、手作業 で組み立ておよび解体できるように選定することができることを意味する。例え ば、ボルトなどによる安全確保などの、付加的な安全措置は必要としない。 特長としての、本発明に従う巻取ボビンの輸送能力については、図3および4 に示した。輸送時には、巻取芯2と、取り外し可能なフランジ3とは、互いに別 々に分離され、巻取芯の直径の大きい方の末端2bを下側に向け、すなわち、例 えば、輸送プレートの上に立てて載せられる。そうすれば、その巻取芯の上に、 多数の巻取芯を同じように積み重ねていくことができ、その際、それぞれの巻取 芯は、フランジ4の上端を接して互いに重なり合う。その結果、互いに積み重ね られた巻取芯の間には小さな空隙が形成され、その空隙によって、積み重ねられ た巻取芯同士の密着力は、最小に抑えられるので、巻取芯は、後に簡単に相互分 離することができる。 取り外し可能なフランジ3を積み重ねた状態は、図4に示した。 図4で明らかなように、内側のリブリング28aが、フランジの円錐形アタッ チメント20についている円錐形開口部20bにぴったりはまりこんだ状態で、 積み重ねられる。これによって、フランジは、単にスペースを取らずに積み重ね られるだけでなく、フランジ相互のずれも生じないようになっている。 本発明に従って形成されたボビンの、輸送面での利点について、例を挙げて説 明すると、直径400mmの一般的な寸法で形成された分解できないボビンを1 00個輸送するためには、1つのパレットに6個のボビンしか載らないので、1 7パレットを必要とする。この場合の全所要積載面積は16.32m2、積載高 さは610mm、積載容積は9.95m3となる。 これに対して、本発明に従う分解できるボビンを100個輸送する場合には、 1つのパレットに、25個づつ積み重ねた巻取芯4山と50個づつ積み重ねた取 り外し可能なフランジ2山を並べることができる。従って、全積載面積は、パレ ット1個の面積0.96m2に相当し、積載高さは1275mm、積載容積は1 .224m3である。 すなわち、本発明に従うボビンを使用すれば、積載面積は1/17に減り、積 載容積は1/8に減ることになる。その上、この100個のボビンを積載するに は、わずか1個のパレットだけを動かせばよいので、本質的に、荷積みおよび荷 降ろしも簡単になる。 さらに、本発明に従って形成すれば、巻き終えたボビンを輸送する場合にも有 利である。図5に示したように、巻き終えたボビンは、そのまま互いに積み上げ ることができる。その際、取り外し可能な第1フランジ3の外側補強リング28 cおよび中間補強リング28bは、ボビンに固定された第2フランジに直接支持 される。同時に、フランジ4は、くぼみ29にはまり込んで、巻取芯の軸心同士 が一致し、かつ、ボビンが互いにずれないようになる。本発明に従って形成する ことにより、一部分しか巻き付けられていないボビンも輸送したり積み上げたり することができる。 図6は、ボビンがそのまま繰出装置として利用できることを示した図である。 この場合、ボビンは、繰出および解き出しのほとんどの場合に見られるように 、垂直に立てられるので、取り外し可能なフランジ3は、平坦な据え付け面に接 している。湾曲した金属表面36を持つ金属製の繰出リング35は、上側フラン ジ4ないしは、巻取芯2の円錐形空隙の一部に載せられるか、ないしは挿入され 、ボルト37でボルト孔16に固定される。 図6でわかるように、ボビン1に巻き付けられている針金38は、繰出リング 35を介し、アイレット39を通して導かれる。このようにすれば、他に何らの 補助手段も必要とせず、針金をボビンから引き出すことができる。 補助具、すなわち、繰出リングおよびそれに類似するものを使用せずに、針金 を直接ボビンから引き出すこともできる。 図7に示したように、巻取芯2と取り外し可能なフランジ3とは、互いに分離 することができる。 この場合には、補助具として、ハンドル44つきの細長い丸棒43で構成され 、その下端に円筒45が固定されたスタンプ42が用いられる。この円筒の外径 は、巻取芯の末端部分2aの内径よりも若干大きい。 この補助具42を差し込めば、ボビンは2つの部分に切り離される。円筒45 が下端部分2aに達すると、切欠突起部10を備えた継ぎ目板9は、外側に向け て湾曲し、切欠平面24から外れる。その結果、巻取芯は、他に何らの処置も加 えることなく、フランジ3から持ち上げて取り外すことができる。 本発明に従ってボビンを形成することによって、一方では、高い強度を備え、 他方では、簡単かつ低廉な費用で輸送することのできるボビンが作り上げられる 。ボビンの組み立てないしは分離に要する時間は、それぞれ僅か数秒である。 ボビンの安定性に基づいて、特にダブルコーン形に巻き付けられた状態での巻 き束は、しっかりボビンに保持され、束を縛ったり、たがをはめたりするような 特別な処置を取る必要はない。 巻取ボビンの第2実施例について、図8から図16までと関連づけて説明する 。 全体を50の番号で表してある巻取ボビンは、円錐形の巻取芯52と、取り外 しできるように巻取芯52に連結された第1フランジ53を備えており、その第 1フランジは、巻取芯の直径の小さい方の末端に取り付けられている。第2フラ ンジ54は、巻取芯の直径の大きい方の末端に位置し、巻取芯と一体化されてい る。ボビンは全体として、本質的には、縦軸56に対して回転対称をなしている 。先端に張り出したフランジ54を備えた巻取芯52と取り外し可能なフランジ 53は、プラスチック製である。 フランジ54は、本質的には円筒形リング上の隔壁部分55で構成され、その 隔壁部分は、ボビンの回転軸56に対して垂直に位置する平面に広がっている。 この隔壁部分55は、それと垂直に取り付けられた補強リブ57によって補強さ れている。 隔壁部分55は、さらに、円筒形リング58と連結されており、そのリングの 直径は、巻取芯の上側末端直径よりも大きくなっている。リング58は、多数の 補強リブ58aと一体化されている。 さらに、上側フランジ54には多数の穿孔59があけてあり、その穿孔は、持 上げ具を取り付けたり、繰出リングを固定したりするのに役立てられる。 フランジの外周には、先端が上を向き、丸く加工された面取り部材60が取り 付けられている。そのため、繰出リングを用いずに、上側フランジ54をそのま ま繰出補助具として利用することができる。 この面取り部材60に隣接して、第2円筒形リング61が用意され、その円筒 形リングは、フランジ54をさらに補強するとともに、補強リブ57と連結され ている。 特に図12で明らかなように、巻取芯の直径の小さい方の末端には、内側に張 り出した多数の切欠突起64が配置され、その際、切欠突起64の強度は、巻取 芯の内側部分に連結された半径方向ウェブ65(図9も参照)によって引き上げ られている。 この実施例では、切欠突起64は、巻取芯の内側に等間隔で8個所に配置され 、円周方向での間隔ないしは、隣接する2つの切欠突起間の内法幅は、切欠突起 自体の長さよりも若干大きくとってある。 この実施例の場合、典型的な構造寸法としては、178mmの最小巻取芯直径 では、突起が、巻取芯の下側内縁から内側に向けて5mm〜12mm張り出すよ うに設計されている。 取り外し可能な第1フランジ53は、組み込んだ状態では、巻き取るべき線材 に面した環状プレート66を装備し、その環状プレートには、外側の巻取線材に 面していない部分に、リング上の補強部分67がついており、また、2つの同心 円をなすリングとして、リング状の第2中間補強部材68ならびに、その内側に 位置する第3リング状補強部材69を装備している。円錐形の空隙72を形成す る調心リング70は、内側の補強リング69に隣接し、フランジの回転軸(組み 込まれた状態では、ボビンの回転軸と一致する)と同心円をなして取り付けられ ている。 等間隔に配置された多数の補強リブ74は、フランジをより一層補強するため 、フランジの巻取線材に面していない側に取り付けられている。外側補強リング 67と中間補強リング68の間にあるフランジ外側部分には、この部分でのフラ ンジの剛性を高めるため、中間補強リング68と内側補強リング69との間の2 倍の数のリブが配置されている。補強リング68の直径は、第2フランジ54の 補強リング58の直径よりも若干大きくなっている。さらに、補強リブ74は、 補強リング68の部分に、ノッチ74a(図8参照)を備えている。巻き終えた ボビンを、図14に示したように、互いに積み重ねる場合には、第2フランジの 補強リング58がこの空隙74aにはまり込み、その際、載せた状態では、補強 リング58の上側部分が、補強リング68に入り込むようになっている。従って 、積み重ねた場合、上側のボビンと下側のボビンとの軸心はぴったり合わされ、 上側ボビンと下側ボビンとがずれるようなことはない。 組み込まれた状態で巻取線材に面する側に、フランジ53は、本質的には環状 の空隙75を備えており、その空隙には、巻取芯の切欠突起64と協調作動する 保持装置76が配置されている。 保持装置76は、回転軸と同心円をなす円筒形リング78を備えており、その 円筒形リングから、多数の保持用突起79が、外側に向けて放射状に突き出てい る。各保持用突起には、半径方向に延びる補強リブ81が取り付けられており、 その補強リブは、さらに、保持用突起と円筒形リング78との間を連結している ので、保持用突起は、巻取芯の軸方向における剛性を強化している。 保持用突起79同士の間には、両方向矢印で示したように、外周方向に、巻取 芯の切欠突起64の幅よりもやや大きい間隔が設けられている。 リング状の空隙75は、特に図9でわかるように、第1隔壁部分84によって 形成され、その隔壁部分の、巻取芯に面した前方隔壁面は、巻取芯の壁52と同 じ角度で、回転軸に対して傾斜している。この第1隔壁部分84には、回転軸に 対して垂直に配置された第2隔壁部分85が連結されている。 巻取芯とフランジとの間は、巻取芯が、フランジの上に載せられて(図15も 参照)、切欠突起64がフランジの中間空隙83部分に置かれると、連結される ようになっている。従って、巻取芯をフランジに差し込んで、図9に示したよう に、切欠突起64を備えた巻取芯の下端が、第2隔壁部分85の上に載るように することができる。続いて、巻取芯とフランジとを互いに逆方向に回転させ、切 欠突起64のウェブ65を、保持用突起79のウェブ81に接触させる。そうす ると、切欠突起64は1つずつ対応する保持用突起79と噛み合うので、巻取芯 とフランジとは、軸方向に確実に連結される。 半径方向にも確実に連結するために、少なくとも1つのロッキング部材を装備 しているが、その構成を、図9、図10および図11と関連づけて説明する。 ロッキング部材86は、プラスチックまたは金属の弾性線材で製作され、両側 のウェブ88および89を介してフランジの中に導かれている縦長のプレート8 7を備えている。さらに、中間の補強リング68には、空隙90が用意され、そ の空隙を通してプレート87が差し込まれ、かつ、補強リング67には、半径方 向内側に張り出したリブ91がついており、そのリブは、ポケットを形成して、 その中に、ロッキング部材86の巻取芯に面していないプレート末端87aが保 持されるようになっている。この場合、プレート87は、フランジ53の巻き付 けられる線材に面している方の表面と平行に、そのままの位置で保持される。プ レートの巻取芯に面する側のプレート未満87bには、プレートと一体に形成さ れたウェブ92があり、その幅は、フランジの2つの保持用突起79間に存在す る中間空隙83の幅よりもやや小さくなっている。 プレート87のウェブ92から方向を転じて、くさび状の張り出し部分93が 延びており、それによって、くさび形のスリット94が形成されている。 プレートの前方末端87bは、フランジ53の内側補強リング69との間にご く僅かな隙間しか開いていないので、ロッキング部材86は、リブ91、空隙9 oおよびリブ69によって、抜け落ちることなくフランジに保持される。以下、 このロッキング部材の機能について説明する。 フランジのリング状空隙75に巻取芯を挿入する際、(図9に示した)ロッキ ング部材は、弾性変形し、下側に押しつけられる。巻取芯の下端が第2隔壁部分 85に到達すると、巻取芯は回転して、切欠突起64を突起79の下側に持って くる。そうすると、ロッキング部材は、隣接する2つの保持用突起間に設けられ ている中間空隙に配置されて開放され、かつ、弾性反力によって再び上方へ移動 する。このロッキング部材の移動によって、保持用突起間の中間空隙は埋められ 、巻取芯とフランジは、半径方向への相対運動を互いに阻止し合うようになる。 その後、フランジは、その状態で、巻取芯の軸方向にも半径方向にもずれないよ うに確保される。 くさび状のくぼみ93は、二重の機能を備えている。 図1で判るように、巻取ボビン50の下側フランジ53は、巻取装置に組み込 まれる際、支持プレート109に載せられる。くさび状張り出し部の下端と(図 9に示した)、補強リブ67,68および69の下端とは、正確に一致している ので、このくさび状張り出し部も、同様に支持プレート109に載せられる。こ れによって、ロッキング部材は、巻取芯の軸方向へは移動できなくなるので、ロ ッキング部材の変形は起こらず、それに伴って、半径方向への移動防止は保障さ れる。 巻取芯を解体する際には、図16に示したように、適切な工具、例えば、スク リュードライバーを、くさび形スリット94に差し込むことができる。それによ って(図9に示したように)、くさび形スリット94と、それを構成するプレー ト87の前方末端87bは、下方に押しつけられ、ウェブ92は、隣接する保持 用突起間の中間空隙での拘束を解かれ、フランジと巻取芯は、互いに逆方向に回 すことができるようになる。巻取芯は、それ以外の手作業を必要とせずに、フラ ンジから取り出すことができる。取り外し可能なフランジ53を、巻取芯52か ら取り外すと、巻取芯は、図3に示したと同様の状態で、場所を取らずに積み重 ねることができる。 図13に示したように、ボビン50の取り外し可能なフランジ53も、フラン ジ3(図4参照)と同様に、場所を取らずに互いに積み重ねることができる。 フランジを互いに積み重ねると(図9および図13参照)、リング78は、フ ランジ53のリング69とリング70との間にある中間空隙71にはまり込む。 さらに、リング69には、図9および図10で大まかに示してある一連のぎざぎ ざがついており、互いに積み重ねる際には、そのぎざぎざにウェブ81が食い込 むようになっている。 リング78、リング69およびリング70の連携作用によって、フランジ同士 は互いに半径方向の動きを止められるので、積み重ねた状態で、フランジ同士が 互いにずれを起こすことはあり得ない。さらに、ウェブ81とそれに対応するぎ ざぎざは、積み重ねられたフランジの回り止めになっている。 従って、本発明からなる方法および装置の提案による方法ないしは装置を用い て、巻取ボビンに針金ないしはケーブルを巻き付けた形の束を作り出すことがで き、その束は、輸送および加工に当たって特に優れた長所を発揮する。この巻き 束は、特にダブルコーン形に巻きつける構造とした場合には、高い強度を備えて いるので、他に何らの包装材料も必要とせずに輸送することができる。そのため 、この巻き束を使用すればごみは全く発生しなくなる。本発明によって提案され たプラスチック製ボビンは、分割して、うまく重ねることができるので、このプ ラスチック製ボビンは、ユーザ側で場所をとらずに保管でき、かつ、嵩張らずに 、針金メーカないしはケーブルメーカヘ返送することもできる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年3月23日 【補正内容】 請求の範囲 1.長く延びた巻取線材を巻き付けたまま、包装しないで輸送できる束を製造す る方法であって、 巻取ボビンを、円錐形巻取芯と、2つのフランジで構成し、少なくとも、巻取 芯の直径の小さい側に接するフランジを、巻取芯と、取り外しできるように連結 し、 巻取ボビンを巻取装置に装入し、 2つのボビンを受け入れる装置を用いて、両フランジの軸心が合わされ、かつ 、巻取芯に面していない側のフランジ面で巻取圧力を受け入れて支持されるよう に、巻取装置内に巻取ボビンを定着させ、 制御装置によって、線材が予め決められた形でボビンに巻き付けられるよう制 御される送り装置を用い、巻取線材を巻取ボビンに巻き付け、 取り外し可能なフランジと巻取芯とをしっかり連結し、巻き取りおよび輸送時 に、取り外し可能なフランジが巻取芯から抜け落ちないようにするとともに、 予定した状態までボビンに線材が巻き付けられると、直ちに巻き取りを終了さ せ、巻取装置からボビンを取り出すが、その際、直前、同時または直後に、巻取 線材を切断し、巻取線材のボビン側末端を巻取ボビンに固定することを特徴とす る巻取線材の束の製造方法。 2.少なくとも1つのボビン受入装置が、駆動装置と連結され、 巻取ボビンは、巻取線材を巻き取るために、そのボビン受入装置を介して回転 するようになっていることを特徴とする請求項1記載の巻取線材の束の製造方法 。 3.送り装置が駆動装置と連結され、それによって、送り装置が、ロープ状の線 材を巻き取るために、静止したボビンの周囲を移動するようになっていることを 特徴とする請求項1記載の巻取線材の束の製造方法。 4.巻取芯の直径の小さい方の末端領域にボビンを受け入れた後、送り装置を位 置決めし、 予め決められた巻き数と予め決められた巻付傾斜を持った第1巻付状態に巻き 取り、 巻取芯の最小径位置に接するこの第1位置に送り装置を引き戻す際に、同じ巻 き数と同じ巻付傾斜を持つ第2巻付状態が形成され、 その都度巻き数を増しながら、引き続いて巻き付けていき、その際、それぞれ の巻き数は、巻き付けられた状態の少なくとも一部がボビンの縦断面で巻取芯に 対し傾斜した状態を保ちながらボビン上に巻き付けられていくように選定されて おり、さらに、巻き数を増しながら最終巻き数に達するまで、この巻取過程を続 行して、巻取芯の直径の大きい末端まで巻き付け、 さらに、巻き付けられて、その巻き数が最終巻き数と同数になるか、もしくは それよりも少なくなるまで、巻取過程を続行することを特徴とする請求項1から 請求項3のいずれかに記載の巻取線材の束の製造方法。 5.互いに連続して形成される巻付層の巻き数の増加が限定されており、多数の 巻付層が形成された後で、かつ、その層の最終巻き数に達する前に、個々の巻付 層の少なくともいくつかは、巻取ボビンの回転軸までの距離が、巻取芯の直径の 小さい末端に取り付けられているフランジの領域で、最大に達することを特徴と する請求項4記載の巻取線材の束の製造方法。 6.ボビン受入装置が、ボビンを受け入れている間、取り外し可能フランジのゆ るみを防止するボビンのロッキング装置と協調作動して、ロッキング装置を、そ のロッキング位置に固定するようになっていることを特徴とする請求項1から請 求項5のいずれかに記載の巻取線材の束の製造方法。 7.長く延びた巻取線材を巻取ボビンに巻き取るとともに、包装せずに輪送でき る巻き束を作り上げる請求項1から請求項6のいずれかに記載の方法を実施する ための装置であって、 ボビンをその末端領域に受け入れて、軸心を合わせ、その際、受け入れた巻取 ボビンの縦軸に、本質的には垂直に位置するようになっているボビン受入装置と 、 長く延びた巻取線材をボビンに移送し、ボビンの縦軸と平行に移動できるよう になっている送り装置と、 ボビン受入装置または送り装置と連結され、ボビンもしくは送り装置のいずれ かを、ボビン縦軸の廻りで回転させるようになっている駆動装置と、 少なくとも1つのボビン受入装置を、ボビンに対して相対的に移動させること ができ、それによって、巻取ボビンを巻取装置に持ち込んだり、そこから取り出 したりすることができる持上げ装置と、 巻取ボビンないしは送り装置の回転運動および送り装置のボビンに対する平行 移動を制御して、予め決められた形状となるようにボビンに巻き付ける制御装置 とを装備するとともに、 ボビン受入装置が、円錐形芯を備えたプラスチック製の巻取ボビンを受け入れ るように構成され、その際、巻取ボビンの少なくとも1つのフランジが、取り外 しできるように芯に連結されており、 第1下側ボビン受入装置(103)が、プレート(108,109)を備え、 そのプレートによって、巻取ボビンの第1下側フランジ(53)が直接支持され ており、 上記支持プレートにはテーパー(111)がつけられており、そのテーパーは 、巻取ボビンを心合わせするため、これに対応してフランジ(53)にあけられ ている穿孔(72)にはめ込まれ、 第2上側ボビン受入装置(104)が、本質的には円形のプレート(120) を備え、そのプレートは、巻取ボビンの上側フランジがボビン受入装置によって 支持されているように形成されており、 上記プレート(120)は、巻取ボビンヘ向けて突き出ている第1調心装置( 112)を備え、その調心装置の上端部が巻取芯の内壁に接していることを特徴 とする 巻取線材の束の製造装置。 8.上記調心装置(112)がリブとして形成され、上記プレート(120)に 固定されていることを特徴とする請求項7記載の巻取線材の束の製造装置。 9.第2リブ(113)が、上記調心リブ(112)と同心円をなしてプレート (120)に取り付けられており、そのプレートによって、巻取ボビンの上記上 側フランジ(54)が支持されていることを特徴とする請求項8記載の巻取線材 の束の製造装置。 10.上記持上げ装置が、上側ボビン受入装置のプレート(120)と連結され ていることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載の巻取線材の束 の製造装置。 11.包装せず輸送できる巻き束を作り上げ、特に、請求項1の方法あるいは請 求項7の装置に適用される巻取ボビンであって、 長く延びた巻取線材、特に、針金、撚り線、プラスチック被覆撚り線などの金 属を含む巻取線材を受け入れるため、直径の小さい第1末端と直径の大きい第2 末端を備えていて、本質的には回転対称をなす円錐形空洞巻取芯を装備しており その際、円錐形巻取芯(2)の空洞(2e)は円錐形をなし、その外側表面( 2c)の円錐角(18)と内側表面(2d)の円錐角(19)とは本質的に一致し、かつ、その空洞(2e)は、直径の大きい第2末端に向けて開放されていて 、巻取芯(2)の直径の大きい方の第2末端にはフランジが取り付けられている とともに 第1フランジおよび第2フランジを備えていて、その第1フランジ(3)は、 巻取芯(2a)の直径の小さい方の第1末端(2a)に、取り外しできるように 取り付けられており、かつ、上記第1フランジ(3)と巻取芯(2)を互いに連 結する連結装置(9.10.23)を備えていて、巻き取り中および輸送中にフ ランジが巻取芯から抜け落ちないようになっており、また、上記連結装置には、 互いに間隔をおいて半径方向内側に突き出た切欠突起(64)がついていて、そ の切欠突起は、組み込まれた状態では、それに対応して取り外し可能なフランジ (53)に形成された半径方向に延びる保持用突起(79)と協調作動し、その 結果、取り外し可能なフランジと巻取芯とは、巻取ボビン(50)の回転軸(5 6)の軸方向、すなわち、縦方向に、互いに係合状態に保持されるようになって いること、および、少なくとも1つのロッキング部材(86)を備えていて、取 り外し可能なフランジと巻取芯とが、半径方向にしっかり連結されていることを 特徴とする巻取ボビン。 12.巻取芯(2または52)が、プラスチック製であることを特徴とする請求 項11記載の巻取ボビン。 13.取り外し可能なフランジ(3または53)が、プラスチック製であること を特徴とする請求項11または請求項12記載の巻取ボビン。 14.巻取芯の直径の大きい方の末端に、第2フランジ(4または54)を備え ており、そのフランジは巻取芯(2)と固定連結され、典型的には、巻取芯(2 )と一体になっていることを特徴とする請求項11から請求項13のいずれかに 記載の巻取ボビン。 15.支持用突起(79)が、フランジ(53)の外周方向に対して互いに間隔 をおいており、その間隔は、上記切欠突起(64)の長さよりも大きいこと、お よび、支持用突起(79)と切欠突起(64)は、まず、切欠突起を備えた巻取 芯(52)が上記支持用突起の間に置かれ、次にフランジと巻取芯が予め決めら れた角度だけ互いに回転し、その結果、上記支持用突起と上記切欠突起が噛み合 わされるという方法で、互いに噛み合うようになっていることを特徴とする請求 項11記載 の巻取ボビン。 16.少なくとも1つのロッキング部材(86)を備えており、そのロッキング 部材は、上記支持用突起(79)の間に設けられた中間空隙にはまり込み、巻取 芯(52)と取り外し可能なフランジ(53)の相対運動を封じるようになって いることを特徴とする請求項15記載の巻取ボビン。 17.上記ロッキング部材(86)が、弾性変形要素として形成され、取り外し 可能なフランジに保持され、かつ、巻取芯(52)とフランジ(53)を組み合 わせたり、外部から工具を用いて取り外したりする際には、弾性変形することが でき、変形すると、上記保持用突起間の中間空隙が解放されて、巻取芯と上記取 り外し可能なフランジとの間の回転運動が可能になり、 しかも、ロッキング部材は変形した後、最初の状態に復帰すると、巻取芯と取 り外し可能なフランジとの間の回転運動が阻止されるようになっていることを特 徴とする請求項16記載の巻取ボビン。 18.ロッキング部材が張り出し部(93)を備えており、その張り出し部は、 巻取ボビン(50)が、取り外し可能なフランジ(53)と同一平面ないしは対 応して形成される平面に立っていれば、ロッキング部材は巻取芯の自由回転を許 すような位置には到達しないように形成されていることを特徴とする請求項16 または請求項17記載の 巻取ボビン。 19.取り外し可能なフランジ(3または53)が、本質的には円板状のフラン ジ面(26または66)を備えており、その円板状部分の巻取芯に面していない 側には、円周方向および半径方向に延びる補強リブが取り付けられていることを 特徴とする請求項11から請求項18のいずれかに記載の巻取ボビン。 20.固定フランジ(4または54)に、円周方向および半径方向に延びる補強 リブが取り付けられていることを特徴とする請求項11から請求項19のいずれ かに記載の巻取ボビン。 21.取り外し可能なフランジ(3または53)および上側フランジ(4または 54)の補強リブが、互いに積み重ねる際には、できるだけ多く組み合わされる ように形成され、また、巻き付け終わったボビンの場合には、上側および下側フ ランジの補強リブが互いに噛み合わされて、形状が変わらないように連結され、 フランジ同士が互いにずれないようになっていることを特徴とする請求項19ま たは請求項20記載 の巻取ボビン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.長く延びた巻取線材の束を製造する方法であって、 巻取ボビンを、円錐形巻取芯と、2つのフランジで構成し、少なくとも、巻取 芯の直径の小さい側に接するフランジを、巻取芯と、取り外しできるように連結 し、 巻取ボビンを巻取装置に装入し、 2つのボビンを受け入れる装置を用いて、両フランジの軸心が合わされ、かつ 、巻取芯に面していない側のフランジ面で巻取ボビンが支持されるように巻取装 置内に巻取ボビンを定着させ、 制御装置によって、線材が予め決められた形でボビンに巻き付けられるよう制 御される送り装置を用い、巻取線材を巻取ボビンに巻き付け、 予定した状態までボビンに線材が巻き付けられると、直ちに巻き取りを終了さ せ、巻取装置からボビンを取り出すが、その際、直前、同時または直後に、巻取 線材を切断し、巻取線材のボビン側末端を巻取ボビンに固定することを特徴とす る巻取線材の束の製造方法。 2.少なくとも1つのボビン受入装置が、駆動装置と連結され、 巻取ボビンが、巻取線材を巻き取るために、そのボビン受入装置を介して回転 するようになっていることを特徴とする請求項1記載の巻取線材の束の製造方法 。 3.送り装置が駆動装置と連結され、それによって、送り装置が、ロープ状の線 材を巻き取るために、静止したボビンの周囲を移動するようになっていることを 特徴とする請求項1記載の巻取線材の束の製造方法。 4.巻取芯の直径の小さい方の末端領域にボビンを受け入れた後、送り装置を位 置決めし、 予め決められた巻き数と予め決められた巻付傾斜を持った第1巻付状態に巻き 取り、 巻取芯の最小径位置に接するこの第1位置に送り装置を引き戻す際に、同じ巻 き数と同じ巻付傾斜を持つ第2巻き付け状態が形成され、 その都度巻き数を増しながら、引き続いて巻き付けていき、その際、それぞれ の巻き数は、巻き付けられた状態の少なくとも一部がボビンの縦断面で巻取芯に 対し傾斜した状態を保ちながらボビン上に巻き付けられていくように選定されて おり、さらに、巻き数を増しながら最終巻き数に達するまで、この巻取過程を続 行して、巻取芯の直径の大きい末端まで巻き付け、 さらに、巻き付けられて、その巻き数が最終巻き数と同数になるか、もしくは それよりも少なくなるまで、巻取過程を続行することを特徴とする請求項1から 請求項3のいずれかに記載の巻取線材の束の製造方法。 5.互いに連続して形成される巻付層の巻き数の増加が限定されており、多数の 巻付層が形成された後で、かつ、その層の最終巻き数に達する前に、個々の巻付 層の少なくともいくつかは、巻取ボビンの回転軸までの距離が、巻取芯の直径の 小さい末端に取り付けられているフランジの領域で、最大に達することを特徴と する請求項4記載の巻取線材の束の製造方法。 6.ボビン受入装置が、ボビンを受け入れている間、取り外し可能フランジのゆ るみを防止するボビンのロッキング装置と協調作動して、ロッキング装置を、そ のロッキング位置に固定するようになっていることを特徴とする請求項1から請 求項5のいずれかに記載の巻取線材の束の製造方法。 7.長く延びた巻取線材を巻取ボビンに巻き取る請求項1から請求項6のいずれ かに記載の方法を実施するための装置であって、 ボビンをその末端領域に受け入れて、軸心を合わせ、その際、受け入れた巻取 ボビンの縦軸に、本質的には垂直に位置するようになっているボビン受入装置と 、 長く延びた巻取線材をボビンに移送し、ボビンの縦軸と平行に移動できるよう になっている送り装置と、 ボビン受入装置または送り装置と連結され、ボビンもしくは送り装置のいずれ かを、ボビン縦軸の周りで回転させるようになっている駆動装置と、 少なくとも1つのボビン受入装置を、ボビンに対して相対的に移動させること ができ、それによって、巻取ボビンを巻取装置に持ち込んだり、そこから取り出 したりすることができる持上げ装置と、 巻取ボビンないしは送り装置の回転運動および送り装置のボビンに対する平行 移動を制御して、予め決められた形状となるようにボビンに巻き付ける制御装置 とを装備し、 第1下側ボビン受入装置(103)が、プレート(108,109)を備え、 そのプレートによって、巻取ボビンの第1下側フランジ(53)が支持されてお り、 第2ボビン受入装置(104)が、巻取ボビンに面した第1調心装置(112 )付きのプレート(120)を備え、その調心装置の上端が、巻取芯の内壁に接 しており、 ボビン受入装置は、さらに、巻取ボビンの上側フランジがボビン受入装置によ って支持されるように形成されていることを特徴とする巻取線材の束の製造装置 。 8.上側ボビン受入装置(104)が、本質的に円形のプレート(120)を備 えているとともに、その調心装置(112)はリブとして形成され、上記プレー トに固定されていることを特徴とする請求項7記載の巻取線材の束の製造装置。 9.第2リブ(113)が、上記調心リブ(112)と同心円をなしてプレート (120)に取り付けられており、そのプレートによって、巻取ボビンの上記上 側フランジ(54)が支持されていることを特徴とする請求項8記載の巻取線材 の束の製造装置。 10.プレート(120)を備えた上記持上げ装置が、上側ボビン受入装置と連 結されていることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載の巻取線 材の束の製造装置。 11.請求項1の方法あるいは請求項7の装置に適用される巻取ボビンであって 、 長く延びた巻取線材、特に、針金、撚り線、プラスチック被覆撚り線などの金 属を含む巻取線材を受け入れるため、直径の小さい第1末端と直径の大きい第2 末端を備えていて、本質的に回転対称をなす円錐形空洞巻取芯を装備し、かつ、 少なくとも1つの第1フランジが直径の小さい第1末端に取り付けられていると ともに、 円錐形巻取芯(2)の空洞(2e)が、円錐形をなし、その際、外側表面(2 c)の円錐角(18)と内側表面(2d)の円錐角(19)とは本質的に一致し ており、 その空洞は、直径の大きい第2末端に向けて開放され、 巻取芯(2)の直径の小さい側の末端(2a)と上記第1フランジ(3)との 間には連結装置(9,10,23)が用意され、それによって、第1フランジ( 3)と巻取芯(2)とは、互いに分離できるように連結されていることを特徴と する巻取ボビン。 12.巻取芯(2または52)が、プラスチック製であることを特徴とする請求 項11記載の巻取ボビン。 13.取り外し可能なフランジ(3または53)が、プラスチック製であること を特徴とする請求項11または請求項12記載の巻取ボビン。 14.巻取芯の直径の大きい方の末端に、第2フランジ(4または54)を備え ており、そのフランジは巻取芯(2)と固定連結され、典型的には、巻取芯(2 )と一体になっていることを特徴とする請求項11から請求項13のいずれかに 記載の巻取ボビン。 15.連結装置が、ロッキング部材として形成され、そのロッキング部材は、第 1フランジ(3)ないしは巻取芯(2)に取り付けられていることを特徴とする 請求項11から請求項14のいずれかに記載の巻取ボビン。 16.巻取芯に取り付けられるロッキング要素が、ロッキングタンとして形成さ れ、そのロッキングタンは、本質的には巻取芯の回転軸(6)に向かって延びて おり、その際、このロッキングタンは、巻取芯の下側末端の一部を形成している 継ぎ目板(9)に届いていることを特徴とする請求項15記載の巻取ボビン。 17.巻取芯(2)の下側末端領域(2a)に同じ間隔をとって多数の切り込み をつけることによって継ぎ目板が形成されていることを特徴とする請求項16記 載の巻取ボビン。 18.取り外し可能なフランジ(3)が、巻取芯に面した側に、本質的には円錐 形のアタッチメント(20)を備え、そのアタッチメントには、外周に張り出し た切欠突起(23)がついており、その突起によって、本質的には円錐形アタッ チメント(20)の円筒軸(21)に対して垂直に延びる切欠面(24)が形成 されていることを特徴とする請求項15から請求項17のいずれかに記載の巻取 ボビン。 19.巻取芯(52)の小さい方の末端に、互いに間隔を置き、内側に突き出て いる切欠突起(64)を持っており、その切欠突起は、組み込まれた状態では、 取り外し可能なフランジ(53)に対応して形成された支持用突起(79)と協 調作動するようになっていて、取り外し可能なフランジと巻取芯は巻取ボビン( 50)の回転軸(56)の軸方向、すなわち、縦方向に、互いに係合状態に保持 されることを特徴とする請求項11から請求項15のいずれかに記載の巻取ボビ ン。 20.支持用突起(79)が、フランジ(53)の外周方向に対して互いに間隔 をおいており、その間隔は、上記切欠突起(64)の長さよりも大きいこと、お よび、支持用突起(79)と切欠突起(64)は、まず、切欠突起を備えた巻取 芯(52)が上記支持用突起の間に置かれ、次にフランジと巻取芯が予め決めら れた角度だけ互いに回転し、その結果、上記支持用突起と上記切欠突起が噛み合 わされるという方法で、互いに噛み合うようになっていることを特徴とする請求 項19に記載の巻取ボビン。 21.少なくとも1つのロッキング部材(86)を備えており、そのロッキング 部材は、上記支持用突起(79)の間に設けられた中間空隙にはまり込み、巻取 芯(52)と取り外し可能なフランジ(53)の相対運動を封じるようになって いることを特徴とする請求項20記載の巻取ボビン。 22.上記ロッキング部材(86)が、弾性変形要素として形成され、取り外し 可能なフランジに保持され、かつ、巻取芯(52)とフランジ(53)を組み合 わせたり、外側から工具を用いて取り外したりする際には、弾性変形することが でき、変形すると、上記保持用突起間の中間空隙が解放されて、巻取芯と上記取 り外し可能なフランジとの間の回転運動が可能になり、 しかも、ロッキング部材は変形した後、最初の状態に復帰すると、巻取芯と取 り外し可能なフランジとの間の回転運動が阻止されるようになっていることを特 徴とする請求項21記載の巻取ボビン。 23.ロッキング部材が張り出し部(93)を備えており、その張り出し部は、 巻取ボビン(50)が、取り外し可能なフランジ(53)と同一平面ないしは対 応して形成される平面に立っていれば、ロッキング部材は巻取芯の自由回転を許 すような位置には到達しないように形成されていることを特徴とする請求項20 から請求項22のいずれかに記載の巻取ボビン。 24.取り外し可能なフランジ(3または53)が、本質的には円板状のフラン ジ面(26および66)を備えており、その円板状部分の巻取芯に面していない 側には、円周方向および半径方向に延びる補強リブが取り付けられていることを 特徴とする請求項11から請求項23のいずれかに記載の巻取ボビン。 25.固定フランジ(4または54)に、円周方向および半径方向に延びる補強 リブが取り付けられていることを特徴とする請求項14から請求項23のいずれ かに記載の巻取ボビン。 26.取り外し可能なフランジ(3または53)および上側フランジ(4または 54)の補強リブが、互いに積み重ねる際には、できるだけ多く組み合わされる ように形成され、また、巻き付け終わったボビンの場合には、上側および下側フ ランジの補強リブが互いに噛み合わされて、形状が変わらないように連結され、 フランジ同士が互いにずれないようになっていることを特徴とする請求項24ま たは請求項25記載の巻取ボビン。
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