JP4580073B2 - ケーブル巻きドラム用鍔部の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筒状をした胴部の両端部に配置してボルトにより取付けられるケーブル巻きドラム用鍔部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、胴部の端部に鍔部を取付けてケーブル巻きドラムを構成するものが知られている。上記ケーブル巻きドラムの構成部品である鍔部、胴部は大きくて重量があるので、組み立てるまでは胴部、鍔部別々に搬送したり、保管したりするものである。この場合、鍔部は上下に積み重ねて搬送したり、保管したりするが、鍔部を積み重ねた場合に横方向にずれやすいという問題がある。
【0003】
また、鍔部の裏面には嵌め込み溝部が形成してあって、嵌め込み溝部に胴部の端部を嵌め込むようになっているが、ケーブルを巻いた場合における胴部からの荷重は嵌め込み溝部の径方向の内側の壁部により支持されるが、従来にあっては嵌め込み溝部の径方向の内側の壁部が鍔部の裏面よりも突出しておらずに支持強度が弱くなるという問題があった。
【0004】
また、仮に胴部の支持強度を出すために嵌め込み溝部の径方向の内側の壁部を鍔部の裏面よりも突出させることが考えられるが、これだと鍔部同士を上下に積み重ねた際に、下の鍔部の突出部分に上の鍔部が載置され、突出部分の突出長さの分だけ上下の鍔部間に隙間が生じ、これにより鍔部の載置が安定しないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、鍔部同士を搬送や保管に際して多段に積み重ねても横ずれすることがなく安定して積みかさねができ、また、組み立ててケーブル巻きドラムを形成した際にケーブルを巻いた場合における胴部からの荷重の支持強度を上げることができるケーブル巻きドラム用鍔部の構造を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るケーブル巻きドラム用鍔部の構造は、筒状をした胴部2の両端部に配置してボルト8、ナット21により取付けてケーブル巻きドラムAを構成するためのケーブル巻きドラム用鍔部4であって、鍔部4の裏面に中心の仮想円に沿って胴部2の端部が嵌り込む嵌め込み溝部6を形成して該嵌め込み溝部6よりも径方向の外側の領域をケーブルが巻かれる領域Bとし、嵌め込み溝部6の径方向の内側の壁部15bを鍔部4の裏面よりも突出させてずれ防止用突部16を形成し、嵌め込み溝部6に胴部2の端部を嵌め込んだ際に、胴部2の鍔部4裏面よりも軸方向の内側にずれた部位を上記ずれ防止用突部16により支持するように構成し、鍔部4の表面には嵌め込み溝部6に対応する部位にケーブル巻きドラムA同士を積み重ねた際に上記鍔部4から外方に突出するボルト8の頭部又はナット21が嵌り込む凹所17を形成し、上記嵌め込み溝部6と凹所17の間に仕切りを形成し、上記凹所17の径方向の内側の壁部18aを嵌め込み溝部6の内側の壁部15bよりもずれ防止用突部16の肉厚部だけ内側にずらして鍔部4同士を積み重ねた際に該凹所17にずれ防止用突部16が嵌まり込むことを可能として成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、搬送や保管に当たって、鍔部4同士を上下に積み重ねる場合、一方の鍔部4のずれ防止用突部16が他方の鍔部4の嵌り込む凹所17に嵌り込むことで、鍔部4がずれないように積み重ねることができ、また、鍔部4間に隙間が生じないように積み重ねることができるものである。しかも、ずれ防止用突部16が嵌り込む凹所17が鍔部4の裏面のケーブルが巻かれる領域Bを避けた位置に設けてあることで、ケーブルの巻装に何ら悪影響がないものである。また、鍔部の嵌め込み溝部6に胴部2の端部を嵌め込んだ際に、鍔部4の裏面よりも突出しているずれ防止用突部16でも胴部2を支持して胴部2からの荷重を受けることができる。更に、ケーブル巻きドラムA同士を積み重ねる場合、一方のケーブル巻きドラムAのボルト8の先端部のナット21を締結した部分が他方のケーブル巻きドラムAの鍔部4の凹所17に嵌り込み、また、他方のケーブル巻きドラムAのボルト8の頭部が一方のケーブル巻きドラムAの鍔部4の凹所17に嵌りこんで、上下に隙間なくケーブル巻きドラムA同士を積み重ねることができるとともに、凹所17にボルト8の頭部や先端部のナット21締結部分が嵌り込むことで積み重ねたケーブル巻きドラムAのずれを防止することができる。
また、上記嵌め込み溝部と凹所の間に形成した仕切りが鍔部の表裏方向の略中間部分に位置していることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0009】
ケーブル巻きドラムAは図1に示すように、略筒状をした胴部2の両端部に鍔部4を取付けて構成してある。胴部2、鍔部4はポリプロピレンのような合成樹脂により形成してあり、それぞれ射出成形などにより成形され、各成形品を組み立ててボルト8により固定することで構成してある。
【0010】
上記ケーブル巻きドラムAの構成部品である本発明の鍔部4は以下のような構成となっている。
【0011】
鍔部4は図1乃至図4に示すようなものであり、この鍔部4には図3に示すように、表面部に多数の鍔補強用リブ11が突設してあり、鍔部4にかかる荷重が鍔補強用リブ11により吸収されることで鍔部4の割れを防止するようになっている。また、図2に示すように、鍔部4の裏面部の鍔部4半径方向の略中間部分には、鍔部4の真ん中を中心とする仮想円に沿って嵌め込み溝部6が設けてあり、嵌め込み溝部6の一部に嵌め込み溝部6に連通する第2の溝部7が連通形成してある。添付図面に示す実施形態においては第2の溝部7は鍔部4の真ん中を中心として90°の開き角度で4個設けてある。
【0012】
図4に示すように、第2の溝部7は嵌め込み溝部6よりも溝深さが深くなっている。第2の溝部7部分にはボルト挿入孔部5が形成してあり、第2の溝部7の溝底にボルト挿入孔部5の端部が位置している。嵌め込み溝部6の溝底部6aは軸方向外方突出部3a又は径方向内方突出部3bが当接してスライドできるスライド溝底部6bと、該スライド溝底部6bより一段低くてスライド溝底部6bに軸方向外方突出部3a又は径方向内方突出部3bが当接した状態では胴部2の端部が浮き上がって嵌り込まず且つ軸方向外方突出部3a又は径方向内方突出部3bが第2の溝部7に嵌り込んだ状態では胴部2の端部が嵌り込む胴部嵌め込み溝底部6cとで構成してある。
【0013】
添付図面に示す実施形態においては、図4(b)に示すように、嵌め込み溝部6の径方向の両壁部15のうち径方向の外側に位置する外側壁部15aに沿って溝底部6aが一段低くなっていて胴部嵌め込み溝底部6cとなっており、溝底部6aのうち胴部嵌め込み溝底部6cよりも径方向の内側の部分がスライド溝底部6bとなっている。ここで、胴部嵌め込み溝底部6cの幅は筒状をした胴部2の端部の肉厚とほぼ等しくなっている。また、スライド溝底部6bの溝幅は位置決め用突部3の径方向の長さ(つまり鍔補強用リブ11の胴部2の内面からの径方向への突出長さ)とほぼ等しくなっている。
【0014】
鍔部4の嵌め込み溝部6の径方向の両壁部15のうちの鍔部4の内側(鍔部4の中心側)の壁部15bはその先端が鍔部4の内面よりも少し突出していてずれ防止用突部16となっている。また、鍔部4の表面側の嵌め込み溝部6に対応する部分には凹所17が設けてあり、嵌め込み溝部6の溝底部6aが鍔部4の表裏方向(厚み方向)の略中間部分に位置していて嵌め込み溝部6と凹所17を表裏に仕切っている。凹所17の径方向の両壁部18のうち径方向の内側(鍔部4の中心側)に位置する壁部18aは上記ずれ防止用突部16の肉厚分だけ径方向の内側(鍔部4の中心側)にずれて位置している。つまり、鍔部4同士を積み重ねた際に、図5に示すように一方の鍔部4の裏面に他方の鍔部4の表面を重ねた場合、ずれ防止用突片部16が凹所17の壁部18aの内面に沿って凹所17内に嵌め込まれて積み重ねた鍔部4同士がずれないようになっている。
【0015】
なお、鍔部4には電線取り出し孔19が設けてある。
【0016】
一方、上記の構成の本発明の鍔部4に嵌め込み結合される胴部2は胴部2は図6乃至図8に示すように、筒状をしていて内周部の周方向の複数箇所に胴部2の軸方向と平行な方向のボルト挿通部1が形成してある。添付図面に示す実施形態においては一対のリブ部9を胴部2の内周部の周方向の複数箇所に胴部2の軸方向と平行な方向に形成し、一対のリブ部9間がボルト挿通部1となっている。また、胴部2の内周部の周方向の複数箇所に設けた対となったリブ部9間にはそれぞれ複数の胴補強リブ10が一体に設けてあり、この胴補強リブ10の端部は筒状をした胴部2の端部よりも少し内側に引き込んだ位置となっている。この胴補強リブ10はリブ部9と平行となっている。
【0017】
筒状の胴部2の両端部には位置決め用突部3が突設してあり、胴部2の一端部側に設けた位置決め用突部3が、胴部2の一端部の胴部2の端面よりも内方にずれた位置から胴部2の軸方向の外側に向けて突出する軸方向外方突出部3aにより構成してあり、胴部2の他端部に設けた位置決め用突部3が、胴部2の端面より内側に突出した径方向内方突出部3bにより構成してあり、この径方向内方突出部3bは軸方向においては胴部2の端面よりも突出しないように構成してある。
【0018】
図6乃至図8に示す実施形態においては、筒状の胴部2の内面に突出した上記リブ部9を胴部2の一端部から胴部2の軸方向の外側に向けて突出させて軸方向外方突出部3aを設けて、この軸方向外方突出部3aを胴部2の一端部側における位置決め用突部3としてある。そして、この軸方向外方突出部3aは胴部2の端面よりも内方にずれた位置から胴部2の軸方向の外側に向けて突出している。また、筒状の胴部2の他端部側においては筒状の胴部2の内面に突出した上記リブ部9が径方向内方突出部3bとなっていてこれが筒部2の他端部側の位置決め用突部3となっている。この径方向内方突出部3bが軸方向においては胴部2の端面よりも突出しないように構成してあり、実施形態では径方向内方突出部3bと胴部2の端面とが面一となっている。
【0019】
しかして、ケーブル巻きドラムAを組み立て形成するに当たっては、一方の鍔部4を裏面側が上となるように横にして組み立て用の支持枠や支持台などの上に載せ、この横にした一方の鍔部4の上に胴部2を軸方向が垂直となるように配置して胴部2の端部に突設した位置決め用突部3を嵌め込み溝部6に嵌め込む。この場合,胴部2の両端部の位置決め用突部3を構成する軸方向外方突出部3a又は径方向内方突出部3bのどちらが下となるようにして胴部2を配置してもよいが、好ましくは軸方向外方突出部3aを下になるようにして胴部2を配置するのがよく、この方が位置決め用突部3を嵌め込み溝部6に嵌め込むんで位置合わせする場合における胴部2の落ち込み量が大きくて目で確認しにくい位置で行う位置決め用突部3を嵌め込み溝部6に嵌め込む作業がより容易に行える。
【0020】
上記のようにして軸方向外方突出部3a又は径方向内方突出部3bを嵌め込み溝部6に嵌め込むと、図10又は図13に示すように、軸方向外方突出部3a又は径方向内方突出部3bが嵌め込み溝部6の溝底部6aのうちスライド溝底部6bに当接し、筒状の胴部2の端面は溝底部6aが一段低くなった胴部嵌め込み溝底部6cから浮いた状態となっている。この状態で胴部2を回動して位置決め用突部3を嵌め込み溝部6内で周方向にスライドさせると、位置決め用突部3が嵌め込み溝部6の端部に至って第2の溝部7に落ち込んで嵌り込むと共に図12又は図14のように筒状の胴部2の端部が一段下がった嵌め込み溝底部6c及び第2の溝部7に落ち込んで嵌り込み、また、この状態でボルト挿通部1とボルト挿入孔部5とが連通するものである。
【0021】
このように一方の鍔部4の上に該鍔部4に対して胴部2を嵌め込んで位置決めし、その後、胴部2の反対側の端部の上に別の鍔部4を載置し、この場合、胴部2の他端部に突設した他方の位置決め用突部3(径方向内方突出部3b又は軸方向外方突出部3a)に別の鍔部4の裏面の嵌め込み溝部6を嵌め込む。この場合、図13又は図10に示すように径方向内方突出部3b又は軸方向外方突出部3aが嵌め込み溝部6の溝底部6aのうちスライド溝底部6bに当接し、筒状の胴部2の端面は溝底部6aが胴部嵌め込み溝底部6cから浮いた状態となっている。この状態で上に配置した別の鍔部4を回動して位置決め用突部3に対して嵌め込み溝部6をスライドさせると、嵌め込み溝部6の端部が位置決め用突部3位置に至って位置決め用突部3に第2の溝部7が嵌り込むと共に図14又は図12に示すように筒状の胴部2の端部が嵌め込み溝底部6c及び第2の溝部7に落ち込んで嵌り込み、また、この状態でボルト挿通部1と別の鍔部4のボルト挿入孔部5とが連通するものである。このように胴部2の他端部に別の鍔部4を嵌め込んで位置決めする。
【0022】
上記のように胴部2の両端部に鍔部4を嵌め込んで位置決めし、この状態で、上の鍔部4のボルト挿入孔部5からボルト8を挿入し、胴部2に設けたボルト挿通部1を通過させて下の鍔部4のボルト挿入孔部5に挿通し、ボルト8の先端部にナット21を締結して胴部2の両端部に鍔部4を取付けて図15に示すようなケーブル巻きドラムAを組み立て形成するものである。
【0023】
このように組み立て形成したケーブル巻きドラムAには電力線あるいは情報線等の各種ケーブルを巻装するものである。
【0024】
ところで、ケーブル巻きドラムAの両側の鍔部4からボルト8の頭部及びボルト8の先端部のナット21を締結した部分が外方に突出するが、上記ケーブル巻きドラムA同士を積み重ねる場合、図16、図17に示すように一方のケーブル巻きドラムAのボルト8の先端部のナット21を締結した部分が他方のケーブル巻きドラムAの鍔部4の凹所17に嵌り込み、また、他方のケーブル巻きドラムAのボルト8の頭部が一方のケーブル巻きドラムAの鍔部4の凹所17に嵌りこむので、上下に隙間なくケーブル巻きドラムA同士を積み重ねることができるとともに、凹所17にボルト8の頭部や先端部のナット21締結部分が嵌り込むことで積み重ねたケーブル巻きドラムAのずれを防止することができるものである。
【0025】
一方、上記のようにケーブル巻きドラムAを組み立て形成するまでは胴部2、鍔部4を別々にしてそれぞれ上下に積み重ねて搬送したり、保管したりすることでコンパクトに搬送したり保管したりするものであるが、本発明における胴部2同士を積み重ねる場合、筒状の胴部2の軸方向の端部上に別の筒状の胴部2の軸方向の端部を載置するようにして重ねるのであるが、図18に示すように一方の胴部2の軸方向外方突出部3aが他方の筒状の胴部2の内周部の位置決め用突部3(径方向内方突出部3b又は軸方向外方突出部3a)が突出してない部分(実施形態においては位置決め用突部3及び胴補強リブ10が突出してない部分)に嵌め込んで段積みできて、胴部2同士が横にずれないように段積みができるものである。この場合、図19に示すように軸方向外方突出部3aを構成する一対のリブ部9間に他の胴部2の胴補強リブ10が嵌りこむようにすると、周方向のずれも防止できるものである。
【0026】
また、鍔部4同士を積み重ねた場合、すでに述べたが、図5に示すように、一方の鍔部4の裏面に他方の鍔部4の表面を重ねた場合、ずれ防止用突片部16が凹所17の壁部18aの内面に沿って凹所17内に嵌め込まれて積み重ねた鍔部4同士がずれないようになっている。
【0027】
【発明の効果】
上記のように構成したので、本発明にあっては、搬送や保管に当たって、鍔部同士を上下に積み重ねる場合、一方の鍔部のずれ防止用突部を他方の鍔部の嵌り込む凹所に嵌めこむようにして積み重ねることができて、鍔部がずれず安定して積載できるものであり、また、ずれ防止用突部が嵌り込む凹所が鍔部の裏面のケーブルが巻かれる領域を避けた位置に設けてあるので、ケーブルの巻装に何ら悪影響がないものである。また、鍔部の嵌め込み溝部に胴部の端部を嵌め込んだ際に、鍔部の裏面よりも突出しているずれ防止用突部でも胴部を支持して胴部からの荷重を受けることができて、ケーブル巻きドラムを組み立て構成した場合における強度が強くなる。更に、ケーブル巻きドラム同士を積み重ねる場合、一方のケーブル巻きドラムのボルトの先端部のナットを締結した部分が他方のケーブル巻きドラムの鍔部の凹所に嵌り込み、また、他方のケーブル巻きドラムのボルトの頭部が一方のケーブル巻きドラムの鍔部の凹所に嵌りこんで、上下に隙間なくケーブル巻きドラム同士を積み重ねることができるとともに、凹所にボルトの頭部や先端部のナット締結部分が嵌り込むことで積み重ねたケーブル巻きドラムのずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は鍔部の正面側から見た斜視図であり、(b)は背面側から見た斜視図である。
【図2】同上に用いる鍔部の背面図である。
【図3】図上の鍔部の正面図である。
【図4】(a)は同上の鍔部の第2の溝部の断面図であり、(b)は嵌め込み溝部の断面図である。
【図5】(a)は鍔部同士を積み重ねる前の一部破断した分解側面図であり、(b)は胴部同士を積み重ねた状態の一部破断した側面図である。
【図6】同上に用いる胴部の正面図である。
【図7】同上の胴部の一部破断した側面図である。
【図8】同上の胴部の斜視図である。
【図9】同上の鍔部に胴部の一端部を嵌合している途中の状態の断面図である。
【図10】(a)は同上の鍔部に胴部の一端部を嵌合している途中において胴部の一端部が浮いている状態を示す断面図であり、(b)は同上の鍔部に胴部の一端部を嵌合している途中において軸方向外方突出部が嵌め込み溝部の溝底部のスライド溝底部に当接している状態の断面図である。
【図11】同上の鍔部に胴部の一端部を位置決めして嵌合完了となった状態の断面図である。
【図12】(a)は同上の鍔部に胴部の一端部を位置決めした嵌合完了した状態において胴部の一端部が胴部嵌め込み溝底部に嵌り込んでいる状態を示す断面図であり、(b)は同上のボルト挿通部とボルト挿入孔部とが連通している状態の断面図である。
【図13】(a)は同上の鍔部に胴部の他端部を嵌合している途中において胴部の他端部が浮いている状態を示す断面図であり、(b)は鍔部に胴部の他端部を嵌合している途中におけるボルト挿入孔部部分の断面図である。
【図14】(a)は同上の鍔部に胴部の他端部を位置決めした嵌合完了した状態において胴部の他端部が胴部嵌め込み溝底部に嵌り込んでいる状態を示す断面図であり、(b)は同上のボルト挿通部とボルト挿入孔部とが連通している状態の断面図である。
【図15】同上のケーブル巻きドラムの斜視図である。
【図16】同上のケーブル巻きドラムを上下に積み重ねた状態の一部破断した側面図である。
【図17】同上のケーブル巻きドラムを上下に積み重ねた状態の他の部分で破断した側面図である。
【図18】同上の胴部を上下に積み重ねた状態の一部破断した側面図である。
【図19】同上の胴部を上下に積み重ねた状態における軸方向外方突出部の位置を示す説明図である。
【符号の説明】
A ケーブル巻きドラム
1 ボルト挿通部
2 胴部
4 鍔部
5 ボルト挿入孔部
6 嵌め込み溝部
8 ボルト
16 ずれ防止用突部
17 嵌り込む凹所

Claims (2)

  1. 筒状をした胴部の両端部に配置してボルト、ナットにより取付けてケーブル巻きドラムを構成するためのケーブル巻きドラム用鍔部であって、鍔部の裏面に中心の仮想円に沿って胴部の端部が嵌り込む嵌め込み溝部を形成して該嵌め込み溝部よりも径方向の外側の領域をケーブルが巻かれる領域とし、嵌め込み溝部の径方向の内側の壁部を鍔部の裏面よりも突出させてずれ防止用突部を形成し、嵌め込み溝部に胴部の端部を嵌め込んだ際に、胴部の鍔部裏面よりも軸方向の内側にずれた部位を上記ずれ防止用突部により支持するように構成し、鍔部の表面には嵌め込み溝部に対応する部位にケーブル巻きドラム同士を積み重ねた際に上記鍔部から外方に突出するボルトの頭部又はナットが嵌り込む凹所を形成し、上記嵌め込み溝部と凹所の間に仕切りを形成し、上記凹所の径方向の内側の壁部を嵌め込み溝部の内側の壁部よりもずれ防止用突部の肉厚部だけ内側にずらして鍔部同士を積み重ねた際に該凹所にずれ防止用突部が嵌まり込むことを可能として成ることを特徴とするケーブル巻きドラム用鍔部の構造。
  2. 上記嵌め込み溝部と凹所の間に形成した仕切りが鍔部の表裏方向の略中間部分に位置していることを特徴とする請求項1記載のケーブル巻きドラム用鍔部の構造。
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