JP4377001B2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドフォークリフトの出し入れが可能なフォーク挿入孔を有する合成樹脂製パレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、平面形状がほぼ矩形状の中間桁及び該中間桁を挟んで配置された同じく平面形状がほぼ矩形状の一対の端部桁を有し、上部デッキと下部デッキを連結する中間桁と一対の端部桁との間に、一対のフォーク差し込み孔が形成された、所謂、2方差しの合成樹脂製パレットや、上下デッキの四隅に配置された隅桁と、該隅桁の間に配置された中間桁と、上下デッキの中央に配置された中央桁とを有し、各桁間にフォーク差し込み孔が形成された、所謂、4方差しの合成樹脂製パレットが知られており、これら2方差しの合成樹脂製パレットや4方差しの合成樹脂製パレットの下部デッキには、ハンドフォークリフトの車輪が地面や床面に当接するように、開口が形成されているとともに、下部デッキには、各桁を連結する連結部材が形成されており、フォーク差し込み孔に挿入されるハンドフォークリフトの車輪は、この連結部材を乗り越えるように構成されている。
【0003】
図5に示されているように、上部デッキ1の全体の厚さd1と、桁を連結する連結部材2の全体の厚さd2が、ほぼ同じに形成された合成樹脂製パレットPが知られていた。例えば、上部デッキ1の全体の厚さd1が、30mmで、連結部材2の全体の厚さd2が、同じく、30mmで、フォーク差し込み孔3の間口高さh1が90mmで、合成樹脂製パレットPの全体の厚さd3が、150mm等である。
【0004】
ところが、連結部材2の全体の厚さd2が厚いと、ハンドフォークリフトの車輪を、連結部材2を乗り越えて、フォーク差し込み孔3に挿入する作業が大変であるので、図6に示されているように、連結部材2の全体の厚さd2を薄くして、その分、上部デッキ1の厚さd1を厚くした合成樹脂製パレットPが知られている。例えば、図5に示されている合成樹脂製パレットPにおいて、連結部材2の全体の厚さd2を、25mmと、5mmだけ薄くするとともに、連結部材2の全体の厚さd2を、5mm薄くした分、上部デッキ1の全体の厚さd1を、5mm厚くして、35mmとする。なお、フォーク差し込み孔3の間口高さh1や合成樹脂製パレットPの全体の厚さd3は、上述した図5に示されているものと同じ寸法に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した連結部材2の厚さd2を薄くした従来の合成樹脂製パレットPにおいては、連結部材2の厚さd2を薄くしたために、連結部材2の強度が低下し、連結部材2が損傷するという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、上述した従来の合成樹脂製パレットが有する課題を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、上部デッキと下部デッキとを有し、前記下部デッキには、桁を連結する連結部材とハンドフォークリフトの車輪が地面や床面に当接するように形成された開口とを有する合成樹脂製パレットにおいて、前記連結部材の全体の厚さが、前記上部デッキの全体の厚さより薄く形成されているとともに、前記連結部材が、フォーク差し込み孔の入り口から上方に向かう傾斜部と該傾斜部に連続して形成された平坦部と該平坦部に連続して形成された下方に向かう傾斜部とから構成されており、且つ、前記連結部材を構成する前記フォーク差し込み孔の入り口から上方に向かう傾斜部の肉厚、該傾斜部に連続して形成された前記平坦部の肉厚及び該平坦部に連続して形成された下方に向かう傾斜部の肉厚を、共に、前記上部デッキのデッキ面の肉厚より厚く形成されており、また、前記連結部材の全体の厚さを、前記上部デッキの全体の厚さより薄くした分だけ、前記上部デッキの全体の厚さを厚く形成したものである。
【0008】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0009】
図1には、一例として、平面形状がほぼ矩形状の中間桁10及び該中間桁10を挟んで配置された同じく平面形状がほぼ矩形状の一対の端部桁11を有し、上部デッキ12と下部デッキ13を連結する中間桁10と一対の端部桁11との間に、一対のフォーク差し込み孔14が形成された、所謂、2方差しの合成樹脂製パレットPが示されている。
【0010】
図1及び図1のI−I断面である図2に示されているように、中間桁10と端部桁11とは、下部デッキ13を構成する連結部材15により連結されている。また、下部デッキ13には、ハンドフォークリフトの車輪が地面や床面に当接するように、開口16が形成されている。
【0011】
図3に示されているように、連結部材15は、フォーク差し込み孔14の入り口からフォーク挿入方向に沿って上方に向かう傾斜部15aと、傾斜部15aに連続して形成された平坦部15bと、平坦部15bに連続して形成された、フォーク挿入方向に沿って下方に向かう傾斜部15cとを有し、傾斜部15aの肉厚t1と平坦部15bの肉厚t2と傾斜部15cの肉厚t3は、上部デッキ1のデッキ面の肉厚t4より厚く、しかも、連結部材15の全体の厚さd2は、上部デッキ12の全体の厚さd1より薄く形成されている。なお、合成樹脂製パレットPの全体の厚さd3を、同じにする場合には、連結部材15の全体の厚さd2を薄くした分だけ、上部デッキ12の全体の厚さd1を厚くする。傾斜部15a、平坦部15b及び傾斜部15cの裏面には、縦横に走る補強リブ15dが形成されている。そして、補強リブ15dの肉厚t5を、上部デッキ12の下面に形成された補強リブ12aの肉厚t6より、厚くすることにより、更に、連結部材15の強度を高めるように構成することもできる。
【0012】
平坦部15bのフォーク挿入方向の長さが、全体として、相当長く、傾斜部15a、15cの長さが短い場合には、平坦部15bの肉厚t2のみを、上部デッキ12のデッキ面の肉厚t4より厚くするように構成することもできる。この場合には、傾斜部15aの肉厚t1及び傾斜部15cの肉厚t3は、上部デッキ12のデッキ面の肉厚t4とほぼ同じに形成されている。
【0013】
図4に示されている実施例は、上述した平坦部15bの一部或いは全部を、下部デッキ13の下面と面一で、連結部材15の全体の厚みd2より薄い平坦部15eに形成するとともに、該平坦部15eの上面に、他の平坦部15b或いは傾斜部15a、15cの一番高い部分と同じ高さになるように、縦横に延在する車輪載置リブ15fを立設したものである。この実施例においては、傾斜部15aの肉厚t1、傾斜部15cの肉厚t3、平坦部15bの肉厚t2及びもう一つの板状部15eの肉厚t7は、上部デッキ12のデッキ面の肉厚t4より厚く形成されている。また、車輪載置リブ15fの肉厚t8を、上部デッキ12の下面に形成された補強リブ1aの肉厚t6より厚くすることにより、更に、連結部材15の強度を高めるように構成することもできる。
【0014】
傾斜部15aの肉厚t1、平坦部15bの肉厚t2、傾斜部15cの肉厚t3及びもう一つの平坦部15eの肉厚t7は、上部デッキ12のデッキ面の肉厚t4に対して、1.2〜2.0の範囲にあることが好ましい。傾斜部15aの肉厚t1、平坦部15bの肉厚t2、傾斜部15cの肉厚t3及びもう一つの平坦部15eの肉厚t7が、上部デッキ12のデッキ面の肉厚t4に対して、1.2未満であると、連結部材15の強度が十分でなく、また、2.0を越えると、射出成形後に、合成樹脂製パレットPを冷却した際に、ひけによる変形を起こすことになり、好ましくない。また、傾斜部15aの肉厚t1、平坦部15bの肉厚t2、傾斜部15cの肉厚t3及びもう一つの平坦部15eの肉厚t7を、それぞれ、同じ肉厚に形成することも、また、別々の肉厚に形成することもできる。
【0015】
上述したように、下部デッキの連結部材15の全体の厚さd2を、上部デッキ12の全体の厚さd1より薄く形成した合成樹脂製パレットPの、少なくとも、連結部材15の平坦部15b、15eの肉厚t2を、上部デッキ12のデッキ面の肉厚t4より厚くしたことにより、全体の厚さd2が薄く形成された連結部材15の強度を大きくすることができ、従って、合成樹脂製パレットPの耐久性が向上するとともに、ハンドフォークリフトのフォーク差し込み孔14への挿入が容易になる。
【0016】
実施例には、フォーク差し込み孔14の入口付近に位置する連結部材15が示されているが、当然のことながら、合成樹脂製パレットPの内部に位置する、ハンドフォークリフトの車輪が乗り越えなければならない、全ての連結部材15に、本発明が適用されるものである。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0018】
下部デッキの連結部材の全体の厚さを、上部デッキの全体の厚さより薄く形成するとともに、少なくとも、連結部材の平坦部の肉厚を、上部デッキのデッキ面の肉厚より厚くしたので、連結部材の強度を大きくすることができ、従って、合成樹脂製パレットの耐久性が向上するとともに、ハンドフォークリフトのフォーク差し込み孔への挿入が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一例としての合成樹脂製パレットの斜視図である。
【図2】図2は図1のI−I線に沿った垂直断面図である。
【図3】図3は図2と同様の本発明の一例としての合成樹脂製パレットの一部垂直断面図である。
【図4】図4は図2と同様の本発明の一例としての合成樹脂製パレットの他の実施例の一部垂直断面図である。
【図5】図5は従来の合成樹脂製パレットの図3と同様の一部垂直断面図である。
【図6】図6は従来の合成樹脂製パレットの図3と同様の一部垂直断面図である。
【符号の説明】
P・・・・・・・・合成樹脂製パレット
12・・・・・・・上部デッキ
13・・・・・・・下部デッキ
15・・・・・・・連結部材

Claims (1)

  1. 上部デッキと下部デッキとを有し、前記下部デッキには、桁を連結する連結部材とハンドフォークリフトの車輪が地面や床面に当接するように形成された開口とを有する合成樹脂製パレットにおいて、前記連結部材の全体の厚さが、前記上部デッキの全体の厚さより薄く形成されているとともに、前記連結部材が、フォーク差し込み孔の入り口から上方に向かう傾斜部と該傾斜部に連続して形成された平坦部と該平坦部に連続して形成された下方に向かう傾斜部とから構成されており、且つ、前記連結部材を構成する前記フォーク差し込み孔の入り口から上方に向かう傾斜部の肉厚、該傾斜部に連続して形成された前記平坦部の肉厚及び該平坦部に連続して形成された下方に向かう傾斜部の肉厚が、共に、前記上部デッキのデッキ面の肉厚より厚く形成されており、また、前記連結部材の全体の厚さを、前記上部デッキの全体の厚さより薄くした分だけ、前記上部デッキの全体の厚さが厚く形成されていることを特徴とする合成樹脂製パレット。
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