JP3315924B2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents

合成樹脂製パレット

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JP3315924B2 JP13597798A JP13597798A JP3315924B2 JP 3315924 B2 JP3315924 B2 JP 3315924B2 JP 13597798 A JP13597798 A JP 13597798A JP 13597798 A JP13597798 A JP 13597798A JP 3315924 B2 JP3315924 B2 JP 3315924B2
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国宏 寺野
正弘 鮫島
塩屋  圭
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷物の保管、運
搬の際に使用するフォークリフト用の合成樹脂製パレッ
トに係り、特にフォークリフトのフォークに対する衝撃
性に優れた合成樹脂製パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷物の保管、運搬用の合成樹脂製
パレットは、耐腐食性、耐汚染性に優れており広く使用
されている。この種パレットは、上部デッキボードと下
部デッキボードとをその両端部及び中間部に配設した中
空構造の支柱部で連結し、支柱部と上下デッキボードで
囲まれた空間部をフォークリフトのフォークを差し込む
フォーク差込口としている。
【0003】上記構成のフォーク差込口におけるデッキ
ボード及び支柱部は、荷物を載置したときに高荷重を受
けるばかりでなく、フォークリフトによる荷役作業中に
フォークの接触及び衝撃を受けるものである。合成樹脂
製パレットは、木製パレットに比較してフォークの衝撃
に対して破損し易いという問題がある。そこで、合成樹
脂製パレットにおいてはフォークの衝撃に対して高い強
度を持たせるためのリブ構造が提案されている。例え
ば、支柱部を補強したパレットとして、特開平9−17
5534号公報、特開平4−242540号公報などに
記載のパレットがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報記載のパレッ
トは、支柱部を中空構造とし、その内部に角部位置から
対角線上に中央部に向かう仕切壁と、フォークの差込方
向に沿い前記仕切壁と交差する仕切壁とを設けたもので
ある。このような構造では支柱部の角部から対角方向へ
の強度を強めることはできるものの、支柱部の直角方向
からの衝撃に対しては必ずしも充分な強度を有するとは
いえなかった。また、前記公報に記載のパレットは、い
ずれも支柱部の強度を向上させるものであるが、デッキ
ボードとの関係については考慮されていない。しかしな
がら、フォークに対する衝撃性を高めるにはデッキボー
ドのリブ構造と支柱部の構造とは互いに関係しており、
両者の関係が重要であることが分かった。そこで、この
発明は、デッキボートとの関係において支柱部の強度を
向上させ、ひいてはパレット全体として高い強度を有す
る合成樹脂製パレットを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、この発明の
合成樹脂製パレットは、分割成形した上部品と下部品と
を支柱部の端面において溶着してなるパレットにおい
て、各支柱部を中空構造とするとともに、各支柱部の内
部には、フォーク差込側のデッキボードの端面に対して
平行な横仕切壁と、前記横仕切壁に直交する縦仕切壁と
を設け、前記横仕切壁はフォーク差込方向と直交する方
向に設けた上部デッキボードの横補強リブのうち端縁リ
ブに隣接しかつ平行な開口縁リブと前記支柱部の開口縁
部を介して平面において直線上に設けてなり、前記支柱
部内部の横仕切壁と縦仕切壁は、支柱部に連結する連結
部の肉厚を中央部の肉厚よりも大きくしたことを特徴と
する。前記端縁リブと開口縁リブとの間隔を30〜70
mmとすることが好ましい。また、支柱部の側壁のうち
フォーク差込口に面する開口縁部を平面において傾斜面
又は湾曲面としてフォーク差込側の外面部とともに肉厚
寸法を内面部よりも大きくすることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、この発明に係る二
方差し型パレットの一例を示す斜視図である。二方差し
型パレット1は、上部デッキボード3と下部デッキボー
ド5の両側端に支柱部7、その中間に中間支柱部9を設
け、前記支柱部と上下デッキボードで囲まれた空間をフ
ォーク差込口10としている。上記パレット1は、予め
各支柱部の略中央部で水平方向に分割成形した分割面1
1によって上部デッキボードを有する上部品13と、下
部デッキボードを有する下部品15とを支柱部の分割面
11において突き合わせ溶着してなり、前記各支柱部は
中空構造とされている。
【0007】上部デッキボード3は、天板30と前記天
板30の下面にフォーク差込方向に対して直交する横補
強リブ31と、フォーク差込方向に対して平行な縦補強
リブ33とからなる。縦横に設けた補強リブ31、33
で囲まれた部分のフォーク差込口に面する天板30に
は、内部に侵入した異物や水を排出するために透孔を設
けてもよい。また、下部デッキボード5は、上部デッキ
ボード3とほぼ同様な構成とされており、裏返しても使
用可能とした両面使用型パレットである。従って、以下
の説明では、上部デッキボードの構成について説明し、
下部デッキボードの構成については同一符号を付してそ
の説明は省略する。
【0008】両端支柱部7、7及び中間支柱部9のフォ
ーク差込口10に面する側壁のうち、開口縁部7a、9
aは、フォークの差込を容易にするために開口に向かっ
て広がるように平面において傾斜面又は湾曲面とする。
また、前記傾斜面又は湾曲面とされた開口縁部7a、9
aと外面部7b、9bの肉厚寸法は、内面部7c、9c
の肉厚寸法よりも大きくする。例えば、内面部7c、9
cの肉厚寸法を6〜8mmとすると、開口縁部7a、9
aと外面部7b、9bの肉厚寸法は9〜11mmとす
る。
【0009】横補強リブ31のうち、デッキボードのフ
ォーク差込口の開口縁における端縁リブ31aと前記端
縁リブ31aに隣接しかつ平行な開口縁リブ31bの間
隔は、中央部における横補強リブ31、31の間隔Lよ
りも狭く形成し、その間隔は30〜70mm、好ましく
は45〜55mmとする。また、開口縁リブ31bは、
前記傾斜面又は湾曲面に形成された開口縁部7a、9a
に平面においてほぼ中央位置で連結している。前記端縁
リブ31aと開口縁リブ31bとの間には、前記縦補強
リブ33と平行な縦補強リブ33aが設けられている。
【0010】前記端縁リブ31aの高さは、開口縁リブ
31bのそれよりも低く形成されており、従って、端縁
リブ31aと開口縁リブ31bとの間では、縦補強リブ
33及び縦補強リブ33aの下面(フォーク差込口側
面)は、図3に示すように、傾斜面または湾曲面とされ
ている。
【0011】さらに、両端支柱部7、7と中間支柱部9
の両端内部(フォーク差込側)には、デッキボードの側
面に対してほぼ平行な横仕切壁35、37と前記横仕切
壁35、37とほぼ直角に交わる縦仕切壁39、40と
が設けられている。前記横仕切壁35、37は、図4に
示すように、平面において開口縁リブ31bとほぼ直線
上に形成されており、その高さは支柱部の高さと同じで
ある。両端支柱部7、7は、横仕切壁35と縦仕切壁3
9によって隔壁状に仕切られており、中間支柱部9は横
仕切壁37と縦仕切壁40によって隔壁状に仕切られて
いる。
【0012】前記横仕切壁35、37は、傾斜面又は湾
曲面に形成された開口縁部7a、9aのほぼ中央に位置
し、横仕切壁35、37が開口縁リブ31bと直線上に
一体に形成することによって、開口縁部7a、9aの部
分では略十字状構造となるとともに、縦仕切壁39、4
0が連続していることによって、フォークが差込方向と
平行に衝突し、あるいは斜め方向から衝突しても変形や
破損することなく衝撃性に優れた構造とすることができ
る。しかも、フォークが衝突する開口縁部7a、9aと
外面部7b、9bの肉厚寸法は、内面部7c、9cの肉
厚寸法よりも大きく形成したから、前記略十字状構造と
相まって一層衝撃に耐える高い強度を有することにな
る。
【0013】また、横仕切壁35、37及び縦仕切壁3
9、40は、支柱部の側壁に連結する連結部35a、3
9a、37a、40aの肉厚Tを中央部35b、39
b、37b、40bの肉厚tよりも厚く形成する。この
ように連結部35a、39a、37a、40aの肉厚T
を厚肉とすることによって強度を高めることができると
ともに、中央部35b、39b、37b、40bの肉厚
tを薄肉に形成することによってパレット全体の軽量化
を図り、さらに弾力化による衝撃吸収を高めることがで
きる。
【0014】また、前記パレット1の上端縁及び下端縁
には、各支柱部の外面よりもわずかに水平方向に突出し
た突出部17によって縁取られている。このように、パ
レットの周縁を水平方向に突出した突出部17で縁取る
ことによって、パレットを立てた状態で保管運搬し、あ
るいは地面を引きずっても支柱部の外面が地面と接触し
ないから支柱部が損傷することがない。
【0015】上記実施形態では二方差し型の両面使用パ
レットについて説明したが、片面使用のパレットでもよ
いのは勿論、四方差し型パレットでもよい。また、下部
デッキボードの構成は必ずしも上記実施形態に限定され
るものではない。
【0016】
【発明の効果】この発明に係る合成樹脂製パレットは、
デッキボードの横補強リブのうち端縁リブと開口縁リブ
の間隔を中央部よりも狭め、支柱部のフォーク差込側の
外面部とフォーク差込口の開口縁部との肉厚を厚くする
ばかりでなく、支柱内部の横仕切壁とデッキボードの開
口縁リブとを平面において直線上に設け、さらに直交す
る縦仕切壁を設ける構成によって、耐衝撃性に優れた構
造となり、フォークが衝突しても容易に変形したり破損
したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態におけるパレットの正面図
である。
【図2】同じくパレットの斜視図である。
【図3】フォーク差込口における拡大縦断面図である。
【図4】上部デッキボードの下面を示す拡大横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 パレット 3 上部デッキボード 5 下部デッキボード 7 両端支柱部 9 中間支柱部 10 フォーク差込口 11 分割面 13 上部品 15 下部品 17 突出部 30 天板 31 横補強リブ 31a 端縁リブ 31b 開口縁リブ 33、33a 縦補強リブ 35、37 横仕切壁 39、40 縦仕切壁 35a、37a、39a、40a 仕切壁の連結部 35b、37b、39b、40b 仕切壁の中央部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−167270(JP,A) 実開 昭64−14626(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 19/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割成形した上部品と下部品とを支柱部
    の端面において溶着してなるパレットにおいて、各支柱
    部を中空構造とするとともに、各支柱部の内部には、フ
    ォーク差込側のデッキボードの端面に対して平行な横仕
    切壁と、前記横仕切壁に直交する縦仕切壁とを設け、前
    記横仕切壁は、フォーク差込方向と直交する方向に設け
    た上部デッキボードの横補強リブのうち端縁リブに隣接
    しかつ平行な開口縁リブと前記支柱部の開口縁部を介し
    て平面において直線上に設けてなり、前記支柱部内部の
    横仕切壁と縦仕切壁は、支柱部に連結する連結部の肉厚
    を中央部の肉厚よりも大きくしたことを特徴とする合成
    樹脂製パレット。
  2. 【請求項2】 端縁リブと開口縁リブとの間隔を30〜
    70mmとしたことを特徴とする請求項1記載の合成
    樹脂製パレット。
  3. 【請求項3】 支柱部の側壁のうちフォーク差込口に面
    する開口縁部を平面において傾斜面又は湾曲面としてフ
    ォーク差込側の外面部とともに肉厚寸法を内面部よりも
    大きくした ことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の合成樹脂製パレット。
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