JP2002037257A - 合成樹脂製パレット - Google Patents
合成樹脂製パレットInfo
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- JP2002037257A JP2002037257A JP2000231010A JP2000231010A JP2002037257A JP 2002037257 A JP2002037257 A JP 2002037257A JP 2000231010 A JP2000231010 A JP 2000231010A JP 2000231010 A JP2000231010 A JP 2000231010A JP 2002037257 A JP2002037257 A JP 2002037257A
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- reinforcing
- hollow structure
- synthetic resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 デッキボードと支柱部との連結部分の強度が
不十分なために、変形量が大きく荷物を安定して載置す
ることができないという問題があった。 【解決手段】 支柱部のほぼ中間部で分割した上部品と
下部品とを突き合わせ溶着することにより一体に形成
し、デッキボードの下面に縦横に補強リブを設けてなる
パレットであって、支柱部の内部に、フォーク差込口に
面する周壁と一体に中空構造の補強部を設けたことを特
徴とする。前記中空構造の補強部を形成するリブに連結
する支柱部間の補強リブは、支柱部間の他の補強リブよ
りも厚肉に形成し、あるいは、支柱部と同じく突き合わ
せ溶着される溶着リブとすることが好ましい。また、デ
ッキボードのフォーク差込口に面して設けた補強リブの
側面に、支柱部から一定範囲に肉盛り部を設けることが
できる。
不十分なために、変形量が大きく荷物を安定して載置す
ることができないという問題があった。 【解決手段】 支柱部のほぼ中間部で分割した上部品と
下部品とを突き合わせ溶着することにより一体に形成
し、デッキボードの下面に縦横に補強リブを設けてなる
パレットであって、支柱部の内部に、フォーク差込口に
面する周壁と一体に中空構造の補強部を設けたことを特
徴とする。前記中空構造の補強部を形成するリブに連結
する支柱部間の補強リブは、支柱部間の他の補強リブよ
りも厚肉に形成し、あるいは、支柱部と同じく突き合わ
せ溶着される溶着リブとすることが好ましい。また、デ
ッキボードのフォーク差込口に面して設けた補強リブの
側面に、支柱部から一定範囲に肉盛り部を設けることが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷物の保管、運
搬の際に使用するフォークリフト用合成樹脂製パレット
に係り、特にフォーク差込口におけるデッキボード及び
支柱部とデッキボードの接続部分を補強した軽量で、堅
牢な合成樹脂製パレットに関する。
搬の際に使用するフォークリフト用合成樹脂製パレット
に係り、特にフォーク差込口におけるデッキボード及び
支柱部とデッキボードの接続部分を補強した軽量で、堅
牢な合成樹脂製パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】荷物の保管、運搬用に使用されているフ
ォークリフト用の合成樹脂製パレットは、上部デッキボ
ードと下部デッキボードとの間に中空構造の支柱部を配
設し、デッキボードの両端部及び中間部に配設した支柱
部と上下デッキボードで囲まれた空間部をフォークリフ
トのフォーク差込口としている。
ォークリフト用の合成樹脂製パレットは、上部デッキボ
ードと下部デッキボードとの間に中空構造の支柱部を配
設し、デッキボードの両端部及び中間部に配設した支柱
部と上下デッキボードで囲まれた空間部をフォークリフ
トのフォーク差込口としている。
【0003】そして、合成樹脂製パレットの製造方法の
1つに、複数に分割成形した部品を一体に溶着成型する
方法がある。例えば、パレットを予め支柱部のほぼ中間
で上下の部品に分割成形し、これらの部品の支柱部を突
き合わせ溶着することによって一体に成型する方法があ
る。この突き合わせ溶着によるパレットは、デッキボー
ドの下面に補強リブが設けられ、支柱部は上下面及び側
面を閉じた中空構造とされる。
1つに、複数に分割成形した部品を一体に溶着成型する
方法がある。例えば、パレットを予め支柱部のほぼ中間
で上下の部品に分割成形し、これらの部品の支柱部を突
き合わせ溶着することによって一体に成型する方法があ
る。この突き合わせ溶着によるパレットは、デッキボー
ドの下面に補強リブが設けられ、支柱部は上下面及び側
面を閉じた中空構造とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】合成樹脂製パレット
は、耐腐食性、耐汚染性に優れているものの、木製パレ
ットと比較すると曲げ強度、耐衝撃強度が劣るという問
題がある。即ち、上記構成のフォーク差込口におけるデ
ッキボード及び支柱部は、荷物を載置したときに高荷重
を受けることになる。
は、耐腐食性、耐汚染性に優れているものの、木製パレ
ットと比較すると曲げ強度、耐衝撃強度が劣るという問
題がある。即ち、上記構成のフォーク差込口におけるデ
ッキボード及び支柱部は、荷物を載置したときに高荷重
を受けることになる。
【0005】また、荷物を載置して保管する際にパレッ
トの両端部に台座をおいて支持する、ラック積みが行わ
れる。このようなラック積みにおいて、載置した荷物に
よってパレットに荷重がかかると、両端部は台座で支え
られているが中央部が浮いた状態となっているために、
パレット全体としては中央部が下がり弓状に変形する。
また、チェーンコンベアによって移送される際にも、下
部デッキボードに応力がかかるとデッキボードが変形す
るという問題がある。
トの両端部に台座をおいて支持する、ラック積みが行わ
れる。このようなラック積みにおいて、載置した荷物に
よってパレットに荷重がかかると、両端部は台座で支え
られているが中央部が浮いた状態となっているために、
パレット全体としては中央部が下がり弓状に変形する。
また、チェーンコンベアによって移送される際にも、下
部デッキボードに応力がかかるとデッキボードが変形す
るという問題がある。
【0006】特に、上部デッキボードは天板の下面に縦
横にリブを設けて補強されているが、荷重が大きくなる
と支柱部とデッキボードとの連結部分において直角を保
ち得なくなり、撓み量を一層大きくすることになる。合
成樹脂製パレットは木製パレットに比して滑りやすいた
めに、デッキボードが撓むと荷物を安定した状態で載置
できないばかりでなく、荷崩れの原因となる。また、合
成樹脂製であることから、変形状態が長時間続くと永久
ひずみが生じ、元の状態に復元しなくなるという問題が
ある。
横にリブを設けて補強されているが、荷重が大きくなる
と支柱部とデッキボードとの連結部分において直角を保
ち得なくなり、撓み量を一層大きくすることになる。合
成樹脂製パレットは木製パレットに比して滑りやすいた
めに、デッキボードが撓むと荷物を安定した状態で載置
できないばかりでなく、荷崩れの原因となる。また、合
成樹脂製であることから、変形状態が長時間続くと永久
ひずみが生じ、元の状態に復元しなくなるという問題が
ある。
【0007】この発明は、かかる現況に鑑みてなされた
もので、デッキボード下面の補強リブを効率的に補強す
ることによって軽量化を図るとともに、支柱部とデッキ
ボードとの連結部分の変形を少なくして、パレット全体
の曲げ強度を向上させた合成樹脂製パレットを提供する
ことを目的とする。
もので、デッキボード下面の補強リブを効率的に補強す
ることによって軽量化を図るとともに、支柱部とデッキ
ボードとの連結部分の変形を少なくして、パレット全体
の曲げ強度を向上させた合成樹脂製パレットを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、この発明に
係る合成樹脂製パレットは、支柱部のほぼ中間部で分割
した上部品と下部品とを突き合わせ溶着することにより
一体に形成し、デッキボードの下面に縦横に補強リブを
設けてなるパレットであって、支柱部の内部に、フォー
ク差込口に面する周壁と一体に中空構造の補強部を設け
たことを特徴とする。前記中空構造の補強部を形成する
リブに連結する支柱部間の補強リブは、支柱部間の他の
補強リブよりも厚肉に形成し、あるいは、支柱部と同じ
く突き合わせ溶着される溶着リブとすることが好まし
い。また、前記中空構造の補強部は、フォーク差込口側
の周壁と対向する反対側の周壁と補強リブによって連結
することが好ましい。さらに、デッキボードのフォーク
差込口に面して設けた補強リブのうち、前記中空構造の
補強部を形成するリブとほぼ同一線上の補強リブの側面
に、支柱部から一定範囲に肉盛り部を設けることができ
る。前記肉盛り部は、補強リブの側面に略三角形状に設
けることが好ましい。
成するために次のような構成とした。即ち、この発明に
係る合成樹脂製パレットは、支柱部のほぼ中間部で分割
した上部品と下部品とを突き合わせ溶着することにより
一体に形成し、デッキボードの下面に縦横に補強リブを
設けてなるパレットであって、支柱部の内部に、フォー
ク差込口に面する周壁と一体に中空構造の補強部を設け
たことを特徴とする。前記中空構造の補強部を形成する
リブに連結する支柱部間の補強リブは、支柱部間の他の
補強リブよりも厚肉に形成し、あるいは、支柱部と同じ
く突き合わせ溶着される溶着リブとすることが好まし
い。また、前記中空構造の補強部は、フォーク差込口側
の周壁と対向する反対側の周壁と補強リブによって連結
することが好ましい。さらに、デッキボードのフォーク
差込口に面して設けた補強リブのうち、前記中空構造の
補強部を形成するリブとほぼ同一線上の補強リブの側面
に、支柱部から一定範囲に肉盛り部を設けることができ
る。前記肉盛り部は、補強リブの側面に略三角形状に設
けることが好ましい。
【0009】前記中空構造の補強部は、支柱部の周壁と
一体に形成されているから、周壁の変形を防止する。ま
た、中空構造の補強部を溶着リブとしたり、あるいは中
空構造の補強部を支柱部間の補強リブと連結することに
よって、支柱部の周壁は一層補強される。また、フォー
ク差込口においては、補強リブを中空構造の補強部を形
成するリブと同一線上に設けることによって、支柱部の
周壁はさらに効率的に補強されてデッキボードの変形を
防止することができる。
一体に形成されているから、周壁の変形を防止する。ま
た、中空構造の補強部を溶着リブとしたり、あるいは中
空構造の補強部を支柱部間の補強リブと連結することに
よって、支柱部の周壁は一層補強される。また、フォー
ク差込口においては、補強リブを中空構造の補強部を形
成するリブと同一線上に設けることによって、支柱部の
周壁はさらに効率的に補強されてデッキボードの変形を
防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明を図示する実施
形態について詳細に説明する。パレット1は、上部デッ
キボード2と下部デッキボード3とを両端部の支柱部4
とその中間に設けた中間支柱部5で連結してなり、上下
デッキボード2、3と端部支柱部4及び中間支柱部5で
囲まれた空隙をフォーク差込口6とした二方差しパレッ
トである。
形態について詳細に説明する。パレット1は、上部デッ
キボード2と下部デッキボード3とを両端部の支柱部4
とその中間に設けた中間支柱部5で連結してなり、上下
デッキボード2、3と端部支柱部4及び中間支柱部5で
囲まれた空隙をフォーク差込口6とした二方差しパレッ
トである。
【0011】上記パレット1は、予め各支柱部の略中央
部で水平方向に分割して上部デッキボード2を有する上
部品10と、下部デッキボード3を有する下部品11と
に成形され、その後、上部品10と下部品11とを支柱
部において突き合わせ溶着することにより一体に成形さ
れる。上部デッキボード2の下面(内側面)と下部デッ
キボード3の下面(外側面)には、それぞれ縦横に補強
リブが設けられ、各支柱部は中空構造とされている。
部で水平方向に分割して上部デッキボード2を有する上
部品10と、下部デッキボード3を有する下部品11と
に成形され、その後、上部品10と下部品11とを支柱
部において突き合わせ溶着することにより一体に成形さ
れる。上部デッキボード2の下面(内側面)と下部デッ
キボード3の下面(外側面)には、それぞれ縦横に補強
リブが設けられ、各支柱部は中空構造とされている。
【0012】さらに、上部デッキボード2について説明
すると、上部デッキボード2は、天板13と前記天板1
3の下面に縦横に設けた補強リブ14、15及び補強リ
ブ16,17とからなる。前記補強リブ14,15は、
分割された支柱部の高さよりも低く、フォーク差込口6
に面する部分に設けられており、補強リブ14は、フォ
ーク差し込み方向と同一方向に設けられ、補強リブ15
は、フォーク差し込み方向と直交する方向に設けられて
いる。
すると、上部デッキボード2は、天板13と前記天板1
3の下面に縦横に設けた補強リブ14、15及び補強リ
ブ16,17とからなる。前記補強リブ14,15は、
分割された支柱部の高さよりも低く、フォーク差込口6
に面する部分に設けられており、補強リブ14は、フォ
ーク差し込み方向と同一方向に設けられ、補強リブ15
は、フォーク差し込み方向と直交する方向に設けられて
いる。
【0013】補強リブ16は,前記支柱部4,5の内部
に、フォーク差込口6に面する周壁4a、5aと平行に
設けられており、補強リブ17は,フォーク差込口6に
面する周壁4a、5aと直交する方向に設けられてい
る。前記補強リブ16,17の高さは、前記補強リブ1
4,15よりも低く形成されている。
に、フォーク差込口6に面する周壁4a、5aと平行に
設けられており、補強リブ17は,フォーク差込口6に
面する周壁4a、5aと直交する方向に設けられてい
る。前記補強リブ16,17の高さは、前記補強リブ1
4,15よりも低く形成されている。
【0014】前記補強リブ17のうち、適宜の間隔のも
のを支柱部4,5を形成する周壁と同じ高さの溶着リブ
17aとする。また、前記溶着リブ17aに隣接する一
方側の補強リブ17の補強リブ16との間の部分を周壁
と同じ高さの溶着リブ17bとし、補強リブ16のう
ち、前記溶着リブ17aと溶着リブ17bとを連結する
部分を溶着リブ16aとする。従って、図2に明らかな
ように、前記溶着リブ16a、17a、17b及び周壁4
a、または周壁5aによって断面ロ字状の中空構造の補
強部20が形成されることになる。
のを支柱部4,5を形成する周壁と同じ高さの溶着リブ
17aとする。また、前記溶着リブ17aに隣接する一
方側の補強リブ17の補強リブ16との間の部分を周壁
と同じ高さの溶着リブ17bとし、補強リブ16のう
ち、前記溶着リブ17aと溶着リブ17bとを連結する
部分を溶着リブ16aとする。従って、図2に明らかな
ように、前記溶着リブ16a、17a、17b及び周壁4
a、または周壁5aによって断面ロ字状の中空構造の補
強部20が形成されることになる。
【0015】上記のように、支柱部4,5の内部に中空
構造の補強部20を形成することによって、曲げ強度が
増大し支柱部の変形を防止することができる。さらに、
前記中空構造の補強部20は反対側の平行な周壁とも連
結しているので、一層効率的に支柱部の変形を防止する
ことができる。
構造の補強部20を形成することによって、曲げ強度が
増大し支柱部の変形を防止することができる。さらに、
前記中空構造の補強部20は反対側の平行な周壁とも連
結しているので、一層効率的に支柱部の変形を防止する
ことができる。
【0016】さらに、前記補強リブ15のうち、周壁4
aまたは周壁5aに隣接する補強リブ14との間の部分
15aには、デッキボードの変形量を小さくするため
に、両側面に肉盛り部15bを設けてなる。
aまたは周壁5aに隣接する補強リブ14との間の部分
15aには、デッキボードの変形量を小さくするため
に、両側面に肉盛り部15bを設けてなる。
【0017】前記肉盛り部15bは、図3及び図4に示
すように、周壁4aまたは周壁5a側から補強リブ14
と天板13との連結部分に向かって傾斜した略三角形状
に形成されている。前記三角形状の肉盛り部15bは、
天板13と周壁4aまたは周壁5aとアングル部を補強
して支柱部とデッキボードとの変形を防止する。前記肉
盛り部15bの厚さは0.5〜1.5mm、好ましくは
0.8〜1.2mmとし、補強リブ15aの片側面また
は両側面に設ける。
すように、周壁4aまたは周壁5a側から補強リブ14
と天板13との連結部分に向かって傾斜した略三角形状
に形成されている。前記三角形状の肉盛り部15bは、
天板13と周壁4aまたは周壁5aとアングル部を補強
して支柱部とデッキボードとの変形を防止する。前記肉
盛り部15bの厚さは0.5〜1.5mm、好ましくは
0.8〜1.2mmとし、補強リブ15aの片側面また
は両側面に設ける。
【0018】上記のように、フォーク差し込み方向と直
交する補強リブ15の支柱部側に肉盛り部15bを設け
ることによって、集中応力を受けやすいデッキボードと
支柱部との連結部が補強され、デッキボードの変形が防
止され、支柱との直角を保つことによってパレット全体
の変形も防止される。
交する補強リブ15の支柱部側に肉盛り部15bを設け
ることによって、集中応力を受けやすいデッキボードと
支柱部との連結部が補強され、デッキボードの変形が防
止され、支柱との直角を保つことによってパレット全体
の変形も防止される。
【0019】尚、肉盛り部15bの大きさは、パレット
の大きさ、用途、材質等によって決定すればよい。ま
た、前記肉盛り部15bは、周壁4aまたは周壁5aに
隣接する補強リブ14の中間高さ位置に突き当たる略台
形状に形成してもよいし、周壁4aまたは周壁5aに隣
接する補強リブ14を跨いで連続的に設けてもよい。、
の大きさ、用途、材質等によって決定すればよい。ま
た、前記肉盛り部15bは、周壁4aまたは周壁5aに
隣接する補強リブ14の中間高さ位置に突き当たる略台
形状に形成してもよいし、周壁4aまたは周壁5aに隣
接する補強リブ14を跨いで連続的に設けてもよい。、
【0020】上記構成において、フォーク差し込み方向
と直交する方向の補強リブ15と補強リブ17は、同一
線上において連続していることが好ましい。補強リブ1
5と補強リブ17を連続させることによって、補強リブ
15は溶着リブ17a、溶着リブ17bと一体的に作用
して、デッキボードの変形を一層効果的に防止すること
ができる。従って、前記肉盛り部15bは、前記溶着リ
ブ17a、溶着リブ17bと連続する補強リブ15にの
み設けてもよい。
と直交する方向の補強リブ15と補強リブ17は、同一
線上において連続していることが好ましい。補強リブ1
5と補強リブ17を連続させることによって、補強リブ
15は溶着リブ17a、溶着リブ17bと一体的に作用
して、デッキボードの変形を一層効果的に防止すること
ができる。従って、前記肉盛り部15bは、前記溶着リ
ブ17a、溶着リブ17bと連続する補強リブ15にの
み設けてもよい。
【0021】尚、前記断面ロ字状の中空構造の補強部2
0を形成する補強リブの高さは、周壁4a、5aと同じ
高さの溶着リブ16a、17a、17bとすることに限定
するものではなく、高ければ高いほど補強効果が得ら
れ、前記補強リブ14,15よりも高く溶着可能なリブ
であることが好ましい。
0を形成する補強リブの高さは、周壁4a、5aと同じ
高さの溶着リブ16a、17a、17bとすることに限定
するものではなく、高ければ高いほど補強効果が得ら
れ、前記補強リブ14,15よりも高く溶着可能なリブ
であることが好ましい。
【0022】また、上記実施形態では、2方差しパレッ
トについて説明したが、四方差しパレットであってもよ
く、また両面使用のパレットであってもよいし、片面使
用のパレットでもよい。また、下部デッキボードを省略
した、いわゆるスキッドパレットにも適用することがで
きる。
トについて説明したが、四方差しパレットであってもよ
く、また両面使用のパレットであってもよいし、片面使
用のパレットでもよい。また、下部デッキボードを省略
した、いわゆるスキッドパレットにも適用することがで
きる。
【0023】
【発明の効果】この発明に係る合成樹脂製パレットは、
支柱部の内部において支柱部が変形し易いフォーク差込
口側の周壁と一体の中空構造の補強部を形成したから、
支柱部の周壁を補強して変形を防止することができる。
また、フォーク差込口側の周壁と対向する反対側の周壁
と前記中空構造の補強部とを補強リブによって連結する
ことにより、一層支柱部の変形が防止され、デッキボー
ドの撓みが少なくなる。
支柱部の内部において支柱部が変形し易いフォーク差込
口側の周壁と一体の中空構造の補強部を形成したから、
支柱部の周壁を補強して変形を防止することができる。
また、フォーク差込口側の周壁と対向する反対側の周壁
と前記中空構造の補強部とを補強リブによって連結する
ことにより、一層支柱部の変形が防止され、デッキボー
ドの撓みが少なくなる。
【0024】また、フォーク差込口に面する補強リブの
うち、前記中空構造の補強部を形成するリブと同一線上
のリブに、支柱部から一定の範囲に肉盛り部を形成した
から、前記中空構造の補強部と相まってデッキボードの
撓みが少なく、支柱部との連結部分を効率的に補強する
ことができ、全体として軽量なパレットを得ることがで
きる。
うち、前記中空構造の補強部を形成するリブと同一線上
のリブに、支柱部から一定の範囲に肉盛り部を形成した
から、前記中空構造の補強部と相まってデッキボードの
撓みが少なく、支柱部との連結部分を効率的に補強する
ことができ、全体として軽量なパレットを得ることがで
きる。
【図1】パレットの正面図である。
【図2】図1A−A線における上部デッキボードの下面
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図3】図2B−B線における断面図である。
【図4】補強リブにおける肉盛り部を示す説明用拡大斜
視図である。
視図である。
1:パレット 2:上部デッキボード 3:下部デッキボード 4:端部支柱部 4a:支柱部の周壁 5:中間支柱部 5a:支柱部の周壁 6:フォーク差込口 10:上部品 11:下部品 13:天板 14,15:補強リブ 15b:肉盛り部 16,17:補強リブ 16a:溶着リブ 17a、17b:溶着リブ 20:中空構造の補強部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩屋 圭 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株式 会社明治ゴム化成本社工場内 Fターム(参考) 3E063 AA04 BA05 CA05 CA10 EE03 GG10
Claims (6)
- 【請求項1】 支柱部のほぼ中間部で分割成形した上部
品と下部品とを突き合わせ溶着することにより一体に形
成し、デッキボードの下面に縦横に補強リブを設けてな
るパレットであって、支柱部の内部に、フォーク差込口
に面する周壁と一体に中空構造の補強部を設けたことを
特徴とする合成樹脂製パレット。 - 【請求項2】 前記中空構造の補強部を形成するリブに
連結する支柱部間の補強リブは、支柱部間の他の補強リ
ブよりも厚肉に形成したことを特徴とする請求項1記載
の合成樹脂製パレット。 - 【請求項3】 前記中空構造の補強部を形成するリブ
は、支柱部と同じく突き合わせ溶着される溶着リブとし
たことを特徴とする請求項1または2記載の合成樹脂製
パレット。 - 【請求項4】 前記中空構造の補強部は、フォーク差込
口側の周壁と対向する反対側の周壁と補強リブによって
連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の合成樹脂製パレット。 - 【請求項5】 デッキボードのフォーク差込口に面して
設けた補強リブのうち、前記中空構造の補強部を形成す
るリブとほぼ同一線上の補強リブの側面に、支柱部から
一定範囲に肉盛り部を設けたことを特徴とする請求項1
〜4のいずれか1項に記載の合成樹脂製パレット。 - 【請求項6】 前記肉盛り部は、補強リブの側面に略三
角形状に設けることを特徴とする請求項5記載の合成樹
脂製パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000231010A JP2002037257A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 合成樹脂製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000231010A JP2002037257A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 合成樹脂製パレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007283984A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Toyota Motor Corp | トーションビーム式サスペンション |
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-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000231010A patent/JP2002037257A/ja active Pending
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