JP4529162B2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents

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この発明は荷物の保管、運搬に使用するフォークリフト用の合成樹脂製パレットに係り、詳しくは、支柱部を中空構造とした合成樹脂製パレットに関する。
荷物の保管、運搬に使用されるフォークリフト用の合成樹脂製パレットは、上部デッキボードと下部デッキボードを支柱部で連結し、支柱部間の空間をフォーク差込孔となし、支柱部は支柱壁を閉じた中空構造に形成される。これらの合成樹脂製パレットを製造するには、射出成型機による一体成型法と、予め支柱部の中間で分割成型した部品の分割面を突き合わせて溶着する溶着成型法とがある。これらのフォークリフト用パレットは種々の積み重ね方法において使用され、例えば平積み、段積み、あるいはラック積み等の積み重ね方法がある。ラック積みはパレットの両端部に台座をおいて支持するものである。
図6及び図7はラック積みの一例を示すもので、パレット1は上部デッキボード2と下部デッキボード3とを両側端部の支柱部4及びその中間に設けた中間支柱部5で連結し、前記支柱部と上下デッキボードで囲まれた空隙をフォーク差込孔6とした二方差しパレットである。パレット1は両側端部を台座7によって支持されている。前記ラック積みにおいて、パレット1に荷物を載置して矢印の方向に荷重がかかると支柱部4のフォーク差込孔6に面する支柱壁8の部分では、上下デッキボード2、3のたわみによってS字状に変形する。
このように支柱壁8がS字状に変形することによって、パレット1全体としては、図6に一点鎖線で示すように弓状に変形することになる。デッキボードが変形すると荷物を安定した状態で載置することができないばかりでなく、荷崩れのおそれがある。また、変形状態を長時間保持しておくと、パレットに永久変形が生じることになる。
これらの変形を防止する方法として、特開平8−268430号公報には、前記支柱部4のフォーク差込孔に面する部分の支柱壁8の内側に支柱部の全高さにわたって断面コ字状の閉じた補強リブを設けることが記載されている。
特開平8−268430号公報
しかしながら、閉じた補強リブは、支柱壁を増強することになり変形を防止することができるものの、軽量化という点では必ずしも満足できるものではなかった。また、閉じた補強リブを形成するために、金型の構造が複雑になるという問題がある。そこで、種々試験を重ねたところ、材料を節約しパレット全体の軽量化を図るとともに、金型も単純化する構造を見出した。
この発明は上記課題を解決すべくなされたもので、支柱壁の内側に先端が突出した補強リブを溶着リブとすることによって、デッキボードの変形量を小さくした合成樹脂製パレットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明の請求項1に係る合成樹脂製パレットは、上部デッキボードと下部デッキボードとを中空構造の両端部の支柱部及びその中間に設けた中間支柱部で連結し、前記支柱部と上下デッキボードで囲まれた空隙をフォーク差込孔とした二方差しパレットにおいて、前記上部デッキボードと下部デッキボードの内面にはフォーク差込方向と平行な補強リブとフォーク差込方向と直交する補強リブを設けてなり、パレットの側端部にある支柱部のフォーク差込孔に面する支柱壁の内側におけるフォーク差込方向と直交する補強リブのうち支柱壁に接続する部分を支柱部と同じ高さの溶着リブとするとともに、前記溶着リブの先端部に直角又は斜め方向に突出した支持溶着リブを設けたことを特徴とする。前記補強リブは、溶着リブと突出した支持溶着リブとによって断面L字状に形成してもよいし、断面への字状に形成してもよいし、断面T字状に形成してもよいし、断面Y字状に形成してもよい。
この発明に係る合成樹脂製パレットでは、支柱壁の変形を防止することにより、デッキボードのたわみを少なくすることができるとともに、支柱壁の肉厚を薄くすることができる。また、補強リブを連続しない突出した支持溶着リブとすることによって、材料を節約しパレットの重量を軽くすることができる。
以下に、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3はこの発明の実施形態を示し、図1はパレットの左半分を示す正面図、図2は同じく水平断面図、図3は図2の一部を拡大した要部斜視図である。パレット10は、上部デッキボード11と下部デッキボード12とを両端の支柱部13及びその中間に設けた中間支柱部14で連結し、前記上下デッキボード11、12と支柱部13、14で囲まれた空隙をフォーク差込孔15とした二方差しパレットである。
前記上部デッキボード11と下部デッキボード12の表面はそれぞれ平滑に形成され、内側面に補強リブ18が設けられている。前記補強リブ18はフォーク差込方向の平行な補強リブ18Aとフォーク差込方向と直交する補強リブ18Bによって格子状に形成されており、フォーク差込孔15の入口近傍では補強リブ18Bの間隔が狭く形成されている。
中間支柱部14のフォーク差込孔15に面する支柱壁14Aの内側には、補強リブ18Bを延設するとともに、中間支柱部と同じ高さの溶着リブ20としている。また、支柱部13内と中間支柱部14内には、補強リブ18Bを数本おきに支柱と同じ高さの仕切壁21とすることによって、支柱部13と中間支柱部14をそれぞれ複数の区室に分割している。
さらに、この発明では、最も応力を受ける支柱部13、13のフォーク差込孔に面する支柱壁13Aを補強することとした。支柱壁13Aの補強は、支柱壁13Aの内側に補強用溶着リブ23を設けてなる。前記補強用溶着リブ23は、図2及び図3に示すように、補強リブ18Bの一部を支柱部13と同じ高さの溶着リブ23Aとし、前記溶着リブ23Aの先端部に突出した支持溶着リブ23Bを直角方向に設けた構成であって、断面L字状に形成されている。
前記補強用溶着リブ23を支柱部と同じ高さの溶着リブとするとともに、溶着リブ23Aの先端部を突出した支持溶着リブ23Bで固定することによって、溶着リブ23Aの変形が防止され、結果として支柱壁13Aの変形も防止されることになる。図4は、支柱壁13Aの変形状態を極端に示した説明図である。
即ち、支柱壁13AがS字状に変形すると、支柱壁13Aの変形に伴って溶着リブ23Aも変形することになる。このとき、溶着リブ23Aの端部を抑えるものがないと全体が支柱壁13A側と同様に変形することになるが、直交する突出した支持溶着リブ23Bが変形方向に対して抵抗することになるので変形を最小に抑えることができる。溶着リブ23Aは、突出した支持溶着リブ23B側での変形が抑えられることによって支柱壁13A側の変形も小さくなり、ひいては支柱壁13Aの変形も小さくなる。
図5は、他の実施形態を示し、図5(a)は、補強リブ24とした場合であり、溶着リブ24Aに対して突出した支持溶着リブ24Bを斜め方向に設けてへの字状に形成してなる。また、図5(b)は、補強リブ25とした場合であり、突出した支持溶着リブ25Bを溶着リブ25Aの両側に直交して設けてTの字状に形成してなり、図5(c)は、補強リブ26とした場合であり、突出した支持溶着リブ26Bを溶着リブ26Aの両側に斜めに設けてYの字状に形成してなる。これらの補強リブ24,25,26は、溶着リブの先端部を支持することによって変形を抑えることができる。
尚、上記実施形態では、補強用溶着リブ23〜26を支柱部13のフォーク差込孔に面する支柱壁13Aにのみ設けたが、中間支柱部14のフォーク差込孔に面する支柱壁にも設けることができるのは勿論である。また、補強用溶着リブ23〜26の数及び大きさは、支柱部の大きさや肉厚によって適宜決定すればよい。
パレットの左半分を示す正面図である。 同じく水平断面図である。 要部を示す断面斜視図である。 変形状態を示す説明用断面斜視図である。 他の実施形態を示し、図5(a)はへの字状補強リブを、図5(b)は、T字状補強リブ、図5(c)は、Y字状補強リブの要部平面図である。 パレットのラック積みの一例を示す説明用正面図である。 ラック積みにおけるパレットの変形を示す説明用断面図である。
10:パレット
11:上部デッキボード
12:下部デッキボード
13:両端支柱部
14:中間支柱部
15:フォーク差込孔
18:補強リブ

Claims (5)

  1. 上部デッキボードと下部デッキボードとを中空構造の両端部の支柱部及びその中間に設けた中間支柱部で連結し、前記支柱部と上下デッキボードで囲まれた空隙をフォーク差込孔とした二方差しパレットにおいて、
    前記上部デッキボードと下部デッキボードの内面にはフォーク差込方向と平行な補強リブとフォーク差込方向と直交する補強リブを設けてなり、パレットの側端部にある支柱部のフォーク差込孔に面する支柱壁の内側におけるフォーク差込方向と直交する補強リブのうち支柱壁に接続する部分を支柱部と同じ高さの溶着リブとするとともに、
    前記溶着リブの先端部に直角又は斜め方向に突出した支持溶着リブを設けたことを特徴とする合成樹脂製パレット。
  2. 補強リブを溶着リブと突出した支持溶着リブとによって断面L字状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製パレット。
  3. 補強リブを溶着リブと突出した支持溶着リブとによって断面への字状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製パレット。
  4. 補強リブを溶着リブと突出した支持溶着リブとによって断面T字状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製パレット。
  5. 補強リブを溶着リブと突出した支持溶着リブとによって断面Y字状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製パレット。
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JPH0581027U (ja) * 1992-04-03 1993-11-02 出光石油化学株式会社 載物用パレット
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