JPH1149164A - 合成樹脂製パレット - Google Patents
合成樹脂製パレットInfo
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- JPH1149164A JPH1149164A JP20201097A JP20201097A JPH1149164A JP H1149164 A JPH1149164 A JP H1149164A JP 20201097 A JP20201097 A JP 20201097A JP 20201097 A JP20201097 A JP 20201097A JP H1149164 A JPH1149164 A JP H1149164A
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- Japan
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- pallet
- girder
- synthetic resin
- forming member
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Abstract
量で、しかも製造コストを上昇させない合成樹脂製パレ
ットを提供すること。 【解決手段】 パレットを上下に分割した形状のパレッ
ト形成部材10を射出成形によって形成し、これらを互
いに対向させて溶着一体化してなる合成樹脂製パレット
であって、パレット形成部材10は載荷面を形成するデ
ッキボード11を含み、このデッキボード11の内側に
は薄肉の桁12及び縦横に交差する補強リブ13が設け
られ、桁12の内部に形成された桁補強構造部16が、
環状の支柱部17と、この外周から放射状に伸び、桁1
2の内面に接続している放射状の補強リブ18とからな
ることを特徴とする。
Description
に関し、更に詳細には物品の運搬、移動、収納などの際
に用いられるフォークリフト用パレットに関する。
ては、合成樹脂製のものが製造され、使用されている。
通常、この種の合成樹脂製パレットは、基本的には、パ
レットを上下に分割した形状のパレット形成部材を射出
成形によって形成し、これら2枚のパレット形成部材を
一体化して形成される。
レット形成部材は、載荷面を形成するデッキボードと、
このデッキボードの内面適所に設けられた桁(脚)と、
更にこのデッキボードの内面に縦横に交差して設けられ
た補強リブとを備え、これらのパレット形成部材を互い
に対向させて桁同士を突き合わせ、その突き合わせ部を
溶着一体化して形成される。
は、フォーク差込み口に隣接する桁の端部について、フ
ォーク等によるフォーク差込み方向からの衝撃に対する
強度を向上させるため、その内部にも補強リブが設けら
れていた。一般に、フォーク差込み口に隣接する桁の端
部、言い換えればフォーク差込み口の両側に位置する桁
の端部は、その内部に、桁の内部空間を分割するように
比較的に小さな複数の密閉中空部を形成するように補強
リブを配置して構成されているだけであった。
た従来の合成樹脂製パレットにおける桁の強度について
は、前述したようにフォーク差込み口に隣接する桁の端
部のみを補強するようにされており、通常の使用ではま
ったく問題がない。
使用する中には、実際の使用で予想される衝撃の数倍の
力が桁に加わることがある。しかし、この衝撃に耐え得
る補強を施すと、合成樹脂製パレットの重量が増すばか
りではなく、生産性の低下を招き、製造コストが著しく
上昇するという問題があった。
決するためになされたもので、桁の強度を全体として高
めながらも軽量で、しかも製造コストを上昇させない合
成樹脂製パレットを提供することにある。
ットであり、前述した技術的課題を達成するために以下
のように構成されている。すなわち、本発明は、パレッ
トを上下に分割した形状のパレット形成部材を射出成形
によって形成し、これらを互いに対向させて溶着一体化
してなる合成樹脂製パレットであって、前記パレット形
成部材が、載荷面を形成するデッキボードと、このデッ
キボードに設けられた薄肉の桁と、前記デッキボードの
内面に縦横に設けられた補強リブとを含み、前記桁の内
部に桁補強構造部が形成され、その桁補強構造部の少な
くとも1つが、環状の支柱部と、この環状の支柱部の外
周から放射状に伸び、前記桁の内面に接続している放射
状の補強リブとからなることを特徴とする。
成樹脂製パレットは、前述した必須の構成要素からなる
が、その構成要素が具体的に以下のような場合であって
も成立する。その具体的構成要素とは、前記桁補強構造
部を構成する前記環状の支柱部が周方向に不連続な断片
の集合によって形成され、各断片には少なくとも1つの
前記放射状補強リブが接続されていることを特徴とす
る。従って、この発明の合成樹脂製パレットにおいて
「環状の支柱部」とは、周方向に連続又は不連続な壁面
で形成された支柱部を含み意味で使用されている。
前記桁補強構造部が前記パレット形成部材における前記
桁の高さとほぼ同じ高さに形成され、2つの前記パレッ
ト形成部材を互いに対向させて前記桁同士を突き合わ
せ、その突き合わせ部を溶着一体化する時、前記各パレ
ット形成部材の前記桁内部において対向する前記桁補強
構造部も当接して溶着一体化させるようにすることも好
ましい。
記桁補強構造部が前記パレット形成部材における前記桁
の高さより僅かに低く形成され、2つの前記パレット形
成部材を互いに対向させて前記桁同士を突き合わせ、そ
の突き合わせ部を溶着一体化する時、前記各パレット形
成部材の前記桁内部において対向する前記桁補強構造部
は、当接することなく若干の隙間をあけて対峙させるよ
うにしてもよい。また、当接する部位と若干の隙間をあ
ける部位を混在させてもよい。
体としては、パレットを上下に分割した形状のパレット
形成部材が射出成形によって形成され、これらを互いに
対向させて溶着一体化して形成される。この合成樹脂製
パレットは、桁の内部に形成された桁補強構造部が環状
の支柱部を備えている。
射状に伸びる補強リブが桁の内面に接続され、支柱部と
桁の本体とを支え合っている。このような独特な形状の
桁補強構造部によって、桁はその外側から及ぼされる衝
撃に対して相当な強度を発揮する。しかも、この合成樹
脂製パレットは、桁補強構造部が比較的に中空部を多く
備えていることから極端な重量の増加もなく、従って製
造コストの上昇も抑制できる。
トを図に示される実施形態について更に詳細に説明す
る。図1には、本発明の一実施形態に係る四方差しの合
成樹脂製パレットを上下半分に分割した形状の上半分の
パレット形成部材10の更にその4分の1の部分が示さ
れている。
ド11と、その内側における両端部及び中間部に形成さ
れた桁形成部材即ち脚形成部材12と、同様にデッキボ
ード11の内側に縦横に交差して設けられた補強リブ1
3とを備えて構成されている。本実施形態に係る合成樹
脂製パレットは、このパレット形成部材10を互いに対
向させて桁形成部材12を突き合わせ、その突合わせ部
を溶着一体化して形成される。
〜9mmの薄肉で形成することが好ましい。合成樹脂製
パレットを側方から見た時、桁と桁との間の空間(孔)
は、フォーク差込み孔14となる。デッキボード11の
内側に縦横に交差して設けられる補強リブは、フォーク
差込み孔14の入り口即ちフォーク差込み口15に沿う
デッキボードの内面にも形成されている。
11の内面に形成された補強リブについては説明の便宜
上、別な参照符号13aを付けて示す。フォーク差込み
口15に沿うデッキボード11の内面であって、特にそ
のエッジに形成された補強リブ13aは、これに平行に
且つ隣接して形成された補強リブ13に、相互に所定の
間隔をあけた多数の連結用の補強リブ13bで接続され
ている。
ボードエッジに形成された補強リブ13aが、隣接する
補強リブ13に複数の連結用補強リブ13bで接続され
ていることから、フォーク差込み口にフォークを差し込
んだ時、フォーク差込み口15付近におけるデッキボー
ド11に誤って衝突しても簡単に破損することはなく、
よって合成樹脂製パレットの耐久性を向上させることが
できる。
レットでは、桁形成部材12の内部に桁補強構造部16
が形成され、これにより桁形成部材12の強度を高めて
いる。この桁補強構造部16は、図1及び当該桁形成部
材12を拡大して示す図2から明らかなように環状の支
柱部17と、この環状の支柱部17の外周から放射状に
伸び、桁形成部材12の内面に接続している放射状補強
リブ18とから構成されている。
材10における桁形成部材12の高さとほぼ同じ高さに
形成されている。従って、2つのパレット形成部材10
を互いに対向させて桁形成部材12同士を突き合わせ、
その突き合わせ部を溶着一体化して合成樹脂製パレット
を形成する時、各パレット形成部材10の桁形成部材1
2内部において対向する桁補強構造部16も当接して溶
着一体化させられる。
設けられる桁補強構造部の変形例が符号20で示されて
いる。この桁補強構造部20では、これを構成する環状
の支柱部21が周方向に不連続な断片21aの集合によ
って形成され、各断片21aには放射状補強リブ22の
一端が接続され、その他端は桁形成部材12の内面に接
続されている。
合成樹脂製パレットにおいて「環状の支柱部」とは、周
方向に連続又は不連続な壁面で形成された支柱部を含む
意味で使用している。なお、図3に示される桁補強構造
部20では、放射状補強リブ22が各断片21aのほぼ
中間部に接続されているが、図4に示されるように各断
片21aの両端部に接続されていてもよい。
係る合成樹脂製パレットにおけるパレット形成部材10
が示されている。このパレット形成部材10の基本的な
構造は図1に示されたパレット形成部材と同じであり、
従って同一又は相当する構成部分には同一の参照符号を
付してその説明を省略する。
ける1つの桁形成部材12の内部には桁補強構造部23
が設けられ、他の桁形成部材12の内部には別な桁補強
構造部26が設けられている。これらの桁補強構造部2
3、26は、形状的には図1、図2及び図3に示された
桁補強構造部16、20に対応し、桁補強構造部23は
連続する環状の支柱部24と放射状の補強リブ25とを
備え、桁補強構造部26は複数の断片27aからなる不
連続の環状の支柱部27と放射状の補強リブ28とを備
える。
部16、20と異なる部分は、桁形成部材12の高さよ
り僅かに低く形成されている点である。従って、2つの
パレット形成部材10を互いに対向させて桁12同士を
突き合わせ、その突き合わせ部を溶着一体化する時、各
パレット形成部材10の桁形成部材12内部において対
向する桁補強構造部23、26は、それぞれ当接するこ
となく若干の隙間をあけて対峙する。
形条件は、通常の条件でよく、例えば、高密度ポリエチ
レンを材料として用いた場合、溶融温度(シリンダ温
度)200〜250℃、射出率2000〜5000cc
/sec程度の条件が好ましい。また、パレットを構成
する合成樹脂としてはポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレンープロピレン共重合体等のポリオレフィンが一
般的であるが、場合によっては他の樹脂を用いてもよい
ことは言うまでもない。
いてもよいことも勿論である。さらにまた、これらの合
成樹脂に、通常使用されている有機質又は無機質のもの
を含む従来知られている発泡剤を混入し、発泡体として
もよい。この場合の発泡率は1.01〜1.4倍程度が
望ましい。この場合にはパレット全体の見掛け密度が原
料合成樹脂の密度の0.65倍〜0.95倍程度となる
ようにするのがよい。
パレットでは、パレット形成部材10の内側に設けられ
た補強リブ13がフォーク差し込み方向と平行及び直角
方向に伸長するように形成されていたが、本発明では、
フォーク差込み口に沿ってデッキボード11のエッジに
形成される補強リブ13aを除き、補強リブの伸長方向
をこのような方向に限定する理由はない。
ットによると、桁形成部材12の内部に形成された桁補
強構造部16、20、23、26が環状の支柱部17、
21、24、27を備えている。そして、この環状の支
柱部17、21、24、27の外周からは放射状に伸び
る補強リブ18、22、25、28が桁形成部材12の
内面に接続され、支柱部17、21、24、27と桁形
成部材12の本体とを支え合っている。
6、20、23、26によって、桁形成部材12はその
外側から及ぼされる衝撃に対して相当な強度を発揮す
る。しかも、この合成樹脂製パレットは、桁補強構造部
が比較的に中空部を多く備えていることから極端な重量
の増加もなく、従って製造コストの上昇も抑制できる。
製パレットによれば、桁形成部材の内部に桁補強構造部
を形成し、この桁補強構造部が環状の支柱部を備えてお
り、しかもこの環状の支柱部の外周から放射状に伸びる
補強リブで支柱部と桁の本体とを支え合うようにしたこ
とから、桁はその外側から及ぼされる衝撃に対して相当
な強度を発揮し、しかも桁補強構造部は比較的に中空部
を多く備えていることから極端な重量の増加もなく、従
って製造コストの上昇も抑制できる。
て形成される本発明の一実施形態に係る合成樹脂製パレ
ットにおいて上半分のパレット形成部材の更にその4分
の1部分を示す断面図である。
て示す断面図である。
示す図2と同様な桁の拡大断面図である。
変形例を示す図2と同様な桁の拡大断面図である。
て形成される本発明の他の実施形態に係る合成樹脂製パ
レットにおいて上半分のパレット形成部材の更にその4
分の1部分を示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 パレットを上下に分割した形状のパレッ
ト形成部材を射出成形によって形成し、これらを互いに
対向させて溶着一体化してなる合成樹脂製パレットであ
って、 前記パレット形成部材が、載荷面を形成するデッキボー
ドと、このデッキボードに設けられた薄肉の桁と、前記
デッキボードの内面に縦横に設けられた補強リブとを含
み、 前記桁の内部に桁補強構造部が形成され、その桁補強構
造部の少なくとも1つが、環状の支柱部と、この環状の
支柱部の外周から放射状に伸び、前記桁の内面に接続し
ている放射状の補強リブとからなることを特徴とする合
成樹脂製パレット。 - 【請求項2】 前記桁補強構造部を構成する前記環状の
支柱部が周方向に不連続な断片の集合によって形成さ
れ、各断片には少なくとも1つの前記放射状補強リブが
接続されていることを特徴とする請求項1に記載の合成
樹脂製パレット。 - 【請求項3】 前記桁補強構造部が前記パレット形成部
材における前記桁の高さとほぼ同じ高さに形成され、2
つの前記パレット形成部材を互いに対向させて前記桁同
士を突き合わせ、その突き合わせ部を溶着一体化する
時、前記各パレット形成部材の前記桁内部において対向
する前記桁補強構造部も当接して溶着一体化することを
特徴とする請求項1又は2に記載の合成樹脂製パレッ
ト。 - 【請求項4】 前記桁補強構造部が前記パレット形成部
材における前記桁の高さより僅かに低く形成され、2つ
の前記パレット形成部材を互いに対向させて前記桁同士
を突き合わせ、その突き合わせ部を溶着一体化する時、
前記各パレット形成部材の前記桁内部において対向する
前記桁補強構造部は、当接することなく若干の隙間をあ
けて対峙することを特徴とする請求項1又は2に記載の
合成樹脂製パレット。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20201097A JPH1149164A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 合成樹脂製パレット |
AU43660/97A AU731252B2 (en) | 1996-11-05 | 1997-11-03 | Synthetic resin pallet |
MYPI97005203A MY120708A (en) | 1996-11-05 | 1997-11-04 | Synthetic resin pallet |
DE69732333T DE69732333T2 (de) | 1996-11-05 | 1997-11-04 | Palette aus Kunstharz |
US08/963,864 US5967057A (en) | 1996-11-05 | 1997-11-04 | Synthetic resin pallet |
EP97119240A EP0839732B1 (en) | 1996-11-05 | 1997-11-04 | Synthetic resin pallet |
KR1019970058121A KR100518160B1 (ko) | 1996-11-05 | 1997-11-05 | 합성수지팔레트 |
CN97126004A CN1080234C (zh) | 1996-11-05 | 1997-11-05 | 合成树脂托盘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20201097A JPH1149164A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 合成樹脂製パレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1149164A true JPH1149164A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16450437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20201097A Pending JPH1149164A (ja) | 1996-11-05 | 1997-07-28 | 合成樹脂製パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1149164A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006341856A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Meiji Rubber & Chem Co Ltd | 合成樹脂製パレット |
JP2020152431A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社明治ゴム化成 | 合成樹脂製パレット |
JP2021037972A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | 岐阜プラスチック工業株式会社 | パレット |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP20201097A patent/JPH1149164A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006341856A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Meiji Rubber & Chem Co Ltd | 合成樹脂製パレット |
JP4529162B2 (ja) * | 2005-06-07 | 2010-08-25 | 株式会社明治ゴム化成 | 合成樹脂製パレット |
JP2020152431A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社明治ゴム化成 | 合成樹脂製パレット |
JP2021037972A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | 岐阜プラスチック工業株式会社 | パレット |
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070424 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070814 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |