JP4991264B2 - パレット - Google Patents

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Description

本発明は、上面デッキと下面デッキと各デッキを連結する筒状桁とを樹脂材料から一体成形したパレットに関する。より詳しくは、上面デッキ上に載置物を載置した状態で、フォークリフト等により運搬する用途に使用されるパレットに関する。
従来、この種のパレットとしては、平面四角形状をなす上面デッキと、同じく平面四角形状をなす下面デッキと、各デッキを連結するとともに四角筒状をなす筒状桁とを合成樹脂により一体成形したものが知られている。こうしたパレットを構成する筒状桁は、各デッキの四隅部を連結する隅部桁と、各デッキの四側部における中間部を連結する中間桁とを備えている。また上面デッキは、隅部桁の上端部と中間桁の上端部とを直線状に連結する桁間上部桟を有している。こうした桁間上部桟の下方であって、隅部桁及び中間桁の間には、フォークリフト又はハンドリフトのフォークが挿入されるフォーク挿入孔が形成されている(特許文献1〜4参照)。
実公昭51−24697号公報 特開2002−166939号公報 実公平7−52018号公報 特開2003−182740号公報
パレットには、積載荷重に耐え得る強度を確保するために、補強板、補強リブ等の補強部材が設けられている。例えば隅部桁等の桁を補強する構成として、上記特許文献4のパレットでは桁内に仕切リブを設けている。こうした仕切リブは、各デッキを連結するとともに桁の側壁を連結した構成であるため、上面デッキに荷重が加わった際において、桁の変形を好適に抑制することができる。従って、仕切リブを設けた桁によって桁間上部桟が好適に支持される。このように桁内を仕切る構造を有する仕切リブは、パレットにおいて特に有効な補強部材である。一方、例えば輸出する製品を載置するパレットは、その製品とともに国外へ輸送される。こうした輸出用のパレットは、通常、繰り返して使用せずに、一回の輸送を目的とすることから、ワンウェイタイプのパレットとも呼ばれている。この種のパレットでは、繰り返し使用に耐え得る耐久性を高めることよりも、輸送の効率化を図ることを目的として軽量化することが重要である。このようにパレットの軽量化を図るには、補強部材、桟等の占める体積をできる限り削減することが有効である。ところが、各デッキを連結する仕切リブは補強部材として有効に機能するため、そうした仕切リブによる構造を省くことは、パレット自体の耐荷重性が極端に低下し易いという問題があった。
この発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐荷重性を維持しつつ、軽量化を図ることの容易なパレットを提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明は、平面四角形状をなす上面デッキと、同じく平面四角形状をなす下面デッキと、四角筒状をなすとともに前記各デッキを連結する筒状桁とが樹脂材料から一体成形されてなり、前記筒状桁は、前記各デッキの四隅部を連結する隅部桁を備え、前記上面デッキは、前記隅部桁内において側壁上端部間を連結する桁内上部桟を有し、該桁内上部桟は、平面L字状をなす外周立壁と、該外周立壁よりも内周側に位置する内周立壁とを備え、該内周立壁は、その両端部を構成するとともに前記外周立壁に沿って配置されている一対の連結部と、その連結部を繋ぐとともに前記隅部桁の隣り合う側壁における上端間を結ぶ直線に沿って配置される傾斜部を有してなるパレットであって、前記外周立壁の上端部と前記内周立壁の上端部と前記隅部桁の側壁とを連結する連結リブを設け、該連結リブは、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面四角形状をなし、前記外周立壁及び内周立壁の左右両端部同士を連結する一対の連結リブ本体と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面L字状をなし、前記外周立壁の上端内周縁に沿って配置された第1補助部と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面長四角形状をなし、前記内周立壁の上端外周縁に沿って配置された第2補助部とから、平面三角形状をなし、前記連結リブ本体、第1補助部及び第2補助部によって囲まれる空間にはリブが存在することのない空間が形成され、前記外周立壁は、その外周面側が1つの補強板のみによって前記隅部桁の側壁側に連結されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、平面四角形状をなす上面デッキと、同じく平面四角形状をなす下面デッキと、四角筒状をなすとともに前記各デッキを連結する筒状桁とが樹脂材料から一体成形されてなり、前記筒状桁は、前記各デッキの四隅部を連結する隅部桁と、前記各デッキの四側部における中間部を連結する中間桁とを備え、前記上面デッキは、前記中間桁内において側壁上端部間を連結する桁内上部桟を有し、該桁内上部桟は、平面直線状をなす外周立壁と、該外周立壁よりも内周側に位置する内周立壁とを備え、該内周立壁は、その両端部を構成するとともに前記外周立壁に沿って配置されている一対の連結部と、その連結部を繋ぐとともに前記中間桁の隣り合う側壁における上端間を結ぶ直線に沿って配置される一対の傾斜部を有してなるパレットであって、前記外周立壁の上端部と前記内周立壁の上端部と前記中間桁の側壁とを連結する連結リブを設け、該連結リブは、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面四角形状をなし、前記外周立壁及び内周立壁の左右両端部同士を連結する一対の連結リブ本体と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面逆V字状をなし、前記内周立壁の上端外周縁に沿って配置された第1補助部と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面長四角形状をなし、前記外周立壁の上端内周縁に沿って配置された第2補助部とから、平面三角形状をなし、前記連結リブ本体、第1補助部及び第2補助部によって囲まれる空間にはリブが存在することのない空間が形成され、前記外周立壁は、その外周面側が1つの補強板のみによって前記中間桁の側壁側に連結されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、平面四角形状をなす上面デッキと、同じく平面四角形状をなす下面デッキと、四角筒状をなすとともに前記各デッキを連結する筒状桁とが樹脂材料から一体成形されてなり、前記筒状桁は、前記各デッキの四隅部を連結する隅部桁を備え、前記隅部桁内には、該隅部桁の側壁間を連結する立壁が設けられ、該立壁は、平面L字状をなす外周立壁と、該外周立壁よりも内周側に位置する内周立壁とから構成され、該内周立壁は、その両端部を構成するとともに前記外周立壁に沿って配置されている一対の連結部と、その連結部を繋ぐとともに前記隅部桁の隣り合う側壁における上端間を結ぶ直線に沿って配置される傾斜壁を有してなるパレットであって、前記立壁の上下中間部に貫通孔を設けるか、又は前記立壁を上下に分割して設け、前記上面デッキ側に位置する前記外周立壁の上端部と前記内周立壁の上端部と前記隅部桁の側壁とを連結する連結リブを設け、該連結リブは、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面四角形状をなし、前記外周立壁及び内周立壁の左右両端部同士を連結する一対の連結リブ本体と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面L字状をなし、前記外周立壁の上端内周縁に沿って配置された第1補助部と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面長四角形状をなし、前記内周立壁の上端外周縁に沿って配置された第2補助部とから、平面三角形状をなし、前記連結リブ本体、第1補助部及び第2補助部によって囲まれる空間にはリブが存在することのない空間が形成され、前記外周立壁は、その外周面側が1つの補強板のみによって前記隅部桁の側壁側に連結されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、平面四角形状をなす上面デッキと、同じく平面四角形状をなす下面デッキと、四角筒状をなすとともに前記各デッキを連結する筒状桁とが樹脂材料から一体成形されてなり、前記筒状桁は、前記各デッキの四隅部を連結する隅部桁を備え、前記上面デッキは、前記隅部桁内において側壁上端部間を連結する桁内上部桟を有し、該桁内上部桟は、平面L字状をなす外周立壁と、該外周立壁よりも内周側に位置する内周立壁とを備え、該内周立壁は、その両端部を構成するとともに前記外周立壁に沿って配置されている一対の連結部と、その連結部を繋ぐとともに前記隅部桁の隣り合う側壁における上端間を結ぶ直線に沿って配置される傾斜部とを有してなるパレットであって、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面四角形状をなして前記外周立壁及び内周立壁の左右両端部同士を連結する一対の連結リブを設け、前記内周立壁、外周立壁及び隅部桁の側壁によって囲まれる空間には前記連結リブ以外のリブが存在することのない空間が形成され、前記外周立壁は、その外周面側が1つの補強板のみによって前記隅部桁の側壁側に連結され、前記内周立壁の内側には、該内周立壁において隣り合う側壁の上端部同士を連結する桁内補強リブが設けられ、該桁内補強リブと前記内周立壁との間隔は、前記内周立壁の端部と前記外周立壁の端部との間隔よりも広くなるように構成していることを要旨とする。
上記構成によれば、連結リブは外周立壁の上端部と内周立壁の上端部とを連結しているため、外周立壁、内周立壁及び連結リブの少なくとも一つに加わる荷重は、外周立壁及び内周立壁の両立壁に配分されて隅部桁又は中間桁の側壁に支持される。また、連結リブは、隅部桁又は中間桁の側壁に連結しているため、その側壁によっても連結リブに加わる荷重は支持される。このように連結リブは、それ自体に加わる荷重、外周立壁に加わる荷重、内周立壁に加わる荷重等を好適に分散する。また、連結リブは、隅部桁又は中間桁の側壁に連結しているため、その側壁を好適に補強する。このため、隅部桁又は中間桁の耐荷重性を好適に確保することができる。そして例えば、隅部桁内における立壁に貫通孔を設けることにより、隅部桁内における立壁の体積を削減することができる。また例えば、隅部桁内における立壁を上下に分割して設けることにより、隅部桁内における立壁の体積を削減することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のパレットにおいて、前記筒状桁は、前記各デッキの四側部における中間部を連結する中間桁を備えるとともに、前記上面デッキは、前記隅部桁の上端部とその隅部桁に隣り合う前記中間桁の上端部とを直線状に連結する桁間上部桟を備え、前記外周立壁及び前記内周立壁の少なくとも一方が、前記桁間上部桟に連なっていることを要旨とする。
この構成によれば、外周立壁及び内周立壁は、隅部桁又は中間桁の側壁において桁間上部桟が連結されている部位を好適に支持する。このとき、外周立壁及び内周立壁が桁間上部桟を支持する支持力は、連結リブにより高められている。このため、桁間上部桟によって隅部桁又は中間桁の側壁が引っ張られることで隅部桁又は中間桁が変形する現象を好適に抑制することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のパレットにおいて、前記連結リブが、前記外周立壁及び前記内周立壁に沿って連結された平面環状をなすことを要旨とする。
この構成によれば、連結リブにより、外周立壁及び内周立壁の変形が好適に抑制される。また、平面環状の連結リブの上面によって載置物を好適に支持することができるため、荷重の集中が緩和される結果、耐荷重性を好適に確保することができる。また、平面環状の連結リブは、外周立壁の上端と内周立壁の上端との間隙を狭めるため、上面デッキ上に荷を載置するに際して、そうした間隙に荷の隅部等が入り込むことが抑制される結果、各立壁の上端に荷が引っ掛かるといった不具合を抑制することができる。さらに、平面環状の連結リブは、貫通孔を有しない平板状の連結リブと比較して、パレット自体の軽量化においても有利である。
本発明によれば、耐荷重性を維持しつつ、軽量化を図ることが容易である。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、パレットは、平面四角形状をなす上面デッキ11と、同じく平面四角形状をなす下面デッキ12と、各デッキ11、12を連結する筒状桁13とが樹脂材料から一体成形されたものである。筒状桁13は、各デッキ11、12の四隅部を連結する隅部桁14と、各デッキ11、12の四側部における中間部を連結する中間桁15とを備えている。このように配置された隅部桁14と、その隅部桁14に隣り合う中間桁15との間には、フォークリフト等のフォークを挿入するフォーク挿入孔16が開口されている。このパレットは、各側面にそれぞれ一対のフォーク挿入孔16が開口された四方差しパレットである。
図2(a)に示すように、筒状桁13は、隅部桁14及び中間桁15に加えて、各デッキ11、12の中央部を連結する中央桁17を備え、各デッキ11、12は、各桁の間に位置する桁間領域と、各桁内に位置する桁内領域と、桁間領域に囲まれた中間領域とを有している。図2に示すように上面デッキ11において、隅部桁14と中間桁15との間に位置する桁間領域には、四角柱状の桁間上部桟18が複数配置されている。これらの桁間上部桟18は、隅部桁14の上端部と、その隅部桁14に隣り合う中間桁15の上端部とを直線状に連結している。さらに各桁間上部桟18は、それら桁間上部桟18の長手方向と直交して配置されるリブにより連結されることで、各桁間上部桟18の強度が高められている。なお、中間桁15と中央桁17との間に位置する桁間領域においても、中間桁15の上端部と中央桁17の上端部とを連結する桁間上部桟18が配置されることで、上面デッキ11の桁間領域が構成されている。図2(b)に示すように下面デッキ12においても、上面デッキ11と同様に桁間下部桟19が複数配置されることで桁間領域が構成されている。
図3に示すように隅部桁14内には、隅部桁14の隣り合う側壁間を連結する桁内上部桟20が配置されている。桁内上部桟20は、平面L字状をなすとともに隅部桁14の外側壁に沿った外周桟21と、同外周桟21よりも内周側に配置されている内周桟22とを備えている。外周桟21は、隅部桁14の第1外側壁14aに沿って延びる第1外周部21aと、隅部桁14の第2外側壁14bに沿って延びる第2外周部21bとが連結された形状をなしている。さらに、第1外周部21aと第2外周部21bとの境界部分には、第1外側壁14aと第2外側壁14bとの境界部分に連結される補強板25が設けられている。なお、補強板25の上端面は上面デッキ11の上面を構成するとともに補強板25の下端面は下面デッキ12の下面を構成している。
内周桟22は、その両端部を構成するとともに外周桟21に沿って配置されている一対の連結部22aと、その連結部22aを繋ぐ傾斜部22bとから構成されている。傾斜部22bは、隅部桁14の隣り合う側壁間を結ぶ直線に沿って配置されている。こうした傾斜部22bを設けた内周桟22は、隅部桁14の外側壁に沿った連結部22aからL字状に形成した場合よりも、内周桟22の全長を短くすることができる。
また、こうした外周桟21及び内周桟22は、隅部桁14内において側壁間を連結する立壁の一部を構成している。外周桟21を構成する外周立壁26は、隅部桁14の外側壁に沿って立設されており、平面L字状をなしている。一方、内周桟22を構成する内周立壁27は、隅部桁14内において外周立壁26よりも内周側に位置している。各立壁26、27の上面は上面デッキ11の上面を構成するとともに、各立壁26、27の下面は下面デッキ12の下面を構成している。内周立壁27は、隅部桁14の隣り合う側壁の上端間を結ぶ直線に沿って配置される傾斜壁を有している。本実施形態のパレットは、外周立壁26を上下に分割して設けることで、上述した外周桟21が形成されている。また、内周立壁27の上下中間部に貫通孔を設けることで、内周桟22が形成されている。なお、外周立壁26の上下中間部に貫通孔を設けるとともに、内周立壁27を上下に分割して設けることで、外周桟21及び内周桟22を形成してもよい。すなわち、隅部桁14は、各立壁26、27の上下中間部分を除去した内部構造である。このように立壁26、27を構成することにより、隅部桁14内における補強部材の体積を削減することができる結果、パレットの軽量化が容易となる。そして桁内の立壁26、27を、上下中間部分の除去した構造のみにすることによって、強度の低下を極力抑えて軽量化を図ることが容易となる。
外周桟21の上端部と内周桟22の上端部と隅部桁14の側壁とは、平面三角形状をなす連結リブ28により連結されている。連結リブ28は、平面四角形状をなし、外周桟21及び内周桟22の左右端部同士を連結する一対の連結リブ本体部28aと、平面L字状をなし、外周桟21の上端内周縁に沿って配置された第1補助部28bと、平面長四角形状をなし、内周桟22の上端外周縁に沿って配置された第2補助部28cとから構成されている。そして連結リブ本体部28aは、隅部桁14の側壁と連結されている。
第1補助部28bと外周桟21とが延びる方向に対して直交する断面は、逆L字状に形成されている。また、第2補助部28cと内周桟22とが延びる方向に対して直交する断面は、逆L字状に形成されている。こうした逆L字状の断面構造により、隅部桁14内は、軽量化されつつ、強度が高められている。なお、第1補助部28bと外周桟21とが延びる方向に対して直交する断面、又は、第2補助部28cと内周桟22とが延びる方向に対して直交する断面をT字状に形成してもよい。
こうした連結リブ本体部28aを設けることで、外周桟21、内周桟22及び連結リブ28の少なくとも一つに加わる荷重は、外周桟21及び内周桟22の両桟に配分されて、隅部桁14の側壁に支持される。これにより、隅部桁14の側壁における荷重の集中が緩和される。さらに本実施形態の連結リブ本体部28aは、隅部桁14の側壁に連結している。このため、そうした側壁の変形が好適に抑制される。また、第1補助部28bは、一対の連結リブ本体部28aに連結され、かつ外周桟21に連結されている。第2補助部28cは、一対の連結リブ本体部28aに連結され、かつ内周桟22に連結されている。このように本実施形態の連結リブ28は各補助部28b、28cを備え、外周桟21の内周縁及び内周桟22の外周縁に沿って連結された平面環状をなしているため、こうした各補助部28b、28cによって、外周桟21及び内周桟22の変形が好適に抑制される。なお、連結リブ28は、外周桟21及び内周桟22の上端部を連結することで、連結リブ28の上面は、上面デッキ11の上面の一部を構成している。
外周桟21は、上面デッキ11を構成する桁間上部桟18から延長した直線上に配置されることで、外周桟21は隅部桁14を介して桁間上部桟18と連なっている。また、内周桟22を構成する連結部22aは、上面デッキ11を構成する桁間上部桟18から延長した直線上に配置されることで、内周桟22は隅部桁14を介して桁間上部桟18と連なっている。このように配置された外周桟21及び内周桟22は、隅部桁14において桁間上部桟18の連結部位を好適に支持することができる。また、桁間上部桟18に荷重が加わった際には、その荷重が連結部22a等に分散される。
内周桟22の内側には、内周桟22において隣り合う側壁の上端部同士を連結する桁内補強リブ29が設けられている。桁内補強リブ29を設けるに際して、同桁内補強リブ29と内周桟22との間隔L1は、内周桟22の端部と外周桟21の端部との間隔L2よりも広くなるように構成することが好適である。このように間隔L1を確保した部分を設けることで、その間隔L1に応じた幅広の凸部を有する金型を使用して成形することができる。金型における幅広の凸部は、例えば水等の冷媒を通じる冷媒通路を広く確保することが容易であるため、金型の冷却効率を高めることが容易である。
本実施形態の第1外側壁14aの上端部、第2外側壁14bの上端部、及び各外側壁14a、14bの境界部分の上端部には、上下方向に沿って延びる長方形状の突条30が突設されている。これらの突条30には、上面デッキ11に載置した載置物をシュリンクフィルム又はストレッチフィルムにより包装する際に、そうしたフィルムを掛止することができる。
図4に示すように中間桁15内には、中間桁15の異なる側壁間を連結する桁内上部桟20が配置されている。中間桁15における桁内上部桟20は、桁間上部桟18の延びる方向に沿って配置された中間外周桟31と、同外周桟よりも内周側に配置された中間内周桟32とを備えている。四角柱状をなす中間外周桟31は、桁間上部桟18から延長した直線上に配置されている。このため、中間外周桟31は、中間桁15の側壁において桁間上部桟18の連結部位を好適に補強する。
なお、中間外周桟31及び中間内周桟32は、上述した外周桟21及び内周桟22と同様に、中間桁15内において側壁間を連結する立壁の一部を構成している。
中間内周桟32は、中間外周桟31の延びる方向に沿って配置されている一対の中間連結部32aと、その中間連結部32aを繋ぐ第1中間傾斜部32b、第2中間傾斜部32cとから構成されている。各中間傾斜部32b、32cは、中間桁15の第1内側壁15aの上端と、同第1内側壁15aに隣り合う第2内側壁15bの上端との間を結ぶ直線に沿ってそれぞれ配置されている。
中間外周桟31の上端部と中間内周桟32の上端部と中間桁15の側壁とは、平面三角形状をなす連結リブ33により連結されている。連結リブ33は、平面四角形状をなし、中間外周桟31及び中間内周桟32の左右端部同士を連結する一対の連結リブ本体部33aと、平面逆V字状をなし、中間内周桟32の上端内周縁に沿って配置された第1補助部33bと、平面長四角形状をなし、中間外周桟31の上端外周縁に沿って配置された第2補助部33cとから構成されている。そして連結リブ本体部33aは、中間桁15の側壁と連結されている。
第1補助部33bと中間内周桟32とが延びる方向に対して直交する断面は、逆L字状に形成されている。また、第2補助部33cと中間外周桟31とが延びる方向に対して直交する断面は、逆L字状に形成されている。こうした逆L字状の断面構造により、中間桁15内は、軽量化されつつ、強度が高められている。なお、第1補助部33bと中間内周桟32とが延びる方向に対して直交する断面、又は、第2補助部33cと中間外周桟31とが延びる方向に対して直交する断面をT字状に形成してもよい。
第1中間傾斜部32bと第2中間傾斜部32cとの境界部分には、第1内側壁15aの略中央部分に連結される補強板25が設けられている。なお、補強板25の上端面は上面デッキ11の上面を構成するとともに補強板25の下端面は下面デッキ12の下面を構成している。
図3及び図4に示すように、下面デッキ12においてフォーク挿入孔16の開口部には、隅部桁14及び中間桁15の外面よりも内方に凹む切欠部12aが形成されている。このように切欠部12aを形成することにより、桁間下部桟19を構成する樹脂材料を削減することができるため、パレットの軽量化を図ることが容易である。
このパレットは、樹脂材料の射出成形によって一体成形されている。樹脂材料の種類は特に限定されないが、各種樹脂材料の中でも、低比重であり軽量化が容易であるという観点から、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が好適である。なお、樹脂材料は、未使用の樹脂材料であってもよいし、一度使用した再生樹脂材料であってもよい。
次に、本実施形態のパレットの使用状態について説明する。
パレットの表面デッキ上に載置物を載置した後、そのパレットはフォークリフト等によって搬送される。このとき、本実施形態のパレットには、外周桟21の上端部と内周桟22の上端部と隅部桁14の側壁とを連結する連結リブ28が設けられている。こうした連結リブ28により、外周桟21、内周桟22及び連結リブ28に加わる荷重は、外周桟21及び内周桟22に分散される。このため、隅部桁14の耐荷重性を好適に確保することができる。そして例えば、隅部桁14内における立壁を上下に分割して設けることにより、隅部桁14内における立ち壁の体積を削減することができる。すなわち、隅部桁14内を上下方向及び水平方向にわたって仕切る仕切リブを省略した構造であっても、強度が大きく低下することを抑制することができる結果、パレットの軽量化を図ることが容易である。
一方、パレット上の載置物は、必要に応じてシュリンクフィルム又はストレッチフィルムにより包装される。このとき、そうしたフィルムを突条30に引っ掛けることにより、そうしたフィルムがパレットから脱離することが抑制される。その結果、載置物の荷くずれを好適に抑制することができる。
本実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1) 本実施形態のパレットには、外周桟21の上端部と内周桟22の上端部と隅部桁14の側壁とを連結する連結リブ本体部28aが設けられているため、隅部桁14の耐荷重性を好適に確保することができる。このため、隅部桁14内を上下方向及び水平方向にわたって仕切る仕切リブを省略することが可能になる。このように、隅部桁14内における補強部材の体積を削減しても、連結リブ28によって耐荷重性を確保することが容易であるため、耐荷重性を維持しつつ、軽量化を図ることが容易である。特に、一回の輸送を目的とするワンウェイパレットに用いることで、パレットに加わる荷重を要因とした変形又は破損が抑制される結果、安定した輸送を実現することができ、かつパレットの軽量化によって輸送の効率化を図ることができる。
(2) 外周桟21及び内周桟22は、隅部桁14を介して桁間上部桟18に連なっている。このように配置された外周桟21及び内周桟22は、隅部桁14の側壁において桁間上部桟18が連結されている部位を好適に支持する。このとき、外周桟21及び内周桟22が桁間上部桟18を支持する支持力は、連結リブ本体部28aにより高められている。このため、桁間上部桟18によって隅部桁14の側壁が引っ張られることで隅部桁14が変形する現象を好適に抑制することができる。従って、桁間上部桟18の一本当たりの耐荷重性を高めることが可能となるため、桁間上部桟18の本数を削減することによるパレットの軽量化を図ることが容易となる。
(3) 連結リブ28は、外周桟21の内周縁、及び内周桟22の外周縁に沿って連結された平面環状をなしている。このように構成された連結リブ28により、外周桟21及び内周桟22の変形が好適に抑制される。また、第1補助部28b及び第2補助部28cの上面によっても載置物を支持することができるため、荷重の集中が緩和される結果、耐荷重性を好適に確保することができる。また、平面環状の連結リブ28は、外周桟21の上端と内周桟22の上端との間隙を狭めるため、上面デッキ11上に荷を載置するに際して、そうした間隙に荷の隅部等が入り込むことが抑制される。その結果、荷が各桟21、22の上端に引っ掛かるといった不具合を抑制することができる。また、平面環状の連結リブ28は、貫通孔を有しない平板状の連結リブ28と比較して、パレット自体の軽量化においても有利である。
(4) 本実施形態のパレットには、中間外周桟31の上端部と中間内周桟32の上端部と中間桁15の側壁とを連結する連結リブ33が設けられている。こうした連結リブ33を設けることで、パレットの四側部における中間部において、上記(1)〜(3)欄に記載の作用効果を発揮させることができる。
なお、前記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・ 前記隅部桁14内の連結リブ28において、第1補助部28b及び第2補助部28cの一方を省略してもよい。また図5に示すように、第1補助部28b及び第2補助部28cの両方を省略して、連結リブ28を連結リブ本体部28aのみから構成してもよい。前記中間桁15内の連結リブ33も同様に、第1補助部33b及び第2補助部33cの一方を省略してもよいし、連結リブ本体部33aのみから構成してもよい。
・ 前記連結リブ本体部28aは、隅部桁14内に一対設けられているが、少なくとも一方の連結リブ本体部28aを省略してもよい。ただし、耐荷重性をバランス良く発揮させるという観点から、一対の連結リブ本体部28aを、外周桟21及び内周桟22の延びる方向における端部同士を連結すべく設けることが好ましい。なお、前記中間桁15内の連結リブ33も同様に、一方の連結リブ本体部33aを省略してもよい。ただし、耐荷重性をバランス良く発揮させるという観点から、一対の連結リブ本体部33aを、外周桟21及び内周桟22の延びる方向における端部同士を連結すべく設けることが好ましい。
・ 連結リブ本体部28a、33aの形状は、平面四角形状に限定されず、平面三角形状、平面台形状、平面円形状等の形状に変更することもできる。
・ 前記内周桟22の連結部22aを省略してもよい。この場合、傾斜部22bの延長、傾斜部22bの位置変更等により、傾斜部22bの両端部を内周桟22に直接連結して内周桟22を構成する。前記中間内周桟32の連結部32aも同様に省略することができる。
・ 前記外周桟21及び内周桟22の一方のみが、桁間上部桟18に連なる構成としてもよい。また、外周桟21及び内周桟22は、桁間上部桟18と連なることなく、隅部桁14の側壁に連結されていてもよい。前記中間外周桟31及び中間内周桟32の一方のみが桁間上部桟18に連なる構成としてよいし、いずれも桁間上部桟18と連なることなく、中間桁15の側壁に連結されていてもよい。
・ 前記隅部桁14内に設けられた連結リブ28、及び中間桁15内に設けられた連結リブ33のいずれか一方を省略してパレットを構成してもよい。
本実施形態のパレットを示す斜視図。 (a)はパレットの一部を示す平面図、(b)はパレットの一部を示す底面図。 隅部桁の周辺部分を拡大して示す斜視図。 中間桁の周辺部分を拡大して示す斜視図。 補強リブの変形例を示す斜視図。
符号の説明
11…上面デッキ、12…下面デッキ、13…筒状桁、14…隅部桁、15…中間桁、18…桁間上部桟、20…桁内上部桟、21…外周桟、22…内周桟、22b…傾斜部、26…外周立壁、27…内周立壁、28、33…連結リブ、31…中間外周桟、32…中間内周桟、32b…第1中間傾斜部、32c…第2中間傾斜部。

Claims (6)

  1. 平面四角形状をなす上面デッキと、同じく平面四角形状をなす下面デッキと、四角筒状をなすとともに前記各デッキを連結する筒状桁とが樹脂材料から一体成形されてなり、前記筒状桁は、前記各デッキの四隅部を連結する隅部桁を備え、前記上面デッキは、前記隅部桁内において側壁上端部間を連結する桁内上部桟を有し、該桁内上部桟は、平面L字状をなす外周立壁と、該外周立壁よりも内周側に位置する内周立壁とを備え、該内周立壁は、その両端部を構成するとともに前記外周立壁に沿って配置されている一対の連結部と、その連結部を繋ぐとともに前記隅部桁の隣り合う側壁における上端間を結ぶ直線に沿って配置される傾斜部を有してなるパレットであって、
    前記外周立壁の上端部と前記内周立壁の上端部と前記隅部桁の側壁とを連結する連結リブを設け、該連結リブは、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面四角形状をなし、前記外周立壁及び内周立壁の左右両端部同士を連結する一対の連結リブ本体と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面L字状をなし、前記外周立壁の上端内周縁に沿って配置された第1補助部と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面長四角形状をなし、前記内周立壁の上端外周縁に沿って配置された第2補助部とから、平面三角形状をなし、前記連結リブ本体、第1補助部及び第2補助部によって囲まれる空間にはリブが存在することのない空間が形成され、前記外周立壁は、その外周面側が1つの補強板のみによって前記隅部桁の側壁側に連結されていることを特徴とするパレット。
  2. 平面四角形状をなす上面デッキと、同じく平面四角形状をなす下面デッキと、四角筒状をなすとともに前記各デッキを連結する筒状桁とが樹脂材料から一体成形されてなり、前記筒状桁は、前記各デッキの四隅部を連結する隅部桁と、前記各デッキの四側部における中間部を連結する中間桁とを備え、前記上面デッキは、前記中間桁内において側壁上端部間を連結する桁内上部桟を有し、該桁内上部桟は、平面直線状をなす外周立壁と、該外周立壁よりも内周側に位置する内周立壁とを備え、該内周立壁は、その両端部を構成するとともに前記外周立壁に沿って配置されている一対の連結部と、その連結部を繋ぐとともに前記中間桁の隣り合う側壁における上端間を結ぶ直線に沿って配置される一対の傾斜部を有してなるパレットであって、
    前記外周立壁の上端部と前記内周立壁の上端部と前記中間桁の側壁とを連結する連結リブを設け、該連結リブは、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面四角形状をなし、前記外周立壁及び内周立壁の左右両端部同士を連結する一対の連結リブ本体と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面逆V字状をなし、前記内周立壁の上端外周縁に沿って配置された第1補助部と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面長四角形状をなし、前記外周立壁の上端内周縁に沿って配置された第2補助部とから、平面三角形状をなし、前記連結リブ本体、第1補助部及び第2補助部によって囲まれる空間にはリブが存在することのない空間が形成され、前記外周立壁は、その外周面側が1つの補強板のみによって前記中間桁の側壁側に連結されていることを特徴とするパレット。
  3. 平面四角形状をなす上面デッキと、同じく平面四角形状をなす下面デッキと、四角筒状をなすとともに前記各デッキを連結する筒状桁とが樹脂材料から一体成形されてなり、前記筒状桁は、前記各デッキの四隅部を連結する隅部桁を備え、前記隅部桁内には、該隅部桁の側壁間を連結する立壁が設けられ、該立壁は、平面L字状をなす外周立壁と、該外周立壁よりも内周側に位置する内周立壁とから構成され、該内周立壁は、その両端部を構成するとともに前記外周立壁に沿って配置されている一対の連結部と、その連結部を繋ぐとともに前記隅部桁の隣り合う側壁における上端間を結ぶ直線に沿って配置される傾斜壁を有してなるパレットであって、
    前記立壁の上下中間部に貫通孔を設けるか、又は前記立壁を上下に分割して設け、前記上面デッキ側に位置する前記外周立壁の上端部と前記内周立壁の上端部と前記隅部桁の側壁とを連結する連結リブを設け、該連結リブは、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面四角形状をなし、前記外周立壁及び内周立壁の左右両端部同士を連結する一対の連結リブ本体と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面L字状をなし、前記外周立壁の上端内周縁に沿って配置された第1補助部と、厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面長四角形状をなし、前記内周立壁の上端外周縁に沿って配置された第2補助部とから、平面三角形状をなし、前記連結リブ本体、第1補助部及び第2補助部によって囲まれる空間にはリブが存在することのない空間が形成され、前記外周立壁は、その外周面側が1つの補強板のみによって前記隅部桁の側壁側に連結されていることを特徴とするパレット。
  4. 平面四角形状をなす上面デッキと、同じく平面四角形状をなす下面デッキと、四角筒状をなすとともに前記各デッキを連結する筒状桁とが樹脂材料から一体成形されてなり、前記筒状桁は、前記各デッキの四隅部を連結する隅部桁を備え、前記上面デッキは、前記隅部桁内において側壁上端部間を連結する桁内上部桟を有し、該桁内上部桟は、平面L字状をなす外周立壁と、該外周立壁よりも内周側に位置する内周立壁とを備え、該内周立壁は、その両端部を構成するとともに前記外周立壁に沿って配置されている一対の連結部と、その連結部を繋ぐとともに前記隅部桁の隣り合う側壁における上端間を結ぶ直線に沿って配置される傾斜部とを有してなるパレットであって、
    厚さ方向が前記各デッキの上下方向と同じ方向となるように配置されるとともに平面四角形状をなして前記外周立壁及び内周立壁の左右両端部同士を連結する一対の連結リブを設け、前記内周立壁、外周立壁及び隅部桁の側壁によって囲まれる空間には前記連結リブ以外のリブが存在することのない空間が形成され、前記外周立壁は、その外周面側が1つの補強板のみによって前記隅部桁の側壁側に連結され、前記内周立壁の内側には、該内周立壁において隣り合う側壁の上端部同士を連結する桁内補強リブが設けられ、該桁内補強リブと前記内周立壁との間隔は、前記内周立壁の端部と前記外周立壁の端部との間隔よりも広くなるように構成していることを特徴とするパレット。
  5. 前記筒状桁は、前記各デッキの四側部における中間部を連結する中間桁を備えるとともに、前記上面デッキは、前記隅部桁の上端部とその隅部桁に隣り合う前記中間桁の上端部とを直線状に連結する桁間上部桟を備え、
    前記外周立壁及び前記内周立壁の少なくとも一方が、前記桁間上部桟に連なっていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のパレット。
  6. 前記連結リブが、前記外周立壁及び前記内周立壁に沿って連結された平面環状をなすことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のパレット。
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