JP3943788B2 - プラスチック製パレット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は荷物の保管、運搬に使用するフォークリフト用のプラスチック製パレットに係り、詳しくは、支柱部を中空構造とした四方差し用のプラスチック製パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、荷物の保管、運搬に使用されるフォークリフト用パレットでは、プラスチック製パレットが多く使用されている。図5および図6は四方差しプラスチック製パレットを示し、上部デッキボード3と下部デッキボード5とを四隅の支柱部7、その中間に設けた中間支柱部9及び中央部に設けた中央支柱部10で連結し、前記支柱部と上下デッキボードで囲まれた空隙をフォーク差込口11とした四方差しパレットである。
【0003】
そして、これらのパレット1は両端部に台座をおいて支持する、いわゆるラック積みされる場合がある。前記ラック積みにおいて、パレット1に荷物を載置して矢印の方向に荷重がかかると、上下デッキボード3、5が一点鎖線のように撓み、支柱部7のフォーク差込口11に面する支柱壁の部分ではジグザグ状に変形する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
即ち、パレット1に荷重がかかるとパレット1全体としては、図5に一点鎖線で示すように弓状に変形するが、この変形量はフォーク差込口11に面する支柱壁13が変形することによって一層大きくなる。上下デッキボード3、5が下方にたわむとデッキボードが連結している支柱部7の支柱壁の部分では、上部デッキボード3の下端連結部分は支柱部7の内方に変形し、下部デッキボード5の上端連結部分は支柱部7の外方(フォーク差込口側)に変形することになる。このように、支柱部7の支柱壁がジグザグ状に変形することによってデッキボードの撓み量は一層大きくなる。
【0005】
デッキボードが撓むと荷物を安定した状態で載置することができないばかりでなく、荷崩れのおそれがある。また、たわみ状態を長時間保持しておくと、パレットに永久変形が生じることになる。これらの変形を防止するためには、支柱部7のフォーク差込口側の肉厚を厚くするか、図6に示すように、上部デッキボード3の下面に設けられた補強リブ、特に各支柱部のコーナー部を連結する補強リブ15の肉厚を他の補強リブよりも大きくすればよいが、肉厚を厚くすると材料の使用量が増し成形時間も長くなりコストアップとなる。また、成形後の収縮が他の部分よりも大きくなって、パレット全体に大きな反りが発生することになるという問題がある。
【0006】
【発明の目的】
この発明は上記課題を解決すべくなされたもので、支柱壁の肉厚を厚くすることなくデッキボードの変形量を小さくしたプラスチック製パレットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明に係るプラスチック製パレットは、上部デッキボードと下部デッキボードとを中空構造の支柱部で連結し、前記支柱部と上下部のデッキボードで囲まれた空隙をフォーク差込口とし、デッキボードの内側面に縦横に補強リブを設けたパレットにおいて、上部デッキボードの内側面に、隣り合う支柱部の角部の先端部で連結する縦横の補強リブによって第1の方形状補強リブを形成し、さらに、前記第1の方形状補強リブの外側に隣接して設けた縦横の補強リブと、支柱部内の角部寄りで支柱部の幅寸法の三分の一以下の位置に設けたL字形連結リブとを支柱部壁を介して連続したリブのように連結することによって第2の方形状補強リブを形成することを特徴とする。前記支柱部内に設けたL字形連結リブは、各支柱部の支柱壁に連結する一定範囲のみをそれぞれの支柱部の全高さに亘って設けてもよいし、全体を各支柱部の支柱壁と同じ高さに形成してもよいし、全体を縦横の補強リブと同じ高さに形成してもよい。
【0008】
【作用】
従って、この発明にあっては、各支柱部を連結する平行な補強リブと、支柱部の内部のL字形連結リブは、一体的な方形状補強リブを形成するから、荷重を受けた場合にも、フォーク差込口に面する支柱部の支柱壁がジグザグ状に変形するのを防止するように働く。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。パレット20は上部デッキボード21と下部デッキボード(図示するのを省略する)と、四隅の支柱部23、その中間に設けた中間支柱部25及び中央支柱部27で連結し、前記上下デッキボードと支柱部23、25で囲まれた空隙をフォーク差込口28とした四方差しパレットである。前記上部デッキボード21と下部デッキボードの表面はそれぞれ平滑に形成され、内側面に縦横に補強リブが設けられている。
【0010】
次いで、この発明の構成を上部デッキボード21について説明する。上部デッキボード21の下面において、四隅支柱部23と中間支柱部25の角部を補強リブ29で連結し、中間支柱部25と中央支柱部27の角部の先端部を補強リブ30で連結してなる。さらに、前記補強リブ29と補強リブ30に隣接するとともに、平行なそれぞれ各支柱部を連結する補強リブ29a、30aを設ける。前記補強リブ29a、30aは、図1及ぶ図2に明らかなように、四隅支柱部23と中間支柱部25と中央支柱部27のそれぞれ角部寄りで各支柱部の幅寸法の三分の1以下の位置に設けたL字形連結リブ29b、30b及び30c支柱壁を介して連結されている。
【0011】
即ち、図1及び図2に明らかなように、直交する補強リブ29a、29aは、四隅支柱部23の幅寸法の三分の一以下の角部寄りの位置であり、内部の対向する位置に設けられたL字形補強リブ29b四隅支柱部23の支柱壁23aを介して連結されている。また、直交する補強リブ29a、30aは、中間支柱部25の幅寸法の三分の一以下の角部寄りの位置であり、内部に設けられたL字形補強リブ30bによって中間支柱部25の支柱壁25aを介して連結されている。さらに、直交する補強リブ30a、30aは、中央支柱部27の幅寸法の三分の一以下の角部寄りの位置であり、内部に設けられたL字形補強リブ30cによって中央支柱部27の支柱壁27aを介して連結されている。
【0012】
従って、補強リブ29と補強リブ30は第1の方形状補強リブ31を形成しており、各支柱部の隣り合う角部の先端部において連結している。また、補強リブ29a、30aはL字形連結リブ29b、30b及び30cとによって第2の方形状補強リブ33を形成している。
【0013】
前記L字形補強リブ29b、30b及び30cの高さは、任意に決定することができる。従って、L字形補強リブ29b、30b及び30cは、図示するように、支柱壁23a、25a及び27aに連結する一定範囲のみをそれぞれの支柱部の全高さに亘って設けてもよいし、曲がり部分も含めて支柱壁23a、25a及び27aの全高さと同一にしてもよいし、支柱壁23a、25a及び27aに連結する一定範囲を含めて全体を補強リブ29a、30aの高さと同一にしてもよい。
【0014】
尚、上記実施形態では、第1の方形状補強リブ31の外側に形成する第2の方形状補強リブ33は1つであるが、2つ以上形成し、二重、三重にしてもよい。即ち、縦横の補強リブを支柱部内に設けたL字形補強リブによって連結し、第2の方形状補強リブ33を取り囲むようにさらに大きな方形状補強リブを形成してもよい。また、四隅支柱部23、中間支柱部25及び中央支柱部27によって囲まれた部分には、透孔35、37を設けることができる。前記透孔35、37は任意の数及び大きさとすればよい。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、各支柱部の隣り合う角部において連結する第1の方形状補強リブと、支柱部の内部の連結リブによって連結される第2の方形状補強リブによって、パレットの重量を増加することなく、もっとも変形しやすいフォーク差込口に面する支柱部の支柱壁の撓み量を小さくすることができる。即ち、縦横の補強リブや支柱壁の厚さを増大させることがないから、材料の使用量が増大し、成型時間が長くなることもなく、さらに、成型後の収縮や反りがないから、成型後の矯正が不要であり、成型直後に溶着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 左半分はパレットの平面図、右半分は上部デッキボードの内側面を示す平面図である。
【図2】 上部デッキボードの四隅部における内側面を示す斜視図である。
【図3】 図1のA−Aにおける上部デッキボードの拡大縦断面図である。
【図4】 図1のB−Bにおける上部デッキボードの拡大縦断面図である。
【図5】 ラック積みにおけるパレットの変形を示す説明図である。
【図6】 従来のパレットの水平断面における上部デッキボードの内側面の平面図である。
【符号の説明】
20:パレット
21:上部デッキボード
23:四隅の支柱部
25:中間支柱部
27:中央支柱部
29a、30a:補強リブ
29b、30b、30c:連結リブ
31:第1の方形状補強リブ
33:第2の方形状補強リブ
35、37:透孔

Claims (4)

  1. 上部デッキボードと下部デッキボードとを中空構造の支柱部で連結し、前記支柱部と上下部のデッキボードで囲まれた空隙をフォーク差込口とし、デッキボードの内側面に縦横に補強リブを設けたパレットにおいて、上部デッキボードの内側面に、隣り合う支柱部の角部の先端部で連結する縦横の補強リブによって第1の方形状補強リブを形成し、さらに、前記第1の方形状補強リブの外側に隣接して設けた縦横の補強リブと、支柱部内の角部寄りで支柱部の幅寸法の三分の一以下の位置に設けたL字形連結リブとを支柱部壁を介して連続したリブのように連結することによって第2の方形状補強リブを形成することを特徴とするプラスチック製パレット。
  2. 前記支柱部内に設けたL字形連結リブは、各支柱部の支柱壁に連結する一定範囲のみをそれぞれの支柱部の全高さに亘って設けたことを特徴とする請求項1記載のプラスチック製パレット。
  3. 前記支柱部内に設けたL字形連結リブは、全体を各支柱部の支柱壁と同じ高さに形成することを特徴とする請求項1記載のプラスチック製パレット。
  4. 前記支柱部内に設けたL字形連結リブは、全体を縦横の補強リブと同じ高さに形成することを特徴とする請求項1記載のプラスチック製パレット。
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