JP2003291972A - 二方差し合成樹脂製パレット - Google Patents

二方差し合成樹脂製パレット

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JP2003291972A
JP2003291972A JP2002103362A JP2002103362A JP2003291972A JP 2003291972 A JP2003291972 A JP 2003291972A JP 2002103362 A JP2002103362 A JP 2002103362A JP 2002103362 A JP2002103362 A JP 2002103362A JP 2003291972 A JP2003291972 A JP 2003291972A
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Japan
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reinforcing
wall
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peripheral wall
height
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JP2002103362A
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English (en)
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Kunihiro Terano
国宏 寺野
Tokuaki Hara
徳昭 原
Kei Shioya
塩屋  圭
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Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
Original Assignee
Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両端部桁の側面の耐衝撃強度と桁と直交する
方向の曲げ強度に問題があった。 【解決手段】 上部デッキボードと下部デッキボードと
を中空構造の両端部桁と中間部桁とによって連結してな
る二方差しパレットであって、前記両端部桁と中間部桁
の周壁の内側に桁の周壁と平行な補強壁を設け、前記補
強壁は高さが桁の周壁の高さと同じであり、両端部が連
結壁を介して桁の周壁に連結されており、閉じた中空状
に形成してなることを特徴とする。前記補強壁は、一体
に連続することなく点線状に間隔を空けて形成してもよ
いし、一体に連続して形成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷物の保管、運
搬の際に使用する荷役用合成樹脂製パレットに係り、特
に、二方差しパレットにおいて桁の側面部の衝撃強度と
パレット全体の曲げ強度とを向上させた二方差し合成樹
脂製パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】荷物の保管、運搬用に使用されている二
方差し合成樹脂製パレットは、上部デッキボードと下部
デッキボードとの間に中空構造の桁を同一方向に配設
し、デッキボードの両端部及び中間部に配設した桁と上
部デッキボード及び下部デッキボードで囲まれた空間部
をフォークリフトのフォーク差込口としている。
【0003】図5は、従来の二方差し合成樹脂製パレッ
トの一例を示すもので、パレット1を予め桁2、3の高
さのほぼ中間で上下の部品A,Bに分割成形し、これら
の部品A,Bの桁の部分を突き合わせ溶着することによ
って一体に成型されている。このように、上下2つの部
品を突き合わせ溶着してなるパレット1は、上部デッキ
ボード4及び下部デッキボード5の下面には補強リブが
設けられ、桁2、3は上下面及び側面を閉じた中空構造
とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、上部デッキボ
ード4、下部デッキボード5と桁2、3で囲まれた空隙
部をフォーク差込口6とされている。このために、フォ
ークを差し込む際に、フォークが桁2、3の端面やフォ
ーク差込口側の端部内面に衝突して桁を破損させるおそ
れがある。このために、フォーク差込口6の周辺では、
桁の内部に補強リブを設けたり、桁の肉厚を厚くしたり
して補強がなされている。
【0005】しかしながら、フォークによる作業中に、
パレットを整列させるためにフォークを桁の側面に押し
当てたり、あるいは、誤ってフォークを桁の側面に衝突
させることがある。このような場合に、桁の側面は特に
補強がなされていないから、フォークの衝撃によって破
損するおそれがあった。
【0006】また、合成樹脂製パレットは、耐腐食性、
耐汚染性に優れているものの、木製パレットと比較する
と前記のように耐衝撃強度と共に、曲げ強度が劣るとい
う問題がある。即ち、荷物を載置して保管する際にパレ
ットの両端部に台座をおいて支持する、ラック積みが行
われる。このようなラック積みにおいて、載置した荷物
によってパレットに荷重がかかると、両端部は台座で支
えられているが中央部が浮いた状態となっているため
に、パレット全体としては中央部が下がり弓状に変形す
ることになる。
【0007】特に、二方差しパレットでは、桁と同一方
向の曲げ強度は高いものの、桁と直交する方向の曲げ強
度は低く、撓み量が一層大きくなるという問題があっ
た。そして、合成樹脂製であることから、変形状態が長
時間続くと永久ひずみが生じ、元の状態に復元しなくな
るという問題がある。
【0008】この発明は、かかる現況に鑑みてなされた
もので、中空構造の桁の内部を補強することによって、
耐衝撃強度を向上させるとともに、パレット全体の曲げ
強度を向上させた二方差し合成樹脂製パレットを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、この発明に
係る二方差し合成樹脂製パレットは、上部デッキボード
と下部デッキボードとを中空構造の両端部桁と中間部桁
とによって連結してなる二方差しパレットであって、前
記両端部桁と中間部桁の周壁の内側に桁の周壁と平行な
補強壁を設ける。前記補強壁は高さが桁の周壁の高さと
同じであり、両端部が連結壁を介して桁の周壁に連結さ
れており、閉じた中空状に形成してなることを特徴とす
る。前記補強壁は、一体に連続しているものではなく、
点線状に間隔を空けて形成することができる。このよう
に、補強壁を点線状に形成した場合には、補強壁の両端
部をフォークの差込方向と直交する方向に設けた補強リ
ブに連結し、連結壁を補強壁と桁の周壁との間の補強リ
ブの高さを桁の周壁の高さまで延長することによって形
成してもよい。また、補強壁を点線状に形成した場合に
は、補強壁の長さをフォークの差込方向と直交する方向
に設けた補強リブの1つの間隔と同じとし、補強壁と桁
の周壁との間の補強リブの高さを桁の周壁の高さまで延
長することによって連結壁となし、断面ロの字状中空に
形成してもよい。また、補強壁を点線状に形成した場合
には、補強壁の長さをフォークの差込方向と直交する方
向に設けた補強リブの2つの間隔に亘る長さとし、補強
壁と桁の周壁との間の補強リブの高さを桁の周壁の高さ
まで延長することによって連結壁となし、断面日の字状
中空に形成してもよい。さらに、補強壁は、一体に連続
しており、補強壁と桁の周壁との間の補強リブの高さを
桁の周壁の高さまで延長することによって連結壁とな
し、断面梯子状中空に形成することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明を図示する実施
形態について詳細に説明する。パレット10は、基本構
造は従来の公知の二方差しパレットと同じであり、上部
デッキボード11及び下部デッキボード12は、両端部
の桁13と中間部の桁14によって連結されており、上
部デッキボード11、下部デッキボード12と桁13及
び桁14で囲まれた空隙部をフォーク差込口15とされ
ている。
【0011】上部デッキボード11の下面には、桁1
3、14と同一方向の補強リブ20と桁13、14とは
直交する補強リブ21が格子状に設けられている。一
方、下部デッキボードの下面には、ハンドリフト用の透
孔16が設けられている。また、両端部桁13と中間部
桁14の間に補強リブ22と補強リブ23とが格子状に
設けられているが、両端部桁13と中間部桁14におけ
る下部デッキボードの内面には、上部デッキボード11
と同様に、桁13、14と同一方向の補強リブ20と桁
13、14とは直交する補強リブ21が格子状に設けら
れている。
【0012】上記構成において、両端部桁13と中間部
桁14における上部デッキボード11下面の補強リブ2
0、21と、下部デッキボード12の内面の補強リブ2
0、21は上下対称に設けられている。前記補強リブ2
1の間隔は、補強リブ20の間隔よりも小さく形成する
ことが好ましい。これは、二方差しパレットでは、桁が
同一方向に設けられているために、桁と同一方向の曲げ
強度は高いものの、桁と直交する方向の曲げ強度は低い
という問題があるために、桁と直交する方向の補強リブ
21の間隔を狭くすることによって、曲げ強度を高める
ためである。
【0013】さらに、この発明では、両端部桁13と中
間部桁14の周壁の内側に中空部を設けてなる。図示す
るように、両端部桁13と中間部桁14の内部では、上
部デッキボード11の下面及び下部デッキボード12の
下面に補強リブ20、21が設けられており、両端部桁
13の周壁13aと中間部桁14の周壁14aに沿って
補強壁25、26が設けられている。
【0014】前記補強壁25、26は、両端部桁13と
中間部桁14の周壁の全高さに亘って形成されている。
そして、補強壁25、26の両端部は、補強リブ21の
うち、両端部桁13の周壁13aと補強壁25との間の
部分を補強壁25と同様に両端部桁13の周壁と同じ高
さまで延長することによって形成された連結壁27によ
って桁の周壁と連結している。従って、両端部桁13の
周壁13aと補強壁25との間では、閉じた方形状のロ
字状中空構造とされている。
【0015】また、補強リブ21のうち、中間部桁14
の周壁14aと補強壁26との間の部分を補強壁26と
同様に中間部桁14の周壁と同じ高さまで延長すること
によって形成された連結壁28によって桁の周壁と連結
している。従って、中間部桁14の周壁14aと補強壁
26との間では、閉じた方形状のロ字状中空構造とされ
ている。
【0016】上記実施形態では、補強壁25、26は点
線状に間隔を空けて形成されており、補強リブ21の一
つの間隔と同じ長さであって、1つ置きの間隔ごとに形
成されているが、これに限定されるものではない。例え
ば、第2実施形態として、補強壁25、26は、補強リ
ブ21のうち2つの間隔と同じ長さに形成し、1つの間
隔を空けてさらに2つの間隔と同じ長さに形成し、この
ようにして繰り返して形成してもよい。あるいは、第3
実施形態として、補強壁25、26は、間隔を空けて点
線状に形成するのではなく、全体を連続した一体の補強
壁としてもよい。
【0017】前記第2実施形態及び第3実施形態のよう
な場合でも、両端部桁13の周壁13aと補強壁25と
の間の補強リブ、及び中間部桁14の周壁14aと補強
壁26との間の補強リブ21は、桁の周壁の高さに亘っ
て延長することによって連結壁27、28とする。従っ
て、このような他の実施形態においては、断面形状が日
の字状、目の字状、あるいは梯子状の中空構造となる。
【0018】尚、前記実施形態では、補強壁25、26
は、その両端部を補強リブ21と連結させたが、間隔を
空けて点線状に形成する場合には、補強壁25、26の
両端部は、補強リブ21からはみ出す長さとしてもよ
い。但し、このように補強壁25、26の両端部を補強
壁21からはみ出す長さに形成した場合には、補強壁2
5、26の両端部を補強壁21とは補強リブとは別途設
けた連結壁27、28によって閉じた中空構造とすれば
よい。
【0019】
【発明の効果】この発明に係る二方差し合成樹脂製パレ
ットは、両端部桁内に周壁と平行な補強壁を設けると共
に、前記補強壁と両端部桁の周壁とを連結壁によって連
結し閉じた中空構造としたから、耐衝撃強度が向上しフ
ォークの衝突によっても破損することがない。また、フ
ォーク差込口に面する部分では、両端部桁内と中間部桁
内に周壁と平行な補強壁を設けると共に、前記補強壁と
桁の周壁とを連結壁によって連結し閉じた中空構造とし
たから、曲げ強度が向上しパレットの変形量を小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上部デッキボードの下面を示す部分断面図であ
る。
【図2】図1A−A線における断面図である。
【図3】下部デッキボードの下面を示す部分断面図であ
る。
【図4】図2B−B線における断面図である。
【図5】二方差しパレットの斜視図である。
【符号の説明】
10:二方差しパレット 11:上部デッキボード 12:下部デッキボード 13:両端部桁 14:中間部桁 15:フォーク差込口 20:補強リブ 21:補強リブ 22:補強リブ 23:補強リブ 25,26:補強壁 27,28:連結壁
フロントページの続き (72)発明者 塩屋 圭 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株式 会社明治ゴム化成本社工場内 Fターム(参考) 3E063 BA05 CA05 CA10 EE01 EE11 GG03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部デッキボードと下部デッキボードと
    を中空構造の両端部桁と中間部桁とによって連結してな
    る二方差しパレットであって、前記両端部桁と中間部桁
    の周壁の内側に桁の周壁と平行な補強壁を設け、前記補
    強壁は高さが桁の周壁の高さと同じであり、両端部が連
    結壁を介して桁の周壁に連結されており、閉じた中空状
    に形成してなることを特徴とする二方差し合成樹脂製パ
    レット。
  2. 【請求項2】 補強壁は、一体に連続することなく点線
    状に間隔を空けて形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の二方差し合成樹脂製パレット。
  3. 【請求項3】 補強壁は、一体に連続して形成されてお
    り、補強壁と桁の周壁との間の補強リブの高さを桁の周
    壁の高さまで延長することによって連結壁となし、断面
    梯子状中空に形成してなることを特徴とする請求項1に
    記載の二方差し合成樹脂製パレット。
  4. 【請求項4】 補強壁の両端部をフォークの差込方向と
    直交する方向に設けた補強リブに連結させ、補強壁と桁
    の周壁との間の補強リブの高さを桁の周壁の高さまで延
    長することによって連結壁とすることを特徴とする請求
    項2に記載の二方差し合成樹脂製パレット。
  5. 【請求項5】 補強壁の長さをフォークの差込方向と直
    交する方向に設けた補強リブの1つの間隔と同じ長さと
    し、補強壁は、補強壁と桁の周壁との間の補強リブの高
    さを桁の周壁の高さまで延長することによって連結壁と
    なし、断面ロの字状中空に形成してなることを特徴とす
    る請求項2に記載の二方差し合成樹脂製パレット。
  6. 【請求項6】 補強壁の長さをフォークの差込方向と直
    交する方向に設けた補強リブの2つの間隔と同じ長さと
    し、補強壁と桁の周壁との間の補強リブの高さを桁の周
    壁の高さまで延長してなる連結壁となし、断面日の字状
    中空に形成してなることを特徴とする請求項2に記載の
    二方差し合成樹脂製パレット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007069925A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Ricoh Co Ltd 梱包装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007069925A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Ricoh Co Ltd 梱包装置
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