JP7073294B2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents

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Description

本発明は、荷物の保管、運搬に使用するフォークリフト用の合成樹脂製パレットに関し、詳しくは、桁を中空構造とした合成樹脂製パレットに関する。
従来から、荷物の保管、運搬に使用されるフォークリフト用の合成樹脂製パレットとして、上部デッキボードと下部デッキボードを桁で連結し、桁間の空間でフォーク差込孔を構成し、桁は桁壁を閉じて中空に構成されたパレットが使用されている。これらの合成樹脂製パレットの主な製造方法としては、射出成型機により、パレットを桁の中間部で上下に分割した形状に成形したパレット成形部材を突き合わせ、溶着して一体化させて製造している。
このような合成樹脂製パレットは、取り扱い易さや物流コストの低減のために、軽量化が求められている。
又、このような合成樹脂製パレットは、フォークリフトで運搬するため、フォークリフトの爪との接触による衝撃により、溶着の剥離や穴が開く等してパレットが破損してしまうことが多々ある。主な破損の原因としては、フォークリフトの運転手が誤ってぶつけてしまうことが多い。そして、合成樹脂製パレットは、溶着の剥離や穴が開く等して一度破損してしまうと、部品、部材の交換、補修が出来ない為、使用出来なくなってしまう。その為、合成樹脂製パレットは、耐衝撃性の向上がとても重要な要求性能となっている。
そして、フォークリフトの爪と接触し易いフォーク差込孔に面する桁周壁の内側壁において、耐衝撃性の向上のために、桁周壁の肉厚を厚くすることや桁周壁に垂直な補強リブを立てることが行われている(特許文献1)。
特開2006-341856号公報
しかし、パレットの破損は、上述の様な理由の他、パレットの位置揃え等のために、フォークリフトの爪によりパレットの側壁、言い換えれば、パレットの桁周壁の外側壁を意図的に押すことにより生じる場合もあった。このようにして生じる破損としては、パレットの側壁のひび、割れ又は欠け等のほか、パレットの側壁又は桁内部に設けられた補強リブの溶着面の剥がれがあった。
又、合成樹脂製パレットの耐衝撃性及び耐久性の向上のためには、桁周壁の肉厚を厚くすることや、桁の内部に形成する補強リブのピッチを狭くすること、補強リブの本数を増やすこと、補強リブを長くすること、補強リブを桁周壁の内側壁と外側壁間を連結させて構成することにより、桁周壁を補強し、変形を抑制することが可能となる。しかし、その分、多くの合成樹脂を使用するため、軽量化に反し、パレットの重量が増大してしまうという問題点があった。
そこで本発明は、合成樹脂製パレットの桁の外側壁側の桁内部に設けられた補強リブの変形を抑制し、補強リブの溶着面の剥がれを防止することを目的の一つとする。
又、合成樹脂製パレットの桁周壁の外側壁の変形を抑制し、桁の外側壁の耐衝撃性を向上させることを目的の一つとする。
又、合成樹脂製パレットの重量の増大を抑制すると共に、合成樹脂製パレットの桁周壁の外側壁の変形を抑制し、耐衝撃性を向上させることを目的の一つとする。
又、合成樹脂製パレットの耐久性を向上させることを目的の一つとする。
上記の課題を解決するための手段としての本発明は、上部デッキボードと下部デッキボードとを中空構造の桁で連結し、前記桁、前記上部デッキボード及び前記下部デッキボードで囲まれた空間でフォーク差込孔を構成し、前記上部デッキボード及び前記下部デッキボード間に設置された桁の外側壁の内側面に、前記桁と同じ高さの外壁補強リブが設けられ、前記外壁補強リブは、前記外側壁の内側面から延設された縦リブと、前記縦リブから前記縦リブが延設された方向とは異なる方向に延設された横リブとを備えて構成されていることを特徴とする合成樹脂製パレットである。
又、上部デッキボードと下部デッキボードとを中空構造の桁で連結し、前記桁、前記上部デッキボード及び前記下部デッキボードで囲まれた空間でフォーク差込孔を構成し、前記上部デッキボード及び前記下部デッキボード間の側端部に設置された側端桁の側部外側壁の内側面に、前記側端桁と同じ高さの外壁補強リブが設けられ、前記外壁補強リブは、前記側部外側壁の内側面から延設された縦リブと、前記縦リブから前記縦リブが延設された方向とは異なる方向に延設された横リブとを備えて構成されていることを特徴とする合成樹脂製パレットである。
又、上記合成樹脂製パレットにおいて、前記横リブは、前記縦リブの先端から延設されて設置されていることを特徴とする合成樹脂製パレットである。
又、上記合成樹脂製パレットにおいて、前記横リブは、前記縦リブの中間部から延設されて設置されていることを特徴とする合成樹脂製パレットである。
又、上記合成樹脂製パレットにおいて、前記横リブは、前記縦リブの両側に対称に設置されていることを特徴とする合成樹脂製パレットである。
又、上記合成樹脂製パレットにおいて、前記横リブは、前記縦リブの両側に非対称に設置されていることを特徴とする合成樹脂製パレットである。
又、上記合成樹脂製パレットにおいて、前記横リブは、前記縦リブとは異なる形状で前記縦リブから延設されたことを特徴とする合成樹脂製パレットである。
又、上記合成樹脂製パレットにおいて、前記側部外側壁が押圧された際に、前記縦リブの最初に変形が生じる箇所に前記横リブが設置されていることを特徴とする合成樹脂製パレットである。
以上のような本発明によれば、合成樹脂製パレットの桁の外側壁側の桁内部に設けられた補強リブの変形を抑制し、補強リブの溶着面の剥がれを防止することが可能となった。
又、合成樹脂製パレットの桁周壁の外側壁側の桁内部に設けられた補強リブの変形を抑制することにより、外側壁の変形を抑制し、耐衝撃性を向上させることが可能となった。
又、合成樹脂製パレットの重量の増大を抑制すると共に、合成樹脂製パレットの桁周壁の外側壁の変形を抑制し、耐衝撃性を向上させることが可能となった。
又、合成樹脂製パレットの耐久性を向上させることが可能となった。
本発明一実施例斜視図 図1A-A断面の部分図であり、本発明一実施例の右手前1/4部分を示す断面図である。 図1B-B断面図 外壁補強リブの他実施例横断面図
本発明は、上部デッキボードと下部デッキボードとを中空構造の桁で連結し、前記桁、前記上部デッキボード及び前記下部デッキボードで囲まれた空間でフォーク差込孔を構成し、前記上部デッキボード及び前記下部デッキボード間に設置された桁の外側壁、例えば側端桁の側部外側壁の内側面に、前記桁と同じ高さの外壁補強リブが設けられ、前記外壁補強リブは、前記外側壁の内側面から延設された縦リブと、前記縦リブから前記縦リブが延設された方向とは異なる方向に延設された横リブとを備えて構成されている合成樹脂製パレットである。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は合成樹脂製パレット(以下「パレット」という。)1の斜視図、図2はパレットの右手前1/4部分を示す水平断面図であり、図1A-A断面図、図3は要部拡大断面図であり、図1B-B断面図、図4は外壁補強リブの実施例を示す水平断面図である。尚、B-B断面を示す線は、位置を明確にするために図2にも記載している。
パレット1は、図1に示すように、上部デッキボード21と下部デッキボード22とが両側端の側端桁4及びその中間に設けた中間桁5で連結され、上部デッキボード21、下部デッキボード22及び側端桁4、中間桁5で囲まれた空間でフォーク差込孔6が形成された、二方差しパレットである。そして、パレット1の外側壁3は、側端桁4のフォーク差込孔6に面しない側部外側壁40、側端桁4及び中間桁5のフォーク差込孔6の開口に面した正面外側壁400で構成されている。即ち、パレット1の外側壁3は、桁の外側壁である。
パレット1は、図1及び図3に示すように、上部デッキボード21と下部デッキボード22を外側に向けた状態で、上部パレット部材11と下部パレット部材12が対向して溶着されて一体化されて構成されている。そして、側端桁4は、上部パレット部材11の上部デッキボード21から内側(図では下方向)に向けて延設された側端桁部材401と、下部パレット部材12の下部デッキボード22から内側(図では上方向)に向けて延設された側端桁部材402とが溶着されて一体化されて構成されている。又、中間桁5は、図1に示すように、上部パレット部材11の上部デッキボード21から内側に向けて延設された中間桁部材501と、下部パレット部材12の下部デッキボード22から内側に向けて延設された中間桁部材502とが溶着されて一体化されて構成されている。
図2及び図3に示すように、外側壁3の一部を構成する、側端桁4のフォーク差込孔6に面しない側部外側壁40の内側面41には、側端桁4と同じ高さの外壁補強リブ7が設けられている。外壁補強リブ7は、パレット1の外側壁3側の桁内部に設けられた補強リブの変形を抑制するためのリブであり、更に、パレット1の外側壁3の変形を抑制し、耐衝撃性を向上させるためのリブである。
外壁補強リブ7は、上部デッキボード21と下部デッキボード22間に亘って構成され、上部デッキボード21と下部デッキボード22間と同じ高さを備えている。外壁補強リブ7は、側端桁4の側部外側壁40の内側面41から、側端桁4のフォーク差込孔6に面する側端桁内側壁49方向に延設された縦リブ71と、縦リブ71から縦リブ71が延設された方向とは異なる方向に延設された横リブ72とを備えて構成されている。従って、縦リブ71及び横リブ72も、夫々上部デッキボード21と下部デッキボード22間に亘って構成されている。又、外壁補強リブ7は、側端桁内側壁49までは延設されず、側端桁内側壁49には接触していない。
尚、図4にも示すように、横リブ72を縦リブ71とは異なる形状とした場合には、少なくとも横リブ72の一辺は縦リブ71が延設された方向とは異なる方向に突出することとなるので、「縦リブから縦リブが延設された方向とは異なる方向に延設された横リブ」には、縦リブ71から縦リブ71と同じ横断面形状で異なる方向に延設された横リブ72の他、縦リブ71とは異なる横断面形状で縦リブ71から延設された横リブ72を含んでいる。
外壁補強リブ7を側端桁4と同じ高さのリブとすると共に、縦リブ71と縦リブ71から突出した横リブ72で構成することによって、側部外側壁40にリフトの爪が接触する等した場合にも外壁補強リブ7の変形が防止され、結果として側部外側壁40の変形も防止されることになる。
即ち、側部外側壁40が外側からフォークリフトの爪等に押圧されると、側部外側壁40が内側に凹む。そして、側部外側壁40の変形に伴って外壁補強リブ7も変形しようとすることになる。この時、縦リブ71の変形を抑える構成がない場合、縦リブ71は前進し、先端が倒れ、中間部が屈曲して平面視で円弧状やS字状に屈曲変形し、屈曲が始まると同時に反力は減少傾向となり、リブとしての働きが低下し、外側壁の変形や破損、リブの溶着面の剥がれを防止することが出来なくなる。しかし、縦リブ71から突出した横リブ72が、縦リブ71の変形方向に対して抵抗することになるので、縦リブ71の屈曲変形を最小に抑えることが出来、反力が高くなり、側部外側壁40の変形や破損、リブの溶着面の剥がれを抑制、防止することが出来る。
従って、本発明のパレットは、リブの撓みを少なくすることが出来ることにより、桁壁の変形を防止すると共に、桁壁の肉厚を薄くすることが出来、又、合成樹脂材料を節約し、パレットの重量を軽くすることが出来る。
図2に示すように、外壁補強リブ7は、縦リブ71が側部外側壁40と直交する方向に延設され、縦リブ71から横リブ72を直交方向に設けた構成であって、縦リブ71の先端及び中間部から、縦リブ71の両側の同位置から3本の横リブ72が設けられている。尚、図示はしないが、縦リブ71は側部外側壁40と直交しない方向に延設された構成でもよい。又、横リブ72は、図4に示すように、縦リブ71の先端及び/又は中間部から、縦リブ71の両側の同位置から又は一側から夫々1本から3本の横リブ72を設ける構成でもよい。更に、図示はしないが、縦リブ71の両側の同位置から又は一側から夫々4本以上の横リブ72を設ける構成としてもよい。
このように、外壁補強リブ7は、横リブ72が縦リブ71の中間部から延設されて設置されてもよいが、先端から延設されて設置されてもよく、更に、先端及び中間部から延設されて設置されてもよい。又、横リブ72は、縦リブ71の両側に対称に設置されてもよいが、縦リブ71の両側に非対称に設置されてもよく、縦リブ71の両側で異なる位置に設置され、異なる方向、異なる長さ、異なる厚さ、異なる形状に構成されてもよい。又、縦リブ71の片側のみに設置されてもよい。更に、横リブ72は、縦リブ71の同側で異なる方向、異なる長さ、異なる厚さ、異なる形状に構成されてもよい。又、横リブ72で区切られる縦リブ71の長さは均等でなくてもよいが、均等とすることが好ましい。
縦リブ71の先端に横リブ72が設置される場合には、図4(e)に示すように、横リブ72の長さLは縦リブ71の厚さWの2倍以上の長さとすることが好ましく、縦リブ71の中間部に横リブ72が設置される場合には、図4(b)に示すように、横リブ72の長さMは縦リブ71の厚さWの1倍以上の長さとすることが好ましい。又、横リブ72の厚さNは縦リブ71の厚さW以上の厚さでも以下の厚さでもよい。
又、縦リブ71は横断面視で側部外側壁40から先端まで同一の厚さで構成しているが、厚さに変化を持たせて構成してもよい。例えば、縦リブ71の先端部分をテーパー状に形成してもよく、又、先端部分の厚さを他の部分より厚く又は薄く構成してもよい。この場合、例えば、縦リブ71の中間部に位置する横リブ72より先端方向の部分を他の部分より厚くする構成とすることが出来る。
縦リブ71の長さや厚さ等の条件の変化によっては、側部外側壁40が押圧された際に、縦リブ71の最初に変形が生じる箇所が変化する。そこで、側部外側壁40が押圧された際に、縦リブ71の最初に変形が生じる箇所に横リブ72が設置されていることが好ましい。例えば、リブ71の先端が最初に変形する場合には、縦リブ71の先端や先端部に横リブ72を設置し、更に、縦リブ71の長さによっては、縦リブ71の先端の屈曲等の変形を抑制することにより、次に縦リブ71の中間部へ屈曲等の変形が移動する場合があるので、この場合には、縦リブ71の中間部へ横リブ72を設置することにより、先端のみならず、中間位置の屈曲等の変形も防止出来、より効果的に外壁補強リブ7の変形を防止することが出来る。又、縦リブ71の中間部が最初に変形する場合には、1つめの横リブ72として、縦リブ71の中間部へ横リブ72を設置することが好ましい。
縦リブ71の長さ及び厚さの変化によって、側部外側壁40が押圧された際に、縦リブ71の最初に変形が生じる箇所を調べるために、ポリプロピレン製パレットの厚さが5mmの外側壁の内側面に長さ10mm~100mm、厚さ3mm~5mmの縦リブを形成し、外側壁の外側からフォークリフトの爪に見立てた鉄製円形の圧縮盤を、縦リブの設置位置に合わせて2.5mm押し込み、縦リブの変形の形を観察した。その結果を表1に示す。
Figure 0007073294000001
表1から分かるように、押圧されることによる最初に起こる変形は、長さが30mmまでの縦リブは、リブが直進し又はリブの先端が倒れる変形であるので、縦リブ71の先端又は先端部に横リブ72を設けることが好ましい。このような外壁補強リブ7の一具体例として、縦リブ71の先端から両側に突出する横リブ72を備えた外壁補強リブ7、例えば図4(e)に示す横断面T字型等の外壁補強リブ7が挙げられる。一方、縦リブの長さが40mm以上の縦リブでは、押圧されることによる最初に起こる変形は、リブの中間部が円弧状に屈曲し、S字形に屈曲し又は先端がほぼ動かずにS字形に屈曲する変形であるので、縦リブ71の中間部へ横リブ72を設置することが好ましい。このようなリブの一具体例として、縦リブ71の中間部から両側に突出する横リブ72を備えた外壁補強リブ7、例えば図4(a)~図4(d)に示す外壁補強リブ7が挙げられる。
更に、外壁補強リブ7は、図4に示すように、様々な形状とすることが出来る。図4は側部外側壁40から突出した外壁補強リブ7の横断面図である。図4(a)は、縦リブ71の先端よりの中間部に、複数の横リブ72を、縦リブ71の両側に対称に設置された構成である。図4(b)は、縦リブ71の中間部に、1本の横リブ72を、縦リブ71の両側に対称に設置された構成である。図4(c)は、縦リブ71の中間部に、1本の横リブ72を、縦リブ71の両側に対称に、横リブ72で区切られる縦リブ71の長さを均等に設置された構成である。図4(d)は、縦リブ71の側部外側壁40よりの中間部に、1本の横リブ72を、縦リブ71の両側に対称に、設置された構成である。図4(e)は、縦リブ71の先端に、1本の横リブ72を、縦リブ71の両側に対称に設置されたTの字状の構成である。図4(f)は、縦リブ71の先端及び中間部に、2本の横リブ72を、縦リブ71の両側に対称に設置された構成である。図4(g)は、縦リブ71の先端及び中間部に、3本の横リブ72を、縦リブ71の両側に対称に設置された構成である。図4(h)は、縦リブ71の先端に、1本の横リブ72を、縦リブ71の両側に対称に設置すると共に、縦リブ71の中間部に、1本の横リブ72を、縦リブ71の一方側に設置された構成である。図4(i)は、縦リブ71の先端に、1本の横リブ72を、縦リブ71の両側に対称に設置すると共に、縦リブ71の中間部に、2本の横リブ72を、異なる位置で、縦リブ71の両側に設置された構成である。図4(j)は、縦リブ71の先端に、1本の横リブ72を、縦リブ71の一方側に設置された構成である。図4(k)は、縦リブ71の先端及び中間部に、2本の横リブ72を、縦リブ71の一方側に設置された構成である。図4(a)~図4(k)は横リブ72が縦リブ71と直交する構成である。図4(l)は、縦リブ71の先端に、縦リブ71の両側に、角度を変化させて非対称に設置されたへの字状の構成である。図4(m)は、縦リブ71と直交しないYの字状の構成である。図4(n)は、縦リブ71と直交しない構成である。図4(o)は、縦リブ71とは異なる形状で延設された横リブ72であり、横リブ72は中空の断面四角形の構成である。図4(p)は、縦リブ71とは異なる形状で延設された横リブ72であり、横リブ72は中空の断面円形の構成である。図4(q)は、縦リブ71とは異なる形状で延設された横リブ72であり、横リブ72は中実の断面四角形の構成である。図4(r)は、縦リブ71とは異なる形状で延設された横リブ72であり、横リブ72は中実の断面円形の構成である。図4(s)は、縦リブ71の先端の横リブと中間部の横リブの角度が異なる構成である。
尚、図示はしないが、これらの形態からその構成の全部又は一部を選択して組み合わせて外壁補強リブ7を構成することが出来る。又、パレット1に設置する外壁補強リブ7の数及び大きさは、側端桁4の大きさや側部外側壁40の肉厚等に応じて決定すればよい。
又、図示はしないが、上述の構成の外壁補強リブ7を、側端桁4又は中間桁5のフォーク差込孔6の開口に面した正面外側壁400の内側面401から対向する正面外側壁400方向へ延設して構成することとしてもよい。即ち、外壁補強リブ7は外側壁3のいずれの箇所に設置することとしてもよい。このような構成とすることによって、正面外側壁400にリフトの爪が接触する等した場合にも正面外側壁400の変形を防止することが出来る。
又、図2及び図3に示すように、側端桁4内には、外壁補強リブ7の他に、上部デッキボード21及び下部デッキボード22の内側面に、フォーク差込孔6に面する側端桁内側壁49を補強するために、又、上部デッキボード21、下部デッキボード22及びパレット1の強度を増加させるために、補強リブ8が設けられている。補強リブ8はフォーク差込方向に平行な補強リブとフォーク差込方向と直交する補強リブによって格子状に設置されている。フォーク差込孔6の入口近傍では、より強度を高めるために、補強リブの間隔を狭く構成することが好ましい。又、補強リブ8は、上部デッキボード21と下部デッキボード22間に亘って構成される連結補強リブ87と、上部デッキボード21と下部デッキボード22間より低い高さの非連結補強リブ86、89が設けられている。側端桁内側壁49の内側面48から側部外側壁40方向に延設されている連結補強リブ87と非連結補強リブ89が連結して設置されることとしてもよい。尚、補強リブ8を設けない構成としてもよい。
外壁補強リブ7は、非連結補強リブ89を介して側端桁内側壁49から延設された連結補強リブ87と連結された構成、他のリブとは連結しない非連結補強リブ86と連結された構成、フォーク差込方向に平行な補強リブと直交して連結する構成としてもよいが、他のリブとは連結しない構成としてもよく、又、パレット1において、これらの構成のうち、1種の構成のみが用いられていてもよいが、2種以上の構成が組み合わされて用いられていてもよい。尚、非連結補強リブ86は、外壁補強リブ7の縦リブ71又は/及び横リブ72と連結された構成とすることが出来、又、同一の高さで構成してもよいが、直線又は曲線状の傾斜を持たせて構成してもよい。
又、中間桁5の内部にも、補強リブ8が設けられ、フォーク差込方向に平行な補強リブとフォーク差込方向と直交する補強リブによって格子状に設置されている。
尚、上記実施形態では、外側壁3にのみ設けているが、パレット1の補強のために、外壁補強リブ7を、側端桁4の側端桁内側壁49の内側面や中間桁5のフォーク差込孔6に面する内側壁66の内側面661にも設けることとしてもよい。
又、フォーク差込孔6内にも、上部デッキボード21及び下部デッキボード22の内側面に、上部デッキボード21、下部デッキボード22及びパレット1の強度を増加させるための補強リブ9が設けられている。補強リブ9はフォーク差込方向に平行な補強リブ91とフォーク差込方向と直交する補強リブ92によって格子状に設置されている。フォーク差込孔6の入口近傍では、より強度を高めるために、補強リブ9の間隔を狭く構成することが好ましい。又、補強リブ9は、フォーク差込孔6にフォークリフトの爪を挿入するために、上部デッキボード21と下部デッキボード22間より低い高さの補強リブ9が設けられている。尚、補強リブ9を設けない構成としてもよい。
更に、上記実施の形態では二方差しパレットについて述べたが、図示はしないが、パレットは四方差しパレットとしてもよい。四方差しパレットの場合、外壁補強リブ7は2方向のフォーク差込孔に面する部分の側部外側壁に設けられることになる。
パレット1は、この方法に限定されないが、射出成型等により上部パレット部材11と下部パレット部材12を成形し、上部デッキボード21と下部デッキボード22を外側に向けた状態で、上部パレット部材11と下部パレット部材12とを対向させ、対向部分を溶融して、加圧して接触させて、溶着して一体化して製造することが出来る。この際、側端桁4は、上部パレット部材11の上部デッキボード21から内側に向けて延設された側端桁部材401と、下部パレット部材12の下部デッキボード22から内側に向けて延設された側端桁部材402とを溶着して一体化して成形することが出来る。又、外壁補強リブ7は、上部パレット部材11と下部パレット部材12の夫々に設けられた外壁補強リブ部材77を対向させ、対向部分を溶融して、加圧して接触させて、溶着して一体化して成形することが出来る。
以上のような本発明の合成樹脂製パレットは、パレットの位置揃え等のために、フォークリフトの爪によりパレットの外側壁、言い換えれば、パレットの桁の外側壁を意図的に押すことによっても、外側壁の変形を抑制し、耐衝撃性を向上させることが可能となるので、フォークリフトでのパレットの取り扱いが容易となり、荷物の保管、運搬等の流通業界において、極めて有用に利用することが出来る。
1 合成樹脂製パレット
11 上部パレット部材
12 下部パレット部材
21 上部デッキボード
22 下部デッキボード
3 外側壁
4 側端桁
40 側部外側壁
41 側部外側壁の内側面
5 中間桁
6 フォーク差込孔
7 外壁補強リブ
71 縦リブ
72 横リブ
8 補強リブ
9 補強リブ

Claims (8)

  1. 上部デッキボードと下部デッキボードとを中空構造の桁で連結し、前記桁、前記上部デッキボード及び前記下部デッキボードで囲まれた空間でフォーク差込孔を構成し、前記上部デッキボード及び前記下部デッキボード間に設置された桁の外側壁の内側面に、前記桁と同じ高さの外壁補強リブが設けられ、前記外壁補強リブは、前記外側壁の内側面から延設された縦リブと、前記縦リブから前記縦リブが延設された方向とは異なる方向に延設された横リブとを備えて構成され、前記外側壁が押圧された際に、前記縦リブの最初に変形が生じる箇所に前記横リブが設置されていることを特徴とする合成樹脂製パレット。
  2. 上部デッキボードと下部デッキボードとを中空構造の桁で連結し、前記桁、前記上部デッキボード及び前記下部デッキボードで囲まれた空間でフォーク差込孔を構成し、前記上部デッキボード及び前記下部デッキボード間の側端部に設置された側端桁の側部外側壁の内側面に、前記側端桁と同じ高さの外壁補強リブが設けられ、前記外壁補強リブは、前記側部外側壁の内側面から延設された縦リブと、前記縦リブから前記縦リブが延設された方向とは異なる方向に延設された横リブとを備えて構成され、前記側部外側壁が押圧された際に、前記縦リブの最初に変形が生じる箇所に前記横リブが設置されていることを特徴とする合成樹脂製パレット。
  3. 前記横リブは、前記縦リブの先端から延設されて設置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の合成樹脂製パレット。
  4. 前記横リブは、前記縦リブの中間部から延設されて設置されていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載の合成樹脂製パレット。
  5. 前記横リブは、前記縦リブの両側に対称に設置されていることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載の合成樹脂製パレット。
  6. 前記横リブは、前記縦リブの両側に非対称に設置されていることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項に記載の合成樹脂製パレット。
  7. 前記横リブは、前記縦リブとは異なる形状で前記縦リブから延設されたことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1項に記載の合成樹脂製パレット。
  8. 前記横リブが設置されることにより、前記縦リブの変形が移動する箇所に別個の横リブが設置されていることを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1項に記載の合成樹脂製パレット。
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