JP7264478B2 - ドラム - Google Patents

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Description

本発明は、長尺物を巻回可能なドラムに関するものである。
従来、フレキシブルな長尺物を巻回して保管等するドラムが知られている。ドラムとしては、例えば、略円筒状の胴部と、胴部の両端部に設けられ、胴部よりも径の大きな略円盤状の鍔部とを備え、胴部に長尺物が巻回されるようになっている(例えば、特許文献1等参照。)。胴部、及び、鍔部は、別々に形成され、ドラムとして組立てられる前は、別々に保管・運搬される。
また、鍔部の裏面(胴部との対向面)には、胴部の端部が嵌まり込む略円環状の溝部が設けられるとともに、溝部を構成する壁部のうち鍔部の(径方向における)内方側の壁部を鍔部の裏面よりも突出させることでずれ防止用突部が設けられている。さらに、鍔部の裏面とは反対側の表面には、裏面側のずれ防止用突部に対応する位置に沿って凹部が設けられている。そして、裏面を上向きとして鍔部同士を直接積重ねた場合に、下側の鍔部のずれ防止用突部が、上側の鍔部の凹部に挿入され、これにより、上下の鍔部の水平方向における相対変位が規制されるようになっている。また、ずれ防止用突部は、ドラムの組立状態において、溝部を構成する壁部とともに胴部に略当接し、ドラムの組立状態の安定化に貢献するようになっている。
特開2002-37533号公報
ところで、鍔部同士を直接積重ねて運搬等する際に、ずれ防止用突部によって上下の鍔部の水平方向における相対変位を防止した場合には、ずれ防止用突部に対して負荷がかけられてしまい、ずれ防止用突部が変形したり疲労したりすることが懸念される。このため、ドラムを組立てた後、ずれ防止用突部、及び、当該ずれ防止用突部に連続する溝部を構成する壁部により、胴部と、鍔部との間の胴部の径方向における相対変位を防止する等した場合に、ずれ防止用突部が破損したり、該ずれ防止用突部の破損が溝部を構成する壁部に波及して破損したりする等のリスクが高められてしまうおそれがある。ずれ防止用突部等が破損等してしまうと、ドラムの組立状態の安定性が低下することが懸念される。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、鍔部同士を安定して積重ね可能としつつ、組立状態の安定化を図ることのできるドラムを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.略筒状の胴部と、前記胴部の両端部に設けられ、前記胴部の外周面よりも外方に突出する鍔部とを備え、長尺物が前記胴部に巻回可能とされ、前記胴部と、前記鍔部とは別体により構成されるとともに、前記胴部と、一対の前記鍔部とが組立てられてなるドラムにおいて、
前記鍔部のうち前記胴部と対向する裏面には、
前記ドラムの組立状態において前記胴部の端部と係合する組立用係合部と、
前記裏面を上向きとして前記鍔部同士を直接積重ねた場合に、上側の前記鍔部のうち前記裏面とは反対側の表面に設けられた凹部と係合する段積み用係合部とが設けられ、
前記段積み用係合部は、前記胴部の内外方向において、前記組立用係合部とは異なる位置に設けられ
前記裏面を上向きとして前記鍔部同士を直接積重ねた場合に、下側の前記鍔部の前記裏面のうち前記組立用係合部よりも外方側の範囲が、上側の前記鍔部から離間するように構成されていることを特徴とするドラム。
手段1によれば、鍔部において、胴部との組立状態を保持するための組立用係合部と、鍔部同士を安定して積重ねる(段積みする)ための段積み用係合部との形成位置が胴部の内外方向において異なることにより、鍔部の段積み状態において段積み用係合部に作用した外力が組立用係合部には作用しない、又は、作用し難い構成とすることができる。従って、鍔部を段積み状態として保管・運搬する際の組立用係合部へのダメージを飛躍的に低減させることができ、鍔部を胴部と組立てる段階で組立用係合部が既に変形したり疲労してしまったりしているといった事態を回避することができる。これにより、ドラムの組立状態において組立用係合部が破損等を起こし易くなったり、ドラムの組立作業時において組立用係合部の変形に起因して組立て難くなったりしてしまうといった懸念を払拭することができる。結果として、鍔部同士を安定して(水平方向への位置ずれを生じさせることなく)段積み可能としつつ、ドラムの組立状態の安定化、耐久性の向上等を図ることができ、ドラムの破損等に起因する長尺物の損傷等のリスクを大幅に低減させることができる。
また、鍔部の裏面のうち、組立用係合部よりも鍔部の内外方向の外方側の範囲、すなわち、巻回された長尺物と対向し得る範囲に関しては、鍔部の段積み状態において、他の鍔部と接触しないようになっている。従って、鍔部の段積み状態において、鍔部の裏面のうち長尺物と対向し得る範囲が、他の鍔部と接触して変形したり破損したりするといった事態を回避することができ、結果として、胴部に巻回された長尺物が、破損等した鍔部に接触する等して損傷する等の事態を防止することができる。
手段2.略筒状の胴部と、前記胴部の両端部に設けられ、前記胴部の外周面よりも外方に突出する鍔部とを備え、長尺物が前記胴部に巻回可能とされ、前記胴部と、前記鍔部とは別体により構成されるとともに、前記胴部と、一対の前記鍔部とが組立てられてなるドラムにおいて、
前記鍔部のうち前記胴部と対向する裏面には、
前記ドラムの組立状態において前記胴部の端部と係合する組立用係合部と、
前記裏面を上向きとして前記鍔部同士を直接積重ねた場合に、上側の前記鍔部のうち前記裏面とは反対側の表面に設けられた凹部と係合する段積み用係合部とが設けられ、
前記段積み用係合部は、前記胴部の内外方向において、前記組立用係合部とは異なる位置に設けられ、
前記鍔部の前記表面には、前記凹部を跨ぐようにしてシボ加工が施された機能部が設けられ、
前記鍔部には、前記表面側において、前記機能部よりも前記鍔部の厚み方向に突出する部位が設けられていることを特徴とするドラム。
手段3.前記鍔部の前記表面には、前記凹部を跨ぐようにしてシボ加工が施された機能部が設けられ、
前記鍔部には、前記表面側において、前記機能部よりも前記鍔部の厚み方向に突出する部位が設けられていることを特徴とする手段1に記載のドラム。
手段2、3によれば、また、シボ加工(微細突部又は微細凹部)が施された機能部にラベルを貼着することで、ラベルを剥がし易くすることができる。さらに、機能部が凹部を跨いで設けられることでラベルを貼着する面積を極力広く確保することができる上、ラベルを剥がす際に凹部を介してラベルの裏側に指先等を掛けることができ、作業を行い易くすることができる。また、鍔部の表面側において、機能部よりも鍔部の厚み方向に突出する部位が設けられることにより、機能部に貼着されたラベルが建物の壁等に接触することを抑止することができる。従って、ラベルの保護を図ることができ、ラベルが読み取り難くなる等の懸念を抑制することができる。尚、「前記突出する部位は、前記機能部を囲むようにして環状に設けられていること」としてもよい。
手段.前記段積み用係合部は、円環状に連続して設けられていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のドラム。
手段によれば、鍔部を段積みする場合の方向性がなくなり(裏面を上向きとして鍔部を段積みする場合に、鍔部同士の相対的な向きを合わせなければ上側の鍔部の凹部が、下側の鍔部の段積み用係合部と係合しないといった事態が回避され)、鍔部を段積みする際の作業性の向上や、凹部と段積み用係合部とが確実に係合されていない状態のまま鍔部が積重ねられるといった作業ミスの抑制等を図ることができる。また、段積み用係合部の強度や剛性を高めることができ、段積み用係合部の破損等を抑制し、鍔部の段積み状態の安定化等を図ることができる。
ドラムの斜視図である。 鍔部の表面側の斜視図である。 鍔部の表面側を示す一部断面を含む斜視図である。 鍔部の裏面側の斜視図である。 鍔部の裏面側を示す一部断面を含む斜視図である。 胴部の斜視図である。 胴部の一部断面を含む斜視図である。 鍔部同士を段積みした状態を示す断面図である。 胴部の端部が鍔部の組立用係合部に係合された状態を示す一部断面を含む斜視図である。 胴部の端部が鍔部の組立用係合部に係合された状態(組立状態)を示す部分拡大断面図である。 胴部の端部が鍔部の組立用係合部に係合された状態(組立状態)の胴部を切断した場合の断面図である。 胴部の端部が鍔部の組立用係合部に係合された状態(組立状態)の胴部を切断した場合の断面を含む斜視図である。 組立準備状態にある胴部、及び、鍔部を示す一部断面を含む斜視図である。 組立準備状態にある胴部、及び、鍔部を示す一部断面を含む斜視図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、フレキシブルな長尺物を運搬、及び、保管等する場合に使用されるドラム1は、長尺物が巻回される略円筒状の胴部2と、胴部2の両端部に設けられ、外径が胴部2の外径よりも大きな略円盤状をなす鍔部3とを備えている。胴部2と、鍔部3とは別体により構成され、ドラム1は、胴部2と、一対の鍔部3とが、各径の中心が同一直線上に位置するように組立てられることにより構成されている。また、胴部2と一対の鍔部3との間は、胴部2、及び、一対の鍔部3を貫通するようにして設けられるボルト4、及び、ナット5を使用して連結される。本実施形態の胴部2、及び、鍔部3は、それぞれポリプロピレンにより一体的に形成されている。
図4、図5に示すように、鍔部3のうち胴部2と対向する裏面6には、ドラム1の組立状態において胴部2の端部と係合する組立用係合部11と、図8に示すように、裏面6を上向きとして鍔部3同士を直接積重ねた(段積みした)場合に、上側の鍔部3のうち裏面6とは反対側の表面7に設けられた凹部12(図2参照)と係合する段積み用係合部13とが設けられている。
より具体的に説明すると、図2~図5等に示すように、鍔部3は、略円環状の平板からなる基板部14と、基板部14の内周縁の表面7側から基板部14に対して直交する方向に突出する円形枠状(円筒状)の第1内周リブ15と、第1内周リブ15よりも一回り小さい円形枠状をなし、第1内周リブ15の内方側において第1内周リブ15と同心円となるように設けられる第2内周リブ16と、第1内周リブ15と第2内周リブ16との間を連結する連結部17と、第2内周リブ16の周方向全域にわたり第2内周リブ16の内周面から内方へ突出する略円環板状の中央板部18とを備えている。連結部17は、第1内周リブ15、及び、第2内周リブ16の裏面6側の端縁よりも鍔部3の厚み方向中央部側の部位の間を連結しており、本実施形態では、第1内周リブ15と、第2内周リブ16と、連結部17とによって、鍔部3の裏面6側に開口する前記組立用係合部11が構成されている。
加えて、図5、図8等に示すように、本実施形態の組立用係合部11の連結部17は、鍔部3の内方側の連結内周部17aと、鍔部3の外方側の連結外周部17bとを備え、鍔部3の厚み方向において、連結内周部17aの方が第2内周リブ16の裏面6側の端縁に近く、連結外周部17bの方が鍔部3の厚み方向中央部側に近くなるようにして段差状をなしている。尚、連結部17は、連結内周部17aの外周縁と、連結外周部17bの内周縁との間を連結する保持壁部17cを備えている。
また、図3、図8に示すように、第2内周リブ16の表面7側の端縁は、第1内周リブ15の表面7側の端縁よりも鍔部3の厚み方向中央部側に位置しており、中央板部18は、第2内周リブ16の表面7側の端縁に連結されている。さらに、図2、図5等に示すように、中央板部18の中央部には、中央板部18を貫通する円形状の中央開口部21が設けられている。加えて、中央板部18の裏面6側の中央開口部21の周縁部から中央板部18に対して直交する方向に突出する円形枠状の軸筒部22が設けられている。
図2、図3に示すように、凹部12は、中央板部18のうち中央開口部21と、第2内周リブ16との間の中間位置において、第2内周リブ16等と同心円状に設けられ、鍔部3の表面7側に開口する断面略コ字状に構成されている。また、図4、図5に示すように、本実施形態の段積み用係合部13は、凹部12の底部を構成する壁部の裏面6側から、凹部12の全周にわたり、中央板部18に対して直交する方向に突出するようにして円形枠状に設けられている。段積み用係合部13は、鍔部3の内外方向(径方向、ドラム1の中心軸に対して直交する方向)において、凹部12の側部を構成する一対の壁部の間の範囲に収まるように設けられている。尚、上記のように、凹部12は、胴部2(鍔部3)の内外方向において、組立用係合部11よりも鍔部3の内方側に離間した位置に設けられている。また、凹部12の裏面6側に設けられた段積み用係合部13についても、胴部2の内外方向において、組立用係合部11とは異なる位置(組立用係合部11から鍔部3の内方側、すなわち、中心側に離間した位置)に設けられている。さらに、本実施形態の凹部12、及び、段積み用係合部13は、鍔部3の表面7又は裏面6を正面視した場合に、いずれも円環状に連続して設けられている(図2等参照)。
また、図8等に示すように、本実施形態では、鍔部3の厚み方向において、段積み用係合部13の裏面6側の端縁は、第2内周リブ16の裏面6側の端縁よりも裏面6側(図8の上側)に突出している。さらに、基板部14の裏面6(第1内周リブ15の裏面6側の端縁)は、第2内周リブ16の裏面6側の端縁よりも鍔部3の厚み方向の中央部側(図8の下側)に位置している。加えて、鍔部3の厚み方向において、軸筒部22の裏面6側の端縁は、基板部14の裏面6と同じ位置となっている。尚、第2内周リブ16と軸筒部22との間は、段積み用係合部13、及び、凹部12を介して内周側補強リブ23によって連結されており、当該内周側補強リブ23の裏面6側の端縁についても、鍔部3の厚み方向において、軸筒部22の裏面6側の端縁、及び、基板部14の裏面6と同じ位置となっている。
そして、図8に示すように、裏面6を上向きとして鍔部3を段積みした場合には、下側の鍔部3の段積み用係合部13の裏面6側の端縁が、上側の鍔部3の凹部12に挿入され、凹部12の底面と当接するとともに、段積み用係合部13の内周面、及び、外周面が、凹部12の側部と当接又は近接する(係合する)ようになっている。また、裏面6を上向きとして鍔部3を段積みした場合に、下側の鍔部3の裏面6のうち組立用係合部11よりも鍔部3の内外方向の外方側の範囲である基板部14の裏面6が、上側の鍔部3から下方に離間する(上側の鍔部3と接触しない)ように構成されている。尚、本実施形態では、鍔部3を段積みした場合に、下側の鍔部3の第2内周リブ16の裏面6側の端縁が、上側の鍔部3の第2内周リブ16の表面7側の端縁と当接するように構成されているが、当接しないように構成してもよい。さらに、鍔部3を段積みした場合に、内周側補強リブ23の裏面6側の端縁が上側の鍔部3に当接して支持する構成としてもよい。
加えて、図2、図3等に示すように、鍔部3は、基板部14の外周縁の表面7側から突出する円形枠状の外周リブ24を備えている。鍔部3の厚み方向において、外周リブ24の表面7側の端縁は、第1内周リブ15の表面7側の端縁と同じ位置とされる。また、外周リブ24と、第1内周リブ15との間は、外周側補強リブ25により連結され、当該外周側補強リブ25の表面7側の端縁についても、鍔部3の厚み方向において、外周リブ24、及び、第1内周リブ15の表面7側の端縁と同じ位置とされている。
また、図2に示すように、中央板部18の表面7側(第2内周リブ16の表面7側の端縁も含む)には、凹部12を跨ぐようにしてシボ加工が施された機能部26(図2で散点模様が付された部位、本例では、中央板部18の表面7側の全範囲に相当する)が設けられている。上記のように、中央板部18は、第1内周リブ15の表面7側の端縁よりも鍔部3の厚み方向中央部側に位置しており、機能部26の微細な凹凸についても、第1内周リブ15、外周リブ24、及び、外周側補強リブ25の表面7側の端縁よりも鍔部3の厚み方向中央部側に位置している。
加えて、図2等に示すように、鍔部3には、組立用係合部11において、ボルト4を挿通させるためのボルト挿通部27が4箇所に設けられている。さらに、図3~図5等に示すように、各ボルト挿通部27を囲うようにして回動規制部28が設けられている。図4、図5に示すように、回動規制部28は、組立用係合部11の周方向において、各ボルト挿通部27を挟むようにして一対で設けられる規制リブ29を備えている。尚、規制リブ29は、連結部17のうち連結内周部17aに対応して設けられているが、連結外周部17bには設けられていない。さらに、規制リブ29の裏面6側の端縁は、第2内周リブ16の裏面6側の端縁よりも、若干、鍔部3の厚み方向中央部側に位置している。
また、回動規制部28は、第2内周リブ16のうち一対の規制リブ29の間の部位を鍔部3の内方側に変位させた変形部30を備えている。該変形部30は、一対の規制リブ29と(ほぼ)連続する一対の規制壁部31と、規制壁部31のうち鍔部3の内方側の端縁間を連結する補強壁部32とを備えて、断面略コ字状をなしている。尚、第2内周リブ16は、変形部30を備えつつも、その全周にわたって連続して設けられている。加えて、図4、図5に示すように、組立用係合部11において各回動規制部28の間の部位には、連結内周部17aの裏面6側から突出する複数の連結補強リブ33が設けられ、連結補強リブ33の裏面6側の端縁は、鍔部3の厚み方向において、規制リブ29の裏面6側の端縁と同じ位置とされている。
図6、図7等に示すように、胴部2は、円筒状の本体部41と、本体部41の延在方向の中間位置において、本体部41の周方向全域にわたり本体部41の内周面から内方へ突出する略円環板状の仕切り部42と、本体部41の内周面から突出し、本体部41の延在方向に沿って仕切り部42を介して本体部41の一端部近傍から他端部近傍にかけて延在する第1胴部側リブ43、及び、第2胴部側リブ44とを備えている。第1胴部側リブ43は、胴部2の周方向において互いに対向する2条の第1胴部側リブ43を1組として、4組の第1胴部側リブ43が胴部2の周方向において4箇所に設けられている(鍔部3のボルト挿通部27に対応して、本体部41の中心軸を中心とした均等位置に設けられている)。尚、第2胴部側リブ44は、第1胴部側リブ43の各組の間の範囲に適宜(本例では、4条ずつ)設けられている。
また、本実施形態では、胴部2の延在方向において、第1胴部側リブ43、及び、第2胴部側リブ44の両端部は、胴部2の両端部よりも胴部2の中央部側に位置している。さらに、第1胴部側リブ43と、第2胴部側リブ44とに関し、胴部2の延在方向における両端部の位置、並びに、本体部41の内周面からの突出長は互いに同じとなっているが、第2胴部側リブ44には、胴部2の延在方向における両端部のうち本体部41の内周側の範囲が矩形状に切り欠かれたような略L字状の切欠き部45が設けられている。尚、図7に示すように、仕切り部42には、一対の第1胴部側リブ43で挟まれた位置において、仕切り部42を貫通し、ボルト4を挿通させるためのボルト貫通孔46が設けられている。また、ボルト貫通孔46に対して胴部2の内方側には、仕切り部42から本体部41の延在方向に突出する補助リブ47と、補助リブ47からボルト貫通孔46の端縁にかけて仕切り部42からの突出方向先端縁が傾斜して設けられる三角形状の案内補強リブ48とが設けられている。
図9に示すように、胴部2の一方の端部と、鍔部3とを係合させた状態(ドラム1の組立状態においても、胴部2と、鍔部3との相対位置関係は同じであり、図9は、説明の便宜上、組立状態の胴部2と鍔部3との位置関係を示す図としても使用する)では、胴部2(本体部41)の端部が、鍔部3の組立用係合部11、特に、連結外周部17bと、保持壁部17cと、第1内周リブ15とで囲まれる領域に挿入(係合)された状態とされる。これにより、本体部41と、保持壁部17c、及び、第1内周リブ15とが胴部2(鍔部3)の内外方向(径方向)において対向して当接、又は、近接し、胴部2の内外方向における胴部2と、鍔部3との間の相対変位が規制されることとなる。また、図9、図11、図12に示すように、ドラム1の組立状態では、一対の第1胴部側リブ43の端部が、鍔部3の回動規制部28に挿入(係合)された状態(一対の規制リブ29、並びに、一対の規制壁部31の間に挿入された状態)とされる。これにより、第1胴部側リブ43のうち胴部2(組立用係合部11)の周方向に対して略直交する方向に延在する側面が、変形部30の一対の規制壁部31、並びに、一対の規制リブ29と当接、又は、近接し、鍔部3の裏面6に沿った胴部2の回動変位が規制されることとなる。
また、ドラム1の組立作業では、胴部2の第1胴部側リブ43の端部と、鍔部3の回動規制部28との位置を最初から一致させるようにして、胴部2と鍔部3とを組合わせなくても、図13、図14に示すように、胴部2(本体部41)の端部を、組立用係合部11に当て嵌めるだけで、第1胴部側リブ43のうち胴部2の延在方向において胴部2の外方側に位置する先端部43aと、第2内周リブ16の裏面6側の端縁とが当接するとともに、本体部41の端部が、組立用係合部11に浅く挿入される。これにより、本体部41の端部の外周面と、鍔部3の第1内周リブ15の内周面とが対向して当接又は近接し、本体部41(鍔部3)の内外方向における本体部41と鍔部3との間の相対変位が規制される。
このように、ドラム1の組立ての過程であって、(胴部2の延在方向において)胴部2の端部と、組立用係合部11とが対向しているが、胴部2の端部と、組立用係合部11との係合状態ではなく、第1胴部側リブ43と、回動規制部28とは対向してもいない状態(以下、「組立準備状態」と称する)においては、第1胴部側リブ43の先端部43aが、第2内周リブ16の裏面6側の端縁と当接することで、第1胴部側リブ43や第2胴部側リブ44が、組立用係合部11の規制リブ29や連結補強リブ33と接触することが回避される。これにより、胴部2の端部と、組立用係合部11とが対向する状態を保ったまま、鍔部3の裏面6に沿った胴部2の回動変位が許容される上、当該回動変位が、第1胴部側リブ43と、回動規制部28との位置が一致するまで案内される状態となる。尚、第2胴部側リブ44については、切欠き部45が設けられていることから、組立準備状態では、第2内周リブ16の裏面5側の端縁と当接しない。
そして、第1胴部側リブ43と、回動規制部28との位置が一致することで、第1胴部側リブ43の先端部43aと、第2内周リブ16の裏面6側の端縁との当接状態が解消され、図9、図10等に示すように、胴部2(本体部41)の端部が組立用係合部11と係合し、第1胴部側リブ43の端部(を含む部位)が回動規制部28と係合した状態とされる。また、第2胴部側リブ44の先端部が、組立用係合部11の連結部17の連結内周部17aに当接し、第2胴部側リブ44の切欠き部45に第2内周リブ16の裏面6側の端縁が挿入されるような格好で、第2内周リブ16の裏面6側の端縁が、第2胴部側リブ44の切欠き部45に対応する部位に当接する。尚、ドラム1を組立状態とした場合に、胴部2の延在方向において胴部2と、鍔部3とが当接する部位は特に限定されるものではないが、組立状態の安定化を図るべく、第2胴部側リブ44の端部、及び、本体部41の端部のうち少なくとも一方が、胴部2の延在方向において鍔部3(第2内周リブ16、及び、連結部17)と当接するように構成することが望ましい。加えて、例えば、ドラム1を組立状態とした場合に、第2胴部側リブ44に対して、連結内周部17a、及び、第2内周リブ16の裏面6側の端縁のうち一方、又は、両方が当接しない構成としてもよいし、第1胴部側リブ43の先端部43aがボルト挿通部27の周縁部分に当接するように構成してもよい。
さらに、第1胴部側リブ43の端部(を含む部位)が回動規制部28と係合することにより、図9~図11等に示すように、鍔部3のボルト挿通部27と、一対の第1胴部側リブ43の間の領域とが連通した状態となる。尚、図7に示すように、胴部2は、基本的には、胴部2の延在方向中央部、かつ、径方向の中央部を通り、胴部2の延在方向に対して直交する仮想直線を中心とする回転対称形状とされ(仕切り部42の内周側の形状において異なるのみとされ)、胴部2のどちらの端部に対しても、鍔部3を同様に係合状態とすることができる。
胴部2の両端部に対して鍔部3を係合状態とした後、ボルト4を一方の鍔部3のボルト挿通部27から胴部2のボルト貫通孔46を介して他方の鍔部3のボルト挿通部27にかけて挿通し、他方の鍔部3の表面7側に突出したボルト4の端部に対してナット5を締める。以上のようにして、図1に示すように、胴部2と、一対の鍔部3とが連結され、ドラム1が組立状態とされる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、鍔部3において、胴部2との組立状態を保持するための組立用係合部11と、鍔部3同士を安定して積重ねる(段積みする)ための段積み用係合部13との形成位置が胴部2の内外方向において異なっている(段積み用係合部13が組立用係合部11に対して鍔部3の内方側に離間して設けられている)。このため、鍔部3の段積み状態において段積み用係合部13に作用した外力が組立用係合部11には作用しない、又は、作用し難い構成とすることができる。従って、鍔部3を段積み状態として保管・運搬する際の組立用係合部11へのダメージを飛躍的に低減させることができ、鍔部3を胴部2と組立てる段階で組立用係合部11が既に変形したり疲労してしまったりしているといった事態を回避することができる。これにより、ドラム1の組立状態において組立用係合部11が破損等を起こし易くなったり、ドラム1の組立作業時において組立用係合部11の変形に起因して組立て難くなったりしてしまうといった懸念を払拭することができる。結果として、鍔部3同士を安定して(水平方向への位置ずれを生じさせることなく)段積み可能としつつ、ドラム1の組立状態の安定化、耐久性の向上等を図ることができ、ドラム1の破損等に起因する長尺物の損傷等のリスクを大幅に低減させることができる。
また、段積み用係合部13は、円環状に連続して設けられている。このため、鍔部3を段積みする場合の方向性がなくなり(裏面6を上向きとして鍔部3を段積みする場合に、鍔部3同士の相対的な向きを合わせなければ上側の鍔部3の凹部12が、下側の鍔部3の段積み用係合部13と係合しないといった事態が回避され)、鍔部3を段積みする際の作業性の向上や、凹部12と段積み用係合部13とが確実に係合されていない状態のまま鍔部3が積重ねられるといった作業ミスの抑制等を図ることができる。また、段積み用係合部13の強度や剛性を高めることができ、段積み用係合部13の破損等を抑制し、鍔部3の段積み状態の安定化等を図ることができる。
さらに、裏面6を上向きとして鍔部3を段積みした場合に、下側の鍔部3の裏面6のうち組立用係合部11よりも外方側の範囲、すなわち、巻回された長尺物と対向し得る範囲が、上側の鍔部3から離間するように構成されている。従って、鍔部3の段積み状態において、鍔部3の裏面のうち長尺物と対向し得る範囲が、他の鍔部3と接触して変形したり破損したりするといった事態を回避することができ、結果として、胴部2に巻回された長尺物が、破損等した鍔部3に接触する等して損傷する等の事態を防止することができる。
また、鍔部3の表面7には、凹部12を跨ぐようにしてシボ加工が施された機能部26が設けられている。このため、シボ加工(微細突部又は微細凹部)が施された機能部26にラベルを貼着することで、ラベルを剥がし易くすることができる。さらに、機能部26が凹部12を跨いで設けられることでラベルを貼着する面積を極力広く確保することができる上、ラベルを剥がす際に凹部12を介してラベルの裏側に指先等を掛けることができ、作業を行い易くすることができる。さらに、機能部26は、機能部26を囲うようにして設けられている第1内周リブ15の表面7側の端縁よりも鍔部3の厚み方向中央部側に位置している。このため、機能部26に貼着されたラベルが建物の壁部等に接触する等の事態を抑止することができる。従って、ラベルの保護を図ることができ、ラベルが読み取り難くなる等の懸念を抑制することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、胴部2は略円筒状に構成されているが、略四角筒状等の角部を有する形状としてもよい。また、胴部2の内側の構成についても特に限定されるものではなく、組立用係合部11と係合可能な端部を備えるとともに、ボルト4等を使用して鍔部3と連結可能な形状をなしていればよい。例えば、組立準備状態を維持しつつ鍔部3の裏面6に沿って胴部2を相対的に回動変位可能な構成を省略することも可能である。尚、胴部2の長さや太さについても適宜変更可能であるが、胴部2(本体部41)の長さが短い場合であっても、胴部2(本体部41)の延在方向は、内側の空間が貫通している方向とする。また、第1胴部側リブ43、及び、第2胴部側リブ44は、胴部2(本体部41)の延在方向のほぼ全体に延在するようにして設けられているが、少なくとも胴部2の両端部又はその近傍に設けられていればよい。
(b)上記実施形態では、鍔部3は略円盤状に構成されているが、組立用係合部11を備えて胴部2と連結可能であり、凹部12、及び、段積み用係合部13を備えて鍔部3同士で段積み可能であり、胴部2に巻回された長尺物を(極力)接地させずにドラム1を支持可能に構成されていればよい。例えば、略四角筒状等の角部を有する形状としてもよい。
また、段積み用係合部13の形成位置は、鍔部3の裏面6において特に限定されるものではないが、ドラム1に巻回される長尺物と干渉することのないように組立用係合部11よりも鍔部3の内方側に設けられることが望ましい。さらに、段積み用係合部13は、円環状に連続して設けられているが、部分的に欠けているような形状(或いは、円形の仮想のライン上に点在するような形状)としてもよいし、角部を有する環状としてもよい。但し、円環状とすることで、組立作業性の向上を図ることができ、環状の全周にわたって連続して設けられることで耐久性の向上等を図ることができる。
(c)加えて、上記実施形態では、基板部14の裏面6(第1内周リブ15の裏面6側の端縁)が、第2内周リブ16の裏面6側の端縁よりも鍔部3の厚み方向の中央部側に位置しており、裏面6を上向きとして鍔部3を段積みした場合に、下側の鍔部3の裏面6のうち組立用係合部11よりも外方側の範囲である基板部14が、上側の鍔部3から離間するように構成されているが、特にかかる構成に限定されるものではない。例えば、鍔部3の厚み方向において、基板部14の裏面6(第1内周リブ15の裏面6側の端縁)と、第2内周リブ16の裏面6側の端縁とが同じ位置であり、かつ、第1内周リブ15、外周リブ24、及び、外周側補強リブ25の表面7側の端縁が、第2内周リブ16等の表面7側の端縁よりも鍔部3の厚み方向中央部側に位置するように構成することで、裏面6を上向きとして鍔部3を段積みした場合に、下側の鍔部3の裏面6のうち組立用係合部11よりも外方側の範囲である基板部14が、上側の鍔部3から離間するように構成してもよい。
また、例えば、裏面6を上向きとして鍔部3を段積みした場合に、下側の鍔部3の裏面6のうち組立用係合部11よりも外方側の範囲である基板部14が、上側の鍔部3と当接するように構成してもよい。但し、鍔部3の段積み状態において、基板部14の裏面6側の面が別の鍔部3と当接しないように構成することで、鍔部3を段積み状態として運搬・保管している際の基板部14の裏面6側の面の損傷を防止することができる。ここで、「鍔部3の段積み状態において、基板部14の裏面6側の面が別の鍔部3と当接しない」とは、鍔部3の段積み状態において(段積み作業や段積み状態を解消する作業中は除く)、段積みされた鍔部3に対して、運搬や保管に際して通常に付加され得る力(積重ねられた鍔部3の荷重等)以外の力が加えられなければ、基板部14の裏面6側の面が別の鍔部3と当接しないという趣旨であり、段積みされた鍔部3が(外力が加えられる等して)変形したり、別の鍔部3に対して相対変位(段積み状態が解消)したりすれば当接し得るような構成についても含まれる。
尚、裏面6を上向きとして鍔部3を段積みすることで、基板部14の裏面6が設置面に接地して損傷する等の事態を回避することができ、鍔部3の厚み方向において、第1内周リブ15、外周リブ24、及び、外周側補強リブ25の表面7側の端縁と、第2内周リブ16等の表面7側の端縁とを同じ位置とすることで、裏面6を上向きとして鍔部3を段積みした状態の安定化等を図ることができる。
(d)また、鍔部3(中央板部18)の表面7側には、凹部12を跨ぐようにしてシボ加工が施された機能部26が設けられているが、シボ加工を施さない構成としてもよいし、鍔部3の厚み方向において、中央板部18の表面7側の位置を、第1内周リブ15の裏面6側の端部と同じ位置(面一)としてもよい。但し、機能部26を備えることで、ラベルを貼着したり剥がしたりする際の利便性の向上を図ることができ、機能部26よりも鍔部3の厚み方向の外方にまで突出する部位を機能部26に対して鍔部3の内外方向の外方側に囲むようにして設けることで、機能部26に貼着されたラベルの保護を図ることができる。尚、鍔部3の厚み方向において、第2内周リブ16の表面7側の端縁を、第1内周リブ15の表面7側の端縁と同じ位置とし、中央板部18は第2内周リブ16の表面7側の端縁よりも若干鍔部3の中央部側に変位した部位の間を連結するようにして設けられる構成としてもよい。
(e)上記実施形態では、胴部2、及び、鍔部3はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。また、ドラム1に巻回されて保管される長尺物についても特に限定されるものではなく、胴部2に巻回可能なものであればよい。
1…ドラム、2…胴部、3…鍔部、6…裏面、7…表面、11…組立用係合部、12…凹部、13…段積み用係合部、15…第1内周リブ、16…第2内周リブ、17…連結部、26…機能部、28…回動規制部、41…本体部、43…第1胴部側リブ、43a…先端部、44…第2胴部側リブ。

Claims (4)

  1. 略筒状の胴部と、前記胴部の両端部に設けられ、前記胴部の外周面よりも外方に突出する鍔部とを備え、長尺物が前記胴部に巻回可能とされ、前記胴部と、前記鍔部とは別体により構成されるとともに、前記胴部と、一対の前記鍔部とが組立てられてなるドラムにおいて、
    前記鍔部のうち前記胴部と対向する裏面には、
    前記ドラムの組立状態において前記胴部の端部と係合する組立用係合部と、
    前記裏面を上向きとして前記鍔部同士を直接積重ねた場合に、上側の前記鍔部のうち前記裏面とは反対側の表面に設けられた凹部と係合する段積み用係合部とが設けられ、
    前記段積み用係合部は、前記胴部の内外方向において、前記組立用係合部とは異なる位置に設けられ
    前記裏面を上向きとして前記鍔部同士を直接積重ねた場合に、下側の前記鍔部の前記裏面のうち前記組立用係合部よりも外方側の範囲が、上側の前記鍔部から離間するように構成されていることを特徴とするドラム。
  2. 略筒状の胴部と、前記胴部の両端部に設けられ、前記胴部の外周面よりも外方に突出する鍔部とを備え、長尺物が前記胴部に巻回可能とされ、前記胴部と、前記鍔部とは別体により構成されるとともに、前記胴部と、一対の前記鍔部とが組立てられてなるドラムにおいて、
    前記鍔部のうち前記胴部と対向する裏面には、
    前記ドラムの組立状態において前記胴部の端部と係合する組立用係合部と、
    前記裏面を上向きとして前記鍔部同士を直接積重ねた場合に、上側の前記鍔部のうち前記裏面とは反対側の表面に設けられた凹部と係合する段積み用係合部とが設けられ、
    前記段積み用係合部は、前記胴部の内外方向において、前記組立用係合部とは異なる位置に設けられ、
    前記鍔部の前記表面には、前記凹部を跨ぐようにしてシボ加工が施された機能部が設けられ、
    前記鍔部には、前記表面側において、前記機能部よりも前記鍔部の厚み方向に突出する部位が設けられていることを特徴とするドラム。
  3. 前記鍔部の前記表面には、前記凹部を跨ぐようにしてシボ加工が施された機能部が設けられ、
    前記鍔部には、前記表面側において、前記機能部よりも前記鍔部の厚み方向に突出する部位が設けられていることを特徴とする請求項に記載のドラム。
  4. 前記段積み用係合部は、円環状に連続して設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のドラム。
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