JP3241044B2 - 長く延びた巻取線材を束にする方法および装置 - Google Patents

長く延びた巻取線材を束にする方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、長く延びた巻取線材を束にする方法および
装置に関するものである。ここで言う巻取線材とは、典
型的には、針金、裸線またはプラスチックで被覆した撚
り線などを含む特に銅等の金属の巻取線材を意味する。
勿論、本発明は、上述の例と同様の方法で巻き取られる
グラスファイバケーブルのような巻取線材にも適用でき
る。以下、簡単のために、このような長く延びた巻取線
材を、一般的に、針金と呼ぶことにする。
針金、特に銅線は、通常、金属製ボビンとそれに巻き
付けられている針金とで構成された束として輸送され
る。金属製ボビンは、回転対称をなすように作られてお
り、円筒形または円錐形の巻取芯を備え、その両端に
は、それぞれフランジが取り付けられていて、巻取線材
を受け入れるための巻取空間を形成している。
ボビンの回転軸と同軸に、縦孔が貫通しており、その
縦孔の片方の末端または両端は、円錐状に広げられてい
る。巻取装置は、その末端に合うように円錐状をしたボ
ビン受入要素を備えており、そのボビン受入要素は、ボ
ビンの円錐状空隙にぴったり填り込み、巻き取り中には
ボビンを保持すると同時に、軸心を合わせるようになっ
ている。ボビンが回転するか、もしくは、ボビンが停止
している場合には、ボビンの周りを回転しているフライ
ヤー装置によって、針金がボビンに押しつけられること
によって、巻付け作用は進行する。
ボビンが回転している場合には、針金は、ねじれるこ
となく巻き取られるが、フライヤー装置によって針金が
押しつけられる場合には、1巻きごとに360゜の固有ト
ーション、いわゆるねじれが発生する。
金属製ボビンは、高い強度と長い寿命を特長としてい
る。しかしながら、その反面、完成した束に占める金属
製ボビンの重量比率が高く、また、金属製ボビンを、針
金ユーザから針金メーカへ返送しなければならないの
で、著しい付加的な輸送コストがかかるという欠点も持
っている。
従って、専門家の間では、ボビンなしで済ませる束の
製造方法を開発する努力が重ねられてきた。このような
方法は、EP−B−0 334 211に記述されている。
その記述に示されている方法では、普通の金属製ボビ
ンと同じような形をした金属製の巻付具が用いられてい
るが、その巻取芯は円錐形をしており、かつ、巻取芯の
直径が小さい方の末端についているフランジは取り外せ
るようになっている。この巻取芯には、薄いボール紙製
のフェルールがセットされており、針金は、巻き数の増
加に伴ってその上に載せられ、その際、この巻き数は、
円錐形の巻取芯の傾斜状態に順応して計測されるように
なっている。ここでは、ダブルコーン型結束構造もしく
は逆円錐形巻取りを対象としている。巻き取り終わる
と、巻付具の下側フランジをゆるめて、巻付具をボビン
から取り外し、その後、ボビンのない束にたがをはめ、
プラスチック包装するようになっている。
この束は、輸送容積および輸送重量が嵩張らず、か
つ、針金ユーザが針金を適切に繰り出せば、強度的にも
問題がないという長所を備えている。包装に使用した材
料は、針金メーカに返送する必要がないので、その輸送
費は全くかからない。従って、この形式の束は、多くの
ユーザに行きわたっている。
しかしながら、ボビンなしのこの公知の束は、小規模
および中規模のユーザではそれ程でもないが、自動車工
業のような大規模ユーザの場合には如実に現れる欠点を
持っている。自動車工業では、絶縁被覆銅線を大量に必
要とし、その銅線は、現在、大部分が上記のボビンが付
いていない束として製造され、供給されている。現在の
製造哲学に従って、巻いた束はケーブルメーカからユー
ザの工場に直送されるので、この工場には、ボール箱、
テープおよびプラスチック包装材で構成される膨大な量
の包装材料が積み上げられ、それを集めて廃棄物処理し
なければならない。
さらに、使用されているボール紙は湿気を帯びやす
く、また巻き束は手荒くフォークリフトで取り扱うと傷
がつきやすいので、ボビンの付いていない束を輸送する
際には、その取り扱いにかなりの慎重さが要求される。
従って、本発明の課題は、一方では、優れた輸送特性
を備え、他方では、包装線材を少量で済ませるような、
巻き束の製造方法および装置を生み出すことにある。
この課題は、本発明に従い、請求項1で明らかにした
方法によって解決される。
本発明に従う装置は、請求項7がこれを対象としてい
る。本発明に従う方法を用いれば、優れた輸送特性を持
つ巻き束を製造することができ、その際、実際上、包装
材料がたまってくることはない。
このような束は、代表的にはプラスチックで構成され
た分割型の巻取ボビンを利用することによって製造され
る。巻取ボビンは分割できるようになっているので、巻
取線材を取りだした後、その巻取ボビンを分割すること
ができる。そのため、空になったボビンを針金ユーザか
ら針金メーカに返送する際に生じる輸送容積は、本質的
に小さくなる。
巻取ボビンのフランジは、巻き取り進行中には外側か
ら支えられている。これによって導かれる利点として、
フランジは、巻き取り進行中に軸方向に発生する巻取圧
力を全く受けないで済むので、材料費があまりかからな
いし、同時にまた、軽量で製作することができる。さら
に、本質的な長所として、このように形成することによ
って、弾性反力の発生が、特に下側のボビンフランジ
で、本質的に軽減される。プラスチック製ボビンを、一
般的な円錐形保持装置で固定すると、そのフランジは、
巻き取り中に、軸方向の巻き付け圧力が巻取芯から外側
に向けて生じる結果、変形する。このため、フランジの
反力が完成した巻き束にかかり、かつ、その後に巻かれ
てゆく針金が切れてしまう恐れがある。しかしながら、
本発明によって提案されているように、巻き取り中に起
こるフランジの変形を防止すれば、弾性反力および巻き
束への負荷は生じないし、完成した束にたがをはめる必
要もなくなる。従って、ボール紙の詰め物も、たがをは
めるための材料も必要とせず、廃棄物処理もしないで済
む。
すなわち、例えば自動車工業のような、銅線ないしは
被覆した撚り合わせ銅線の大規模ユーザにとっては、本
発明によって調製された束は、本質的な利点を持ってい
る。
特に、プラスチック製のボビンを使用すれば、その重
量が軽いので、巻き束の全重量は、ボビンなしの束に較
べれば確かに重いけれども、従来の金属製ボビンを使用
する場合よりは明らかに軽くなる。
使用するボビンは分割できるようになっているので、
空になったボビンは直ちに分割でき、場所をとらずに積
み上げて置くことができる。従って、自動車工場は、空
になったボビンやその他の包装容器(例えば、樽状のも
の)を保管するための、余計な倉庫面積を用意する必要
がない。
空になったボビンは、線材を巻き付けたプラスチック
製ボビンが新たに入荷した際、折り返し針金メーカに返
送することができる。積載容積が小さく、輸送重量が軽
いので、空になったボビンの積み込み作業も輸送も極め
て簡単である。
本発明の方法によれば、ボビンをその縦軸の周りで回
転させることによって、針金を巻き取ることができる。
この利点は、針金がねじれずに巻かれることである。た
だし、それに代えて、ボビンは動かないようにし、位置
移動装置をいわゆるフライヤーとして、ボビンの周りで
回転させることもできる。
本発明に従う代表的な実施形態では、コイルに巻かれ
た形は、EP−B−0 334 211で良く知られているもの
と同様である。これは、位置移動装置が、巻取芯の直径
が小さい方から移動し始めるように制御されること、お
よび、その後、最初の巻付状態は、巻き数および巻き数
の増加に関していえば、巻き付けられた線材が巻取芯の
軸径の小さい領域のみを覆い、かつ、巻取芯の直径が大
きい方の末端までは到達しないように制御されているこ
とを意味する。1段目を巻き終わると逆方向に巻き付け
が進行し、巻き数の増加を伴った新たな巻付状態が形成
される。互いに連続する巻付状態は、巻取芯の直径の小
さい方の領域に巻き付けられる場合に、ボビンの回転軸
からの距離が大きくなるように制御される。これは、ボ
ビンの縦方向中心部分における巻付状態が、巻取芯の表
面と鋭角をなすように傾斜していることを意味する。こ
れによって、ダブルコーン形もしくは二重円錐形に巻き
付けられ、巻き束には適切な強度が付与される。
この際、上記のEP−B−0 334 211で述べられてい
るように、最初の巻付状態が、巻取芯の直径の大きい側
に付いているフランジに到達すると、直ちに、ボビン
は、同じ巻き数かまたは少ない巻き数で巻き付けられる
ようになるので、最終的には巻き束が構成され、その
際、巻き束の外面は、ボビンの縦軸と平行になる。
この方法を実行するための、本発明に従う装置は、巻
き取りの進行中を通して巻取ボビンを受け入れる2つの
ボビン受入装置を備えている。各ボビン受入装置は、ボ
ビンを心合わせするための調心装置、ならびに、少なく
とも1つの、各ボビンのフランジ外周を支持するための
支持装置を装備している。この支持装置は、本質的に
は、フランジを面で支える支持プレートとして形成され
ている。面で支持する代わりに、点で支持することもで
き、その場合には、この支持装置の支持面の1点が、受
けけ入れるべき巻取ボビンのフランジと接触するように
なっている。
巻取装置は、典型的には、決められた巻き束形状を作
り出すため、制御装置によって制御される。
さらに、本発明によって、巻取ボビンは、本発明に従
う方法を適用するのに適した仕様になっている。
本発明に従う巻取ボビンは、プラスチックで作られ、
かつ、円錐形の巻取芯を備え、その肉厚は、本質的には
一定にしてあるので、巻取芯の外面における円錐角と内
面における円錐角とは、本質的には等しい。少なくと
も、巻取芯の直径の小さい側に取りつけられている巻取
ボビンのフランジは、その連結を解除することができ
る。
このように構成すれば、取り外し可能なフランジから
分離された巻取芯同士は互換性を持つことができる。従
って、巻取ボビンは、巻取芯とフランジが分離されるこ
とによって、巻き付けられていない状態で輸送すること
ができ、かつ、巻取芯とボビンフランジは、場所を取ら
ずに積み上げておくことができる。このため、さらに後
述するように、巻取ボビンの積載容積は著しく小さくな
る。
ボビンの材料としては、特に、ポリウレタン、ポリプ
ロピレン、ポリスチロール、アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチロール(ABS)のようなプラスチックが挙げ
られる。強度を上げる必要がある場合には、適切な材
料、例えばグラスファイバで強化することができる。巻
取芯と取り外し可能なフランジとの連結は、典型的には
形状固定式のノッチ、特に典型的には、巻取芯およびボ
ビンフランジに切り込まれており、組み立てる際に、互
いに噛み合うようになっているノッチで行われる。
巻取ボビンの代表的な実施形態では、巻取芯の直径が
大きい側についている第2フランジは、取り外しできな
いようになっている。その際、この第2フランジは、典
型的には、巻取芯と一体になっており、巻取芯と一緒
に、例えば、射出成形法によって製造することができ
る。
線材が巻き付けられているボビンを簡単に積み上げら
れるようにするため、両フランジの外側、従って、巻取
芯に向いていない側に、典型的には、巻き付けられたボ
ビンが互い積み上げられる際に相互に噛み合うようにな
っている突起およびノッチが用意されている。これによ
って巻き付けられたボビンの輸送は一層簡単になる。
ここで指摘しておきたいのは、このボビンを、本発明
によって提示された方法と結び付けて利用すれば、特に
その利点が生かされるが、同時にまた、他の巻き取り方
式および他の装置にも適用できることである。
本発明の利点、特徴および適用範囲については、さら
に、以下、図と関連づけた実施例によって説明する。こ
こに示す図は、次の通りである。
図1は、本発明に従う巻取装置の実施例を示した側面
図で、使用した巻取ボビンは、縦断面半割り図として表
してある。
図2は、本発明に従う巻取ボビンの第1実施例を組み
立てた状態で示した縦断面図である。
図3は、図2に示した実施例による複数の巻取ボビン
を互いに積み重ねた状態を示す図である。
図4は、図2に示した実施例による複数のフランジを
積み重ねた状態を示す図である。
図5は、図2に示した実施例による巻き付けられた2
個のボビンを積み重ねた状態を示す図である。
図6は、図2に示した巻取ボビンの、引き抜き装置つ
きで、巻き付けられた状態を示す図である。
図7は、図2に示した実施例での、取り外し可能フラ
ンジを取り外すための補助装置を示す図である。
図8は、本発明に従う巻取ボビンの第2実施例で、図
10の線II−IIに沿って切断した断面図である。
図9は、図8に示した巻取ボビンの部分拡大図であ
る。
図10は、図8に示した巻取ボビンの小さい方のフラン
ジを、巻取芯に向いていない方のフランジ面から見た底
面図である。
図11は、巻取芯の図示は省略して、図10による小さい
方のフランジを上からみた部分図である。
図12は、図8の線I−Iに沿って切断した巻取芯の断
面図で、下側フランジは省略してある。
図13は、図8に示した巻取ボビンの取り外し可能フラ
ンジを、図3と同様に多数積み重ねた状態を示す図であ
る。
図14は、図8に示した実施例による巻き付けられた巻
取ボビンを、図4の場合と同様に、互いに積み重ねた状
態を示す図である。
図15は、図8に示した実施例の巻取ボビンに取り外し
可能フランジを取り付けている図である。
そして、図16は、図8に示した実施例の巻取ボビンか
ら、取り外し可能フランジを取り外している図である。
本発明に従う巻取装置の実施例を、図1と関連させて
説明すると、次の通りである。全体を100の番号で表示
した装置は、第1ボビン受入装置103および第2ボビン
受け入れ装置104を装備している。詳細には後述する
が、図8に示した巻取ボビン50には、円錐形巻取芯52
と、第1フランジ53ならびに第2フランジ54が取り付け
られている。第1フランジ53は、直径が小さい方の巻取
芯末端に、また、第2フランジ54は、直径が大きい方の
巻取芯末端に配置されている。巻取ボビンは、本質的に
は、その縦方向に延びる軸56に対して回転対称をなして
いる。
図で示した巻取装置は、典型的には、ボビンの縦軸56
が垂直に設定され、下側に第1フランジ53、上側に第2
フランジ54を配している。ボビン受入装置103は、同様
に、本質的には回転対称をなしており、軸106の周囲を
回転するようになっている。
ボビン受入装置は、円形のベースプレート108を備
え、その上には、それよりも直径の小さい支持プレート
109が取り付けられている。
支持プレート109には、テーパー111が形成されてお
り、そのテーバーに倣わせて巻取ボビン50のフランジ53
に開けられた孔72にはまり込むようになっている。この
テーパーによって、巻取ボビンとボビン受入装置103と
は軸心が合わせられる。
ボビン受入装置103と同心円をなすように取り付けら
れているベルトプーリ115は、(詳細は省略してある)
駆動装置116の駆動ベルト117を介して駆動される。
上側のボビン受入装置104は、スタンプ122に固定され
たプレート120を備えている。このプレートは、回転軸1
23周りに回転できるように軸受支持されており、その回
転軸は、巻取ボビンの軸56および下側ボビン受入装置の
軸106と一致している。矢印125で示したスタンプの上下
移動用には、詳細は省略したピストン式シリンダーユニ
ット127および128が用いられている。ピストン式シリン
ダーユニットのピストン129,130は、クロスバー131を介
してスタンプ127に連結している。
プレート120には、巻取ボビンに向かって先端が延
び、外壁はプレート120に対して傾斜しているリング112
が取り付けられており、その傾斜角は、巻取ボビン50の
円錐角と一致している。プレート120の外周には第2リ
ング113が先端を延ばしており、同様に、下側は巻取ボ
ビンに向いている。
さらに、巻取装置は、送りローラー142付きの送り装
置140を装備しており、そのローラーを介して、針金な
いしはケーブルDが巻取ボビンに送られる。送りローラ
ー142は、両方向矢印143で示したように、巻取ボビンの
軸56と平行に上下移動するようになっている。また、送
り装置には、巻取ボビンの縦軸と平行に延びるネジ軸14
4がついており、そのネジ軸は、駆動装置145によって両
方向に回転させることができる。その際、送りローラー
は、送り装置の回転方向に応じて、すなわち、駆動装置
145に向かって上昇移動し、また、折り返して下降す
る。
巻取装置の作動状態は、(図示していない)制御装置
によって制御される。制御装置には、ボビンの巻取速度
を示す信号と、送りローラー142のその時々の位置を示
す信号が送られる。
この信号に基づいて、駆動装置116および駆動装置145
が制御され、希望通りの形で、針金がボビン50に巻き付
けられる。
以下、この装置の機能について説明する。
ピストン式シリンダーユニット127および128の持上げ
運動によって、スタンプ122および、それに連結されて
いるボビン受入装置104が持ち上げられる。巻取ボビン
は、手動または自動装置によって、ボビン受入装置103
に載せられ、その際、ボビン受入装置のテーパー111
は、巻取ボビンの開口部72にはまり込んで、軸心を合わ
される。
続いて、スタンプ122が、ボビン受入装置104を、ボビ
ンの上端に達するまで押し下げる。その際、円錐形リン
グ112は、巻取芯の直径の大きい方の末端と軸心を合わ
せ、かつ、ボビン受入装置のリング113は、ボビンのフ
ランジ54を支持する。
その後、巻かれてゆく針金は、例えば、自動的に作動
する装置によって、下側フランジ53に拘束され、巻取ボ
ビンは、針金ないしはケーブルを巻き取るために回転運
動を始める。その際、駆動装置116および駆動装置145
は、典型的には、巻き付けた形が、EP−B−0 334 2
11の、特に、図1、図2および図4、ならびにそれにつ
いての説明で示されているような形となるように制御さ
れる。
巻取過程の進行中、下側フランジ53は支持プレート10
9によって、また、上側フランジ54はボビン受入装置104
のプレート120ないしはリング113によって、支持され
る。従って、フランジが、巻付圧力および巻き取られる
線材の自重によって変形する恐れはない。しかし、巻き
付けられるに従って、巻取ボビンには、単に軸方向に作
用する力のみでなく、半径方向に作用する力もかかって
くる。この作用力は、下側のボビン受入装置103領域
に、下側フランジ53を広い面で支持しているテーパー11
1を介して発生する。さらに後述するように、フランジ
は、適切なリブで補強することができるので、フランジ
の自重が軽くても、許容限度以上のフランジ変形は、十
分に防止される。
巻取芯の上端とフランジ54は、対応するフランジ54の
突起に支持されているリング112とリング113によって挟
みつけられ、保持されている。そのため、半径方向の内
側に向けて作用する力も、その外側に向けて作用する力
も共に、プレート120によって直接受け止められ、従っ
て、この領域での巻取芯およびフランジの変形は、確実
に避けられる。
ボビンへの巻き付けが完了すると、直ちに、針金は、
典型的には自動捕捉・切断装置に捕捉され、切断され、
そのボビン側末端は、同様に典型的には自動方式で、ボ
ビンに固定される。その後、ボビンは取り外され、何ら
の包装処置もせずに積み重ねられ、輸送される。本発明
に従う装置に適用することができる巻取ボビンの第1実
施例を、以下、図2から図7と関連させて説明する。
図2に示したボビン1は、円錐形巻取芯2、第1フラ
ンジ3および第2フランジ4で構成されている。第1フ
ランジ3は、取り外すことができるように、巻取芯の直
径の小さい方の末端2aに取り付けられている。
第2フランジ4は、巻取芯の直径の大きい方の末端2b
に取り付けられ、巻取芯と一体で構成されている。ボビ
ンは、全体的に、その縦方向に延びる軸6に対して、本
質的には回転対称をなしている。
巻取芯2の直径の小さい方の末端2aには、互いに等し
い間隔をおいた多数のノッチ8が、巻取芯の内側に向け
て切り込まれている。このノッチによって、多数の継ぎ
目板9が形成され、その継ぎ目板は、弾性反力に対抗し
て外側へ、すなわち、回転軸6から離れる方向へ押しつ
けられるようになっている。
各継ぎ目板9は、巻取芯の直径の小さい方の端縁を形
成する部分に、切欠突起部10を備えており(図7も参
照)、その切欠突起部は、本質的には巻取芯の回転軸6
に対して垂直に延びている。
第2フランジの末端、すなわち、固定フランジ4に
は、フランジの強度を上げるための補強リブ14が設けら
れている。さらに、フランジには、回転軸6に対して垂
直に延びる多数の穿孔16があけられている。この穿孔
は、持上げ具を用いたり、あるいは、巻付補助具(図6
参照)を固定したりする場合に利用することができる。
図2を見れば明らかなように、巻取芯外面2cの円錐角
18と巻取芯内面2dの円錐角は等しく、換言すれば、巻取
芯の外面は、2つのフランジの間では、一定の肉厚を備
えている。
巻取芯の直径の大きい方の末端2bは開放されているの
で、円錐形空間2eに差し込んで、巻取芯を積み重ねるこ
とができる。
図2および図7で判るように、取り外し可能な第1フ
ランジ3は、円錐形のアタッチメント20を装備してお
り、そのアタッチメントは、組み立てた状態では巻取芯
の回転軸6と一致する軸21に対して回転対称をなしてい
る。
円錐形アタッチメント20は、外側に向けて張り出した
切欠突起23を備えており、その切欠平面24は、本質的に
は、軸21に対して垂直に延び、その際、この円錐形アタ
ッチメント20は、巻取芯2を組み込むのに用いられる。
円錘形アタッチメント20は、回転対称形のフランジプ
レート26と一体に結合されている。その、フランジプレ
ートの巻取芯2に面していない側には、3つの同心円を
なすリブが取り付けられており、そのリブは、内側リブ
リング28a、中間リブリング28bおよび、外側リブリング
28cで構成されている。
中間リブリング28bには、くぼみ29がついている。
このボビンの機能は、次の通りである。
巻取芯2とフランジ3は、別々に製作され、典型的に
は、適切なプラスチック材料を用いて射出成形される。
ボビンを組み込む際には、フランジ3は平滑な面に載
せられ、巻取芯の末端2aは円錘形アタッチメント20に押
しつけられる。円錘形アタッチメントの上側の面は、や
や円錘形になっているので、巻取芯にかかる圧力が、垂
直方向にフランジ3に作用すると、切欠突起部10を備え
た継ぎ目板9は外側へ押しつけられる。巻取芯が、十分
に下方へ押しやられると、直ちに、切欠突起部10を備え
た継ぎ目板9は、弾性反発し、切欠突起部10が、切欠平
面24に密着する。これで組み立ては完了し、ボビンによ
る巻き取りを開始することができる。
ボビン芯に、最初の1周り針金が巻き付けられると直
ちに(図6参照)、切欠突起部10および継ぎ目板9は、
外側への動きを阻止される。それによって、巻取芯2と
取り外し可能なフランジ3との間は、形が変わらないよ
うにしっかり連結される。従って、連結部の強度は、継
ぎ目板9の弾性結合力よりも遙かに高くなっている。こ
れは、巻取芯外面の肉厚と切欠突起部の幾何学的配置
を、手作業で組み立ておよび解体できるように選定する
ことができることを意味する。例えば、ボルトなどによ
る安全確保などの、付加的な安全措置は必要としない。
特長としての、本発明に従う巻取ボビンの輸送能力に
ついては、図3および4に示した。輸送時には、巻取芯
2と、取り外し可能なフランジ3とは、互いに別々に分
離され、巻取芯の直径の大きい方の末端2bを下側に向
け、すなわち、例えば、輸送プレートの上に立てて載せ
られる。そうすれば、その巻取芯の上に、多数の巻取芯
を同じように積み重ねていくことができ、その際、それ
ぞれの巻取芯は、フランジ4の上端を接して互いに重な
り合う。その結果、互いに積み重ねられた巻取芯の間に
は小さな空隙が形成され、その空隙によって、積み重ね
られた巻取芯同士の密着力は、最小に抑えられるので、
巻取芯は、後に簡単に相互分離することができる。
取り外し可能なフランジ3を積み重ねた状態は、図4
に示した。
図4で明らかなように、内側のリブリング28aが、フ
ランジの円錐形アタッチメント20についている円錐形開
口部20bにぴったりはまりこんだ状態で、積み重ねられ
る。これによって、フランジは、単にスペースを取らず
に積み重ねられるだけでなく、フランジ相互のずれも生
じないようになっている。
本発明に従って形成されたボビンの、輸送面での利点
について、例を挙げて説明すると、直径400mmの一般的
な寸法で形成された分解できないボビンを100個輸送す
るためには、1つのパレットに6個のボビンしか載らな
いので、17パレットを必要とする。この場合の全所要積
載面積は16.32m2、積載高さは610mm、積載容積は9.95m3
となる。
これに対して、本発明に従う分解できるボビンを100
個輸送する場合には、1つのパレットに、25個づつ積み
重ねた巻取芯4山と50個づつ積み重ねた取り外し可能な
フランジ2山を並べることができる。従って、全積載面
積は、パレット1個の面積0.96m2に相当し、積載高さは
1275mm、積載容積は1.224m3である。
すなわち、本発明に従うボビンを使用すれば、積載面
積は1/17に減り、積載容積は1/8に減ることになる。そ
の上、この100個のボビンを積載するには、わずか1個
のパレットだけを動かせばよいので、本質的に、荷積み
および荷降ろしも簡単になる。
さらに、本発明に従って形成すれば、巻き終えたボビ
ンを輸送する場合にも有利である。図5に示したよう
に、巻き終えたボビンは、そのまま互いに積み上げるこ
とができる。その際、取り外し可能な第1フランジ3の
外側補強リング28cおよび中間補強リング28bは、ボビン
に固定された第2フランジに直接支持される。同時に、
フランジ4は、くぼみ29にはまり込んで、巻取芯の軸心
同士が一致し、かつ、ボビンが互いにずれないようにな
る。本発明に従って形成することにより、一部分しか巻
き付けられていないボビンも輸送したり積み上げたりす
ることができる。
図6は、ボビンがそのまま繰出装置として利用できる
ことを示した図である。
この場合、ボビンは、繰出および解き出しのほとんど
の場合に見られるように、垂直に立てられるので、取り
外し可能なフランジ3は、平坦な据え付け面に接してい
る。湾曲した金属表面36を持つ金属製の繰出リング35
は、上側フランジ4ないしは、巻取芯2の円錐形空隙の
一部に載せられるか、ないしは挿入され、ボルト37でボ
ルト孔16に固定される。
図6でわかるように、ボビン1に巻き付けられている
針金38は、繰出リング35を介し、アイレット39を通して
導かれる。このようにすれば、他に何らの補助手段も必
要とせず、針金をボビンから引き出すことができる。
補助具、すなわち、繰出リングおよびそれに類似する
ものを使用せずに、針金を直接ボビンから引き出すこと
もできる。
図7に示したように、巻取芯2と取り外し可能なフラ
ンジ3とは、互いに分離することができる。
この場合には、補助具として、ハンドル44つきの細長
い丸棒43で構成され、その下端に円筒45が固定されたス
タンプ42が用いられる。この円筒の外径は、巻取芯の末
端部分2aの内径よりも若干大きい。
この補助具42を差し込めば、ボビンは2つの部分に切
り離される。円筒45が下端部分2aに達すると、切欠突起
部10を備えた継ぎ目板9は、外側に向けて湾曲し、切欠
平面24から外れる。その結果、巻取芯は、他に何らの処
置も加えることなく、フランジ3から持ち上げて取り外
すことができる。
本発明に従ってボビンを形成することによって、一方
では、高い強度を備え、他方では、簡単かつ低廉な費用
で輸送することのできるボビンが作り上げられる。ボビ
ンの組み立てないしは分離に要する時間は、それぞれ僅
か数秒である。
ボビンの安定性に基づいて、特にダブルコーン形に巻
き付けられた状態での巻き束は、しっかりボビンに保持
され、束を縛ったり、たがをはめたりするような特別の
処置を取る必要はない。
巻取ボビンの第2実施例について、図8から図16まで
と関連づけて説明する。
全体を50の番号で表してある巻取ボビンは、円錐形の
巻取芯52と、取り外しできるように巻取芯52に連結され
た第1フランジ53を備えており、その第1フランジは、
巻取芯の直径の小さい方の末端に取り付けられている。
第2フランジ54は、巻取芯の直径の大きい方の末端に位
置し、巻取芯と一体化されている。ボビンは全体とし
て、本質的には、縦軸56に対して回転対称をなしてい
る。先端に張り出したフランジ54を備えた巻取芯52と取
り外し可能なフランジ53は、プラスチック製である。
フランジ54は、本質的には円筒形リング上の隔壁部分
55で構成され、その隔壁部分は、ボビンの回転軸56に対
して垂直に位置する平面に広がっている。この隔壁部分
55は、それと垂直に取り付けらた補強リブ57によって補
強されている。
隔壁部分55は、さらに、円筒形リング58と連結されて
おり、そのリングの直径は、巻取芯の上側末端直径より
も大きくなっている。リング58は、多数の補強リブ58a
と一体化されている。
さらに、上側フランジ54には多数の穿孔59があけてあ
り、その穿孔は、持ち上げ具を取り付けたり、繰出リン
グを固定したりするのに役立てられる。
フランジの外周には、先端が上を向き、丸く加工され
た面取り部材60が取り付けられている。そのため、繰出
リングを用いずに、上側フランジ54をそのまま繰出補助
具として利用することができる。
この面取り部材60に隣接して、第2円筒形リング61が
用意され、その円筒形リングは、フランジ54をさらに補
強するとともに、補強リブ57と連結されている。
特に図12で明らかなように、巻取芯の直径の小さい方
の末端には、内側に張り出した多数の切欠突起64が配置
され、その際、切欠突起64の強度は、巻取芯の内側部分
に連結された半径方向ウェブ65(図9も参照)によって
引き上げられている。
この実施例では、切欠突起64は、巻取芯の内側に等間
隔で8個所に配置され、円周方向での間隔ないしは、隣
接する2つの切欠突起間の内法幅は、切欠突起自体の長
さよりも若干大きくとってある。
この実施例の場合、典型的な構造寸法としては、178m
mの最小巻取芯直径では、突起が、巻取芯の下側内縁か
ら内側に向けて5mm〜12mm張り出すように設計されてい
る。
取り外し可能な第1フランジ53は、組み込んだ状態で
は、巻き取るべき線材に面した環状プレート66を装備
し、その環状プレートには、外側の巻取線材に面してい
ない部分に、リング上の補強部分67がついており、ま
た、2つの同心円をなすリングとして、リング状の第2
中間補強部材68ならびに、その内側に位置する第3リン
グ状補強部材69を装備している。円錐形の空隙72を形成
する調心リング70は、内側の補強リング69に隣接し、フ
ランジの回転軸(組み込まれた状態では、ボビンの回転
軸と一致する)と同心円をなして取り付けられている。
等間隔に配置された多数の補強リブ74は、フランジを
より一層補強するため、フランジの巻取線材に面してい
ない側に取り付けられている。外側補強リング67と中間
補強リング68の間にあるフランジ外側部分には、この部
分でのフランジの剛性を高めるため、中間補強リング68
と内側補強リング69との間の2倍の数のリブが配置され
ている。補強リング68の直径は、第2フランジ54の補強
リング58の直径よりも若干大きくなっている。さらに、
補強リブ74は、補強リング68の部分に、ノッチ74a(図
8参照)を備えている。巻き終えたボビンを、図14に示
したように、互いに積み重ねる場合には、第2フランジ
の補強リング58がこの空隙74aにはまり込み、その際、
載せた状態では、補強リング58の上側部分が、補強リン
グ68に入り込むようになっている。従って、積み重ねた
場合、上側のボビンと下側のボビンとの軸心はぴったり
合わされ、上側ボビンと下側ボビンとがずれるようなこ
とはない。
組み込まれた状態で巻取線材に面する側に、フランジ
53は、本質的には環状の空隙75を備えており、その空隙
には、巻取芯の切欠突起64と協調作動する保持装置76が
配置されている。
保持装置76は、回転軸と同心円をなす円筒形リング78
を備えており、その円筒形リングから、多数の保持用突
起79が、外側に向けて放射状に突き出ている。各保持用
突起には、半径方向に延びる補強リブ81が取り付けられ
ており、その補強リブは、さらに、保持用突起と円筒形
リング78との間を連結しているので、保持用突起は、巻
取芯の軸方向における剛性を強化している。
保持用突起79同士の間には、両方向矢印で示したよう
に、外周方向に、巻取芯の切欠突起64の幅よりもやや大
きい間隔が設けられている。
リング状の空隙75は、特に図9でわかるように、第1
隔壁部分84によって形成され、その隔壁部分の、巻取芯
に面した前方隔壁面は、巻取芯の壁52と同じ角度で、回
転軸に対して傾斜している。この第1隔壁部分84には、
回転軸に対して垂直に配置された第2隔壁部分85が連結
されている。
巻取芯とフランジとの間は、巻取芯が、フランジの上
に載せられて(図15も参照)、切欠突起64がフランジの
中間空隙83部分に置かれると、連結されるようになって
いる。従って、巻取芯をフランジに差し込んで、図9に
示したように、切欠突起64を備えた巻取芯の下端が、第
2隔壁部分85の上に載るようにすることができる。続い
て、巻取芯とフランジとを互いに逆方向に回転させ、切
欠突起64のウェブ65を、保持用突起79のウェブ81に接触
させる。そうすると、切欠突起64は1つずつ対応する保
持用突起79と噛み合うので、巻取芯とフランジとは、軸
方向に確実に連結される。
半径方向にも確実に連結するために、少なくとも1つ
のロッキング部材を装備しているが、その構成を、図
9、図10および図11と関連づけて説明する。
ロッキング部材86は、プラスチックまたは金属の弾性
線材で製作され、両側のウェブ88および89を介してフラ
ンジの中に導かれている縦長のプレート87を備えてい
る。さらに、中間の補強リング68には、空隙90が用意さ
れ、その空隙を通してプレート87が差し込まれ、かつ、
補強リング67には、半径方向内側に張り出したリブ91が
ついており、そのリブは、ポケットを形成して、その中
に、ロッキング部材86の巻取芯に面していないプレート
末端87aが保持されるようになっている。この場合、プ
レート87は、フランジ53の巻き付けられる線材に面して
いる方の表面と平行に、そのままの位置で保持される。
プレートの巻取芯に面する側のプレート末端87bには、
プレートと一体に形成されたウェブ92があり、その幅
は、フランジの2つの保持用突起79間に存在する中間空
隙83の幅よりもやや小さくなっている。
プレート87のウェブ92から方向を転じて、くさび状の
張り出し部分93が延びており、それによって、くさび形
のスリット94が形成されている。
プレートの前方末端87bは、フランジ53の内側補強リ
ング69との間にごく僅かな隙間しか開いていないので、
ロッキング部材86は、リブ91、空隙90およびリブ69によ
って、抜け落ちることなくフランジに保持される。以
下、このロッキング部材の機能について説明する。
フランジのリング状空隙75に巻取芯を挿入する際、
(図9に示した)ロッキング部材は、弾性変形し、下側
に押しつけられる。巻取芯の下端が第2隔壁部分85に到
達すると、巻取芯は回転して、切欠突起64を突起79の下
側に持ってくる。そうすると、ロッキング部材は、隣接
する2つの保持用突起間に設けられている中間空隙に配
置されて開放され、かつ、弾性反力によって再び上方へ
移動する。このロッキング部材の移動によって、保持用
突起間の中間空隙は埋められ、巻取芯とフランジは、半
径方向への相対運動を互いに阻止し合うようになる。そ
の後、フランジは、その状態で、巻取芯の軸方向にも半
径方向にもずれないように確保される。
くさび状のくぼみ93は、二重の機能を備えている。
図1で判るように、巻取ボビン50の下側フランジ53
は、巻取装置に組み込まれる際、支持プレート109に載
せられる。くさび状張り出し部の下端と(図9に示し
た)、補強リブ67,68および69の下端とは、正確に一致
しているので、このくさび状張り出し部も、同様に支持
プレート109に載せられる。これによって、ロッキング
部材は、巻取芯の軸方向へは移動できなくなるので、ロ
ッキング部材の変形は起こらず、それに判って、半径方
向への移動防止は保障される。
巻取芯を解体する際には、図16に示したように、適切
な工具、例えば、スクリュードライバーを、くさび形ス
リット94に差し込むことができる。それによって(図9
に示したように)、くさび形スリット94と、それを構成
するプレート87の前方末端87bは、下方に押しつけら
れ、ウェブ92は、隣接する保持用突起間の中間空隙での
拘束を解かれ、フランジと巻取芯は、互いに逆方向に回
すことができるようになる。巻取芯は、それ以外の手作
業を必要とせずに、フランジから取り出すことができ
る。取り外し可能なフランジ53を、巻取芯52から取り外
すと、巻取芯は、図3に示したと同様の状態で、場所を
取らずに積み重ねることができる。
図13に示したように、ボビン50の取り外し可能なフラ
ンジ53も、フランジ3(図4参照)と同様に、場所を取
らずに互いに積み重ねることができる。
フランジを互いに積み重ねると(図9および図13参
照)、リング78は、フランジ53のリング69とリング70と
の間にある中間空隙71にはまり込む。さらにリング69に
は、図9および図10で大まかに示してある一連のぎざぎ
ざがついており、互いに積み重ねる際には、そのぎざぎ
ざにウェブ81が食い込むようになっている。
リング78、リング69およびリング70の連携作用によっ
て、フランジ同士は互いに半径方向の動きを止められる
ので、積み重ねた状態で、フランジ同士が互いにずれを
起こすことはあり得ない。さらに、ウェブ81とそれに対
応するぎざぎざは、積み重ねられたフランジの回り止め
になっている。
従って、本発明からなる方法および装置の提案による
方法ないしは装置を用いて、巻取ボビンに針金ないしは
ケーブルを巻き付けた形の束を作り出すことができ、そ
の束は、輸送および加工に当たって特に優れた長所を発
揮する。この巻き束は、特にダブルコーン形に巻きつけ
る構造とした場合には、高い強度を備えているので、他
に何らの包装材料も必要とせずに輸送することができ
る。そのため、この巻き束を使用すればごみは全く発生
しなくなる。本発明によって提案されたプラスチック製
ボビンは、分割して、うまく重ねることができるので、
このプラスチック製ボビンは、ユーザ側で場所をとらず
に保管でき、かつ、嵩張らずに、針金メーカないしはケ
ーブルメーカへ返送することもできる。
フロントページの続き (56)参考文献 欧州特許出願公開504503(EP,A 1) 米国特許3822841(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 54/02 B65H 54/28 B65H 54/553 B65H 75/22

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長く延びた巻取線材を巻き付けたまま、包
    装しないで輸送できる束を製造する方法であって、 巻取ボビンを、円錐形巻取芯と、2つのフランジで構成
    し、少なくとも、巻取芯の直径の小さい側に接するフラ
    ンジを、巻取芯と、取り外しできるように連結し、 巻取ボビンを巻取装置に装入し、 2つのボビンを受け入れる装置を用いて、両フランジの
    軸心が合わされ、かつ、巻取芯に面していない側のフラ
    ンジ面で巻取圧力を受け入れて支持されるように巻取装
    置内に巻取ボビンを定着させ、その際、ボビン受入装置
    が、ボビンを受け入れている間、取り外し可能フランジ
    のゆるみを防止するボビンのロッキング装置と協調作動
    して、ロッキング装置を、そのロッキング位置に固定
    し、 制御装置によって、線材が予め決められた形でボビンに
    巻き付けられるよう制御される送り装置を用い、巻取線
    材を巻取ボビンに巻き付け、 取り外し可能なフランジと巻取芯とをしっかり連結し、
    巻き取りおよび輸送時に、取り外し可能なフランジが巻
    取芯から抜け落ちないようにするとともに、 予定した状態までボビンに線材が巻き付けられると、直
    ちに巻き取りを終了させ、巻取装置からボビンを取り出
    すが、その際、直前、同時または直後に、巻取線材を切
    断し、巻取線材のボビン側末端を巻取ボビンに固定する
    ことを特徴とする巻取線材の束の製造方法。
  2. 【請求項2】少なくとも1つのボビン受入装置が、駆動
    装置と連結され、 巻取ボビンが、巻取線材を巻き取るために、そのボビン
    受入装置を介して回転するようになっていることを特徴
    とする請求項1記載の巻取線材の束の製造方法。
  3. 【請求項3】送り装置が駆動装置と連結され、それによ
    って、送り装置が、ロープ状の線材を巻き取るために、
    静止したボビンの周囲を移動するようになっていること
    を特徴とする請求項1記載の巻取線材の束の製造方法。
  4. 【請求項4】巻取芯の直径の小さい方の末端領域にボビ
    ンを受け入れた後、送り装置を位置決めし、 予め決められた巻き数と予め決められた巻付傾斜を持っ
    た第1巻付状態に巻き取り、 巻取芯の最小径位置に接するこの第1位置に送り装置を
    引き戻す際に、同じ巻き数と同じ巻付傾斜を持つ第2巻
    き付け状態が形成され、 その都度巻き数を増しながら、引き続いて巻き付けてい
    き、その際、それぞれの巻き数は、巻き付けられた状態
    の少なくとも一部がボビンの縦断面で巻取芯に対し傾斜
    した状態を保ちながらボビン上に巻き付けられていくよ
    うに選定されており、さらに、巻き数を増しながら最終
    巻き数に達するまで、この巻取過程を続行して、巻取芯
    の直径の大きい末端まで巻き付け、 さらに、巻き付けられて、その巻き数が最終巻き数と同
    数になるか、もしくはそれよりも少なくなるまで、巻取
    過程を続行することを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれかに記載の巻取線材の束の製造方法。
  5. 【請求項5】互いに連続して形成される巻付層の巻き数
    の増加が限定されており、多数の巻付層が形成された後
    で、かつ、その層の最終巻き数に達する前に、個々の巻
    付層の少なくともいくつかは、巻取ボビンの回転軸まで
    の距離が、巻取芯の直径の小さい末端に取り付けられて
    いるフランジの領域で、最大に達することを特徴とする
    請求項4記載の巻取線材の束の製造方法。
  6. 【請求項6】長く延びた巻取線材を巻取ボビンに巻き取
    るとともに、包装せずに輸送できる巻き束を作り上げる
    請求項1から請求項5のいずれかに記載の方法を実施す
    るための装置であって、 ボビンをその末端領域に受け入れて、軸心を合わせ、そ
    の際、受け入れた巻取ボビンの縦軸に、本質的には垂直
    に位置するようになっているボビン受入装置と、 長く延びた巻取線材をボビンに移送し、ボビンの縦軸と
    平行に移動できるようになっている送り装置と、 ボビン受入装置または送り装置と連結され、ボビンもし
    くは送り装置のいずれかを、ボビン縦軸の周りで回転さ
    せるようになっている駆動装置と、 少なくとも1つのボビン受入装置を、ボビンに対して相
    対的に移動させることができ、それによって、巻取ボビ
    ンを巻取装置に持ち込んだり、そこから取り出したりす
    ることができる持上げ装置と、 巻取ボビンないしは送り装置の回転運動および送り装置
    のボビンに対する平行移動を制御して、予め決められた
    形状となるようにボビンに巻き付ける制御装置とを装備
    するとともに、 ボビン受入装置が、円錐形芯を備えたプラスチック製の
    巻取ボビンを受け入れるように構成され、その際、巻取
    ボビンの少なくとも1つのフランジが、取り外しできる
    ように芯に連結されており、 第1下側ボビン受入装置(103)が、プレート(108,10
    9)を備え、そのプレートによって、巻取ボビンの第1
    下側フランジ(53)が直接支持されており、 上記支持プレートにはテーパー(111)がつけられてお
    り、そのテーパーは、巻取ボビンを心合わせするため、
    これに対応してフランジ(53)にあけられている穿孔
    (72)にはめ込まれ、 第2上側ボビン受入装置(104)が、本質的には円形の
    プレート(120)を備え、そのプレートは、巻取ボビン
    の上側フランジがボビン受入装置によって支持されてい
    るように形成されており、 上記プレート(120)は、巻取ボビンへ向けて突き出て
    いる第1調心装置(112)を備え、その調心装置の上端
    部が巻取芯の内壁に接していることを特徴とする巻取線
    材の束の製造装置。
  7. 【請求項7】上記調心装置(112)がリブとして形成さ
    れ、上記プレート(120)に固定されていることを特徴
    とする請求項6記載の巻取線材の束の製造装置。
  8. 【請求項8】第2リブ(113)が、上記調心リブ(112)
    と同心円をなしてプレート(120)に取り付けられてお
    り、そのプレートによって、巻取ボビンの上記上側フラ
    ンジ(54)が支持されていることを特徴とする請求項7
    記載の巻取線材の束の製造装置。
  9. 【請求項9】上記持上げ装置が、上側ボビン受入装置の
    プレート(120)と連結されていることを特徴とする請
    求項6から請求項8のいずれかに記載の巻取線材の束の
    製造装置。
  10. 【請求項10】包装せず輸送できる巻き束を作り上げる
    巻取ボビンであって、 長く延びた、針金、撚り線、プラスチック被覆撚り線な
    どの金属を含む巻取線材を受け入れるため、直径の小さ
    い第1末端と直径の大きい第2末端を備えていて、本質
    的には回転対称をなす円錐形空洞巻取芯を装備してお
    り、 その際、円錐形巻取芯(2)の空洞(2e)は円錐形をな
    し、その外側表面(2c)の円錐角(18)と内側表面(2
    d)の円錐角(19)とは本質的に一致し、かつ、その空
    洞(2e)は、直径の大きい第2末端に向けて開放されて
    いて、巻取芯(2)の直径の大きい方の第2末端にはフ
    ランジがとりつけられているとともに、 第1フランジおよび第2フランジを備えていて、その第
    1フランジ(3)は、巻取芯(2a)の直径の小さい方の
    第1末端(2a)に、取り外しできるように取り付けられ
    ており、かつ、上記第1フランジ(3)と巻取芯(2)
    を互いに連結する連結装置(9,10,23)を備えていて、
    巻き取り中および輸送中にフランジが巻取芯から抜け落
    ちないようになっており、また、上記連結装置には、互
    いに間隔をおいて半径方向内側に突き出た切欠突起(6
    4)がついていて、その切欠突起は、組み込まれた状態
    では、それに対応して取り外し可能なフランジ(53)に
    形成された半径方向に延びる保持用突起(79)と協調作
    動し、その結果、取り外し可能なフランジと巻取芯と
    は、巻取ボビン(50)の回転軸(56)の軸方向、すなわ
    ち、縦方向に、互いに係合状態に保持されるようになっ
    ていること、および、少なくとも1つのロッキング部材
    (86)を備えていて、取り外し可能なフランジと巻取芯
    とが、半径方向にしっかり連結されていることを特徴と
    する巻取ボビン。
  11. 【請求項11】巻取芯(2または52)が、プラスチック
    製であることを特徴とする請求項10記載の巻取ボビン。
  12. 【請求項12】取り外し可能なフランジ(3または53)
    が、プラスチック製であることを特徴とする請求項10ま
    たは請求項11記載の巻取ボビン。
  13. 【請求項13】巻取芯の直径の大きい方の末端に、第2
    フランジ(4または54)を備えており、そのフランジは
    巻取芯(2)と固定連結され、典型的には、巻取芯
    (2)と一体になっていることを特徴とする請求項10か
    ら請求項12のいずれかに記載の巻取ボビン。
  14. 【請求項14】支持用突起(79)が、フランジ(53)の
    外周方向に対して互いに間隔をおいており、その間隔
    は、上記切欠突起(64)の長さよりも大きいこと、およ
    び、支持用突起(79)と切欠突起(64)は、まず、切欠
    突起を備えた巻取芯(52)が上記支持用突起の間に置か
    れ、次にフランジと巻取芯が予め決められた角度だけ互
    いに回転し、その結果、上記支持用突起と上記切欠突起
    が噛み合わされるという方法で、互いに噛み合うように
    なっていることを特徴とする請求項10記載の巻取ボビ
    ン。
  15. 【請求項15】少なくとも1つのロッキング部材(86)
    を備えており、そのロッキング部材は、上記支持用突起
    (79)の間に設けられた中間空隙にはまり込み、巻取芯
    (52)と取り外し可能なフランジ(53)の相対運動を封
    じるようになっていることを特徴とする請求項14記載の
    巻取ボビン。
  16. 【請求項16】上記ロッキング部材(86)が、弾性変形
    要素として形成され、取り外し可能なフランジに保持さ
    れ、かつ、巻取芯(52)とフランジ(53)を組み合わせ
    たり、外側から工具を用いて取り外したりする際には、
    弾性変形することができ、変形すると、上記保持用突起
    間の中間空隙が解放されて、巻取芯と上記取り外し可能
    なフランジとの間の回転運動が可能になり、 しかも、ロッキング部材は変形した後、最初の状態に復
    帰すると、巻取芯と取り外し可能なフランジとの間の回
    転運動が阻止されるようになっていることを特徴とする
    請求項15記載の巻取ボビン。
  17. 【請求項17】ロッキング部材が張り出し部(93)を備
    えており、その張り出し部は、巻取ボビン(50)が、取
    り外し可能なフランジ(53)と同一平面ないしは対応し
    て形成される平面に立っていれば、ロッキング部材は巻
    取芯の自由回転を許すような位置には到達しないように
    形成されていることを特徴とする請求項16または請求項
    16記載の巻取ボビン。
  18. 【請求項18】取り外し可能なフランジ(3または53)
    が、本質的には円板状のフランジ面(26および66)を備
    えており、その円板状部分の巻取芯に面していない側に
    は、円周方向および半径方向に延びる補強リブが取り付
    けられていることを特徴とする請求項10から請求項17の
    いずれかに記載の巻取ボビン。
  19. 【請求項19】固定フランジ(4または54)に、円周方
    向および半径方向に延びる補強リブが取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項10から請求項18のいずれかに
    記載の巻取ボビン。
  20. 【請求項20】取り外し可能なフランジ(3または53)
    および上側フランジ(4または54)の補強リブが、互い
    に積み重ねる際には、互いに組み合わされるように形成
    され、また、巻き付け終わったボビンの場合には、上側
    および下側フランジの補強リブが互いに噛み合わされ
    て、形状が変わらないように連結され、フランジ同士が
    互いにずれないようになっていることを特徴とする請求
    項18または請求項19記載の巻取ボビン。
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