JPH08503401A - 目視用套管針とその目視化挿入方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 腹腔鏡検査手術用の套管針（１２）とスリーブの組立体（１１）であって、套管針（１２）には透明先端（２２）を備えると共にビデオコンソールに供給するために光望遠鏡を収納させ、套管針（１２）が腹腔壁を通して腹腔内に挿入されている間に腹腔壁の血管の損傷もしくは腹腔内にある内臓の損傷を避けるためにビデオコンソールで目視化を可能にする。目視化がいったん確立されると、従来の腹腔鏡検査手術を安全に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 目視用套管針とその目視化挿入方法 技術分野 本発明は手術及び治療用の腹腔鏡外科手術器具に関し、詳述すれば外科手術を 行うための目視用套管針の腹腔鏡検査手術器具とその手術器具の使用法に関する ものである。 発明の背景 手術ならびに治療用の腹腔鏡は今日米国において最も普通に行われている外科 手術器具である。従ってこの器具に関連して起こる欠点は重要な公衆衛生上の問 題を提起する。 従来公知の腹腔鏡手術は通常次のように行われている。 １）バレス注射針として公知の器具が患者の臍を通して腹腔鏡に手探りで挿入 されている。 ２）二酸化炭素がバレス注射針を通して腹部に手探りで送出されている。 ３）套管針と套管針スリーブとから成る腹腔鏡組立体が腑を通して腹腔の腹壁 中に手探りで挿入されている。 ４）套管針が套管針スリーブから抜き取られ、スリーブ内に配置された光源を 備える光望遠鏡が腹腔の内部の目視化を可能にする。 ５）確実な目視化がいったん確立されると、各種の外科的手術が腹腔鏡スリー ブにある中央開口部を通して安 全にかつ遠隔手術のできる外科的手術器具を用いて従来公知の方法で行うことが できる。 医学上の文献には上述した腹腔鏡手術の最初の２つの行程を省略でき、腹腔鏡 套管針組立体を腹腔内に手探りで直接挿入できる報告がある。これらの文献は、 腹腔壁を通して腹腔内に挿入するのは手探り状態であることに変わりがない故に 、改良されるべき欠点がなお考えられることを示している。 発明の概要 従って、本発明の主たる目的は腹腔外科医に患者の腹腔もしくは他の体腔に直 接目視の下に挿入できる改良された目視用腹腔鏡手術器具を提供することにある 。この目視用腹腔鏡手術器具は上述の腹腔手術の治療の処置に現在用いられてい る手探り式挿入外科的手術処置に関連して起こる欠点を除去することができる。 本発明の実施例において、改良された腹腔鏡手術器具は、腹腔壁を形成する人 の皮膚の層ならびに肉を通しての挿入に適する光透過物質で形成された先端を有 する細長い套管針を備えている。光透過材料製の先端はなるべくなら光を外側か ら患者の腹腔もしくは他の体腔内に投射しかつ外科手術用に構成された従来の小 型化光望遠鏡の適切な受光器に対する光映像の受像ならびに指向用の光透過及び 映像素子を形成する形状にすることが好ましい。中空状の套管針は套管針が腑に 剌して患者の皮膚と腹壁層を通して腹腔内に挿入されている間に、腹腔鏡処 置に用いることができる光映像の誘導ならびに伝送用の光源と受光器たとえばフ アイバーオプテック光結合素子の束の電圧印加に不可欠な給電導線と共に小型化 光望遠鏡の素子を収納させるに十分な直径を有する中央通路を備えている。 本発明の好ましい実施例では、腹腔鏡器具は中空管状套管針スリーブを備え、 該スリーブは套管針とスリーブの組立体を形成するため套管針の全長のかなりの 部分を取り囲んでいる。套管針は套管針スリーブに対して長手方向に摺動でき、 それにより套管針とスリーブの組立体を患者の腹腔の腹壁の所望の楊所で所望の 深さに目視方向に調整して配置した後、それを移動させ得る。その後、套管針を いくぶん大きめのファイバーオプテック光望遠鏡とビデオ映像シスデムと、套管 針スリーブの中央開口部を通して挿入される他の遠隔操作のできる外科手術用器 具とに従来公知の方法で取り換えることができる。 本発明は中空套管針に光源を有する小型化光望遠鏡を適当な小型化給電導線と フアイバーオプテック結合素子と受光器素子と共に取付けることにより腹腔鏡手 術を開始することから成る腹腔鏡手術器具の使用方法を提供することにある。そ の後、光望遠鏡を電源とビデオディスプレイに供給される受電器の出力から電圧 印加される。この構成につづき、套管針の照明先端を挿入される患者の腹部の適 当な楊所たとえば腑の上に置きながらビデオディスプレイでこのような位置を観 察する。その後、照 明套管針を患者の腹壁に緩やかに押圧し、それを慎重に刺して挿入しながら套管 針の組立体が腹腔乃至は他の体腔壁にそれを通って移動する進み具体を観察する 。この工程中に外科手術者は、套管針の先端の適切な方向と進み具体の調整によ り套管針が腹腔の適当な場所もしくは腹腔壁内の血管の損傷もしくは腹腔内の内 蔵を損傷させる深さに入らないようにできる。 図面の簡単な説明 第１図は従来技術により構成されたトランペット弁と止め栓の構成部材を有す る周知の套管針とスリーブの組立体の側面図である。 第２図は第１図に示した組立体と異なるトランペット弁の構造を有しかつ従来 技術により構成された周知の套管針スリーブの側面図である。 第３図は第２図に示したスリーブを用いての使用に適しかつ従来技術により構 成された周知の套管針の側面図である。 第４図は本発明により構成された透明先端を有する改良された套管針の縦断面 図である。 第５図は第４図に示した改良された套管針を用いる使用に適した中空套管針ス リーブの縦断面図である。 第６図は第４図及び第５図のものを用いかつ本発明により構成された中空套管 針とスリーブの組立体の縦断面図である。 第７図は本発明による構成された特別な外部ハンドル を備えた改良された中空套管針の別の実施例の縦断面図である。 本発明を実施する最良の形態 図面の簡単な説明に記載したように、図面の第１図、第２図及び第３図は従来 技術による周知の腹腔鏡検査手術たとえば腹腔鏡胆嚢摘除手術を行うために医療 専門家が現在用いている套管針とスリーブの組立体を具体的に示す。これらの図 において、第１図は第３図で最も詳しく示す細長い中実構造のステンレス鋼套管 針１２と第２図に示した中空の管状套管針スリーブ１５とから成る周知の套管針 と套管針スリーブの組立体１１の側面図である。套管針１２は形状が角錐形もし くは円錐形のいずれかで、また患者の臍、皮膚層と腹腔壁を刺通すことができか つ物理的に貫通させて腹腔内部に近接するに十分な鋭さをもつ先細状先端１３を 備えている。套管針１２は適当な直径たとえば６乃至９ｍｍの中実棒であり、押 しキャップ１４で終端となり、この押しキャップ１４を押すことにより前記中実 の細長い棒１２を患者の臍に刺しそれを通して外科手術的挿入を容易にする。 套管針１２は第２図に示した套管針スリーブ１５内に物理的に支持されている 。套管針スリーブ１５は生物学的に適した材料たとえばステンレス鋼で形成した 円筒形中空チューブである。スリーブ１５は中央開口部を備え、その中央開口部 には套管針１２が比較的にきつく嵌合しているが、スリーブ１５に対して套管針 １２を長手方向 に摺動できかつ引き抜くことができるように十分にゆるくしてある。套管針１５ はほとんどの用途において第１図及び第２図に示したように少なくとも１つのト ランペット弁１６を有するだけでなく、第２図に符号１７で示した１つまたはそ れ以上の吹込み止め栓をも備えている。これらの部材のすべては周知の構造のも のであるので、本発明に関して詳細には説明しない。使用において套管針とスリ ーブの組立体は第１図に符号１１で示した通りとなる。 上述したように、従来の腹腔鏡検査手術は先ずバレス針（図示せず）を患者の 臍を通して患者の腹腔内に挿入して行う。その後、二酸化炭素をバレス針を通し て腹腔内に供給し、腹部の皮膚を引張って腑が腹腔内の内側ににあるいずれの臓 器からも離れるようにし腹腔内の明視化をよくする。この時点において、腹腔鏡 検査手術の套管針とスリーブの組立体１１を臍を通して腹腔内に手探りで挿入す る。 套管針とスリーブの組立体１１の挿入後、套管針１２を套管針スリーブ１５か らその付帯部材たとえば腹腔内に延伸しているトランペット弁１６を吹込み止め 栓１７を有するスリーブを残して抜き取る。従来の市場で入手できる構造の小型 光源を有する光望遠鏡を套管針スリーブ１５の中央開口部を通して挿入し、腹腔 内の臓器の明視化を確立させる。明瞭な明視化がいったん確立されると、套管針 スリーブ１５の中央通路を通して周知の方法 で腹腔の内部に挿入された遠隔操作の外科手術器具の使用により各種の外科手術 を安全に行うことができる。手術の完了により光望遠鏡を含むすべての器具を套 管針スリーブと共に抜き出して、それらが挿入された切開部を縫合する。 套管針とスリーブの組立体を従来周知の技術を用いて腹腔内に導入する工程は 手探り処置であって、挿入場所近くの腹腔壁にある血管と腹腔内に位置する臓器 に対する損傷をしばしば生じさせる。 血管乃至内蔵に与える損傷を避けるために、本発明が想着されたもので、本発 明を添付図面の第４図乃至第６図と、本発明による套管針の変形例を示す第７図 について説明する。 第４図は人間の皮膚に適した非可撓性材料（たとえばステンレス鋼）で形成し た中空管状本体２１を有する細長い円筒状套管針の長手方向軸線に沿う縦断面図 である。套管針２１は套管針の対向端に固定させた押しキャップ２３を物理的に 押圧ずることにより人間の皮膚と肉の層を通して外科手術的に挿入できるに十分 な鋭さを有する先端２２を備えている。先端２２は軽量透明材料たとえばガラス もしくは宇宙時代のプラスチックから形成され、かつ光を外側から患者の複部も しくは他の腹腔内に投射し、また受像した光像を適当な光受像器２４に向かって 戻す光透過及び映像部材を形成する形状にする。先端２２は第４図に示したよう に固い刺通し尖端を有し、その 剌通し尖端は角錐もしくは円錐形状にさせることができる。 光受像器２４は市場で入手できる外科手術用の小型医療用光望遠鏡の一部分で あって本発明のものではない。受像器２４はファイバーオブテック光結合素子（ 図示せず）の束の複数の受光入力端又は変形例として電気信号変換器に対する半 導体光線から構成することができる。套管針２１は中央開口部２５を有し、中央 開口部２５はフアイバーオプテック素子の束、半導体レーザーもしくは給電導線 又はフアイバーオプテック光結合素子（図示せず）を有する白熱電球により構成 された光源１６のような小型光望遠鏡の素子の通路を収納するに十分な直径を備 えている。これらの素子は光望遠鏡装置の一部分を構成するビデオカメラ２７に ビデオ信号を発生させかつ供給するためにファイバーオプティカル素子もしくは 電気信号結合素子と共に光源２６と受光器２４（もしくは必要の場合は変換器） を励磁させる。ビデオカメラ２７は套管針が腹腔中に進入される前に臍の皮膚層 に挿入されかつ剌通されている間に治療と手術の目的のために有用なビデオ映像 を発生させるために適当なビデオモニターを励磁させる。 第４図に示した套管針２１は第５図に示した套管針スリーブ２８に使用するよ うに構成されている。套管針スリーブ２８は開口端を有するステンレス鋼もしく は他の同様の細長い中空管状本体から成り、開口端を通して套 管針２１の透明尖端２２を突出させ、開口端に対向する他端にはゴム製の密封キ ャッブ２９を備えている。中空状套管針スリーブ２８にはトランペット弁１６を 第２図に符号１７で示した吹込み止め栓とを備えることが好ましい。必要ならば 、第２図に示した套管針スリーブ１５と第５図に示した套管針２８とを互いに交 換可能に形成することができる。 套管針スリーブ２８は第６図に示した套管針とスリーブの組立体を形成させる ためその全長にわたって套管針２１を物理的に包囲しかつ収納するように構成さ れている。套管針２１は套管針スリーブ２８に対して長手方向に摺動することが できるので、套管針は套管針２１とスリーブ２８の組立対を患者の腹腔に所望の 楊所でかつ所望の深さまで目視外科手術的に挿入した後に取り外すことができる 。套管針２１の取り外し後に、それを適当な周知のフアイバーオプテッキ光源と ビデオ映像装置（図示せず）と取換えかつ別の遠隔操作の外科手術器具を補充さ せ、その手術器具を套管針スリーブ２８の中央開口部を通し従来周知の方法で挿 入させるようにしてある。 第７図は套管針２１の変形例を示し、該変形例において符号３２と３３で示し た適当なハンドルを套管針２１の細長い管状本体の透明先端２２に対向する端部 においてその対向側面に配設してある。すべて他の点においては、第７図の套管 針は第４図に関して記載されたものと同様である。第７図の套管針２１と第６図 に示した組立 関係にある套管針スリーブ２８とを患者の臍を通して挿入するのはハンドル３２ と３３を用いてよりうまく達成でき、さらに容易に案内できる一方、患者の皮膚 の層と腹腔壁を通る套管針の進み具合を観察できる。腹腔壁にある血管と、腹腔 内にある内臓の位置が観察できる状態で腹腔に予備的に刺した套管針を観察する ことで套管針を腹腔に深く差し込むまでもなく、血管と内臓に与える損傷が避け られる。 光透過と受光素子を形成するために形成された軽量にして透明な材料から構成 された先端２２を有する中空状の腹腔鏡検査手術用の套管針２１を用いる腹腔鏡 手術を行うには、その前に先ず第４図もしくは第７図の套管針を用い中空状の套 管針とスリーブの組立体内に設けられた光源と、適当な小型受光器と、給電導線 とファイバーオプテック結合素子を有する小型化光望遠鏡を作動させることによ り手術手順が始まる。光源が作動した後に、受光器２４からの出力がビデオ受信 器２７を介してビデオ素子コンソール（図示せず）に供給される。そこで、套管 針２１の照明先端を患者の複部の所定の場所（たとえば臍）に刺し込み、その位 置をビデオディスプレイで観察する。その後、套管針とスリーブの組立体を患者 の腑の皮膚の層と支持肉中にゆっくりと押圧し、套管針の組立対が臍を通って進 入していく間にその進み具合をビデオディスプレイで観察する。この行程中に、 必要に応じて押しキャップ２３乃至両側のハンドル３２，３３を 操作することにより腹腔鏡外科医により套管針の位置を調整し、套管針が腹腔壁 にある血管もしくは腹腔内の内臓を刺し損傷させるおそれのある場所もしくは深 さまで刺通しないようにすることができる。 上述した手術中において、套管針２１とスリーブ２８の組立体を小型光望遠鏡 の光源とビデオ表示部材をその中に入れて同時に挿入できる。上述の通り、組合 わせ套管針とスリーブの組立体の目視に適した挿入を果たした後、套管針２１を その光源とビデオ表示部材と共にスリーブ２８から抜き取ると、このスリーブ２ ８は腹腔中に移植された状態で残る。移植された套管針スリーブ２８内には套管 針２１に代えて、従来周知の方法で套管針スリーブの中央開口部を通して挿入さ せる小型光望遠鏡のファイバーオプテック光源とビデオ映像装置と、必要に応じ て他の遠隔操作の外科用手術器具を共に入れ替えることができる。 本発明は医療専門家に腹腔鏡器具を提供するもので、該腹腔鏡器具は腹腔鏡外 科医が外科医自ら直接かつ目視してその器具の尖った先端が皮膚の層と腹腔の支 持壁を貫通するときの進み具合を追うことができる状態で患者の腹腔に挿入する ことができる。従って、深く腹腔に挿入する前に外科医は、支持壁中に血管があ るかどうか、又は選ばれた場所で套管針を深く入れ過ぎた場合に生じる刺傷ある いは損傷させた内臓があるかどうかを観察できる。その処置法と器具は腹腔中に 腹腔鏡検査手術用に 套管針とスリーブの組立体を移植するのに用いられる従来技術の周知の手探り式 腹腔鏡検査手術に関連する欠点を除去することができる。 本発明による腹腔鏡検査手術器具とその処置法の２つの実施例を上述したが、 本発明の他の変更及び変形は上述した記載から当業者には明らかとなる。従って 本発明の実施例中において特許請求の範囲に定めた本発明の範囲を逸脱すること なく各種の変更を行うことができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＮ ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ａ）第１端部を有する非可撓性細長部材と、 ｂ）光を投射しかつ光映像を受像するため細長部材の第１端部に設けた光透過 及び映像手段と ｃ）光透過及び映像手段を人間の肉体を通して人間の体腔内に挿入させるごと ができるように人間の肉体を刺通しするため光透過及び映像手段と連結可能な刺 通し手段とから成り、 ｄ）光透過及び映像手段を非可撓性の細長部材の第１端部に接続し、光透過及 び映像手段には透明材料で形成した光透過及び映像部材を備え、 ｅ）細長部材には光透過及び映像手段と連動させるために従来の望遠鏡の形状 にした照明手段と光受像手段を含有する内包手段を備え、内包手段を細長部材に 望遠鏡を着脱可能かつ摺動可能に挿入できかつ細長部材から望遠鏡を摺動可能に 取り外すことができる形状にしたことを特徴とする外科手術器具。 ２）刺通し手段には光透過及び映像手段上に形成した鋭い先細の尖端を備えた ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の外科手術器具。 ３）細長部材を中空状にしたことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の外科 手術器具。 ４）光透過及び映像手段には光透過性テーパー部と光透過性非テーパー部とを 備え、非テーパー部を細長部材の第１端部において凹部に形成したことを特徴と する請 求の範囲第１項に記載の外科手術器具。 ５）光透過及び映像部材の非テーパー部の横断面をほぼ円形にしたことを特徴 とする請求の範囲第４項に記載の外科手術器具。 ６）非テーパー部を細長部材の第１端部に一体的に接合することを特徴とする 請求の範囲第４項に記載の外科手術器具。 ７）光透過及び製造部材をガラス製にしたことを特徴とする請求の範囲第１項 に記載の外科手術器具。 ８）光透過及び映像部材をプラスチック製にしたことを特徴とする請求の範囲 第１項に記載の外科手術器具。 ９）細長部材には第１端部に対向する第２端部を備え、細長部材の操作を容易 にするために第２端部に隣接してハンドル手段を配設したことを特徴とする請求 の範囲第１項に記載の外科手術器具。 １０）外科手術器具を人間の肉体を通して人間の体腔に挿入するための目視化 挿入方法において、 ａ）中空状套管針に管状本体を備え、透明材料の光透過及び映像部材を形成し 、光透過及び映像部材が人間の肉体に刺し通して人間の体腔に挿入できるような 先端を備え、 ｂ）光透過及び映像部材を生物学的に適合性のある材料で形成した管状本体の 一端に接合させ、 ｃ）光望遠鏡の形状における照明手段と光受像手段を光透過及び映像部材に近 接する中空状の套管針中に摺動 可能に配設し、光透過及び映像部材が人間の肉体を通して人間の体腔中に挿入さ れている間に照明手段からの光を光透過及び映像部材から外側に投射可能にし、 かつ光受像手段に光透過及び映像部材の外側から光透過及び映像部材を通過する 光像を受像可能にさせ、光透過及び映像部材には人間の肉体と体腔の受像可能な 像を備えることを特徴とする目視化挿入方法。 １１）光透過及び映像部材を有する中空状の套管針をスリーブ中に摺動可能に 配置し、光透過及び映像部材とスリーブとを肉体を通して体腔内に挿入できるよ うに光透過及び映像部材だけがスリーブの一端から突出するようにスリーブに対 して中空状の套管針の位置を固定させたことを特徴とする請求の範囲第１０項に 記載の目視化挿入方法。 １２）光透過及び映像部材が肉体を通して体腔に挿入されている間に挿入中の 光透過及び映像部材の内部位置の連続的なビデオ促進可視映像を得るために光受 像手段により受像された光像をビデオスクリーンで監視することを特徴とする請 求の範囲第１０項に記載の目視化挿入方法。 １３）中空状の套管針から光望遠鏡を摺動可能に取り外し、套管針を光望遠鏡 から分離させることを特徴とする請求の範囲第１０項に記載の目視化挿入方法。 １４）光透過及び映像部材を有する中空状の套管針をスリーブから摺動可能に 取り外し、スリーブを肉体を通 して体腔内に挿入させた状態で保持することを特徴とする請求の範囲第１１項に 記載の目視化挿入方法。