JP4246233B2 - 内臓吻合用マーカー及びマーカー配置装置 - Google Patents

内臓吻合用マーカー及びマーカー配置装置 Download PDF

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Description

本発明は、超音波断層画像上に表示されるマーカー部を備える内臓吻合用マーカー、及びそのマーカー部を体腔内に配置させるマーカー配置装置に関する。
開腹手術において、十二指腸閉塞の対症療法として胃空腸吻合術が行われている。また、腹腔鏡下手術においても胃空腸吻合術が実施されている。しかし、それらの手術は患者の身体への侵襲が大きく、末期癌の患者等、体力の衰えた患者への適用は困難である。一方、胃空腸吻合術は、欧米において、極度の肥満に対する治療方法として注目されている。
近年、胃空腸吻合術を、患者の身体への負担を軽減する目的で、経内視鏡的に行うことが提案されている。
そして、特許文献1には、イルミネータの先端部を発光させることによって、経口的に挿入された内視鏡を経胃的に腹腔内に挿入して、腹腔内の処置を行うことが可能な内視鏡的腹腔内処置システムが示されている。
しかし、経内視鏡的に胃空腸吻合術を行う場合、内視鏡観察画像を観察して胃と空腸との間に存在する血管の位置を把握することが困難である。そのため、経内視鏡的に胃から空腸に向けて穿孔を行った場合、血管或いは他の臓器に不要な損傷を与えるおそれがある。そのため、経内視鏡的に胃空腸吻合術を行う内視鏡として超音波断層画像上に血管等が表示される超音波内視鏡を使用し、超音波内視鏡ガイド下で穿刺(穿孔)を行うことが提案されている。
特開2004-267772号公報
しかしながら、空腸は腹腔内に複雑な構造で配置されている上、解剖学的にも個人差が大きな臓器である。即ち、超音波断層画像上において、目的部位である空腸を明確に特定することは困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、超音波内視鏡ガイド下において、胃から空腸の目的部位を特定して、確実な穿刺を可能にする内臓吻合用マーカーを提供することを目的にしている。
本発明の内臓吻合用マーカーは、超音波を反射する弾性部材であって、無負荷状態において環状な複数のマーカー部と、前記複数のマーカー部を、予め設定した間隔で連結する連結部材と、前記複数のマーカー部のうち、端に位置するマーカー部の1つに一端部が固定され、他端部が体外に導出される長さを有する紐状部材とを具備している。
この構成によれば、まず、経内視鏡的に、連結部材によって所定の間隔で連結されたマーカー部を空腸に配置する。次に、超音波内視鏡を胃内に導入して、超音波断層画像上にマーカー部を表示させて目的部位を特定する。その後、血管等を避けて、離間したマーカー部の間に向けて穿刺を行う。
本発明によれば、超音波内視鏡ガイド下において、胃から空腸の目的部位を特定して、確実な穿刺を可能にする内臓吻合用マーカーを実現できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1乃至図12は内臓吻合用マーカー及びマーカー配置装置の第1実施形態に係り、図1は内視鏡と、内視鏡の処置具チャンネルを介して体腔内に導入されるマーカー配置装置との関係を説明する図、図2は内臓吻合用マーカと、装置本体と、押し出し部材とを説明する分解斜視図、図3は円環状の溝を複数設けた金属製のマーカーの表面を説明する図、図4は内臓吻合用マーカと、装置本体と、押し出し部材とで構成されたマーカー配置装置の構成を説明する断面図、図5は胃空腸吻合術を行う目的部位の説明、及び内視鏡が十二指腸に挿通された状態を説明する図、図6は超音波内視鏡の先端部の構成を説明する斜視図、図7は図6に示す超音波内視鏡の正面図、図8は内視鏡挿入部を介して体腔内に導入されるマーカー配置装置の挿入手順を説明する図であって、図8(a)はマーカー配置装置の挿入部を処置具導入口から処置具チャンネル内に導入している状態を示す図、図8(b)は目盛りを読み取って挿入部の先端面を挿入している状態を説明する図、図9はマーカー配置装置のマーカー収納空間部に収納されているマーカー部を空腸に配置する手順を説明する図であって、図9(a)は挿入部の先端面を目的突出位置に配置させた状態を示す図、図9(b)は押し出し部材の第1段階目の押し込み操作が停止された状態を示す図、図9(c)は挿入部の先端面を目的突出位置から所定距離後退させた状態と、押し出し部材の第2段階目の押し込み操作を完了状態とを説明する図、図10はマーカー配置装置によって、2つのマーカー部を空腸内に配置した状態を説明する図、図11は超音波内視鏡の超音波領域内に2つのマーカー部をとらえた状態を説明する図、図12は超音波領域内にとらえられた2つのマーカー部の超音波断層画像を示す図である。
図1に示すようにマーカー配置装置(以下、配置装置と略記する)1は、装置本体2と押し出し部材3とを備えて主に構成されている。装置本体2は、後述する内臓吻合用マーカー(図2の符号20参照)の有する複数のマーカー部が先端側に収納されるチューブ体で構成された挿入部2aと、該挿入部2aの基端部が連結される筒体2bとを備えて構成される。押し出し部材3は、装置本体2を構成する挿入部2aの貫通孔内に摺動自在に配置されるチューブ体で構成された後述するマーカー導出部(図2の符号3a)と、該マーカー導出部3aの基端部が連結される管体3bとを備えて押し出し部材3とを備えて構成される。挿入部2a及びマーカー導出部3aは可撓性を有しており、該マーカー導出部3aが該挿入部2a内に挿通された状態のマーカー配置装置1の挿入部(図4の符号1A参照)は、後述する内視鏡10の備える処置具チャンネル17を介して体腔内に導入される。なお、符号23は後述する紐である。
内視鏡10は、体腔内に挿入される細径で長尺な内視鏡挿入部11と、この内視鏡挿入部11の基端側に連設する操作部12と、この操作部12の一側部から延出するユニバーサルコード13とを備えて構成される。
内視鏡挿入部11は、先端側から順に、先端硬性部14、湾曲部15、可撓管部16を連設して構成されている。先端硬性部14内には、撮像手段としてCCD、CMOSなどの撮像素子、観察光学系などを備えて構成された撮像ユニット(不図示)と、体腔内の観察対象部位を照明するための照明光を供給するライトガイドの先端面に臨む照明光学系等が内蔵されている。先端硬性部14の先端面には、観察光学系を構成する図示しない観察窓、照明光学系を構成する図示しない照明窓、処置具チャンネル17の先端開口17a等が備えられている。
操作部12には、湾曲操作ノブ12aと、撮像手段のフリーズ、レリーズ等の指示等をするための各種スイッチ12bと、送気送水ボタン12c、吸引ボタン12dなどが備えられている。符号12eは処置具導入口である。
ユニバーサルコード13の図示しない端部には、外部装置である光源装置に脱着自在に接続される内視鏡コネクタが設けられている。内視鏡コネクタには、外部装置であるプロセッサと電気的に接続するための電気コネクタが設けられている。
内臓吻合用マーカー(以下、マーカーと略記する)20及び配置装置1について説明する。
図2及び図3を参照してマーカー20を説明する。
図2に示すようにマーカー20は、複数、例えば2つのマーカー部21と、連結部材であって2つのマーカー部21を連結する一対の紐状の連結糸22と、手術糸等の紐状部材である操作糸23とを備えて構成されている。マーカー部21は、超音波を反射する弾性部材である例えばタングステン等の金属製、或いはグリルアミド等超弾性の樹脂製で、無負荷状態においては図に示すように環状になる。マーカー部21が金属製の場合、図3に示すようにマーカー部21の表面には超音波を反射させるための複数の円環状の溝21aが高密度に設けられている。一方、マーカー部21が樹脂製の場合には、マーカー部21を成形する樹脂材料には、フェライト、タングステン粉末、アルミナ粉末、ガラスビーズ、グラスファイバー、炭素繊維等の超音波反射物質を混入される。
連結糸22は、2つのマーカー部21の間隔を予め設定した間隔となるように、それぞれのマーカー部21に連結される。本実施形態において連結糸22の端部のそれぞれの固定位置は、各マーカー部21の中心を挟んで対向する位置関係、即ち、固定部24a、24bを結ぶ線分が環状の略直径となるように設定されている。
操作糸23は、一方のマーカー部21にのみに固定される。具体的な操作糸23の固定位置は、2本の連結糸22の固定部24a、24bの略中間位置である。なお、本実施形態において、操作糸23が固定されるマーカー部21を符号21Eとする。
図2及び図4を参照して装置本体2と押し出し部材3とについて説明する。
図2に示すように装置本体2は、挿入部2aと筒体2bと備えて構成されている。挿入部2aの外径寸法は、内視鏡10の有する処置具チャンネル17内に挿通可能な寸法に設定されている。挿入部2aの手元側の外表面には体腔内への導入量を目視にて確認するための目盛り2cが設けられている。
一方、筒体2bの先端側には挿入部2aの基端部が固設される連結部2dが設けられている。また、筒体2bの基端側には指掛け部となる筒体フランジ部2eが設けられている。図2、図4に示す符号2fは挿入部2aの有する挿入部貫通孔である。図4に示すように筒体2bには管体3bが摺動自在に配設される管体配設穴2gが設けられている。符号2hは管体配設穴2gと先端面側の外部とを連通する連通孔であり、連通孔2h内には前記マーカー導出部3aが挿通される。
なお、図において連通孔2hの内径寸法は、管体配設穴2gの内径寸法より細径であるが、連通孔2hの内径寸法は管体配設穴2gの内径寸法と同径で形成するようにしてもよい。
図2に示すように押し出し部材3は、マーカー導出部3aと管体3bとを備えて構成されている。マーカー導出部3aは、図4に示すように前記挿入部2aの挿入部貫通孔2f内に摺動自在に配置される。
図2、図4に示すようにマーカー導出部3aは前記操作糸23が挿通される導出部貫通孔3cを備え、該マーカー導出部3aの先端面は前記マーカー部21を押し出す押し出し面3dとして構成されている。
一方、管体3bは、図4に示すように前記操作糸23が挿通される管体貫通孔3eを備えている。管体3bの先端側にはマーカー導出部3aの基端部が固設される連結部3fが設けられている。
図2に示すように管体3bの外表面には、例えばOリングを配置して構成された例えば2つの周状の凸部3g、3hが所定の位置に設けられ、該管体3bの基端側には管体フランジ部3iが設けられている。管体フランジ部3iの先端面は筒体フランジ部2eの基端面に当接する当接面3kとして構成されている。管体フランジ部3iには管体貫通孔3eから延出された操作糸23を固定保持するためのスリット3mが形成されている。操作糸23はスリット3mに対して着脱自在である。
第1の凸部3gから当接面3kまでの距離は、後述するマーカー収納空間部4を考慮して設定される。一方、第1の凸部3gから第2の凸部3hまでの距離、及び第2の凸部3hから当接面3kまでの距離は同寸法であり、図4に示す弾性変形されてマーカー収納空間部4内に収納されたマーカー部21を一つずつ押し出すために必要な寸法を考慮して、設定されている。
なお、図4中の符号2iは周状の凹部であり、管体配設穴2gの所定位置に設けられ、前記凸部3f、3gが係入配置される。
ここで、配置装置1の組立手順を説明する。
配置装置1は、装置本体2と押し出し部材3とマーカー20とを例えば以下の手順で組み付けていくことによって構成される。
まず、作業者は、装置本体2を構成する筒体2bに設けられている筒体フランジ部2eに形成されている基端開口から押し出し部材3を構成するマーカー導出部3aを管体配設穴2g、連通孔2hを介して挿入部貫通孔2f内に挿通していく、その後、管体3bを前記基端開口から管体配設穴2g内に挿通する。そして、作業者は、管体3bの外表面に設けられている第1の凸部3gを管体配設穴2gの内周面に設けられている周状凹部2iに係入配置させる。
このことによって、マーカー導出部3aの先端面が挿入部2aの先端面から所定寸法Lだけ基端側に配置された状態で押し出し部材3が装置本体2に保持された状態になって、挿入部2aの挿入部貫通孔2fの先端側にマーカー収納空間部4が構成される。
次に、作業者は、押し出し部材3の管体3bに設けられた第1の凸部3gが装置本体2の筒体2bに設けられた管体配設穴2gの周状凹部2iに配設された状態において、マーカー20を構成する操作糸23を装置本体2を構成する挿入部2aの先端開口から挿入部貫通孔2f内に挿通させ、該挿入部貫通孔2f内に配置されているマーカー導出部3aの先端開口から導出部貫通孔3c内に挿通していく。すると、操作糸23は、マーカー導出部3aの導出部貫通孔3cを通過した後、管体3bに設けられている管体貫通孔3eに挿通され、その後、管体3bのフランジ部側の基端開口から外部に導出される。
ここで、作業者は、操作糸23を手元側にたぐり寄せる一方、2つのマーカー部21のうちの一方である、操作糸23が固定されているマーカー部21Eを該マーカー部21Eの有する弾性力に抗して変形させてマーカー収納空間部4内に配置させる。その後、操作糸23をさらに手元側にたぐり寄せて、マーカー導出部3aの押し出し面3dにマーカー部21Eを当接させる。そして、この当接状態を保持するため、作業者は、前記基端開口から導出された操作糸23をスリット3mに固定保持させて、操作糸23を引っ張り状態に維持する。
続いて、作業者は、連結糸22をマーカー収納空間部4内に収納すると共に、他方のマーカー部21を該マーカー部21の有する弾性力に抗して変形させてマーカー収納空間部4内に配置する。このことによって、図4に示すように押し出し部材3の管体3bが装置本体2の筒体2bに設けられた管体配設穴2gに配設された状態であって、かつマーカー収納空間部4内に2つのマーカー部21、21Eを収納した配置装置1が構成される。
このように構成された配置装置1は、滅菌袋に収納された状態でユーザーに提供される。
上述のように構成した配置装置1の作用を説明する。
経内視鏡的に、図5に示す胃の目的部位Aと空腸の目的部位Bとを吻合する胃空腸吻合術を行うにあたって、ユーザーは、前記配置装置1と、前記内視鏡10と、後述する超音波内視鏡とを用意する。
なお、超音波内視鏡5は、図6に示すように内視鏡挿入部5aの先端硬質部5bには超音波による音響的画像情報を得るための超音波振動子部6が設けられている。超音振動子部6は、筐体であるノーズピース6aと、超音波送受信部6bとを備えて構成されている。超音波送受信部6bはノーズピース6aの略中央部に形成された切り欠き部に一体的に配設されている。
超音波振動子部6は、コンベックス型の超音波送受信部を備えており、挿入軸方向に対して斜め前方方向を走査する超音波観測領域6A(図11参照)を形成する。言い換えれば、超音波振動子部6は斜め前方方向を走査する超音波観測領域6Aを有している。
ノーズピース6aを構成する組織当接部6dが備える組織当接面6c、及び超音波送受信部6bの振動子レンズ面6eは、先端硬質部5bの先端面5cから突出して構成されている。
先端硬質部5bの先端面5cには、観察光学系7を構成する観察窓7aと、照明光学系8を構成する照明窓8aと、穿刺針等の処置具が導出される処置具導出口(以下、導出口と略記する)9aと、観察窓7aに向けて水や空気等の流体を噴出する送気送水ノズル9bと、前方に向けて送水を行うための副送水チャンネル口9cとが設けられている。
そして、処置具導出口9aの垂直方向中心線L2と、超音波送受信部6bの振動子レンズ面6eの垂直方向中心線L3とが略一直線上に配置される構成になっている。
また、導出口9aの径寸法は、振動子レンズ面6eから放射される超音波によって形成される、二点鎖線に示す超音波観測領域6Aの幅寸法W内に収まる大きさで形成されている。このことによって、導出口9aから導出される処置具は、確実に超音波観測領域6A内を移動する。
ここで、経内視鏡的に配置装置1を空腸内に導入して、該空腸内にマーカー部21、21Eを図5の破線に示すように配置させる手順を説明する。
術者は、まず、内視鏡10の内視鏡挿入部11を口腔、又は鼻腔から体腔内に導入する。そして、図示しない内視鏡画像を観察しながら内視鏡挿入部11の先端硬性部14を食道、胃を通過させて、図5に示すように目的部位である十二指腸まで挿通させる。
次に、術者は、図8(a)に示すように処置具導入口12eを介して上述のように構成されている配置装置1の挿入部2aを矢印に示すように処置具チャンネル(不図示)内に挿入していく。そして、挿入部2aの先端面が二点鎖線に示すように体腔内に導出されることによって、内視鏡画像中に挿入部2aの先端部が表示されたなら、予め、入手したCT、或いはMRIによる診断画像から得られた空腸所定部位までの距離分だけ、挿入部2aを体腔内の深部の空腸に向けて挿入していく。このとき、術者は、図8(b)に示すように挿入部2aの外表面に設けられている目盛り2cを読み取りながら、挿入を行う。
そして、術者は、目盛り2cを読み取って、挿入部2aの先端面が空腸内の予め設定した目的突出位置に到達したと判断したなら、挿入部2aの更なる挿入を停止する。このことによって、図9(a)に示すように挿入部2aの先端面が目的突出位置に配置される。
次いで、術者は、第1段階目の押し出し部材3の押し込み操作を行う。即ち、周状凹部2iに係入配置されている第1の凸部3gの代わりに、該周状凹部2iに第2の凸部3hを係入配置させるために押し込み操作を行う。このとき、術者は、スリット3mに配置されている操作糸23を、該スリット3mから取り外し、操作糸23がマーカー導出部3aと挿入部2aとの隙間に引き込まれることを防止するために、スタッフに該操作糸23を手元側に引っ張っておくように指示する。
術者による押し出し部材3の押し込み操作に伴って、第1の凸部3gが周状凹部2iから抜去され、第2の凸部3hが矢印に示すように該周状凹部2iに向かって移動していく。また、マーカー導出部3aの押し出し面3dが挿入部2aの先端面方向に向かって移動していく。
すると、押し出し面3dに当接しているマーカー部21Eが該マーカー部21Eの弾性力に抗して挿入部2aの先端面方向に向かって移動されていく。即ち、押し出し面3dの移動に伴って、マーカー部21E及び先端側に収納されて該マーカー部21Eに当接しているマーカー部21がともに、弾性力に抗して挿入部2aの先端面方向に向かって移動していく。
このことによって、マーカー収納空間部4内の先端側に収納されていたマーカー部21が徐々に空腸内に押し出されていく。このとき、マーカー部21は、該マーカー部21の有する弾性力によって、徐々に環状に戻っていく。そして、第2の凸部3hが周状凹部2i近傍に到達したとき、マーカー部21は環状になって空腸の輪状襞に引っかかって固定状態になる。その後、図9(b)に示すように第2の凸部3hが周状凹部2iに係入配置された状態になって、押し出し部材3の第1段階目の押し込み操作が停止される。
次に、術者は、マーカー収納空間部4内に残されているマーカー21Eを空腸内の所定位置に固定状態にするため、目的突出位置に位置していた挿入部2aの先端面を距離Cだけ後退させる手元操作を行う。つまり、術者は、挿入部2aの外表面に設けられている目盛り2cを読み取りながら、挿入部2aを手元側に引き戻す、即ち挿入部2aを後退させる操作を行う。すると、挿入部2aの後退に伴い、マーカー収納空間部4内に収納されている連結糸22が徐々に空腸内に引き出されていく。
そして、図9(c)に示すように挿入部2aの先端面が空腸内の予め設定した目的突出位置から所定距離Cだけ後退した、と術者が判断したなら、挿入部2aを手元側に引き戻す操作を停止する。
続いて、術者は、第2段階目の押し出し部材3の押し込み操作を行う。即ち、周状凹部2iに係入配置されている第2の凸部3hの係入状態を解除して、当接面3kを筒体フランジ部2eの基端面に向かって移動していく。また、マーカー導出部3aの押し出し面3dが、さらに挿入部2aの先端面方向に向かって移動していく。
すると、押し出し面3dに当接しているマーカー部21Eが該マーカー部21Eの弾性力に抗して挿入部2aの先端面方向に向かって移動されていく。このことによって、マーカー収納空間部4内に残されていたマーカー部21Eが徐々に空腸内に押し出されていく。このとき、マーカー部21Eは、該マーカー部21Eの有する弾性力によって、徐々に環状になる。そして、図9(c)に示すように当接面3kが筒体フランジ部2eの基端面に当接させて押し出し部材3の第2段階目の押し込み操作を完了する。
すると、図10に示すようにマーカー部21Aはリンク状に変形して空腸の輪状襞に引っかかった固定状態になる。このことによって、マーカー部21、21Aの空腸内への配置を完了する。
そして、術者は、配置装置1の挿入部2aが体腔内に残すように、内視鏡10の内視鏡挿入部11を体腔内から抜去する。
このように、配置装置を構成する装置本体と押し出し部材とで、該配置装置にマーカー収納空間部を設け、そのマーカー収納空間部に2つのマーカー部を収納する。そして、マーカー部を収納した状態で、配置装置を構成する装置本体の挿入部を経内視鏡的に体腔内の所望する部位に挿通する。その後、配置装置を構成する押し出し部材のマーカー導出部を段階的に押し出し操作する。このことによって、2つのマーカー部を所望する部位に離間した状態で配置することができる。
ここで、超音波内視鏡5を胃内に導入して、超音波内視鏡ガイド下で胃壁を介して空腸内へ穿刺を行う手順を説明する。
術者は、まず、超音波内視鏡5の内視鏡挿入部5aを例えば口腔から胃内に導入する。そして、図示しない超音波観測装置の内視鏡観察画面上に内視鏡画像を表示させて、図11に示すように超音波振動子部6を胃目的部位A近傍の胃壁に密着させる。その後、術者は超音波伝達媒体である例えば滅菌水を供給して超音波による観察を開始して、図示しない超音波観測装置の超音波観察画面上に超音波断層画像を表示させる。ここで、術者は、マーカー部21、21Eを超音波断層画像中に表示させるために、超音波内視鏡5の図示しない湾曲ノブ等を手元操作する。
そして、図11に示すように超音波観測領域6A内にマーカー部21、21Aをとらえることによって、図12に示すように超音波断層画像50中に1つのマーカー部21、21E毎に直径分の距離が離れた2つの輝点25A、25Bと輝点25C、25Dとが表示される。このとき、術者は、超音波断層画像50中に血管が存在しているか否かを確認する。
ここで、穿刺ルート上に血管が存在しないことを確認したなら、術者は、空腸までの距離を計測し、その距離を基に刺入距離を設定して、胃壁越しに空腸に向かって穿刺を行う。このことによって、図示しない穿刺針の針先が輝点25A、25B、25C、25Dで囲まれた範囲内に到達する。この後、術者は、穿刺針を介して縫合デバイス等を挿入して胃と空腸とを吻合する胃空腸吻合術を行う。
このように、予め空腸に少なくとも一対のマーカー部を配設し、その後、超音波内視鏡によって空腸に配設されているマーカー部を超音波断層画像中に描出させる。このことによって、術者は胃壁越しに空腸の目的部位を特定することができる。したがって、術者は、経胃的に空腸に向けて穿刺針を穿刺する際、超音波断層画像中で空腸の目的部位を特定して、安全且つ確実な穿刺を行える。
なお、空腸に配置したマーカー部21、21Eを回収する際には、図13に示すマーカー回収具30を使用する。図13乃至図15はマーカー回収具に係り、図13はマーカー回収具の構成を説明する図、図14はマーカー回収具によるマーカー部の回収状態を説明する図、図15は、マーカー回収具の収納部にマーカー部を収納した状態を示す図である。
図13に示すようにマーカー回収具30は細長で可撓性を有するチューブ体である。マーカー回収具30は、操作糸23が挿通する貫通孔31を備え、先端側には複数、例えば2つのマーカー部21、21Eを収納可能とする回収空間32が設けられている。
空腸に配置されたマーカー部21、21Eを回収する際、まず、ユーザーは、操作糸23の端部をマーカー回収具30の先端側開口である回収空間32の開口32aを通じて貫通孔31内に導いていく。そして、操作糸23の端部をマーカー回収具30の基端側開口33から外部に導出させる。
次に、ユーザーは、体腔内から導出されている操作糸23を案内にしてマーカー回収具30の開口32aを先端側にして、該マーカー回収具30を体腔内に導入していく。このとき、ユーザーは、マーカー回収具30の外表面に設けられている目盛り(不図示)を確認して、該マーカー回収具30の挿入量を調節する。
次いで、ユーザーは、マーカー回収具30の挿入量がマーカー部21E近傍に到達したと判断したとき、マーカー回収具30の基端側開口33から延出している操作糸23を手元側に牽引する。すると、図14に示すように操作糸23が矢印の方向に移動され、該操作糸23の矢印方向への移動に伴って、マーカー部21Eが回収空間32に引き込まれるように移動していく。そして、さらに操作糸23を手元側に牽引することによって、マーカー部21Eが徐々に変形し、その後、マーカー部21Eの弾性力に抗して該マーカー部21Eが該回収空間32内に収納される。
ここで、ユーザーは引き続き、操作糸23を手元側に牽引する。すると、マーカー部21Eがさらに該マーカー部21Eの弾性力に抗して回収空間32の奥方に導入され、図15に示すようにマーカー部21Eが回収空間32の奥壁32aに当接する。このことによって、操作糸23の手元側への牽引が停止されるとともに、回収空間32内にマーカー部21E、連結糸22、及びマーカー部21が収納される。
この後、回収空間32内にマーカー部21E、連結糸22、及びマーカー部21を収納した状態のマーカー回収具30を体腔内から抜去する。このことによって、マーカー部21、21Eの回収作業が終了する。
なお、本実施形態においては、マーカー部21、21Eの回収作業をマーカー回収具30を使用して行うとしている。しかし、予め、配置装置1の挿入部2aの先端を例えば胃内に位置させた状態にして、必要に応じて該挿入部2aを操作糸23を案内にして再びマーカー部21Eの近傍まで挿通させて、上述したように該操作糸23を牽引してマーカー部21E等をマーカー収納空間部4内に回収するようにしてもよい。
また、マーカー部21、21E、連結糸22、操作糸23を生体吸収プラスチック等の生体吸収性材料で形成することによって、回収作業が不要になる。
さらに、内臓吻合用マーカーの構成は上述したものに限定されるものではなく、図16、図17に示す構成であってもよい。図16及び図17は内臓吻合用マーカーの第2の実施形態に係り、図16は内臓吻合用マーカーの他の構成を説明する図、図17は図16の内臓吻合用マーカーをマーカー収納空間部に収納した状態を説明する断面図である。
図16に示すように本実施形態のマーカー40は、複数、例えば2つのマーカー部41と、連結部材であって2つのマーカー部41を連結する1本の紐状の連結糸22と、手術糸等の紐状部材である操作糸23とを備えて構成されている。マーカー部41は、超音波を反射する弾性部材である例えばタングステン等の金属製、或いはグリルアミド等の樹脂製、或いはNi−Ti系合金等の超弾性金属製で、無負荷状態においては図に示すように略環状になる。
連結糸22は、2つのマーカー部41の間隔を予め設定した間隔となるように、それぞれのマーカー部41の一端部41aに連結される。操作糸23は、一方のマーカー部41にのみに固定される。具体的な操作糸23の固定位置は、一方のマーカー部41の他端部41bである。なお、本実施形態において、操作糸23が固定されるマーカー部41を符号41Eとする。
図17に示すようにマーカー40の2つのマーカー部41、41Eは、それぞれ弾性力に抗して直線上に引き伸ばされた状態で、マーカー収納空間部4A内に収納される。具体的に、マーカー部41、41Eは以下のようにマーカー収納空間部4Aに収納される。
まず、操作糸23を手元側に延出させた状態において、図17に示すように2つのマーカー部41、41Eのうち、操作糸23が固定されているマーカー部41Eを該マーカー部21Eの有する弾性力に抗して直線状に変形させてマーカー収納空間部4A内に配置する。その後、操作糸23を手元側にたぐり寄せて、マーカー導出部3aの押し出し面3dにマーカー部41Eを当接させる。そして、この当接状態を保持して、作業者は、連結糸22をマーカー収納空間部4A内に収納すると共に、他方のマーカー部41を該マーカー部41の有する弾性力に抗して直線状に変形させてマーカー収納空間部4A内に配置する。このことによって、マーカー収納空間部4A内に2つのマーカー部41、41Eを収納した配置装置1Aが構成される。
本実施形態のように、弾性力に抗して直線状に変形するマーカー部を備えるマーカーにおいては、マーカー部を収納する空間の径寸法を細径にして、装置本体を構成する挿入部の細径化を実現できる。その他の作用及び効果は上述した実施形態と同様である。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
図1乃至図12は内臓吻合用マーカー及びマーカー配置装置の第1実施形態に係り、図1は内視鏡と、内視鏡の処置具チャンネルを介して体腔内に導入されるマーカー配置装置との関係を説明する図 内臓吻合用マーカーと、装置本体と、押し出し部材とを説明する分解斜視図 円環状の溝を複数設けた金属製のマーカーの表面を説明する図 内臓吻合用マーカーと、装置本体と、押し出し部材とで構成されたマーカー配置装置の構成を説明する断面図 胃空腸吻合術を行う目的部位の説明、及び内視鏡が十二指腸に挿通された状態を説明する図 超音波内視鏡の先端部の構成を説明する斜視図 図6に示す超音波内視鏡の正面図 内視鏡挿入部を介して体腔内に導入されるマーカー配置装置の挿入手順を説明する図 マーカー配置装置のマーカー収納空間部に収納されているマーカー部を空腸に配置する手順を説明する図 マーカー配置装置によって、2つのマーカー部を空腸内に配置した状態を説明する図 超音波内視鏡の超音波領域内に2つのマーカー部をとらえた状態を説明する図 超音波領域内にとらえられた2つのマーカー部の超音波断層画像を示す図 図13乃至図15はマーカー回収具に係り、図13はマーカー回収具の構成を説明する図 マーカー回収具によるマーカー部の回収状態を説明する図 マーカー回収具の収納部にマーカー部を収納した状態を示す図 図16及び図17は内臓吻合用マーカーの第2の実施形態に係り、図16は内臓吻合用マーカーの他の構成を説明する図 図16の内臓吻合用マーカーをマーカー収納空間部に収納した状態を説明する断面図
符号の説明
1…マーカー配置装置 2…装置本体 2a…挿入部 2b…筒体
2f… 挿入部貫通孔 2g…管体配設穴 2i…周状凹部 3…押し出し部材
3a…マーカー導出部 3b…管体 3c…導出部貫通孔 3g…第1の凸部
3h…第2の凸部 3k…当接面 4…マーカー収納空間部 5…超音波内視鏡
6…超音振動子部 6A…超音波観測領域 10…内視鏡
20…内臓吻合用マーカー 21…マーカー部 22…連結糸 23…操作糸
50…超音波断層画像

Claims (7)

  1. 超音波を反射する弾性部材であって、無負荷状態において環状な複数のマーカー部と、
    前記複数のマーカー部を、予め設定した間隔で連結する連結部材と、
    前記複数のマーカー部のうち、端に位置するマーカー部の1つに一端部が固定され、他端部が体外に導出される長さを有する紐状部材と、
    を具備することを特徴とする内臓吻合用マーカー。
  2. 前記マーカー部は金属製であって、その金属製の該マーカー部の表面に超音波を反射する凹凸状の反射面を設けたことを特徴とする請求項1に記載の内臓吻合用マーカー。
  3. 前記マーカー部は樹脂製であって、該マーカー部を成形するための樹脂部材に超音波反射物質を混入したことを特徴とする請求項1に記載の内臓吻合用マーカー。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の内臓吻合用マーカーと、
    前記内臓吻合用マーカーを構成する複数のマーカー部を収納する収納部を先端側に備える、可撓性を有し内視鏡の有する処置具チャンネル内に挿通可能なチューブ体及び該チューブ体の基端部が連結される筒体を備える装置本体と、
    前記装置本体を構成する前記チューブ体の貫通孔内に摺動自在に配置され、前記内臓吻合用マーカーを構成する紐状部材が挿通される貫通孔を備え、その先端面を該チューブ体の先端側の収納部に収納された前記マーカー部を該収納部から押し出すための押し出し面として構成した可撓性を有するマーカー導出部及び該マーカー導出部の基端部が連結され、前記筒体の貫通孔内に摺動自在に配置される管体を備える押し出し部と、
    を具備することを特徴とするマーカー配置装置。
  5. 前記装置本体を構成するチューブ体は、その外表面に目盛りを備えることを特徴とする請求項4に記載のマーカー配置装置。
  6. 前記装置本体を構成する筒体は、該筒体の貫通孔の内周面に周状の凹部を有し、
    前記押し出し部を構成する管体は、該管体の外周面に前記凹部に係入配置される複数の凸部を有すると共に、前記筒体の基端面に当接する当接面を備えた当接部を有することを特徴とする請求項4に記載のマーカー配置装置。
  7. 前記複数の凸部のうち、前記当接部の当接面から最も離れた位置にある凸部は、前記チューブ体内における前記押し出し面の配置位置を設定し、他の凸部及び前記当接面は前記押し出し面の段階的な移動距離を設定することを特徴とする請求項4又は請求項6に記載のマーカー配置装置。
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