JP4971209B2 - 医療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、腹腔壁内側に固定される医療機器を備える医療装置に関する。
周知のように、医療機器である内視鏡は、撮像装置を備えており、患者の体腔内へ導入されて、撮像装置によって撮影された観察像により、体内患部の各種検査、各種処置などを行うためのものである。
このような内視鏡には、体内の管腔管路である、食道、胃、大腸、十二指腸などの消化臓器内に肛門、または口腔から導入するもの、臍部近傍から体壁を穿刺して貫通して、腹腔内へ導入するものがある。一般に内視鏡は、長尺な挿入部を有しており、この挿入部が消化器管路内、または腹腔内に挿入される。
ところで、近年において、挿入部の導入による患者への苦痛を軽減するため、例えば、特許文献1に記載のようなカプセル型医療装置が提案されている。この特許文献1には、体外からの回転磁場を受けて、回転しながら管腔内の目的部位まで到達可能とするカプセル型内視鏡装置の技術が開示されている。
特開2005−237979号公報
しかしながら、特許文献1に記載のカプセル型内視鏡装置は、管腔管路内では有効的な技術であって、腹腔内の内視鏡観察において、この従来のカプセル型内視鏡装置の技術を転用することは困難とされる。
つまり、腹腔内に内視鏡を導入する従来の手技には、例えば、低侵讐のため大きく開腹することなく、観察用の内視鏡を体腔内に導くトラカールと、処置具を処置部位に導くトラカールとを患者の腹部に穿刺して、内視鏡で処置具と処置部位とを観察しながら治療処置を行う外科手術、所謂、腹腔鏡下外科手術が行われる。この手法では、内視鏡で処置部位を詳細に観察できる反面、観察できる視野の範囲が比較的狭いという問題がある。そのため、通常の内視鏡の他に、腹腔内の治療部位全体を広範囲に観察できるように、広角視野範囲が設定された広角観察用の内視鏡などの撮像装置を併用することが好ましい。
しかし、通常の内視鏡に加え、さらに、体壁である腹壁にトラカールを穿刺して、腹腔内を広角に観察する内視鏡を用いて腹腔鏡下外科手術を行うと、患者の腹壁に複数のトラカールを穿刺しなければならない。これでは、患者に今までよりも負担をかけてしまい、低侵襲な腹腔鏡下外科手術ではなくなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは患者への負担を増加することなく、低侵襲な外科手術が行えるこのとのできる、体内に固定設置自在な医療機器を備えた医療装置を提供することである。さらに、手術を通して、終始、医療機器がぐら付いて、揺れることがなく安定して固定状態を維持することのできる医療装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の一態様の医療装置は、体腔内に導入され、該体腔内を撮像する撮像部、及びワイヤを備える腹腔内設置カメラと、体表に設置され、上記ワイヤを挿抜自在な孔部、該孔部に挿通された該ワイヤを固定する固定機構、及び該体表に押圧される筐体を有する固定ユニットと、上記固定ユニットに設けられ、上記腹腔内設置カメラが体壁を挟んで上記ワイヤによって上記固定ユニットに牽引され、上記ワイヤと上記腹腔内設置カメラとによって上記筐体が上記体表に押圧され所定以上の圧力が与えられた場合、一定以上の張力が保たれた状態で上記ワイヤを固定するように上記固定機構を駆動する圧力検知機構と、を具備する
本発明によれば、患者への負担を増加することなく、低侵襲な外科手術が行えるこのとのできる、体内に固定設置自在な医療機器を備えた医療装置を実現することができる。さらに、手術を通して、終始、医療機器がぐら付いて、揺れることがなく安定して固定状態を維持することのできる医療装置を実現することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。尚、以下の説明において、例えば、腹腔鏡下外科手術を行う医療装置を例示する。
(第1の実施の形態)
先ず、腹腔鏡下外科手術に用いられる本発明の医療装置である内視鏡システムについて、以下に説明する。尚、図1から図24は本発明の第1実施形態に係り、図1は医療装置である内視鏡システムの構成を示す図、図2は体外装置の構成を示す断面図、図3は体外装置のフック針の作用を示す上面図、図4は第1の変形例である鉗子型穿刺針の穿刺ロッドを示す図、図5は図4の鉗子型穿刺針の開閉ジョーの動作を説明するための図、図6は第2の変形例であるクリップ型穿刺針の穿刺ロッドを示す図、図7は図6のクリップ型穿刺針の爪部の動作を説明するための図、図8は腹腔内設置カメラの構成を示す断面図、図9は患者の腹壁にトラカールが穿刺された状態を示す図、図10は腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図、図11はフック針を腹壁に穿刺して、腹腔内設置カメラのワイヤを掛止した状態を示し、腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図、図12は腹腔内設置カメラのワイヤを掛止したフック針を引き上げた状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図、図13はフック針を引き上げると共に、固定ユニットをフック針に沿って下ろす状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図、図14は体外装置の作用を説明するための断面図、図15は固定ユニットが腹部上に設置され、腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す図、図16は図15の状態における固定ユニット、及び腹腔内設置カメラの断面図、図17は腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す内視鏡システムの全体構成図、図18は固定ユニットを腹腔内設置カメラのワイヤから抜き取る手順を説明するための断面図、図19はフック針を腹壁の別の位置に穿刺して、腹腔内設置カメラのワイヤを掛止した状態を示し、腹腔内設置カメラの位置を変更する手順を説明するための図、図24は位置の変更後における、固定ユニットが腹部上に設置され、腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す図である。
図1に示すように、腹腔鏡下外科手術を行う本実施の形態の内視鏡システム1は、第1の撮影装置である硬性鏡2と、体外装置3と、第2の撮影装置であると共に、撮像装置である非常に小型な腹腔内設置カメラ(以下、カメラと略記する)4と、光源装置5と、画像処理回路が内蔵された信号処理装置であるカメラコントロールユニット(以下、CCUと略記する)6と、このCCU6に通信ケーブル13によって接続され、観察画像を表示する表示装置7と、により主に構成されている。
光源装置5は、硬性鏡2の備える照明光学系に照明光を供給する。光源装置5と硬性鏡2とは光源ケーブル10によって着脱自在に接続される。
硬性鏡2は、硬質な挿入部8と、この挿入部8の基端に連接された操作部9とから主に構成されている。硬性鏡2の挿入部8は、内部にイメージガイド、及びライトガイドバンドルが挿通されており、先端面にイメージガイドを介して被写体像を後述の硬性鏡用カメラへ集光する撮影光学系、及びライトガイドバンドルからの照明光を被写体へ向けて照射する照明光学系が配設されている。
硬性鏡2の操作部9には、CCD、CMOS等の固体撮像素子が配された、図示しないカメラヘッドが内蔵されている。光源装置5から光源ケーブル10を介して硬性鏡2に供給された照明光によって照明された観察部位の光学像は、挿入部8のイメージガイドを介して操作部9内のカメラヘッドで撮像される。この硬性鏡用カメラは、撮像した光学像を撮像信号に光電変換して、その撮像信号が撮像ケーブル11を介してCCU5へ伝送される。尚、本実施の形態の硬性鏡2は、その撮影可能な画角α(図17参照)が例えば、70°〜75°となるように、撮像光学系が設定されている。
このCCU5は、伝送された画像信号を映像信号に生成して表示装置7に出力する。表示装置7は、例えば、液晶ディスプレイであって、CCU5から出力された映像信号を受けて、硬性鏡2による通常観察画像、及びカメラ4による広角観察画像を画面上にマルチ2画面表示、又は個別に切り替え表示する。また、CCU5は、後述する、体外装置3の固定ユニット15と電気ケーブル12により着脱自在に接続されている。
次に、体外装置3について、図2、及び図3を用いて、以下に詳しく説明する。
体外装置3は、図2、及び図3に示すように、カメラ4を体腔内で牽引して固定する固定ユニット15と、カメラ4を掛止して引き上げる穿刺針であるフック針16と、を有して構成されている。
固定ユニット15は、非磁性体から形成された筐体21内に受信機22、及びこの受信機22と電気的に接続された電気コネクタ部23が内蔵されている。この電気コネクタ部23は、CCU5に接続される電気ケーブル12に接続されている。固定ユニット15は、電気ケーブル12を介して、CCU5からの電源、及び受信機22からの信号をCCU5へ伝送する。
筐体21には、側面から横方向にスライド穴部24が形成されている。このスライド穴部24には、付勢バネ25が端面に固定された非磁性体から形成された固定部を構成するワイヤ固定レバー26が挿通配置されている。このワイヤ固定レバー26は、略直方体形状をしており、筐体21の内部方向へスライド穴部24に沿ってスライド自在に配設されている。また、ワイヤ固定レバー26は、その中途部に、付勢バネ25側に凸状の円弧面27aを備えた孔部27が形成されている。
筐体21には、上下に貫通するワイヤ挿通部28が形成されている。このワイヤ挿通部28は、筐体21の上面の開口となる上部に拡がるように円錐状のテーパ面29が形成されている。
以上のように構成された固定ユニット15には、ワイヤ固定レバー26の孔部27とワイヤ挿通部28が一致するようにワイヤ固定レバー26が筐体21内に押し込まれたスライド位置において、上下方向に貫通する孔にフック針16が挿抜自在に挿通配置される。
体外装置3のフック針16は、円筒状の穿刺針管31と、この穿刺針管31の上部に連設された針ヘッド32と、穿刺針管31内にスライド自在に挿通するフック部34が先端に形成された穿刺ロッド33と、この穿刺ロッド33の上部に連設されたフックヘッド35と、このフックヘッド35と針ヘッド32の間に介装されたバネ36と、を有して構成されている。
穿刺針管31は、先端が斜めに切断された鋭利な針状に形成された、およそ、3mmの細長の金属管体である。針ヘッド32は、穿刺針管31よりも外径が大きく、先端側が円錐状に形成されて穿刺針管31と一体形成されている。この針ヘッド32は、筐体21の上部に形成されたテーパ面29に当接することで、フック針16が筐体21の下方へ抜け落ちないよう構成されている。
穿刺ロッド33は、細長な金属製の棒体であり、上部に連設されたフックヘッド35がバネ36によって、針ヘッド32から離反する方向に付勢されている。これにより、穿刺ロッド33は、先端に形成されたフック部34が穿刺針管31内に収容されている。
また、フック針16は、ユーザによって、フックヘッド35がバネ36の付勢力に抗して(図3の矢印F)、穿刺針管31へ押し込まれると、先端に形成されたフック部34が穿刺針管31の先端から突出する。
このように構成されたフック針16は、筐体21のワイヤ挿通部28、及びワイヤ固定レバー26の孔部27に挿通配置された状態において、ワイヤ固定レバー26が付勢バネ25の付勢力によって、筐体21の外側方向への押圧力により、筐体21に挿通固定され
る。つまり、フック針16は、穿刺針管31の外周面がワイヤ固定レバー26の孔部27の一側面に形成された円弧面27aにより、押圧されて、ワイヤ挿通部28の内面と当接することで筐体21に挿通した状態で固定される。
体外装置3のフック針16は、図4、及び図5に示す鉗子型穿刺針、又は図6、及び図7に示すクリップ型穿刺針の構成としても良い。
図4、及び図5に示す鉗子型穿刺針は、穿刺ロッド33内に操作ワイヤ33aが挿通しており、この操作ワイヤ33aの牽引弛緩操作により、開閉ジョー37が穿刺ロッド33に対して、回動軸37a回りに開閉自在な構成となっている。
また、穿刺ロッド33の側部には、鋸歯形状の凹凸38が形成され、開閉ジョー37がこの凹凸38に係合する。このように、鉗子型穿刺針とすることで、後述するカメラ4のワイヤ45を開閉ジョー37により、確実に挟持することができる。
さらに、図6、及び図7に示すクリップ型穿刺針は、穿刺ロッド33のフック部34に爪部39が設けられている。この爪部39は、穿刺ロッド33の先端側部側に爪受39aに近接、又は接触するように配置され、所定の力量で変形する弾性部39bを有している。
このクリップ型穿刺針は、爪部39が弾性部39bを支部としてフック部34の内側に変形するように、カメラ4のワイヤ45をフック部34内から抜け落ち難くして掛止することができる。
次に、カメラ4について、図8を用いて、以下に詳しく説明する。
カメラ4は、図8に示すように、カメラ本体41と体内壁への接触部となる腹壁固定部42が連設して主に構成されている。
カメラ本体41は、所謂、カプセル型の撮像ユニットであって、先端側(図8では下方)に略ドーム状の透明フード51と、この透明フード51が一面を気密に封止するように配設される非磁性材から形成されたカメラ筐体52と、によって外形が形成されている。
カメラ筐体52には、透明フード51側の一面に照明光の光源となる、複数、ここでは2つの照明部である白色LED53が配設され、該一面の略中央に形成されたレンズ保持孔に保持された対物レンズ群54と、この対物レンズ群54により撮影光が集光される位置に受光部が配置された、CCD、C−MOS等の固体撮像素子ユニット55が設けられている。
また、カメラ筐体52内には、送信機57が配設され、この送信機57、白色LED53、及び固体撮像素子ユニット55への給電を行うバッテリ56が内蔵されている。尚、本実施の形態のカメラ本体41の機能部は、その撮影可能な画角β(図17参照)が例えば、90°以上となるように、広角な視野範囲を撮像する撮像光学系が設定されている。尚、固体撮像素子ユニット55により光電変換された画像信号は、送信機57から体外装置3の筐体21に配設された受信機22に無線伝送される。
腹壁固定部42は、例えば、シリコンゴム等の柔軟な弾性部材から形成され、カメラ筐体52の基端部に嵌着された接続部61と、この接続部61の基端側となる上端部にカメラ4側の圧力調節部となる吸盤62と、を有して構成されている。また、腹壁固定部42は、吸盤62の表面略中央にて円筒状に突起した凸部63と、この凸部63の孔部と連通するように、接続部61の中央部に貫通孔64が形成されている。
腹壁固定部42の貫通孔64には、所定の長さを有した吊り上げ用のワイヤ45が挿通し、このワイヤ45の一端部にカシメにより接続された連結部65が設けられている。連結部65は、カメラ筐体52の基端面中央に嵌合固定される。すなわち、ワイヤ45は、吸盤62の中央から延出するように設けられている。弾性部材から形成された吸盤62は、ワイヤ45を一定以上の張力で引っ張ることで、吸盤62の端部が拡張変形しながら体内壁に密着する。尚、ワイヤ45は、手術用縫合系のような糸でも良いし、金属製のより線ワイヤでも良い。
以上のように構成された本実施の形態の内視鏡システム1は、腹腔鏡下外科手術に用いられ、患者の体腔の1つである腹腔内の治療に用いられる。
ここで、腹腔鏡下外科手術のため、本実施の形態の内視鏡システム1が患者の体腔である腹腔へ設置する手順、及び作用について、図9〜図20を用いて、以下に詳しく説明する。
先ず、術者は、患者100の腹壁102にメスなどにより2箇所に小さな切開部を処置し、図9に示すように、これら切開部にトラカール110,111を穿刺する。尚、術者は、ここでは硬性鏡2を腹腔101内へ導入するためのトラカール110から所定に離間する別の場所にて、腹壁102を切開などして、把持鉗子等の処置具120を腹腔101内へ導入するためのトラカール111を腹腔101内へ穿刺する。
また、術者は、図10に示すように、体外装置3の固定ユニット15に設けられたワイヤ挿通部28にフック針16の穿刺針管31を挿入する。このとき、術者は、穿刺針管31が固定ユニット15を貫通するように、ワイヤ固定レバー26を筐体21内に押し込み、ワイヤ固定レバー26の孔部27に穿刺針管31が貫通するように挿入する。
術者は、固定ユニット15が十分に穿刺針管31の手元側となる針ヘッド32側に位置して固定ユニット15の下面から穿刺針管31を十分に突出させる(図2、及び図3参照)。この状態において、固定ユニット15は、ワイヤ固定レバー26に付勢バネ25の付勢力によって、ワイヤ固定レバー26の孔部27の一壁面である円弧面27aが穿刺針管31に当接して抑えることで、穿刺針管31から抜け落ちないようになっている。
次に、術者は、図10に示すように、トラカール110を介して、硬性鏡2の挿入部8を腹腔101内に挿入する。そして、術者は、トラカール111を介して把持鉗子等の処置具120によって把持したカメラ4を腹腔101内に挿入する。このとき、術者は、硬性鏡2による画像を確認しながら、カメラ4を腹腔101内に挿入すると良い。
また、カメラ4は、トラカール111を介して腹腔101内へ導入されるとき、吸盤62の表面略中央にて円筒状に突起した凸部63(図2、及び図3参照)を把持鉗子等の処置具により把持される。この凸部63は、吸盤62表面の略中央に設けられているため、カメラ4をバランス良く処置具により把持し易い構成となる。これにより、術者は、カメラ4を腹腔内に導入の際に、トラカール111へ挿入し易い、つまり、トラカール111にカメラ4が引っ掛からないように容易に腹腔101へ導入することができる。
次に、術者は、図10、及び図11に示すように、硬性鏡2による画像を確認しながら、体外装置3を構成する固定ユニット15に挿通保持された状態のフック針16の穿刺針管31が腹壁102を貫通するように穿刺する。そして、術者は、図11に示すように、穿刺針管31から穿刺ロッド33を導出するため、フックヘッド35を、図中、矢印Fに示す方向へ押し込む。この状態から、術者は、硬性鏡2による画像を見ながら、穿刺ロッド33に形成されたフック部34をカメラ4のワイヤ45に引っ掛ける。
術者は、フック部34にワイヤ45が引っ掛かったら、穿刺ロッド33のフックヘッド35の押し込みを開放する。すると、穿刺ロッド33は、フック部34にワイヤ45を引っ掛けた状態で、穿刺針管31内へ導入される。
その後、術者は、図12に示すように、穿刺ロッド33のフック部34にワイヤ45を掛止した状態で、フック針16の穿刺針管31を腹腔101から体外(図中、UP方向)へ引き抜く。そして、術者は、図13に示すように、フック針16の穿刺針管31を腹腔101から引き抜くと共に、固定ユニット15を患者100の腹部方向(図中、DOWN方向)へ穿刺針管31に対して相対移動させて、固定ユニット15のワイヤ挿通部28にワイヤ45が貫挿するまで穿刺針管31を牽引する。
このとき、術者は、固定ユニット15のワイヤ固定レバー26を筐体21内側(図14の矢印P方向)へ押し込むことで、容易に固定ユニット15をフック針16の穿刺針管31に対して相対的にスライドさせることができる。そして、術者は、固定ユニット15のワイヤ挿通部28にワイヤ45が貫挿したら、図14に示すように、ワイヤ45自体を牽引しながら(図中、UP方向)、固定ユニット15を患者100の腹部方向(図中、DOWN方向)へ、今度はワイヤ45に対して相対移動させる。
つまり、術者は、固定ユニット15のワイヤ固定レバー26を筐体21内側へ押し込む状態を維持することで、容易に固定ユニット15をフック針16の穿刺針管31、及びカメラ4のワイヤ45に対して相対的にスライドさせることができる。
そして、術者は、図15に示すように、固定ユニット15が患者100の腹部上に載置した状態で、固定ユニット15とカメラ4が腹壁102を挟んだ状態となるまで、カメラ4のワイヤ45を牽引する。このとき、術者は、硬性鏡2による画像から、図16に示すように、カメラ4の吸盤62が腹壁102内面に吸着したのを確認したら、固定ユニット15のワイヤ固定レバー26の押し込みを開放する。
すると、固定ユニット15のワイヤ固定レバー26は、付勢バネ25の付勢力を受けて、図中、矢印R方向へ移動し、孔部27が筐体21のワイヤ挿通部28とずれた状態となって、これら孔部27、及びワイヤ挿通部28に挿通しているワイヤ45が挟まれた状態となり、筐体21に固定される。このとき、弾性のある吸盤62の変形により、固定レバー26と吸盤62の間では、ワイヤ45に常に一定以上の張力がかかっていることになる。これにより、固定ユニット15とカメラ4は、ワイヤ45にかかっている常に一定以上の張力が保たれて、腹壁102を挟んだ状態が保持されて固定される。
こうして、図17に示すように、カメラ4が患者100の腹腔101内に、確りと安定した状態で設置され、本実施の形態の内視鏡システム1により、腹腔鏡下外科手術が行われる。なお、例えばトラカール110には、図示しない気腹チューブの一端部が取り付けられ、腹腔内には硬性鏡2の視野を確保する目的、及び手術機器等を操作するための領域を確保する目的で気腹用気体として、例えば二酸化炭素ガスなどが注入されている。そして、術者は、カメラ4を腹腔101内で腹壁102に吸着させて留置する状態で、トラカール110に硬性鏡2、及びトラカール111に処置具120を挿通して、腹腔鏡下外科手術を行う。
また、術者は、カメラ4の患者100の腹腔101内における固定位置を変更したい場合、図18に示すように、腹腔101内で処置具120によってカメラ4を把持した状態で、固定ユニット15のワイヤ固定レバー26を筐体21内側へ押し込みながら、固定ユニット15をワイヤ45から引き抜く。この後、術者は、上述したように、固定ユニット15のワイヤ挿通部28にフック針16を挿通配置させておく。
そして、術者は、所望の位置で、患者100の腹壁102にメスなどにより、小さな切開部を処置し、この切開部にトラカール110を差換える。次に、術者は、図19に示すように、差換えたトラカール110を介して硬性鏡2を腹腔101内へ導入する。そして、術者は、カメラ4を設置したい場所に、固定ユニット15に挿通配置されたフック針16の穿刺針管31を体外から腹腔101内へ穿刺する。
以上の状態から、術者は、硬性鏡2による画像を確認して、フック針16のフックヘッド35を押し込んで、穿刺ロッド33を穿刺針管31から導出させて、フック部34にカメラ4のワイヤ45を引っ掛ける。そして、術者は、上述したように、フック針16を固定ユニット15から抜き取り、固定ユニット15に挿通させたワイヤ45を牽引して、固定ユニット15とカメラ4とが腹壁102を挟んだ状態となるように固定する(図20参照)。
このように、本実施の形態の内視鏡システム1は、患者への負担をできるだけ掛けないで、腹腔101内のカメラ4の視野方向を簡単に変更することができる。つまり、カメラ4によって広範囲に撮影される腹腔101内の臓器を診断しやすい位置によって、腹腔鏡下外科手術を行えるようにしたほうが好ましい。そのため、術者は、カメラ4の腹腔101内への固定位置を変更することが容易に行うことができる。
また、術者は、腹腔鏡下外科手術を終えると、固定ユニット15のワイヤ固定レバー26を筐体21内側へ押し込みながら、固定ユニット15をワイヤ45から引き抜く。そして、術者は、腹腔101内のカメラ4を把持鉗子等の処置具120で把持して、トラカール111を介して、腹腔101から体外へ取り出す。
以上に述べた各実施の形態の内視鏡システム1によれば、体腔内、ここでは腹腔101内の体内組織が広角を含む多視点で観察することができ、例えば、大きな臓器の手術、或いは大腸切除の際の切除ライン全体を容易に把握できる。また、内視鏡システム1は、拡大観察用の硬性鏡2とは別に腹腔101内に導入されるカメラ4を設置するときに、患者への負担を増加することなく、低侵襲な外科手術が行える。以上の結果、本発明の内視鏡システム1を使用することで、腹腔鏡下外科手術による処置が容易となる。
(第2の実施の形態)
次に、図21〜図24を用いて、本発明の内視鏡システムに係る第2の実施の形態について、以下に説明する。尚、図21〜図24は、本発明の第2の実施の形態に係り、図21は体外装置の断面図、図22は腹壁に固定する手順を説明するための固定ユニット、及び腹腔内設置カメラの断面図、図23は腹壁に固定された状態の固定ユニット、及び腹腔内設置カメラの断面図、図24は変形例を示す体外装置の断面図である。また、以下の説明において、上述した第1の実施の形態の内視鏡システム1と同一の構成について同じ符号を用い、それら構成の詳細な説明を省略する。
本実施の形態の体外装置3の固定ユニット15は、腹壁102に押圧された筐体21に所定の圧力が与えられると、ワイヤ固定レバー26が移動して、ワイヤ45を筐体21に固定する体外装置3側の圧力調節部となる圧力検知機構を備えた構成となっている。
具体的には、体外装置3は、筐体21内にワイヤ固定レバー26の段部74に掛止する爪部77aを一端に備えたロック体77が回動軸76によって回動自在に配設されている。このロック体77は、トーションスプリング75により、一端側の爪部77aが上方移動するように、他端を回動軸76回りの下方側へ付勢されている。
筐体21の下部には、中空のスカート体71が上下にスライド自在に配設されている。このスカート体71は、上部の開口部に内向フランジ71bが形成され、下部にフック針16、及びワイヤ45が挿通するための孔部71aが設けられている。また、スカート体71は、内向フランジ71bが筐体21の下側部に形成された外向フランジ21aに当接して、筐体21から外れないように配設されている。
スカート体71の内部には、スプリング72が設けられている。このスプリング72は、筐体21とスカート体71とを上下に離反するように付勢している。また、スカート体71には、内部の下面から突起するように、筐体21に貫挿し、ロック体77をトーションスプリング75の付勢力に抗して回動軸76回りの上方側へ押し上げるピン73が配設されている。
つまり、固定ユニット15は、スプリング72の付勢力に抗して、スカート体71が上方へ、及び筐体21が下方へ移動すると、ピン73がロック体77を回動軸76回りの上方側へ押し上げる構成となっている。
尚、本実施の形態のワイヤ固定レバー26には、筐体21の外部に突出する端部に操作ボタン部26aが一体形成されて配設されている。
以上のように構成された、本実施の形態の体外装置3は、第1の実施の形態と同様にして、患者へカメラ4と固定ユニット15を設置する際、フック針16によってワイヤ45が体外へ引出されて、この引出されたワイヤ45が、図22に示すように、固定ユニット15のワイヤ挿通部28、及び孔部71aに貫挿される。次に、体外装置3は、ワイヤ45が牽引されて(図中、UP方向)、固定ユニット15が患者100の腹部方向(図中、DOWN方向)へ移動さされる。
そして、固定ユニット15が患者100の腹部上に載置された状態で、固定ユニット15とカメラ4が腹壁102を挟んだ状態となるまで、カメラ4のワイヤ45が牽引される。このとき、図23に示すように、固定ユニット15の筐体21がスカート体71に所定の圧力以上で押し込まれ(図中、DOWN方向)、又はスカート体71が筐体21側へ移動(図中、UP方向)すると、ピン73がロック体77をトーションスプリング75の付勢力に抗して回動軸76回りの上方側へ押し上げる。
すると、固定ユニット15のワイヤ固定レバー26は、段部74から爪部77aが外れ、付勢バネ25の付勢力を受けて、図中、矢印R方向へ移動し、孔部27が筐体21のワイヤ挿通部28とずれた状態となる。これにより、これら孔部27、及びワイヤ挿通部28に挿通しているワイヤ45は、ワイヤ固定レバー26に挟まれた状態となり、筐体21に固定される。従って、固定ユニット15とカメラ4とが腹壁102を挟んだ状態で固定される。
以上から、本実施の形態の固定ユニット15は、固定ユニット15とカメラ4が腹壁102を挟んだ状態において、筐体21とスカート体71が近接する方向にスプリング72に抗して、所定以上の圧力が与えられると、ワイヤ固定レバー26が移動して、ワイヤ45が固定される構成となっている。
また、腹壁102上のスカート体71は、スプリング72によって、筐体21から離反する方向への力が与えられている。また、カメラ4の吸盤62も、その弾性力によって、腹壁102から離反する方向への力が働く。これにより、ワイヤ45を固定している筐体21、及びカメラ4が、常に、離反する方向への力が与えられ、腹壁102を挟持するスカート体71の接触面とカメラ4の吸盤62の吸着面とによって、固定ユニット15とカメラ4とが、常に一定以上の張力が保たれたまま、腹壁102を挟んだ状態で確実に固定される。
以上のように、本実施の形態の内視鏡システム1は、第1の実施の形態の効果に加え、術者が固定ユニット15のワイヤ固定レバー26を筐体21内へ一度押込むと、ロック体77が引っ掛かり、ワイヤ固定レバー26が筐体21へ押し込まれた状態を維持するため、フック針16、及びワイヤ45の挿抜がし易くなり、操作性が向上した構成となっている。
尚、体外装置3側の圧力調節部となる圧力検知機構は、図24に示すように、圧力センサ83によって、電気的にワイヤ固定レバー26の固定解除する構成としても良い。
詳述すると、固定ユニット15の筐体21には、バッテリ81と、制御回路82と、圧力センサ83と、電磁石84、及び永久磁石85によるソレノイド機構を備えた上下にスライド自在な爪部86と、この爪部86と共に永久磁石85を上方へ付勢するバネ87と、が設けられている。尚、電磁石84が発生する磁力と永久磁石85の電磁石84側への磁力が同極となるように設定されている。つまり、電磁石84と永久磁石85が反発するように設定されている。
圧力センサ83は、筐体21の下面部に配設され、制御回路82と電気的に接続されている。尚、バッテリ81は、制御回路82、及び圧力センサ83に駆動電力を供給する。
制御回路82は、電磁石84と電気的に接続され、圧力センサ83の検出信号に基づいて、電磁石84に給停電して、ON/OFFする。また、圧力センサ83には、所定の接触圧が設定されており、この所定の接触圧以上を検知することで、検出信号を制御回路82に出力する。
制御回路82は、圧力センサ83からの検出信号が入力されていないとき、電磁石84への給電を停止している。このとき、永久磁石85は、バネ87の付勢力によって、爪部86と共に上方へ移動する。
上方へ移動する力を受けた爪部86は、ワイヤ固定レバー26が筐体21内に押し込められると、ワイヤ固定レバー26の段部74を掛止する。こうして、ワイヤ固定レバー26が筐体21内に押し込められた状態が維持される。
以上のように構成された体外装置3は、上述と同様に、患者へカメラ4と固定ユニット15を設置する際、フック針16によってワイヤ45が体外へ引出されて、この引出されたワイヤ45が固定ユニット15のワイヤ挿通部28、及び孔部71aに貫挿される。そして、固定ユニット15が患者100の腹部上に載置された状態で、固定ユニット15とカメラ4が腹壁102を挟んだ状態となるまで、カメラ4のワイヤ45が牽引される。
制御回路82は、圧力センサ83が患者100の腹部体表に対する所定の圧力を検出した検出信号が入力されると、電磁石84に給電する。すると、永久磁石85が電磁石84に反発して、バネ87の付勢力に抗して、爪部86と共に下方へ移動する。
すると、爪部86がワイヤ固定レバー26の段部74から外れ、付勢バネ25の付勢力を受けて、筐体21から外部方向へ移動する。つまり、ワイヤ固定レバー26の孔部27が筐体21のワイヤ挿通部28とずれた状態となる。これにより、これら孔部27、及びワイヤ挿通部28に挿通しているワイヤ45は、ワイヤ固定レバー26に挟まれた状態となり、筐体21に固定される。従って、固定ユニット15とカメラ4とが、常に一定以上の張力が保たれたまま、腹壁102を挟んだ状態で固定される。
以上に説明した体外装置3においても、上述した、図21〜図23を用いて説明した構成のものと同様な効果を奏する。
以上の各実施の形態に記載した発明は、その実施の形態、及び変形例に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得るものである。
例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るものである。
尚、以上に記載した医療装置である内視鏡システム1は、以下に記載の付記の特徴を備えている。
(付記1)
体腔内に導入され、体内壁に固定するための吸盤部を備え、該吸盤の吸着面の中央からワイヤが延設された医療機器と、
体表に設置され、上記ワイヤを掛止するフック部が突没する穿刺針を備え、該穿刺針を挿抜自在な孔部を有する体外装置と、
該体外装置の筐体に設けられ、上記医療機器と該筐体とにより体壁を挟んだ状態を保持して、上記吸盤部が上記体内壁への吸着状態を維持するために、上記孔部に挿通された上記ワイヤを固定する固定部と、
を具備することを特徴とする医療装置。
(付記2)
上記筐体は、上記固定部が上記ワイヤの非固定状態を保持するロック体を備え、所定の圧力以上で上記体壁を挟んだとき、上記ロック体を解除して、上記固定部によって上記孔部に挿通された上記ワイヤを固定させる圧力検知機構を備えたことを特徴とする付記1に記載の医療装置。
(付記3)
上記圧力検知機構は、上記筐体に配設された圧力センサにより上記所定の圧力を検出することを特徴とする付記2に記載の医療装置。
(付記4)
付記1に記載の医療装置の患者への設置手順であって、
上記医療機器を上記腹腔内へトラカールを介して、処置具を用いて導入し、
上記穿刺針を腹部の所定の位置で体表から上記腹腔内へ穿刺し、
上記フック部を上記医療機器に接続されたワイヤを掛止した状態で、上記腹部の体表側へ引き上げ、
上記ワイヤを上記体外装置に挿通するように、上記穿刺針を該体外装置から抜き取り、
上記医療機器と該筐体とにより体壁を挟んだ状態、且つ上記吸盤部が上記体内壁への吸着した状態となるまで、上記ワイヤを所定以上の張力で牽引すると共に、該ワイヤに沿って、上記筐体を上記腹部体表へ載置し、
上記固定部により、上記ワイヤを上記筐体に固定する。
(付記5)
付記4の手順で設置された医療装置の医療機器の位置を変更する手順であって、
上記固定部を解除して、上記筐体を上記医療機器の上記ワイヤに沿って、上記腹部の体表から離反する方向に移動し、
上記医療機器を上記腹腔内へトラカールを介して導入した処置具を用いて把持し、
上記ワイヤを上記筐体の上記孔部から抜き取り、
上記筐体の上記孔部へ上記穿刺針を挿入し、
上記穿刺針を腹部の上記所定の位置とは別の位置の体表から上記腹腔内へ穿刺し、
上記フック部を上記医療機器に接続されたワイヤを掛止した状態で、上記腹部の体表側へ引き上げ、
上記ワイヤを上記体外装置に挿通するように、上記穿刺針を該体外装置から抜き取り、
上記医療機器と該筐体とにより体壁を挟んだ状態、且つ上記吸盤部が上記体内壁への吸着した状態となるまで、上記ワイヤを牽引すると共に、該ワイヤに沿って、上記筐体を上記腹部体表へ載置し、
上記固定部により、上記ワイヤを上記筐体に固定する。
本発明の第1の実施の形態に係る医療装置である内視鏡システムの構成を示す図 同、体外装置の構成を示す断面図 同、体外装置の穿刺針の作用を示す上面図 同、第1の変形例である鉗子型穿刺針の穿刺ロッドを示す図 同、図4の鉗子型穿刺針の開閉ジョーの動作を説明するための図 同、第2の変形例であるクリップ型穿刺針の穿刺ロッドを示す図 同、図6のクリップ型穿刺針の爪部の動作を説明するための図 同、腹腔内設置カメラの構成を示す断面図 同、患者の腹壁にトラカールが穿刺された状態を示す図 同、腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図 同、穿刺針を腹壁に穿刺して、腹腔内設置カメラのワイヤを掛止した状態を示し、腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図 同、腹腔内設置カメラのワイヤを掛止した穿刺針を引き上げた状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図 同、穿刺針を引き上げると共に、固定ユニットを穿刺針に沿って下ろす状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図 同、体外装置の作用を説明するための断面図 同、固定ユニットが腹部上に設置され、腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す図 同、図15の状態における固定ユニット、及び腹腔内設置カメラの断面図 同、腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す内視鏡システムの全体構成図 同、固定ユニットを腹腔内設置カメラのワイヤから抜き取る手順を説明するための断面図 同、穿刺針を腹壁の別の位置に穿刺して、腹腔内設置カメラのワイヤを掛止した状態を示し、腹腔内設置カメラの位置を変更する手順を説明するための図 同、位置の変更後における、固定ユニットが腹部上に設置され、腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す図 本発明の第2の実施の形態に係る体外装置の断面図 同、腹壁に固定する手順を説明するための固定ユニット、及び腹腔内設置カメラの断面図 同、腹壁に固定された状態の固定ユニット、及び腹腔内設置カメラの断面図 変形例を示す体外装置の断面図
符号の説明
1…内視鏡システム
2…硬性鏡
3…体外装置
4…腹腔内設置カメラ
15…固定ユニット
16…穿刺針
21a…外向フランジ
21…筐体
24…スライド穴部
25…付勢バネ
26…ワイヤ固定レバー
27a…円弧面
27…孔部
28…ワイヤ挿通部
31…穿刺針管
32…針ヘッド
33…穿刺ロッド
34…フック部
35…フックヘッド
36…バネ
41…カメラ本体
42…腹壁固定部
45…ワイヤ
51…透明フード
52…カメラ筐体
62…吸盤
63…凸部
71…スカート体
71a…孔部
71b…内向フランジ
72…スプリング
73…ピン
74…段部
75…トーションスプリング
76…回動軸
77…ロック体
77a…爪部
83…圧力センサ
100…患者
101…腹腔
102…腹壁
110,111…トラカール
120…処置具

Claims (6)

  1. 体腔内に導入され、該体腔内を撮像する撮像部、及びワイヤを備える腹腔内設置カメラと、
    体表に設置され、上記ワイヤを挿抜自在な孔部、該孔部に挿通された該ワイヤを固定する固定機構、及び該体表に押圧される筐体を有する固定ユニットと、
    上記固定ユニットに設けられ、上記腹腔内設置カメラが体壁を挟んで上記ワイヤによって上記固定ユニットに牽引され、上記ワイヤと上記腹腔内設置カメラとによって上記筐体が上記体表に押圧され所定以上の圧力が与えられた場合、一定以上の張力が保たれた状態で上記ワイヤを固定するように上記固定機構を駆動する圧力検知機構と、
    を具備することを特徴とする医療装置。
  2. 上記腹腔内設置カメラは、上記体内壁に接触固定するための接触部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  3. 上記接触部、弾性部材であることを特徴とする請求項2に記載の医療装置。
  4. 上記弾性部材は、上記体内壁に固定するための吸盤部を備え、
    上記ワイヤが上記吸盤の吸着面の中央から延設上記固定機構により上記ワイヤが固定されて、上記腹腔内設置カメラと上記筐体とにより上記体壁を挟んだ状態を保持して、上記吸盤部が上記体内壁への吸着状態を維持することを特徴とする請求項に記載の医療装置。
  5. 上記固定機構は、上記ワイヤの非固定状態を保持するロック体を有し、
    上記筐体に上記所定以上の圧力が与えられると、上記圧力検知機構が上記ロック体を解除することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の医療装置。
  6. 上記圧力検知機構は、上記筐体に与えられる圧力を検出する圧力センサを備えていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の医療装置。
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