JP5161714B2 - 医療機器 - Google Patents

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Description

本発明は、体内に固定して使用される撮像手段を備えた医療機器に関する。
周知のように、医療機器である内視鏡は、撮像装置を備えており、患者の体腔内へ導入されて、撮像装置によって撮影された観察像により、体内患部の各種検査、各種処置などを行うためのものである。
このような内視鏡には、体内の管腔管路である、食道、胃、大腸、十二指腸などの消化臓器内に肛門、または口腔から導入するもの、臍部近傍から体壁を穿刺して貫通して、腹腔内へ導入するものがある。一般に内視鏡は、長尺な挿入部を有しており、この挿入部が消化器管路内、または腹腔内に挿入される。
このように、体内を観察する装置は、例えば、特許文献1に開示されるような体腔内観察用テレビカメラが提案されている。この特許文献1に記載される体腔内観察用テレビカメラは、テレビカメラの視野方向を変更できるように、第1の操作ノブのプーリに巻かれている2本の操作ワイヤの他端をそれぞれ十字アームの2つのアーム片に連結し、第2の操作ノブのプーリに巻かれている2本の操作ワイヤの他端を残りのアーム片に連結して、各操作ノブの操作により撮像手段と照明手段が装着されたハウジングを任意の方向に回動させて、撮像手段の視野方向を任意の方向に変更する技術が開示されている。
また、撮像装置の視野方向を変更することができる撮像装置は、例えば、特許文献2に開示されている。この特許文献2の撮像装置は、球状に形成される球形筐体と、これに収容される撮像手段と、筒状の本体と、これに設けられ一側端から球形筐体内に収容される撮像手段の撮像視野部分を突出させ、球形筐体を回動自在に保持し、球形筐体全体を任意の方向に回動して撮像手段の視野方向を変更する保持手段を備えている。
さらに、例えば、特許文献3には、腹腔鏡下手術において、省スペースで皮下組織の損傷を低減し、腹腔内を立体的に観察することができる内視鏡付き腹腔吊り上げ装置が開示されている。この特許文献3の内視鏡付き腹腔吊り上げ装置は、支柱部の先端部から支柱部の長手方向に対して屈曲して延伸する複数の腹壁支持部材を備えており、これら複数の腹壁指示部材のうち少なくとも一つの可動腹壁支持部材には支柱部の先端を視点として支柱部の軸心回りに回動自在に支柱部に取り付けられ、可動腹壁支持部材が体内に面する表面の支柱部より延伸方向に所定の距離離間した位置に撮像部と投光部が設けられている。
特開2002−204773号公報 特開2004−305525号公報 特開平5−344951号公報
しかしながら、上述したような特許文献1から特許文献3のような、従来の技術では、体内で医療機器(装置)を固定した状態において、撮像手段の視野方向の変更は行なえるが、撮像手段を被検対象物に近接したり、所定の距離だけ離間させたりして、撮像手段を体内の所望の位置に移動させて、被検対象物を撮影したりすることができない。
つまり、従来の技術では、体内の制限された空間内で医療機器を固定した状態において、撮像手段の視野方向の変更だけはできるものの、撮像手段を被検対象物に近接する位置に移動させて、ズーム機能を使わずに、拡大観察を行ったり、被検対象部を別の角度から撮影したりすることができないという課題があった。これにより、従来の技術では、被検対象物の撮影に死角が生じる場合、被検対象物から離れた位置から撮影する場合などがあり、処置などの医療行為が困難となる場合がある。
そこで、本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであって、体内の制限された空間内で医療機器を固定した状態で、ズーム機能を使わずに、拡大観察を行ったり、被検対象部を別の角度から撮影したりすることにより、所望の撮影範囲、及び視野方向に変更できるようにして、被検対象物を撮影することができる医療機器を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明の一態様の医療機器は、体内に導入して固定した状態で使用される医療機器において、前記体内の被検対象物を撮像し、第1の軸回りに回動自在に設けられた撮像手段と、記撮像手段を第1の軸とは異なる第2の軸回りに回動自在に保持する保持手段と、前記撮像手段と前記保持手段を連結し、前記撮像手段を前記第1の軸回りに回動自在に保持すると共に、前記保持手段に対して前記撮像手段を前記第2の軸回りに回動自在に保持する連結手段と、体表に設置された体外装置に挿通して固定されるチューブ体が接続され、前記保持手段を前記体内の体壁に固定する固定手段と、前記チューブ体に挿通配置され、体外側から前記撮像手段を前記第1の軸回りに操作する操作ワイヤと、前記保持手段に配設されて前記体内へ導入するときに把持されると共に、前記連結手段を前記第2の軸回りに回動操作する操作把持手段と、を具備する。
本発明によれば、体内の制限された空間内で医療機器を固定した状態で、ズーム機能を使わずに、拡大観察を行ったり、被検対象部を別の角度から撮影したりすることにより、撮影範囲、及び視野方向を所望に変化できるようにして、被検対象物を撮影することができる医療機器を実現することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。尚、以下の説明において、例えば、腹腔鏡下外科手術を行う医療装置を例示する。
先ず、腹腔鏡下外科手術に用いられる本発明の医療装置である内視鏡システムについて、以下に説明する。尚、図1から図20は本発明の実施の形態に係り、図1は医療装置である内視鏡システムの構成を示す図、図2は体外装置の構成を示す断面図、図3は体外装置のフック針の作用を示す断面図、図4は腹腔内設置カメラの構成を示す図、図5は図4の腹腔内設置カメラの構成を示す断面図、図6は図4のVI−VI線に沿った腹腔内設置カメラの構成を示す断面図、図7はクリック機構部の構成を示す断面図、図8は患者の腹壁にトラカールが穿刺された状態を示す図、図9は腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図、図10はフック針を腹壁に穿刺して、腹腔内設置カメラのチューブ体を掛止した状態を示し、腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図、図11は腹腔内設置カメラのチューブ体を掛止したフック針を引き上げた状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図、図12はフック針を引き上げると共に、固定ユニットをフック針に沿って下ろす状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図、図13は体外装置の作用を説明するための断面図、図14は固定ユニットが腹部上に設置され、腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す図、図15は図14の状態における固定ユニット、及び腹腔内設置カメラの断面図、図16は腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す内視鏡システムの全体構成図、図17は操作把持体の操作によって、腹腔内設置カメラのカメラユニットの位置を変更する作用を説明するための図、図18は操作ワイヤの操作によって、腹腔内設置カメラのカメラユニットの撮影方向を変更する作用を説明するための図、図19は第1の変形例の腹腔内設置カメラの構成を示す図、図20は第2の変形例の腹腔内設置カメラの構成を示す図である。
図1に示すように、腹腔鏡下外科手術を行う本実施の形態の内視鏡システム1は、第1の撮影装置である硬性鏡2と、体外装置3と、第2の撮影装置であると共に、撮像装置を構成し、撮像手段が設けられた医療機器である非常に小型な腹腔内設置カメラ(以下、カメラと略記する)4と、光源装置5と、画像処理回路が内蔵された信号処理装置であるカメラコントロールユニット(以下、CCUと略記する)6と、このCCU6に通信ケーブル13によって接続され、観察画像を表示する表示装置7と、により主に構成されている。
光源装置5は、硬性鏡2の備える照明光学系に照明光を供給する。光源装置5と硬性鏡2とは光源ケーブル10によって着脱自在に接続される。
硬性鏡2は、硬質な挿入部8と、この挿入部8の基端に連接された操作部9とから主に構成されている。硬性鏡2の挿入部8は、内部にイメージガイド、及びライトガイドバンドルが挿通されており、先端面にイメージガイドを介して被写体像を後述の硬性鏡用カメラへ集光する撮影光学系、及びライトガイドバンドルからの照明光を被写体へ向けて照射する照明光学系が配設されている。
硬性鏡2の操作部9には、CCD、CMOS等の固体撮像素子が配された、図示しないカメラヘッドが内蔵されている。光源装置5から光源ケーブル10を介して硬性鏡2に供給された照明光によって照明された観察部位の光学像は、挿入部8のイメージガイドを介して操作部9内のカメラヘッドで撮像される。この硬性鏡用カメラは、撮像した光学像を撮像信号に光電変換して、その撮像信号が撮像ケーブル11を介してCCU6へ伝送される。尚、本実施の形態の硬性鏡2は、その撮影可能な画角α(図16参照)が例えば、70°から75°となるように、撮像光学系が設定されている。
このCCU6は、伝送された画像信号を映像信号に生成して表示装置7に出力する。表示装置7は、例えば、液晶ディスプレイであって、CCU6から出力された映像信号を受けて、硬性鏡2による通常観察画像、及びカメラ4による広角観察画像を画面上にマルチ2画面表示、又は個別に切り替え表示する。また、CCU6は、後述する、体外装置3の固定ユニット15と電気ケーブル12により着脱自在に接続されている。
次に、体外装置3について、図2、及び図3を用いて、以下に詳しく説明する。
体外装置3は、図2、及び図3に示すように、カメラ4を体腔内で牽引して固定する固定ユニット15と、カメラ4を掛止して引き上げる穿刺針であるフック針16と、を有して構成されている。
固定ユニット15は、非磁性体から形成された筐体21内に受信機22、及びこの受信機22と電気的に接続された電気コネクタ部23が内蔵されている。この電気コネクタ部23は、CCU6に接続される電気ケーブル12に接続されている。固定ユニット15は、電気ケーブル12を介して、CCU6からの電源、及び受信機22からの信号をCCU6へ伝送する。
筐体21には、側面から横方向にスライド穴部24が形成されている。このスライド穴部24には、付勢バネ25が端面に固定された非磁性体から形成された固定部を構成するチューブ固定レバー26が挿通配置されている。このチューブ固定レバー26は、後述のカメラ4のチューブ体41(図4〜図6参照)を挟んで固定するためのもので、略直方体形状をしており、筐体21の内部方向へスライド穴部24に沿ってスライド自在に配設されている。また、チューブ固定レバー26は、その中途部に、付勢バネ25側に凸状の円弧面27aを備えた孔部27が形成されている。
筐体21には、カメラ4のチューブ体41(図4〜図6参照)が挿通するための、上下に貫通形成されたチューブ挿通部28が設けられている。このチューブ挿通部28は、筐体21の上面の開口となる上部に拡がるように円錐状のテーパ面29が形成されている。
以上のように構成された固定ユニット15には、チューブ固定レバー26の孔部27とチューブ挿通部28が一致するようにチューブ固定レバー26が筐体21内に押し込まれたスライド位置において、上下方向に貫通する孔にフック針16が挿抜自在に挿通配置される。
体外装置3のフック針16は、円筒状の穿刺針管31と、この穿刺針管31の上部に連設された針ヘッド32と、穿刺針管31内にスライド自在に挿通するフック部34が先端に形成された穿刺ロッド33と、この穿刺ロッド33の上部に連設されたフックヘッド35と、このフックヘッド35と針ヘッド32の間に介装されたバネ36と、を有して構成されている。
穿刺針管31は、先端が斜めに切断された鋭利な針状に形成された、およそ、3mmの細長の金属管体である。針ヘッド32は、穿刺針管31よりも外径が大きく、先端側が円錐状に形成されて穿刺針管31と一体形成されている。この針ヘッド32は、筐体21の上部に形成されたテーパ面29に当接することで、フック針16が筐体21の下方へ抜け落ちないよう構成されている。
穿刺ロッド33は、細長な金属製の棒体であり、上部に連設されたフックヘッド35がバネ36によって、針ヘッド32から離反する方向に付勢されている。これにより、穿刺ロッド33は、先端に形成されたフック部34が穿刺針管31内に収容されている。
また、フック針16は、術者によって、フックヘッド35がバネ36の付勢力に抗して(図3の矢印F)、穿刺針管31へ押し込まれると、先端に形成されたフック部34が穿刺針管31の先端から突出する。
このように構成されたフック針16は、筐体21のチューブ挿通部28、及びチューブ固定レバー26の孔部27に挿通配置された状態において、チューブ固定レバー26が付勢バネ25の付勢力によって、筐体21の外側方向への押圧力により、筐体21に挿通固定され
る。つまり、フック針16は、穿刺針管31の外周面がチューブ固定レバー26の孔部27の一側面に形成された円弧面27aにより、押圧されて、チューブ挿通部28の内面と当接することで筐体21に挿通した状態で固定される。
次に、カメラ4について、図4から図6を用いて、以下に詳しく説明する。
カメラ4は、図4に示すように、撮像部を構成する撮像手段であるカメラユニット47と、このカメラユニット47に連結手段である2つのアーム部49を介して連結されたカメラユニット47を保持する保持手段となるカメラ保持部48と、を有して主に構成されている。
カメラユニット47は、略円柱形状のカメラ筐体51と、このカメラ筐体51の一面側、ここでの前面に気密固定されたドーム状の透明なカバー体52と、を有している。
カメラ筐体51には、図5に示すように、撮像ユニット50と、照明光の光源となるLED、有機ELD等から構成された小型で低消費電力な、複数、ここでは2つの照明ユニット57と、撮像ユニット50からの撮像信号を外部へ無線送信するための送信機58と、撮像ユニット50、各照明ユニット57への給電を行うための電源部を構成するバッテリ59と、が内蔵されている。尚、撮像ユニット50により光電変換された画像信号は、送信機58から体外装置3の筐体21に配設された受信機22に無線伝送される。
撮像ユニット50は、入射された撮影光を光電変換するCCD、CMOS等の固体撮像素子55と、固体撮像素子55に撮影光を集光する対物レンズ群56と、を有して主に構成されている。尚、本実施の形態のカメラユニット47の撮像ユニット50は、その撮影可能な画角β(図16参照)が例えば、90°以上となるように、広角な視野範囲を撮像する撮像光学系が設定されている。
カメラ保持部48は、両側部に設けられた2つのアーム部49の両端部回りに、後述のように回動移動するカメラユニット47が当接しないように、一端部が球形状に形成され、外形が所謂、砲弾形状をしている。カメラ保持部48の他端部からは、後述の操作把持部61が突起するように設けられている。このカメラ保持部48は、上部側に、例えば、シリコンゴム等の柔軟な弾性部材から形成された吸盤42が嵌合固定されている。
この吸盤42は、中央部に貫通孔が形成されており、この貫通孔に所定の長さを有した吊り上げ用のチューブ体41の一端部が固着されている。
また、柔軟な吸盤42は、チューブ体41を一定以上の張力で引っ張ることで、吸盤42の端部が拡張変形しながら、後述するように体内壁(腹腔壁)に密着して、カメラ保持部48と共にカメラユニット47を体内壁に固定する腹壁固定手段を構成している。尚、吸盤42は、それ自身の劣化時に交換可能なように、カメラ保持部48と着脱自在な構成となっている。
また、チューブ体41には、操作ワイヤ45が挿通配置されている。この操作ワイヤ45は、カメラ保持部48に形成された保持部側ワイヤ挿通孔43を介して、一方のアーム部49内に挿通配置されている。この操作ワイヤ45は、挿通配置されるアーム部49の一端部内で折り返されて、両端部がチューブ体41から延出するように設けられている。つまり、チューブ体41からは、折り返された1本の操作ワイヤ45の両端部側が共に延出している。尚、この操作ワイヤ45は、手術用縫合系のような糸でも良いし、金属製のより線ワイヤでも良い。
操作把持部61は、本実施の形態において、一端部の形状がリング状の把持体61aと、この把持体61aに連結された軸体61bと、を有している。軸体61bは、カメラ保持部48に形成された孔部44へ回動自在に挿通配置されている。また、操作把持部61内に配置される軸体61bの他端部には、ベベルギア63が設けられている。尚、このベベルギア63は、軸体61bが挿通するカメラ保持部48の孔部44に連通するように形成された空間部40内に配置される。
尚、操作把持部61は、カメラ保持部48の空間部40に孔部44が連通する開口部分に設けられたベアリング64に軸体61bが回動支持されている。また、カメラ保持部48の操作把持部61の把持体61aが延出する孔部44の開口部には、回動する軸体61bに対して水密保持のためのOリング65が設けられている。
操作把持部61のベベルギア63は、軸体61bに直交するアーム回動軸81の中途に設けられ、カメラ保持部48の空間部40内に配置されるベベルギア82に噛合している。アーム回動軸81は、カメラ保持部48を貫通するように回動自在に設けられ、両端部が夫々アーム部49に固着されている。また、アーム回動軸81は、カメラ保持部48内に設けられた2つのベアリング83によって回動支持されている。
アーム回動軸81には、カメラ保持部48とアーム部49との間に水密保持のためのゴム環85が設けられている。尚、カメラ保持部48の外周部分には、アーム回動軸81が挿通する補強用のリング部材86が設けられている。
さらに、アーム回動軸81は、貫通するカメラ保持部48の空間部40における対向する2つの壁部分に設けられた、回動位置固定機構を構成する2つのクリック機構部84と連結されている。これら2つのクリック機構部84は、図7に示すように、円環部材87と、アーム回動軸81に固定された円盤部材88と、から構成されている。
円盤部材88の外周部には、等間隔に設けられた複数の突起部88aが形成されている。また、円環部材87の内周面には、アーム回動軸81の回動時に円盤部材88の複数の突起部88aの1つと当接する突起部87aが形成されている。
このように構成されたクリック機構部84は、円環部材87内にアーム回動軸81に固定された円盤部材88が配置されている。そして、円環部材87の内周面に形成された突起部87aと、アーム回動軸81に固定された円盤部材88の外周部に形成された複数の突起部88aの1つと、が当接することにより、アーム回動軸81は、段階的に術者の所望の回動位置で固定することができる。尚、円盤部材88の外周部に形成された複数の突起部88aが所定の回動力で円環部材87の内周面に形成された突起部87aを乗り越えられるように、これら突起部87a,88aの突起量が設定されている。
図6に戻って、2つのアーム部49は、夫々の一端部分にアーム回動軸81が長手方向に直交するように固定されている。これら2つのアーム部49の一端部分には、アーム回動軸81の接続部を覆うキャップ体71が設けられている。
2つのアーム部49は、カメラユニット47を回動操作する操作手段の1つである操作把持部61が回動すると、操作把持部61のベベルギア63が噛合するアーム回動軸81のベベルギア82に回動力を伝達して、アーム回動軸81回りに回動される。つまり、図6のA軸回りに操作把持部61が回動操作されると、各ベベルギア63,82による回動伝達により、A軸に直交するB軸回りにアーム回動軸81が回動するため、アーム回動軸81の両端部に固定された2つのアーム部49がA軸回りに回動する。
これら2つのアーム部49のうち、一方のアーム部49には、操作ワイヤ45が挿通配置されている。この操作ワイヤ45は、カメラ保持部48に形成された保持部側ワイヤ挿通孔43から一方のアーム部49の内部に形成されたアーム側ワイヤ挿通孔72に配置されている。
また、一方のアーム部49は、カメラユニット47に連結された端部内には、アーム側ワイヤ挿通孔72に連通する空洞部73が形成されている。この空洞部73には、カメラユニット47のカメラ筐体51に固定されたカメラ回動軸75に設けられたプーリ74が配置されている。尚、カメラ回動軸75は、2つのアーム部49と回動自在に連結されており、2つのアーム部49の他端部にも、カメラ回動軸75の接続部を覆うキャップ体76が設けられている。尚、本実施の形態のカメラ回動軸75とアーム回動軸81は、平行な軸となっている。
プーリ74には、操作ワイヤ45が折り返されるように配設されている。つまり、操作ワイヤ45は、プーリ74の外周に引っ掛けられており、両端部が相対する方向へ牽引と弛緩されることにより、プーリ74が回動する。
これにより、プーリ74が固定されたカメラ回動軸75は、カメラユニット47を回動操作する操作手段の1つである操作ワイヤ45の操作によって、2つのアーム部49に対して回動操作がされる。このように、カメラ回動軸75が回動することで、カメラ回動軸75に固定されているカメラユニット47も2つのアーム部49に対して、図6のB軸回りに回動される。尚、カメラ回動軸75に上述したようなクリック機構部を設けて、カメラユニット47を段階的に術者の所望の回動位置で固定できるように構成しても良い。
また、空洞部73と連通するアーム側ワイヤ挿通孔72の開口部には、操作ワイヤ45が擦れるために保護用の円環部材77が設けられている。さらに、同様な理由から、保持部側ワイヤ挿通孔43、及びアーム側ワイヤ挿通孔72の各開口部にも、円環部材78,79が設けられている。
以上のように構成された本実施の形態の内視鏡システム1は、腹腔鏡下外科手術に用いられ、患者の体腔の1つである腹腔内の治療に用いられる。
ここで、腹腔鏡下外科手術のため、本実施の形態の内視鏡システム1が患者の体腔である腹腔へ設置する手順、及び作用について、図8から図16を用いて、以下に詳しく説明する。
先ず、術者は、患者100の腹壁102にメスなどにより2箇所に小さな切開部を処置し、図8に示すように、これら切開部にトラカール110,111を穿刺する。尚、術者は、ここでは硬性鏡2を腹腔101内へ導入するためのトラカール110から所定に離間する別の場所(位置)にて、腹壁102を切開などして、把持鉗子等の処置具120を腹腔101内へ導入するためのトラカール111を腹腔101内へ穿刺する。
また、術者は、図2、及び図3に示したように、体外装置3の固定ユニット15に設けられたチューブ挿通部28にフック針16の穿刺針管31を挿入する。このとき、術者は、穿刺針管31が固定ユニット15を貫通するように、チューブ固定レバー26を筐体21内に押し込み、チューブ固定レバー26の孔部27に穿刺針管31が貫通するように挿入する。
術者は、固定ユニット15が十分に穿刺針管31の手元側となる針ヘッド32側に位置して固定ユニット15の下面から穿刺針管31を十分に突出させる(図2、及び図3参照)。この状態において、固定ユニット15は、チューブ固定レバー26に付勢バネ25の付勢力によって、チューブ固定レバー26の孔部27の一壁面である円弧面27aが穿刺針管31に当接して抑えることで、穿刺針管31から抜け落ちないようになっている。
次に、術者は、トラカール110を介して、硬性鏡2の挿入部8を腹腔101内に挿入する(図9参照)。そして、術者は、もう一方のトラカール111を介して把持鉗子等の処置具120によって、例えば、カメラ保持部48から突出する操作把持部61のリング状の把持体61aを把持して、カメラ4を腹腔101内に挿入する。このとき、術者は、硬性鏡2による画像を確認しながら、カメラ4を腹腔101内に挿入すると良い。
次に、術者は、図9から図10に示すように、硬性鏡2による画像を確認しながら、体外装置3を構成する固定ユニット15に挿通保持された状態のフック針16の穿刺針管31が腹壁102を貫通するように穿刺する。そして、術者は、図10に示すように、穿刺針管31から穿刺ロッド33を導出するため、フックヘッド35を、図中、矢印Fに示す方向へ押し込む。この状態から、術者は、硬性鏡2による画像を見ながら、穿刺ロッド33に形成されたフック部34をカメラ4のチューブ体41に引っ掛ける。
術者は、フック部34にチューブ体41が引っ掛かったら、穿刺ロッド33のフックヘッド35の押し込みを開放する。すると、穿刺ロッド33は、フック部34にチューブ体41を引っ掛けた状態で、穿刺針管31内へ導入される。
その後、術者は、図12に示すように、穿刺ロッド33のフック部34にチューブ体41を掛止した状態で、フック針16の穿刺針管31を腹腔101から体外(図中、UP方向)へ引き抜く。そして、術者は、図13に示すように、フック針16の穿刺針管31を腹腔101から引き抜くと共に、固定ユニット15を患者100の腹部方向(図中、DOWN方向)へ穿刺針管31に対して相対移動させて、固定ユニット15のチューブ挿通部28にチューブ体41が貫挿するまで穿刺針管31を牽引する。
このとき、術者は、固定ユニット15のチューブ固定レバー26を筐体21内側(図13の矢印P方向)へ押し込むことで、容易に固定ユニット15をフック針16の穿刺針管31に対して相対的にスライドさせることができる。そして、術者は、固定ユニット15のチューブ挿通部28にチューブ体41が貫挿したら、図13に示すように、チューブ体41自体を牽引しながら(図中、UP方向)、固定ユニット15を患者100の腹部方向(図中、DOWN方向)へ、今度はチューブ体41に対して相対移動させる。
つまり、術者は、固定ユニット15のチューブ固定レバー26を筐体21内側へ押し込む状態を維持することで、容易に固定ユニット15をフック針16の穿刺針管31、及びカメラ4のチューブ体41に対して相対的にスライドさせることができる。
そして、術者は、図14に示すように、固定ユニット15が患者100の腹部上に載置した状態で、固定ユニット15とカメラ4が腹壁102を挟んだ状態となるまで、カメラ4のチューブ体41を牽引する。このとき、術者は、硬性鏡2による画像から、図15に示すように、カメラ4の吸盤42が腹壁102内面に吸着したのを確認したら、固定ユニット15のチューブ固定レバー26の押し込みを開放する。
すると、固定ユニット15のチューブ固定レバー26は、付勢バネ25の付勢力を受けて、図15に示す、矢印R方向へ移動し、孔部27が筐体21のチューブ挿通部28とずれた状態となって、これら孔部27、及びチューブ挿通部28に挿通しているチューブ体41が挟まれた状態となり、筐体21に固定される。このとき、弾性のある吸盤42の変形により、チューブ固定レバー26と吸盤42の間では、チューブ体41に常に一定以上の張力がかかっていることになる。これにより、固定ユニット15とカメラ4は、チューブ体41に作用している常に一定以上の張力が保たれて、腹壁102を挟んだ状態が保持されて固定される。
こうして、図16に示すように、カメラ4が患者100の腹腔101内に、確りと安定した状態で設置され、本実施の形態の内視鏡システム1により、腹腔鏡下外科手術が行われる。なお、例えばトラカール110には、図示しない気腹チューブの一端部が取り付けられ、腹腔101内には硬性鏡2の視野を確保する目的、及び手術機器等を操作するための領域を確保する目的で気腹用気体として、例えば二酸化炭素ガスなどが注入されている。そして、術者は、カメラ4を腹腔101内で腹壁102に吸着させて留置する状態で、トラカール110に硬性鏡2、及びトラカール111に処置具120を挿通して、腹腔鏡下外科手術を行う。
この腹腔鏡下外科手術の手技中に、術者は、把持鉗子等の処置具120を用いて、カメラ4のカメラ保持部48から突出する操作把持部61の把持体61aを、図17に示すA軸回り(矢印aに沿った方向)に回転操作すると、カメラ保持部48に連結された2つのアーム部49の一端部側で、図中B軸回り(円弧状の矢印bに沿った方向)に回動移動させることができる。これにより、術者は、カメラユニット47をカメラ保持部48に対する2つのアーム部49の揺動範囲における所望の位置に移動して撮影範囲を変更することができる。
また、術者は、図18に示すように、体外側でチューブ体41から延出する操作ワイヤ45を互い違いに牽引弛緩操作することで、カメラユニット47を各アーム部49の他端部側で、図中C軸回り(円弧状の矢印cに沿った方向)に回動移動させることができる。これにより、術者は、カメラユニット47の撮像視野方向を所望の方向に変更することができる。
尚、術者は、腹腔鏡下外科手術を終えると、固定ユニット15のチューブ固定レバー26を筐体21内側へ押し込みながら、固定ユニット15をチューブ体41から引き抜く。そして、術者は、腹腔101内のカメラ4を把持鉗子等の処置具120で把持して、トラカール111を介して、腹腔101から体外へ取り出す。
以上に述べた本実施の形態の内視鏡システム1によれば、体腔内、ここでは腹腔101内の体内組織が広角を含む多視点で観察することができ、例えば、大きな臓器の手術、或いは大腸切除の際の切除ライン全体を容易に把握できる。また、内視鏡システム1は、拡大観察用の硬性鏡2とは別に腹腔101内に導入されるカメラ4を設置するときに、患者への負担を増加することなく、低侵襲な外科手術が行える。以上の結果、本発明の内視鏡システム1を使用することで、腹腔鏡下外科手術による処置が容易となる。
また、カメラ4は、体内の制限された空間内で、撮像手段であるカメラユニット47を2つのアーム部49の揺動範囲において、所望の位置に移動でき撮影範囲を変更でき、カメラユニット47の撮像視野方向を所望の方向に変更できる。つまり、カメラ4は、腹壁102に腹壁固定部である吸盤42によって留置固定されたカメラ保持部48に対する各アーム部49の回動操作によって、各アーム部49の揺動範囲内であれば、自由にカメラユニット47と被検対象物との距離の変更、及び被検対象物に対して、カメラユニット47の撮影範囲、及び撮影方向を変更できる。
以上から、本実施の形態の医療機器であるカメラ4は、腹壁102に固定した状態で、撮像手段であるカメラユニット47と被検対象物との距離を変更できるため、ズーム機能を使わずに、カメラユニット47を被検対象物に近接するように移動させることで、拡大観察を行うことができる。また、カメラ4は、撮影方向を変更することで、被検対象部を別の角度から撮影することができる。
(第1の変形例)
次に、上述したカメラ4の第1の変形例について、図19に基づいて、以下に説明する。
図19に示すように、本変形例のカメラ4は、カメラ保持部48を腹壁固定部である吸盤42が固定された筒体48aにスライド自在とした構成となっている。このカメラ保持部48には、筒体48aに所定の摩擦力を有して挿通する胴部48bが設けられている。
以上のように構成されたカメラ保持部48は、吸盤42により腹壁102に留置固定された筒体48aに対して、胴部48bの長手方向の範囲に図中矢印dに沿った前後方向へスライド自在であり、さらに、胴部48bの長手方向回りである、図中円弧状の矢印eに沿った方向に回動自在となっている。尚、胴部48bは、操作把持部61の把持体61aが延出する一端部に筒体48aからの抜け落ちを防止するための外向フランジ部48cが設けられている。
このように、カメラ4は、カメラユニット47を、操作把持部61の把持体61aのA軸回り(矢印aに沿った方向)に操作による、2つのアーム部49の図中B軸回り(円弧状の矢印bに沿った方向)に回動移動、及び操作ワイヤ45の互い違いに牽引弛緩操作することによる、図中C軸回り(円弧状の矢印cに沿った方向)に回動移動に加え、胴部48bの長手方向の範囲に図中矢印dに沿った前後方向、及び胴部48bの長手方向回りである、図中円弧状の矢印eに沿った方向に移動することができる。
また、胴部48bは、把持鉗子などの処置具120によって、筒体48aに対して、スライド操作、及び回動操作がなされ、筒体48aとの所定の摩擦力により、スライドされた位置、及び回動による姿勢が保持される。
このように構成された、本変形例の医療機器であるカメラ4は、上述の効果に加え、さらに、カメラユニット47を被検対象部に対する撮影位置、撮影方向(角度)、及び撮影距離を多様に変更することができる。
(第2の変形例)
次に、上述したカメラ4の第2の変形例について、図20に基づいて、以下に説明する。
本変形例のカメラ4は、カメラユニット47の撮影方向と反対側の後端部中央に複数段式の伸縮部である伸縮ポール90が設けられており、カメラユニット47をカメラ保持部48に対する距離を変更できる構成となっている。
伸縮ポール90は、複数の円環部材の夫々がスライドして延伸する構造で、収縮時に各円環部材が収容される構成となっている。この伸縮ポール90は、カメラユニット47と反対側に設けられたアーム接続部91に各アーム部49が連結された構成となっている。
このように構成されたカメラ4は、術者によって、カメラユニット47自体を把持鉗子などの処置具120により把持して、伸縮ポール90を図中矢印fに沿った方向に伸縮させることでカメラユニット47をカメラ保持部48に対する距離を変更することができる。
このように構成された、本変形例の医療機器であるカメラ4は、上述の効果に加え、各アーム部49の長さに加え、伸縮ポール90の伸縮量を変更することで、さらに、被検対象部に近接する位置で撮影できるように、カメラユニット47を揺動して移動させることができる。
以上の各実施の形態に記載した発明は、その実施の形態、及び変形例に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施の形態の医療装置である内視鏡システムの構成を示す図 同、体外装置の構成を示す断面図 同、体外装置のフック針の作用を示す断面図 同、腹腔内設置カメラの構成を示す図 同、図4の腹腔内設置カメラの構成を示す断面図 同、図4のVI−VI線に沿った腹腔内設置カメラの構成を示す断面図 同、クリック機構部の構成を示す断面図 同、患者の腹壁にトラカールが穿刺された状態を示す図 同、腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図 同、フック針を腹壁に穿刺して、腹腔内設置カメラのチューブ体を掛止した状態を示し、腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図 同、腹腔内設置カメラのチューブ体を掛止したフック針を引き上げた状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図 同、フック針を引き上げると共に、固定ユニットをフック針に沿って下ろす状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図 同、体外装置の作用を説明するための断面図 同、固定ユニットが腹部上に設置され、腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す図 同、図14の状態における固定ユニット、及び腹腔内設置カメラの断面図 同、腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す内視鏡システムの全体構成図 同、操作把持体の操作によって、腹腔内設置カメラのカメラユニットの位置を変更する作用を説明するための図 同、操作ワイヤの操作によって、腹腔内設置カメラのカメラユニットの撮影方向を変更する作用を説明するための図 同、第1の変形例の腹腔内設置カメラの構成を示す図 同、第2の変形例の腹腔内設置カメラの構成を示す図
符号の説明
1…内視鏡システム
2…硬性鏡
3…体外装置
4…腹腔内設置カメラ
5…光源装置
6…カメラコントロールユニット
7…表示装置
41…チューブ体
42…吸盤
45…操作ワイヤ
47…カメラユニット
48…カメラ保持部
49…アーム部
50…撮像ユニット
61…操作把持部
61a…把持体
63,82…各ベベルギア
74…プーリ
75…カメラ回動軸
81…アーム回動軸
84…クリック機構部
100…患者
101…腹腔
102…腹壁
110,111…トラカール
120…処置具

Claims (2)

  1. 体内に導入して固定した状態で使用される医療機器において
    記体内の被検対象物を撮像し、第1の軸回りに回動自在に設けられた撮像手段と、
    記撮像手段を第1の軸とは異なる第2の軸回りに回動自在に保持する保持手段と、
    前記撮像手段と前記保持手段を連結し、前記撮像手段を前記第1の軸回りに回動自在に保持すると共に、前記保持手段に対して前記撮像手段を前記第2の軸回りに回動自在に保持する連結手段と、
    体表に設置された体外装置に挿通して固定されるチューブ体が接続され、前記保持手段を前記体内の体壁に固定する固定手段と、
    前記チューブ体に挿通配置され、体外側から前記撮像手段を前記第1の軸回りに操作する操作ワイヤと、
    前記保持手段に配設されて前記体内へ導入するときに把持されると共に、前記連結手段を前記第2の軸回りに回動操作する操作把持手段と、を具備することを特徴とする医療機器。
  2. 前記第1の軸回り、及び前記第2の軸回りに回動された前記撮像手段を段階的に所定の回動位置にて固定するための固定機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
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