JPH08337345A - シ−ト材の搬送機構及び画像形成装置 - Google Patents

シ−ト材の搬送機構及び画像形成装置

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Publication number
JPH08337345A
JPH08337345A JP7171497A JP17149795A JPH08337345A JP H08337345 A JPH08337345 A JP H08337345A JP 7171497 A JP7171497 A JP 7171497A JP 17149795 A JP17149795 A JP 17149795A JP H08337345 A JPH08337345 A JP H08337345A
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JP
Japan
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sheet material
branch
path
conveying
image forming
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JP7171497A
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English (en)
Inventor
Jun Tanaka
潤 田中
Takeshi Matoba
健 的場
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送不良が発生した場合に搬送経路上に残さ
れたシート材と切換部材の嵌合によるシート材の破損を
防止し、挟まれたシート材の排除困難性を改善する。ま
た、リアカバーに切換部材が設けられている場合に、リ
アカバーが挟まれたシート材と嵌合して開かなくなるこ
とを防止する。 【構成】 上流側搬送路H1に分岐部B1を介して接続
する分岐搬送路H2,H3とを備えたシート材の搬送機
構の、分岐部B1近傍で上記分岐搬送路を切換える切換
部材10に、ガイド部材22と間に隙間S1を形成する
ストッパ(位置決め手段)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の搬送路に分岐され
る搬送経路を備えたシート材の搬送機構及び、この搬送
機構によりシート材を搬送する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シート材に電子写真方式によ
り画像を形成する画像形成装置が、広く使用されてい
る。
【0003】この画像形成装置100の主要な構成要素
とその働きを、図7の断面説明図により説明する。給紙
カセット101上のシート材P1 は給送ローラ102に
よりピックアップされ、搬送ローラ対103により搬送
される。搬送されたシート材P1 は、レジストローラ対
104のニップに突入した後ループを形成して、先端の
位置と姿勢が整えられる。
【0004】前記レジストローラ対104のニップ突入
後、搬送ローラ対103は回転を一時停止し、コントロ
ーラボード115からの画像データをスキャナー105
により現像カートリッジ106に保持された感光ドラム
107上へ、画像(潜像)として書き出すタイミングを
とって、レジローラ対104と共に再度回転を開始す
る。
【0005】カートリッジ106内には、感光ドラム1
07上に形成された画像(潜像)を現像するためのトナ
ーが容器内に保持されており、該カートリッジ内で現像
された画像は、転写ローラ108によりシート材P1
転写される。転写後前記感光ドラム107上に残ったト
ナーはカートリッジ内の不図示のクリーニング機構によ
り不図示の廃トナー容器内へ排出される。転写後、シー
ト材P1 は定着器109へ搬送され、画像がシート材P
1 上に定着され、画像形成が完了する。
【0006】画像形成後シート材P1 は装置外部へと排
紙されるが、この時シート材P1 の画像形成面を下にし
て(フェイスダウウン)排紙するか、上にして(フェイ
スアップ)排紙するかは操作者が任意に決定できる。
【0007】図8に示すように、排紙されるシート材P
1 の搬送経路を切換える切換部材としてのフラッパ11
0はシート材P1 の搬送不良(ジャム)が発生した場
合、装置内部に残ったシート材P1 を排除するために装
置に回動可能に取り付けられた搬送路開放手段としての
リアカバー120に、不図示の駆動手段(例えばソレノ
イド)により回動するように取り付けられており、ま
た、不図示の付勢手段により下方向に付勢されている。
【0008】フェイスダウンで排紙する場合、シート材
1 の搬送経路を切換えるフラッパ110は作動せず、
シート材P1 は図7に示す排紙ローラ対111,112
により、装置外部の排紙トレイA113へと排紙され
る。
【0009】フェイスアップで排紙する場合、フラッパ
110は不図示の駆動手段により作動し、リアカバー1
20に設けられた排紙リブ121との間にフェイスアッ
プ排紙の搬送経路が形成され排紙トレイB114へ排紙
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではフェイスアップで排紙する時、定着器109と
排紙トレイB114の間でシート材の搬送不良(ジャ
ム)が起きた場合、図9に示すように、装置内に残った
シート材を排除するためにリアカバー120を開ける
と、操作者保護のため装置が停止するために、不図示の
フラッパ作動機構の電流がカットされるので、フラッパ
110は不図示の付勢手段により元の位置へ戻ろうとす
る。従って、装置内部に残ったシート材P1 は排紙経路
の排紙リブ121とフラッパ110に挟まれてしまい、
シート材P1 を排除する際に、シート材P1 に傷をつけ
たり、破損したり、また、シート材P1 の後端が定着器
109から抜けていないと、シート材P1 が定着器10
9とフラッパ110の間で突っ張ってしまい、リアカバ
ー120が開かないという不具合が生じてしまう。
【0011】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、搬送不
良が発生した場合に搬送経路上に残されたシート材と切
換部材の嵌合による問題を解決することにあり、シート
材の破損を防止し、挟まれたシート材の排除困難性を改
善する。また、搬送路開放手段であるリアカバー120
に切換部材であるフラッパ110が設けられている場合
に、リアカバーが開かなくなることを防止する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート材の上流側搬送路と、この
上流側搬送路に分岐部を介して接続する複数の分岐搬送
路と、この複数の分岐搬送路を形成するガイド部材と、
前記複数の分岐搬送路のそれぞれのガイド部材と選択的
に係合して任意の分岐搬送路を閉鎖することによりシー
ト材が搬送されるべき分岐搬送路を切換える切換部材と
を備えたシート材の搬送機構であって、前記切換部材を
所定量の隙間を保って前記ガイド部材と係合させる位置
決め手段を設ける。
【0013】また、画像形成装置に、シート材に画像を
形成する画像形成手段と、画像形成手段から画像が形成
されたシート材を搬送する上流側搬送路と、この上流側
搬送路に分岐部を介して接続する2つの分岐搬送路と、
この2つの分岐搬送路を形成するガイド部材と、前記分
岐部及び前記分岐搬送路を前記上流側搬送路から移動さ
せて上流側搬送路から分岐搬送路を開放する搬送路開放
手段と、前記複数の分岐搬送路のそれぞれのガイド部材
と選択的に係合して一方の分岐搬送路を閉鎖することに
よりシート材が搬送されるべき分岐搬送路を切換える切
換部材と、切換部材を一方向に付勢する付勢手段と、こ
の付勢手段の付勢方向に抗して前記切換部材を移動させ
る駆動手段と、前記切換部材を所定量の隙間を保って前
記ガイド部材と係合させる位置決め手段を設ける。
【0014】
【作用】上記のように構成された本発明のシート材の搬
送機構においては、シート材の搬送不良が発生して分岐
部にシート材が滞留した場合に、切換部材の分岐搬送路
のガイド部材に対する係合位置が位置決め手段により所
定量の隙間を保つように規制されているので、前記隙間
にシート材が位置することになり、切換部材によるシー
ト材の挟み込みが発生しない。
【0015】また、本発明の画像形成装置では、切換部
材が付勢手段または駆動手段によりシート材が滞留して
いる分岐搬送路を閉鎖する方向に移動しても、隙間の間
にシート材が位置することになり、切換部材が直接的に
当接してシート材の挟み込むことが発生しない。
【0016】さらに、搬送路開放手段により分岐搬送路
を上流側搬送路から移動させる場合でも、切換部材によ
るシート材の挟み込みが発生していないので、分岐搬送
路の移動動作を妨げることがない。
【0017】
【実施例】
(第1実施例)図1は本発明を適用した画像形成装置の
特徴を表す断面説明図である。図1において、20は画
像形成装置、Pは画像形成装置20により画像が形成さ
れるシート材、1はシート材Pを収納する給紙カセッ
ト、2は給紙カセット上のシート材Pを給送する給送ロ
ーラ、3は給送されてきたシート材Pを搬送する搬送ロ
ーラ対、4はシート材Pに形成される画像の先端レジス
トを合わせるためのレジストローラ対、5は画像をレー
ザー光で感光ドラム7上に書き込むスキャナーユニット
である。
【0018】6は感光ドラム7を内部に保持し、且つ、
感光ドラム7にレーザー光で書き込まれた画像(潜像)
を現像するためのトナーと、画像をシート材Pに転写し
た後に感光ドラム7上に残ったトナーをクリーニングす
る機能を持ち、クリーニングによって感光ドラム7より
落とされた廃トナーを収納する容器を保持した現像カー
トリッジ、8は感光ドラム7上に現像されたトナーをシ
ート材へ転写する転写ローラ、9はシート材上に転写さ
れたトナーを定着する定着器である。
【0019】ここで、矢印H1で示される感光ドラム7
と転写ローラ8以降で定着器9近傍までのシート材Pの
搬送経路を上流側搬送路、また、矢印H2及びH3で示
される定着器9以降のシート材Pの搬送経路を分岐搬送
路とし、またその接続部位を分岐部B1とする。
【0020】10は定着後のシート材Pを分岐部B1
で、分岐搬送路H3に添って画像形成面を上向き(フェ
イスアップ)に排紙するか、分岐搬送路H2添って下向
き(フェイスダウン)に排紙するかを切換える切換部材
としてのフラッパであり、11及び12はフェイスダウ
ン排紙の為の排紙ローラ対、13はフェイスダウン排紙
されたシート材Pを保持する排紙トレイA、14はフェ
イスアップ排紙されたシート材Pを保持する排紙トレイ
Bである。
【0021】15は、ページ記述言語で書かれた画像デ
ータをスキャナーで感光ドラム7に書き込むためのデー
タ形式へ変換するコントローラボードである。
【0022】図2は図1のフラッパ10付近の詳細図で
ある。21は画像形成装置20の後部に回動可能に保持
された搬送路開放手段としてのリアカバーであり、シー
ト材の搬送不良(ジャム)が発生した場合、装置内部に
残ったシート材を排除することを可能とするもので、当
実施例においては、このリアカバー21にフラッパ10
と、分岐搬送路H2のガイド部材22が設けられ、リア
カバー21を開くことにより、上流側搬送路H1から分
岐搬送路H2及びH3を開放する。また、10aはフラ
ッパ10に一体に設けられた位置決め手段としてのスト
ッパであり、フラッパ10がガイド部材22と直接的に
は当接せず、所定量の隙間S1を保って係合する位置に
保持されるように位置規制する部材である。
【0023】さらに、排紙の分岐搬送路H2,H3を切
換えるフラッパ10は当実施例では不図示の付勢手段に
より下方向に付勢されていると共に、不図示の駆動手段
(例えばソレノイド)により任意の分岐搬送路を閉鎖す
るように回動する。
【0024】上記の構成により、画像形成装置20は以
下のように作用する。まず、給紙カセット1上のシート
材Pを給送ローラ2によりピックアップして搬送ローラ
対3により搬送する。搬送されたシート材Pは、レジス
トローラ対4のニップに突入した後ループを作り、先端
の位置と姿勢が整えられる。
【0025】レジストローラ対4のニップ突入後、搬送
ローラ対3は回転を一時停止し、コントローラボード1
5からの画像データをスキャナー5により現像カートリ
ッジ6に保持された感光ドラム7上へ、画像(潜像)と
して書き出すタイミングをとって、レジストローラ対4
と共に回転を開始する。
【0026】現像カートリッジ6内で現像された画像
は、転写ローラ8によりシート材Pに転写される。転写
後前記感光ドラム7上に残ったトナーはカートリッジ内
の不図示のクリーニング機構により不図示の廃トナー容
器内へ排出される。転写後、シート材Pは定着器9へ搬
送され、画像がシート材P上に定着され、画像形成が完
了する。
【0027】画像形成後シート材Pは装置外部へと排紙
されるが、この時シート材Pの画像形成面を下にして
(フェイスダウン)排紙するか、上にして(フェイスア
ップ)排紙するかは操作者が任意に決定できる。
【0028】フェイスダウンで排紙する場合、排紙の搬
送経路を切換えるフラッパ10は付勢手段により下側に
付勢された位置にあり、シート材Pは図1に示した排紙
ローラ対11,12により、装置外部の排紙トレイA1
3へと分岐搬送路H2を通って排紙される。
【0029】フェイスアップで排紙する場合、フラッパ
10は不図示の駆動手段(例えばソレノイド)により作
動して上方に移動し、リアカバー21に設けられたガイ
ド部材22との間に分岐搬送路H3がフェイスアップ排
紙の搬送経路として形成され排紙トレイB14へ排紙さ
れる。
【0030】ここで、フェイスアップで排紙する時、定
着器9と排紙トレイB14の間でシート材Pの搬送不良
(ジャム)が起きた場合の処理方法について説明する。
【0031】まず初めに図3に示すように、操作者が装
置内に残ったシート材Pを排除するためにリアカバー2
1を開けると、操作者保護のため装置が停止する。停止
に伴い、不図示のフラッパ10の駆動手段の電流もカッ
トされるので、フラッパ10は不図示の付勢手段により
下側の位置へ戻る。
【0032】しかしながら、フラッパ10にはストッパ
10aが設けられており、ストッパ10aがリアカバー
21に当接することでフラッパ10の停止位置を決めて
いるので、フラッパ10が駆動手段により上方に作動し
ていない状態においても、フラッパ10とガイド部材2
2との間に隙間S1が確保され、フラッパ10とガイド
部材22でシート材Pが直接挟まれることがないので、
リアカバー21は容易に開くことが可能となる。
【0033】本実施例では、ストッパ部10aをフラッ
パ10側に設けたが、リアカバー21側に設けてもよ
い。また、フラッパ10は不図示の付勢手段により非作
動状態の位置へ戻る構成となっているが、付勢手段を用
いずに自重で非作動状態の位置へ戻る構成としてもよい
し、フラッパ10をリアカバー21以外の構成部材に設
けることも可能である。
【0034】リアカバー21を開いた後、操作者はシー
ト材Pを引き出すが、フラッパ10とガイド部材22と
の間の隙間S1があることと、不図示の駆動手段の電流
がカットされており、フラッパ10は付勢手段により付
勢されているだけであるために容易に回動するので、シ
ート材Pを簡単に排除することができる。
【0035】以上、本実施例で説明した構成をとること
により、画像面が上向き(フェイスアップ)、又は画像
面が下向き(フェイスダウン)のいずれかの任意の向き
に排紙可能な画像形成装置において、搬送不良が分岐部
で発生した際の復帰処理のし易い画像形成装置が提供さ
れる。
【0036】本実施例では、発明の特徴を有するシート
材の搬送機構を備えた画像形成装置を例示して本発明を
説明したが、シート材の搬送機構の適用例として画像形
成装置にこだわるものではなく、シート材を分岐して搬
送する機構を必要とするその他の各種装置に適用するこ
とも可能である。
【0037】(第2実施例)図4は本発明を適用した画
像形成装置の第2の実施例の特徴を表す断面説明図であ
る。図4の画像形成装置50は第1実施例で説明した図
1の画像形成装置20にシート材Pの両面に画像を形成
可能とする両面ユニット30を接続したものである。
【0038】図4において、両面ユニット30は画像形
成装置20に着脱可能に取り付けられ、フラッパ29
が、定着後のシート材Pを排紙するか、シート材Pの裏
面に画像を形成させるための両面ユニット30へシート
材Pを搬送するかを切換えるものである。
【0039】31,32,33及び34は両面ユニット
30内に送りこまれたシート材Pを搬送する反転ローラ
対、35は反転したシート材Pが保持される反転トレ
イ、36は反転の終了したシート材Pを再給紙する再給
紙ローラ、37は再給紙されたシート材Pを画像形成装
置50内へ再び送り込む再搬送ローラ対である。
【0040】38は反転ローラ対付近で発生した搬送不
良により停止したシート材を処理するための開閉カバー
である。39は両面ユニット30の本体に対してスライ
ド可能に取り付けられている両面ユニット30のスライ
ド部である。
【0041】図5は図4のフラッパ29付近の詳細図で
ある。29aはフラッパ29に一体に設けられたストッ
パ、21は画像形成装置50の後部に回動可能に保持さ
れたリアカバー、22はリアカバー21に一体成形で設
けられたガイド部材である。両面ユニット30が取り付
けられた画像形成装置50は、上記第1実施例において
説明したようにまず、シート材Pの第1面目に画像が形
成され、1面目の画像形成後シート材Pは、フラッパ2
9にガイドされ、分岐搬送路H4に添って両面ユニット
30内へと搬送される。
【0042】また、排紙の搬送経路を切換えるフラッパ
29はリアカバー21に取り付けられており、不図示の
付勢手段により下方向に付勢されていると共に、不図示
の駆動手段(例えばソレノイド)により回動する。そし
て、1面目の画像が形成されたシート材を両面ユニット
30内へ搬送するときのみ上方に位置する。
【0043】シート材Pは反転ローラ対31,32,3
3及び34により反転トレイ35上に送られる。反転完
了後、再給紙ローラ36によりシート材Pはピックアッ
プされ、再給紙ローラ対37により、画像形成装置50
内へと搬送される。この後、前記と同様に2面目に画像
が形成された後、シート材Pは今度はフラッパ29で分
岐搬送路H2へとガイドされ、排紙ローラ対11,12
により、装置外部の排紙トレイ13へと排紙される。
【0044】ここで、シート材Pが両面ユニット30へ
搬送される途中、定着器9と両面ユニット30の間(分
岐部B1近傍)で搬送不良(ジャム)が起きた場合の処
理方法について説明する。
【0045】まず初めに図4に示すように、操作者が装
置内に残ったシート材Pを排除するために両面ユニット
30の開閉カバー38を開ける。この状態でシート材P
を排除できた場合は開閉カバー38を閉めて復帰可能と
なる。
【0046】しかし、開閉カバー38を開けただけでシ
ート材Pを排除できなかった場合、図6に示すように、
操作者はスライド部39をスライドさせリアカバー21
を開ける。この時、操作者保護のため装置が停止するた
めに、不図示のフラッパ29の駆動手段の電流がカット
されるので、フラッパ29は不図示の付勢手段により下
側の位置へ戻る。しかしながら、フラッパ29にはスト
ッパ部29aが設けられており、該ストッパ部29aが
リアカバー21に当接することにより、フラッパ29が
作動していない状態においても、フラッパ29と排紙ガ
イドリブ22との間に少なくとも、シート材1枚分以上
の隙間S1が確保されているため、リアカバー21は容
易に開くことが可能となる。
【0047】リアカバー21を開いた後、操作者はシー
ト材Pを引き出すが、フラッパ29は不図示の駆動手段
の電流がカットされており、不図示の付勢手段により付
勢されているだけであるため、フラッパ29は容易に回
動し、シート材Pは容易に排除される。
【0048】その他の構成及び作用については、上記し
た第1の実施例と同一であるので、同一の構成部分につ
いては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0049】但し、本実施例では、ストッパ部29aを
フラッパ29側に設けたが、リアカバー21側に設けて
もよい。また、フラッパ29は不図示の付勢手段により
非作動状態の位置へ戻る構成となっているが、付勢手段
を用いずに自重で非作動状態の位置へ戻る構成としても
よいし、フラッパ10をリアカバー21以外の構成部材
に設けることも可能である。
【0050】以上、本実施例で説明した構成をとること
により、シート材の裏表両面に画像形成可能な画像形成
装置において、搬送不良が起こった際の復帰処理のし易
い画像形成装置が提供される。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、シート材の搬送不良が発生して分岐部にシート
材が滞留した場合に、切換部材の分岐搬送路のガイド部
材に対する係合位置が位置決め手段により所定量の隙間
を保つように規制されているので、切換部材によるシー
ト材の挟み込みを防止し、搬送不良のシート材を容易に
排除することが可能である。
【0052】また、画像形成装置では、シート材を取り
除く動作に伴って切換部材が付勢手段または駆動手段に
よりシート材が滞留している分岐搬送路を閉鎖する方向
に移動しても、上記と同様に、前記隙間の間にシート材
が位置するので、切換部材によるシート材の挟み込みが
発生せず、搬送不良のシート材を容易に排除することが
可能である。
【0053】さらに、搬送路開放手段により分岐搬送路
を上流側搬送路から移動させて搬送路を開放する場合で
も、切換部材によるシート材の挟み込みが発生していな
いので、分岐搬送路の移動動作を妨げることがなく、シ
ート材の搬送不良が発生した際のシート材の排除処理が
行い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施例である画像形成装
置の断面説明図である。
【図2】図2は第1の実施例の部分詳細図である。
【図3】図3は第1の実施例のシート材搬送不良の処理
時の状態を示す図である。
【図4】図4は第2の実施例である画像形成装置の断面
説明図である。
【図5】図5は第2の実施例の部分詳細図である。
【図6】図6は第2の実施例のシート材搬送不良処理時
の状態を示す図である。
【図7】図7は従来の画像形成装置の断面説明図であ
る。
【図8】図8は従来の画像形成装置の部分詳細図であ
る。
【図9】図9は従来の画像形成装置の紙搬送不良処理時
の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 給送ローラ 3 搬送ローラ対 4 レジストローラ対 5 スキャナーユニット 6 現像カートリッジ 7 感光ドラム 8 転写ドラム 9 定着器 10,29 フラッパ(切換部材) 10a ストッパ(位置決め手段) 11,12 排紙ローラ対 13 排紙トレイA 14 排紙トレイB 15 コントローラボード 20,50 画像形成装置 21 リアカバー(搬送路開放手段) 22 ガイド部材 B1 分岐部 H1 上流側搬送路 H2,H3,H4 分岐搬送路 P シート材 S1 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の上流側搬送路と、 この上流側搬送路に分岐部を介して接続する複数の分岐
    搬送路と、 この複数の分岐搬送路を形成するガイド部材と、 前記複数の分岐搬送路のそれぞれのガイド部材と選択的
    に係合して任意の分岐搬送路を閉鎖することによりシー
    ト材が搬送されるべき分岐搬送路を切換える切換部材と
    を備えたシート材の搬送機構であって、 前記切換部材を所定量の隙間を保って前記ガイド部材と
    係合させる位置決め手段を設けたことを特徴とするシー
    ト材の搬送機構。
  2. 【請求項2】 シート材に画像を形成する画像形成手段
    と、 画像形成手段から画像が形成されたシート材を搬送する
    上流側搬送路と、 この上流側搬送路に分岐部を介して接続する2つの分岐
    搬送路と、 この2つの分岐搬送路を形成するガイド部材と、 前記分岐部及び前記分岐搬送路を前記上流側搬送路から
    移動させて上流側搬送路から分岐搬送路を開放する搬送
    路開放手段と、 前記複数の分岐搬送路のそれぞれのガイド部材と選択的
    に係合して一方の分岐搬送路を閉鎖することによりシー
    ト材が搬送されるべき分岐搬送路を切換える切換部材
    と、 切換部材を一方向に付勢する付勢手段と、 この付勢手段の付勢方向に抗して前記切換部材を移動さ
    せる駆動手段と、 前記切換部材を所定量の隙間を保って前記ガイド部材と
    係合させる位置決め手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
JP7171497A 1995-06-14 1995-06-14 シ−ト材の搬送機構及び画像形成装置 Withdrawn JPH08337345A (ja)

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