JP2001106409A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001106409A
JP2001106409A JP29019999A JP29019999A JP2001106409A JP 2001106409 A JP2001106409 A JP 2001106409A JP 29019999 A JP29019999 A JP 29019999A JP 29019999 A JP29019999 A JP 29019999A JP 2001106409 A JP2001106409 A JP 2001106409A
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐手段との衝突によるシートの座屈或はジ
ャムの発生を防ぐことができると共に、反転給紙に要す
る時間が長くなるのを防ぐことのできる画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 反転部10の上流に配された分岐手段1
2と、上部構成部材14とにより搬送通路112から搬
送されたシートPを反転部10に導入する導入路14A
を、また下部構成部材15とにより反転部10に導入さ
れたシートPを画像形成部に搬送する反転通路113に
向けて送り出す送出路15Aをそれぞれ選択的に形成す
る。そして、シートPを反転部10に導入する際には、
分岐手段12を導入路14Aを開放する第1のポジショ
ンに移動させる。また、反転部10に導入されたシート
Pを反転通路113に向けて送り出す際には、分岐手段
12を、導入路14Aを閉鎖すると共に送出路15Aを
開放する第2のポジションに、シートPの後端が導入路
14Aを通過する前に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、画像形成部により片面に画像が形成されたシートを
反転させて再度画像形成部に向かわせることによりシー
トの両面に画像を形成するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機等の画像形成装
置においては、画像形成部により片面に画像が形成され
たシートを反転部により反転させて再度画像形成部に向
かわせることによりシートの両面に画像を形成するよう
にしたものがある。
【0003】図11は、このような両面プリントが可能
な従来の画像形成装置の一例である複写機の概略構成を
示すものである。なお、この複写機は1ページ以上の原
稿の画像情報を記憶できる画像記憶部を設けたデジタル
方式のものである。
【0004】ここで、このような複写機では、例えば片
面原稿2枚を1枚のシートの両面にコピーする場合、ま
ず2枚の原稿を読み取った後、その内容を不図示の画像
記憶部に記憶し、この後、1枚目の原稿の内容をスキャ
ナー部104により画像形成部106Aに設けられた感
光ドラム106に潜像として形成するようにしている。
【0005】次に、この潜像をトナーにより現像して感
光ドラム106上にトナー像を形成した後、このトナー
像を、搬送部100により画像形成部106Aに搬送さ
れたシートPに転写し、この後、定着部108によりシ
ートPに定着するようにしている。そして、1枚目の原
稿をコピーしたシートPは、定着部108を通過した
後、フラッパ部材21によって両面パス112に導かれ
て反転部10に搬送され、この後、反転部10で反転し
て反転通路113を経てレジスト導入路116に送られ
るようになっている。
【0006】次に、この反転したシートPは、レジスト
導入路116から画像形成部106Aに再度搬送されて
裏面に2枚目の原稿の内容がコピーされ、この後、フラ
ッパ部材21によって排紙通路109に導かれ、排紙ロ
ーラ対110により排紙トレイ111に排紙されるよう
になっている。
【0007】一方、図12は、このような複写機の反転
部付近の構造を示す拡大図であり、同図において、20
は定着部108に設けられた定着ローラ対、22は搬送
ローラ対であり、定着ローラ対20で画像が定着された
後、シートPは、反転排紙モード、或は両面記録モード
の場合は、同図に示す位置に切り換えられたフラッパ部
材21により下方向に向きを変えられた後、両面パス1
12を経て反転部10に搬送されるようになっている。
【0008】また、同図において、11は反転部10に
設けられた正逆転可能な反転ローラ対、12Aは反転部
10の上流に回動軸16を支点として回動自在に設けら
れた分岐手段である両面フラッパであり、この両面フラ
ッパ12Aはバネ13により反時計回りの方向に付勢さ
れ、反転部10を構成する上ガイド板14の符号Aで示
す部分に所定の圧力で当接している。
【0009】これにより、フラッパ部材21により下方
向に向きを変えられたシートPは反転部10に搬送され
る際、両面フラッパ12Aを押し下げながら反転部10
に進入し、この後反転ローラ対11に到達するようにな
っている。
【0010】ここで、この複写機は、シートPを反転さ
せて排紙する反転排紙モードと、シートPの両面に画像
を記録する両面記録モードの2つのモードを設定するこ
とができるようになっている。
【0011】そして、反転排紙モードが設定されている
場合には、このようにシートPが到達すると、反転ロー
ラ対11は、シートPの後端が両面パス112と反転排
紙通路109Aとの分岐点を通過するまで正回転してシ
ートPを反転部10に引き込み、この後、逆回転するこ
とによりシートPの後端を反転排紙通路109Aに送り
出すようにしている。さらに、この後、反転排紙通路1
09Aに送り出されたシートPは排紙ローラ対110に
より排紙トレイ111に排紙されるようになっている。
【0012】また、両面記録モードが設定されている場
合には、反転ローラ対11は、シートPの後端が両面フ
ラッパ12Aを通過するまで正回転してシートPを反転
部10に引き込み、この後、逆回転することによりシー
トPの後端を反転通路113に送り出すようにしてい
る。なお、反転通路113に送り出されたシートPは、
この後、搬送ローラ18,19によりレジスト導入路1
16に送られるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の複写機においては、シートPを反転部10に搬送
するとき、既述したようにシート先端を両面フラッパ1
2Aに衝突させて両面フラッパ12Aを回動させるよう
にしているため、この衝突の際、シートPは搬送方向に
力を受ける。そして、シートPが第2原図のような薄紙
の場合には、シートにコシ(剛性)がないため、この力
によりシートPが座屈したり、ジャムが発生するという
問題があった。
【0014】なお、シートPを反転部10に搬送する
際、両面フラッパ12Aを上ガイド板14から離間させ
ることにより、シートPが両面フラッパ12Aに衝突し
ないように構成した場合には、シートPを反転通路11
3に送り出す前に両面フラッパ12Aを図11に示す位
置に戻す必要がある。そして、このようにシートPを反
転通路113に送り出す前に両面フラッパ12Aを戻す
ようにした場合には、両面フラッパ12Aを戻すための
時間が必要となり、シートPの反転給紙に要する時間が
長くなるという問題があった。
【0015】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、両面フラッパ(分岐手段)との
衝突によるシートの座屈或はジャムの発生を防ぐことが
できると共に、反転給紙に要する時間が長くなるのを防
ぐことのできる画像形成装置を提供することを目的とす
るものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成部
と、前記画像形成部により片面に画像が形成されたシー
トを反転させて再度前記画像形成部に向かわせる反転部
と、前記シートを前記反転部に搬送する搬送通路と、前
記反転部により反転したシートを前記画像形成部に搬送
する反転通路と、を備えた画像形成装置において、前記
反転部を構成する上部及び下部構成部材と、前記反転部
の上流に配され、前記上部構成部材と共に前記搬送通路
から搬送されたシートを該反転部に導入する導入路、又
は前記下部構成部材と共に該反転部に導入されたシート
を前記反転通路に向けて送り出す送出路をそれぞれ選択
的に形成する分岐手段と、前記分岐手段を、前記上部構
成部材との間で空間を形成して前記導入路を開放する第
1のポジションと、前記上部構成部材と当接して前記導
入路を閉鎖すると共に前記下部構成部材との間で空間を
形成して前記送出路を開放する第2のポジションとに選
択的に移動させる移動手段と、前記反転部に導入された
シートを反転させて再度前記画像形成部に向かわせる際
には、前記分岐手段を前記第2のポジションに移動させ
ると共に、該分岐手段を移動させる場合は、前記シート
の後端が前記導入路を通過する前に移動させるよう前記
移動手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴と
するものである。
【0017】また本発明は、前記移動手段は、前記分岐
手段を前記第1のポジションに保持する保持部材と、前
記分岐手段を前記保持部材に抗して前記第2のポジショ
ンに移動させる移動装置とを備え、前記制御手段は、前
記シートを検知する検知手段からの検知信号に基づき、
前記シートの後端が前記導入路を通過する前に前記移動
装置を作動させて前記分岐手段を前記第2のポジション
に移動させるようにしたことを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、前記検知手段を、前記反転
部の内部、又は前記反転部の上流に設けたことを特徴と
するものである。
【0019】また本発明は、前記分岐手段が前記第2の
ポジションに移動する際、前記上部構成部材の該分岐手
段が当接する箇所に凹部を形成したことを特徴とするも
のである。
【0020】また本発明のように、画像形成部により片
面に画像が形成されたシートを反転させて再度画像形成
部に向かわせる反転部の上流に分岐手段を配すると共
に、この分岐手段と、反転部を構成する上部構成部材と
により搬送通路から搬送されたシートを反転部に導入す
る導入路を、また反転部を構成する下部構成部材とによ
り、反転部に導入されたシートを画像形成部に搬送する
反転通路に向けて送り出す送出路をそれぞれ選択的に形
成する。
【0021】そして、制御手段は移動手段を制御し、搬
送通路から搬送されたシートを反転部に導入する際に
は、分岐手段を、上部構成部材との間で空間を形成して
導入路を開放する第1のポジションに移動させる。ま
た、反転部に導入されたシートを反転通路に向けて送り
出す際には、分岐手段を、上部構成部材と当接させて導
入路を閉鎖すると共に下部構成部材の間に空間を形成し
て送出路を開放する第2のポジションに、シートの後端
が導入路を通過する前に移動させるようにする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の実施の形態に係る画像形成
装置の一例である複写機の反転部付近の側面図、図2は
反転部付近を図1と反対側からみた側面図である。な
お、図1、図2において、図11と同一符号は同一又は
相当部分を示している。
【0024】図1において、12は反転部10の上流に
設けられた分岐手段である両面フラッパであり、この両
面フラッパ21は反転通路113を形成するガイド部材
17の先端部に回動軸16を支点として回動自在に設け
られている。そして、この両面フラッパ12と、反転部
10を構成する上部構成部材である上ガイド板14とに
より搬送通路である両面パス112から搬送されたシー
トPを反転部10に導入する導入路14Aが、また、こ
の両面フラッパ12と、反転部10を構成する下部構成
部材である下ガイド板15とにより反転部10に導入さ
れたシートを反転通路113に向けて送り出す送出路1
5Aが選択的に形成される。
【0025】なお、この両面フラッパ12は、通常、バ
ネ13により時計回りの方向に付勢され、下ガイド板1
5の符号Bで示す部分に所定の圧力で当接している。こ
れにより、通常は両面フラッパ12と上ガイド板14と
の間で空間が形成され、導入路14Aが開いた状態とな
る。そして、このように導入路14Aが開かれることに
より、シートPが反転部10に搬送されるとき、シート
Pが両面フラッパ12に衝突することはなくなり、これ
によりシートPの座屈及びジャムの発生を防止すること
ができる。
【0026】一方、図2において、36は両面フラッパ
12の一方の移動端に設けられた突起部、35は両面フ
ラッパ12の突起部36に下方から当接する板バネであ
り、この板バネ35は回動軸34に回動自在に軸支され
たアーム33に取り付けられている。さらに、アーム3
3は、リンク32を介してソレノイド31と連結されて
おり、移動装置であるソレノイド31のOFF/ONに
より回動するようになっている。
【0027】ところで、同図はソレノイド31がOFF
のときの状態を示しており、このようにソレノイド31
がOFFのときには、アーム33は回動せず、このため
板バネ35も両面フラッパ12の突起部36に接した状
態となったままである。したがって、両面フラッパ12
には回動力は作用せず、これにより両面フラッパ12
は、保持部材であるバネ13によって導入路14Aを開
く第1のポジションであるオープンポジションに保持さ
れる。
【0028】一方、ソレノイド31がONとなると、図
3に示すようにリンク32を介してアーム33が反時計
回りの方向に回動し、これに伴い両面フラッパ12は、
板バネ35により押し上げられ、回動軸16を支点とし
て時計回りの方向に回動し、その先端が上ガイド板14
に当接する。なお、このとき板バネ35はアーム33の
オーバーストロークを吸収し、撓むようになっている。
【0029】ここで、このように両面フラッパ12の先
端が上ガイド板14に当接すると、導入路14Aが閉鎖
される一方、両面フラッパ12と下ガイド板15との間
に空間が形成され、送出路15Aが開いた状態となる。
【0030】そして、このように両面フラッパ12が第
2のポジションであるクローズポジションに移動して送
出路15Aが開かれることにより、シートPを反転通路
113に送出するとき、シートPが両面フラッパ12に
衝突することはなくなり、これによりシートPの座屈及
びジャムの発生を防止することができる。
【0031】なお、このソレノイド31、リンク32、
アーム33、板バネ35と、既述したバネ13により、
両面フラッパ12をオープンポジション又はクローズポ
ジションに選択的に移動させる移動手段が構成される。
また、上ガイド板14の両面フラッパ12の先端部に臨
む部分には、クローズポジションの時、両面フラッパ1
2の先端部を反転通路113から確実に退避させるため
の凹部14aが形成されている。
【0032】ところで、反転部10の反転ローラ対11
の直後には、シートPが反転部10に導入されたことを
検知する検知手段であるシート検知センサが設けられて
おり、このシート検知センサからの検知信号は図4に示
すように複写機の動作を制御する制御装置40に入力さ
れるようになっている。
【0033】そして、この制御装置40は、このシート
検知センサ41からの検知信号に基づき、正逆転可能な
ステッピングモータ等の不図示のモータを駆動して反転
ローラ対11を、反転排紙モードの場合には、シートP
の後端が両面パス112と反転排紙通路109Aとの分
岐点を通過するまで、また両面記録モードの場合は、シ
ートPの後端が両面フラッパ12を通過するまで正回転
させた後、逆転させるようにしている。
【0034】これにより、シートPは、反転排紙モード
の場合には、一部が反転部10に引き込まれた後、反転
排紙通路109Aに送出され、両面記録モードの場合
は、一旦反転部10に引き込まれた後、反転通路113
に送出されるようになっている。なお、同図において、
42はモード設定スイッチであり、このモード設定スイ
ッチ42により、反転排紙モード及び両面記録モードの
設定が行われるようになっている。
【0035】さらに、この制御装置40は、両面記録モ
ードの場合には、シート検知センサ41からの検知信号
に基づき直ちに、もしくは所定時間経過後にソレノイド
31をONするようにしている。そして、このようにソ
レノイド31をONすることにより、両面フラッパ12
を引き上げ既述した図3に示すように上ガイド板14に
当接させるようにしている。
【0036】ところで、このように両面フラッパ12を
引き上げると、このとき図5に示すように両面フラッパ
12と上ガイド板14との間にはシートPが存在するの
で、両面フラッパ12は上方に上がりきらないセミクロ
ーズポジションをとるようになる。なお、このように両
面フラッパ12と上ガイド板14とによりシートPが挟
まれた場合でも、搬送抵抗となる両面フラッパ12と上
ガイド14の当接圧は反転ローラ対11の搬送力に対し
て十分に小さく設定されているので反転ローラ対11の
スリップ等の不具合は生じない。
【0037】一方、この後、シートPが反転ローラ対1
1によりさらに搬送され、後端が両面フラッパ12を抜
けると、両面フラッパ12は板バネ35の撓みによる力
により瞬時に上方に押し上げられ、既述した図3に示す
ようにクローズポジションをとるようになる。
【0038】なお、制御装置40は、この後、反転ロー
ラ対11を逆回転させてシートPを送出路15Aから反
転通路113に送出した後、反転ローラ対11を停止さ
せるようにしているが、このようにシートPを送出する
際、両面フラッパ12は既にクローズポジションとなっ
ており、これにより導入路14Aが閉じられ、送出路1
5Aが開放されているので、直ちに反転ローラ対11を
逆回転させてシートPを搬送することができる。
【0039】そして、このようにシートPが抜けた瞬間
に両面フラッパ12がクローズポジションをとるように
構成することにより、両面フラッパ21の切替に要する
時間が不要となり、シートPの反転給紙に要する時間が
長くなるのを防ぐことができる。
【0040】次に、このように構成された複写機の反転
排紙モード及び両面記録モードにおけるシート搬送動作
について説明する。
【0041】まず、反転排紙モードの場合について説明
する。この反転排紙モードの場合には、まず定着ローラ
対20で画像が定着された後、シートPは、図6に示す
位置に切り換えられたフラッパ部材21により下方向に
向きを変えられて反転部10に搬送されるようになって
いる。なお、このとき両面フラッパ12はオープンポジ
ションとなっているため、同図に示すようにシートPは
両面フラッパ12に衝突することなく導入路14Aを経
て反転部10に進入する。
【0042】そして、次に、反転部10に進入したシー
トPをシート検知センサ41が検知すると、モード設定
スイッチ42による反転排紙モードの設定に応じ、制御
装置40は、このシート検知センサ41からの検知信号
に基づき、反転ローラ対11をシートPの後端が両面パ
ス112と反転排紙通路109Aとの分岐点を通過する
まで正回転させた後、逆転させるようにしている。
【0043】ここで、反転排紙モードの場合には、両面
フラッパ12はオープンポジションのままであるので、
この反転ローラ対11の正逆転によりシートPは、一部
が反転部10に引き込まれた後、反転排紙通路109A
に送出される。
【0044】次に、両面記録モードの場合について説明
する。
【0045】この両面記録モードの場合には、定着ロー
ラ対20で画像が定着された後、シートPは、反転排紙
モードの場合と同様、フラッパ部材21により下方向に
向きを変えられて反転部10に搬送されるようになって
いる。また、このとき、制御装置40は図7に示すフロ
ーチャートのように反転ローラ対11を正回転させると
共にソレノイド31をOFFとしており(S100)、
これにより両面フラッパ12はオープンポジションとな
っている。このため、シートPは両面フラッパ12に衝
突することなく反転部10に進入する。
【0046】そして、この後、このシートPの先端が正
回転している反転ローラ対11に挟持されて、さらに反
転部10内部に進入し、これをシート検知センサ41が
検知すると(S101のY)、制御装置40はシート検
知センサ41からの検知信号に基づきソレノイド31を
ONするようにしている(S102)。
【0047】そして、このようにソレノイド31がON
となると、これに伴い両面フラッパ12は上ガイド板1
4の方向に回動する。ここで、このように両面フラッパ
12が回動した際、図8及び既述した図5に示すように
両面フラッパ12と上ガイド板14の間にはシートPが
存在するので、両面フラッパ12は上方に上がりきらな
いセミクローズポジションをとる。
【0048】また、この後、シートPが反転ローラ対1
1によりさらに反転部10内部に進入し、後端が両面フ
ラッパ12を抜けると、両面フラッパ12は板バネ35
の撓みによる力により、図9及び既述した図3に示すよ
うに瞬時に上方に押し上げられ、クローズポジションを
とるようになる。なお、このときアーム33と両面フラ
ッパ12の間に設けられた板バネ35が撓むことで、ア
ーム33の回動量と両面フラッパ12の回動量のギャッ
プを吸収する。
【0049】一方、制御装置40は、ソレノイド31を
ONした後、所定のタイミングで反転ローラ対11を逆
回転させることにより(S103)、一旦反転部10に
引き込まれたシートPを送出路15Aから反転通路11
3に送出し、この後、反転ローラ対11を停止させる
(S104)。なお、このようにシートPを送出する
際、両面フラッパ12は既にクローズポジションとなっ
てので、直ちに反転ローラ対11を逆回転させてシート
Pを搬送することができる。
【0050】このように、シートPが両面フラッパ12
を通過中に両面フラッパ12を、オープンポジションか
らクローズポジションに切り替えるセミクローズポジシ
ョンとすることにより、反転スピードの能力を落とすこ
となく、シートPの両面フラッパ12との衝突による座
屈及びジャムの発生を防止することができる。
【0051】また、両面フラッパ12がセミクローズポ
ジションからクローズポジションにシートPにならって
自然に切り換わるのでソレノイド31を作動させるタイ
ミングの制御がラフでよく、またソレノイド31の連結
時間のバラツキ等を考慮する必要がなくなるため制御が
簡単になる。
【0052】ところで、本実施の形態においては、図1
に示すように搬送ローラ22から反転ローラ対11まで
のパスは約180度の曲率を有するため、シートPの先
端がこの区間で搬送抵抗を受けると、シートPが座屈し
てジャムが発生する可能性がある。
【0053】そこで、本実施の形態においては、既述し
たように両面フラッパ21を反転通路113を形成する
ガイド部材17の先端部に回動軸16を支点として回動
自在に設けると共に、ジャムが発生した場合には、図1
0に示すようにガイド部材17をヒンジ17aを回動中
心として両面フラッパ21と一体的に開くようにするこ
とにより、反転部10でのジャム処理性を向上させるよ
うにしている。
【0054】また、これまでの説明において、ソレノイ
ド31のONのタイミングは、反転ローラ直後に設けら
れたシート検知センサ41がシート先端を検知した直
後、もしくは所定時間経過後とする場合について述べて
きたが、本発明はこれに限らず、例えば両面フラッパ1
2によりも上流にシート検知センサを設け、このシート
検知センサがシート後端の抜けを検知した後、直ちに、
もしくは所定時間経過後にソレノイドをONとするよう
にしてもよい。
【0055】また、これまでの説明においては、両面フ
ラッパ21、反転ローラ対11の駆動手段としてはソレ
ノイド31、ステッピングモータを用いた場合について
述べてきたが、本発明はこれに限らず、クラッチ、DC
モータ等を用いても良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、反
転部の上流に、シートを反転部に導入する導入路、又は
反転部に導入されたシートを反転通路に向けて送り出す
送出路を選択的に形成する分岐手段を配すると共にシー
トを反転部に導入する際には、分岐手段を導入路を開放
する第1のポジションに移動させることにより、分岐手
段との衝突によるシートの座屈或はジャムの発生を防ぐ
ことができる。
【0057】また、反転部に導入されたシートを反転通
路に向けて送り出す際には、分岐手段を、導入路を閉鎖
すると共に送出路を開放する第2のポジションに、シー
トの後端が導入路を通過する前に移動させるようにする
ことにより、反転給紙に要する時間が長くなるのを防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例
である複写機の反転部付近を示す側面図。
【図2】上記反転部付近を図1と反対側からみた側面
図。
【図3】上記複写機の両面フラッパがクローズポジショ
ンにある時の状態を示す側面図。
【図4】上記複写機の制御装置の制御ブロック図。
【図5】上記複写機の両面フラッパがセミクローズポジ
ションにある時の状態を示す側面図。
【図6】上記複写機の両面フラッパがオープンポジショ
ンにある時の状態を示す側面図。
【図7】上記複写機の両面記録モードにおけるシート搬
送動作を説明するフローチャート。
【図8】上記両面フラッパがセミクローズポジションに
ある時の状態を示す他の側面図。
【図9】上記両面フラッパがクローズポジションにある
時の状態を示す他の側面図。
【図10】上記反転部におけるジャム処理時の状態を示
す図。
【図11】従来の画像形成装置の一例である複写機の概
略構成を示す図。
【図12】従来の複写機の反転部付近の構造を示す拡大
図。
【符号の説明】
10 反転部 11 反転ローラ対 12 両面フラッパ 13 バネ 14 上ガイド板 14A 導入路 14a 凹部 15 下ガイド板 15A 送出路 31 ソレノイド 40 制御手段 41 シート検知センサ 42 モード設定スイッチ 106A 画像形成部 109A 反転排紙通路 112 両面パス 113 反転通路 P シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部と、前記画像形成部により片
    面に画像が形成されたシートを反転させて再度前記画像
    形成部に向かわせる反転部と、前記シートを前記反転部
    に搬送する搬送通路と、前記反転部により反転したシー
    トを前記画像形成部に搬送する反転通路と、を備えた画
    像形成装置において、 前記反転部を構成する上部及び下部構成部材と、 前記反転部の上流に配され、前記上部構成部材と共に前
    記搬送通路から搬送されたシートを該反転部に導入する
    導入路、又は前記下部構成部材と共に該反転部に導入さ
    れたシートを前記反転通路に向けて送り出す送出路をそ
    れぞれ選択的に形成する分岐手段と、 前記分岐手段を、前記上部構成部材との間で空間を形成
    して前記導入路を開放する第1のポジションと、前記上
    部構成部材と当接して前記導入路を閉鎖すると共に前記
    下部構成部材との間で空間を形成して前記送出路を開放
    する第2のポジションとに選択的に移動させる移動手段
    と、 前記反転部に導入されたシートを反転させて再度前記画
    像形成部に向かわせる際には、前記分岐手段を前記第2
    のポジションに移動させると共に、該分岐手段を移動さ
    せる場合は、前記シートの後端が前記導入路を通過する
    前に移動させるよう前記移動手段を制御する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、前記分岐手段を前記第
    1のポジションに保持する保持部材と、前記分岐手段を
    前記保持部材に抗して前記第2のポジションに移動させ
    る移動装置とを備え、前記制御手段は、前記シートを検
    知する検知手段からの検知信号に基づき、前記シートの
    後端が前記導入路を通過する前に前記移動装置を作動さ
    せて前記分岐手段を前記第2のポジションに移動させる
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段を、前記反転部の内部、又
    は前記反転部の上流に設けたことを特徴とする請求項2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記分岐手段が前記第2のポジションに
    移動する際、前記上部構成部材の該分岐手段が当接する
    箇所に凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
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