JPH1087139A - シート反転搬送装置及びシート処理装置 - Google Patents

シート反転搬送装置及びシート処理装置

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JPH1087139A
JPH1087139A JP24376796A JP24376796A JPH1087139A JP H1087139 A JPH1087139 A JP H1087139A JP 24376796 A JP24376796 A JP 24376796A JP 24376796 A JP24376796 A JP 24376796A JP H1087139 A JPH1087139 A JP H1087139A
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反転ローラでスイッチバック搬送されるシー
トを反転後パスへ導く搬送ガイドを、反転ローラを基準
とする正しい位置に位置決めできるようにする。 【解決手段】 反転前パス201から反転パス202へ
送られたシートは、反転ローラ205aによって通常搬
送された後、スイッチバック搬送されて反転後パス20
3へ送られる。この時、シートは搬送ガイド209のガ
イド面209bによって反転後パス203へ導かれる。
本発明の場合、搬送ガイド209は、支軸(搬送ローラ
204aの軸)中心として回動可能となるように取り付
けられている。そして、図2(b)のように開かれてい
る上部本体207bを時計回り方向に回動させて閉じて
行くと、搬送ガイド209は、突起部209dが反転ロ
ーラ205aの軸受(不図示)に当接して、支軸を中心
に回動する。図2(a)のように上部本体207bが完
全に閉じられると、支軸を中心に回動した搬送ガイド2
09は反転ローラ205aを基準とした所定位置に位置
決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等のシート処理装置に使用されるシート反転搬送装置に
関する。なお、本明細書では、1枚ずつ給送されたシー
トに対して所定の処理(例えば、画像の形成、画像の読
み取り等)を行なうシート処理手段を備えている装置を
シート処理装置と称している。
【0002】
【従来の技術】
〈従来の技術1〉図7に示すように、小型のシート処理
装置(複写機、プリンタ等)100の中には、オプショ
ンとしてのシート反転搬送装置200をシート処理装置
本体外に取り付けると、シートの両面処理(両面複写、
両面読取り等)が可能になるものがある。
【0003】このようなシート処理装置100に使用さ
れるシート反転搬送装置200は、シート処理装置10
0の本体から排出された第1面処理済みのシートの表裏
面を反転させ、第2面への処理が可能な状態にしてシー
ト処理装置100の本体内に搬送する働きをする。
【0004】このような働きをするシート反転搬送装置
200の本体内には、シートを反転させるための反転パ
ス、同反転パスへシートを導くための反転前パス、同反
転パスで反転されたシートをシート処理装置100の本
体内へ導くための反転後パスが形成されている。また、
反転パスでシートの反転を行うための反転ローラ(スイ
ッチバックローラ)や、反転パスで反転されたシートを
反転後パスへ導くための搬送ガイド等が設置されてい
る。反転ローラは、正逆転可能なローラであり、正転し
てシートを通常搬送し、逆転してシートをスイッチバッ
ク搬送する。
【0005】このシート反転搬送装置200は、ジャム
処理対策のために、最もジャムが生じ易い反転パスが開
放可能になっているのが普通である。一般的には、シー
ト反転搬送装置200の本体を、反転ローラを備えた第
1の本体と搬送ガイドを備えた第2の本体とに分割し
て、第2の本体を第1の本体に対し支軸を中心に回動し
て開閉可能となるように取り付けることにより、反転パ
スが開放可能となるようにしている。すなわち、第2の
本体を開くと反転パスは開放され、ジャムシートを取り
除くことができる。この場合、従来では、搬送ガイドは
第2の本体の所定位置に固定されている。〈従来の技術
2〉上記シート反転搬送装置200には、第2の本体の
開閉状態を検知するための開閉状態検知手段が(第1の
開閉状態検知手段)が備えられている。シート処理装置
100の制御部(CPU)は、この開閉状態検知手段か
ら送られてくる情報に基づいて、処理動作可能か否かを
判断する。すなわち、開閉状態検知手段から「開」の情
報が送られてきた場合には処理動作不可能であると判断
し、「閉」の情報が送られてきた場合には処理動作可能
であると判断する。
【0006】普通、開閉状態検知手段にはフォトインタ
ラプタが用いられている。従来、このフォトインタラプ
タは第1の本体の反転パス部分に設置されている。そし
て、第2の本体が閉じられている時、支軸を中心に回動
可能なフラグがフォトインタラプタの光路を塞いでい
る。この状態では、フォトインタラプタはオフ信号
(「閉」の情報)を出力している。また、第2の本体が
開かれるとフラグは支軸を中心に回動してフォトインタ
ラプタの光路から外れるようになる。この状態では、フ
ォトインタラプタはオン信号(「開」の情報)を出力し
ている。なお、閉じられる第2の本体がフォトインタラ
プタの光路から外れているフラグを光路を塞ぐまで回動
させる。 〈従来の技術3〉上記シート処理装置100の本体から
画像形成面を上に向けてフェイスアップ排紙されるシー
トは、上記シート反転搬送装置200の本体の反転前パ
スに通ずる排紙パスを通って、同シート反転搬送装置2
00の本体の上部に開かれている排紙トレイ113上に
排紙されるようになっている。排紙トレイ113はシー
ト処理装置100の本体に取り付けられており、通常は
図7(a)に示すように閉じられているが、フェイスア
ップ排紙する際に、図7(b)に示すようにオペレータ
の手で開かれる。
【0007】従来、排紙トレイ113の開閉状態を検知
するための開閉状態検知手段(第2の開閉状態検知手
段)がシート反転搬送装置200の本体側に備えられて
いる。シート処理装置100の制御部は、この開閉状態
検知手段から送られてくる情報に基づいてシートの両面
処理可能か否かを判断する。すなわち、開閉状態検知手
段から「閉」の情報が送られてきた場合には両面処理可
能であると判断し、「開」の情報が送られてきた場合に
は両面処理不可能であると判断する。
【0008】普通、この開閉状態検知手段にはフォトイ
ンタラプタが用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
〈課題1〉しかし、上記従来の技術1で例示したよう
に、搬送ガイドを第2の本体に固定している構成の場合
には、搬送ガイドを正しい位置に位置決めすることが難
しい。すなわち、搬送ガイドの導入端の位置は反転ロー
ラを基準にして決められるが、反転ローラは第1の本体
に取り付けられ、搬送ガイドは第2の本体に取り付けら
れているので、第2の本体を第1の本体に組付ける段階
で反転ローラと搬送ガイドの間に位置ずれが生じ易い。
【0010】搬送ガイドの導入の位置がずれてしまう
と、反転ローラでスイッチバック搬送されたシートを反
転後パスへ導くことができなくなり、ジャムが生じてし
まう。そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みてなされ
たもので、搬送ガイドを正しい位置に位置決めできるよ
うにしたシート反転搬送装置を提供することを目的(目
的1)とする。 〈課題2〉また、上記従来の技術2で例示したように、
フォトインタラプタが反転パス部分に設置されている
と、ジャム処理時に、オペレータの手に触れ易くなるの
で、フラグが破損したり、フォトインタラプタが誤動作
したりすることがあった。
【0011】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、ジャム処理時に、フラグが破損した
り、フォトインタラプタが誤動作したりすることのな
い、シート反転搬送装置を提供することを目的(目的
2)とする。 〈課題3〉また、上記従来の技術3で例示したように、
第2の本体の開閉状態を検知するためのフォトインタラ
プタと、排紙トレイの開閉状態を検知するためのフォト
インタラプタをそれぞれ設置した場合には、束線の本数
が多くなるので、組立作業性が悪かった。
【0012】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、1つのフォトインタラプタによって第
2の本体の開閉状態の検知と排紙積載手段(排紙トレ
イ)の開閉状態の検知が行えるようにして、束線の本数
を減らし、組立作業性の向上が図れるようにした、シー
ト反転搬送装置を提供することを目的(目的3)とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、少くとも、シ
ートの表裏面を反転させる反転パスと、前記反転パスで
シートを通常搬送した後にスイッチバック搬送する反転
ローラと、前記反転ローラでスイッチバック搬送された
シートを反転後パスへ導く搬送ガイドと、を有している
シート反転搬送装置本体を備えており、前記シート反転
搬送装置本体が前記反転パス開放のため、前記反転ロー
ラを設置している第1の本体と、前記搬送ガイドを設置
している第2の本体とに分割されており、前記第2の本
体が前記第1の本体に対し、支軸Aを中心に回動して開
閉可能となるように取り付けられている、シート反転搬
送装置に係る。 〈手段1〉そして、本発明は、上記目的1を達成するた
め、前記搬送ガイドは支軸Bを中心に回動可能な状態に
あり、前記第2の本体が閉じられて行くと前記搬送ガイ
ドは前記反転ローラの軸又は軸受に当接して前記支軸B
を中心に回動し、前記第2の本体が完全に閉じられた時
点で、前記搬送ガイドは前記反転ローラの軸又は軸受に
当接したまま前記第2の本体の所定位置に位置決めされ
ることを特徴とする。 〈手段2〉また、本発明は、上記目的2を達成するた
め、前記第2の本体の前記搬送ガイドの近傍にフォトイ
ンタラプタを設置し、前記第2の本体の開閉動作に連動
する前記搬送ガイドに前記フォトインタラプタ用のフラ
グAを設けたことを特徴とする。 〈手段3〉また、本発明は、上記目的3を達成するた
め、前記第2の本体のフォトインタラプタに対し、前記
搬送ガイドとは反対の位置に前記フォトインタラプタ用
のフラグBを設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〈実施の形態1〉図1は本発明のシート反転搬送装置を
取り付けた小型プリンタ(シート処理装置)の全体的な
概略構成を示す。また、図2は本発明のシート反転搬送
装置の詳細な構成を示す。
【0015】まず、プリンタ100の全体的な構成につ
いて説明する。
【0016】時計回り方向に回転している感光ドラム1
01上にレーザースキャナ102から発射されたレーザ
ー光(情報)Lが照射されると、感光ドラム101上に
は順次静電潜像が形成されて行く。
【0017】そして、感光ドラム101上に形成された
静電潜像は、現像器103から供給されたトナーによっ
て顕画化(トナー像)される。
【0018】一方、給紙カセット104内に積載収納さ
れているシートSが反時計回り方向に回転する給紙ロー
ラ105によって最上位のシートから順に1枚ずつ給送
されて行く。
【0019】給紙カセット104から給送されたシート
Sは回転停止しているレジストローラ対106に到達
し、所定量のループが形成されると移動停止する。この
ループの形成により、シートSの斜行状態が矯正され
る。
【0020】斜行状態が矯正されたシートSは、時計回
り方向に回転している感光ドラム101上のトナー像の
シート上の転写位置を合わせるタイミングをとって回転
を開始するレジストローラ対106によって、感光ドラ
ム101と転写ローラ107との間の転写部へ送り込ま
れる。
【0021】転写部を通過中のシートSには、感光ドラ
ム101上のトナー像が転写ローラ107によって順次
転写されて行く。
【0022】転写部を通過したシートSは搬送ベルト1
08によって定着ローラ対109へ送られ、同定着ロー
ラ対109のニップを通過中に加熱及び加圧されて転写
トナー像がシート面に定着される。
【0023】フェイスアップ排紙が選択されている場
合、定着ローラ対109のニップを通過したシートS
は、第1の排紙ローラ対110によって機外の排紙トレ
イ113上へ排紙される。
【0024】また、フェイスダウン排紙が選択されてい
る場合、定着ローラ対109を通過したシートSは、第
1、第2、第3の排紙ローラ対110、111、112
によって機外の排紙トレイ114上へ排紙される。
【0025】本プリンタにおいては、プリンタ本体11
5に取り付けられている排紙トレイ113を想像線図示
のように開くと、フェイスアップ排紙の態勢になる。す
なわち、排紙トレイ113の動きに連動する不図示のフ
ラッパがフェイスアップ排紙パス116を開き、フェイ
スダウン排紙パス117を閉じる。
【0026】また、排紙トレイ113を閉じると、フェ
イスダウン排紙の態勢になる。すなわち、排紙トレイ1
13に連動するフラッパがフェイスダウン排紙パス11
7を開き、フェイスアップ排紙パス116を閉じる。
【0027】なお、排紙トレイ113はプリンタ本体1
15に対し、不図示の支軸を中心に回動可能となるよう
に取り付けられている。
【0028】本プリンタは、プリンタ本体115のみの
構成では、両面プリントを行うことはできないが、図示
のように、オプションのシート反転搬送装置200Aを
プリンタ本体115外に取り付けることにより、両面プ
リントが可能になる。
【0029】プリンタ本体115に取り付けられたシー
ト反転搬送装置200Aの反転前パス(搬入パス)20
1はプリンタ本体115のフェイスアップ排紙パス11
6と接続され、反転後パス(搬出パス)203はプリン
タ本体115の再給送パス118と接続される。
【0030】両面プリントモードの場合、第1面の印字
を終えて定着ローラ対109のニップを通過したシート
Sは、フェイスアップ排紙パス116を通って反転前パ
ス201に入り、搬送ローラ対204によって反転パス
202へ送られる。
【0031】反転パス202に送られたシートSは、正
転している反転ローラ対(スイッチバックローラ対)2
05によって通常搬送された後、逆転に変わった反転ロ
ーラ対205によってスイッチバック搬送されて反転後
パス203へ送られる。
【0032】この時点で、シートSの表裏面が反転され
る。すなわち、第2面の印字を行う姿勢になる。
【0033】反転後パス203に送られたシートSは、
搬送ローラ対206によって再給送パス118へ送ら
れ、搬送ローラ対119、120、121等によって搬
送されて再び回転停止しているレジストローラ対106
に到達する。
【0034】レジストローラ対106によって斜行状態
が矯正されたシートSは、上述の第1面プリント時と同
様の要領で第2面へのトナー像の転写、転写トナー像の
定着処理が行われる。
【0035】そして、定着ローラ対109のニップを通
過したプリント済みシートSはフェイスダウン排紙パス
117を通って排紙トレイ114上へ排紙される。
【0036】次に、図2に示す本発明のシート反転搬送
装置200Aの構成について説明する。
【0037】シート反転搬送装置本体207は、下部本
体(第1の本体)207aと上部本体(第2の本体)2
07bとに分割されており、反転パス202で生じたジ
ャムの処理がしやすくなっている。
【0038】上部本体207bは下部本体207aに対
し、支軸(支軸A)208を中心に回動可能となるよう
に取り付けられている。図3に示すように、上部本体2
07bを反時計回り方向に回動させて開くと、反転パス
202が開放状態になる。
【0039】下部本体207a側には、反転ローラ20
5a、搬送ローラ206a等が設置されている。上部本
体207b側には、搬送ローラ204a、搬送コロ20
4b、反転コロ205b、搬送コロ206b、搬送ガイ
ド209等が設置されている。
【0040】搬送ガイド209は、ガイド面209a
で、反転前パス201を移動するシートSの先端を反転
ローラ対205のニップへ導き、ガイド面209bで、
スイッチバック搬送時に反転パス202を移動するシー
トSの先端(通常搬送時の後端)を反転後パス203へ
導く役割を果たす。
【0041】搬送ガイド209のガイド面209a側に
は、反転前パス201を移動するシートSを検知するフ
ォトインタラプタ(不図示)用のフラグ210が設置さ
れている。このフラグ210は、図4に示すように、支
軸211を中心として上下の方向に回動可能となるよう
に取り付けられている。そして、通常は、不図示のコイ
ルばね等により上方に付勢されて反転前パス201に突
出している。この時、フラグ210はフォトインタラプ
タの光路を塞いでおり、フォトインタラプタはオフ信号
を出力している。
【0042】反転前パス201を移動するシートSはフ
ラグ210を押し倒して進む。この時、フラグ210は
フォトインタラプタの光路から外れ、フォトインタラプ
タはオン信号(検知信号)を出力する。そして、押し倒
されたフラグ210は、シートSの後端が通過すると元
の位置に復帰する。この時、フォトインタラプタはオフ
信号を出力する。
【0043】反転前パス201を移動してきたシートS
を正転で通常搬送していた反転ローラ205aは、フォ
トインタラプタの出力がオン信号からオフ信号に変わっ
た時点から所定時間が経過すると逆転でシートSをスイ
ッチバック搬送する。このスイッチバック搬送が開始さ
れる時点のシートSの後端(スイッチバック時の先端)
は、搬送ガイド209のガイド面209cを若干(数m
m)通過した位置にある。
【0044】反転ローラ205aによってスイッチバッ
ク搬送されるシートSの先端は、搬送ガイド209の導
入端209cが正しい位置にないと、反転後パス203
に導かれない。導入端209cが矢印a方向にずれてい
ると、スイッチバック搬送されるシートSの先端は反転
前パス201に導かれ、ジャムを起こしてしまう。
【0045】搬送ガイド209の導入端209cの位置
は反転ローラ205aを基準にして決められるが、搬送
ガイド209と反転ローラ205aが別の分割本体20
7a、207bに設置されている場合には、両者の間に
ずれが生じ易い。このため、本シート反転搬送装置20
0Aにおいては、図3に示すような構成により搬送ガイ
ド209を上部本体207bに取り付けて、搬送ガイド
209の導入端209cが正しい位置に位置決めされる
ようにしている。
【0046】搬送ガイド209は、搬送ローラ204a
の軸(支軸B)を中心として上下の方向に回動可能とな
るように軸受(ベアリング)212に取り付けられてい
る。そして、下端の突起部209dが反転ローラ205
aの軸受213の外周面に当接するようになっている。
搬送ガイド209は、付勢ばね214図2(a)によっ
て反時計回り方向に付勢されている。これにより、突起
部209dが軸受213の外周面に所定の圧力で当接し
て反時計回り方向への回動が規制されている。このよう
に、突起部209dを介して搬送基準ガイド209と反
転ローラ205aの位置関係が成り立っているので、搬
送基準ガイド209と反転ローラ205aが別の分割本
体207a、207bに設置されていても、搬送ガイド
209の導入端209cを正しい位置にセットすること
ができる。ただし、搬送ガイド209は、導入端209
cと突起部209dの位置関係が保たれて製造されてい
ることが前提条件である。図2(b)に示すように、上
部本体207bを反時計回り方向に回動させて開いて行
くと、搬送ガイド209は、軸受213による回動規制
が解除されるために、付勢ばね214の付勢力で反時計
回り方向に回動する。そして、ステー部材215に当接
して回動が規制される。
【0047】図2(b)に示すように開かれた上部本体
207bを時計回り方向に回動させて閉じて行くと、突
起部209dが軸受213の外周面に当接し、搬送ガイ
ド209は付勢ばね214の付勢力に抗しながら反時計
回り方向に回動する。なお、閉じられた上部本体207
bは不図示のロック手段によって下部本体207aにロ
ックされる。
【0048】本シート反転搬送装置200Aにおいて
は、上部本体207bの開閉状態を検知するためのフォ
トインタラプタ216が、上部本体207b側に設置さ
れている。フォトインタラプタ216は、コ字状のステ
ー部材215によって囲まれている。そして、フォトイ
ンタラプタ216のフラグとしてのリブ217が搬送ガ
イド209の裏面側に設けられている。
【0049】図2(a)に示すように上部本体207b
が閉じられている場合、リブ217はフォトインタラプ
タ216の光路から外れた位置にある。この時、フォト
インタラプタ216はオン信号(閉じ信号)を出力して
いる。また、図2(b)に示すように上部本体207b
が開かれると、リブ217はフォトインタラプタ216
の光路を塞ぐ位置に移動する。この時、フォトインタラ
プタ216はオフ信号(開き信号)を出力する。
【0050】このような構成の場合、ジャム処理をする
オペレータの手がリブ217やフォトインタラプタ21
6に触れることがないので、フラグが破損したり、誤動
作で閉じ信号が出力するようなこともない。また、専用
のフラグを設ける必要もない。 〈実施の形態2〉図4に、本発明のシート反転搬送装置
の別の構成例を示す。なお、本シート反転搬送装置20
0Bの構成を説明するに当たり、上記シート反転搬送装
置200Aと同一の部材等には同一符号を付すと共に、
構成的かつ機能的に変わらないものについては、その説
明を省略する。
【0051】本シート反転搬送装置200Bにおいて
は、図1に示すプリンタ100の排紙トレイ113の開
閉状態が専用の検知手段を使わずに、上部本体207b
の開閉状態を検知するフォトインタラプタ216を用い
て検出できる構成になっている。
【0052】プリンタ100の排紙トレイ113を開く
と、上部本体207bの一部であるシート搬入ガイド部
230は、排紙トレイ113に押されて、支軸231を
中心に下方に回動する。この状態を図6に示す。このシ
ート搬入ガイド部230の折れによって排紙トレイ11
3は所定の角度まで開かれるようになる。なお、排紙ト
レイ113は、支軸130を中心に回動可能になってい
る。また、、シート搬入ガイド部230は通常、不図示
の付勢手段によって反時計回り方向に付勢され、図4に
示す位置で回動停止している。
【0053】上部本体207bには、シート搬入ガイド
部230の動きに連動して、支軸232を中心に時計回
り方向に回動するシーソー型のレバー233が設置され
ている(図5参照)。このレバー233は通常(シート
搬入ガイド部230が回動しない時)、付勢ばね234
によって反時計回り方向に付勢されて図4に示す位置で
回動停止している。レバー233には、シート搬入ガイ
ド部230の突起部235から押圧力を受ける受圧板2
36と、フォトインタラプタ216用のフラグ237が
設けられている。
【0054】図6に示すように、排紙トレイ113が開
かれ、シート搬入ガイド部230が下方に回動すると、
突起部235から押圧力を受けるレバー233が付勢ば
ね234の付勢力に抗して時計回り方向に回動するよう
になる。これにより、フラグ237がフォトインタラプ
タ216の光路を塞ぐ位置まで移動する。この時、フォ
トインタラプタ216はオフ信号(開き信号)を出力す
る。
【0055】図6に示すように開かれていた排紙トレイ
113が閉じられると、シート搬入ガイド部230は付
勢手段の付勢力で上方に回動する。これにより、レバー
233に作用していた押圧力が取り除かれ、レバー23
3は付勢ばね234の付勢力で反時計回り方向に回動
し、フラグ237がフォトインタラプタ216の光路か
ら外れるようになる。この時、フォトインタラプタ21
6はオン信号(閉じ信号)を出力する。
【0056】なお、排紙トレイ113の開閉動作が行な
われる時には上部本体207bは閉じた状態にあるの
で、リブ217はフォトインタラプタ216の光路から
外れた位置にある。従って、フラグ237の動作に支障
が生ずることはない。
【0057】本構成例では、上部本体207bが閉じら
れている場合及び排紙トレイ133が閉じられている場
合に、フォトインタラプタ216はオン信号を出力す
る。また、上部本体207bが開かれた場合及び排紙ト
レイ113が開かれた場合に、フォトインタラプタ21
6はオフ信号を出力する。
【0058】プリンタ100の制御部(CPU)は、ジ
ャム発生時においてフォトインタラプタ216からオン
信号が送られてきた場合には、上部本体207bが開か
れたと、フォトインタラプタ216からのオン信号を識
別する。また、ジャムの発生がない時にフォトインタラ
プタ216からオン信号が送られてきた場合には、排紙
トレイ113が開かれた、とフォトインタラプタ216
からのオン信号を識別する。
【0059】なお、フォトインタラプタ216からオフ
信号が送られている場合には、上部本体207bも排紙
トレイ113も閉じているのであるから、オフ信号の識
別をする必要はない。
【0060】
【発明の効果】
〈効果1〉以上説明したように、本発明のシート反転搬
送装置においては、第2の本体を閉じた際に、同第2の
本体側に設置されている搬送ガイドが第1の本体側に設
置されている反転ローラの軸又は軸受に当接し支軸を中
心として回動するようになるので、搬送ガイドを、反転
ローラを位置決め基準としているため所定の位置に位置
決めしやすくなる。このため、搬送ガイドは、反転ロー
ラによってスイッチバック搬送されたシートを確実に反
転後パスへ導くことができるようになる。 〈効果2〉また、本発明のシート反転搬送装置のよう
に、搬送ガイドの裏面側に第2の本体の開閉状態を検知
するためのフォトインタラプタを設置した場合には、ジ
ャム処理のために第2の本体を開いても、オペレータの
手に触れることがないので、フラグが損傷したり、フォ
トインタラプタが誤動作したりすることがない。 〈効果3〉また、本発明のシート反転搬送装置のよう
に、第2の本体の開閉状態を検知するフォトインタラプ
タをシート処理装置の排紙積載手段の開閉状態の検知に
も使用するようにすると、第2の本体には1つのフォト
インタラプタを設置するだけになるので、束線の本数を
減らすことができ、組立作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート反転搬送装置を取り付けた小型
プリンタ(シート処理装置)の全体的な概略構成を示す
縦断側面図。
【図2】本発明のシート反転搬送装置の詳細な構成を示
す縦断側面図。図2(a)は第2の本体が閉じられてい
る状態を示し、図2(b)は第2の本体が開かれている
状態を示す。
【図3】同シート反転搬送装置の第2の本体側に設置さ
れている搬送ガイドの構成を示す斜視図。
【図4】本発明のシート反転搬送装置の別の構成例を示
す縦断側面図。
【図5】同シート反転搬送装置に設置されているレバー
の構成を示す斜視図。
【図6】プリンタの排紙トレイが開かれた時のレバーの
状態を示す縦断側面図。
【図7】オプションのシート反転搬送装置が取り付けら
れた小型のシート処理装置(プリンタ)を示す外観斜視
図。図7(a)は排紙トレイが閉じられている状態を示
し、図7(b)は排紙トレイが開かれている状態を示
す。
【符号の説明】
100 プリンタ(シート処理装置) 101 感光ドラム(シート処理手段) 107 転写ローラ(シート処理手段) 110 排紙ローラ対(シート搬入手段) 113 排紙トレイ(排紙積載手段) 119 搬送ローラ対(シート再搬送手段) 120 搬送ローラ対(シート再搬送手段) 121 搬送ローラ対(シート再搬送手段) 200A、200B シ−ト反転搬送装置 202 反転パス 204a 搬送ローラ(支軸B) 205 反転ローラ 207 シート反転搬送装置本体 207a 下部本体(第1の本体) 207b 上部本体(第2の本体) 208 支軸(支軸A) 209 搬送ガイド 213 反転ローラの軸受 216 フォトインタラプタ 217 リブ(フラグA) 237 フラグ(フラグB) S シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも、シートの表裏面を反転させる
    反転パスと、前記反転パスでシートを通常搬送した後に
    スイッチバック搬送する反転ローラと、前記反転ローラ
    でスイッチバック搬送されたシートを反転後パスへ導く
    搬送ガイドと、を有しているシート反転搬送装置本体を
    備えており、 前記シート反転搬送装置本体が前記反転パス開放のた
    め、前記反転ローラを設置している第1の本体と、前記
    搬送ガイドを設置している第2の本体とに分割されてお
    り、 前記第2の本体が前記第1の本体に対し、支軸Aを中心
    に回動して開閉可能となるように取り付けられている、
    シート反転搬送装置において、 前記搬送ガイドは支軸Bを中心に回動可能な状態にあ
    り、前記第2の本体が閉じられて行くと前記搬送ガイド
    は前記反転ローラの軸又は軸受に当接して前記支軸Bを
    中心に回動し、前記第2の本体が完全に閉じられた時点
    で、前記搬送ガイドは前記反転ローラの軸又は軸受に当
    接したまま前記第2の本体の所定位置に位置決めされる
    ことを特徴とするシート反転搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の本体の前記搬送ガイドの近傍
    にフォトインタラプタを設置し、前記第2の本体の開閉
    動作に連動する前記搬送ガイドに前記フォトインタラプ
    タ用のフラグAを設けたことを特徴とする請求項1に記
    載のシート反転搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の本体のフォトインタラプタに
    対し、前記搬送ガイドとは反対の位置に前記フォトイン
    タラプタ用のフラグBを設けたことを特徴とする請求項
    2に記載のシート反転搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の本体が開かれると前記フラグ
    Aは前記フォトインタラプタの光路を塞ぐ位置まで移動
    し、前記第2の本体が閉じられると前記フラグAは前記
    フォトインタラプタの光路から外れる位置まで移動す
    る、ことを特徴とする請求項2に記載のシート反転搬送
    装置。
  5. 【請求項5】 シート処理装置の排紙積載手段が開かれ
    ると前記フラグBは前記フォトインタラプタの光路を塞
    ぐ位置まで移動し、前記排紙積載手段が閉じられると前
    記フラグBは前記フォトインタラプタの光路から外れる
    位置まで移動する、ことを特徴とする請求項3に記載の
    シート反転搬送装置。
  6. 【請求項6】 給送されたシートに対して所定の処理を
    行うシート処理手段と、前記シート処理手段で第1面の
    処理を終えたシートを排紙積載する排紙積載手段と、前
    記シート処理手段で第1面の処理を終えたシートを請求
    項1ないし5に記載のいずれかのシート反転搬送装置内
    に搬入するシート搬入手段と、前記シート反転搬送装置
    から搬出された反転済みのシートを第2面の処理のため
    に前記シート処理手段へ再搬送するシート再搬送手段
    と、を有することを特徴とするシート処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2000430A3 (en) * 2007-06-04 2010-02-17 Xerox Corporation Paper transport system

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