JP2004075259A - 用紙搬送装置 - Google Patents

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中野 孝
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Abstract

【課題】レジストローラ装置部分でジャム処理を行う際に、レバー部材を開く動作によりローラ装置のニップを解除して、ジャム紙の除去を容易に行い得るようにする。
【解決手段】記録部の上流側に配置するレジストローラ装置としての搬送ローラ装置27の部分では、用紙搬送路の上ガイド部材としてレバー部材50を設け、前記レバー部材50をローラ軸28を中心にして揺動させることにより、搬送ローラ装置のピンチローラ27aを駆動ローラから離間させる。そして、前記レバー部材50を所定の角度にまで開いた状態で、係止手段により固定保持し、ジャム紙の取り出しを容易に行い得るようにする。
【選択図】     図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給紙部から記録部の間に配置する用紙搬送路内で、用紙の案内を良好に行い得て、ジャム紙の処理の作用を容易に行い得るように構成した画像形成装置の用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型の画像形成装置においては、上部に設けた画像読取装置と、下部に配置する給紙部との間に、電子写真方式を用いた画像形成手段(記録部)を配置し、記録紙を排出させる排出トレイを、前記記録部の側部に設けている。前記小型の画像形成装置において、FBS(フラットベッドスキャナ)と、ADF(自動原稿搬送装置)とを組み合わせて、画像読取装置を構成する場合には、前記画像読取装置がA3サイズのような、大サイズの原稿をプラテンに載置し、画像の読取りを行い得る装置として構成していることが多い。また、装置本体の下部に配置する給紙トレイにおいても、前記大サイズの原稿に対応させた用紙を給紙可能としている。
【0003】
また、前記給紙トレイから送り出した用紙は、記録部に向けて略U字状に構成した用紙搬送路内に、所定の間隔で配置した搬送ローラ装置により搬送し、給紙トレイから送り出した際の用紙の表裏を反転させた状態で、用紙の裏面側に感光体ドラムからトナー画像が転写される。前記用紙搬送路の湾曲部の下流側は、略水平に構成され、この略水平部と湾曲部との間に搬送ローラ装置が設けられている。この略水平部では、用紙を上下のガイド部材より規制した状態で搬送するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記用紙搬送路において、上ガイド板を本体ガイドに対して所定の間隔を介して固定しているので、搬送ローラ装置を設けている領域では、用紙のジャムが発生すると、搬送ローラ装置では用紙をニップした状態で停止されるので、そのジャムした紙の除去が非常に面倒であるという問題が残る。特に、前記搬送ローラ装置がレジストローラとしての作用を有するものでは、湾曲路を規定する上下のガイド部材が固定配置されているこので、前記ジャム紙の除去が面倒であるという問題が顕著に起こる。さらに、前記用紙搬送路の略水平部の上部には、現像装置が位置されていることが多く、用紙搬送路を開放してジャム紙の取り出しを行うことが面倒であり、用紙を千切ったりして損傷する等の問題が残る。
【0005】
本発明は、前記用紙搬送路でジャムが発生した場合に、搬送ローラ装置のニップを解除し、ジャムした紙を取り出し得るスペースを容易に形成でき、その後の回復を容易に行い得る装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、駆動ローラとピンチローラとを対向させて配置する搬送ローラ装置により、用紙を挟持して搬送する用紙搬送装置に関する。請求項1の発明は、前記搬送ローラ装置のピンチローラを支持する支持軸に同軸に設けられ、前記支持軸のまわりに角変位可能なレバー部材と、前記レバー部材を前記支持軸まわりに一方向に角変位させることによって、前記支持軸とともにピンチローラを駆動ローラから離間させることを特徴とする。請求項2の発明は、前記レバー部材は、駆動ローラとピンチローラとが当接した状態で、本体フレームに接する第1面と、第1面に連なる第2面とを有し、前記レバー部材を支持する支持軸の軸芯と第1面との間の直線距離が、支持軸の軸芯と第2面の直線距離よりも短いことを特徴とする。そして、前述したように構成したことにより、レバー部材を支持軸のまわりに角変位させることによって、レバー部材が本体フレームに対して、第1面と第2面との連なり部で持ち上がるので、支持軸およびピンチローラも持ち上がり、搬送ローラ装置でのニップ力を解除できる。
【0007】
請求項3の発明は、前記第2面に凹部を形成し、本体フレームには前記凹部に嵌まり込む突部を形成したことを特徴とする。そして、前記レバー部材を角変位(揺動)させて、凹部に凸部が嵌まり込むことによって、レバー部材がジャム解除位置に保持されるので、ジャム解除時にレバー部材を手で持ったままで処理作業を行う必要がない。
【0008】
請求項4の発明は、前記レバー部材は、第2面に平行な仮想平面上に、平面を有する角変位阻止部を有することを特徴とする。そして、前記角変位阻止部により、ジャム解除位置よりもレバー部材が揺動されることを阻止できる。
【0009】
請求項5の発明は、前記レバー部材の駆動ローラに臨む側の面に、用紙を案内するための用紙案内部を形成することを特徴とする。請求項6の発明は、前記駆動ローラの近傍に用紙の通過を検知するセンサを設け、前記レバー部材は、前記センサを覆って保護するセンサ保護部を有することを特徴とする。したがって、1つのレバー部材が、搬送ローラ装置でのニップ解除の動作と、用紙の案内の作用、センサの保護作用を行うものとして構成できるので、装置のコストダウンを図ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図示される例にしたがって、本発明の装置の構成を説明する。図1に示す例は、小型の画像形成装置の構成を説明するもので、画像形成装置1の記録部30を設けた装置本体2の上部には、画像読取装置3を配置しており、前記画像読取装置3のフレーム10の上部には、FBSに対応させた大プラテン15と、ADF5に対応させた小プラテン16とを配置している。前記画像読取装置3のフレーム10の上部には、大プラテン15にセットする原稿を押圧するプラテンカバーを設けた開閉部材4を配置し、前記開閉部材4の上部の一端部にはADF5を設けている。前記ADF5は、原稿トレイ6と原稿排出トレイ9の間の原稿搬送路7を、横向きU字状の湾曲路として構成し、前記原稿搬送路内での原稿搬送を行うために、複数の搬送ローラ装置8を設けており、原稿搬送路の下部の小プラテン16の位置で、搬送される原稿の画像の読取りを行うように構成している。
【0011】
前記画像読取装置3のフレーム10内には、図示を省略する駆動手段を用いて、読取装置11が図の左右方向に移動可能に設けられており、前記読取装置11を図の実線で示すホーム位置に停止させた状態で、ADF5による読取りモードが設定される。また、前記フレーム10の内部で図の左右方向に所定の速度で読取装置11を移動させることにより、大プラテン15上にセットした原稿の画像を、FBSモードで読取りを行う。前記読取装置11には、一般に使用されている装置のように、ランプと1つのミラーを装備したフルレートキャリッジと、2つのミラーを装備しているハーフレートキャリッジとを組み合わせて移動可能に設けることができる。また、装置フレーム内の固定位置に配置したレンズにより、反射光をCCDに結像させて光信号をデジタル信号として変換し、画像記録部に向けて読取り情報を出力するような装置として構成することもできる。
【0012】
図示する例では、前記読取装置11はランプ12と複数のミラーおよび、レンズ13とCCD14とを1つの移動フレームに組み合わせて設けている。そして、前記読取装置11を1つのユニットとして構成することで、読取装置11に対する駆動機構の構成を簡素化でき、読み取った原稿の画像情報を、可撓性を有する信号ケーブルを用いて、装置本体の制御装置に向けて伝達可能にしている。なお、前記読取装置11に設けている複数のミラーによる光路長は、任意の数のミラーを組み合わせて形成が可能であり、一般的な2つのキャリッジを用いる場合と同様に、光路長を任意の長さに設定可能である。
【0013】
前記装置本体2の下部には、給紙部20を配置し、前記給紙部20には1つの給紙トレイ21を装備しているが、2つ又は多数の給紙トレイを重ねるように配置して、各々の給紙トレイから任意のサイズの用紙を給紙可能に構成することも可能である。前記給紙部20に配置する給紙トレイ21は、後端部をエンドガイド22により規制した状態で、ボトムプレート23に載置した用紙の先端部を給紙ローラ24に向けて上昇させ、前記給紙ローラ24により取り出した用紙を用紙搬送路25を通して搬送する。前記用紙搬送路25には、所定の間隔で搬送ローラ装置26、27を配置し、記録部30の感光体ドラム33に形成したトナー画像を、転写ローラ34により用紙に転写する。
【0014】
前記記録部30には、トナーを保持する現像装置31と、感光体ドラム33を設けた感光体ユニットとを組み合わせて設けている。前記読取装置により得られた画像情報に基づいて、書込手段35から感光体ドラム33に対して光を照射して静電潜像を形成し、その静電潜像に向けて現像装置31の現像ローラ32からトナーを供給して、トナー画像を形成し、そのトナー画像を転写ローラ34から所定の電位を印加することにより、用紙に向けて転写させる。前記トナー画像が転写された用紙は、定着装置36を通して熱と圧力を付与することにより定着して、記録紙を排出ローラ装置37により排出トレイ38に向けて排出する。なお、前記排出ローラ装置37は、駆動ローラとピンチローラとを組み合わせたもので説明しているが、他の形態として、1つの駆動ローラを用いて記録紙を上部の摺動板に押圧する状態で搬送するような機構のもであっても良い。
【0015】
前記給紙部20から記録部30に向けて用紙を搬送する用紙搬送路25は、前記図1に示しているように、搬送ローラ装置26、27の間で、大きく湾曲された状態に構成されている。そして、前記用紙搬送路25の湾曲部の上部では、図2に示すように、本体ガイド部材としての下ガイド板40に対して、その上部に所定の間隔を介して上ガイド板45を固定配置して、湾曲される状態で下部から送られてくる用紙を、上ガイド板45に沿わせて案内し、図1に示した転写ローラ34と感光体ドラム33の間の画像転写部に向けて、略水平な搬送路に沿わせて案内する。
【0016】
前記用紙搬送路には、レジストローラ装置としての搬送ローラ装置27が配置されており、前記搬送ローラ装置27は、ピンチローラ27aと、駆動ローラ27bとを対向させて配置している。そして、固定位置に配置する駆動ローラ27bに対して、ピンチローラ27aをバネ板部材48により押圧して、上下のローラの間で所定のニップ圧力を設定しているが、前記バネ板部材48を用いなくても、ピンチローラとレバー部材の自重でニップ圧力を設定できる。そして、後述するように、前記レバー部材50を支持軸としてのローラ軸28を中心にして揺動させることにより、前記搬送ローラ装置におけるニップ解除を行い得るように設けている。
【0017】
また、前記搬送ローラ装置27の下流部には、下ガイド板40、41よりも先端が上に突出させるように揺動アーム43を配置し、センサ部材44と組み合わせて用紙の検知手段42を構成しており、前記揺動アーム43の先端は、用紙搬送路25を横切ってレバー部材50のリブ部材53の間に位置させ得るようにする。前記センサ部材44としては、任意のセンサ部材を用いることができるが、例えば、揺動アームの端部に押圧されて検知信号を出力する圧力センサや、揺動アーム43の端部の両側に発光素子と受光素子とを対向させて配置する光センサを用いることもできる。
【0018】
前記搬送ローラ装置27のピンチローラ27aを支持する支持軸28は、前述したように、レバー部材50を角変位(揺動)可能に支持しており、前記レバー部材50は、図3ないし図6の各々に説明するように構成されている。図3にレバー部材50の下面図を、図4には、上ガイド板45に対してレバー部材50を支持する機構を、平面図として説明している。また、図5には前記レバー部材50の開いた際の固定手段を説明しており、図6には支持軸28を上ガイド板45に対して上下動可能に支持する例を各々示している。
【0019】
前記図3、4に示すように、レバー部材50には、用紙搬送方向の上流部側に軸支部55、55を配置し、ピンチローラ27aのローラ軸28を支持しており、前記軸支部55の下流部には、ハンドル部材51と用紙ガイド部材52を一体に設けている。前記用紙ガイド部52とハンドル部材51の下面には、用紙ガイドとしてのリブ部材53を多数本平行に突出させて設けて、用紙に対する案内部を構成している。また、前記ハンドル部材51は、用紙搬送方向下流側で上側に向けて大きく突出させるように構成しており、前記ハンドル部材51の先端部に指をかけて軸支部55(ローラ軸28)を中心にして、図の時計方向に揺動させるようにしている。前記レバー部材50の軸支部55の上流側には、突部材56を所定の長さに突出させて設け、前記レバー部材50を樹脂材料を用いて一体のものとして構成している。
【0020】
前記レバー部材50において、前記軸支部55、55の間には軸28と平行に形成する中間部材57を一体に設けており、前記中間部材57に対してその下部には上ガイド板45の突出部45aが、上部にはバネ板部材48が前記図2に示されるように各々配置される。また、前記中間部材57は、図5に示すように構成されているもので、レバー部材50を図の鎖線で示す用紙案内位置に設定した際に、上ガイド板45の突出部45aに当接する第1面57aと、図の実線で示すように、レバー部材50を開いた際に、上ガイド板の突出部45aに当接する第2面57bとを設けている。なお、前記中間部材の第2面57bには、その中央部に凹部58を設けており、上ガイド板の突出部45aに設けた凸部46が係止されて、前記レバー部材50を開いた状態に保持できるようにする。さらに、前記中間部材57の第1面57aとローラ軸28の中心との距離Aは、第2面57bとローラ軸28の中心との距離Bに比較して小さい値とされている。そして、前記レバー部材を動作位置にセットした状態では、図6の実線で示すように、ローラ軸28は軸支部47の長孔47aの下部に位置されて、搬送ローラ装置27の駆動ローラ27bに対して、ピンチローラ27aがバネ板部材48により押圧されて、両ローラの間で所定のニップ圧力を設定し、搬送ローラ装置27により用紙をニップして搬送することができるようにする。
【0021】
前記図2および図5に示す例において、前記レバー部材50をローラ軸28を中心にして時計方向に回転させて、図の鎖線で示す用紙案内位置から、実線で示す開放位置に揺動させることにより、用紙搬送路の開放と、搬送ローラ装置でのニップを解除可能とする。前記レバー部材50をローラ軸28を中心に図の時計方向に揺動させる動作の途中で、中間部材57の第1面57aから第2面57bが上ガイド板45の上面部に摺動して、ローラ軸28を図6の実線で示す位置から鎖線で示す位置まで上昇させるようにして、搬送ローラ装置でのニップを解除する。つまり、前記中間部材57の第1面と第2面との軸芯に対する距離が変化することで、前記レバー部材50を回転させる動作の途中で、ローラ軸28を持ち上げるようにする。そして、前記中間部材の第2面57bが突出部45aに位置決めされた状態で、凸部46が凹部58に係合されてレバー部材50を固定し、中間部材57の上からバネ板部材48に押圧して保持できるようにする。
【0022】
前記凹部58を凸部46に係合させて、上からバネ板部材48により押圧することにより、レバー部材50が反時計方向に回転しないように、開いた位置で固定保持できるようにする。したがって、前記レバー部材50を揺動させることにより、搬送ローラ装置のニップを解除して、レバー部材50の動作部に開口を形成するので、その搬送ローラ装置の部分で停止しているジャム紙を、前記開口から取り出すことができるようにしている。前記レバー部材50を開く動作は、レバー部材50のハンドル部材51に指をかけて容易に行うことができるもので、それを閉じて用紙を案内する動作位置に戻す場合にも、前記ハンドル部材51を用いて揺動させることができる。また、前記レバー部材50を閉じる方向に回転させる際にも、前記凹部58を凸部46から軽く外すと、板バネ部材48による押圧力が付与されて戻ることができ、駆動ローラ27bに対してピンチローラ27aを押圧して、所定のニップ圧力を設定することが可能である。
【0023】
前記レバー部材50を用紙案内位置に設定した状態では、ピンチローラ27aとローラ軸28および、レバー部材50の重量が搬送ローラ装置に対して作用するので、前記バネ板部材48による押圧作用を強く作用させなくとも、搬送ローラ装置におけるニップ圧力を設定可能である。そして、前記レバー部材50を揺動させて、搬送ローラ装置27におけるニップの設定を行い得て、ニップ解除に際しては、ローラ軸28は図5に示すように、軸支部47に設けている縦方向の長孔47a内で上下動するのみであるから、搬送ローラ装置の上下のローラ軸の軸芯が常時一致できるようにされる。また、現像装置31を記録部30にセットすることによって、現像装置31がハンドル部材51を押し下げて、レバー部材50が閉じる方向に回転する。これによって、レバー部材50の戻し忘れを防止できる。なお、前記レバー部材50を開いた状態に保持したときの上ガイド板45の突出部45aと、ハンドル部材51とのなす角度は、現像装置31を記録部30にセットした時に、自動的に保持状態が解除できる角度に設計されている。
【0024】
前記レバー部材50を上ガイド板45と組み合わせた状態は、図5に示されるが、ローラ軸28のローラ27a、27aの外側の部分で、前記上ガイド板45に設けた軸支部47により、図6に示しているように、ローラ軸28を上下動可能に支持する。また、前記レバー部材50の中間部材57に対応させた下面部には、上ガイド板45を用紙搬送路の下流部に向けて所定の長さだけ突出させた突出部45aを設け、レバー部材50を開いた状態で上ガイド板45上に固定保持させるようにする。さらに、前記ローラ軸28を上ガイド板45に向けて押圧するバネ板部材48は、その基部を固定ネジ48aにより上ガイド板45に固定保持させるようにしている例で説明しているが、その他に、任意の形状のバネ部材を用いることが可能である。
【0025】
前述したように構成される用紙搬送路において、装置本体の下ガイド板40、41は、装置本体の他の部材とともに、樹脂材料を用いてカバー部材と一体に形成することができる。これに対して、上ガイド板45はレバー部材50を保持するのであるから、厚さが制限されるが比較的強度の大きな部材として構成する必要があるために、金属板を用いて構成し、プレス加工等により凸部46を一体に設けると良い。さらに、前記レバー部材50のハンドル部材51と用紙ガイド部材52は、任意の巾と長さを有するものとして構成することができるもので、前記レバー部材50を用紙を案内する動作位置に保持するために、特に係止保持部材を設けずに、その上部に位置される現像装置(図1に示す)等を装着した状態で、前記レバー部材50が押圧されるようにすれば良い。
【0026】
【発明の効果】
本発明の装置は、前述したように構成したものであるから、搬送ローラ装置のピンチローラを支持する支持軸に同軸に設けられた角変位可能なレバー部材を支持軸のまわりに角変位させることによって、レバー部材が本体フレームに対して、第1面と第2面との連なり部で持ち上がるので、支持軸およびピンチローラも持ち上がり、搬送ローラ装置でのニップ力を解除できる。また、レバー部材を角変位(揺動)させることにより、凹部に凸部が嵌まり込むことによって、レバー部材がジャム解除位置に保持され、ジャム紙の除去を容易に行うことができる。さらに、前記レバー部材に設けた角変位阻止部により、ジャム解除位置よりもレバー部材が揺動されることを阻止でき、軸支部に無理な力を加えたりすることがない。そして、1つのレバー部材が、搬送ローラ装置でのニップ解除の動作と、用紙の案内の作用、センサの保護作用を行うものとして構成できるので、装置のコストダウンを図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の構成を示す説明図である。
【図2】用紙搬送路に配置する搬送ローラ装置とガイド部材の説明図である。
【図3】レバー部材の下面図である。
【図4】レバー部材と上ガイド板の構成を示す平面図である。
【図5】図2の要部の拡大説明図である。
【図6】軸支部の説明図である。
【符号の説明】
1  画像形成装置、 3  画像読取装置、 4  開閉部材、
5  ADF、 6  原稿トレイ、 7  原稿搬送路、
8  搬送ローラ装置、 9  原稿排出トレイ、 10  読取フレーム、
11  読取装置、 14  CCD、 15・16  プラテン、
20  給紙部、 21  給紙トレイ、 22  エンドガイド、
23  ボトムプレート、 24  給紙ローラ、 25  用紙搬送路、
26・27  搬送ローラ装置、 27a  ピンチローラ、
27b  駆動ローラ、 28  ローラ軸、 30  記録部、
31  現像装置、 32  現像ローラ、 33  感光体ドラム、
34  転写ローラ、 35  書込手段、 36  定着装置、
37  排出ローラ装置、 38  排出トレイ、
40・41  下ガイド板、 42  検知装置、 45  上ガイド板、
45a  突出部、 46  凸部、 47  軸支部、
48  バネ板部材、 50  レバー部材、 51  ハンドル部材、
52  用紙ガイド部材、 53  リブ部材、 55  軸支部、
56  突部材、 57  中間部材、 57a  第1面、
57b  第2面、 58  凹部。

Claims (6)

  1. 駆動ローラとピンチローラとを対向させて配置する搬送ローラ装置により、用紙を挟持して搬送する用紙搬送装置であって、
    前記搬送ローラ装置のピンチローラを支持する支持軸に同軸に設けられ、前記支持軸のまわりに角変位可能なレバー部材と、
    前記レバー部材を前記支持軸まわりに一方向に角変位させることによって、前記支持軸とともにピンチローラを駆動ローラから離間させることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記レバー部材は、駆動ローラとピンチローラとが当接した状態で、本体フレームに接する第1面と、第1面に連なる第2面とを有し、
    前記レバー部材を支持する支持軸の軸芯と第1面との間の直線距離が、支持軸の軸芯と第2面の直線距離よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記第2面に凹部を形成し、本体フレームには前記凹部に嵌まり込む突部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記レバー部材は、第2面に平行な仮想平面上に、平面を有する角変位阻止部を有することを特徴とする請求項2または3に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記レバー部材の駆動ローラに臨む側の面に、用紙を案内するための用紙案内部を形成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  6. 前記駆動ローラの近傍に用紙の通過を検知するセンサを設け、前記レバー部材は、前記センサを覆って保護するセンサ保護部を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の用紙搬送装置。
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