JP2003091115A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003091115A
JP2003091115A JP2001282471A JP2001282471A JP2003091115A JP 2003091115 A JP2003091115 A JP 2003091115A JP 2001282471 A JP2001282471 A JP 2001282471A JP 2001282471 A JP2001282471 A JP 2001282471A JP 2003091115 A JP2003091115 A JP 2003091115A
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guide plate
path
unit
image forming
forming apparatus
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JP2001282471A
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English (en)
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Eiji Nakajima
栄次 中嶋
Masami Fuchi
昌巳 淵
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Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユニット内の紙詰まり処理を行う際、排出側に
紙詰まり処理の処理スペースを必要とせず、また回動自
在なガイド板を破損させることがない。 【解決手段】ガイド板63bの反転経路63の搬送面を
構成する面と反対の面は、ガイド板65bとともに第1
の返送経路65を構成している。第1の返送経路65の
搬送方向下流側で、該ガイド板65bからその外周面が
突出する位置であり、かつ用紙搬送領域Lの領域外であ
り、ガイド板63bに対応する位置にコロ65cが設け
られている。該コロ65cは軸65dを中心に回転自在
に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、例えば複写機等において
は、用紙の両面に印刷できるものが広く実用に供されて
いる。このような複写機は用紙の表面に印刷した後、該
用紙の裏面に印刷を行うため、用紙の裏表を反転させる
所謂スイッチバック機構が必要となる。図6はこのよう
な従来の複写機の構成を示す概略図である。図6を参照
して、上記のような従来の複写機50は定着部52の直
後に排出経路55とは別に分岐経路53が設けられてい
る。両面印刷を行う場合には、用紙を分岐経路53に導
くように切換爪56を図6で示す状態とし、搬送されて
きた用紙を該分岐経路53へ導き、スイッチバック部5
4で用紙の裏表を反転させた後、再度搬送路51に用紙
を戻すような構成となっている。また、分岐経路53で
紙詰まりが発生した際に、用紙を取り除くために、軸5
7aを中心に分岐ユニット57を回動させ、分岐経路5
3を開放できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の複
写機50に、印刷された用紙にステイプル処理やパンチ
処理あるいはソート等の後処理を施すための後処理装置
59を装着する場合には、複写機50の排出経路側側方
に装着される。このように、複写機50に後処理装置5
9が装着された場合において、前述のように分岐経路5
3で紙詰まりが発生すれば、後処理装置59を複写機5
0から分離させ(図6の一点鎖線で示す状態)、分岐ユ
ニット57を軸57aを中心に反時計方向に回動させ、
紙詰まり処理を行った後、分岐ユニット57を装着し、
後処理装置59を複写機50に装着しなければならなか
った。したがって、分岐経路の紙詰まり処理作業が煩雑
であるとともに、排出経路側に処理スペースが必要とな
るといった問題があった。
【0004】上記問題を解決するために、分岐経路53
をユニット化して分岐経路ユニットとし、該分岐経路ユ
ニットを複写機50に対し用紙搬送方向と直角の方向に
引き出し可能とし、該分岐経路ユニットを複写機50か
ら引き出した状態で分岐ユニット57を軸57aを中心
に回動させて、分岐経路を開放するような構成が考えら
れる。
【0005】しかしながら、分岐経路53に搬送されて
くる用紙は定着部52にて定着された後の用紙である。
このため、用紙にカールが発生する。そのカールの湾曲
方向は、定着部52でトナー像が転写された面に熱定着
が加えられる関係から、分岐経路53の湾曲方向とは逆
方向となる。このため、分岐経路53に搬送されてきた
用紙が分岐経路53を構成するガイド板に当接して、蛇
腹状の紙詰まりが発生する可能性がある。分岐経路53
で、該蛇腹状の紙詰まりが発生すると、分岐ユニット5
7が軸57aを中心に分岐経路53が開放する方向に回
動しようとする。このような状態で分岐経路ユニットを
複写機50から引き出すと分岐ユニット57が複写機内
部の部品等に当接して分岐ユニットあるいは複写機50
側の部品等が破損してしまうといった問題が考えられ
る。特に分岐ユニット57は、分岐経路53を構成する
ガイド板であるので、樹脂等の材質を使うことが多い。
このような場合には、分岐ユニット57が簡単に破損し
てしまうといった問題が十分に考えられる。
【0006】そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてな
されたものであり、該搬送経路内の紙詰まり処理を行う
際、排出側に紙詰まり処理の処理スペースを必要とせ
ず、また回動自在なガイド板を破損させることのない画
像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画像形成装置は、画像形成装置本
体に対し用紙搬送方向と直角の方向に引き出し可能なユ
ニットであって、該ユニットには用紙を搬送する搬送経
路が設けられており、該搬送経路は一方のガイド板と他
方のガイド板からなる一対のガイド板から構成され、該
一方のガイド板は上記ユニットに固定され、該他方のガ
イド板は該ユニットに対し回動自在であり、該ユニット
が画像形成装置本体に装着されたとき、該画像形成装置
本体の該他方のガイド板に対応する位置に規制部材を設
けたことを特徴とする画像形成装置である。
【0008】この発明によれば、画像形成装置本体に対
し用紙搬送方向と直角の方向に引き出し可能なユニット
であって、該ユニットには用紙を搬送する搬送経路が設
けられており、該搬送経路は一方のガイド板と他方のガ
イド板からなる一対のガイド板から構成され、該一方の
ガイド板は上記ユニットに固定され、該他方のガイド板
は該ユニットに対し回動自在であるので、該搬送経路で
の紙詰まり処理を行うに際し、画像形成装置の側方等に
別途処理スペースを必要としない。特に、画像形成装置
の用紙排出側に後処理装置等を装着しているような場合
には、該後処理装置を画像形成装置がら引き離す必要が
ないので従来のような煩雑さはく、また設置スペースも
小さくすることができる。
【0009】上記のような構成とした場合であっても、
該画像形成装置本体の該他方のガイド板に対応する位置
に規制部材を設けているので、該搬送経路内で蛇腹状の
紙詰まりが発生し、他方のガイド板が回動する方向に力
が働いた状態で該ユニットを用紙搬送方向と直角の方向
に引き出したとしても、ガイド板が破損したり、あるい
は画像形成装置本体に備えられた部品等を破損するとい
うことはない。
【0010】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記規制部材は外周面が前記他方のガイド板に対向するよ
うに前記画像形成装置本体に設けられた回転可能なコロ
であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
である。
【0011】この発明によれば、前記規制部材は外周面
が前記他方のガイド板に対向するように前記画像形成装
置本体に設けられた回転可能なコロであるので、上述し
たように、搬送経路内で蛇腹状の紙詰まりが発生し、他
方のガイド板が開放する方向に力が働いた状態であって
も、用紙搬送方向と直角の方向への該ユニットの引き出
しがスムーズに行える。
【0012】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記搬送経路は用紙の裏表を反転するスイッチバック部へ
繋がる反転経路であることを特徴とする請求項1または
2に記載の画像形成装置である。
【0013】この発明によれば、用紙の裏表を反転する
スイッチバック部へ繋がる反転経路へ本願発明を適用し
ている。該反転経路は定着部の直後に設けられているの
で、搬送されてきた用紙は一般にカールしていることが
多い。このようなカールしている用紙はガイド版等に引
っかかって蛇腹状の紙詰まりが発生することが多い。し
たがって、このような場所に本願発明を適用することは
非常に効果的である。
【0014】また、請求項4に記載の発明によれば、前
記他方のガイド板の前記一対のガイド板の他方を構成す
る面と反対の面は、前記搬送経路とは別の搬送経路のガ
イド板の一方を構成することを特徴とする請求項1乃至
3に記載の画像形成装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の具体的な実施形
態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実
施形態である画像形成装置の概略断面図、図2はユニッ
トを引き出した状態を示す模式的な一部斜視図、図3は
反転経路近傍の部分的拡大図、図4は規制部材とその周
辺部分を示す平面図、図5は反転経路内で蛇腹状の紙詰
まりが発生した際の概略図である。
【0016】この画像形成装置は複写機であって、複写
機本体1の上部には原稿を載置する原稿載置部2が備え
られている。該原稿載置部2に載置された原稿は読み取
り部3によって読み取られる。
【0017】複写機本体1の下部には用紙が収納された
給紙カセット4a、4bが2つ装着されている。該給紙
カセット4a、4bは給紙方向と直角の方向に抜き差し
可能に構成されており、給紙カセット4a、4b内の用
紙がなくなった際には、用紙を補給できるようになって
いる。該給紙カセット4a、4bに収納された用紙の先
端部分に対応する位置にはそれぞれ給紙ローラ41a、
41bが備えられており、ユーザーからの印刷指示によ
って、いずれかの給紙ローラが回転し、給紙カセットか
ら用紙が給紙されるようになっている。該給紙カセット
4a、4bの搬送方向下流側には、搬送ローラ対42、
レジストローラ対43が設けられている。
【0018】レジストローラ対43の搬送方向下流側に
は画像形成部8が設けられている。この画像形成部8
は、像担持体である感光体ドラム80と該感光体ドラム
80の周りにその回転方向(図1のX方向)から順に帯
電部81、露光部82、現像部83、転写部84、クリ
ーニング部85が配置されている。
【0019】上記給紙カセット4aまたは4bから該画
像形成部8までの用紙が搬送する経路を第1搬送路61
と称し、各ローラ間には一対のガイド板(図示せず)等
が設けられ、搬送方向下流側に向かって用紙を搬送でき
る構成となっている。
【0020】該画像形成部8の搬送方向下流側には定着
部44が設けられ、画像形成部8にて用紙に転写された
トナー像を該用紙に定着できる構成となっている。また
定着部44の搬送方向下流側には排出ローラ対78が設
けられており、上記画像形成部8から該排出ローラ対7
8までを、第2の搬送路62と称し、各ローラ間には一
対のガイド板(図示せず)等が設けられ、搬送方向下流
側に向かって用紙を搬送できる構成となっている。
【0021】上記第2の搬送路62内で、定着部44の
直後には、第1の分岐爪71が設けられている。該第1
の分岐爪71は図示しないソレノイド等に連結されてお
り、該ソレノイドの作動または非作動によって該第1の
分岐爪71を図1実線で示す状態と破線で示す状態とに
切換えることができ、用紙の搬送する経路を切換えてい
る。即ち、定着された用紙をそのまま第2の搬送路62
に沿って搬送させるか、後述する反転経路63に向かっ
て搬送させるかをこの第1の分岐爪71で切換えてい
る。
【0022】該第1の分離爪71の下方には反転経路6
3が設けられている。該反転経路63には搬送ローラ7
2が設けられている。反転経路63の搬送方向下流側に
はスイッチバック部64が設けられている。該スイッチ
バック部64には搬送されてきた用紙を反転して、即ち
搬送されてきた用紙の後端を先端として搬送方向下流側
へ搬送する搬送コロ73が上下動可能に設けられてい
る。該搬送コロ73は、反転経路63から用紙を受け入
れる状態のときには図1の実線の状態となっており、該
用紙の受け入れが完了し、その後搬送方向下流側にある
搬送ローラ74に向かって送り出すために該搬送コロ7
3は図1の破線で示す状態、即ち搬送コロ73が用紙に
接触する状態となって回転し、用紙を搬送ローラ74ま
で送り出すような構成となっている。
【0023】搬送ローラ74の直後には第2の分岐爪7
5が設けられている。該第2の分岐爪75はスイッチバ
ック部64から搬送されてきた用紙を、該スイッチバッ
ク部64の搬送方向下流側にある第1の返送経路65ま
たは第2の返送経路66のいずれかに分岐させるための
ものである。尚、第2の分岐爪の切換えは図外のソレノ
イド等によって行われている。図1の実線で示す状態の
ときは用紙は第2の返送経路66に向かって搬送され、
該第2の分岐爪75が図1の破線で示す状態に切り換わ
ると用紙は第1の返送経路65に向かって搬送されるよ
うになっている。
【0024】第1の返送経路65は第2の搬送路62に
通じている。したがって、用紙の表面のみに印刷をし、
該印刷された面を裏にして(印刷された面と反対の面を
表にして)排出(以下、裏面排出という)したい場合に
は、定着部44を出た用紙が反転経路63からスイッチ
バック部64を通過し、第1の返送経路65を通って第
2の搬送路62へ戻ってくるように、第1の切換え爪7
1及び第2の切換え爪75を作動させる。尚、第1の切
換え爪71及び第2の切換え爪75は図外の制御手段か
らの信号によって作動するソレノイド等に連結されてお
り、図外の操作部からユーザーが裏面排出を選択した場
合にこのような搬送経路を通って排出されていくことと
なる。
【0025】また、第2の返送経路66は第1の搬送路
61に通じている。第2の返送経路66はスイッチバッ
ク部64の下側を通っており、2つ搬送ローラ76、7
7が設けられている。したがって、用紙の両面に印刷を
したい場合には、定着部44を出た用紙が反転経路63
からスイッチバック部64を通過し、第2の返送経路6
6を通って第1の搬送路61へ戻ってくる(搬送ローラ
42の手前側に戻ってくる)ように、第1の切換え爪7
1及び第2の切換え爪75を作動させる。第1の切換え
爪71及び第2の切換え爪75の作動は、上記裏面排出
のときと同様、制御手段によってソレノイド等を介して
行われる。第1の搬送路61に戻ってきた用紙は、画像
形成部8にて裏面に印刷が施されて排出されることとな
る。よって、図外の操作部からユーザーが両面印刷を選
択した場合にこのような搬送経路を通って排出されてい
くこととなる。
【0026】上記のような用紙が搬送する経路を有した
複写機本体1は、次のようなユニット構成となってい
る。即ち、主に第2の搬送路62、反転経路63、第1
の返送経路65とを構成する第1のユニットA(図1の
一点鎖線で示す)と、主にスイッチバック部75(搬送
コロ73は除く)、第2の返送経路66とで構成される
第2のユニットBとが複写機本体1に対し用紙搬送方向
と直角の方向に引き出し可能となっている。第1のユニ
ットAを複写機本体1に対し引き出したところを図2に
示す。このようにいくつかの用紙搬送経路をまとめて、
あるいは用紙搬送経路を境にしてユニット化して、複写
機本体1から引き出し可能とすることによって、紙詰ま
り処理を行うことを可能としたり、あるいはメンテナン
ス等を行えるようにしている。
【0027】次に、図2乃至図4を参照して、第1のユ
ニットAの引き出し構成や、搬送経路が開放される構成
について説明する。まず図3を参照して、反転経路63
は、主に一対のガイド板63a、63bによって構成さ
れている。一方のガイド板63aは第1のユニットAに
固定されており、他方のガイド板63bは軸63cを中
心に第1のユニットAに対し矢印Y方向に回動自在に構
成されている(図2参照)。但し、ガイド板63bの回
動は、第1のユニットAを複写機本体1から引き出した
状態でのみ可能である。また、ガイド板63bの反転経
路63の搬送面を構成する面と反対の面は、複写機本体
1に設けられたガイド板65bとともに第1の返送経路
65を構成している。第1の返送経路65の複写機本体
1側には該第1の返送経路65の搬送方向下流側であ
り、該ガイド板65bからその外周面が突出するように
コロ65cが設けられている。また、該コロ65cは、
用紙搬送領域Lの領域外で第1のユニットAの引き出し
方向下流側であり、ガイド板63bに対応する位置(図
4参照)に設けられており、第1のユニットAが複写機
本体1に装着されている状態で上記他方のガイド板63
bが軸63cを中心に矢印Y方向に回動しようとしたと
しても、その回動を規制するための規制部材としての役
目を果たしている。該コロ65cは軸65dを中心に回
転自在に設けられている。尚,上記他方のガイド板63
bが第1のユニットAに装着されている状態では、上記
コロ65cの外周面と該他方のガイド板63bとは当接
していない(図4参照)が、当接していてもかまわな
い。コロ65cの外周面の材質はゴム等の比較的弾力性
のある材質(例えばEPDM等)が好ましいがこれに限
定されるものではない。
【0028】ガイド板63bは装着状態では第1のユニ
ットAに設けられたマグネットMにガイド板63bの金
属部分(図示せず)が当接して、該ガイド板63bの装
着状態が保持されるようになっている。例えば、反転経
路63で紙詰まりが発生した場合には、第1のユニット
Aを複写機本体1から引き出した後、ガイド板63bを
第1のユニットAに対し軸63cを中心に図3の矢印Y
方向に回動することによって、反転経路63が開放され
る(図2参照)。このとき、ガイド板63bを図3の矢
印Y方向に回動する際にマグネットMとの装着状態が解
除されるので、第1のユニットAを複写機本体1から引
き出している途中においては、ガイド板63bはマグネ
ットMによって第1のユニットAとの装着状態が保持さ
れている。
【0029】再び、図1を参照して、複写機本体1の排
出ローラ78が設けられた側面には後処理装置9が装着
されている。該後処理装置9は、排出トレイ10に繋が
る排出経路91が備えられている。該搬出経路91は前
述の第2の搬送路62と連通しており、よって排出ロー
ラ78によって搬送された用紙は該排出経路91を通っ
て、排出トレイ10に排出されるようになっている。ま
た、該排出経路の途中には後処理部92が設けられてい
る。該後処理部92は、複写機本体1にて印刷された用
紙をストックして用紙束とした状態で、該用紙束にステ
イプル処理を施したり、あるいはパンチ処理を施したり
することができるようになっている。複写機本体1から
送られてきた用紙を後処理部92を通らずにそそまま排
出させるか、後処理部92を経由して用紙に後処理を施
して排出させるかは、ユーザーが図外の操作部によって
後処理を行うと選択するか否かによって決定される。こ
のようにして複写機本体1によって画像形成され、搬送
された北用紙は後処理装置9を経由して排出部10に排
出されるような構成となっている。
【0030】上記のような構成において、例えば両面印
刷の途中(あるいは裏面排紙の途中)に反転経路63に
て蛇腹状の紙詰まりが発生したとする。すると、ガイド
板63bはマグネットMによる装着力に反してガイド板
63bが軸63cを中心に矢印Y方向に回動してしまう
場合がある(図5参照)。このように、第1のユニット
Aが複写機本体1に装着された状態で、ガイド板63b
が矢印Y方向に回動しようとすると、ガイド板63bの
一部がコロ65cの外周面に当接する。この状態で第1
のユニットAを引き出しても、ガイド板63bはコロ6
5cの外周面に当接して、コロ65cを回転させなが
ら、スムーズに引き出されるので、ガイド板63bや複
写機本体1内部の部品等が接触して、いずれかが破損す
るといった問題はない。
【0031】このように、上記実施形態では、紙詰まり
処理の際にガイド板等を破損させることがなく、しかも
従来技術のように排出側に紙詰まり処理の処理スペース
を別途必要としない(後処理装置が装着されていた場合
でも複写機本体から該後処理装置を引き離す必要がな
い)ので、複写機等の設置面積を小さくでき、また紙詰
まり処理も容易となる。
【0032】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、本発明を逸脱しない範囲で様々な変更が可能で
ある。例えば上記実施形態では、反転経路の他方を構成
するガイド板が回動自在となっており、該ガイド板に対
応する位置にコロを設けるようにしたが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、反転経路以外の場所であっ
てもかまわないし、また規制部材はコロ以外のものであ
ってもかまわない。例えば、規制部材をコロ以外のもの
で行う場合には、ガイド板や画像形成装置本体内部の部
品等が接触しても、いずれかが破損しないように、弾力
性のある部材(ゴムやスポンジあるいは板バネ等)とす
ることが好ましい。また、本発明は複写機以外にもプリ
ンターファクシミリ等の画像形成装置全般に適用が可能
である。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、画像形成装置本体に
対し用紙搬送方向と直角の方向に引き出し可能なユニッ
トであって、該ユニットには用紙が搬送する搬送経路が
設けられており、該搬送経路は一方のガイド板と他方の
ガイド板からなる一対のガイド板から構成され、該一方
のガイド板は上記ユニットに固定され、該他方のガイド
板は該ユニットに対し開放自在であるので、該搬送経路
での紙詰まり処理を行うに際し、画像形成装置の側方等
に別途処理スペースを必要としない。特に、画像形成装
置の用紙排出側に後処理装置等を装着しているような場
合には、該後処理装置を画像形成装置がら引き離す必要
がないので従来のような煩雑さはく、また設置スペース
も小さくすることができる。また、このような構成とし
た場合であっても、該ユニットの該他方のガイド板に対
応する位置に規制部材を設けているので、該搬送経路内
で蛇腹状の紙詰まりが発生し、他方のガイド板が開放す
る方向に力が働いた状態で該ユニットを用紙搬送方向と
直角の方向に引き出したとしても、ガイド版が破損した
り、あるいは画像形成装置本体に備えられた部品等を破
損するということはない。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である画像形成装置の
概略断面図。
【図2】 ユニットを引き出した状態を示す模式的な
一部斜視図。
【図3】 反転経路近傍の部分的拡大図。
【図4】 規制部材とその周辺部分を示す平面図。
【図5】 反転経路内で蛇腹状の紙詰まりが発生した
際の概略図。
【図6】 従来の画像形成装置の概略図。
【符号の説明】
1 複写機本体 8 画像形成部 61 第1の搬送路 62 第2の搬送路 63 反転経路 63b ガイド板 65 第1の返送経路 65c コロ(規制部材) 66 第2の返送経路 75 スイッチバック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H028 BA09 BA12 BA16 2H071 BA14 BA19 BA23 BA27 BA29 BA36 DA23 2H072 CA01 EA16 3F053 BA02 BA12 EA02 EA04 EA05 EB01 EB04 EC02 LA02 LA05 LA07 LB03 3F101 FA01 FA02 FB11 FB12 FC07 FE01 FE22 LA02 LA05 LA07 LB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に対し用紙搬送方向と
    直角の方向に引き出し可能なユニットであって、 該ユニットには用紙を搬送する搬送経路が設けられてお
    り、該搬送経路は一方のガイド板と他方のガイド板から
    なる一対のガイド板から構成され、 該一方のガイド板は上記ユニットに固定され、該他方の
    ガイド板は該ユニットに対し回動自在であり、 該ユニットが画像形成装置本体に装着されたとき、該画
    像形成装置本体の該他方のガイド板に対応する位置に規
    制部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記規制部材は外周面が前記他方のガイ
    ド板に対向するように前記画像形成装置本体に設けられ
    た回転可能なコロであることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送経路は用紙の裏表を反転するス
    イッチバック部へ繋がる反転経路であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記他方のガイド板の前記一対のガイド
    板の他方を構成する面と反対の面は、前記搬送経路とは
    別の搬送経路のガイド板の一方を構成することを特徴と
    する請求項1乃至3に記載の画像形成装置。
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