JPH08330222A - X線露光用マスク及びそれを用いた半導体素子の製造方法 - Google Patents

X線露光用マスク及びそれを用いた半導体素子の製造方法

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JPH08330222A
JPH08330222A JP26629295A JP26629295A JPH08330222A JP H08330222 A JPH08330222 A JP H08330222A JP 26629295 A JP26629295 A JP 26629295A JP 26629295 A JP26629295 A JP 26629295A JP H08330222 A JPH08330222 A JP H08330222A
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部応力によるマスクの歪みが少ない高精度
の露光転写が可能なX線露光用マスク及びそれを用いた
半導体素子の製造方法を得ること。 【解決手段】 X線吸収体を支持する支持膜、該支持膜
をその周囲で支持する支持枠そして該支持枠を補強保持
するマスクフレームとを有したX線露光用マスクにおい
て、該マスクフレームの一部に位置合わせ用マークを設
けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線露光用マスク
(マスク)及びそれを用いた半導体素子の製造方法に関
し、例えば波長2Å〜150Å程度のX線を用いてマス
ク面上の電子回路パターンをウエハ面上に転写し、I
C,LSI等の半導体素子(デバイス)や、マイクロマ
シーン,マイクロオプテックス等を製造する所謂X線リ
ソグラフィーにおいて高精度な露光転写が可能なX線露
光用マスク及びそれを用いた半導体素子の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の高密度化及び高速化に
伴い、集積回路のパターン線幅はこの3年間で約70%
も縮小されている。これらの大容量メモリ素子は、近紫
外線から遠紫外線の光を用いてマスクから半導体基板へ
と転写されている。しかし、これらの光の波長領域で
は、加工することができる半導体デバイスの加工線幅も
限界に近づきつつある。
【0003】又露光波長の短波長化や、投影光学系の開
口数の増加に伴う焦点深度の低下等から半導体デバイス
の高集積化に伴って、より高解像度の焼付けが可能なX
線を利用した露光装置が近年、種々と提案されている。
このX線リソグラフィ技術は前述の解像度と焦点深度の
問題を同時に解決し得るものとして、その期待が大き
い。
【0004】このX線を利用した露光装置で使用される
X線露光用マスク(X線マスク)の材料及び構成に関す
る研究も数多く発表されている。このX線露光に使用さ
れるX線マスクは一般にシリコンウエハ等の適当な支持
枠上に形成されたX線透過膜上にX線吸収体の微細パタ
ーンやアライメントに使用するアライメントパターンが
形成され、更に、該支持枠がパイレックスガラス等のマ
スクフレームに固定された構造を有している。
【0005】一方、X線露光用マスクとしてのドーター
マスクを作製する際には、まずドーターマスク用のウエ
ハにバックエッチを施した後、EB露光や露光によって
パターニングを行ってマスターマスクのパターンをウエ
ハに転写しパターニングしている。そして該ウエハをマ
スクフレームに接着して、これによりドーターマスクを
作製している。
【0006】一般にバックエッチをするときやパターニ
ングをするときに応力によりウエハに歪が発生する。こ
の歪はウエハをマスクフレームに装着するときにマスク
フレームの接着部にならって矯正されている。このため
パターニングされたドーターマスクのパターンに変形が
生じてくる。この変形量は、例えばバックエッチ時に発
生する歪を考えると、バックエッチの前後で0.1μm
程度である。
【0007】ドーターマスクの精度は、それを用いて作
製されるデバイスの精度に直接の影響を与える。また例
えば64MDRAM以上の集積度を持つデバイスを作製
するには、露光方法として等倍露光をとる場合には前記
0.1μm程度の歪量は無視できない大きさである。
【0008】バックエッチをするときやパターニングを
するときの歪の影響を防ぎ、より高精度なマスクを作製
するための一方法として、ウエハをマスクフレームに接
着した後にパターニングを行う方法が提案されている。
この方法によれば、パターニング時に発生する応力に対
してマスクフレームの強度が十分大きいため、マスター
マスクより転写されたパターンに生じる変形は少ない。
【0009】一般にドーターマスクを用いてデバイスを
作製するには、まず露光装置にドーターマスクをローデ
ィングする。そして露光装置の基準に対してマスクのパ
ターンのずれ(x,y,θ)を知るために、マスクオー
トアライメント(マスクAA)と呼ばれる動作を行う。
【0010】一般にマスクをローディングする際には、
Vブロック等にマスクを一定方向でかつ一定押圧で押し
つけて、マスクフレームの外径基準で位置決めを行う。
位置決めされたマスクのパターンに対してマスクAA動
作を行いマスクのパターンのずれを知り、露光されるウ
エハとロードされたマスクのずれを無くすため両者の位
置関係を補正する。
【0011】xy方向のずれに対してはマスクステージ
で補正して露光装置に対してマスク上のパターンが一定
位置となるようにするか、ウエハステージの駆動量を補
正するようにしている。一方、θ方向のずれに対しては
マスクθステージを駆動して補正を行っている。ローデ
ィングされたマスクの位置ずれを補正した後、露光され
るウエハをローディングし、マスクと対向させてアライ
メント動作を行い、双方の位置関係が所定の関係になる
ようにして、その後露光を行っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一般にバックエッチさ
れたウィンドウ(バックエッチウィンドウ)の中心は歪
が少ない領域である。このためバックエッチウィンドウ
の中心にウエハに転写されるパターンを設けている。バ
ックエッチされたウエハをマスクフレームに接着し、そ
の後パターニングを行う方法でマスクを作製する場合、
バックエッチウィンドウがマスクフレームに対し、x,
y,θの各方向にずれを持つようになる。例えば転写パ
ターンがバックエッチウィンドウの中心に対してずれを
持って転写されてパターンとウィンドウエッジの間隔が
近くなると、エッジ付近の応力の集中により支持膜のロ
ーカルな平面度が悪化しパターンに歪が生じてくる。こ
のためメンブレン(支持膜)上のパターンはバックエッ
ッチウィンドウの略中央に描画又は転写する必要があ
る。
【0013】転写パターンをマスクフレームの中心に対
して合致させて転写する方法をとる場合、バックエッチ
ウィンドウがマスクフレームの中心に対してずれて接着
されていると、パターンとウィンドウの関係にずれが生
じてくる。
【0014】又、前述の如くマスクは露光装置に突き当
てで位置決めされている。バックエッチウィンドウ、更
にその中心に存在するパターンがxy方向にずれを持つ
場合、マスクのパターンとウエハのアライメント計測を
行うアライメントユニットがマスクのパターンに対して
ずれを生じることとなる。アライメントユニットがずれ
ることでアライメント誤差が発生するのを除くために、
マスクのパターンに対してアライメントユニットの位置
決めを行う必要が生じてくる。
【0015】従ってマスクのローディング時にアライメ
ントユニットの模索動作が必要となり、その分だけ余分
に時間がかかってスループットが低下してくる。θ方向
のずれはマスクθステージで補正するが、ずれ量検出時
に前記アライメントユニットの模索動作が発生し、又ず
れ量が大きいとマスクθステージの許容駆動量を越えて
しまい補正しきれない場合がある。こうした事態を防ぐ
ためにパターニングが行われる領域であるバックエッチ
ウィンドウがマスクフレームの外形に対して所定の位置
に存在することが必要となってくる。
【0016】これに対してはマスクフレーム外形に対し
てバックエッチウィンドウが所定の位置に存在するブラ
ンクマスクにパターニングを行ってマスクを作成し、そ
のマスクでデバイスを作成すれば良い。
【0017】このようにX線マスクにおいてはシリコン
ウエハ基板(マスク基板)の窓に引張り応力を有するX
線透過膜が形成されており、又このマスク基板に形成さ
れた窓は通常矩形形状である為、窓の辺や頂点では該X
線露光透過膜に歪みを生じてしまう。このような歪みを
生じた透過膜上に該X線吸収体パターンやアライメント
パターンが配置された場合、これらのパターンが設計上
あるべき位置から位置ずれを起こしてしまう。この結
果、このようなX線マスクを使用すると転写されたウエ
ハ上のパターンにも位置ズレが生じ、高精度のデバイス
が製造できないという問題が発生してくる。
【0018】一方、このような歪みを生じたX線透過膜
上に該アライメントパターンが配置されている場合は、
該アライメントパターンの位置ずれによってマスク・ウ
エハ間の重ね合わせ精度が低下してしまうという問題も
発生してくる。更に該マスク基板の窓と該マスクフレー
ムの貼合わせ後の位置関係にバラツキがあると、露光装
置へX線マスクを装着した時の装着による歪みもバラツ
キが発生し、X線マスク間での重ね合わせ誤差が増大
し、高精度のデバイスが製造できないという問題が発生
してくる。
【0019】本発明は支持枠にバックエッチをするとき
や支持膜(メンブレン)にX線吸収体によりパターニン
グするときに内部応力によりマスクが歪むのを少なく
し、又支持膜面上にX線吸収体パターンを精度良く形成
することができ、高精度のパターン転写が可能なX線露
光用マスク及びそれを用いた半導体素子の製造方法の提
供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のX線露光用マス
クは、 (1−1)X線吸収体を支持する支持膜、該支持膜をそ
の周囲で支持する支持枠そして該支持枠を補強保持する
マスクフレームとを有したX線露光用マスクにおいて、
該マスクフレームの一部に位置合わせ用マークを設けた
ことを特徴としている。
【0021】本発明のX線露光用マスクの製造方法は、 (2−1)X線吸収体パターンを支持する支持膜の周囲
を支持枠で支持し、該支持枠をマスクフレームで補強支
持し、該マスクフレームの一部に位置合わせ用マークを
該マスクフレームの基準面を利用して形成する工程を利
用してX線露光用マスクを製造していることを特徴とし
ている。
【0022】(2−2)X線吸収体パターンを支持する
支持膜の周囲を支持枠で支持し、該支持枠をマスクフレ
ームで補強支持し、該マスクフレームの一部に位置合わ
せ用マークを該マスクフレームの基準面を利用して形成
する工程、該X線吸収体パターンを該位置合わせ用マー
クを基準に該支持膜上に形成する工程、を利用してX線
露光用マスクを製造していることを特徴としている。
【0023】(2−3)X線吸収体パターンを支持する
支持膜の周囲を支持枠で支持し、該支持枠をマスクフレ
ームで補強支持し、該マスクフレームの一部に位置合わ
せ用マークを該マスクフレームの基準面を利用して形成
する工程、該マスクフレームを該位置合わせ用マークを
利用して所定位置に位置合わせをした後に該X線吸収体
パターンを該支持膜上に形成する工程、を利用して形成
する工程を利用してX線露光用マスクを製造しているこ
とを特徴としている。
【0024】(2−4)シリコンをエッチングして形成
した窓とX線吸収体パターンとを有した支持膜の周囲を
支持枠で支持し、該支持枠をマスクフレームで補強支持
する工程、該支持枠と該マスクフレームとの接着を該窓
のエッジと該マスクフレームの一部に設けた位置合わせ
用マークを基準に行う工程、を利用して形成する工程を
利用してX線露光用マスクを製造していることを特徴と
している。
【0025】(2−5)シリコンをエッチングして形成
した窓とX線吸収体パターンとを有した支持膜の周囲を
支持枠で支持し、該支持枠をマスクフレームで補強支持
する工程、該X線吸収体パターンを該窓のエッジを基準
に形成する工程、を利用して形成する工程を利用してX
線露光用マスクを製造していることを特徴としている。
【0026】又本発明のX線露光装置は、 (3−1)構成要件(2−1)〜(2−5)の何れか1
項記載のX線露光用マスクの製造方法で得たX線露光用
マスクをX線で照射し、該X線露光用マスクに形成した
X線吸収体パターンを露光手段で被露光部材に露光転写
していることを特徴としている。
【0027】本発明の半導体素子の製造方法は、構成要
件(3−1)のX線露光装置を用いて製造していること
を特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明のX線露光用マスク
M(以下「マスク」ともいう。)の実施形態1の要部斜
視図である。
【0029】図中、11は支持膜(X線透過膜)であり
X線が透過する材料より成っている。支持膜11面上に
はX線吸収体より成るパターン(不図示)が形成されて
おり、その周囲を支持枠11aで支持してマスク基板1
5を構成している。10はマスクフレームであり、支持
枠11aを接着剤12により接着保持し、マスクMを補
強保持している。13はバックエッチウィンドウであ
り、この領域にX線吸収体より成るパターンを形成して
いる。
【0030】14は位置合わせ用マーク(アライメント
マーク,AAマーク)であり、マスクフレーム10の一
部に設けている。AAマーク14とウエハに設けたAA
マーク(不図示)との位置関係を検出し、これによりマ
スクMとウエハとの相対的な位置合わせを行っている。
【0031】図2(A)は本発明に係るX線露光用マス
クの要部断面図である。同図ではマスク基板15にマス
クフレーム10を貼り合わせた後にエレクトロンビーム
によりパターニングを行っている。マスク基板15はマ
スク基板チャック等によりマスクフレーム10と貼り合
わされている。
【0032】上記の貼り合わせにより一体とされたマス
ク基板15とマスクフレーム10は、図2(B)に示す
ようなカセット2に装着されてエレクトロンビームの照
射を受ける。
【0033】カセット2の外周部には等間隔に支持部8
が設けられ、各支持部8のカセット内上面にはマスクフ
レーム10下面を介して、その上面をカセット2の上板
の内面に押圧する少なくとも2個(好ましくは3個)の
板バネ3がマスクフレーム10の周囲に沿って等間隔に
設けられている。マスク基板15はこのような取付け状
態にてエレクトロンビームの照射を受け、マスクパター
ンの描画を施される。
【0034】従ってマスクフレーム10のカセット2に
設けられるエレクトロンビームを通過させるための開口
はマスク基板15を収容できる大きさとされている。本
実施形態においては剛性の高いマスクフレーム10の上
面を用いてカセット2への取り付けを行い、取付け精度
を向上させている。
【0035】このような工程を経てマスクパターンが描
画されたマスク基板15とこれと一体に貼り合わされた
マスクフレーム10とはマスクチャックを介して露光装
置に取付けられて実際の露光に使用している。
【0036】次に本実施形態のX線露光用マスクの製造
方法について説明する。バックエッチ工程の終了したウ
エハを、バックエッチウィンドウのエッジを観察してそ
のエッジがドーターマスク用マスクフレームの外形に対
して所定の位置にx,y,θが合うように位置決めし接
着する(以下これを「ドーターマスク用マスクブランク
ス」と呼ぶ)。
【0037】マスクフレームには予め所定の位置に、マ
スクフレームアライメント用の位置決めマーク14を1
ヶないし複数ヶ設けておく。図1には、対向する2ヶ所
の位置に位置決めマーク14を設けたマスクを示してい
る。
【0038】図3は位置決めマーク14の概略図であ
る。図中、142は位置合わせマーク、141はウエハ
チップである。
【0039】位置決めマーク14は、例えばウエハにマ
ークパターンを焼き付けた物を切り出して作成し、これ
をマスクフレーム10の外形に対して所定の位置に接着
する。その際、位置決めマーク14の接着後の高さは、
この後作成されるマスクの回路パターンより低くしてお
くことが望ましい。これは該マスクを使用してデバイス
を作成する際、マスクとウエハを狭ギャップにて露光す
る際にマスクとウエハの接触を防ぐためである。
【0040】位置決めマークの許容される位置誤差は、
前記マスクステージのストロークや、マスクとアライメ
ントユニットの位置ずれに伴なうアライメント誤差の許
容値より算出される。
【0041】ドーターマスクの原版となるマスターマス
クをX線露光装置にローディングし位置決めする。ドー
ターマスク用マスクブランクスを搬送し、チャックにマ
スクフレームを吸着保持する。このとき搬送経路の中途
にアライメントユニットを設け、該アライメントユニッ
トでマスクフレームに設けた2つのマークを読み取って
マスクフレームの位置及び回転方向のずれを算出し、そ
の位置情報をもとにしてチャックにマスクフレームを吸
着する。
【0042】ドーターマスク用マスクブランクスはフレ
ームに対し所定の位置にバックエッチウィンドウを持つ
ので、以上のマスクブランクスローディング動作によ
り、マスターマスクに対してドーターブランクマスクは
位置決めされる。この状態で露光を行ってマスターマス
クのパターンをドーターマスクに転写する。
【0043】パターニングされたドーターマスクにX線
吸収体をメッキし、レジストはく離の後工程を施してデ
バイス作製用ドーターマスクを作成している。尚、バッ
クエッチ工程の終了したウエハをバックエッチウィンド
ウがマスクフレーム外形に対して所定の位置に接着する
方法を示したが、本発明の方法はこれに限るものではな
く、ウエハ接着時にバックエッチウィンドウのエッジを
予めフレーム上に設けられたマスクフレームアライメン
ト用位置決めマークに対し位置決めを行って接着しても
良い。
【0044】又、ドーターマスク用マスクブランクスを
位置決めするために専用のアライメントユニットを露光
装置のマスクブランクス搬送経路の中途に設ける例を示
したが、本発明はこれに限る物ではなく、マスクと被露
光基板をアライメントするアライメントユニットを用い
てマスクブランクスの位置決めを行っても良い。又、光
露光装置で一般的であるプリAAマークを使用してドー
ターマスクフレーム上のマスクフレームアライメント用
位置決めマークの位置を計測して、ステージ上のチャッ
クに対するドーターマスクの吸着位置を算出し、マスタ
ーマスクに対するドーターマスクの位置決めを行うよう
にしても良い。この他、本発明においては次の方法が適
用可能である。
【0045】(A1)実施形態1ではX線露光装置を用
いてドーターマスクを作成したが、この他、G線、i線
そしてエキシマレーザーからの光束等を用いた縮小投影
装置(ステッパー)を用いて作成しても良い。又、マス
ターマスクを用いずにEB(エレクトロンビーム),F
IB(集光イオンビーム)を用いても良い。このときは
EB及びFIBを使用してマスクフレーム上のアライメ
ントマークを検出し、ドーターマスクの位置を確認した
後パターニングを行う。その後は実施形態1と同様にし
て後処理を行い、これよりドーターマスクを得ている。
【0046】(A2)マスクフレームに設けるアライメ
ントマークをケガキ線としても良い。図4は対向するフ
レーム位置に直交する2本のケガキ線を設けた本発明の
実施形態2のマスクの概略図である。ケガキ線はマスク
フレームを作成する際に加工を施せば良い。搬送経路の
中途にマスクフレームアライメントユニットを設け、同
ユニットでマスクフレーム上のケガキ線を読み取ってマ
スクフレームの位置検出を行う。ケガキ線をマスクと被
露光基板のアライメントを行うアライメントユニットで
検出可能な形状に加工しておけば、該アライメントユニ
ットでマスクフレームの位置検出が可能となるので好ま
しい。
【0047】本実施形態ではマスクの窓13の中心に正
確にパターンを配置する為にマスクフレーム10上の任
意の場所にアライメント使用するAAマーク14を予め
設けておき、このAAマーク14を基準にパターニング
の際に位置決めしている。このときこれらのAAマーク
14はX線マスクの窓13の辺、頂点の任意の場所に対
して正確に位置が分かっている必要がある。このような
AAマーク14を基準にしてパターンがX線マスクの窓
13の中心に正確に配置されるようにパターニングして
X線マスクの窓13のサイズを必要最小限のサイズに
し、かつX線透過膜11の歪みの大きい部分を避けてパ
ターンを配置することを可能とし、これによりパターン
の位置精度を向上させている。該アライメントの為のA
Aマーク14はX線マスク上に1つ若しくは2つ以上配
置し、X線マスクのパターン平面のX方向,Y方向の2
軸とX線マスクのパターン平面に垂直なZ軸周りの回転
に関して計測できるようにしてパターンの位置精度を向
上させている。
【0048】次にX線マスクの窓13とX線マスクのマ
スクフレーム10上に描かれた該アライメント用のAA
マーク14と露光用のデバイスパターンの3者の位置関
係を制御する具体的な方法に関して図5により説明す
る。
【0049】図5(A),(B)は該アライメント用の
AAマーク209をマスクフレーム208上に配置する
場合の概略図である。同図において201はマスクフレ
ーム208上の所望の位置に位置合わせ用のAAマーク
209を敷設する為のイオンビーム描画装置のマスクフ
レームホルダーである。図中、203a,203bは各
々マスクフレーム208の歪みを最小にする為の3点支
持用のピンの一部である。
【0050】204a,204bは各々マスクフレーム
208を該イオンビーム描画装置のマスクフレームホル
ダー201の中心に正確にマスクフレーム208を設置
する為のピンである。202a,202bは該マスクホ
ルダー201上にあって、イオンビーム205の描画位
置を正確に制御する為の位置合わせ用マークである。マ
スクフレーム208はこれらの機構によって正確にマス
クホルダー201上の中心に設置され、マスクホルダー
201上の位置合わせ用マーク202a,202bを検
出することによりイオンビーム205の描画位置を決定
し、所望の金属を堆積させている。このようにして作製
されたAAマーク209はマスクフレーム208の形状
に対して正確な位置に形成されており、一連のマスク製
造プロセスに際して位置の基準としている。
【0051】図6はマスク基板300上のアライメント
マークを基準にしてマスク基板300とマスクフレーム
308とを貼合わせする場合の概略図である。まず、X
線透過膜として膜厚2μmの窒化シリコン302が成膜
されたシリコンウエハ301をX線マスク用のマスク基
板300として用意する(図6(A))。片側の窒化シ
リコン膜のX線マスク窓303に相当する部分をSF6
ガスを用いたドライエッチングによって除去する(図6
(B))。
【0052】次いでこの窒化シリコン膜が除去された領
域を30重量%の水酸化カリウム水溶液を用いて100
℃でシリコンウエハをエッチングし、窓303を形成
し、該窓に対するマスク基板300の他の片面に形成さ
れた窒化シリコンの自立膜を形成する。
【0053】この後、該窒化シリコン膜上にX線吸収体
パターンをめっきで形成するための電極材料であるクロ
ム304aと金305を電子線蒸着法によってそれぞれ
5nm,50nm連続蒸着する(図6(C))。次にこ
の上に電子線レジストであるPMMA306aを膜厚1
μmに塗布する(図6(D))。このレジスト306a
上にアライメントパターンとデバイス用パターンをマス
ク基板300の窓のエッジを基準に加速電圧100kV
の電子線描画装置で描画,現像後、X線吸収体パターン
307の鋳型を形成している(図6(E))。この後、
このマスク基板を市販の金めっき液ニュートロネックス
309(EEJA製)のめっき浴に装着し、前述のめっ
き用の金膜を電極としてめっきを行い、膜厚0.7μm
の金のX線吸収体パターン307を得ている(図6
(F))。そしてマスク基板をリアクティブオンエッチ
ング(RIE)装置内に移し、O2 RIEによるレジス
ト除去、ArスパッタによるAu電極膜除去、O2 RI
EによるCr膜の酸化透明化処理を行い、X線マスク構
造体を得ている。
【0054】一方、該X線マスクを補強固定する為のマ
スクフレーム308を用意する。このマスクフレーム3
08上にマスクフレーム外径を基準に該マスク基板30
0とマスクフレーム308を貼合わせに際して位置合わ
せを行う為のAAマーク309を敷設する。該マーク3
09の敷設はレーザー描画、電子線描画、数値制御(N
C)工作機、フォトリソグラフィー等の方法を用いてい
る。
【0055】次いで、該マスク基板上の座標既知のマー
クと該マスクフレーム308上の該位置合わせ用のAA
マーク309を用いて両者の位置合わせを行い、エポキ
シ系の接着剤等を用いて両者の貼合わせを行う(図6
(H))。このようにして作製されたX線マスク構造体
Mはマスクフレーム308の外径とマスク基板の窓位置
とマスクパターンの位置関係が制御されており、これに
よりマスクパターンの面内の歪みを小さく制御してい
る。
【0056】図7はマスクフレーム408上のアライメ
ントマーク409を基準にマスク基板400上にパター
ンを配置する場合の概略図である。まずX線透過膜とし
て膜厚2μmの炭化シリコン402が成膜されたシリコ
ンウエハ401をX線マスク用のマスク基板400とし
て用意する(図7(A))。片側の炭化シリコン膜のX
線マスクの窓403に相当する部分をSF6 ガスを用い
たドライエッチングによって除去する(図7(B))。
【0057】次いで、この炭化シリコン膜が除去された
領域を30重量%の水酸化カリウム水溶液を用いて、1
00℃でシリコンウエハをエッチングし、窓を形成し、
該窓に該X線マスク基板の他の片面に形成された炭化シ
リコンの自立膜を形成する(図7(C))。
【0058】次にX線マスクを補強固定する為のマスク
フレーム408を用意する。このマスクフレーム408
上にマスクフレーム外径を基準にするマスク基板400
とマスクフレーム408を貼合わせに際して位置合わせ
を行う為のAAマーク409を敷設する。該AAマーク
409の敷設はレーザー描画、電子線描画、数値制御
(NC)工作機、フォトリソグラフィー等の方法を用い
ている。
【0059】次いで該マスク基板400上の窓の任意の
部分と該マスクフレーム上の該位置合わせ用のAAマー
ク409を用いて両者の位置合わせを行い、エポキシ系
の接着剤等を用いて両者の貼合わせを行う(図7
(D))。この後、該炭化シリコン膜上にX線吸収体パ
ターンをめっきで形成する為の電極材料であるクロム4
04aと金405を電子線蒸着法によってそれぞれ5n
m,50nm連続蒸着する(図7(E))。次にこの上
に遠紫外光レジストであるPMMA406bを膜厚1μ
mに塗布する。このレジスト上にアライメントパターン
とデバイス用パターンをマスクフレーム上のアライメン
ト用のマークを基準に光源にKrFエキシマレーザー遠
紫外線操作露光装置を用いて露光,現像後、X線吸収体
パターンの鋳型を形成した(図7(F))。
【0060】この後、この基板を市販の金めっき液ニュ
ートロネックス309(EEJA製)のめっき浴に装着
し、前述のめっき用の金膜を電極として、めっきを行
い、膜厚0.7μmの金のX線吸収体パターンを得た。
マスク基板をリアクティブオンエッチング(RIE)装
置内に移し、O2 RIEによるレジスト除去(図7
(G))、ArスパッタによるAu電極膜除去、O2
IEによるCr膜の酸化透明化処理を行い、X線マスク
を得ている(図7(H))。
【0061】このようにして作製されたX線マスクMは
マスクフレームの外径とマスクの窓位置とマスクパター
ンの位置関係が制御されており、その結果、マスクパタ
ーンの面内の歪みを小さく制御している。
【0062】図8は本発明に係るX線露光用マスクを用
いた露光装置の要部概略図である。同図において、50
0は所謂SORリングであり、501はX線の発光点で
ある発光点501より出たX線xaは横方向に光強度が
均一のビームに拡がり縦方向にはほとんど拡がりを持た
ないシートビーム状をしている。このX線xaはシリン
ドリカルミラー502で反射させて縦方向に拡大させ
て、これにより断面が略四角でビームxbとして、これ
により四角い露光領域を得るようにしている。601は
露光装置とミラーを含むビームライン部とSOR部50
を隔てるBeの薄膜であり、薄膜601よりSOR50
0側は高真空、露光装置側はチャンバー610内に納め
られ、チャンバー610内は減圧He雰囲気にしてい
る。602は被露光体であるウエハである。ウエハ60
2はウエハチャック603に吸着保持されている。ウエ
ハチャック603はウエハステージ604に搭載されて
いる。ウエハステージ604を移動させてウエハ602
を位置決めしている。
【0063】701はマスクであり、マスクステージ6
05に吸着されてウエハ602と対向する位置に保持し
ている。アライメントユニット606はマスク710と
ウエハ602の各々に設けたマスク701上のアライメ
ントパターン及びウエハ602上の露光領域の位置決め
用のアライメントマークを検出する光学系と、両者のず
れを演算する演算部とを有している。611はプリアラ
イメントユニットである。
【0064】次に本実施形態の動作について説明する。
SOR500により出たシートビーム状のX線xaはシ
リンドリカルミラー502を介して拡げられた露光ビー
ムxbとなる。露光ビームxbは横方向には光強度が均
一だが縦方向には強度分布を有している。この強度分布
を補正し、露光領域全域で均一な露光量を得るためにシ
ャッタ607で露光強度補正を行っている。
【0065】ウエハ602とマスク701はそれぞれ不
図示のローディング手段により露光装置の露光位置にロ
ーディングしている。ローディングした後にウエハはウ
エハチャックに、マスクはマスクチャックに吸着される
と、アライメントユニット606がマスク701上のア
ライメントマークを検出する位置へ移動し、マスク70
1上のマークを検出する。続いてウエハステージ604
が移動し、ウエハ602のアライメントマークがマスク
701上のそれと重なる位置に来る。
【0066】アライメントユニット606はマスク70
1上のマークとウエハ602上のアライメントマークを
検出し、その両者のずれ量を演算部にて計算する。求め
られたずれ量が0となるようにウエハステージ604を
移動させてウエハ602をマスク701上の回路パター
ンに対して位置合わせを行っている。両者の位置合わせ
後、シャッタ607が動作して露光を行っている。そし
てウエハ602を公知の現像処理工程を介して、これに
より半導体素子を製造している。
【0067】次に前述した露光装置を利用した半導体デ
バイス(半導体素子)の製造方法の実施形態を説明す
る。図9は半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チ
ップ、或いは液晶パネルやCCD等)の製造のフローチ
ャートである。
【0068】本実施形態においてステップ1(回路設
計)では半導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ
2(マスク製作)では設計した回路パターンを形成した
マスクを製作する。
【0069】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0070】完成したドーターマスクを露光装置にロー
ディングする。マスクを搬送しマスクチャックにチャッ
キングすると、パターンは装置に対して一定の領域にあ
るのでアライメントユニットはマスク上のパターンに対
する模索動作を行わなくともマスク/アライメントユニ
ットの誤差を生じない。
【0071】次にウエハをローディングしてウエハをマ
スクと対向させ、アライメントユニットで両者のずれを
検出して、ウエハステージを駆動して両者の位置合わせ
を行う。両者が合致したならば露光を行う。露光終了
後、ウエハは次のショットへステップ移動し、アライメ
ント以下の動作を連続的に行う。この方法はマスクをロ
ーディングした際にアライメントユニットの模索動作を
行わないのでスループットが向上するという特長があ
る。
【0072】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0073】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0074】図10は上記ステップ4のウエハプロセス
の詳細なフローチャートである。まずステップ11(酸
化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(C
VD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。
【0075】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0076】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0077】尚本実施形態の製造方法を用いれば、従来
は製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に
製造することができる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を設
定することにより、支持枠にバックエッチをするときや
支持膜(メンブレン)にX線吸収体によりパターニング
するときに内部応力によりマスクが歪むのを少なくし、
又露光装置本体へのX線マスク構造体の装着時のX線マ
スク構造体間での歪みのバラツキも小さくすることがで
き、高精度のパターン転写が可能なX線露光用マスク及
びそれを用いた半導体素子の製造方法を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマスクの実施形態1の要部概略図
【図2】 本発明のマスクの実施形態1の要部断面図
【図3】 図1のAAマークの説明図
【図4】 本発明のマスクの実施形態2の要部概略図
【図5】 本発明のマスクとマスクホルダーとの関係の
説明図
【図6】 本発明のマスクの製造方法の説明図
【図7】 本発明のマスクの製造方法の説明図
【図8】 本発明の露光装置の要部概略図
【図9】 本発明に係る半導体素子の製造方法のフロー
チャート
【図10】 本発明に係る半導体素子の製造方法のフロ
ーチャート
【符号の説明】
10 マスクフレーム 11 支持膜 12 接着剤 13 バックエッジウィンドウ 14 AAマーク 500 SOR 502 シリンドリカルミラー 602 ウエハ 603 ウエハチャック 604 ウエハステージ 605 マスクステージ 606 アライメントユニット 607 シャッタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線吸収体を支持する支持膜、該支持膜
    をその周囲で支持する支持枠そして該支持枠を補強保持
    するマスクフレームとを有したX線露光用マスクにおい
    て、該マスクフレームの一部に位置合わせ用マークを設
    けたことを特徴とするX線露光用マスク。
  2. 【請求項2】 X線吸収体パターンを支持する支持膜の
    周囲を支持枠で支持し、該支持枠をマスクフレームで補
    強支持し、該マスクフレームの一部に位置合わせ用マー
    クを該マスクフレームの基準面を利用して形成する工程
    を利用してX線露光用マスクを製造していることを特徴
    とするX線露光用マスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 X線吸収体パターンを支持する支持膜の
    周囲を支持枠で支持し、該支持枠をマスクフレームで補
    強支持し、該マスクフレームの一部に位置合わせ用マー
    クを該マスクフレームの基準面を利用して形成する工
    程、該X線吸収体パターンを該位置合わせ用マークを基
    準に該支持膜上に形成する工程、を利用してX線露光用
    マスクを製造していることを特徴とするX線露光用マス
    クの製造方法。
  4. 【請求項4】 X線吸収体パターンを支持する支持膜の
    周囲を支持枠で支持し、該支持枠をマスクフレームで補
    強支持し、該マスクフレームの一部に位置合わせ用マー
    クを該マスクフレームの基準面を利用して形成する工
    程、該マスクフレームを該位置合わせ用マークを利用し
    て所定位置に位置合わせをした後に該X線吸収体パター
    ンを該支持膜上に形成する工程、を利用して形成する工
    程を利用してX線露光用マスクを製造していることを特
    徴とするX線露光用マスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 シリコンをエッチングして形成した窓と
    X線吸収体パターンとを有した支持膜の周囲を支持枠で
    支持し、該支持枠をマスクフレームで補強支持する工
    程、該支持枠と該マスクフレームとの接着を該窓のエッ
    ジと該マスクフレームの一部に設けた位置合わせ用マー
    クを基準に行う工程、を利用して形成する工程を利用し
    てX線露光用マスクを製造していることを特徴とするX
    線露光用マスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 シリコンをエッチングして形成した窓と
    X線吸収体パターンとを有した支持膜の周囲を支持枠で
    支持し、該支持枠をマスクフレームで補強支持する工
    程、該X線吸収体パターンを該窓のエッジを基準に形成
    する工程、を利用して形成する工程を利用してX線露光
    用マスクを製造していることを特徴とするX線露光用マ
    スクの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項2から請求項6の何れか1項記載
    のX線露光用マスクの製造方法で得たX線露光用マスク
    をX線で照射し、該X線露光用マスクに形成したX線吸
    収体パターンを露光手段で被露光部材に露光転写してい
    ることを特徴とするX線露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項2から請求項6の何れか1項記載
    のX線露光用マスクの製造方法で得たX線露光用マスク
    をX線で照射し、該X線露光用マスクに形成したX線吸
    収体パターンを露光手段で被露光部材に露光転写して半
    導体素子を製造していることを特徴とする半導体素子の
    製造方法。
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