JPH08321536A - 液処理装置の基板搬送装置 - Google Patents

液処理装置の基板搬送装置

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JPH08321536A
JPH08321536A JP12674395A JP12674395A JPH08321536A JP H08321536 A JPH08321536 A JP H08321536A JP 12674395 A JP12674395 A JP 12674395A JP 12674395 A JP12674395 A JP 12674395A JP H08321536 A JPH08321536 A JP H08321536A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基板2の両端部を回転可能に設けられた複数
の搬送ローラ1にて支持し、搬送ローラ1の回転により
上記基板2を搬送方向に搬送する基板搬送装置3であっ
て、搬送ローラ1における基板2の端部と接触するロー
ラ部1bは、外側を太く、内側を細くしたテーパ状に形
成されている。 【効果】 従来の搬送ローラのように、搬送する基板2
の幅サイズに応じて搬送ローラの位置を変えるといった
作業を必要とすることなく、異なる幅サイズの基板2に
対応でき、その結果、生産に要する時間を大幅に削減
し、生産性の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶表示素子や
エレクトロルミネッセンス素子等の製造工程に供され
る、基板を水や薬液を用いて処理する液処理装置の基板
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶表示素子の製造工程には、
ガラス等からなる基板の洗浄工程、現像工程、エッチン
グ工程、剥離工程といった複数の液体を用いて基板を処
理する工程があり、これら工程には液処理装置が用いら
れる。
【0003】そして今日、処理能力の向上と基板サイズ
の大型化に伴って、基板の洗浄工程や現像工程、エッチ
ング工程等においては、従来のバッチ式から単品枚葉式
に移り変わってきている。
【0004】バッチ式では、複数の基板が一括して処理
されたが、単品枚葉式では、例えば洗浄部→現像部→洗
浄部→エッチング部→洗浄部というように、基板1枚ず
つに対して、洗浄、現像、現像剤の洗浄、エッチング、
エッチング液の洗浄といった処理が連続操作で施され
る。
【0005】図9に、単品枚葉式の処理システムを採用
した生産装置の、現像処理部近傍の様子を示す。現像処
理部21ではシャワー23から処理液である現像剤25
が噴出されており、基板24はここを通過することで、
表面に形成されたレジスト(図示せず)が現像される。
そして、基板24は次の洗浄処理部22へと搬送されて
いき、ここで現像剤25が洗浄されることとなる。
【0006】従来、このような液処理装置における、基
板24の搬送を担う基板搬送装置29としては、例えば
図10に示すように、基板24の両端部を回転可能に設
けられた複数の搬送ローラ26にて支持し、搬送ローラ
26の回転により基板24を搬送方向(紙面奥から手前
の方向)に搬送するものが用いられている。そして、こ
の搬送ローラ26のローラ部26aには、図11にその
拡大図を示すように、つばが設けられており、このつば
の部分で基板の移動方向を規制するようになっている。
【0007】また、ブラシスクラブ等の機械力を用いる
洗浄の場合、図12に示すような押えローラ27が搬送
力を補助する目的で設けられ、この押えローラ27で基
板24が上記の搬送ローラ26へと押え付けられる。ま
た、従来の基板搬送装置29では、図9に示すように、
基板24を常に水平に搬送するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の基板搬送装置29を備えた液処理装置を、液晶表示
素子等の製造工程に供し、液晶表示素子を生産した場
合、生産性を思うように向上できないといった問題点が
ある。
【0009】つまり、液晶表示素子用の基板サイズは従
来、装置に応じたものに専用化されており、基板の幅
と、基板の両端部を支持する各搬送ローラ26のローラ
部26aの間隔とは常に一定であり、何ら問題はなかっ
たが、最近普及している9.4型(対角24cm)や10
型(対角25cm)の液晶表示素子の基板サイズに対応
するためには、各々の基板の幅に合わせて、基板搬送装
置29における搬送ローラ26の位置を約20mm〜3
0mm変更する必要がある。この変更は、各々の搬送ロ
ーラ26を移動させるため、その作業に著しい時間を要
し、生産性の低下を招来する。図11に破線にて、基板
24より一回り大きな基板28に対応するように搬送ロ
ーラ26の位置が切り換えられた状態を示す。
【0010】特に、ブラシスクラブ洗浄等の機械力によ
る洗浄の場合、押えローラ27まで用いるため、搬送ロ
ーラ26の移動作業に加えて押えローラ27の移動作業
までもが必要となり、さらなる時間ロスとなる。図12
に破線にて、基板24より一回り大きな基板28に対応
するように押えローラ27の位置が切り換えられた状態
を示す。
【0011】また、従来の基板搬送装置29では、基板
24を常に水平に搬送するようになっているため、次工
程へ前の工程の処理液を多く持ち出すこととなり、次工
程の処理液の純度を低下させたり、洗浄の場合は洗浄清
浄度を低下させるといった不具合を生じている。例えば
図9に示した現像処理部21の場合、現像処理部21で
処理された基板24は、現像剤25を表面に多く付着さ
せた状態で、次の洗浄処理部22へと搬送されるので、
洗浄処理部22に多くの現像剤25が持ち込まれること
となり、その結果、洗浄清浄度が低下し、必然的に装置
長を長くして洗浄効果を上げるような対処が必要とな
る。また、このような処理液の余分な持ち出しや、持ち
込まれる異なる処理液による処理液の純度低下により、
材料費が嵩むといった事態も招来されており、これらの
結果、生産性の低下が生じている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
液処理装置の基板搬送装置は、上記の課題を解決するた
めに、液体を用いて基板を処理する液処理装置に備えら
れ、基板の両端部を回転可能に設けられた複数の搬送ロ
ーラにて支持し、搬送ローラの回転により上記基板を搬
送方向に搬送する基板搬送装置において、上記搬送ロー
ラにおける基板の端部と接触するローラ部が、外側を太
くしたテーパ状に形成されていることを特徴としてい
る。
【0013】本発明の請求項2記載の液処理装置の基板
搬送装置は、上記の課題を解決するために、上記請求項
1の構成において、基板を上記搬送ローラに押し付けて
基板の搬送を補助する押えローラがさらに設けられてお
り、この押えローラのローラ部も外側を太くしたテーパ
状に形成されていることを特徴としている。
【0014】本発明の請求項3記載の液処理装置の基板
搬送装置は、上記の課題を解決するために、液体を用い
て基板を処理する処理部を複数有する液処理装置に備え
られ、各処理部で連続して処理が施されるように、基板
を一枚ずつ搬送する基板搬送装置において、処理部が切
り換わる部位の手前側に、基板上の液体を落下させるべ
く基板の搬送方向前方側を搬送方向後方側より高くなる
ように傾けて搬送する傾斜搬送手段が設けられているこ
とを特徴としている。
【0015】本発明の請求項4記載の液処理装置の基板
搬送装置は、上記の課題を解決するために、上記請求項
3の構成において、複数の搬送ローラの回転により基板
を搬送方向へ搬送するようになっており、上記傾斜搬送
部は、上記搬送ローラの径が搬送方向前方側から搬送方
向後方側にかけて漸次小さくなるように形成されて成る
ことを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1の構成によれば、搬送ローラのローラ
部は、外側を太くしたテーパ状に形成されているので、
搬送ローラに支持され搬送される基板の両端部の各端面
は、ローラ部における基板端面が接触している部分より
さらに径の大きな部分にて幅方向(搬送方向と直交する
方向)のずれが防止される。
【0017】したがって、ローラ部の幅方向のサイズを
ある程度の長さとすることで、従来のつば部を有した搬
送ローラのように、搬送する基板の幅サイズに応じて搬
送ローラの位置を変えるといった作業等を行わずとも、
異なる幅サイズの基板に対応できる。これにより、生産
に要する時間を大幅に削減し、生産性の向上を図ること
ができる。
【0018】請求項2の構成によれば、押えローラのロ
ーラ部も外側を太くしたテーパ状に形成されているの
で、請求項1の構成による作用に加え、押えローラにお
いても、ローラ部の幅方向のサイズをある程度の長さと
することで、従来のつば部を有した押えローラのよう
に、搬送する基板の幅サイズに応じて押えローラの位置
を変えるといった作業等を行わずとも、異なる幅サイズ
の基板に対応できる。これにより、押えローラが必要な
ブラシスクラブ洗浄等の機械力による洗浄の場合におい
ても、生産に要する時間を大幅に削減し、生産性の向上
を図ることができる。
【0019】請求項3の構成によれば、傾斜搬送手段
が、処理部が切り換わる部位の手前側で、基板の搬送方
向前方側を搬送方向後方側より高くなるように基板を傾
けて搬送する。したがって、現処理部での処理により基
板上に溜まっている処理液、例えば現像処理部では現像
剤、エッチング処理部ではエッチング液、洗浄工程では
水といったものが、ここで基板の搬送方向後方側より自
然落下するので、次の処理部へと持ち出される処理液の
量を減らすことができる。そして、このような傾斜搬送
部は、例えば請求項4に記載しているように、複数の搬
送ローラの回転により基板を搬送方向へ搬送する装置で
は、搬送ローラの径を搬送方向前方側から後方側にかけ
て漸次小さくなるように形成することで、容易に得られ
る。
【0020】したがって、処理液の持ち出し量を少なく
すると共に、次の処理部での持ち込みによる処理液の純
度低下を抑制して、材料費の低減が図れると共に、処理
液の純度低下を抑制することで、処理を充分に行なうた
めに装置長を長くするといった対処も必要なくなる。こ
れにより、生産に要する材料費を削減し、生産性の向上
を図ることができる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図8に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
【0022】本実施例では、本発明に係る液処理装置の
基板搬送装置が、液晶表示素子の製造に供される、単品
枚葉式の生産装置に適用された場合を例示する。
【0023】本実施例に係る基板搬送装置が搭載された
液晶表示素子の生産装置は、現像剤やエッチング液等の
薬液や水といった処理液を用いて基板を処理する処理部
を複数有しており、基板搬送装置は、これら各処理部に
て連続して処理が施されるように、基板を一枚ずつ搬送
するようになっている。
【0024】例えば、上記生産装置の現像処理部近傍の
様子を図2に示す。現像処理部5には、シャワー7が備
えられており、このシャワー7から、処理液である現像
剤8が噴出されている。また、現像処理部5のシャワー
7の下方には、基板2を一枚ずつ矢印Aで示す搬送方向
へと搬送する基板搬送装置3が設けられている。
【0025】ここで、基板2は、基板搬送装置3にて現
像処理部5から次の洗浄処理部6へと搬送され、現像処
理部5では、基板2の表面に形成された図示しないレジ
ストがシャワー7から噴出される現像剤8にて現像さ
れ、次の、洗浄処理部6では、付着した現像剤8が水に
て洗い流されることとなる。
【0026】本基板搬送装置3で搬送し得る基板2は、
9.4型の液晶表示素子用である370mm程度の基板幅
を有したもの、或いは、10型の液晶表示素子用である
400mm程度の基板幅を有したものといった、基板の
幅サイズが370〜400mm程度のものである。
【0027】その他、図示しないが上記生産装置には、
ブラシスクラブ等の機械力を用いた洗浄を行なうスクラ
ブ洗浄処理部も設けられている。
【0028】図3に、本生産装置に備えられた基板搬送
装置3の斜視図を示す。基板搬送装置3は、2列に並ぶ
複数の搬送ローラ1…と、各搬送ローラ1の軸1aに回
転力を供給する図示しない駆動系とからなる。両列の搬
送ローラ1…の離間距離は、搬送する基板2に応じたも
のであり、本実施例の生産装置は、上述したように9.4
型及び10型の液晶表示素子の生産用であるので、サイ
ズの小さい9.4型の液晶表示素子用の基板を搬送し得る
距離に設定されている。
【0029】このような基板搬送装置3において、基板
2は、両列の搬送ローラ1…のローラ部1b…にて両端
部が支持されながら、各搬送ローラ1の回転により矢印
Aで示す搬送方向へと搬送される。
【0030】そして、図3の斜視図における搬送方向前
方側から見た図である図1からも分かるように、両列の
各搬送ローラ1のローラ部1bは、外側が太く、内側に
行く程ど漸次細くなるテーパ状に形成されている。この
ようにローラ部1bをテーパ状に形成することで、搬送
ローラ1に支持され搬送される基板2の両端部の各端面
は、ローラ部1bにおける基板端面が接触する部分より
さらに径の大きな部分にて、矢印Bで示す幅方向(搬送
方向と直交する方向)のずれが防止され、搬送方向(図
において、紙面奥から手前の方向)に安定して搬送され
る。
【0031】ここで、上記テーパ状のローラ部1bの傾
きXとしては、約3°〜6°が、基板2を安定に搬送す
るうえで適していることが実験の結果から判明してい
る。傾きが余り小さくなると基板2の移動方向を規制す
る規制力が劣り、一方、余り大きくなると基板2の端部
を安定して支持できなくなる。
【0032】そして、このようにローラ部1bをテーパ
状とすることで、従来のつば部を有した搬送ローラのよ
うに、搬送する基板の幅サイズに応じて搬送ローラの位
置を変えるといった作業等を行わずとも、基板の幅サイ
ズが20〜30mm程度異なる、9.4型の液晶表示素子
用の基板と10型の液晶表示素子用の基板(幅サイズ約
400mm)とを共に安定して搬送することが可能とな
る。図4(a)(b)に、幅サイズの異なる2枚の基板2
a・2b(基板2a<基板2b)と、これら基板2a・
2bを搬送する時のローラ部1bとの位置関係を示す。
【0033】また、基板搬送装置3の、スクラブ洗浄処
理部に備えられた部分には、スクラブブラシ等により基
板2の搬送力が低下することを補助するために、図5、
図6に示すように、軸4aで、搬送ローラ1とは反対の
方向に回転される押えローラ4が設けられており、この
押えローラ4で、基板2を搬送ローラ1へと押え付ける
ようになっている。そして、この押えローラ4のローラ
部4bも、外側が太く内側が細いテーパ状に形成されて
おり、図7(a)(b)に示すように、押えローラ4の移
動等を必要とすることなく、幅サイズの異なる基板2a
・2bに対応できるようになっている。
【0034】そしてさらに、本基板搬送装置3では、図
2に現像処理部5の例が示されるように、次の処理部
(ここでは洗浄処理部6)へ切り換わる部位の手前側の
数本の搬送ローラ1が、各ローラ部1bの径が搬送方向
前方側から後方側にかけて小さくなるように形成されて
いる(傾斜搬送手段)。これにより、この部分を通過す
るとき、基板2は搬送方向前方側を上げて後方側を下げ
た状態で傾くこととなり、基板上にある現像剤8が基板
後端部側から自然に落下することとなる。
【0035】したがって、処理液の持ち出し量を少なく
することができるので、次の処理部での持ち込みによる
処理液の純度低下を抑制して、材料費の低減が図れると
共に、処理液の純度低下を抑制することで、処理を充分
に行なうために装置長を長くするといった対処も必要な
くなる。例えば図2においては、洗浄処理部6への現像
剤8の持ち込み量を減らすことができ、洗浄処理部6の
処理部長を短くすることができる。
【0036】ここで、基板2を傾斜させる傾斜角Y(図
8参照)は、約10°〜20°が効率よく液切れを行な
え、かつ安定して搬送し得る範囲であり、より好ましく
は約10°〜15°であることが実験より判明した。ま
た、このようにして液切りを行なうことで、従来の水平
に搬送する基板搬送装置に比べて、処理液の持ち込み量
を約1/2〜1/3に低減できた。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の液処理装置の基
板搬送装置は、以上のように、上記搬送ローラにおける
基板の端部と接触するローラ部が、外側を太くしたテー
パ状に形成されている構成である。
【0038】これにより、搬送ローラに支持され搬送さ
れる基板の両端部の各端面は、ローラ部における基板端
面が接触する部分よりさらに径の大きな部分にて幅方向
(搬送方向と直交する方向)のずれが防止されるので、
ローラ部の幅方向のサイズをある程度の長さとすること
で、従来のつば部を有した搬送ローラのように、搬送す
る基板の幅サイズに応じて搬送ローラの位置を変えると
いった作業等を行わずとも、異なる幅サイズの基板に対
応できる。その結果、生産に要する時間を大幅に削減
し、生産性の向上を図ることができるという効果を奏す
る。
【0039】本発明の請求項2記載の液処理装置の基板
搬送装置は、以上のように、基板を上記搬送ローラに押
し付けて基板の搬送を補助する押えローラがさらに設け
られており、この押えローラのローラ部も外側を太くし
たテーパ状に形成されている構成である。
【0040】これにより、押えローラにおいても、ロー
ラ部の幅方向のサイズをある程度の長さとすることで、
従来のつば部を有した押えローラのように、搬送する基
板の幅サイズに応じて押えローラの位置を変えるといっ
た作業等を行わずとも、異なる幅サイズの基板に対応で
きる。その結果、請求項1の構成による効果に加え、押
えローラが必要なブラシスクラブ洗浄等の機械力による
洗浄の場合においても、生産に要する時間を大幅に削減
し、生産性の向上を図ることができるという効果を奏す
る。
【0041】本発明の請求項3記載の液処理装置の基板
搬送装置は、以上のように、処理部が切り換わる部位の
手前側に、基板上の液体を落下させるべく基板の搬送方
向前方側を搬送方向後方側より高くなるように傾けて搬
送する傾斜搬送手段が設けられている構成である。
【0042】これにより、現処理部での処理により基板
上に溜まっている処理液、例えば現像処理部では現像
剤、エッチング処理部ではエッチング液、洗浄工程では
水といったものが、ここで基板の搬送方向後方側より自
然落下し、次の処理部へと持ち出される処理液の量を減
らすことができる。したがって、処理液の持ち出し量を
少なくすると共に、次の処理部での持ち込みによる処理
液の純度低下を抑制して、材料費の低減が図れると共
に、処理液の純度低下を抑制することで、処理を充分に
行なうために装置長を長くするといった対処も必要なく
なる。その結果、生産に要する材料費を削減し、生産性
の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0043】本発明の請求項4記載の液処理装置の基板
搬送装置は、以上のように、複数の搬送ローラの回転に
より基板を搬送方向へ搬送するようになっており、上記
傾斜搬送部は、上記搬送ローラの径が搬送方向前方側か
ら搬送方向後方側にかけて漸次小さくなるように形成さ
れて成る構成である。
【0044】これにより、上記請求項3の構成による効
果を容易に得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、基板搬送装置
の要部を示す説明図である。
【図2】上記基板搬送装置が搭載された生産装置の要部
を示す説明図である。
【図3】上記基板搬送装置の要部の斜視図である。
【図4】上記基板搬送装置における、異なる幅サイズの
基板を搬送するときの搬送ローと基板端部との位置関係
を示す説明図である。
【図5】上記基板搬送装置の要部の斜視図である。
【図6】上記基板搬送装置の要部を示す説明図である。
【図7】上記基板搬送装置における、異なる幅サイズの
基板の搬送を補助するときの押えローラと基板端部との
位置関係を示す説明図である。
【図8】上記基板搬送装置における、処理部が切り換わ
る部位の手前側に設けられた、傾斜搬送手段を示す説明
図である。
【図9】従来の基板搬送装置が搭載された生産装置の要
部を示す説明図である。
【図10】従来の基板搬送装置の要部を示す正面図であ
る。
【図11】従来の基板搬送装置における、異なる幅サイ
ズの基板を搬送するときの搬送ローラと基板端部との位
置関係を示す説明図である。
【図12】従来の基板搬送装置における、異なる幅サイ
ズの基板の搬送を補助するときの押えローラと基板端部
との位置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 搬送ローラ 1b ローラ部 2 基板 3 基板搬送装置 4 押えローラ 4b ローラ部 5 現像処理部 6 洗浄処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を用いて基板を処理する液処理装置に
    備えられ、基板の両端部を回転可能に設けられた複数の
    搬送ローラにて支持し、搬送ローラの回転により上記基
    板を搬送方向に搬送する基板搬送装置において、 上記搬送ローラにおける基板の端部と接触するローラ部
    が、外側を太くしたテーパ状に形成されていることを特
    徴とする液処理装置の基板搬送装置。
  2. 【請求項2】基板を上記搬送ローラに押し付けて基板の
    搬送を補助する押えローラがさらに設けられており、こ
    の押えローラのローラ部も外側を太くしたテーパ状に形
    成されていることを特徴とする上記請求項1記載の液処
    理装置の基板搬送装置。
  3. 【請求項3】液体を用いて基板を処理する処理部を複数
    有する液処理装置に備えられ、各処理部で連続して処理
    が施されるように、基板を一枚ずつ搬送する基板搬送装
    置において、 処理部が切り換わる部位手前側に、基板上の液体を落下
    させるべく基板の搬送方向前方側を搬送方向後方側より
    高くなるように傾けて搬送する傾斜搬送手段が設けられ
    ていることを特徴とする液処理装置の基板搬送装置。
  4. 【請求項4】複数の搬送ローラの回転により基板を搬送
    方向へ搬送するようになっており、 上記傾斜搬送部は、上記搬送ローラの径が搬送方向前方
    側から搬送方向後方側にかけて漸次小さくなるように形
    成されて成ることを特徴とする上記請求項3記載の液処
    理装置の基板搬送装置。
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