JPH1110096A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH1110096A
JPH1110096A JP9164572A JP16457297A JPH1110096A JP H1110096 A JPH1110096 A JP H1110096A JP 9164572 A JP9164572 A JP 9164572A JP 16457297 A JP16457297 A JP 16457297A JP H1110096 A JPH1110096 A JP H1110096A
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JP
Japan
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substrate
roller
transport
flanged
width
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JP9164572A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Yoshitani
光明 芳谷
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 基板搬送の安定性を確保と、基板サイズ変更
時の作業性を改善する。 【解決手段】 多種の基板サイズに対応するためのロー
ラ幅変更作業の場合には上側の滑り軸受、押えローラ軸
13および鍔付押えローラ部材14のみを一体的に切欠
から抜き取って、別の所定幅の基板に対応した滑り軸
受、押えローラ軸13および鍔付押えローラ部材14を
一体的に切欠内に嵌入するだけで、滑り軸受、搬送ロー
ラ軸10および搬送ローラ部材11を一体的に切欠から
取り外す必要はなく、変更後の所定幅の基板に対しても
滑り軸受、搬送ローラ軸10および搬送ローラ部材11
を共用することができる。このため、従来の鍔付ローラ
を基板裏面側に配設した場合と比べて基板サイズの変更
に伴う労力を大幅に軽減させることができて、基板サイ
ズ変更時の作業性を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体基
板、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディ
スプレイ)用ガラス基板、プリント基板などの板状基板
(以下、単に基板という)を搬送しつつ当該基板に対し
て所定の処理(洗浄処理、現像処理、エッチング処理、
剥離処理および乾燥処理など)を行う基板処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板処理装置は、搬送ロ
ーラ上に基板が載置されて搬送されつつ、その搬送経路
上方の噴射ノズルから処理液を下方に向けて噴射させて
基板面に供給し、基板面にウエット処理(洗浄処理、現
像処理、エッチング処理および剥離処理など)や乾燥処
理などを施すようになっている。この場合、基板姿勢が
水平搬送の場合と傾斜搬送の場合とがあり、また、搬送
ローラがサイドガイドローラ方式の場合や、裏面鍔付き
ローラ方式の場合などがある。
【0003】この基板姿勢が傾斜状態の搬送で搬送ロー
ラがサイドガイドローラ方式の場合については、例えば
特開平7−283185号公報「基板洗浄装置」に示さ
れており、回転軸の長手方向を水平方向に対して所定角
度傾斜させた状態でその回転軸に搬送ローラを所定間隔
毎に配設している搬送ローラ部材がウエハの搬送方向に
複数並設されている。ウエハの裏面は搬送ローラによっ
て支持され、傾斜方向下側のウエハの端面は、基板端面
支持板に突き当てるようにして支持されている。また、
搬送ローラ部材の上方には、洗浄水を下方に向けて噴射
する洗浄水噴射ノズルが配設されている。
【0004】この構成によって、ウエハを洗浄する場
合、各搬送ローラ部材および基板端面支持板を回転駆動
させることにより、傾斜状態で支持されたウエハを搬送
しつつ、その上方の洗浄水噴射ノズルから洗浄水を下方
に向けて噴射させて、ウエハ上の異物を洗浄して除去す
るようになっている。
【0005】また、基板姿勢が傾斜状態の搬送で搬送ロ
ーラが裏面鍔付きローラ方式の場合については、例えば
実開平6−87338号公報「枚葉状処理物の搬送装
置」に示されている。この搬送装置は、搬送軸と、鍔部
を外側、ローラ部を内側にそれぞれ向けた状態で搬送軸
の両側にそれぞれ配設された鍔付搬送ローラと、これら
両鍔付搬送ローラの上方に配設された押えローラ軸と、
この押えローラ軸の両側にそれぞれ配設され、両鍔付搬
送ローラの各ローラ部上に載置された基板の両端縁を上
側からそれぞれ押える押えローラとを有し、これらが、
水平面に対して傾斜させた状態で配置されており、被処
理物である基板の両端縁を上下から挟持した状態で搬送
するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
サイドガイドローラ方式の構成(特開平7−28318
5号公報記載の構成)では、ウエハの裏面は搬送ローラ
によって支持され、傾斜方向下側のウエハの一方端面は
基板端面支持板で支持しているが、押えローラがなく基
板上面は保持されていないため、多種の基板サイズに対
して押えローラの取外作業なく容易に対応することがで
きるものの、ブラシ洗浄や高圧水洗浄などの物理力を利
用した水洗手段などを用いて表面処理する場合には、基
板搬送方向に対して直角な上下方向の力が基板面に作用
することになって、搬送ローラと押えローラで少なくと
も基板の幅方向両端縁を確実に保持しないと基板保持力
が不足して安定な基板搬送ができず、安定な表面処理が
できないという問題を有していた。また、ブラシ洗浄処
理や薬液などを使用すると搬送ローラと押えローラで少
なくとも基板の幅方向両端縁を確実に保持しないと基板
と搬送ローラがスリップして基板搬送に支障を来たす虞
があるという問題を有していた。
【0007】また、上記従来の裏面鍔付きローラ方式の
構成(実開平6−87338号公報記載の構成)では、
搬送ローラと押えローラによって基板両端縁が保持さ
れ、上記ブラシ洗浄や高圧水洗浄などの物理力を利用し
た水洗手段に対しても基板搬送および表面処理の安定性
が確保できるものの、多種の基板幅サイズに対応するた
めに、その都度、押えローラ間の設置距離と搬送ローラ
間の設置距離とを順に変更しなければならず、多大な労
力を必要として作業性が悪いという問題を有していた。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、基板搬送の安定性を確保すると共に、基板サイズ変
更時の作業性を改善することができる基板処理装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の基板処理装置
は、基板を所定の搬送方向に搬送しつつ基板処理を行う
基板処理装置において、基板を下方から支持して搬送可
能な搬送ローラと、この搬送ローラ上の基板をローラ部
で上方から押えると共に基板幅方向端面を鍔部で規制す
る鍔付押えローラとを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】この構成により、搬送ローラ側には搬送幅
規制用の鍔部を設けず、搬送ローラの上方の押えローラ
に鍔部を設けたので、基板幅サイズ変更時には、その上
側の鍔付押えローラに代えて、変更する基板幅サイズに
応じた鍔付押えローラとすればよく、押えローラと搬送
ローラを共に代える従来の作業に比べてその作業性が改
善される。また、基板は搬送時に搬送ローラと鍔付押え
ローラとで挟持されて保持されているので、ブラシ洗浄
や高圧水洗浄などの物理力を利用した洗浄手段などに対
しても基板搬送および表面処理の安定性が確保される。
また、搬送ローラと鍔付押えローラで基板を挟持してい
るので、十分な搬送駆動力を確保することが可能とな
る。
【0011】また、本発明の基板処理装置は、基板を所
定の搬送方向に搬送しつつ基板処理を行う基板処理装置
において、基板搬送方向に直角な基板幅方向に延びる状
態でこの基板搬送方向に互いに並設されて回転駆動され
る複数本の搬送ローラ軸と、各搬送ローラ軸に固定され
て基板を下方から支持する搬送ローラと、基板の幅方向
に延びる状態で搬送ローラよりも上方の高さ位置に上下
動可能でかつ回転可能に設けられた押えローラ軸と、こ
の押えローラ軸に設けられて基板をローラ部で上方から
押えると共に基板幅方向両端面を各鍔部で規制する鍔付
押えローラ対とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】この構成により、多種の基板幅サイズに対
応するための基板幅サイズ変更作業時に、上側の押えロ
ーラ軸および鍔付押えローラのみを変更するだけでよ
く、従来の鍔付ローラを基板裏面側に配設した場合と比
べて基板幅サイズ変更に伴う労力が大幅に軽減され、基
板幅サイズ変更時の作業性を改善することが可能とな
る。また、鍔付押えローラで基板の両端部が基板幅方向
に規制された状態で保持されているので、ブラシ洗浄手
段や高圧スプレー手段などの洗浄手段に対しても安定な
基板搬送および表面処理が確保される。また、ブラシ洗
浄手段や高圧スプレー手段などの洗浄手段などで搬送基
板に抵抗がかかったり、薬液使用で搬送ローラと基板面
との摩擦力が低下したり、さらには、従来では、基板裏
面処理時に基板に裏面から何らかの力が加えられて基板
が持ち上げられて搬送駆動力が搬送ローラから基板に伝
わりにくくなるような場合であっても、搬送ローラと鍔
付押えローラで基板の両端縁を挟持しているので、十分
な搬送駆動力を確保することが可能となる。
【0013】また、好ましくは、本発明の基板処理装置
における鍔付押えローラは押えローラ軸に沿ってスライ
ド自在に構成されている。また、好ましくは、搬送ロー
ラは、基板裏面全面の接触ローラ外周に、基板幅サイズ
に応じてスライドさせた鍔付押えローラの鍔部を逃がす
空間部が設けられている。
【0014】この構成により、鍔付押えローラはスライ
ド自在にあるので、基板幅サイズ変更が容易である。ま
た、搬送ローラを基板裏面全面の接触ローラとすれば、
基板裏面の局部的な荷重によるローラ接触痕が低減され
る。また、鍔付押えローラの鍔部を避けるべく、基板幅
サイズに応じてスライドさせた鍔付押えローラの鍔部に
対応した搬送ローラ外周に空間部として溝加工などをし
ておけば、その溝の位置に合わせて鍔付押えローラをス
ライドさせるだけでよく、基板幅サイズに応じて基板幅
変更時の位置決めが容易になる。
【0015】また、本発明の基板処理装置は、基板を水
平方向に対して傾斜させた状態で、所定の搬送方向に搬
送しつつ基板処理を行う基板処理装置において、基板搬
送方向に直角な基板幅方向に延びる状態でこの基板搬送
方向に互いに並設されて回転駆動される複数本の搬送ロ
ーラ軸と、各搬送ローラ軸に基板の幅サイズに応じて互
いに異なる位置に固定されて対応する基板を下方から支
持する複数のローラ部を有する搬送ローラと、基板の幅
方向に延びる状態で搬送ローラよりも上方の高さ位置に
回転可能に設けられた押えローラ軸と、この押えローラ
軸に設けられて基板の下側端縁をローラ部で上方から押
えると共に下側の基板幅方向端面を鍔部で規制する鍔付
押えローラとを備えたことを特徴とするものである。
【0016】この構成により、傾斜上方側の鍔付押えロ
ーラを省略すれば、部品点数の低減だけではなく、上記
のような基板幅サイズに応じた基板幅変更処理が必要な
くなって、多種の基板幅サイズに対応可能となる。この
ため、特定の異なる幅サイズの基板を連続的に処理可能
となって基板幅変更作業時間の削減と装置稼動率の向上
を図ることが可能となる。この場合においても上記と同
様に、安定な基板搬送および搬送駆動力が確保されて良
好な表面処理となる。
【0017】さらに、本発明の基板処理装置は、基板を
所定の搬送方向に搬送しつつ基板処理を行う基板処理装
置において、基板搬送方向に直角な基板幅方向に延びる
状態でこの基板搬送方向に互いに並設されて回転駆動さ
れる複数本の搬送ローラ軸と、各搬送ローラ軸に固定さ
れて基板を下方から支持する搬送ローラと、基板の幅方
向に延びる状態で搬送ローラよりも上方の高さ位置に上
下動可能でかつ回転可能に設けられた押えローラ軸と、
この押えローラ軸に設けられて基板をローラ部で上方か
ら押えると共に基板幅方向両端面を各鍔部で規制する複
数の鍔付押えローラ対とを備え、各鍔付押えローラ対の
径を互いに異ならせて大径の鍔付押えローラ対を小径の
鍔付押えローラ対の両外側の位置に配設したことを特徴
とするものである。
【0018】この構成により、上記のような基板幅サイ
ズに応じた基板幅変更処理が必要なくなって、多種の基
板幅サイズに対応可能となる。このため、特定の異なる
幅サイズの基板を連続的に処理可能となって基板幅変更
作業時間の削減と装置稼動率の向上を図ることが可能と
なる。この場合においても上記と同様に、安定な基板搬
送および搬送駆動力が確保されて良好な表面処理とな
る。さらには、常に搬送ローラのセンター位置と基板の
センター位置とが一致するために前後の装置とのインラ
インが容易となる。
【0019】また、本発明の基板処理装置は、基板を所
定の搬送方向に搬送しつつ基板処理を行う基板処理装置
において、基板搬送方向に直角な基板幅方向に延びる状
態でこの基板搬送方向に互いに並設されて回転駆動され
る複数本の搬送ローラ軸と、各搬送ローラ軸に固定され
て基板を下方から支持する搬送ローラと、基板の幅方向
に延びる状態で搬送ローラよりも上方の高さ位置に上下
動可能でかつ回転可能に設けられた押えローラ軸と、こ
の押えローラ軸に設けられ、基板の幅サイズに応じて径
の異なるローラ部を大径のローラ部ほど外側の位置に配
設すると共に、最大径のローラ部の外側位置に鍔部を配
設して、ローラ部で基板を上方から押えると共に基板幅
方向両端面を各ローラ部側壁または各鍔部で規制する鍔
付押えローラ対とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0020】この構成により、基板の幅サイズに応じて
径の異なるローラ部を鍔付押えローラに一体的に設けた
ので、部品点数の低減だけではなく、上記のような基板
幅サイズに応じた鍔付押えローラ毎に位置調整もなくな
ってその作業性が向上する。これに加えて上記と同様
に、基板幅サイズに応じた基板幅変更処理が必要なくな
って、多種の基板幅サイズに対応可能となる。このた
め、特定の異なる幅サイズの基板を連続的に処理可能と
なって基板幅変更作業時間の削減と装置稼動率の向上を
図ることが可能となる。この場合においても上記と同様
に、安定な基板搬送および搬送駆動力が確保されて良好
な表面処理となる。さらには、常に搬送ローラのセンタ
ー位置と基板のセンター位置とが一致するために前後の
装置とのインラインが容易となる。
【0021】また、好ましくは、本発明の基板処理装置
における搬送ローラは、基板裏面全面の接触ローラ外周
に、鍔付押えローラを逃がす空間部が設けられている。
【0022】この構成により、搬送ローラを基板裏面全
面の接触ローラとすれば、基板裏面の局部的な荷重によ
るローラ接触痕が低減される。
【0023】さらに、好ましくは、本発明の基板処理装
置における鍔付押えローラのローラ部に、弾性体よりな
るOリングおよび、基板表面を押える複数の凸部の何れ
かが配設されている。
【0024】この構成により、鍔付押えローラと基板面
との滑りが防止され大型基板であっても安定な基板搬送
および搬送駆動力が確保されて良好な表面処理となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基板処理装置
の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明
は以下に示す実施形態に限定されるものではない。
【0026】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
の基板処理装置の概略構成を示す側面図である。
【0027】図1において、この基板処理装置は、その
手前側(図1の左側)には基板が搬入される基板搬入部
1と、この基板搬入部1の奥側(図1の中央部)に配設
され基板に対して表面処理を行う表面処理部2と、この
表面処理部2の奥側(図1の右側)に配設され基板を搬
出する基板搬出部3とを備えており、これらの順に基板
が基板搬送方向Aに沿って水平方向に対して所定角度傾
斜させた状態で搬送されるようになっている。この表面
処理部2の上方にはシャワー装置4が設けられており、
このシャワー装置4から表面処理部2で搬送中の基板上
面に処理液(本実施形態では洗浄液)が供給されるよう
になっている。また、この表面処理部2の下部には、シ
ャワー装置4から噴出される処理液を回収する処理液貯
槽(図示せず)が配設されている。
【0028】次に、この基板処理装置の基板搬送手段に
ついて説明する。この装置の左右両側(図1の手前側と
奥側)には、基板搬入部1、表面処理部2さらに基板搬
出部3に亘って両側壁5がそれぞれ設置されている。
【0029】この両側壁5において、基板搬入部1、表
面処理部2さらに基板搬出部3に位置する部分の上部に
は、複数の切欠6,7,8が上記搬送方向に沿って並設
されている。これらの切欠6,7,8は縦長矩形状で上
方に開口し、その底部に滑り軸受9が支持されており、
この滑り軸受9によって搬送ローラ軸10の両端が回転
可能に保持されている。
【0030】その詳細を図2に示している。この滑り軸
受9は、本体部9aと、この本体部9aよりも大径のつ
ば部9bとを持つ筒状に形成されている。本体部9a
は、その幅寸法が切欠6,7,8(図2では切欠7を示
す)の幅寸法と等しくなるようにその幅方向の両端部垂
直平面9cでカットされており、この本体部9aが切欠
6,7,8内にその底部まで嵌入されている。搬送ロー
ラ軸10の両端部は、他の部分よりも小径の小径端部1
0aとされており、この小径端部10aが上記滑り軸受
9内に回転自在に嵌入されている。
【0031】各搬送ローラ軸10には、基板の幅方向両
端縁を支持可能な外周円形のローラ部11aを有した左
右一対の搬送ローラ部材11が配設されている。この搬
送ローラ部材11は、全体が筒状に構成されており、そ
の筒状の内径が搬送ローラ軸10に外嵌され、図示しな
いボルトによって搬送ローラ軸10と搬送ローラ部材1
1が相対回転不能に構成されている。
【0032】さらに、表面処理部2における所定の切欠
7内には、上記滑り軸受9の上方から滑り軸受12が配
設されており、この滑り軸受12によって押えローラ軸
13の両端が回転可能に保持されている。図2に示すよ
うに、滑り軸受12も上記滑り軸受9と同様に、本体部
12aと、この本体部12aよりも大径のつば部12b
とを持つ筒状に形成されている。本体部12aは、その
幅寸法が切欠7の幅寸法と等しくなるようにその幅方向
の両端部垂直平面12cでカットされており、この本体
部12aが切欠7内の滑り軸受12上方に上下動可能に
嵌入されている。押えローラ軸13の両端部は、他の部
分よりも小径の小径端部13aとされており、この小径
端部13aが上記滑り軸受12内に回転自在に嵌入され
ている。
【0033】各押えローラ軸13には、基板の幅方向両
端縁を上側から押え可能な小径のローラ部14aと、こ
のローラ部14aよりも大径の鍔部14bとを同軸状で
一体に有した左右一対の鍔付押えローラ部材14がそれ
ぞれ配設されている。この鍔付押えローラ部材14は、
基板をローラ部14aで上方から押えると共に基板幅方
向両端面を両鍔部14で両側から蛇行防止のために規制
するように構成されている。また、この鍔付押えローラ
部材14は、全体が筒状に構成されており、その筒状の
内径が押えローラ軸13に外嵌され、図示しないボルト
によって押えローラ軸13と鍔付押えローラ部材14が
相対回転不能に構成されている。
【0034】以上の搬送ローラ軸10および搬送ローラ
部材11と、その上方に位置する押えローラ軸13およ
び鍔付押えローラ部材14について、図3(a)および
図3(b)を参照してさらに詳しく説明する。
【0035】図3は、図1の基板処理装置のローラ搬送
部の要部構成を示す正面図であり、(a)は基板が搬送
されていない場合の図、(b)は基板が搬送されている
場合の図である。
【0036】図3(b)に示すように、搬送ローラ軸1
0は、基板15の搬送方向(図の前後方向)に直角な基
板幅方向(図の左右方向)に延びる状態でこの基板15
の搬送方向に互いに並設されて回転駆動されるように複
数本配設されている。また、搬送ローラ部材11は、基
板15の幅寸法よりも若干狭い間隔で一対、搬送ローラ
軸10にそれぞれ固定されており、そのローラ部11a
は、基板15の裏面の幅方向両端縁部を下方からそれぞ
れ支持するようになっている。さらに、押えローラ軸1
3は、基板15の幅方向に延びる状態で搬送ローラ部材
11のローラ部11aよりも上方の高さ位置で上下動可
能でかつ回転可能に設けられている。さらに、鍔付押え
ローラ部材14は、各鍔部14bの間の内寸が基板15
の幅寸法よりも若干広い間隔となるように一対、搬送ロ
ーラ軸10にそれぞれ固定されている。このように、一
対の鍔付押えローラ部材14は、押えローラ軸13に設
けられて基板15をローラ部14aで上方から押えると
共に基板15の幅方向両端面を各鍔部14bで両側から
蛇行防止のためにそれぞれ規制するようになっている。
さらに、これらの搬送ローラ軸10および押えローラ軸
13は、基板15を水平方向に対して所定角度傾斜させ
るように構成しており、その基板15の所定角度の傾斜
面にシャワー装置4から処理液を供給して表面処理を行
うようになっている。このように、基板15を所定角度
傾斜させているのは、シャワー装置4からの処理液が基
板15の上面で溜ることなくスムーズに塵と共に流れ落
ち易くするためであり、基板15の上面で処理液が溜る
と、特に、基板サイズが大きくかつ薄い場合には基板が
変形したりして割れ易くなるからである。
【0037】この場合、ローラ部14aの外周部には滑
り防止のためにゴムなどの弾性部材よりなるOリング1
6が外嵌されている。したがって、このOリング16を
介して基板15をローラ部14aとして上方から押える
ようになっている。また、図3(a)に示すように、基
板15が搬送ローラ部材11と鍔付押えローラ部材14
の間に搬入されていない場合には、このOリング16と
搬送ローラ部材11のローラ部11aとが当接してお
り、このとき、鍔部14bは、その外周部が搬送ローラ
軸10に接触しない程度の外径になっている。
【0038】さらに、これらの搬送ローラ軸10および
押えローラ軸13の片側端部には、図示しない歯車がそ
れぞれ固定されており、これらの図示しない歯車をそれ
ぞれ介して、図示しない回転駆動源としてのモータから
回転駆動力が伝達されて搬送ローラ軸10および押えロ
ーラ軸13が、基板搬送方向(図1の矢印方向A)に対
応する方向に回転駆動されるようになっている。
【0039】上記構成により、まず、搬送ローラ部材1
1と鍔付押えローラ部材14の間に、基板15が搬入さ
れていない状態では、滑り軸受12、押えローラ軸13
および鍔付押えローラ部材14の自重でこれらが一体的
に切欠7に沿って下がり、図3(a)に示すように、ロ
ーラ部14aの外周部に外嵌されたOリング16と搬送
ローラ部材11のローラ部11aとが当接する。これに
よって、搬送ローラ軸10と押えローラ軸13の間に適
当な離間寸法が確保されて、これらの搬送ローラ軸10
と押えローラ軸13の端部にそれぞれ固定された歯車
(図示せず)同士の良好な噛み合いが保たれることにな
る。
【0040】この状態から所定幅を有する基板15が基
板搬入部1の中央部(装置の左右方向中央部)の両搬送
ローラ部材11上に搬入されると、基板搬送手段が駆動
して基板15を表面処理部2に向けて矢印方向Aに、し
かも水平面に対して所定角度傾いた状態で搬送すること
になる。
【0041】次に、この表面処理部2では、基板15の
幅方向両端縁部が搬送ローラ部材11と鍔付押えローラ
部材14の間に割り込んで、この基板15の厚み分だけ
滑り軸受12、押えローラ軸13および鍔付押えローラ
部材14を一体的に切欠7に沿って持ち上げる。これに
よって、図3(b)に示すように、基板15の幅方向両
端縁部のみがローラ部14aの外周部に外嵌されたOリ
ング16と搬送ローラ部材11のローラ部11aとの間
に挟持され、所定角度傾いた状態で搬送されつつ、シャ
ワー装置4から基板15の上面に処理液(本実施形態で
は洗浄液)が供給されて基板が洗浄され、基板15は図
1の基板搬出部3を介して排出さることになる。
【0042】ここで、多種の基板サイズに対応するため
のローラ幅変更作業をする場合には、上側の滑り軸受1
2、押えローラ軸13および鍔付押えローラ部材14の
みを一体的に切欠7から抜き取って、別の所定幅の基板
に対応した滑り軸受12、押えローラ軸13および鍔付
押えローラ部材14を一体的に切欠7内に嵌入するだけ
でよく、従来のように、滑り軸受9、搬送ローラ軸10
および搬送ローラ部材11をも一体的に切欠7から取り
外す必要はなく、変更後の所定幅の基板に対しても滑り
軸受9、搬送ローラ軸10および搬送ローラ部材11を
共用することができる。このため、従来の鍔付ローラを
基板裏面側に配設した場合と比べて基板幅サイズの変更
に伴う労力を大幅に軽減させることができて、基板幅サ
イズ変更時の作業性を改善することができる。なお、こ
の実施形態1では、ローラ幅変更のために滑り軸受1
2、押えローラ軸13および鍔付押えローラ部材14
を、ローラ幅に応じて一体的に変換しているが、鍔付押
えローラ部材14を押えローラ軸13に沿ってスライド
自在に構成しておき、ローラ幅に応じて鍔付押えローラ
部材14のみをスライド位置決めするようにしてもよ
い。例えば基板サイズを図3(b)に示すサイズから大
型化する場合には、両鍔付押えローラ部材14をそれぞ
れ押えローラ軸13の軸端側にそれぞれスライドさせれ
ばよい。
【0043】また、このとき、両鍔付押えローラ部材1
4の各鍔部14bの内側壁で基板15の両端面が基板幅
方向に規制された状態で保持されるため、シャワー装置
4の他、ブラシや高圧スプレーなどのより強力な洗浄手
段に対しても基板15が蛇行するようなことはなく、よ
り安定した基板搬送を確保することができる。また、こ
のようなブラシや高圧スプレーなどの洗浄手段によっ
て、搬送する基板15への搬送抵抗が大きくなったり、
薬液使用で基板とローラ部11a,14aとの摩擦力が
低下して滑りやすくなったり、本実施形態1では行って
いないが、基板裏面処理時に基板15が持ち上げられて
搬送駆動力が基板15に伝わらなくなったりした場合な
どであっても、搬送ローラ部材11と鍔付押えローラ部
材14で基板15の両端縁をそれぞれ挟持するため、十
分な搬送駆動力を確保することができる。
【0044】(実施形態2)本実施形態2では、基板サ
イズ変更時の作業性をさらに改善するべく、両鍔付押え
ローラ部材を基板幅に応じてスライド自在に構成した場
合であり、上記実施形態1と同一の作用効果を奏する部
材には同一の符号を付して説明する。
【0045】図4は本発明の実施形態2における基板処
理装置のローラ搬送部の要部構成を示す正面図であり、
(a)は基板が搬送されていない場合の図、(b)は幅
の最も狭い基板が搬送されている場合の図、(c)は幅
が最も広い基板が搬送されている場合の図である。
【0046】図4(a)において、両鍔付押えローラ部
材24はそれぞれ押えローラ軸23に沿って矢印方向B
にスライド自在に構成されている。つまり、実線で示さ
れている一対の鍔付押えローラ部材24の位置は、図4
(c)に示すように幅が最も広い基板15bが搬送され
る場合の位置である。また、実線で示されている一対の
鍔付押えローラ部材24の内側に2点鎖線で示すよう
に、両鍔付押えローラ部材24を共に内側に1段階だけ
スライドさせた場合には、基板幅が中間の場合に対応
し、また、両鍔付押えローラ部材24を共にさらに内側
に1段階だけスライドさせた場合には、図4(b)に示
すように幅が最も狭い基板15aの場合に対応してい
る。
【0047】これらの押えローラ軸23と鍔付押えロー
ラ部材24とは、互いに形成されたキー溝に、押えロー
ラ軸23の長手方向に長いキー(図示せず)が嵌合され
て相対回転しないように構成されており、鍔付押えロー
ラ部材24は、押えローラ軸23とキー(図示せず)に
沿ってスライド自在に構成されている。また、押えロー
ラ軸23の表面上の基板幅サイズに対応した位置には凹
部(図示せず)が形成されており、この凹部(図示せ
ず)に向けてばね付勢されたボール部材(図示せず)が
鍔付押えローラ部材24に内蔵されている。鍔付押えロ
ーラ部材24を押えローラ軸23に沿ってスライドさせ
ると、押えローラ軸23の凹部(図示せず)に鍔付押え
ローラ部材24内蔵のボール部材(図示せず)が嵌合し
てノッチ感覚で基板幅サイズ毎の位置決めがワンタッチ
で容易に為され、さらに、鍔付押えローラ部材24を押
えローラ軸23に沿ってスライドさせようとすると上記
嵌合が外れて、押えローラ軸23の別の凹部(図示せ
ず)に鍔付押えローラ部材24内蔵のボール部材(図示
せず)が嵌合してノッチ感覚で基板幅サイズ毎の位置決
めがワンタッチで容易に為されるようになっている。こ
の基板幅サイズ毎の位置決めが為された両鍔付押えロー
ラ部材24の各鍔部24bの内側壁の間隔内に所望幅の
基板が入るように、両鍔付押えローラ部材24の位置が
設定されるようになっている。
【0048】また、搬送ローラ部材21は、基板幅サイ
ズに応じて位置変更した鍔付押えローラ部材24の鍔部
24bの外周部が当たらないように回避するべく、基板
幅サイズに応じた鍔部24bの位置に溝部などの空間部
21bがそのローラ外周に設けられている。この空間部
21bは使用する基板幅の種類の数だけ図4の左右両側
位置でそれぞれ複数形成されている。また、この空間部
21bの幅は鍔部24bの幅よりも若干広い目に形成さ
れており、また、この空間部21bの深さは、図4
(a)に示すように、基板搬送時以外のときに、ローラ
部24aの外周部に外嵌されたOリング16と搬送ロー
ラ部材21のローラ部21aとが当接するが、このとき
に鍔部24bの外周部が空間部21bの底に当たらない
程度に若干隙間が空くように構成されている。本実施形
態2の場合には、搬送ローラ軸(図示せず)に、各基板
幅に対応した3本の空間部21bをその外周面に有する
搬送ローラ部材21の構成としてが、搬送ローラ軸(図
示せず)にローラ幅の異なる搬送ローラ部材(図示せ
ず)をねじ部材などで移動自在に固定するような構成と
してもよい。
【0049】さらに、搬送ローラ部材21は、図4
(b)に示す基板15aのように基板幅が最小のときに
その裏面が全面に亘って当接する全面ローラで構成して
おり、この場合、基板15aの裏面に局所的に荷重がか
からないため、ローラ接触痕が低減されて目立たない。
なた、図4(c)に示す基板15bのように基板積が広
く、特に薄い場合に、シャワー装置4から処理液が噴出
されたとしても、基板裏面中央が全面に亘って当接する
全面ローラで構成しているため、基板15bの中央が下
方に下がって反るようなことがなくなってその処理液は
傾斜方向に安定して流れ、安定した基板表面処理とする
ことができるようになっている。
【0050】上記構成により、まず、搬送ローラ部材2
1の中央の幅広ローラ部と鍔付押えローラ部材14の間
に、基板が搬入されていない状態では、滑り軸受12、
押えローラ軸23および鍔付押えローラ部材24の自重
でこれらが一体的に切欠7に沿って下がり、図4(a)
に示すように、ローラ部24aの外周部に外嵌されたO
リング16と、このローラ部24aに対向したローラ部
21aとが当接する。このときにも、搬送ローラ軸(図
示せず)と押えローラ軸23の間に適当な離間寸法が確
保されて、これらの搬送ローラ軸(図示せず)と押えロ
ーラ軸23の端部にそれぞれ固定された歯車(図示せ
ず)同士の良好な噛み合いが保たれている。
【0051】この状態から、幅が最も広い図4(c)に
示す基板15bが図1の基板搬入部1の中央部(装置の
左右方向中央部)の両搬送ローラ部材21上に搬入され
ると、基板搬送手段が駆動して基板15bを基板搬入部
1の奥側の表面処理部2に向けて矢印方向Aに、しかも
水平面に対して所定角度傾いた状態で搬送することにな
る。
【0052】次に、この表面処理部2では、図4(c)
に示すように最も基板幅の広い基板15bの幅方向両端
縁部が搬送ローラ部材21のローラ部21aと鍔付押え
ローラ部材24のローラ部24aとの間に割り込んで、
この基板15bの厚み分だけ滑り軸受12、押えローラ
軸23および鍔付押えローラ部材24を一体的に切欠7
に沿って持ち上げる。これによって、基板15bの幅方
向両端縁部のみがそれぞれローラ部24aの外周部に外
嵌されたOリング16と搬送ローラ部材21のローラ部
21aとの間にそれぞれ挟持され、所定角度傾いた状態
で搬送されつつ、シャワー装置4から基板15bの上面
に処理液(本実施形態では洗浄液)が供給されて基板が
表面処理(本実施形態では洗浄処理)され、基板15b
は図1の基板搬出部3を介して排出されることになる。
【0053】ここで、多種の基板幅サイズに対応するた
めのローラ幅変更作業をする場合、例えば最も基板幅が
狭い図4(b)に示す基板15aに変更する場合には、
上記実施形態1のように上側の滑り軸受12、押えロー
ラ軸13および鍔付押えローラ部材14のみを一体的に
切欠7から抜き取って、別の所定幅の基板に対応した滑
り軸受12、押えローラ軸13および鍔付押えローラ部
材14を一体的に切欠7内に嵌入するような作業は必要
なく、搬送ローラ部材21の最も狭い空間部21bの位
置に合わせるように両鍔付押えローラ部材24をそれぞ
れ内側に2段階スライドさせてノッチ感覚でワンタッチ
で位置決めするようにすれば、上記実施形態1と比べて
も基板幅サイズの変更に伴う労力を大幅に軽減させるこ
とができて、基板幅サイズ変更時の作業性をより改善す
ることができる。また、鍔付押えローラ部材24のスラ
イドによる位置決めは、搬送ローラ部材21の空間部2
1bの位置と一致している必要があるので、押えローラ
軸23の凹部(図示せず)に鍔付押えローラ部材24内
蔵のボール部材(図示せず)が嵌合していない場合、鍔
付押えローラ部材24の位置決めの良否が基板表面処理
前に発見され得ることになって、確実なる位置決め作業
となる。
【0054】このように、搬送ローラ部材21が基板裏
面の略中央全面の接触ローラとすれば基板裏面の局部的
なローラ接触痕を低減することができる。また、搬送ロ
ーラ部材21側に空間部21bを加工しておけば、その
空間部21bの位置に合わせて鍔付押えローラ部材24
をスライドさせるだけの作業でよく、基板幅サイズに応
じて基板幅変更時の位置決めをより素早くより容易によ
り確実に行うことができる。この場合においても上記実
施形態1と同様に、安定な基板搬送および搬送駆動力が
確保されて良好な表面処理となる。
【0055】(実施形態3)次に説明する実施形態3で
は、基板を水平方向に対して所定角度傾斜させると共
に、その傾斜させた下側の基板幅方向端面のみを鍔部の
側壁で保持する鍔付押えローラを設け、傾斜させた上側
には鍔付押えローラを設けない場合であり、上記実施形
態1と同一の作用効果を奏する部材には同一の符号を付
して説明する。
【0056】図5は本発明の実施形態3における基板処
理装置のローラ搬送部の要部構成を示す正面図であり、
(a)は基板が搬送されていない場合の図、(b)は幅
の最も狭い基板が搬送されている場合の図、(c)は幅
が中間の基板が搬送されている場合の図である。
【0057】図5(a)において、所定角度に傾斜した
搬送ローラ軸10には複数個(本実施形態3では4個で
基板幅サイズが3種類に対応)の搬送ローラ部材11
が、基板幅サイズに応じた基板幅方向に亘ってそれぞれ
配設されており、少なくとも両端縁の下方から支持する
ようになっている。また、この搬送ローラ軸10の上方
の高さ位置には、押えローラ軸13が搬送ローラ軸10
と同様の所定角度に傾斜した状態で配設されており、こ
の押えローラ軸13には傾斜方向下側に1個の鍔付押え
ローラ部材14が配設されている。この鍔付押えローラ
部材14は、基板の傾斜方向下側の端縁をローラ部14
aで上方から押えると共に下側の基板幅方向端面を鍔部
14bの内側の側壁で保持するようになっている。
【0058】このとき、基板搬送時には、基板搬送およ
び搬送駆動力が確保されて安定な表面処理とするべく、
搬送ローラ部材11と鍔付押えローラ部材14とで基板
の傾斜方向下側の端縁が挟持されて保持されるようにな
っている。
【0059】上記構成により、まず、最も下側の搬送ロ
ーラ部材11のローラ部11aと鍔付押えローラ部材1
4のローラ部14aの間に、基板が搬入されていない状
態では、滑り軸受12、押えローラ軸13および鍔付押
えローラ部材14の自重でこれらが一体的に切欠7に沿
って下がり、図5(a)に示すように、ローラ部14a
の外周部に外嵌されたOリング16と、このローラ部1
4aに対向したローラ部11aとが当接する。このとき
にも、搬送ローラ軸10と押えローラ軸13の間に適当
な離間寸法が確保されて、これらの搬送ローラ軸10と
押えローラ軸13の端部にそれぞれ固定された歯車(図
示せず)同士の良好な噛み合いが保たれている。
【0060】この状態から、幅が最も狭い図5(b)に
示す基板15aが図1の基板搬入部1の中央部(装置の
左右方向中央部)の両搬送ローラ部材11上に搬入され
ると、基板搬送手段が駆動して基板15aを基板搬入部
1の奥側の表面処理部2に向けて矢印方向Aに所定角度
傾いた状態で搬送することになる。
【0061】次に、この表面処理部2では、図5(b)
に示すように最も基板幅の狭い基板15aの下側の幅方
向端縁部が最も下側の搬送ローラ部材11のローラ部1
1aと鍔付押えローラ部材14のローラ部14aとの間
に割り込んで、この基板15aの厚み分だけ滑り軸受1
2、押えローラ軸13および鍔付押えローラ部材14を
一体的に切欠7に沿って持ち上げる。これによって、基
板15aの下側の幅方向端縁部のみがそれぞれローラ部
14aの外周部に外嵌されたOリング16と最も下側の
搬送ローラ部材11のローラ部11aとの間にそれぞれ
挟持され、所定角度傾いた状態で搬送されつつ、シャワ
ー装置4から基板15aの上面に処理液(本実施形態で
は洗浄液)が供給されて基板が洗浄処理され、基板15
aは図1の基板搬出部3を介して排出されることにな
る。
【0062】ここで、多種の基板幅サイズに対応するた
めのローラ幅変更作業をする場合、例えば中間幅の図4
(c)に示す基板15cに変更する場合には、上記実施
形態1のように上側の滑り軸受12、押えローラ軸13
および鍔付押えローラ部材14のみを一体的に切欠7か
ら抜き取って、別の所定幅の基板15cに対応した滑り
軸受12、押えローラ軸13および鍔付押えローラ部材
14を一体的に切欠7内に嵌入するような作業は必要な
く、また、上記実施形態2のように鍔付押えローラ部材
24をスライドさせる位置変更作業も必要なく、このよ
うな基板幅サイズ変更に伴う労力が全くなく、基板幅サ
イズ変更時の作業性を改善することができる。
【0063】このように、傾斜上方側の鍔付押えローラ
部材14を省略すれば、部品点数の低減だけではなく、
基板幅サイズに応じた基板幅変更処理が必要なくなっ
て、多種の基板幅サイズに対応可能となる。このため、
特定の異なる幅サイズの基板を連続的に基板表面処理が
可能となって基板幅変更作業時間の削減と装置稼動率の
向上を図ることができる。この場合においても上記実施
形態1と同様に、安定な基板搬送および搬送駆動力が確
保されて良好な表面処理となる。
【0064】(実施形態4)次に説明する実施形態4で
は、基板幅サイズ変更作業をなくすべく、基板幅サイズ
毎に鍔付押えローラ対をそれぞれ押えローラ軸に配設し
た場合であり、上記実施形態1と同一の作用効果を奏す
る部材には同一の符号を付して説明する。
【0065】図6は本発明の実施形態4における基板処
理装置のローラ搬送部の要部構成を示す正面図であり、
(a)は基板が搬送されていない場合の図、(b)は幅
の最も狭い基板が水平状態で搬送されている場合の図、
(c)は幅が中間の基板が水平状態で搬送されている場
合の図、(d)は幅の最も広い基板が水平状態で搬送さ
れている場合の図である。
【0066】図6(a)において、押えローラ軸33
は、基板の幅方向に延びる状態で搬送ローラ31よりも
上方の高さ位置に上下動可能でかつ回転可能に設けられ
ている。この押えローラ軸33には基板の幅に応じて外
径が互いに異なった複数の鍔付押えローラ部材34,4
4,54がそれぞれ設けられいる。これらの各一対の鍔
付押えローラ部材34,44,54は各ローラ部34
a,44a,54aの何れかで基板を上方から押えると
共に基板幅方向両端面を各鍔部34b,44b,54b
の何れか一対の内側の側壁で基板幅方向に蛇行しないよ
うに規制する構成となっている。また、これらの各一対
の鍔付押えローラ部材34,44,54の配設位置は、
大径の鍔付押えローラ対ほど両外側位置に配設するよう
になっている。
【0067】ここで、基板が搬送されていない図6
(a)に示すような場合には、一対の鍔付押えローラ部
材34の各鍔部34bの外周面が搬送ローラ31の外周
面に当接するが、各一対の鍔付押えローラ部材44,5
4はそれぞれ搬送ローラ31に接触しないように空間部
31bを形成している。また、幅が最も狭い基板15a
が搬送される図6(b)に示すような場合には、一対の
鍔付押えローラ部材34の各ローラ部34aに基板15
aが当接した状態で一対の鍔付押えローラ対34の各鍔
部34bの外周面がローラ部材31aに接触しないよう
な寸法関係であればよい。さらに、幅が中間の基板15
cが搬送される図6(c)に示すような場合には、一対
の鍔付押えローラ部材44の各ローラ部44aの外周面
に基板15cが当接した状態でそれより内側に位置する
一対の鍔付押えローラ部材34の各鍔部34bの外周面
が基板15cに接触しないような寸法関係であればよ
い。また同様に、幅が最も広い基板15bが搬送される
図6(d)に示すような場合には、一対の鍔付押えロー
ラ部材54の各ローラ部54aの外周面に基板15bが
当接した状態でそれより内側に位置する一対の鍔付押え
ローラ部材44の各鍔部44bの外周面が基板15bに
接触しないような寸法関係であればよい。
【0068】また、一対の鍔付押えローラ部材34は中
心振り分け位置でそれぞれ配設されており、それらの間
隔は、幅が最も狭い基板15aの幅方向両端面が各鍔部
34bの内側側壁内に収まるように若干広く寸法設定さ
れている。また同様に、一対の鍔付押えローラ部材44
も中心振り分け位置でそれぞれ配設されており、それら
の間隔は、幅が中間の基板15cの幅方向両端面が各鍔
部44bの内側側壁内に収まるように若干広く寸法設定
されている。さらに同様に、一対の鍔付押えローラ部材
54も中心振り分け位置でそれぞれ配設されており、そ
れらの間隔は、幅が最も広い基板15bの幅方向両端面
が各鍔部54bの内側側壁内に収まるように若干広く寸
法設定されている。
【0069】上記構成により、まず、搬送ローラ部材3
1のローラ部31aと各一対の鍔付押えローラ部材3
4,44,54の各ローラ部34a,44a,54aの
何れかとの間に、基板が搬入されていない状態では、滑
り軸受12、押えローラ軸33および各一対の鍔付押え
ローラ部材34,44,54の自重でこれらが一体的に
切欠7に沿って下がり、図6(a)に示すように、一対
の鍔付押えローラ部材34の各鍔部34bの外周部と、
搬送ローラ部材31のローラ部31aとが当接する。こ
のときにも、搬送ローラ軸30と押えローラ軸33の間
に適当な離間寸法が確保されて、これらの搬送ローラ軸
30と押えローラ軸33の端部にそれぞれ固定された歯
車(図示せず)同士の良好な噛み合いが保たれている。
【0070】この状態から、幅が最も狭い図6(b)に
示す基板15aが図1の基板搬入部1の中央部(装置の
左右方向中央部)の両搬送ローラ部材31上に搬入され
ると、基板搬送手段が駆動して基板15aを基板搬入部
1の奥側の表面処理部2に向けて矢印方向Aに水平状態
で搬送することになる。
【0071】次に、この表面処理部2では、図6(b)
に示すように最も基板幅の狭い基板15aの幅方向両端
縁部が搬送ローラ部材31のローラ部31aと一対の鍔
付押えローラ部材34の各ローラ部34aとの間に割り
込んで、この基板15aの厚み分だけ滑り軸受12、押
えローラ軸33および各一対の鍔付押えローラ部材3
4,44,54を一体的に切欠7に沿って持ち上げる。
これによって、基板15aの幅方向両端縁部のみがそれ
ぞれ各ローラ部34aの外周部と搬送ローラ部材31の
ローラ部31aとの間にそれぞれ挟持され、水平状態で
搬送されつつ、シャワー装置4から基板15aの上面に
処理液(本実施形態では洗浄液)が供給されて基板が表
面処理(本実施形態では洗浄処理)され、基板15aは
図1の基板搬出部3を介して排出されることになる。
【0072】ここで、多種の基板幅サイズに対応するた
めのローラ幅変更作業をする場合、例えば中間幅の図6
(c)に示す基板15cに変更する場合には、上記実施
形態1のように上側の滑り軸受12、押えローラ軸13
および鍔付押えローラ部材14のみを一体的に切欠7か
ら抜き取って、別の所定幅の基板に対応した滑り軸受1
2、押えローラ軸13および鍔付押えローラ部材14を
一体的に切欠7内に嵌入するような作業は必要なく、ま
た、上記実施形態2のように鍔付押えローラ部材24を
スライドさせる位置変更作業も必要なく、このような基
板幅サイズ変更に伴う労力が全くなく、基板幅サイズ変
更時の作業性を改善することができる。
【0073】このように、押えローラ軸33に基板幅サ
イズ毎に各一対の鍔付押えローラ部材34,44,54
を配設すれば、基板幅サイズに応じた基板幅変更処理が
必要なくなって、多種の基板幅サイズに対応可能とな
る。このため、特定の異なる幅サイズの基板を連続的に
基板表面処理が可能となって基板幅変更作業時間の削減
と装置稼動率の向上を図ることができる。この場合にお
いても上記実施形態1と同様に、安定な基板搬送および
搬送駆動力が確保されて良好な表面処理となる。また、
搬送ローラ31を基板裏面中央全面の接触ローラとすれ
ば、基板裏面の局部的な荷重によるローラ接触痕を低減
することができる。
【0074】また、基板幅サイズ毎に各一対の鍔付押え
ローラ部材34,44,54をセンター振り分け位置で
配設するようにすれば、基板幅サイズが異なる基板15
a,15b,15cの基板表面処理をするに際して、常
に搬送ローラ部材31を含む基板搬送手段のセンター位
置と各基板15a,15b,15cのセンター位置とが
一致するために前後に位置する各種装置とのインライン
が容易である。このセンター合わせのために、別途、基
板整列機構を設ける必要がなくなり、スペース的および
コスト的にも有利である。
【0075】(実施形態5)次に説明する実施形態5で
は、上記実施形態4で基板幅サイズ毎に配設した鍔付押
えローラ部材を一体化した場合であり、上記実施形態1
と同一の作用効果を奏する部材には同一の符号を付して
説明する。
【0076】図7は本発明の実施形態5における基板処
理装置のローラ搬送部の要部構成を示す正面図であり、
(a)は基板が水平状態で搬送されていない場合の図、
(b)は幅の最も狭い基板が水平状態で搬送されている
場合の図、(c)は幅が中間の基板が搬送されている場
合の図、(d)は幅の最も広い基板が水平状態で搬送さ
れている場合の図である。
【0077】図7(a)において、押えローラ軸63
は、基板の幅方向に延びる状態で搬送ローラ61よりも
上方の高さ位置に上下動可能でかつ回転可能に設けられ
ている。この押えローラ軸63には、基板の幅に応じて
外径が互いに異なった複数のローラ部64a,74a,
84aと、最も外径の大きいローラ部84aの外側にロ
ーラ部84aの外径よりも大きい鍔部64bを有する一
対の鍔付押えローラ部材64が設けられいる。この鍔付
押えローラ部材64は基板を各一対のローラ部64a,
74a,84aの何れかで上方から押えると共に、その
押えたローラ部に隣接する大径側のローラ部の側壁かま
たは鍔部64bの内側の側壁で、基板幅方向に蛇行を防
止するべく規制する構成となっている。また、この一対
の鍔付押えローラ部材64の各ローラ部64a,74
a,84aの位置関係は、大径のローラ部ほど外側位置
に位置するようになっている。
【0078】ここで、基板が搬送されていない図7
(a)に示すような場合には、一対の鍔付押えローラ部
材64の各ローラ部64aに外嵌されたOリング16の
外周面は搬送ローラ61のローラ部61aの外周面に当
接するが、一対の鍔付押えローラ部材64の他の各ロー
ラ部74a,84aおよび各鍔部64bがそれぞれ搬送
ローラ軸60および搬送ローラ部材61に接触しないよ
うに空間部61bを形成している。また、一対の鍔付押
えローラ部材64は中心振り分け位置でそれぞれ配設さ
れており、各ローラ部74aの内側壁の間隔は、幅が最
も狭い基板15aの幅方向両端面がその内側壁内に収ま
るように若干広く寸法設定されている。また同様に、各
ローラ部84aの内側壁の間隔は、幅が中間の基板15
cの幅方向両端面がその内側壁内に収まるように若干広
く寸法設定されている。さらに同様に、各鍔部64bの
内側壁の間隔は、幅が最も広い基板15bの幅方向両端
面が各鍔部64bの内側側壁内に収まるように若干広く
寸法設定されている。
【0079】したがって、幅が最も狭い基板15aが搬
送される図7(b)に示すような場合には、一対の鍔付
押えローラ部材64の各ローラ部64aに外嵌されたO
リング16の外周面と、搬送ローラ部材61のローラ部
61aとで基板15aの幅方向両端縁を挟持すると共
に、各ローラ部74aの内側側壁で基板15aの幅方向
両端面を規制した状態で搬送するようになっている。ま
た同様に、幅が中間の基板15cが搬送される図7
(c)に示すような場合には、一対の鍔付押えローラ部
材64の各ローラ部74aに外嵌されたOリング16の
外周面と、搬送ローラ部材61のローラ部61aとで基
板15cの幅方向両端縁を挟持すると共に、各ローラ部
84aの内側側壁で基板15cの幅方向両端面を規制し
た状態で搬送するようになっている。さらに同様に、幅
が最も広い基板15bが搬送される図7(d)に示すよ
うな場合には、一対の鍔付押えローラ部材64の各ロー
ラ部84aに外嵌されたOリング16の外周面と、搬送
ローラ部材61のローラ部61aとで基板15bの幅方
向両端縁を挟持すると共に、各鍔部64bの内側側壁で
基板15bの幅方向両端面を規制した状態で搬送するよ
うになっている。
【0080】上記構成により、まず、搬送ローラ部材6
1のローラ部61aと一対の鍔付押えローラ部材64の
各ローラ部64a,74a,84aの何れかとの間に、
基板が搬入されていない状態では、滑り軸受12、押え
ローラ軸63および一対の鍔付押えローラ部材64の自
重でこれらが一体的に切欠7に沿って下がり、図7
(a)に示すように、一対の鍔付押えローラ部材64の
各ローラ部64aの外周部に外嵌されたOリング16の
外周面と、搬送ローラ部材61のローラ部61aとが当
接する。このときにも、搬送ローラ軸60と押えローラ
軸63の間に適当な離間寸法が確保されて、これらの搬
送ローラ軸60と押えローラ軸63の端部にそれぞれ固
定された歯車(図示せず)同士の良好な噛み合いが保た
れている。
【0081】この状態から、幅が最も狭い図7(b)に
示す基板15aが図1の基板搬入部1の中央部(装置の
左右方向中央部)の両搬送ローラ部材61上に搬入され
ると、基板搬送手段が駆動して基板15aを基板搬入部
1の奥側の表面処理部2に向けて矢印方向Aに水平状態
で搬送することになる。
【0082】次に、この表面処理部2では、図7(b)
に示すように最も基板幅の狭い基板15aの幅方向両端
縁部が搬送ローラ部材61のローラ部61aと、鍔付押
えローラ部材64のローラ部64aに外嵌されたOリン
グ16の外周面との間に割り込んで、この基板15aの
厚み分だけ滑り軸受12、押えローラ軸33および各一
対の鍔付押えローラ部材64を一体的に切欠7に沿って
持ち上げる。これによって、基板15aの幅方向両端縁
部のみがそれぞれ各ローラ部64aの外周部に外嵌され
たOリング16の外周面と搬送ローラ部材61のローラ
部61aとの間にそれぞれ挟持され、水平状態で搬送さ
れつつ、シャワー装置4から基板15aの上面に処理液
(本実施形態では洗浄液)が供給されて基板が表面処理
(本実施形態では洗浄処理)され、基板15aは図1の
基板搬出部3を介して排出されることになる。
【0083】ここで、多種の基板幅サイズに対応するた
めのローラ幅変更作業をする場合、例えば中間幅の図7
(c)に示す基板15cに変更する場合には、上記実施
形態1のように上側の滑り軸受12、押えローラ軸13
および鍔付押えローラ部材14のみを一体的に切欠7か
ら抜き取って、別の所定幅の基板に対応した滑り軸受1
2、押えローラ軸13および鍔付押えローラ部材14を
一体的に切欠7内に嵌入するような作業は必要なく、ま
た、上記実施形態2のように鍔付押えローラ部材24を
スライドさせる位置変更作業も必要なく、このような基
板幅サイズ変更に伴う労力が全くなく、基板幅サイズ変
更時の作業性を改善することができる。
【0084】このように、基板幅サイズ毎にローラ部6
4a,74a,84aを有した一対の鍔付押えローラ部
材64を配設すれば、サイドガイドローラは不要とする
ことが可能となって、基板幅サイズに応じた基板幅変更
作業の必要がなくなって、多種の基板幅サイズに対応可
能となりコスト低減も可能なる。このため、特定の異な
る幅サイズの基板を連続的に基板表面処理が可能となっ
て基板幅変更作業時間の削減と装置稼動率の向上を図る
ことができる。また、搬送ローラ61を基板裏面中央全
面の接触ローラとすれば、基板裏面の局部的な荷重によ
るローラ接触痕を低減することができる。さらに、上記
実施形態4と同様に、基板が蛇行することなく、より安
定した基板搬送を確保することができ、また、十分な搬
送駆動力を確保することができる。
【0085】また、板幅サイズ毎に一対の鍔付押えロー
ラ部材64をセンター振り分け位置で配設するようにす
れば、基板幅サイズが異なる基板15a,15b,15
cの基板表面処理をするに際して、常に搬送ローラ部材
31を含む基板搬送手段のセンター位置と各基板15
a,15b,15cのセンター位置とが一致するために
前後に位置する各種装置とのインラインが容易である。
このセンター合わせのために、別途、基板整列機構を設
ける必要がなくスペース的にもおよびコスト的にも有利
である。
【0086】さらに基板の幅サイズに応じて径の異なる
ローラ部64a,74a,84aを鍔付押えローラ64
に一体的に設けたため、部品点数の低減だけではなく、
上記実施形態4のような基板幅サイズに応じた鍔付押え
ローラ毎の位置調整もなくなってその作業性を向上する
ことができる。
【0087】なお、上記実施形態1,2では、処理液が
滞留することなくスムーズに流れ落ちるようにするべく
基板傾斜搬送の構成として本発明の鍔付でない搬送ロー
ラと鍔付押えローラの構成を適用したが、図8および図
9に示すように基板水平搬送の構成として本発明の鍔付
でない搬送ローラと鍔付押えローラの構成を適用するこ
ともできる。また、上記実施形態4,5では、基板水平
搬送の構成として本発明の鍔付でない搬送ローラと鍔付
押えローラの構成を適用したが、処理液が滞留すること
なくスムーズに流れ落ちるようにするべく基板傾斜搬送
の構成として本発明の鍔付でない搬送ローラと鍔付押え
ローラの構成を適用することもできる。
【0088】また、基板幅の大きい基板を搬送するには
押えローラをかなり上まで持ち上げることになり、場合
によっては基板が搬送できない可能性がある。よって、
上記各実施形態1〜3,5では、鍔付押えローラの基板
接触部分に摩擦力の大きい部材である滑り防止用のOリ
ング16を取り付けたが、鍔付押えローラのローラ部の
外周表面に基板表面を局部的に強い圧力で押え得る複数
のポイント状凸部を設けてもよい。また同様に、図10
(a)および図10(b)に示すように鍔付押えローラ
91のローラ部91aの外周表面に基板幅方向(回転方
向とは直交する方向)に複数の線状凸部92を設けて段
付きローラとしてもよい。以上の場合には、鍔付押えロ
ーラと基板との滑りが防止され大型基板であっても安定
な基板搬送および搬送駆動力が確保されて良好な表面処
理とすることができる。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、搬送ローラ側には搬送幅規制用の鍔部を設けず、搬
送ローラの上方の押えローラに鍔部を設けたため、基板
幅サイズ変更時には、その上側の鍔付押えローラに代え
て、変更する基板幅サイズに応じた鍔付押えローラとす
ればよく、押えローラと搬送ローラを共に代える従来の
作業に比べてその作業性を改善することができる。ま
た、基板は搬送時に搬送ローラと鍔付押えローラとで挟
持されて保持されているため、ブラシ洗浄や高圧水洗浄
などの物理力を利用した洗浄手段などに対しても基板搬
送および表面処理の安定性を確保することができる。ま
た、搬送ローラと鍔付押えローラで基板を挟持している
ため、十分な搬送駆動力を確保することができる。
【0090】また、本発明の請求項2によれば、多種の
基板幅サイズに対応するための基板幅サイズ変更作業時
に、上側の押えローラ軸および鍔付押えローラのみを変
更するだけでよいため、従来の鍔付ローラを基板裏面側
に配設した場合と比べて基板幅サイズ変更に伴う労力が
大幅に軽減され、基板幅サイズ変更時の作業性を改善す
ることができる。また、鍔付押えローラで基板の両端部
が基板幅方向に規制された状態で保持されているため、
ブラシ洗浄手段や高圧スプレー手段などの洗浄手段に対
しても安定な基板搬送および表面処理を確保することが
できる。また、ブラシ洗浄手段や高圧スプレー手段など
の洗浄手段などで搬送基板に抵抗がかかったり、薬液使
用で搬送ローラと基板との摩擦力が低下したり、さらに
は、従来では、基板裏面処理時に基板に裏面から何らか
の力が加えられて基板が持ち上げられて搬送駆動力が搬
送ローラから基板に伝わりにくくなるような場合であっ
ても、搬送ローラと鍔付押えローラで基板の両端縁を挟
持しているため、十分な搬送駆動力を確保することがで
きる。
【0091】さらに、本発明の請求項3によれば、鍔付
押えローラはスライド自在にあるため、基板幅サイズ変
更を容易に行うことができる。また、本発明の請求項4
によれば、搬送ローラを基板裏面全面の接触ローラとす
れば、基板裏面の局部的な荷重によるローラ接触痕が低
減される。また、本発明の請求項3,4によれば、鍔付
押えローラの鍔部を避けるべく、基板幅サイズに応じて
スライドさせた鍔付押えローラの鍔部に対応した搬送ロ
ーラ外周に空間部として溝加工などをしておけば、その
空間部の位置に合わせて鍔付押えローラをスライドさせ
るだけでよく、基板幅サイズに応じて基板幅変更時の位
置決めを容易に行うことができる。
【0092】さらに、本発明の請求項5によれば、傾斜
上方側の鍔付押えローラを省略すれば、部品点数の低減
だけではなく、上記のような基板幅サイズに応じた基板
幅変更処理が必要なくなって、多種の基板幅サイズに対
応することがきる。このため、特定の異なる幅サイズの
基板を連続的に処理可能となって基板幅変更作業時間の
削減と装置稼動率の向上を図ることができる。この場合
においても上記と同様に、安定な基板搬送および搬送駆
動力が確保されて良好な表面処理とすることができる。
【0093】さらに、本発明の請求項6によれば、上記
のような基板幅サイズに応じた基板幅変更処理が必要な
くなって、多種の基板幅サイズに対応することができ
る。このため、特定の異なる幅サイズの基板を連続的に
処理可能となって基板幅変更作業時間の削減と装置稼動
率の向上を図ることができる。この場合においても上記
と同様に、安定な基板搬送および搬送駆動力が確保され
て良好な表面処理とすることができる。さらには、常に
搬送ローラのセンター位置と基板のセンター位置とが一
致するために前後の装置とのインラインを容易に行うこ
とができる。
【0094】さらに、本発明の請求項7によれば、基板
の幅サイズに応じて径の異なるローラ部を鍔付押えロー
ラに一体的に設けたため、部品点数の低減だけではな
く、上記のような基板幅サイズに応じた鍔付押えローラ
毎に位置調整もなくなってその作業性を向上することが
できる。これに加えて上記と同様に、基板幅サイズに応
じた基板幅変更処理が必要なくなって、多種の基板幅サ
イズに対応することができる。このため、特定の異なる
幅サイズの基板を連続的に処理可能となって基板幅変更
作業時間の削減と装置稼動率の向上を図ることができ
る。この場合においても上記と同様に、安定な基板搬送
および搬送駆動力が確保されて良好な表面処理とするこ
とができる。さらには、常に搬送ローラのセンター位置
と基板のセンター位置とが一致するために前後の装置と
のインラインを容易に行うことができる。
【0095】さらに、本発明の請求項8によれば、搬送
ローラを基板裏面全面の接触ローラとすれば、基板裏面
の局部的な荷重によるローラ接触痕を低減することがで
きる。
【0096】さらに、本発明の請求項9によれば、鍔付
押えローラと基板との滑りが防止され大型基板であって
も安定な基板搬送および搬送駆動力が確保されて良好な
表面処理とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の基板処理装置の概略構成
を示す側面図である。
【図2】図1の滑り軸受およびローラ搬送部の一部構成
を詳細に示す斜視図である。
【図3】図1の基板処理装置のローラ搬送部の要部構成
を示す正面図であり、(a)は基板が搬送されていない
場合の図、(b)は基板が搬送されている場合の図であ
る。
【図4】本発明の実施形態2における基板処理装置のロ
ーラ搬送部の要部構成を示す正面図であり、(a)は基
板が搬送されていない場合の図、(b)は幅の最も狭い
基板が搬送されている場合の図、(c)は幅が最も広い
基板が搬送されている場合の図である。
【図5】本発明の実施形態3における基板処理装置のロ
ーラ搬送部の要部構成を示す正面図であり、(a)は基
板が搬送されていない場合の図、(b)は幅の最も狭い
基板が搬送されている場合の図、(c)は中間幅の基板
が搬送されている場合の図である。
【図6】本発明の実施形態4における基板処理装置のロ
ーラ搬送部の要部構成を示す正面図であり、(a)は基
板が搬送されていない場合の図、(b)は幅の最も狭い
基板が搬送されている場合の図、(c)は幅が中間の基
板が搬送されている場合の図、(d)は幅の最も広い基
板が搬送されている場合の図である。
【図7】本発明の実施形態5における基板処理装置のロ
ーラ搬送部の要部構成を示す正面図であり、(a)は基
板が搬送されていない場合の図、(b)は幅の最も狭い
基板が搬送されている場合の図、(c)は幅が中間の基
板が搬送されている場合の図、(d)は幅の最も広い基
板が搬送されている場合の図である。
【図8】図3のローラ搬送部の変形例を示す正面図であ
り、(a)は基板が搬送されていない場合の図、(b)
は基板が搬送されている場合の図である。
【図9】図4のローラ搬送部の変形例を示す正面図であ
り、(a)は基板が搬送されていない場合の図、(b)
は幅の最も狭い基板が搬送されている場合の図、(c)
は幅が最も広い基板が搬送されている場合の図である。
【図10】(a)は鍔付ローラ部材の変形例を示す図、
(b)は(a)のCC線断面図である。
【符号の説明】
1 基板搬入部 2 表面処理部 3 基板搬出部 4 シャワー装置 6,7,8 切欠 9,12 滑り軸受 10,30 搬送ローラ軸 11,21,31 搬送ローラ部材 13,23,33 押えローラ軸 14,24,34,44,54 鍔付押えローラ部材 14a,24a,21a,31a,34a,44a,5
4a ローラ部 14b,24b,34b,44b,54b 鍔部 15,15a,15b,15c 基板 16 Oリング 21b 溝部 31b 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/68 H01L 21/68 A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を所定の搬送方向に搬送しつつ基板
    処理を行う基板処理装置において、 前記基板を下方から支持して搬送可能な搬送ローラと、
    この搬送ローラ上の基板をローラ部で上方から押えると
    共に基板幅方向端面を鍔部で規制する鍔付押えローラと
    を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 基板を所定の搬送方向に搬送しつつ基板
    処理を行う基板処理装置において、 前記基板搬送方向に直角な基板幅方向に延びる状態でこ
    の基板搬送方向に互いに並設されて回転駆動される複数
    本の搬送ローラ軸と、各搬送ローラ軸に固定されて前記
    基板を下方から支持する搬送ローラと、前記基板の幅方
    向に延びる状態で前記搬送ローラよりも上方の高さ位置
    に上下動可能でかつ回転可能に設けられた押えローラ軸
    と、この押えローラ軸に設けられて前記基板をローラ部
    で上方から押えると共に基板幅方向両端面を各鍔部で規
    制する鍔付押えローラ対とを備えたことを特徴とする基
    板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記鍔付押えローラは前記押えローラ軸
    に沿ってスライド自在に構成されたことを特徴とする請
    求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送ローラは、基板裏面全面の接触
    ローラ外周に、基板幅サイズに応じてスライドさせた前
    記鍔付押えローラの鍔部を逃がす空間部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 基板を水平方向に対して傾斜させた状態
    で、所定の搬送方向に搬送しつつ基板処理を行う基板処
    理装置において、 前記基板搬送方向に直角な基板幅方向に延びる状態でこ
    の基板搬送方向に互いに並設されて回転駆動される複数
    本の搬送ローラ軸と、各搬送ローラ軸に前記基板の幅サ
    イズに応じて互いに異なる位置に固定されて対応する基
    板を下方から支持する複数のローラ部を有する搬送ロー
    ラと、前記基板の幅方向に延びる状態で前記搬送ローラ
    よりも上方の高さ位置に回転可能に設けられた押えロー
    ラ軸と、この押えローラ軸に設けられて前記基板の下側
    端縁をローラ部で上方から押えると共に下側の基板幅方
    向端面を鍔部で規制する鍔付押えローラとを備えたこと
    を特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 基板を所定の搬送方向に搬送しつつ基板
    処理を行う基板処理装置において、 前記基板搬送方向に直角な基板幅方向に延びる状態でこ
    の基板搬送方向に互いに並設されて回転駆動される複数
    本の搬送ローラ軸と、各搬送ローラ軸に固定されて前記
    基板を下方から支持する搬送ローラと、前記基板の幅方
    向に延びる状態で前記搬送ローラよりも上方の高さ位置
    に上下動可能でかつ回転可能に設けられた押えローラ軸
    と、この押えローラ軸に設けられて前記基板をローラ部
    で上方から押えると共に基板幅方向両端面を各鍔部で規
    制する複数の鍔付押えローラ対とを備え、 各鍔付押えローラ対の径を互いに異ならせて大径の鍔付
    押えローラ対を小径の鍔付押えローラ対の両外側の位置
    に配設したことを特徴とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 基板を所定の搬送方向に搬送しつつ基板
    処理を行う基板処理装置において、 前記基板搬送方向に直角な基板幅方向に延びる状態でこ
    の基板搬送方向に互いに並設されて回転駆動される複数
    本の搬送ローラ軸と、各搬送ローラ軸に固定されて前記
    基板を下方から支持する搬送ローラと、前記基板の幅方
    向に延びる状態で前記搬送ローラよりも上方の高さ位置
    に上下動可能でかつ回転可能に設けられた押えローラ軸
    と、この押えローラ軸に設けられ、前記基板の幅サイズ
    に応じて径の異なるローラ部を大径のローラ部ほど外側
    の位置に配設すると共に、最大径のローラ部の外側位置
    に鍔部を配設して、前記ローラ部で前記基板を上方から
    押えると共に基板幅方向両端面を各ローラ部側壁または
    各鍔部で規制する鍔付押えローラ対とを備えたことを特
    徴とする基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送ローラは、基板裏面全面の接触
    ローラ外周に、前記鍔付押えローラを逃がす空間部が設
    けられていることを特徴とする請求項6または7に記載
    の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記鍔付押えローラのローラ部に、弾性
    体よりなるOリングおよび、基板表面を押える複数の凸
    部の何れかが配設されていることを特徴とする請求項1
    〜8の何れかに記載の基板処理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20130051645A (ko) * 2011-11-10 2013-05-21 세메스 주식회사 기판 이송 장치
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