JPH08312710A - ショックアブソーバ装置 - Google Patents
ショックアブソーバ装置Info
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- JPH08312710A JPH08312710A JP8123720A JP12372096A JPH08312710A JP H08312710 A JPH08312710 A JP H08312710A JP 8123720 A JP8123720 A JP 8123720A JP 12372096 A JP12372096 A JP 12372096A JP H08312710 A JPH08312710 A JP H08312710A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- central passage
- cylinder
- space
- adjusting rod
- shock absorber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/34—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
- F16F9/342—Throttling passages operating with metering pins
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 調整ロッドとピストンロッドの中央通路との
芯合わせが容易であり、2個のピストンを採用した場合
の芯合わせが容易であり、またリンク機構を要すること
なく減衰力の逓増を図ることができるショックアブソー
バ装置を提供する。 【解決手段】 減衰機構を有するピストン11,12と
ピストンロッド10´との組立体10をシリンダ9内に
摺動自在に挿入し、該シリンダ9内の上記ピストンによ
り画成された一方の空間Uと他方の空間U´,U´´と
を連通する中央通路21をピストンロッド10´に形成
し、圧縮行程の進行に伴って上記中央通路21内に進入
して該中央通路21内を通る作動媒体の流れ抵抗を調整
する調整ロッド19をシリンダ19内に配設し、該調整
ロッド19を上記中央通路21の軸線方向には実質的に
固定とし、上記軸線と直角方向には移動可能とし、該調
整ロッド19が上記中央通路21との軸線のずれ量9に
応じて自動調芯される。
芯合わせが容易であり、2個のピストンを採用した場合
の芯合わせが容易であり、またリンク機構を要すること
なく減衰力の逓増を図ることができるショックアブソー
バ装置を提供する。 【解決手段】 減衰機構を有するピストン11,12と
ピストンロッド10´との組立体10をシリンダ9内に
摺動自在に挿入し、該シリンダ9内の上記ピストンによ
り画成された一方の空間Uと他方の空間U´,U´´と
を連通する中央通路21をピストンロッド10´に形成
し、圧縮行程の進行に伴って上記中央通路21内に進入
して該中央通路21内を通る作動媒体の流れ抵抗を調整
する調整ロッド19をシリンダ19内に配設し、該調整
ロッド19を上記中央通路21の軸線方向には実質的に
固定とし、上記軸線と直角方向には移動可能とし、該調
整ロッド19が上記中央通路21との軸線のずれ量9に
応じて自動調芯される。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、シリンダと、このシリン
ダ内に摺動自在に挿入されたピストンとピストンロッド
との組立体(以下ピストンロッド組立体と記す)を備え
たタイプのショックアブソーバ装置に関する。
ダ内に摺動自在に挿入されたピストンとピストンロッド
との組立体(以下ピストンロッド組立体と記す)を備え
たタイプのショックアブソーバ装置に関する。
【0002】
【従来技術】上記タイプのショックアブソーバ装置とし
て、従来、例えば英国特許第2202921号公報に記
載されたものがある。このショックアブソーバ装置で
は、上記ピストンロッド組立体はピストンロッドに2個
のピストンを間隔を明けて並列配置したものであり、シ
リンダ内のピストンで画成された一方の空間と他方の空
間との間で作動媒体(オイル)が流れるようにするため
の中央通路がピストンロッドに形成されており、さらに
細長いピン形状の調整ロッドがシリンダの閉塞端部側の
内部に取り付けられている。
て、従来、例えば英国特許第2202921号公報に記
載されたものがある。このショックアブソーバ装置で
は、上記ピストンロッド組立体はピストンロッドに2個
のピストンを間隔を明けて並列配置したものであり、シ
リンダ内のピストンで画成された一方の空間と他方の空
間との間で作動媒体(オイル)が流れるようにするため
の中央通路がピストンロッドに形成されており、さらに
細長いピン形状の調整ロッドがシリンダの閉塞端部側の
内部に取り付けられている。
【0003】上記ピストンロッド組立体がシリンダ内に
進入する圧縮行程では、上記調整ロッドが上記中央通路
内に圧縮行程の進行度合に応じて進入する。この進入度
合はピストンが最大圧縮時位置にどれくらい近いかの関
数であって、該進入度合いが大きいほど上記中央通路を
通る作動媒体の流れ抵抗が大きくなり、このショックア
ブソーバ装置の減衰力が大きくなる。
進入する圧縮行程では、上記調整ロッドが上記中央通路
内に圧縮行程の進行度合に応じて進入する。この進入度
合はピストンが最大圧縮時位置にどれくらい近いかの関
数であって、該進入度合いが大きいほど上記中央通路を
通る作動媒体の流れ抵抗が大きくなり、このショックア
ブソーバ装置の減衰力が大きくなる。
【0004】より詳細には、上記ピストンが圧縮行程の
後半における所定の位置に移動するとシリンダに固着さ
れている上記調整ロッドが上記中央通路内に進入し始
め、これにより上記中央通路を通る作動媒体の流れが制
限され始め、その結果、ショックアブソーバ装置の減衰
力が増加する。そして圧縮が続くと、上記調整ロッドは
より大きな度合で進入し、その結果作動媒体の流れがよ
り一層制限され、上記減衰力が更に高くなる。圧縮行程
の終期付近では中央通路内を通る作動媒体の流れは略完
全に阻止され、結果としてショックアブソーバ装置の最
大減衰力となる。
後半における所定の位置に移動するとシリンダに固着さ
れている上記調整ロッドが上記中央通路内に進入し始
め、これにより上記中央通路を通る作動媒体の流れが制
限され始め、その結果、ショックアブソーバ装置の減衰
力が増加する。そして圧縮が続くと、上記調整ロッドは
より大きな度合で進入し、その結果作動媒体の流れがよ
り一層制限され、上記減衰力が更に高くなる。圧縮行程
の終期付近では中央通路内を通る作動媒体の流れは略完
全に阻止され、結果としてショックアブソーバ装置の最
大減衰力となる。
【0005】これに続いてピストンロッド組立体がシリ
ンダ外方に出ていく伸行程では、上記と逆のことが起こ
る。上記調整ロッドはピストンロッドの中央通路内から
外方に抜けて行き減衰力は逓減していく。調整ロッドが
中央通路内から完全に外れて中央通路を通る作動媒体の
流れに自由になると、減衰力は最低値になる。そして上
記特許公報に記載されたショックアブソーバ装置はこの
機能段階では従来のショックアブソーバ装置と圧縮動作
(圧縮行程)においても膨張動作(伸行程)においても
同様となる。
ンダ外方に出ていく伸行程では、上記と逆のことが起こ
る。上記調整ロッドはピストンロッドの中央通路内から
外方に抜けて行き減衰力は逓減していく。調整ロッドが
中央通路内から完全に外れて中央通路を通る作動媒体の
流れに自由になると、減衰力は最低値になる。そして上
記特許公報に記載されたショックアブソーバ装置はこの
機能段階では従来のショックアブソーバ装置と圧縮動作
(圧縮行程)においても膨張動作(伸行程)においても
同様となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記ショックアブソー
バ装置において、所要の減衰特性をばらつきなく確実に
連続して確保するには、圧縮行程の特に後半部におい
て、上記作動媒体の流れ抵抗を確実に制御できることが
重要であり、そのためには、上記調整ロッドとピストン
ロッドの中央通路との軸線の芯合わせを確実に行う必要
がある。
バ装置において、所要の減衰特性をばらつきなく確実に
連続して確保するには、圧縮行程の特に後半部におい
て、上記作動媒体の流れ抵抗を確実に制御できることが
重要であり、そのためには、上記調整ロッドとピストン
ロッドの中央通路との軸線の芯合わせを確実に行う必要
がある。
【0007】ピストンロッド組立体としてピストンロッ
ドに2個のピストンを順次重ねて固着したものを採用し
た場合、ピストンロッドとピストンとの軸線を完全に一
致させるのは困難である。従来、ピストンロッドに貫か
れるか溶接で固着されたピストン保持器にピストンを取
り付けるか接続するようにしたものが提案されている。
しかし貫通させると特に軸方向に大きな空間を取り、同
時に、シリンダと2個のピストンの芯合わせが困難とな
る。一方、溶接あるいは半田付けではピストンロッドと
ピストンの熱による変形を引き起こする問題がある。
ドに2個のピストンを順次重ねて固着したものを採用し
た場合、ピストンロッドとピストンとの軸線を完全に一
致させるのは困難である。従来、ピストンロッドに貫か
れるか溶接で固着されたピストン保持器にピストンを取
り付けるか接続するようにしたものが提案されている。
しかし貫通させると特に軸方向に大きな空間を取り、同
時に、シリンダと2個のピストンの芯合わせが困難とな
る。一方、溶接あるいは半田付けではピストンロッドと
ピストンの熱による変形を引き起こする問題がある。
【0008】また、ショックアブソーバ装置の採用され
る車両(例えば自動二輪車)によっては車輪の運動のシ
ョックアブソーバ装置への伝達を逓増させ、もって減衰
力を逓増させるという別の要求もある。この要求に応え
るには、従来のショックアブソーバ装置の場合、ショッ
クアブソーバ装置と車体フレームとの間に上記伝達の逓
増を図るためのリンク機構が必要であった。
る車両(例えば自動二輪車)によっては車輪の運動のシ
ョックアブソーバ装置への伝達を逓増させ、もって減衰
力を逓増させるという別の要求もある。この要求に応え
るには、従来のショックアブソーバ装置の場合、ショッ
クアブソーバ装置と車体フレームとの間に上記伝達の逓
増を図るためのリンク機構が必要であった。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、調整ロッドとピストンロッドの中央通路と
の芯合わせが容易であり、2個のピストンを採用した場
合の芯合わせが容易であり、またリンク機構を要するこ
となく減衰力の逓増を図ることができるショックアブソ
ーバ装置を提供することを課題としている。
れたもので、調整ロッドとピストンロッドの中央通路と
の芯合わせが容易であり、2個のピストンを採用した場
合の芯合わせが容易であり、またリンク機構を要するこ
となく減衰力の逓増を図ることができるショックアブソ
ーバ装置を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、減衰
機構を有するピストンとピストンロッドとの組立体をシ
リンダ内に摺動自在に挿入し、該シリンダ内の上記ピス
トンにより画成された一方の空間と他方の空間とを連通
する中央通路をピストンロッドに形成し、圧縮行程の進
行に伴って上記中央通路内に進入して該中央通路内を通
る作動媒体の流れ抵抗を調整する調整ロッドをシリンダ
内に配設し、該調整ロッドを上記中央通路の軸線方向に
は実質的に固定とし、上記軸線と直角方向には移動可能
とし、該調整ロッドが上記中央通路との軸線のずれ量に
応じて自動調芯されることを特徴とするショックアブソ
ーバ装置である。
機構を有するピストンとピストンロッドとの組立体をシ
リンダ内に摺動自在に挿入し、該シリンダ内の上記ピス
トンにより画成された一方の空間と他方の空間とを連通
する中央通路をピストンロッドに形成し、圧縮行程の進
行に伴って上記中央通路内に進入して該中央通路内を通
る作動媒体の流れ抵抗を調整する調整ロッドをシリンダ
内に配設し、該調整ロッドを上記中央通路の軸線方向に
は実質的に固定とし、上記軸線と直角方向には移動可能
とし、該調整ロッドが上記中央通路との軸線のずれ量に
応じて自動調芯されることを特徴とするショックアブソ
ーバ装置である。
【0011】請求項2の発明は、請求項1において、上
記調整ロッドのシリンダ閉塞端側に形成されたフランジ
の上記閉塞端側外表面をシリンダ内表面に上記軸線と直
角方向にスライド可能に当接させるとともに該調整ロッ
ドを囲むように配置された保持器により上記軸線方向に
押圧することにより、上記調整ロッドを実質的に上記軸
線方向には固定とし、かつ軸線と直角方向には移動可能
としたことを特徴としている。
記調整ロッドのシリンダ閉塞端側に形成されたフランジ
の上記閉塞端側外表面をシリンダ内表面に上記軸線と直
角方向にスライド可能に当接させるとともに該調整ロッ
ドを囲むように配置された保持器により上記軸線方向に
押圧することにより、上記調整ロッドを実質的に上記軸
線方向には固定とし、かつ軸線と直角方向には移動可能
としたことを特徴としている。
【0012】請求項3の発明は、請求項2において、上
記フランジと保持器との間にOリング等の弾性体を介在
させることにより、上記調整ロッドが軸線と直角方向に
移動した際に該移動後位置に該調整ロッドを留まらせる
ようにしたことを特徴としている。
記フランジと保持器との間にOリング等の弾性体を介在
させることにより、上記調整ロッドが軸線と直角方向に
移動した際に該移動後位置に該調整ロッドを留まらせる
ようにしたことを特徴としている。
【0013】請求項4の発明は、請求項3において、上
記保持器が、円錐台形状の外形を有し、該円錐台形の最
大直径部周縁に形成されたフランジを介してシリンダに
固定されており、上記円錐台形の最小直径部分と上記フ
ランジとの間に上記弾性体が介在されていることを特徴
としている。
記保持器が、円錐台形状の外形を有し、該円錐台形の最
大直径部周縁に形成されたフランジを介してシリンダに
固定されており、上記円錐台形の最小直径部分と上記フ
ランジとの間に上記弾性体が介在されていることを特徴
としている。
【0014】請求項5の発明は、請求項1ないし4の何
れかにおいて、上記調整ロッドが、シリンダ内に取り付
けられる円柱状の円柱部分と、該部分に続いて円錐台形
状に延びる円錐部分とを備えており、圧縮行程の進行に
伴って円錐部分が上記中央通路内に進入するほど上記作
動媒体の流れ抵抗が大きくなり、上記円柱部分が中央通
路内に進入すると上記作動媒体の流れが略完全に阻止さ
れることを特徴としている。
れかにおいて、上記調整ロッドが、シリンダ内に取り付
けられる円柱状の円柱部分と、該部分に続いて円錐台形
状に延びる円錐部分とを備えており、圧縮行程の進行に
伴って円錐部分が上記中央通路内に進入するほど上記作
動媒体の流れ抵抗が大きくなり、上記円柱部分が中央通
路内に進入すると上記作動媒体の流れが略完全に阻止さ
れることを特徴としている。
【0015】請求項6の発明は、請求項1ないし5の何
れかにおいて、上記ピストンロッド組立体が、上記ピス
トンロッドに軸方向に並列配置された2個のピストンを
備え、シリンダ内を上記閉塞端側に位置する第1空間、
ピストン,ピストン間に位置する第2空間、ピストンロ
ッド側に位置する第3空間に画成しており、上記中央通
路が、第1空間と第2空間及び第3空間とを連通可能と
しており、上記調整ロッドが中央通路内に所定値以上進
入したとき第1空間と第2空間との連通が阻止されるこ
とを特徴としている。
れかにおいて、上記ピストンロッド組立体が、上記ピス
トンロッドに軸方向に並列配置された2個のピストンを
備え、シリンダ内を上記閉塞端側に位置する第1空間、
ピストン,ピストン間に位置する第2空間、ピストンロ
ッド側に位置する第3空間に画成しており、上記中央通
路が、第1空間と第2空間及び第3空間とを連通可能と
しており、上記調整ロッドが中央通路内に所定値以上進
入したとき第1空間と第2空間との連通が阻止されるこ
とを特徴としている。
【0016】請求項7の発明は、請求項6において、上
記2個のピストンが上記ピストンロッドトンロッドの上
記閉塞側部分にその外部表面に直接接触するように装着
されていることを特徴としている。
記2個のピストンが上記ピストンロッドトンロッドの上
記閉塞側部分にその外部表面に直接接触するように装着
されていることを特徴としている。
【0017】請求項8の発明は、請求項6又は7におい
て、上記2個のピストンが、上記ピストンロッドの外表
面を摺動可能の内表面と、シリンダの内表面を摺動可能
の外表面とを備えた円盤状のものであり、かつ各ピスト
ンに隣接するシリンダ内空間同士を連通する通路が形成
されており、さらに各ピストンの両端部に上記通路を開
閉する板ばねが配設されていることを特徴としている。
て、上記2個のピストンが、上記ピストンロッドの外表
面を摺動可能の内表面と、シリンダの内表面を摺動可能
の外表面とを備えた円盤状のものであり、かつ各ピスト
ンに隣接するシリンダ内空間同士を連通する通路が形成
されており、さらに各ピストンの両端部に上記通路を開
閉する板ばねが配設されていることを特徴としている。
【0018】請求項9の発明は、請求項6ないし8の何
れかにおいて、上記2個のピストンの間にスペーサが介
設されており、該スペーサ及びピストンロッドに上記中
央通路と上記第2空間とを連通する第1通路が形成さ
れ、上記ピストンロッドに上記中央通路と上記第3空間
とを連通する第2通路が形成され、上記2個のピスト
ン,スペーサが締結部材によりピストンロッドに固定さ
れていることを特徴としている。
れかにおいて、上記2個のピストンの間にスペーサが介
設されており、該スペーサ及びピストンロッドに上記中
央通路と上記第2空間とを連通する第1通路が形成さ
れ、上記ピストンロッドに上記中央通路と上記第3空間
とを連通する第2通路が形成され、上記2個のピスト
ン,スペーサが締結部材によりピストンロッドに固定さ
れていることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図6は本発明の一
実施形態を説明するための図であり、図1は本実施形態
のショックアブソーバ装置の全体の構造を縦方向に破断
して示す断面側面図、図2は図1のショックアブソーバ
装置に組み込まれた調整ロッドの可動構造を説明するた
めの断面側面図、図3〜図6は図1のショックアブソー
バ装置の動作を説明するための図である。
図面に基づいて説明する。図1ないし図6は本発明の一
実施形態を説明するための図であり、図1は本実施形態
のショックアブソーバ装置の全体の構造を縦方向に破断
して示す断面側面図、図2は図1のショックアブソーバ
装置に組み込まれた調整ロッドの可動構造を説明するた
めの断面側面図、図3〜図6は図1のショックアブソー
バ装置の動作を説明するための図である。
【0020】図において、1はショックアブソーバ装置
であり、これは車輪H側,シャーシCH側にそれぞれ締
結される締結部品2,3を有するショックアブソーバ本
体1′と、遊動ピストン5を内蔵する蓄圧器4とを備え
ている。上記ショックアブソーバ本体1′と上記蓄圧器
4とは、両者を連通する連通路7と、蓄圧器4側寄りに
配設された圧力調節弁8とを有する接続部品6を介して
互いに接続されている。
であり、これは車輪H側,シャーシCH側にそれぞれ締
結される締結部品2,3を有するショックアブソーバ本
体1′と、遊動ピストン5を内蔵する蓄圧器4とを備え
ている。上記ショックアブソーバ本体1′と上記蓄圧器
4とは、両者を連通する連通路7と、蓄圧器4側寄りに
配設された圧力調節弁8とを有する接続部品6を介して
互いに接続されている。
【0021】上記ショックアブソーバ本体1′は、シリ
ンダ9と、該シリンダ9内に摺動自在に挿入されたピス
トンロッド組立体10とを備えている。このピストンロ
ッド組立体10は、ピストンロッド10′のシリンダ9
内部分に2個の下部,上部ピストン11,12を所定間
隔をあけて並列配置した構造のものである。
ンダ9と、該シリンダ9内に摺動自在に挿入されたピス
トンロッド組立体10とを備えている。このピストンロ
ッド組立体10は、ピストンロッド10′のシリンダ9
内部分に2個の下部,上部ピストン11,12を所定間
隔をあけて並列配置した構造のものである。
【0022】上記シリンダ9の車輪側に位置する下端部
(開口端部)1aには、ピストンロッド10′を案内す
るとともにシリンダ9との間をシールする案内・シール
構造13が設けられている。また該部分には、最大伸時
に下部ピストン11側のストッパ48に弾性的に当接し
て最大伸びストロークを規制する弾性部材14が取り付
けられている。
(開口端部)1aには、ピストンロッド10′を案内す
るとともにシリンダ9との間をシールする案内・シール
構造13が設けられている。また該部分には、最大伸時
に下部ピストン11側のストッパ48に弾性的に当接し
て最大伸びストロークを規制する弾性部材14が取り付
けられている。
【0023】また上記車輪側の締結部品2には下部フラ
ンジ18が固定されており、該下部フランジ18には最
大圧縮時に上記シリンダ9の下端部1aに弾性的に当接
して最大圧縮ストロークを規制する弾性部材15が取り
付けられている。
ンジ18が固定されており、該下部フランジ18には最
大圧縮時に上記シリンダ9の下端部1aに弾性的に当接
して最大圧縮ストロークを規制する弾性部材15が取り
付けられている。
【0024】また上記下部フランジ18と上記シリンダ
9に軸方向位置を調整可能に装着された上部フランジ1
7との間には該ショックアブソーバ本体1を伸び状態に
付勢するとともに衝撃を吸収する主ばね16が介設され
ている。なお、該主ばね16は部分的に示されている。
9に軸方向位置を調整可能に装着された上部フランジ1
7との間には該ショックアブソーバ本体1を伸び状態に
付勢するとともに衝撃を吸収する主ばね16が介設され
ている。なお、該主ばね16は部分的に示されている。
【0025】上記シリンダ9の上端部(閉塞端部)1b
側には、細長いピン形状をなす調整ロッド19が配設さ
れている。この調整ロッド19は、その上端部19aに
直径dのフランジ部37を有し、実質的に円形断面の外
形を有する上部(円柱部)19cと、円錐の下端を切断
してなる円錐台形状の下部(円錐部)19bとを有し、
有効ストロークの約1/2の縦方向長さを持っており、
以下の構造によりシリンダ9内に、軸線方向には実質的
に固定して、かつ軸線と直角方向には僅かに移動可能に
配設されている。
側には、細長いピン形状をなす調整ロッド19が配設さ
れている。この調整ロッド19は、その上端部19aに
直径dのフランジ部37を有し、実質的に円形断面の外
形を有する上部(円柱部)19cと、円錐の下端を切断
してなる円錐台形状の下部(円錐部)19bとを有し、
有効ストロークの約1/2の縦方向長さを持っており、
以下の構造によりシリンダ9内に、軸線方向には実質的
に固定して、かつ軸線と直角方向には僅かに移動可能に
配設されている。
【0026】即ち、図2に示すように、上記調整ロッド
19のフランジ37の上記閉塞端側外表面37aをシリ
ンダ9の凹部38の底面(内表面)39に軸直角方向に
スライド可能に当接させ、該フランジ37の下表面41
に弾性要素としてのOリング32を当接させ、該Oリン
グ32を保持器20によって軸方向に押圧している。
19のフランジ37の上記閉塞端側外表面37aをシリ
ンダ9の凹部38の底面(内表面)39に軸直角方向に
スライド可能に当接させ、該フランジ37の下表面41
に弾性要素としてのOリング32を当接させ、該Oリン
グ32を保持器20によって軸方向に押圧している。
【0027】上記保持器20は、上端が切断された円錐
形(円錐台形)状の外形を有し、該円錐台形の最大直径
の部分(下端部)の周縁に一体形成されたフランジ20
aを介してシリンダ9に固定されている。また上記円錐
台形の最小直径の部分(上端部)にガイド穴20′を有
し、該ガイド穴20′の周縁の外表面40により上記O
リング32をフランジ37に押圧している。
形(円錐台形)状の外形を有し、該円錐台形の最大直径
の部分(下端部)の周縁に一体形成されたフランジ20
aを介してシリンダ9に固定されている。また上記円錐
台形の最小直径の部分(上端部)にガイド穴20′を有
し、該ガイド穴20′の周縁の外表面40により上記O
リング32をフランジ37に押圧している。
【0028】上記構成により、調整ロッド19は、Oリ
ング32によって発生する摩擦力に逆らいながら軸直角
方向に移動することができ、該調整ロッド19の中心軸
33と後述する中央通路21の中心軸34との間に製造
の過程で生じた軸直角方向の芯ずれaを吸収でき、その
結果、調整ロッド19とピストンロッド組立体10との
間で軸直角方向の力が発生するのを確実に防止でき、ま
た後述するように第1および第2通路(図では22、2
3)と調整ロッド19との間に適切な相互作用が確実に
行われるようにすることができる。
ング32によって発生する摩擦力に逆らいながら軸直角
方向に移動することができ、該調整ロッド19の中心軸
33と後述する中央通路21の中心軸34との間に製造
の過程で生じた軸直角方向の芯ずれaを吸収でき、その
結果、調整ロッド19とピストンロッド組立体10との
間で軸直角方向の力が発生するのを確実に防止でき、ま
た後述するように第1および第2通路(図では22、2
3)と調整ロッド19との間に適切な相互作用が確実に
行われるようにすることができる。
【0029】上記ピストンロッド組立体10は以下の構
造を有している。即ち、ピストンロッド10′のシリン
ダ内側部分10aに、段差51に当接するように支持プ
レート48,ばね31,下部ピストン11,ばね30,
スペーサ46,ばね29,上部ピストン12,ばね2
8,及びシム50を順次重ねて配置し、ナット49で締
め付け固定した構造となっている。
造を有している。即ち、ピストンロッド10′のシリン
ダ内側部分10aに、段差51に当接するように支持プ
レート48,ばね31,下部ピストン11,ばね30,
スペーサ46,ばね29,上部ピストン12,ばね2
8,及びシム50を順次重ねて配置し、ナット49で締
め付け固定した構造となっている。
【0030】上記下部,上部ピストン11,12は、シ
リンダ9の内部空間を3つの第1,第2,第3空間U,
U′,U′′に画成している。第1空間Uは上部ピスト
ン12とシリンダ閉塞端部との間に位置しており、この
第1空間Uは圧縮行程の進行度合いの関数として、つま
り圧縮行程が進行するほど小さくなるように変化する。
上記第2空間U′は2つのピストン11,12の間にあ
り一定で変化しない。また上記第3空間U′′は下部ピ
ストン11とシリンダ開口端部との間に位置しており、
伸行程の進行度合いの関数として、つまり伸行程が進行
するほど小さくなるように変化する。
リンダ9の内部空間を3つの第1,第2,第3空間U,
U′,U′′に画成している。第1空間Uは上部ピスト
ン12とシリンダ閉塞端部との間に位置しており、この
第1空間Uは圧縮行程の進行度合いの関数として、つま
り圧縮行程が進行するほど小さくなるように変化する。
上記第2空間U′は2つのピストン11,12の間にあ
り一定で変化しない。また上記第3空間U′′は下部ピ
ストン11とシリンダ開口端部との間に位置しており、
伸行程の進行度合いの関数として、つまり伸行程が進行
するほど小さくなるように変化する。
【0031】また上記上部ピストン12には、上記第
1,第2空間U,U′を連通可能の複数の上部通路27
が形成されており、該各上部通路27は上記板ばね2
8,29により開閉される。また上記下部ピストン11
には、上記第2,第3空間U′,U′′を連通可能の複
数の下部通路26が形成されており、該各下部通路26
は上記板ばね30,31により開閉される。なお、上記
各通路27,26には、板ばね28〜31の閉時にも作
動媒体の通路27,26内への流入を許容する切欠部2
7a,26aが形成されている。
1,第2空間U,U′を連通可能の複数の上部通路27
が形成されており、該各上部通路27は上記板ばね2
8,29により開閉される。また上記下部ピストン11
には、上記第2,第3空間U′,U′′を連通可能の複
数の下部通路26が形成されており、該各下部通路26
は上記板ばね30,31により開閉される。なお、上記
各通路27,26には、板ばね28〜31の閉時にも作
動媒体の通路27,26内への流入を許容する切欠部2
7a,26aが形成されている。
【0032】上記ピストンロッド10′には中央通路2
1が同軸をなすように形成されている。また該中央通路
21は上記ピストンロッド10′及び上記スペーサ46
に軸直角方向に貫通形成された第1通路22を介して上
記第2空間U′に、及びピストンロッド10′に形成さ
れた第2通路23を介して上記第3空間U′′にそれぞ
れ連通している。また上記中央通路21の第2通路23
近傍には流量調整用のノズル26′が嵌合配置されてお
り、該ノズル26′内にはピストンロッド10′内に進
退可能に挿入された弁軸24の弁部25が位置してい
る。この弁軸24を進退させることにより作動媒体の第
1空間Uから第3空間U′′への流れ抵抗を調整可能な
っている。なお、弁軸24の進退動作は締結部品2に螺
装されたツマミ2aを回転させることにより行われる。
1が同軸をなすように形成されている。また該中央通路
21は上記ピストンロッド10′及び上記スペーサ46
に軸直角方向に貫通形成された第1通路22を介して上
記第2空間U′に、及びピストンロッド10′に形成さ
れた第2通路23を介して上記第3空間U′′にそれぞ
れ連通している。また上記中央通路21の第2通路23
近傍には流量調整用のノズル26′が嵌合配置されてお
り、該ノズル26′内にはピストンロッド10′内に進
退可能に挿入された弁軸24の弁部25が位置してい
る。この弁軸24を進退させることにより作動媒体の第
1空間Uから第3空間U′′への流れ抵抗を調整可能な
っている。なお、弁軸24の進退動作は締結部品2に螺
装されたツマミ2aを回転させることにより行われる。
【0033】次に本実施形態の作用効果を説明する。ピ
ストンロッド組立体10がシリンダ9内に進入する圧縮
行程の初期、即ち図1に示す状態では、媒体は、圧縮量
の増加に応じて第1空間Uから中央通路21及び第1通
路22又は第2通路23を通って第2空間U′又は第3
空間U′′へ矢印A又はCの方向に流れる。また第2空
間間U′から下部ピストン11の下部通路26を通り、
板ばね31を押し開いて第3空間U′′へ矢印B方向に
流れる。作動媒体は、このように下部ピストン11を通
って分流される。
ストンロッド組立体10がシリンダ9内に進入する圧縮
行程の初期、即ち図1に示す状態では、媒体は、圧縮量
の増加に応じて第1空間Uから中央通路21及び第1通
路22又は第2通路23を通って第2空間U′又は第3
空間U′′へ矢印A又はCの方向に流れる。また第2空
間間U′から下部ピストン11の下部通路26を通り、
板ばね31を押し開いて第3空間U′′へ矢印B方向に
流れる。作動媒体は、このように下部ピストン11を通
って分流される。
【0034】なお、上記ピストンロッド10′のシリン
ダ内進入により実質的なシリンダ内容積が小さくなる
が、該ピストンロッド進入容積に応じた量の媒体は連通
路7を通って蓄圧器4内に貯留される。
ダ内進入により実質的なシリンダ内容積が小さくなる
が、該ピストンロッド進入容積に応じた量の媒体は連通
路7を通って蓄圧器4内に貯留される。
【0035】圧縮行程が図3に示す状態まで進行する
と、調整ロッド19の円錐状の下部19bの一部が上記
中央通路21内に進入する。これにより流れAは制限さ
れて油圧が上昇し、上部ピストン12の上部通路27の
板ばね29を押し開き、流れDが生じる。作動媒体は第
1空間Uから第2空間U′へ上部通路27を通って流れ
る。今や、トータルの減衰力は、図1に示す段階におけ
るものよりも大きくなっている。
と、調整ロッド19の円錐状の下部19bの一部が上記
中央通路21内に進入する。これにより流れAは制限さ
れて油圧が上昇し、上部ピストン12の上部通路27の
板ばね29を押し開き、流れDが生じる。作動媒体は第
1空間Uから第2空間U′へ上部通路27を通って流れ
る。今や、トータルの減衰力は、図1に示す段階におけ
るものよりも大きくなっている。
【0036】そして圧縮行程の終期、即ち、図4に示す
状態では、調整ロッド19は完全にピストンロッド1
0′の中央通路21を塞いでしまっており、第1空間U
から第2空間U′への流れは全て流れDに従うことにな
る。この圧縮位置において最大の減衰力が生じる。な
お、第2空間U′から第1通路22,中央通路21,第
2通路23を通って第3空間U′′に向かう流れCは僅
かに残っている。
状態では、調整ロッド19は完全にピストンロッド1
0′の中央通路21を塞いでしまっており、第1空間U
から第2空間U′への流れは全て流れDに従うことにな
る。この圧縮位置において最大の減衰力が生じる。な
お、第2空間U′から第1通路22,中央通路21,第
2通路23を通って第3空間U′′に向かう流れCは僅
かに残っている。
【0037】このように圧縮行程においては、上記調整
ロッド19は、圧縮行程の進行度合の関数となっている
進入度合だけ上記中央通路21内に進入するようになっ
ている。上記ピストンロッド10′がその予想圧縮距離
の約半分だけシリンダ9内に進入すると、調整ロッド1
9と中央通路21との間で相互作用、つまり媒体の流れ
抵抗を変化させる作用が起こり、そしてこの相互作用
は、圧縮量が増加する度合いに応じて強くなり、上記流
れ抵抗が大きくなる。
ロッド19は、圧縮行程の進行度合の関数となっている
進入度合だけ上記中央通路21内に進入するようになっ
ている。上記ピストンロッド10′がその予想圧縮距離
の約半分だけシリンダ9内に進入すると、調整ロッド1
9と中央通路21との間で相互作用、つまり媒体の流れ
抵抗を変化させる作用が起こり、そしてこの相互作用
は、圧縮量が増加する度合いに応じて強くなり、上記流
れ抵抗が大きくなる。
【0038】ここで調整ロッド19の中心軸33と中央
通路21の中心軸34との間に製造の過程でできた不一
致、即ち芯ずれがあると、調整ロッド19とピストンロ
ッド組立体10との間に軸直角方向(半径方向)の力が
生じ、その程度によっては両者が摩耗し損傷する問題が
生じ、また、第1,第2通路22,23への流れ抵抗の
調整が目標通りに行われない問題が生じる。
通路21の中心軸34との間に製造の過程でできた不一
致、即ち芯ずれがあると、調整ロッド19とピストンロ
ッド組立体10との間に軸直角方向(半径方向)の力が
生じ、その程度によっては両者が摩耗し損傷する問題が
生じ、また、第1,第2通路22,23への流れ抵抗の
調整が目標通りに行われない問題が生じる。
【0039】本実施形態では、上記問題を確実に回避す
るために、圧縮行程の間、調整ロッド19を矢印35,
36の方向に平行にずらすことができ、従って中心線3
3と34とを実質的に一致させることができるようにな
っている。
るために、圧縮行程の間、調整ロッド19を矢印35,
36の方向に平行にずらすことができ、従って中心線3
3と34とを実質的に一致させることができるようにな
っている。
【0040】即ち、本実施形態によれば、上記調整ロッ
ド19の外表面37aは、保持器20による保持力F
1,F2によってOリング32を介してシリンダ底面3
9に押圧されているが、例えばaの大きさの上記芯ずれ
があると、調整ロッド19の下部19bとピストンロッ
ド10′の中央通路21の上部との相互作用により横方
向の力F3が発生する。これにより上記調整ロッド19
は、外表面37aがシリンダ底面39上を上記押圧力に
よる摩擦力に抗してスライドすることにより平行移動
し、該移動後は該位置に留まる。
ド19の外表面37aは、保持器20による保持力F
1,F2によってOリング32を介してシリンダ底面3
9に押圧されているが、例えばaの大きさの上記芯ずれ
があると、調整ロッド19の下部19bとピストンロッ
ド10′の中央通路21の上部との相互作用により横方
向の力F3が発生する。これにより上記調整ロッド19
は、外表面37aがシリンダ底面39上を上記押圧力に
よる摩擦力に抗してスライドすることにより平行移動
し、該移動後は該位置に留まる。
【0041】次にピストンロッド組立体10がシリンダ
外方に移動する伸行程の初期では、図5に示すように、
位置は図4の場合と同じであるが、図4における流れの
方向と逆の流れE、FおよびGが生じ、伸び行程におけ
る最大の減衰力になっている。作動媒体は、板ばね30
を押し開いて第3空間U′′から第2空間U′に流れ、
さらに板ばね28を押し開いて第2空間U′から第1空
間Uに流れる。
外方に移動する伸行程の初期では、図5に示すように、
位置は図4の場合と同じであるが、図4における流れの
方向と逆の流れE、FおよびGが生じ、伸び行程におけ
る最大の減衰力になっている。作動媒体は、板ばね30
を押し開いて第3空間U′′から第2空間U′に流れ、
さらに板ばね28を押し開いて第2空間U′から第1空
間Uに流れる。
【0042】伸行程が終期に近づくと、図6に示すよう
に、図1の場合に対応しているが、動作は逆方向とな
る。この段階での作動媒体は、第3空間U′′から流れ
Eにより第2空間U′に流れ、また、第1,第2通路2
2,23から中央通路21を通って第1空間Uに流れ
る。なおこの場合には、上部ピストン12の上部通路2
7の板ばね28は開かない。
に、図1の場合に対応しているが、動作は逆方向とな
る。この段階での作動媒体は、第3空間U′′から流れ
Eにより第2空間U′に流れ、また、第1,第2通路2
2,23から中央通路21を通って第1空間Uに流れ
る。なおこの場合には、上部ピストン12の上部通路2
7の板ばね28は開かない。
【0043】このように本実施形態のショックアブソー
バ装置1では、調整ロッド19が作動媒体(オイル)の
流れ抵抗を調整し、圧縮時には、減衰力は先ず1個のピ
ストン11により、続いて2個のピストン11,12に
よって発生する。そしてこの場合、上記調整ロッド19
の下部19bが円錐状に形成されているので、上記作動
媒体の第1,第2通路22,23を通る流れの抵抗は圧
縮行程の進行に応じて徐々に強くなる。即ち、上記円錐
部分がピストンロッドの中央通路21内に進入して行く
とき、流れを次第に制限して行き、これにより作動媒体
が上部ピストン12をも通過するようになり、減衰力が
大きくなる。
バ装置1では、調整ロッド19が作動媒体(オイル)の
流れ抵抗を調整し、圧縮時には、減衰力は先ず1個のピ
ストン11により、続いて2個のピストン11,12に
よって発生する。そしてこの場合、上記調整ロッド19
の下部19bが円錐状に形成されているので、上記作動
媒体の第1,第2通路22,23を通る流れの抵抗は圧
縮行程の進行に応じて徐々に強くなる。即ち、上記円錐
部分がピストンロッドの中央通路21内に進入して行く
とき、流れを次第に制限して行き、これにより作動媒体
が上部ピストン12をも通過するようになり、減衰力が
大きくなる。
【0044】ここで上記調整ロッド19をシリンダ9内
に軸直角方向(半径方向)に移動不能に固着した場合に
は、該調整ロッド19とピストンロッド10′との半径
方向の芯ずれが僅かであった場合でも、調整ロッド19
は実質的に半径方向の大きな力がかかり、結果として摩
耗し損傷してしまうであろう。
に軸直角方向(半径方向)に移動不能に固着した場合に
は、該調整ロッド19とピストンロッド10′との半径
方向の芯ずれが僅かであった場合でも、調整ロッド19
は実質的に半径方向の大きな力がかかり、結果として摩
耗し損傷してしまうであろう。
【0045】本実施形態では、上記問題点を回避するた
めに、調整ロッド19を軸方向には固定であるものの半
径方向には移動可能に取り付けたので、調整ロッド19
はピストンロッド10′に対して半径方向に少しずれて
いても自己調整でき、その結果上記半径方向の大きな力
の発生を防止でき、摩耗,損傷を防止できる。なお、上
記調整ロッド19のフランジ37と保持器20との間の
距離は、Oリング32が軸方向に締め付けられる間隔に
設定されており、また保持器20のガイド穴20′の直
径は調整ロッド19の上部19cより約0.5mm大き
くなっており、これによって調整ロッド19を相応の分
だけ半径方向に移動させることができる。
めに、調整ロッド19を軸方向には固定であるものの半
径方向には移動可能に取り付けたので、調整ロッド19
はピストンロッド10′に対して半径方向に少しずれて
いても自己調整でき、その結果上記半径方向の大きな力
の発生を防止でき、摩耗,損傷を防止できる。なお、上
記調整ロッド19のフランジ37と保持器20との間の
距離は、Oリング32が軸方向に締め付けられる間隔に
設定されており、また保持器20のガイド穴20′の直
径は調整ロッド19の上部19cより約0.5mm大き
くなっており、これによって調整ロッド19を相応の分
だけ半径方向に移動させることができる。
【0046】また弾性部材としてのOリング32を上記
フランジ37と保持器20との間に介在させたので、調
整ロッド19がピストンロッド10′の中央通路21内
に進入した時に芯ずれの分だけ平行移動した際に、該調
整ロッド19をOリング32の摩擦力によってその新た
な位置にとどまらせることができる。
フランジ37と保持器20との間に介在させたので、調
整ロッド19がピストンロッド10′の中央通路21内
に進入した時に芯ずれの分だけ平行移動した際に、該調
整ロッド19をOリング32の摩擦力によってその新た
な位置にとどまらせることができる。
【0047】本実施形態のショックアブソーバ装置(こ
こではPDSと呼ぶ)1の減衰特性は、従来のモトクロ
ス用モータサイクル(MC)において、ショックアブソ
ーバ装置をリンク機構を介して車体フレームに連結した
場合に基づいて作成することが可能である。この従来の
リンク機構は、車輪の運動をショックアブソーバ装置に
段々逓増しながら伝達するものであり、即ち、同じ車輪
の移動量に対する圧縮終了時のショックアブソーバ装置
の移動量を圧縮開始時よりも大きくするものである。こ
れにより、圧縮終了時の減衰力が圧縮開始時の減衰力よ
りも大きくなる、いわゆるプログレッシブ特性(逓増特
性)が得られる。
こではPDSと呼ぶ)1の減衰特性は、従来のモトクロ
ス用モータサイクル(MC)において、ショックアブソ
ーバ装置をリンク機構を介して車体フレームに連結した
場合に基づいて作成することが可能である。この従来の
リンク機構は、車輪の運動をショックアブソーバ装置に
段々逓増しながら伝達するものであり、即ち、同じ車輪
の移動量に対する圧縮終了時のショックアブソーバ装置
の移動量を圧縮開始時よりも大きくするものである。こ
れにより、圧縮終了時の減衰力が圧縮開始時の減衰力よ
りも大きくなる、いわゆるプログレッシブ特性(逓増特
性)が得られる。
【0048】本実施形態のショックアブソーバ装置1
は、リンク機構を要することなく上記逓増特性が得ら
れ、モトクロスMCの懸架と減衰に採用できる。モトク
ロスMCに要求される逓増特性(圧縮行程の進行に伴っ
て減衰力が逓増する特性)は、本発明のショックアブソ
ーバ装置を使って以下の手順により完全にあるいは部分
的に得ることができる。
は、リンク機構を要することなく上記逓増特性が得ら
れ、モトクロスMCの懸架と減衰に採用できる。モトク
ロスMCに要求される逓増特性(圧縮行程の進行に伴っ
て減衰力が逓増する特性)は、本発明のショックアブソ
ーバ装置を使って以下の手順により完全にあるいは部分
的に得ることができる。
【0049】第1段階:ショックアブソーバ装置を締結
することができ、同時に最良の逓増伝達曲線が得られる
フレームとスイベルアーム(後輪支持アーム)における
アタッチメントポイントが選択される。
することができ、同時に最良の逓増伝達曲線が得られる
フレームとスイベルアーム(後輪支持アーム)における
アタッチメントポイントが選択される。
【0050】第2段階:標準のアブソーバの減衰曲線
(位置に依存しない)を、ショックアブソーバジオメト
リ用伝達曲線に基づいて後輪(位置に依存)の減衰曲線
に変換する。
(位置に依存しない)を、ショックアブソーバジオメト
リ用伝達曲線に基づいて後輪(位置に依存)の減衰曲線
に変換する。
【0051】第3段階:後輪(位置に依存)の減衰曲線
をPDSジオメトリ用伝達曲線に基づいてPDSショッ
クアブソーバ(位置に依存)の減衰曲線に変換する。こ
れにより、”最適な”位置に依存したショックアブソー
バが異なる位置において果たすことが判る。
をPDSジオメトリ用伝達曲線に基づいてPDSショッ
クアブソーバ(位置に依存)の減衰曲線に変換する。こ
れにより、”最適な”位置に依存したショックアブソー
バが異なる位置において果たすことが判る。
【0052】第4段階:PDSアブソーバは4本の異な
る減衰曲線(2本は圧縮運動のもので、もう2本は帰還
運動のもの)を与え、これらの曲線は円錐形の調整ロッ
ドにより段差なく遷移する。PDSアブソーバが第3段
階に従った正しい減衰曲線を持つ2個所の車輪上の位置
が選択される。これら2個所は、一方が車輪の運動全体
の約半分の”駆動位置”であり、他方は、車輪の運動全
体の約5/6になっている圧縮状態の位置である。
る減衰曲線(2本は圧縮運動のもので、もう2本は帰還
運動のもの)を与え、これらの曲線は円錐形の調整ロッ
ドにより段差なく遷移する。PDSアブソーバが第3段
階に従った正しい減衰曲線を持つ2個所の車輪上の位置
が選択される。これら2個所は、一方が車輪の運動全体
の約半分の”駆動位置”であり、他方は、車輪の運動全
体の約5/6になっている圧縮状態の位置である。
【0053】第5段階:4本の減衰曲線は4つの多項式
として適用される。圧縮曲線には4次、帰還曲線には3
次多項式となる。同時に、PDSアブソーバが第4段階
に従って2個所の位置において正しい減衰力、即ち、8
+6=14の多項式の係数と14組の値を与える4つま
たは3つの速度が選択される。
として適用される。圧縮曲線には4次、帰還曲線には3
次多項式となる。同時に、PDSアブソーバが第4段階
に従って2個所の位置において正しい減衰力、即ち、8
+6=14の多項式の係数と14組の値を与える4つま
たは3つの速度が選択される。
【0054】第6段階:ピストンロッドの中央通路を通
るオイルの流れでの圧力低下が高流量の場合大きく、ピ
ストンの弁は開いて流れの一部を取り込む。弁を通る流
れと中央通路を通る流れの和は、ショックアブソーバの
速度によって与えられるが、分布は未知である。これら
の流れを計算するためには、正確に同一の2つの構造の
間の圧力低下を生じさせる分布を知ることが必要であ
る。
るオイルの流れでの圧力低下が高流量の場合大きく、ピ
ストンの弁は開いて流れの一部を取り込む。弁を通る流
れと中央通路を通る流れの和は、ショックアブソーバの
速度によって与えられるが、分布は未知である。これら
の流れを計算するためには、正確に同一の2つの構造の
間の圧力低下を生じさせる分布を知ることが必要であ
る。
【0055】第7段階:第5段階に従って14の多項式
の係数と、第6段階に従った圧力低下とは、第5段階の
4+3の速度において合わせて8+6の減衰力(実際
値)を与える。
の係数と、第6段階に従った圧力低下とは、第5段階の
4+3の速度において合わせて8+6の減衰力(実際
値)を与える。
【0056】第8段階:第6段階の制約を満足させなが
ら、14の多項式の係数を変えることによって、14個
の実際の値と最小自乗法による値の組との間の差を小さ
くすることは可能である。この方法による14個の多項
式の係数から第4段階による4種類の減衰曲線を得る。
ら、14の多項式の係数を変えることによって、14個
の実際の値と最小自乗法による値の組との間の差を小さ
くすることは可能である。この方法による14個の多項
式の係数から第4段階による4種類の減衰曲線を得る。
【0057】第9段階:4本の減衰曲線が物理的に可能
になるようにこれらの曲線をチェックする。大きな問題
は、中央通路と相互作用することになるピストンの圧縮
減衰である。中央通路の特性は逓増的(二次曲線)であ
って、ピストンの速度が速い(主として圧縮運動の間に
起きる)と、第2ピストンの弁が今まで以上の割合の流
れを分担しなければならなくなるのである。従って、こ
の弁の特性は、総合的な減衰曲線が線形でなければなら
ないなら、中央通路の特性を補償するため逓減的でなけ
ればならない。前記の減衰曲線は実現が可能である。従
って、車輪の異なった2個所の位置での減衰特性を計算
し、これらの間で段差のない遷移を行い、逓増特性のリ
ンク機構と位置に依存した減衰とを行うMCの減衰機能
をシミュレートすることが可能である。
になるようにこれらの曲線をチェックする。大きな問題
は、中央通路と相互作用することになるピストンの圧縮
減衰である。中央通路の特性は逓増的(二次曲線)であ
って、ピストンの速度が速い(主として圧縮運動の間に
起きる)と、第2ピストンの弁が今まで以上の割合の流
れを分担しなければならなくなるのである。従って、こ
の弁の特性は、総合的な減衰曲線が線形でなければなら
ないなら、中央通路の特性を補償するため逓減的でなけ
ればならない。前記の減衰曲線は実現が可能である。従
って、車輪の異なった2個所の位置での減衰特性を計算
し、これらの間で段差のない遷移を行い、逓増特性のリ
ンク機構と位置に依存した減衰とを行うMCの減衰機能
をシミュレートすることが可能である。
【0058】なお本発明の構成上の特徴点は、以下のよ
うに表現することも可能である。 I. シリンダ9と、このシリンダ9内に設けられ、ピス
トンロッド10′に順次重ねられた少なくとも2個のピ
ストン1,12を含むピストンロッド組立体10と、ピ
ストンの上側空間,間空間,下側空間U,U’,U”と
の間で流れる媒体の流れのための中央通路21と、シリ
ンダの内部に設けられ、最大圧縮位置に対してピストン
がどれ位近くにあるかの関数となっている進入の度合い
の分だけ上記中央通路21内に進入するように意図さ
れ、以て、ショックアブソーバの減衰能力を進入の度合
いの関数として、その中央通路21を通る作動媒体の流
れに作用することによって変化させる調整ロッド19と
を持つショックアブソーバ装置1の中で、効果的な(本
質的に臨界点のない)機能を保証する装置であって、上
記調整ロッド19がシリンダの中で軸線と直角の横方向
(35、36)にずれることができるように取り付けら
れていることと、中央通路21と調整ロッド19の中心
線(33、34)間にずれ(a)があると、調整ロッド
19とピストン11,12およびピストンロッド組立体
10との間で中央通路21を介して行われる相互作用の
結果として、調整ロッド19の中心線33を中央通路2
1の中心線34に揃える運動を調整ロッド19に割り当
てることのできることとを特徴とする。
うに表現することも可能である。 I. シリンダ9と、このシリンダ9内に設けられ、ピス
トンロッド10′に順次重ねられた少なくとも2個のピ
ストン1,12を含むピストンロッド組立体10と、ピ
ストンの上側空間,間空間,下側空間U,U’,U”と
の間で流れる媒体の流れのための中央通路21と、シリ
ンダの内部に設けられ、最大圧縮位置に対してピストン
がどれ位近くにあるかの関数となっている進入の度合い
の分だけ上記中央通路21内に進入するように意図さ
れ、以て、ショックアブソーバの減衰能力を進入の度合
いの関数として、その中央通路21を通る作動媒体の流
れに作用することによって変化させる調整ロッド19と
を持つショックアブソーバ装置1の中で、効果的な(本
質的に臨界点のない)機能を保証する装置であって、上
記調整ロッド19がシリンダの中で軸線と直角の横方向
(35、36)にずれることができるように取り付けら
れていることと、中央通路21と調整ロッド19の中心
線(33、34)間にずれ(a)があると、調整ロッド
19とピストン11,12およびピストンロッド組立体
10との間で中央通路21を介して行われる相互作用の
結果として、調整ロッド19の中心線33を中央通路2
1の中心線34に揃える運動を調整ロッド19に割り当
てることのできることとを特徴とする。
【0059】II. 上記I において、調整ロッド19が軸
方向には本質的に固定され、同時に半径方向にはずれる
ことができるように設けられていることを特徴とする。
方向には本質的に固定され、同時に半径方向にはずれる
ことができるように設けられていることを特徴とする。
【0060】III. 上記I 又はIIにおいて、調整ロッド
19が、ガイド穴20′を調整ロッド19のために持つ
保持器20によってシリンダ9の閉塞端部に取り付けら
れていることと、この保持器20が、好適には弾性要素
32を介して調整ロッド19のフランジ37と相互作用
をする外表面40を持っていることと、フランジ37を
上記シリンダ9の底面39に対して押しつけ、以て、調
整ロッド19を軸方向には固定し、半径方向には摩擦に
抗して移動可能とすることを特徴とする。
19が、ガイド穴20′を調整ロッド19のために持つ
保持器20によってシリンダ9の閉塞端部に取り付けら
れていることと、この保持器20が、好適には弾性要素
32を介して調整ロッド19のフランジ37と相互作用
をする外表面40を持っていることと、フランジ37を
上記シリンダ9の底面39に対して押しつけ、以て、調
整ロッド19を軸方向には固定し、半径方向には摩擦に
抗して移動可能とすることを特徴とする。
【0061】IV. 上記III において、例えばOリング等
の前記弾性要素32が上記摩擦機能を果たし、この弾性
要素が、軸方向に作用されて上記調整ロッド19が横方
向にずれた新たな位置にとどまるようにすることを特徴
とする。
の前記弾性要素32が上記摩擦機能を果たし、この弾性
要素が、軸方向に作用されて上記調整ロッド19が横方
向にずれた新たな位置にとどまるようにすることを特徴
とする。
【0062】V. 上記I ないしIVの何れかにおいて、保
持器20が先端が切られた円錐形の外形(円錐台形)を
持ち、円錐台形の最大直径の部位に形成されているフラ
ンジ20aを介してシリンダに固定されていることと、
円錐台形の外部表面40が弾性要素32,調整ロッド1
9のフランジ37に相互作用をすることを特徴とする。
持器20が先端が切られた円錐形の外形(円錐台形)を
持ち、円錐台形の最大直径の部位に形成されているフラ
ンジ20aを介してシリンダに固定されていることと、
円錐台形の外部表面40が弾性要素32,調整ロッド1
9のフランジ37に相互作用をすることを特徴とする。
【0063】VI. 上記V において、順次重ねられたピス
トン11,12がピストンロッド10′の外部表面43
に直接接触するように、つまり間に何も介在させること
なく装着されていることを特徴とする。
トン11,12がピストンロッド10′の外部表面43
に直接接触するように、つまり間に何も介在させること
なく装着されていることを特徴とする。
【0064】VII. 上記VIにおいて、順次重ねて固着さ
れたそれぞれのピストンが、それを介してピストンロッ
ド10と相互作用をすることができる第1部分42a
と、シリンダの内部壁1cとそれによって各ピストンが
相互作用をする第2部分44と、第1および第2部分を
接続し、各ピストンの隣接する空間を連通する通路27
が設けられた第3部分47とによって設計されているこ
とと、こられの部分の軸方向端部に板ばね28,29,
30,31が設けられ、これらによってショックアブソ
ーバの機能をしている間は通路27を開閉調整すること
を特徴とする。
れたそれぞれのピストンが、それを介してピストンロッ
ド10と相互作用をすることができる第1部分42a
と、シリンダの内部壁1cとそれによって各ピストンが
相互作用をする第2部分44と、第1および第2部分を
接続し、各ピストンの隣接する空間を連通する通路27
が設けられた第3部分47とによって設計されているこ
とと、こられの部分の軸方向端部に板ばね28,29,
30,31が設けられ、これらによってショックアブソ
ーバの機能をしている間は通路27を開閉調整すること
を特徴とする。
【0065】VIII. 上記VI又はVII において、それら
のピストンがピストンロッドの外部表面43の上に配設
され、それらの間にスペーサ46があり、このスペーサ
46及びピストンロッド10′に中央通路21と空間
U′とを連通する第1通路22が形成されていること
と、ピストンロッド10′に中央通路21と空間U′′
とを連通する第2通路23が形成されていることと、上
部ピストン12,スペーサ46、下部ピストン11及び
各板ばね28〜31を支持プレート48を介して段差5
1に対して押し付ける締結部材49によってそれらかピ
ストンロッド10′に固定されていることを特徴とす
る。
のピストンがピストンロッドの外部表面43の上に配設
され、それらの間にスペーサ46があり、このスペーサ
46及びピストンロッド10′に中央通路21と空間
U′とを連通する第1通路22が形成されていること
と、ピストンロッド10′に中央通路21と空間U′′
とを連通する第2通路23が形成されていることと、上
部ピストン12,スペーサ46、下部ピストン11及び
各板ばね28〜31を支持プレート48を介して段差5
1に対して押し付ける締結部材49によってそれらかピ
ストンロッド10′に固定されていることを特徴とす
る。
【0066】また本発明の作用効果上の利点は以下のよ
うに表現することも可能である。 i.中央通路の作動媒体の流れ抵抗の有効で予測可能な制
御機能が得られる。
うに表現することも可能である。 i.中央通路の作動媒体の流れ抵抗の有効で予測可能な制
御機能が得られる。
【0067】ii. 組み立ておよび検査コストが連続生産
において削減可能である。加えて、ピストンロッド組立
体は、ピストンロッドとピストンの向きに関してかなり
精密に設計することができる。かなり精密に設計するこ
とによって、シリンダとの間のシール機能が有効に働
き、同時に、必要な精密さはシリンダ内での中央凹部の
中心合わせの際に得られる。
において削減可能である。加えて、ピストンロッド組立
体は、ピストンロッドとピストンの向きに関してかなり
精密に設計することができる。かなり精密に設計するこ
とによって、シリンダとの間のシール機能が有効に働
き、同時に、必要な精密さはシリンダ内での中央凹部の
中心合わせの際に得られる。
【0068】iii.バイクのシャーシに複雑なリンクおよ
びリンケージを使わなくても、ショックアブソーバ装置
に有効な減衰特性が確立できる。ショックアブソーバ装
置自身が車輪の運動のショックアブソーバ装置への伝達
を逓増させるのと同様の作用をするのである。即ち、車
輪の運動によるショックアブソーバ装置の圧縮終了位置
での移動量が圧縮開始位置での移動量よりも大きくなっ
たのと同様に作用し、もって減衰力を逓増するのであ
る。この場合、中央通路と調整ロッドとが減衰力の逓増
作用を行うのである。この逓増する特性、および弁機能
のためのピストンの内の1個が持つ逓減する特性は、シ
ョック・アブソーバ全体としての線形あるいは所要の減
衰機能を与える機能を協調させて使われる。
びリンケージを使わなくても、ショックアブソーバ装置
に有効な減衰特性が確立できる。ショックアブソーバ装
置自身が車輪の運動のショックアブソーバ装置への伝達
を逓増させるのと同様の作用をするのである。即ち、車
輪の運動によるショックアブソーバ装置の圧縮終了位置
での移動量が圧縮開始位置での移動量よりも大きくなっ
たのと同様に作用し、もって減衰力を逓増するのであ
る。この場合、中央通路と調整ロッドとが減衰力の逓増
作用を行うのである。この逓増する特性、および弁機能
のためのピストンの内の1個が持つ逓減する特性は、シ
ョック・アブソーバ全体としての線形あるいは所要の減
衰機能を与える機能を協調させて使われる。
【0069】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、上記特許請求の範囲と発明の主旨の範
囲内であれば変形することができる。本発明のショック
アブソーバ装置は、機械式リンク機構と組み合わせて使
ってよく、また自動車、バイク、その他の車両等にとっ
て有用である。
るものではなく、上記特許請求の範囲と発明の主旨の範
囲内であれば変形することができる。本発明のショック
アブソーバ装置は、機械式リンク機構と組み合わせて使
ってよく、また自動車、バイク、その他の車両等にとっ
て有用である。
【0070】
【発明の作用効果】請求項1の発明によれば、ピストン
ロッドにシリンダ内の一方の空間と他方の空間とを連通
する中央通路を形成し、外中央通路内に進入して該中央
通路内を通る作動媒体の流れ抵抗を調整する調整ロッド
を配設するとともに、該調整ロッドを上記中央通路の軸
線方向には実質的に固定とし、上記軸線と直角方向には
移動可能としたので、中央通路と調整ロッドとが軸直角
方向にずれている場合には、該調整ロッドが上記中央通
路との軸線のずれ量に応じて自動調芯され、調整ロッド
に軸直角方向の大きな力が作用するのを回避でき、調整
ロッド,中央通路回りの摩耗,損傷を防止して寿命を延
長できる効果がある。
ロッドにシリンダ内の一方の空間と他方の空間とを連通
する中央通路を形成し、外中央通路内に進入して該中央
通路内を通る作動媒体の流れ抵抗を調整する調整ロッド
を配設するとともに、該調整ロッドを上記中央通路の軸
線方向には実質的に固定とし、上記軸線と直角方向には
移動可能としたので、中央通路と調整ロッドとが軸直角
方向にずれている場合には、該調整ロッドが上記中央通
路との軸線のずれ量に応じて自動調芯され、調整ロッド
に軸直角方向の大きな力が作用するのを回避でき、調整
ロッド,中央通路回りの摩耗,損傷を防止して寿命を延
長できる効果がある。
【0071】請求項2の発明によれば、上記調整ロッド
のフランジをシリンダ内表面(底面)に軸直角方向にス
ライド可能に当接させるとともに保持器により軸線方向
に押圧したので、調整ロッドを実質的に上記軸線方向に
は固定とし、かつ軸線と直角方向には移動可能とするこ
とができ、上述の自動調芯動作を簡単な構造により実現
できる効果がある。
のフランジをシリンダ内表面(底面)に軸直角方向にス
ライド可能に当接させるとともに保持器により軸線方向
に押圧したので、調整ロッドを実質的に上記軸線方向に
は固定とし、かつ軸線と直角方向には移動可能とするこ
とができ、上述の自動調芯動作を簡単な構造により実現
できる効果がある。
【0072】請求項3の発明によれば、上記フランジと
保持器との間にOリング等の弾性体を介在させたので、
上記調整ロッドが軸線と直角方向に移動した際に該移動
後位置に該調整ロッドを留まらせることができ、上記軸
直角方向の力の発生をより一層確実に防止できる効果が
ある。
保持器との間にOリング等の弾性体を介在させたので、
上記調整ロッドが軸線と直角方向に移動した際に該移動
後位置に該調整ロッドを留まらせることができ、上記軸
直角方向の力の発生をより一層確実に防止できる効果が
ある。
【0073】請求項4の発明によれば、上記保持器を円
錐台形状のものとし、該円錐台形の最大直径部周縁に形
成されたフランジを介してシリンダに固定したので、上
述の調整ロッドを自動調芯し、かつ調整後の位置に留ま
らせる動作を簡単な構造により実現できる効果がある。
錐台形状のものとし、該円錐台形の最大直径部周縁に形
成されたフランジを介してシリンダに固定したので、上
述の調整ロッドを自動調芯し、かつ調整後の位置に留ま
らせる動作を簡単な構造により実現できる効果がある。
【0074】請求項5の発明によれば、上記調整ロッド
を円柱状の円柱部分と円錐部分とを備えたものとし、圧
縮行程の進行に伴って円錐部分が上記中央通路内に進入
するようにしたので、圧縮行程の進行に伴って上記作動
媒体の流れ抵抗を逓増させることができ、これにより簡
単な構造により減衰力の逓増特性を実現できる効果があ
り、従来装置では必要であったリンク機構を不要するこ
とも可能である。
を円柱状の円柱部分と円錐部分とを備えたものとし、圧
縮行程の進行に伴って円錐部分が上記中央通路内に進入
するようにしたので、圧縮行程の進行に伴って上記作動
媒体の流れ抵抗を逓増させることができ、これにより簡
単な構造により減衰力の逓増特性を実現できる効果があ
り、従来装置では必要であったリンク機構を不要するこ
とも可能である。
【0075】請求項6の発明によれば、上記ピストンロ
ッド組立体を2個のピストンを備えたものとしてシリン
ダ内を第1〜第3空間に画成し、上記調整ロッドが中央
通路内に所定値以上進入したとき第1空間と第2空間と
の中央通路による連通を阻止するようにしたので、圧縮
行程前期には一方のピストンの減衰機構のみが作動し、
後期には両方のピストンの減衰機構が作動することとな
り、減衰力を圧縮行程前期から後期にかけて増大させる
ことができ、上述の逓増特性を実現できる効果がある。
ッド組立体を2個のピストンを備えたものとしてシリン
ダ内を第1〜第3空間に画成し、上記調整ロッドが中央
通路内に所定値以上進入したとき第1空間と第2空間と
の中央通路による連通を阻止するようにしたので、圧縮
行程前期には一方のピストンの減衰機構のみが作動し、
後期には両方のピストンの減衰機構が作動することとな
り、減衰力を圧縮行程前期から後期にかけて増大させる
ことができ、上述の逓増特性を実現できる効果がある。
【0076】請求項7の発明によれば、ピストンを上記
ピストンロッドの外部表面に直接接触するように装着し
たので、例えば間にピストン保持器を介在させた場合に
比較してピストンとピストンロッド及びシリンダとの芯
合わせ精度を向上できる効果がある。
ピストンロッドの外部表面に直接接触するように装着し
たので、例えば間にピストン保持器を介在させた場合に
比較してピストンとピストンロッド及びシリンダとの芯
合わせ精度を向上できる効果がある。
【0077】請求項8の発明によれば、上記2個のピス
トンを、上記ピストンロッドの外表面を摺動可能の内表
面と、シリンダの内表面を摺動可能の外表面とを備え、
隣接するシリンダ内空間同士を連通する通路を有するも
のとし、該各ピストンの両端部に上記通路を開閉する板
ばねを配設したので、上述の芯合わせ精度をさらに向上
でき、かつ減衰力の圧縮行程前期から後期にかけての増
大機能を確保できる効果がある。
トンを、上記ピストンロッドの外表面を摺動可能の内表
面と、シリンダの内表面を摺動可能の外表面とを備え、
隣接するシリンダ内空間同士を連通する通路を有するも
のとし、該各ピストンの両端部に上記通路を開閉する板
ばねを配設したので、上述の芯合わせ精度をさらに向上
でき、かつ減衰力の圧縮行程前期から後期にかけての増
大機能を確保できる効果がある。
【0078】請求項9の発明によれば、上記2個のピス
トンの間にスペーサを介設し、該スペーサ及びピストン
ロッドに上記中央通路と上記第2空間とを連通する第1
通路が形成し、上記ピストンロッドに上記中央通路と上
記第3空間とを連通する第2通路が形成するとともに、
上記2個のピストン,スペーサを締結部材によりピスト
ンロッドに固定したので、上述の芯合わせ機能及び減衰
力の圧縮行程前期から後期にかけての増大機能を確保で
きる効果がある。
トンの間にスペーサを介設し、該スペーサ及びピストン
ロッドに上記中央通路と上記第2空間とを連通する第1
通路が形成し、上記ピストンロッドに上記中央通路と上
記第3空間とを連通する第2通路が形成するとともに、
上記2個のピストン,スペーサを締結部材によりピスト
ンロッドに固定したので、上述の芯合わせ機能及び減衰
力の圧縮行程前期から後期にかけての増大機能を確保で
きる効果がある。
【0079】
【図1】本発明の一実施形態のショックアブソーバ装置
の断面側面図である。
の断面側面図である。
【図2】上記ショックアブソーバ装置の調整ロッドの可
動構造を説明するための断面側面図である。
動構造を説明するための断面側面図である。
【図3】上記ショックアブソーバ装置の動作を説明する
ための図である。
ための図である。
【図4】上記ショックアブソーバ装置の動作を説明する
ための図である。
ための図である。
【図5】上記ショックアブソーバ装置の動作を説明する
ための図である。
ための図である。
【図6】上記ショックアブソーバ装置の動作を説明する
ための図である。
ための図である。
1 ショックアブソーバ装置 11,12 下部,上部ピストン 27,28,29 減衰機構 26,30,31 減衰機構 10 ピストンロッド組立体 10′ピストンロッド 9 シリンダ U,U′,U′′第1,第2,第3空間 21 中央通路 19 調整ロッド 34 中央通路の軸線 33 調整ロッドの軸線 a 軸線のずれ量 1b 上端部(シリンダ閉塞端) 37 フランジ 37a 閉塞端側外表面 39 シリンダ内表面 20 保持器 32 Oリング 20a 保持器のフランジ 19c 上部(円柱部分) 19b 下部(円錐部分) 43 ピストンロッドトンロッドの外部表面 42a ピストンの内表面 1c シリンダの内表面 42 ピストンの外表面 26,27 下部,上部通路 28〜31 板ばね 46 スペーサ 22 第1通路 23 第2通路 49 ナット(締結部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マグナス エリクソン スウェーデン国、エス−194 27 ウップ ーランズ ベスビイ ピー オー ボック ス722 オーリンス レーシング アクテ ィエボラーグ内 (72)発明者 ニコラス ファグレル スウェーデン国、エス−194 27 ウップ ーランズ ベスビイ ピー オー ボック ス722 オーリンス レーシング アクテ ィエボラーグ内 (72)発明者 レナート ラーソン スウェーデン国、エス−194 27 ウップ ーランズ ベスビイ ピー オー ボック ス722 オーリンス レーシング アクテ ィエボラーグ内
Claims (9)
- 【請求項1】 減衰機構を有するピストンとピストンロ
ッドとの組立体をシリンダ内に摺動自在に挿入し、該シ
リンダ内の上記ピストンにより画成された一方の空間と
他方の空間とを連通する中央通路をピストンロッドに形
成し、圧縮行程の進行に伴って上記中央通路内に進入し
て該中央通路内を通る作動媒体の流れ抵抗を調整する調
整ロッドをシリンダ内に配設し、該調整ロッドを上記中
央通路の軸線方向には実質的に固定とし、上記軸線と直
角方向には移動可能とし、該調整ロッドが上記中央通路
との軸線のずれ量に応じて自動調芯されることを特徴と
するショックアブソーバ装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記調整ロッドのシ
リンダ閉塞端側に形成されたフランジの上記閉塞端側外
表面をシリンダ内表面に上記軸線と直角方向にスライド
可能に当接させるとともに該調整ロッドを囲むように配
置された保持器により上記軸線方向に押圧することによ
り、上記調整ロッドを実質的に上記軸線方向には固定と
し、かつ軸線と直角方向には移動可能としたことを特徴
とするショックアブソーバ装置。 - 【請求項3】 請求項2において、上記フランジと保持
器との間にOリング等の弾性体を介在させることによ
り、上記調整ロッドが軸線と直角方向に移動した際に該
移動後位置に該調整ロッドを留まらせるようにしたこと
を特徴とするショックアブソーバ装置。 - 【請求項4】 請求項3において、上記保持器が、円錐
台形状の外形を有し、該円錐台形の最大直径部周縁に形
成されたフランジを介してシリンダに固定されており、
上記円錐台形の最小直径部分と上記フランジとの間に上
記弾性体が介在されていることを特徴とするショックア
ブソーバ装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4の何れかにおいて、上
記調整ロッドが、シリンダ内に取り付けられる円柱状の
円柱部分と、該部分に続いて円錐台形状に延びる円錐部
分とを備えており、圧縮行程の進行に伴って円錐部分が
上記中央通路内に進入するほど上記作動媒体の流れ抵抗
が大きくなり、上記円柱部分が中央通路内に進入すると
上記作動媒体の流れが略完全に阻止されることを特徴と
するショックアブソーバ装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5の何れかにおいて、上
記ピストンロッド組立体が、上記ピストンロッドに軸方
向に並列配置された2個のピストンを備え、シリンダ内
を上記閉塞端側に位置する第1空間、ピストン,ピスト
ン間に位置する第2空間、ピストンロッド側に位置する
第3空間に画成しており、上記中央通路が、第1空間と
第2空間及び第3空間とを連通可能としており、上記調
整ロッドが中央通路内に所定値以上進入したとき第1空
間と第2空間との連通が阻止されることを特徴とするシ
ョックアブソーバ装置。 - 【請求項7】 請求項6において、上記2個のピストン
が上記ピストンロッドトンロッドの上記閉塞側部分にそ
の外部表面に直接接触するように装着されていることを
特徴とするショックアブソーバ装置。 - 【請求項8】 請求項6又は7において、上記2個のピ
ストンが、上記ピストンロッドの外表面を摺動可能の内
表面と、シリンダの内表面を摺動可能の外表面とを備え
た円盤状のものであり、かつ各ピストンに隣接するシリ
ンダ内空間同士を連通する通路が形成されており、さら
に各ピストンの両端部に上記通路を開閉する板ばねが配
設されていることを特徴とするショックアブソーバ装
置。 - 【請求項9】 請求項6ないし8の何れかにおいて、上
記2個のピストンの間にスペーサが介設されており、該
スペーサ及びピストンロッドに上記中央通路と上記第2
空間とを連通する第1通路が形成され、上記ピストンロ
ッドに上記中央通路と上記第3空間とを連通する第2通
路が形成され、上記2個のピストン,スペーサが締結部
材によりピストンロッドに固定されていることを特徴と
するショックアブソーバ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE9501847-9 | 1995-05-18 | ||
SE9501847A SE512020C2 (sv) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | Anordning vid stötdämpare |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312710A true JPH08312710A (ja) | 1996-11-26 |
JP3442570B2 JP3442570B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=20398357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12372096A Expired - Fee Related JP3442570B2 (ja) | 1995-05-18 | 1996-05-17 | ショックアブソーバ装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5810128A (ja) |
EP (1) | EP0748950B1 (ja) |
JP (1) | JP3442570B2 (ja) |
DE (1) | DE69603324T2 (ja) |
SE (1) | SE512020C2 (ja) |
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KR100747993B1 (ko) * | 2002-10-23 | 2007-08-08 | 주식회사 만도 | 감쇠력 가변 댐퍼의 비례제어 밸브 중점 조정방법 |
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WO2015104929A1 (ja) * | 2014-01-09 | 2015-07-16 | ヤマハ発動機株式会社 | 車体用振動減衰装置 |
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US6267400B1 (en) * | 1999-04-06 | 2001-07-31 | Specialized Bicycle Components, Inc. | Bicycle damping enhancement system |
US6318525B1 (en) * | 1999-05-07 | 2001-11-20 | Marzocchi, S.P.A. | Shock absorber with improved damping |
IT1309773B1 (it) * | 1999-09-30 | 2002-01-30 | Mauro Corradini | Ammortizzatore idraulico ad effetto frenante progressivo. |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030610 |
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