JPH08311425A - 含水アクリル系粘着剤の製造方法 - Google Patents
含水アクリル系粘着剤の製造方法Info
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- JPH08311425A JPH08311425A JP7121418A JP12141895A JPH08311425A JP H08311425 A JPH08311425 A JP H08311425A JP 7121418 A JP7121418 A JP 7121418A JP 12141895 A JP12141895 A JP 12141895A JP H08311425 A JPH08311425 A JP H08311425A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F220/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F220/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
- C08F220/10—Esters
- C08F220/12—Esters of monohydric alcohols or phenols
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水もしくは水溶液を微粒子化して粘着剤層に
均一に分散せした含水アクリル系粘着剤の製造方法を提
供する。 【構成】 一般式CH2 =CR1 −COOR2 (式中、
R1 は水素又はメチル基、R2 は炭素数4〜14のアル
キル基を示す。)で表される一種以上の(メタ)アクリ
ル酸エステルと、カルボキシル基含有モノマー、アミド
基含有モノマー、水酸基含有モノマーの群から選ばれる
一種以上のモノマーを必須成分とするアクリル系共重合
体の共重合に際し、上記モノマー混合物に乳化剤と水も
しくは水溶液を添加して油中水滴型(W/O型)エマル
ジョンとし、次いで、紫外線を照射して上記モノマー混
合物を共重合することを特徴とする含水アクリル系粘着
剤の製造方法。
均一に分散せした含水アクリル系粘着剤の製造方法を提
供する。 【構成】 一般式CH2 =CR1 −COOR2 (式中、
R1 は水素又はメチル基、R2 は炭素数4〜14のアル
キル基を示す。)で表される一種以上の(メタ)アクリ
ル酸エステルと、カルボキシル基含有モノマー、アミド
基含有モノマー、水酸基含有モノマーの群から選ばれる
一種以上のモノマーを必須成分とするアクリル系共重合
体の共重合に際し、上記モノマー混合物に乳化剤と水も
しくは水溶液を添加して油中水滴型(W/O型)エマル
ジョンとし、次いで、紫外線を照射して上記モノマー混
合物を共重合することを特徴とする含水アクリル系粘着
剤の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、含水アクリル系粘着剤
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル系粘着剤はその優れた物性バラ
ンスや耐久性から天然ゴムや合成ゴム系粘着剤に替わり
広く普及してきた。その為、アクリル系粘着剤に対する
ユーザーニーズも多様化し、就中、難燃性・自己消化性
・耐炎性付与や例えば、テープ医薬と略称される貼付薬
等では水溶性物質の上記粘着剤中への分散性の向上等々
新たな機能付加が要望されている。
ンスや耐久性から天然ゴムや合成ゴム系粘着剤に替わり
広く普及してきた。その為、アクリル系粘着剤に対する
ユーザーニーズも多様化し、就中、難燃性・自己消化性
・耐炎性付与や例えば、テープ医薬と略称される貼付薬
等では水溶性物質の上記粘着剤中への分散性の向上等々
新たな機能付加が要望されている。
【0003】上記被膜形成能を有する樹脂組成物に対す
る難燃性・自己消化性・耐炎性付与の試みとして、例え
ば、特開昭51−9189号公報に、酸価50〜300
の不飽和ポリエステル樹脂と、水可溶性重合性単量体と
光重合開始剤との混合物に適当な無機質顔料及び水を加
えて混合し、これを塗装し、次に活性光線を照射して塗
膜中に水分を含んだまま硬化させる含水不飽和ポリエス
テル硬化物の製造方法が開示されている。
る難燃性・自己消化性・耐炎性付与の試みとして、例え
ば、特開昭51−9189号公報に、酸価50〜300
の不飽和ポリエステル樹脂と、水可溶性重合性単量体と
光重合開始剤との混合物に適当な無機質顔料及び水を加
えて混合し、これを塗装し、次に活性光線を照射して塗
膜中に水分を含んだまま硬化させる含水不飽和ポリエス
テル硬化物の製造方法が開示されている。
【0004】しかし、特開昭51−9189号公報に記
載されている上記技術では、得られるエマルジョンの安
定性が悪く該エマルジョンの粒子径も粗く、塗布された
塗膜内の水の粒子径も粗くなり、その塗膜内の分散のば
らつきも大きいものであって、到底テープ医薬等の水溶
性物薬剤を微粒子として粘着剤層に均一に分散せしめる
ことができるものではない。
載されている上記技術では、得られるエマルジョンの安
定性が悪く該エマルジョンの粒子径も粗く、塗布された
塗膜内の水の粒子径も粗くなり、その塗膜内の分散のば
らつきも大きいものであって、到底テープ医薬等の水溶
性物薬剤を微粒子として粘着剤層に均一に分散せしめる
ことができるものではない。
【0005】本発明者は、水もしくは水溶液を微粒子化
して粘着剤層に均一に分散せしめる分散化技術につき鋭
意検討し、本発明を完成するに至ったのである。
して粘着剤層に均一に分散せしめる分散化技術につき鋭
意検討し、本発明を完成するに至ったのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の事実に
鑑みなされてものであって、その目的とするところは、
水もしくは水溶液を微粒子化して粘着剤層に均一に分散
せした含水アクリル系粘着剤の製造方法を提供するにあ
る。
鑑みなされてものであって、その目的とするところは、
水もしくは水溶液を微粒子化して粘着剤層に均一に分散
せした含水アクリル系粘着剤の製造方法を提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式CH2
=CR1 −COOR2 (式中、R1 は水素又はメチル
基、R2 は炭素数4〜14のアルキル基を示す。)で表
される一種以上の(メタ)アクリル酸エステルと、カル
ボキシル基含有モノマー、アミド基含有モノマー、水酸
基含有モノマーの群から選ばれる一種以上のモノマーを
必須成分とするアクリル系共重合体の共重合に際し、上
記モノマー混合物に乳化剤と水もしくは水溶液を添加し
て油中水滴型(W/O型)エマルジョンとし、次いで、
紫外線を照射して上記モノマー混合物を共重合すること
を特徴とする含水アクリル系粘着剤の製造方法をその要
旨とするものである。
=CR1 −COOR2 (式中、R1 は水素又はメチル
基、R2 は炭素数4〜14のアルキル基を示す。)で表
される一種以上の(メタ)アクリル酸エステルと、カル
ボキシル基含有モノマー、アミド基含有モノマー、水酸
基含有モノマーの群から選ばれる一種以上のモノマーを
必須成分とするアクリル系共重合体の共重合に際し、上
記モノマー混合物に乳化剤と水もしくは水溶液を添加し
て油中水滴型(W/O型)エマルジョンとし、次いで、
紫外線を照射して上記モノマー混合物を共重合すること
を特徴とする含水アクリル系粘着剤の製造方法をその要
旨とするものである。
【0008】本発明において、一般式CH2 =CR1 −
COOR2 (式中、R1 は水素又はメチル基、R2 は炭
素数4〜14のアルキル基を示す。)で表される一種以
上の(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、n
−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、イソオクチルアクリレート、イソノニルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート等が挙げられる。
COOR2 (式中、R1 は水素又はメチル基、R2 は炭
素数4〜14のアルキル基を示す。)で表される一種以
上の(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、n
−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、イソオクチルアクリレート、イソノニルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート等が挙げられる。
【0009】上記(メタ)アクリル酸エステルの配合量
は、共重合に預かるモノマー全量に対し65〜73重量
%、好ましくは90〜98重量%の範囲であることが好
ましい。上記配合量が65重量%未満であると得られる
粘着剤の粘着力が低下し、上記配合量が98重量%を超
えると得られる粘着剤の凝集力が低下し、接着強度が低
下する。
は、共重合に預かるモノマー全量に対し65〜73重量
%、好ましくは90〜98重量%の範囲であることが好
ましい。上記配合量が65重量%未満であると得られる
粘着剤の粘着力が低下し、上記配合量が98重量%を超
えると得られる粘着剤の凝集力が低下し、接着強度が低
下する。
【0010】上記カルボキシル基含有モノマーとして
は、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、イタコ
ン酸等が挙げられ、アミド基含有モノマーとしては、例
えば、(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピルアミ
ド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム
等が挙げられ、水酸基含有モノマーとしては、例えば、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒド
ロキブチルアクリレート等が挙げられる。
は、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、イタコ
ン酸等が挙げられ、アミド基含有モノマーとしては、例
えば、(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピルアミ
ド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム
等が挙げられ、水酸基含有モノマーとしては、例えば、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒド
ロキブチルアクリレート等が挙げられる。
【0011】上記カルボキシル基含有モノマー、アミド
基含有モノマー、水酸基含有モノマーの群から選ばれる
一種以上のモノマーの配合量は、共重合に預かるモノマ
ー全量に対し2〜10重量%の範囲であることが好まし
い。上記配合量が10重量%を超えると得られる粘着剤
の粘着力が低下し、上記配合量が2重量%未満であると
得られる粘着剤の凝集力が低下し、接着強度が低下す
る。
基含有モノマー、水酸基含有モノマーの群から選ばれる
一種以上のモノマーの配合量は、共重合に預かるモノマ
ー全量に対し2〜10重量%の範囲であることが好まし
い。上記配合量が10重量%を超えると得られる粘着剤
の粘着力が低下し、上記配合量が2重量%未満であると
得られる粘着剤の凝集力が低下し、接着強度が低下す
る。
【0012】上記共重合に預かるモノマー全量中、上記
モノマー群以外に、第三のモノマー群として、スチレ
ン、酢酸ビニル、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート等の一種以上の前記モノマー群と
共重合可能なモノマーを、上記一般式CH2 =CR1 −
COOR2 (式中、R1 は水素又はメチル基、R2 は炭
素数4〜14のアルキル基を示す。)で表される一種以
上の(メタ)アクリル酸エステルの一部に替えて使用し
てもよい。
モノマー群以外に、第三のモノマー群として、スチレ
ン、酢酸ビニル、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート等の一種以上の前記モノマー群と
共重合可能なモノマーを、上記一般式CH2 =CR1 −
COOR2 (式中、R1 は水素又はメチル基、R2 は炭
素数4〜14のアルキル基を示す。)で表される一種以
上の(メタ)アクリル酸エステルの一部に替えて使用し
てもよい。
【0013】上記第三のモノマー群から選ばれる一種以
上のモノマーの配合量は、共重合に預かるモノマー全量
に対し25重量%以下である。
上のモノマーの配合量は、共重合に預かるモノマー全量
に対し25重量%以下である。
【0014】上記モノマー混合物から得られる共重合体
を、必要に応じ、架橋するために、ヘキサンジオールジ
アクリレート等の多(2)官能性基を有するモノマーを
上記モノマー混合物に更に混合し、共重合せしめてもよ
い。
を、必要に応じ、架橋するために、ヘキサンジオールジ
アクリレート等の多(2)官能性基を有するモノマーを
上記モノマー混合物に更に混合し、共重合せしめてもよ
い。
【0015】上記乳化剤は、W/O型エマルジョンを形
成し得るものであれば、特に限定されるものではない
が、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル(第一工業製薬社製、商品名:EA−50、HLB=
6)等が挙げられる。
成し得るものであれば、特に限定されるものではない
が、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル(第一工業製薬社製、商品名:EA−50、HLB=
6)等が挙げられる。
【0016】上記水もしくは水溶液は、製造される含水
アクリル系粘着剤の用途に応じて適宜選択使用される
が、上記水溶液には、例えば、テープ医薬の水溶性薬剤
等が用いられ各々水溶性物質の有する作用を付与するこ
とができる。
アクリル系粘着剤の用途に応じて適宜選択使用される
が、上記水溶液には、例えば、テープ医薬の水溶性薬剤
等が用いられ各々水溶性物質の有する作用を付与するこ
とができる。
【0017】上記水もしくは水溶液の添加量が増大する
に従って、得られるW/O型エマルジョンの粒子径は大
きくなるが、上記乳化剤の配合量を増加することによっ
て粒子径の拡大を抑制することができる。
に従って、得られるW/O型エマルジョンの粒子径は大
きくなるが、上記乳化剤の配合量を増加することによっ
て粒子径の拡大を抑制することができる。
【0018】上記モノマー混合物には、必要に応じ、ア
クリルゴムやアエロジル等の乳化安定剤を添加し、モノ
マー混合物の粘度を調整し、安定性のあるW/O型エマ
ルジョンを形成せしめてもよい。
クリルゴムやアエロジル等の乳化安定剤を添加し、モノ
マー混合物の粘度を調整し、安定性のあるW/O型エマ
ルジョンを形成せしめてもよい。
【0019】上記紫外線重合に際して使用される紫外線
重合開始剤は、この目的に販売されているものであれば
特に限定されるものではないが、例えば、日本チバガイ
ギー社製、商品名「イルガキュアー651」等が挙げら
れる。
重合開始剤は、この目的に販売されているものであれば
特に限定されるものではないが、例えば、日本チバガイ
ギー社製、商品名「イルガキュアー651」等が挙げら
れる。
【0020】
【作用】本発明の含水アクリル系粘着剤の製造方法は、
一般式CH2 =CR1 −COOR2 (式中、R1 は水素
又はメチル基、R2 は炭素数4〜14のアルキル基を示
す。)で表される一種以上の(メタ)アクリル酸エステ
ルと、カルボキシル基含有モノマー、アミド基含有モノ
マー、水酸基含有モノマーの群から選ばれる一種以上の
モノマーを必須成分とするアクリル系共重合体の共重合
に際し、上記モノマー混合物に乳化剤と水もしくは水溶
液を添加して油中水滴型(W/O型)エマルジョンと
し、次いで、紫外線を照射して上記モノマー混合物を共
重合するものであるので、水もしくは水溶液が上記モノ
マー混合物中に微粒子化して分散し、安定したW/O型
エマルジョンを形成し、紫外線重合によって得られる粘
着剤中にそのままの形で水もしくは水溶液が微粒子化し
て分散した粘着剤がえられる。
一般式CH2 =CR1 −COOR2 (式中、R1 は水素
又はメチル基、R2 は炭素数4〜14のアルキル基を示
す。)で表される一種以上の(メタ)アクリル酸エステ
ルと、カルボキシル基含有モノマー、アミド基含有モノ
マー、水酸基含有モノマーの群から選ばれる一種以上の
モノマーを必須成分とするアクリル系共重合体の共重合
に際し、上記モノマー混合物に乳化剤と水もしくは水溶
液を添加して油中水滴型(W/O型)エマルジョンと
し、次いで、紫外線を照射して上記モノマー混合物を共
重合するものであるので、水もしくは水溶液が上記モノ
マー混合物中に微粒子化して分散し、安定したW/O型
エマルジョンを形成し、紫外線重合によって得られる粘
着剤中にそのままの形で水もしくは水溶液が微粒子化し
て分散した粘着剤がえられる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0022】(実施例1)n−ブチルアクリレート97
重量部、アクリル酸3重量部、アクリルゴム(トウペ社
製、商品名:トアアクロンPS−250)3重量部を混
合溶解し、該溶液にポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル(第一工業製薬社製、乳化剤、商品名:EA−
50)5重量部、イオン交換水25重量部を添加し、攪
拌乳化してW/O型エマルジョンを調製した。
重量部、アクリル酸3重量部、アクリルゴム(トウペ社
製、商品名:トアアクロンPS−250)3重量部を混
合溶解し、該溶液にポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル(第一工業製薬社製、乳化剤、商品名:EA−
50)5重量部、イオン交換水25重量部を添加し、攪
拌乳化してW/O型エマルジョンを調製した。
【0023】上記W/O型エマルジョンに紫外線開始剤
(日本チバガイギー社製、商品名:イルガキュアー65
1)1重量部を添加し、窒素バブリングを15分間行っ
た後、紫外線照射後の厚さが1mmになるように塗布
し、照射強度1mWで10分間紫外線を照射し重合反応
を行い、含水アクリル系粘着シートを作製した。
(日本チバガイギー社製、商品名:イルガキュアー65
1)1重量部を添加し、窒素バブリングを15分間行っ
た後、紫外線照射後の厚さが1mmになるように塗布
し、照射強度1mWで10分間紫外線を照射し重合反応
を行い、含水アクリル系粘着シートを作製した。
【0024】(実施例2)実施例1のイオン交換水の添
加量25重量部を、50重量部に変更し、乳化剤の添加
量5重量部を、7重量部に変更たこと以外、実施例1と
同様にして、含水アクリル系粘着シートを作製した。
加量25重量部を、50重量部に変更し、乳化剤の添加
量5重量部を、7重量部に変更たこと以外、実施例1と
同様にして、含水アクリル系粘着シートを作製した。
【0025】(実施例3)実施例1のイオン交換水の添
加量25重量部を、100重量部に変更し、乳化剤の添
加量5重量部を、9重量部に変更たこと以外、実施例1
と同様にして、含水アクリル系粘着シートを作製した。
加量25重量部を、100重量部に変更し、乳化剤の添
加量5重量部を、9重量部に変更たこと以外、実施例1
と同様にして、含水アクリル系粘着シートを作製した。
【0026】(実施例4)実施例1のイオン交換水の添
加量25重量部を、150重量部に変更し、乳化剤の添
加量5重量部を、9重量部に変更たこと以外、実施例1
と同様にして、含水アクリル系粘着シートを作製した。
加量25重量部を、150重量部に変更し、乳化剤の添
加量5重量部を、9重量部に変更たこと以外、実施例1
と同様にして、含水アクリル系粘着シートを作製した。
【0027】(実施例5)n−ブチルアクリレート95
重量部、アクリル酸3重量部、N−ビニルピロリドン2
重量部、アクリルゴム(前出)3重量部を混合溶解し、
該溶液にポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(前出)5重量部、イオン交換水25重量部を添加し、
攪拌乳化して実施例1と同様にW/O型エマルジョンを
調製し、実施例1と同様にして、含水アクリル系粘着シ
ートを作製した。
重量部、アクリル酸3重量部、N−ビニルピロリドン2
重量部、アクリルゴム(前出)3重量部を混合溶解し、
該溶液にポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(前出)5重量部、イオン交換水25重量部を添加し、
攪拌乳化して実施例1と同様にW/O型エマルジョンを
調製し、実施例1と同様にして、含水アクリル系粘着シ
ートを作製した。
【0028】(実施例6)n−ブチルアクリレート95
重量部、アクリル酸3重量部、2−ヒドロキシエチルア
クリレート2重量部、アクリルゴム(前出)3重量部を
混合溶解し、該溶液にポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル(前出)5重量部、イオン交換水25重量部
を添加し、攪拌乳化して実施例1と同様にW/O型エマ
ルジョンを調製し、実施例1と同様にして、含水アクリ
ル系粘着シートを作製した。
重量部、アクリル酸3重量部、2−ヒドロキシエチルア
クリレート2重量部、アクリルゴム(前出)3重量部を
混合溶解し、該溶液にポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル(前出)5重量部、イオン交換水25重量部
を添加し、攪拌乳化して実施例1と同様にW/O型エマ
ルジョンを調製し、実施例1と同様にして、含水アクリ
ル系粘着シートを作製した。
【0029】上記実施例で得られたW/O型エマルジョ
ン及び含水アクリル系粘着シートの性能を評価するため
以下の項目について以下に示す方法で測定を行った。測
定結果を表1に示す。
ン及び含水アクリル系粘着シートの性能を評価するため
以下の項目について以下に示す方法で測定を行った。測
定結果を表1に示す。
【0030】(性能試験) 1.W/O型エマルジョンの粒子径:カラー走査型レー
ザー顕微鏡(レーザーテック社製、商品名:2LM3
1)を使用し、得られたW/O型エマルジョンの粒子径
を観察するとともに、粒子径を測定した。
ザー顕微鏡(レーザーテック社製、商品名:2LM3
1)を使用し、得られたW/O型エマルジョンの粒子径
を観察するとともに、粒子径を測定した。
【0031】2.含水アクリル系粘着シート中の水粒子
径:前項と同様にして、含水アクリル系粘着シート中の
水粒子径を測定した。
径:前項と同様にして、含水アクリル系粘着シート中の
水粒子径を測定した。
【0032】3.含水アクリル系粘着シート中の水分量
(重量%):得られた含水アクリル系粘着シートを、1
10℃×5時間オーブン中で加熱し、加熱減量より含水
アクリル系粘着シート中の水分量(重量%)を算出し
た。
(重量%):得られた含水アクリル系粘着シートを、1
10℃×5時間オーブン中で加熱し、加熱減量より含水
アクリル系粘着シート中の水分量(重量%)を算出し
た。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明の含水アクリル系粘着剤の製造方
法は、上記の如き構成であり、叙上の如き作用を有する
ものであるので、水もしくは水溶液を微粒子化して粘着
剤層に均一に分散せした含水アクリル系粘着剤が得ら
れ、これを使用したテープ医薬では薬剤が皮膚を経由し
て患部に効果的に吸収し得るものとなり、又、建築用部
材に使用された場合には、難燃性・自己消化性・耐炎性
に優れた性能を発揮しえるものである。
法は、上記の如き構成であり、叙上の如き作用を有する
ものであるので、水もしくは水溶液を微粒子化して粘着
剤層に均一に分散せした含水アクリル系粘着剤が得ら
れ、これを使用したテープ医薬では薬剤が皮膚を経由し
て患部に効果的に吸収し得るものとなり、又、建築用部
材に使用された場合には、難燃性・自己消化性・耐炎性
に優れた性能を発揮しえるものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式CH2 =CR1 −COOR2 (式
中、R1 は水素又はメチル基、R2 は炭素数4〜14の
アルキル基を示す。)で表される一種以上の(メタ)ア
クリル酸エステルと、カルボキシル基含有モノマー、ア
ミド基含有モノマー、水酸基含有モノマーの群から選ば
れる一種以上のモノマーを必須成分とするアクリル系共
重合体の共重合に際し、上記モノマー混合物に乳化剤と
水もしくは水溶液を添加して油中水滴型(W/O型)エ
マルジョンとし、次いで、紫外線を照射して上記モノマ
ー混合物を共重合することを特徴とする含水アクリル系
粘着剤の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7121418A JPH08311425A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 含水アクリル系粘着剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7121418A JPH08311425A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 含水アクリル系粘着剤の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08311425A true JPH08311425A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14810671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7121418A Pending JPH08311425A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 含水アクリル系粘着剤の製造方法 |
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JP (1) | JPH08311425A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1995
- 1995-05-19 JP JP7121418A patent/JPH08311425A/ja active Pending
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