JPH08303000A - 建築用スリーブ - Google Patents
建築用スリーブInfo
- Publication number
- JPH08303000A JPH08303000A JP7106297A JP10629795A JPH08303000A JP H08303000 A JPH08303000 A JP H08303000A JP 7106297 A JP7106297 A JP 7106297A JP 10629795 A JP10629795 A JP 10629795A JP H08303000 A JPH08303000 A JP H08303000A
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- spiral
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建築物のコンクリート躯体壁に貫通して埋設
固定され、その躯体壁を隔てて配置されるスパイラルダ
クトを接続するスリーブであって、このスリーブにスパ
イラルダクトを直接ねじ込んで接続できるようにした。 【構成】 コンクリート躯体壁Wに貫通して埋設固定さ
れるスリーブ本体1に、スパイラルダクトD1 ,D2 の
スパイラル溝6と同じピッチのスパイラル条2が形成さ
れ、スリーブ本体1の両端部にスパイラルダクトD1 ,
D2 がねじ込み接続される。
固定され、その躯体壁を隔てて配置されるスパイラルダ
クトを接続するスリーブであって、このスリーブにスパ
イラルダクトを直接ねじ込んで接続できるようにした。 【構成】 コンクリート躯体壁Wに貫通して埋設固定さ
れるスリーブ本体1に、スパイラルダクトD1 ,D2 の
スパイラル溝6と同じピッチのスパイラル条2が形成さ
れ、スリーブ本体1の両端部にスパイラルダクトD1 ,
D2 がねじ込み接続される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の骨格を構成す
るコンクリート躯体壁に埋設固定され、その躯体壁にス
パイラルダクトを連通接続するための、建築用スリーブ
に関するものである。
るコンクリート躯体壁に埋設固定され、その躯体壁にス
パイラルダクトを連通接続するための、建築用スリーブ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に建築物は、その骨格を構成するコ
ンクリート躯体の、床スラブ、区画壁、梁等の躯体壁
に、ダクト接続用のスリーブを貫通して設け、そのスリ
ーブにより前記躯体壁を貫通して配設される、空調、排
煙用等のダクトを連通接続することが行なわれる。
ンクリート躯体の、床スラブ、区画壁、梁等の躯体壁
に、ダクト接続用のスリーブを貫通して設け、そのスリ
ーブにより前記躯体壁を貫通して配設される、空調、排
煙用等のダクトを連通接続することが行なわれる。
【0003】ところでスリーブをコンクリート躯体壁に
貫通して設けるのに、従来では、図6に示すように、コ
ンクリート躯体壁Wを形成すべく、型枠Fの、型枠パネ
ルP 1 ,P2 間にコンクリートを打設するとき、そのコ
ンクリートにスリーブ本体01を埋設固定する。そして
スリーブ本体01に、これよりも小径の接続短管02を
貫通させ、スリーブ本体01と接続短管02との間に形
成される環状空隙に、モルタル等の充填材05を作業員
が手作業により押込充填してその接続短管12をコンク
リート躯体壁Wに隙間なく固定した後、その接続短管0
2の両端にダクトD′,D″を接続するようにしてい
る。
貫通して設けるのに、従来では、図6に示すように、コ
ンクリート躯体壁Wを形成すべく、型枠Fの、型枠パネ
ルP 1 ,P2 間にコンクリートを打設するとき、そのコ
ンクリートにスリーブ本体01を埋設固定する。そして
スリーブ本体01に、これよりも小径の接続短管02を
貫通させ、スリーブ本体01と接続短管02との間に形
成される環状空隙に、モルタル等の充填材05を作業員
が手作業により押込充填してその接続短管12をコンク
リート躯体壁Wに隙間なく固定した後、その接続短管0
2の両端にダクトD′,D″を接続するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来のス
リーブにあっては、スリーブ本体をコンクリート躯体壁
に埋設固定した後で、このスリーブ本体と、そこに貫通
される接続短管との環状間隙に、人手により充填材を充
填する厄介な作業を行なう必要があり、スリーブの、躯
体壁への施工コストが大幅に嵩むという課題がある。
リーブにあっては、スリーブ本体をコンクリート躯体壁
に埋設固定した後で、このスリーブ本体と、そこに貫通
される接続短管との環状間隙に、人手により充填材を充
填する厄介な作業を行なう必要があり、スリーブの、躯
体壁への施工コストが大幅に嵩むという課題がある。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、前記従来の充填材の充填作業を行なわずにしかも従
来の接続短管を用いることなく、躯体壁に貫通固定され
るスリーブにスパイラルダクトを直接接続できるように
した、新規な建築用スリーブを提供することを目的とす
るものである。
で、前記従来の充填材の充填作業を行なわずにしかも従
来の接続短管を用いることなく、躯体壁に貫通固定され
るスリーブにスパイラルダクトを直接接続できるように
した、新規な建築用スリーブを提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項1記載の発明の特徴とするところは、建築物のコン
クリート躯体壁に貫通して設けられ、この躯体壁を隔て
て配設されるスパイラルダクトを連通接続するための建
築用スリーブであって、前記コンクリート躯体壁に、両
端開放の中空円筒状に形成されるスリーブ本体を貫通し
て埋設固定し、このスリーブ本体の両端部内周面に、前
記スパイラルダクトのスパイラル溝と同一のピッチを有
するスパイラル条を形成し、このスリーブ本体の両端部
に前記スパイラルダクトを螺合接続したことにある。
求項1記載の発明の特徴とするところは、建築物のコン
クリート躯体壁に貫通して設けられ、この躯体壁を隔て
て配設されるスパイラルダクトを連通接続するための建
築用スリーブであって、前記コンクリート躯体壁に、両
端開放の中空円筒状に形成されるスリーブ本体を貫通し
て埋設固定し、このスリーブ本体の両端部内周面に、前
記スパイラルダクトのスパイラル溝と同一のピッチを有
するスパイラル条を形成し、このスリーブ本体の両端部
に前記スパイラルダクトを螺合接続したことにある。
【0007】また前記目的達成のため、請求項2記載の
発明の特徴とするところは、建築物のコンクリート躯体
壁に貫通して設けられ、この躯体壁を隔てて連通される
スパイラルダクトを挿通接続するための建築用スリーブ
であって、前記コンクリート躯体壁に、両端開放の中空
円筒状に形成されるスリーブ本体を貫通して埋設固定
し、このスリーブ本体の内周面全面に、前記スパイラル
ダクトのスパイラル溝と同一のピッチを有するスパイラ
ル条を形成し、このスリーブ本体に、前記スパイラルダ
クトを貫通螺挿したことにある。
発明の特徴とするところは、建築物のコンクリート躯体
壁に貫通して設けられ、この躯体壁を隔てて連通される
スパイラルダクトを挿通接続するための建築用スリーブ
であって、前記コンクリート躯体壁に、両端開放の中空
円筒状に形成されるスリーブ本体を貫通して埋設固定
し、このスリーブ本体の内周面全面に、前記スパイラル
ダクトのスパイラル溝と同一のピッチを有するスパイラ
ル条を形成し、このスリーブ本体に、前記スパイラルダ
クトを貫通螺挿したことにある。
【0008】さらに前記目的達成のため、請求項3記載
の発明の特徴とするところは、前記請求項1または2記
載のものにおいて、前記スリーブ本体に内面の形成され
るスパイラル条は、そのスパイラル中心線に沿って間隔
を存して内方に突設される多数のスポット状の突起によ
り形成されることにある。
の発明の特徴とするところは、前記請求項1または2記
載のものにおいて、前記スリーブ本体に内面の形成され
るスパイラル条は、そのスパイラル中心線に沿って間隔
を存して内方に突設される多数のスポット状の突起によ
り形成されることにある。
【0009】
【作用】本請求項1記載の発明によれば、コンクリート
躯体壁に貫通して埋設固定されるスリーブ本体の両端部
に2本のスパイラルダクトを直接螺着するだけで、それ
らのスパイラルダクトをスリーブに確りと連通接続する
ことができる。
躯体壁に貫通して埋設固定されるスリーブ本体の両端部
に2本のスパイラルダクトを直接螺着するだけで、それ
らのスパイラルダクトをスリーブに確りと連通接続する
ことができる。
【0010】また本請求項2記載の発明によれば、コン
クリート躯体壁に貫通して埋設固定されるスリーブ本体
に、一本のスパイラルダクトを直接貫通螺挿するだけ
で、そのスパイラルダクトをスリーブに確りと貫通接続
することができる。
クリート躯体壁に貫通して埋設固定されるスリーブ本体
に、一本のスパイラルダクトを直接貫通螺挿するだけ
で、そのスパイラルダクトをスリーブに確りと貫通接続
することができる。
【0011】さらに本請求項3記載の発明によれば、ス
リーブ本体に、スポット状の多数の突起を列設するだけ
でスパイラル条を簡単に形成することができる。
リーブ本体に、スポット状の多数の突起を列設するだけ
でスパイラル条を簡単に形成することができる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜4を参照して本発明の第1実施
例について説明する。
例について説明する。
【0013】図1は、スリーブに、スパイラルダクトを
接続した状態を示す要部破断斜視図、図2は、コンクリ
ート躯体壁に埋設固定したスリーブにスパイラルダクト
を接続した状態を示す要部縦断側面図、図3,4は、ス
リーブの、コンクリート躯体への装着過程を示す図であ
る。
接続した状態を示す要部破断斜視図、図2は、コンクリ
ート躯体壁に埋設固定したスリーブにスパイラルダクト
を接続した状態を示す要部縦断側面図、図3,4は、ス
リーブの、コンクリート躯体への装着過程を示す図であ
る。
【0014】先ずスリーブSの構造について説明する
と、このスリーブSは、その主体部分を形成するスリー
ブ本体1が、亜鉛鉄板により両端開放の中空円筒状に形
成されており、このスリーブ本体1の内周面には、その
全面にわたり、このスリーブSに接続されるスパイラル
ダクトD1 ,D2 のスパイラル溝6と同一ピッチを有す
るスパイラル条2が形成されている。このスパイラル条
2は、スパイラル中心線L−Lに沿って内方に向けてス
ポット状に一列に列設される多数の突起21 …により形
成されている。
と、このスリーブSは、その主体部分を形成するスリー
ブ本体1が、亜鉛鉄板により両端開放の中空円筒状に形
成されており、このスリーブ本体1の内周面には、その
全面にわたり、このスリーブSに接続されるスパイラル
ダクトD1 ,D2 のスパイラル溝6と同一ピッチを有す
るスパイラル条2が形成されている。このスパイラル条
2は、スパイラル中心線L−Lに沿って内方に向けてス
ポット状に一列に列設される多数の突起21 …により形
成されている。
【0015】またスリーブ本体1の一方の端部(図1,
2左端部)の外周面には、周方向に略等間隔を存して釘
孔31 を有する4つの止片3が放射状に外向きに溶接さ
れており、これらの止片3は、後述するように、このス
リーブS自体を型枠Fを構成する型パネルP1 に止め釘
4により片持状に仮止めするためのものである。
2左端部)の外周面には、周方向に略等間隔を存して釘
孔31 を有する4つの止片3が放射状に外向きに溶接さ
れており、これらの止片3は、後述するように、このス
リーブS自体を型枠Fを構成する型パネルP1 に止め釘
4により片持状に仮止めするためのものである。
【0016】前記スリーブSに接続されるスパイラルダ
クトD1 ,D2 は、空調、防火、防煙用等のダクトとし
て一般に市販されているもので、帯状素材をスパイラル
状に巻き加工して形成されており、その外周面には、ス
パイラル溝6が形成される。そしてこのスパイラル溝6
のピッチは、前述したように、スリーブ本体1に形成さ
れるスパイラル条2と同一のピッチである。
クトD1 ,D2 は、空調、防火、防煙用等のダクトとし
て一般に市販されているもので、帯状素材をスパイラル
状に巻き加工して形成されており、その外周面には、ス
パイラル溝6が形成される。そしてこのスパイラル溝6
のピッチは、前述したように、スリーブ本体1に形成さ
れるスパイラル条2と同一のピッチである。
【0017】次に図3,4を参照してスリーブSを、建
築物のコンクリート躯体壁Wに貫通して埋設固定し、こ
れにダクトD1 ,D2 を連通接続する過程について説明
する。
築物のコンクリート躯体壁Wに貫通して埋設固定し、こ
れにダクトD1 ,D2 を連通接続する過程について説明
する。
【0018】.図3に示すように、スリーブ本体1
は、枠組みされる型枠Fの一方の型パネルP1 の適所に
前記4個の止片3を止め釘4により釘止めすることによ
り、片持状に仮止めされる。次にそのスリーブ本体1の
自由端に、枠組みされる型枠Fの他方の型パネルP2 を
当てがい、それら両パネルP1 ,P2 を枠組により固定
した後、それらの間にコンクリートを打設する。
は、枠組みされる型枠Fの一方の型パネルP1 の適所に
前記4個の止片3を止め釘4により釘止めすることによ
り、片持状に仮止めされる。次にそのスリーブ本体1の
自由端に、枠組みされる型枠Fの他方の型パネルP2 を
当てがい、それら両パネルP1 ,P2 を枠組により固定
した後、それらの間にコンクリートを打設する。
【0019】.打設コンクリートの凝固により左右の
型パネルP1 ,P2 間には、コンクリート躯体壁Wが形
成される。
型パネルP1 ,P2 間には、コンクリート躯体壁Wが形
成される。
【0020】その後の型枠Fの解体に伴い図4に示すよ
うに、左右の型パネルP1 ,P2 がコンクリート躯体壁
Wから外され、そのコンクリート躯体壁Wには、スリー
ブSがそこを貫通して埋設固定される。そしてこのスリ
ーブSの両端面は、当然にコンクリート躯体壁Wの両壁
面と面一である。
うに、左右の型パネルP1 ,P2 がコンクリート躯体壁
Wから外され、そのコンクリート躯体壁Wには、スリー
ブSがそこを貫通して埋設固定される。そしてこのスリ
ーブSの両端面は、当然にコンクリート躯体壁Wの両壁
面と面一である。
【0021】.次に、コンクリート躯体壁Wの左右両
側に配置される、スパイラルダクトD1 ,D2 の端部
を、スリーブSの両端開口より図4矢印R1 ,R2 に示
すように回転しつつ該スリーブSの両端部にねじ込め
ば、それらのスパイラルダクトD 1 ,D2 外周のスパイ
ラル溝6は、スリーブSの内周面のスパイラル条2に螺
合される。これにより図2に示すように、スリーブSの
両端部に、スパイラルダクトD1 ,D2 をそれぞれ確り
と接続固定することができる。
側に配置される、スパイラルダクトD1 ,D2 の端部
を、スリーブSの両端開口より図4矢印R1 ,R2 に示
すように回転しつつ該スリーブSの両端部にねじ込め
ば、それらのスパイラルダクトD 1 ,D2 外周のスパイ
ラル溝6は、スリーブSの内周面のスパイラル条2に螺
合される。これにより図2に示すように、スリーブSの
両端部に、スパイラルダクトD1 ,D2 をそれぞれ確り
と接続固定することができる。
【0022】なお、この実施例では、スリーブ本体1に
は、必ずしもその内周面全面にわたってスパイラル条2
を形成する必要はなく、少なくともその両端部にそれを
形成すれば足りる。またスリーブSの両端部にスパイラ
ルニップルを螺合接続し、それらのスパイラルニップル
の外端にそれぞれスパイラルダクトD1 ,D2 を接続す
るようにしてもよい。
は、必ずしもその内周面全面にわたってスパイラル条2
を形成する必要はなく、少なくともその両端部にそれを
形成すれば足りる。またスリーブSの両端部にスパイラ
ルニップルを螺合接続し、それらのスパイラルニップル
の外端にそれぞれスパイラルダクトD1 ,D2 を接続す
るようにしてもよい。
【0023】次に図5を参照してこの発明の第2実施例
について説明するに、図5はコンクリート躯体壁Wに埋
設固定したスリーブに、スパイラルダクトを接続した状
態の断面図であり、この実施例において、前記第1実施
例と同一部材には同一符号が付される。
について説明するに、図5はコンクリート躯体壁Wに埋
設固定したスリーブに、スパイラルダクトを接続した状
態の断面図であり、この実施例において、前記第1実施
例と同一部材には同一符号が付される。
【0024】スリーブSの主体部を構成する、スリーブ
本体1の内周面には、その全面にわたりスパイラル条2
が形成される。このスリーブSは、前記第一実施例と同
じくコンクリート躯体壁Wに貫通して埋設固定され、こ
のスリーブSの一方の開口端より、一本のスパイラルダ
クトD3 は、その外周面のスパイラル溝6を、スリーブ
S内周面のスパイラル条2に螺合してこのスリーブSに
螺挿される。そして図5に示すようにスパイラルダクト
D3 は、スリーブSを貫通してそこに支持される。
本体1の内周面には、その全面にわたりスパイラル条2
が形成される。このスリーブSは、前記第一実施例と同
じくコンクリート躯体壁Wに貫通して埋設固定され、こ
のスリーブSの一方の開口端より、一本のスパイラルダ
クトD3 は、その外周面のスパイラル溝6を、スリーブ
S内周面のスパイラル条2に螺合してこのスリーブSに
螺挿される。そして図5に示すようにスパイラルダクト
D3 は、スリーブSを貫通してそこに支持される。
【0025】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0026】たとえば前記実施例では、スリーブの内周
面のスパイラル条は、一列の多数のスポット状の突起に
より形成されるが、これを複数列の多数のスポット状の
突起により形成してもよく、また多数のスポット状突起
に代えてスリーブ本体の内周面に連続して突出するスパ
イラル状の連続突条により形成してもよい。
面のスパイラル条は、一列の多数のスポット状の突起に
より形成されるが、これを複数列の多数のスポット状の
突起により形成してもよく、また多数のスポット状突起
に代えてスリーブ本体の内周面に連続して突出するスパ
イラル状の連続突条により形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、コンクリート躯体壁に埋設固定されるスリーブ本
体の両端部内周面に、スパイラルダクトのスパイラルピ
ッチと同一のピッチを有するスパイラル条を形成したの
で、このスリーブの両端部にそれぞれスパイラルダクト
を直接螺合接続することができ、従来の充填材の充填作
業および接続短管が不要となり、スリーブのコンクリー
ト躯体壁への装着コストおよび該スリーブへのダクトの
接続コストを大幅に低減することができる。
れば、コンクリート躯体壁に埋設固定されるスリーブ本
体の両端部内周面に、スパイラルダクトのスパイラルピ
ッチと同一のピッチを有するスパイラル条を形成したの
で、このスリーブの両端部にそれぞれスパイラルダクト
を直接螺合接続することができ、従来の充填材の充填作
業および接続短管が不要となり、スリーブのコンクリー
ト躯体壁への装着コストおよび該スリーブへのダクトの
接続コストを大幅に低減することができる。
【0028】また請求項2記載の発明によれば、コンク
リート躯体壁に埋設固定されるスリーブ本体の内周面の
全面に、スパイラルダクトのスパイラルピッチと同一の
ピッチを有するスパイラル条を形成したので、このスリ
ーブに一本のスパイラルダクトを貫通接続することがで
き、従来の充填材の充填作業および接続短管が不要とな
り、スリーブのコンクリート躯体壁への装着コストおよ
びスリーブへのダクトの連通接続コストを大幅に低減す
ることができる。
リート躯体壁に埋設固定されるスリーブ本体の内周面の
全面に、スパイラルダクトのスパイラルピッチと同一の
ピッチを有するスパイラル条を形成したので、このスリ
ーブに一本のスパイラルダクトを貫通接続することがで
き、従来の充填材の充填作業および接続短管が不要とな
り、スリーブのコンクリート躯体壁への装着コストおよ
びスリーブへのダクトの連通接続コストを大幅に低減す
ることができる。
【0029】さらに請求項3記載の発明によれば、前記
請求項1または2記載のものにおいて、スリーブ本体の
内面に形成されるスパイラル条は、そのスパイラル中心
線に沿って間隔を存して内方に突設される多数のスポッ
ト状の突起により形成されるので、スリーブにスパイラ
ル条を簡単に形成することができ、スパイラル条付のス
リーブを廉価に提供することができる。
請求項1または2記載のものにおいて、スリーブ本体の
内面に形成されるスパイラル条は、そのスパイラル中心
線に沿って間隔を存して内方に突設される多数のスポッ
ト状の突起により形成されるので、スリーブにスパイラ
ル条を簡単に形成することができ、スパイラル条付のス
リーブを廉価に提供することができる。
【図1】スリーブに、スパイラルダクトを接続した状態
を示す要部破断斜視図
を示す要部破断斜視図
【図2】コンクリート躯体壁に埋設固定したスリーブに
スパイラルダクトを接続した状態を示す要部縦断側面図
スパイラルダクトを接続した状態を示す要部縦断側面図
【図3】スリーブの、コンクリート躯体壁への装着過程
を示す図
を示す図
【図4】スリーブの、コンクリート躯体壁への装着過程
を示す図
を示す図
【図5】本発明の第2実施例におけるコンクリート躯体
壁に埋設固定したスリーブに、スパイラルダクトを接続
した状態の断面図
壁に埋設固定したスリーブに、スパイラルダクトを接続
した状態の断面図
【図6】従来のスリーブのダクト接続状態を示す断面図
1・・・・・・・スリーブ本体 2・・・・・・・スパイラル条 21 ・・・・・・突起 6・・・・・・・スパイラル溝 D1 ・・・・・・スパイラルダクト D2 ・・・・・・スパイラルダクト D3 ・・・・・・スパイラルダクト W・・・・・・・コンクリート躯体壁
Claims (3)
- 【請求項1】 建築物のコンクリート躯体壁(W)に貫
通して設けられ、この躯体壁(W)を隔てて配設される
スパイラルダクト(D1 ,D2 )を連通接続するための
建築用スリーブであって、 前記コンクリート躯体壁(W)に、両端開放の中空円筒
状に形成されるスリーブ本体(1)を貫通して埋設固定
し、このスリーブ本体(1)の両端部内周面に、前記ス
パイラルダクト(D1 ,D2 )のスパイラル溝(6)と
同一のピッチを有するスパイラル条(2)を形成し、こ
のスリーブ本体(1)の両端部に前記スパイラルダクト
(D1 ,D2 )を螺合接続したことを特徴とする、建築
用スリーブ。 - 【請求項2】 建築物のコンクリート躯体壁(W)に貫
通して設けられ、この躯体壁(W)を隔てて連通される
スパイラルダクト(D3 )を挿通接続するための建築用
スリーブであって、 前記コンクリート躯体壁(W)に、両端開放の中空円筒
状に形成されるスリーブ本体(1)を貫通して埋設固定
し、このスリーブ本体(1)の内周面全面に、前記スパ
イラルダクト(D3 )のスパイラル溝(6)と同一のピ
ッチを有するスパイラル条(2)を形成し、このスリー
ブ本体(1)に、前記スパイラルダクト(D3 )を貫通
螺挿したことを特徴とする、建築用スリーブ。 - 【請求項3】 前記スリーブ本体(1)の内面に形成さ
れるスパイラル条(2)は、そのスパイラル中心線(L
−L)に沿って間隔を存して内方に突設される多数のス
ポット状の突起(21 )により形成されることを特徴と
する、請求項1または2記載の、建築用スリーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7106297A JPH08303000A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 建築用スリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7106297A JPH08303000A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 建築用スリーブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08303000A true JPH08303000A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14430104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7106297A Pending JPH08303000A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 建築用スリーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08303000A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101480879B1 (ko) * | 2014-07-30 | 2015-01-13 | 김현규 | 건물의 에어덕트 조립구조 |
JP2020112324A (ja) * | 2019-01-15 | 2020-07-27 | 株式会社新富士空調 | スパイラルダクト接続構造およびスパイラルダクト用継手 |
Citations (4)
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JPS564090U (ja) * | 1979-06-23 | 1981-01-14 | ||
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JPH0566444U (ja) * | 1992-02-12 | 1993-09-03 | 日立プラント建設株式会社 | スクリューダクト構造 |
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1995
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