JPH0423133Y2 - - Google Patents

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JPH0423133Y2
JPH0423133Y2 JP1986121358U JP12135886U JPH0423133Y2 JP H0423133 Y2 JPH0423133 Y2 JP H0423133Y2 JP 1986121358 U JP1986121358 U JP 1986121358U JP 12135886 U JP12135886 U JP 12135886U JP H0423133 Y2 JPH0423133 Y2 JP H0423133Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、室内の換気機能を備えた柱に関す
るものである。
〔背景技術〕
従来より、第9図の分解斜視図に示すような柱
がある。同図Aにおいて、80は一部に長手方向
に延びて切欠部82を有した円筒状のポリ塩化ビ
ニル製の1階に配置するカバーであり、カバー8
0内にカバー80の形状を維持する矯正治具84
が複数枚介装されている。上下端の矯正治具84
の外周には、廻り縁86および幅木88が設けら
れている。また、各矯正治具84には芯材90
(第10図参照)を嵌合する溝92が形成されて
おり、かつ上下端以外の途中の矯正治具84には
通気口94が形成されている。さらに、上端の矯
正治具84には配線パイプ96ならびに換気パイ
プ98が挿通してある。また、100は切欠部1
02を有した円筒状の2階に配置するカバーであ
り、このカバー100内も一階のカバー80に設
けた矯正治具84と同様の矯正治具84が介装さ
れており、下部の矯正治具84には配線パイプ9
6ならびに換気パイプ98を挿通する挿通孔10
6,108が形成されている。
また、同図Bは、1階のカバー80の切欠部8
2内に取付ける見切縁110,112、スリツト
板114,116,118、換気ガラリ120、
ガスもれセンサや時計等の機器(図示せず)を取
付ける機器棚122の斜視図を示している。さら
に、同図Cは、2階のカバー100の切欠部10
2内に取付ける見切縁124、スリツト板126
の斜視図を示している。
第10図は、第9図に示した各部分を組み立て
て建物の1,2階に配置した状態を示している。
第10図において、90は1,2階に通して立設
した角パイプ状の通し柱からなる芯材であり、各
矯正治具84の溝92(第9図)に嵌合してあ
る。また、128は1階の床,130は1階の天
井,132は2階の床、134は2階の天井であ
る。なお、第11図は第10図のXI−XI断面図
である。
このような柱において、1階の室内の換気は次
のようにして行なう。すなわち、換気ガラリ12
0からカバー80内に室内の空気が侵入し、排気
パイプ98を通つて2階のカバー100内に侵入
して矯正部材84の通気口94を通つて上昇しチ
ヤンバ136を通過して小屋裏から屋外へ排気さ
れる。
しかし、このように構成された柱では、カバー
80,100が不燃材料で形成されておらず耐火
性能が備わつていないので、例えば耐火性を有し
た間仕切壁パネル間に配置しても柱部分から火が
伝わつてしまう。このため、耐火性の間仕切壁で
区切つた防火区画にはこの柱を使用することがで
きなかつた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、耐火性の間仕切壁で区切つ
た防火区画にも適用することができる柱を提供す
ることである。
〔考案の開示〕
この考案の柱は、互いに離れて並んだ一対の耐
火性を有した間仕切壁の各側端面間に立設した芯
材と、この芯材を囲んで前記一対の間仕切壁間に
渡つて設けたカバーと、このカバー内に設けた換
気手段と、前記カバー内において前記一対の間仕
切壁の前記側端面間に渡つて設けた耐火パネル
と、前記カバーの内面に接してその形状を矯正す
るとともに前記カバーが前記耐火パネルから離隔
するように前記耐火パネルを介して前記芯材に固
定した矯正金具とを備えたものである。
この考案の構成によると、一対の耐火性を有し
た間仕切壁間に渡したカバー内に、間仕切壁の側
端面間に渡つて耐火パネルを設けたので、柱部分
にも耐火性能が備わり、耐火性の間仕切壁で区切
つた防火区画にも適用することができる。
実施例 この考案の一実施例を第1図ないし第7図に基
づいて説明する。すなわち、この実施例の柱Aは
第1図に示すように、互いに離れて並んだ一対の
耐火性を有した間仕切壁10,12の各側端面1
1,13間に立設した芯材14と、この芯材14
を囲んで前記一対の間仕切壁10,12間に渡つ
て設けたカバー16,18,20と、このカバー
16,18,20内に設けた換気手段48と、前
記カバー16,18,20内において前記一対の
間仕切壁10,12の前記側端面11,13間に
渡つて設けた耐火パネル22とを備えたものであ
る。
第2図は、この実施例の柱Aを実際の住宅に配
置した様子を示している。同図Aは建物の1階で
あり、同図Bは2階を示している。1階部分では
居間の中央に立設されており、2階部分では耐火
性を有した間仕切壁10,12部分に立設されて
いる。
柱Aの各部の構造を第3図ないし第5図を用い
て説明する。
第3図は、建物の1階に配置する部分である。
同図Aにおいて、23は一部に長手方向に延びて
切欠部24を有した円筒状のカバーであり、カバ
ー23内にはカバー23の形状を維持する矯正部
材25が複数枚介装されている。各矯正部材25
には芯材14(第1図)を嵌合する溝26が形成
されており、かつ下端を除く他の矯正部材25に
はそれぞれダクト挿通孔27が形成されている。
また、上下端の矯正部材25の外周にはそれぞれ
廻り縁28,幅木29が設けられており、かつ上
端の矯正部材25には一対のパイプ挿通孔30,
31が形成されている。
また、同図Bは、カバー23の切欠部24内に
取付ける部品の斜視図を示している。32はカバ
ー23の切欠部24に面した端縁に沿つて設ける
見切縁であり、また33,34は切欠部24を覆
うスリツト板である。スリツト板33には換気窓
35が設けられており、換気窓35に換気ガラリ
36を嵌め込む。また、37は切欠部24の拡径
部に取付ける機器棚であり、この機器棚37には
ガスもれセンサや時計等の機器(図示せず)が取
付けられる。
また、第4図は建物の2階に配置する部分であ
る。同図Aは半円筒上のカバー16の斜視図を示
しており、カバー16の内面にはカバー16の形
状を維持する帯板状の矯正金具38が取付けられ
ており、かつ上下端には半円形状の廻り縁39な
らびに幅木40が取付けられている。また、同図
Bに示すように、カバー18,20は断面円弧状
で、両端が二股に分れた帯板状の矯正金具41に
て連結されている。カバー18,20の上下端に
は、それぞれ円弧状の廻り縁42ならびに幅木4
3が取付けられている。同図Cは、カバー16,
18,20内に配置する耐火パネル22であり、
両側縁にフランジ44を有し、モルタル等の耐火
材にて形成されている。さらに、同図Dは、カバ
ー18,20の側端縁に取付ける見切縁46と、
カバー18,20間を覆うスリツト板47の各斜
視図を示している。
さらに、第5図は換気手段48の分解斜視図を
示している。換気手段48は上から順に、柱接続
管49,ワイヤーバンド50,アルミニウム製の
上部フレキシブルダクト51,ニツプル52,換
気用パイプ53,防火ダンパ54,下部フレキシ
ブルダクト55,換気キヤンバ56にて構成され
ている。換気チヤンバ56はスリツト板33(第
3図B参照)の内面に換気窓35を覆つて取付け
られる。換気チヤンバ56の取付けは、取付爪5
7と換気ガラリ36とをスリツト板33を挾んで
ビス止めすることにより行なう。また、下部フレ
キシブルダクト55は換気チヤンバ56の換気孔
58の周囲に設けたフランジ59に外嵌してカバ
ー23(第3図A参照)内に配置される。換気用
パイプ53はカバー23に介装した矯正部材25
のパイプ挿通孔30に挿通され、下端は防火ダン
パ54を介して下部フレキシブルダクト55に接
続され、上端はニツプル52を介して上部フレキ
シブルダクト51に接続される。上記フレキシブ
ルダクト51は、カバー16と矯正金具38(第
4図)との間に挿通され、上端に柱接続管49が
ワイヤーバンド50にて接続される。なお、60
はカバー23に介装した矯正部材25のパイプ挿
通孔31に挿通する配線用パイプである。
第6図は、第3図ないし第5図に示した各部品
を組立てた状態を示した縦断面図である。図にお
いて、芯材14は角パイプ状の通し柱であり、カ
バー23内に介装した矯正部材25の溝26内に
嵌合し、かつカバー16,18,20内に配設し
た耐火パネル22と矯正治具38との間に通して
建物の1,2階に貫通して立設されている。カバ
ー23は下端を1階の床61に接し、上端を1階
の天井62に接して設けられており、またカバー
16,18,20は下端を2階の床63に接し、
上端を2階の天井64に接して設けられている。
なお、上部フレキシブルダクト51の上端は柱接
続管49を介して換気システムチヤンバ65に接
続され、小屋裏を通つて屋外に開通している。
また、第1図はこのようにして組立てた柱Aの
2階部分の横断面図である。矯正金具38は両端
をカバー16の内面にビス67にて固定してあ
り、さらに矯正金具38を芯材14にビス66に
て固定することでカバー16が固設されている。
また、矯正金具41も両端をそれぞれカバー1
8,20の内面にビス68にて固定してあり、矯
正部材41を耐火パネル22を介して芯材14に
ビス69にて固定することでカバー18,20が
固設されている。この場合、カバー18,20
は、矯正金具41にてその形状が矯正されるとと
もに耐火パネル22から離隔するように固定され
る。さらに、スリツト板47は見切縁46を介し
て矯正金具41の二股に分れた他方の先端70に
ビス71にて固定してある。間仕切壁10,12
は、端縁をそれぞれカバー16とカバー18,2
0との間に挿入し、かつ側端面11,13を耐火
パネル22のフランジ44に当接してある。
なお、第7図は柱の正面図を示している。
このように、構成された柱Aによると、カバー
16,18,20内において、一対の間仕切壁1
0,12の側端面11,13間に渡つて耐火パネ
ル22を設けたので、柱部分にも耐火性能が備わ
る。したがつて、柱Aを耐火性の間仕切壁10,
12で区切つた防火区画にも適用することができ
る。
また、間仕切壁10,12部分にも柱Aを設け
ることができるので、柱Aによつて間仕切壁の配
置位置が制限されることがなく、建物内の構造に
広がりがでる。
なお、換気手段として、第10図に示したよう
にカバー内の空間を換気ダクトとして利用するも
のでもよい。
第8図は、柱の変形例を示している。同図Aは
建物の1階部分であり、Bはその2階部分に相当
している。1階部分は、間仕切壁146,148
の片側において矯正金具144にてカバー14
0,142が取付けられており、他側は間仕切壁
150で囲まれている。また、2階部分は耐火性
の間仕切壁10′,12′の片側に矯正金具41′
にてカバー18′,20′が取付けられており、か
つ耐火パネル22′ならびにスリツト板47′が取
付けられている。さらに間仕切壁10′,12′の
反対側は石こうボード152ならびに間仕切壁1
54にて囲まれ、内側にフレキシブルダクト5
1′が挿通される。
また、第8図C,Dは他の変形例であり、Cは
1階部分、Dは2階部分に相当している。この柱
は、同図A,Bとほぼ同様の構成となつており、
間仕切壁146,148ならびに間仕切壁10′,
12′の片側の構成が異なつている。すなわち、
同図Cにおいては三角形状に間仕切壁156を配
置し、同図Dにおいては石こうボード158なら
びに間仕切壁160を図に示すように配置し、内
側にフレキシブルダクト51′を挿通する。
〔考案の効果〕
この考案の柱によると、一対の耐火性を有した
間仕切壁間に渡したカバー内に、間仕切壁の側端
面間に渡つて耐火パネルを設けたので、柱部分に
も耐火性能が備わり、耐火性の間仕切壁で区切つ
た防火区画にも適用することができるという効果
がある。がある。また、カバーと耐火パネルとの
間に空間が形成されるため、カバーが燃焼しても
耐火パネルに炎または熱が伝わり難くなる。した
がつて、柱の耐火性は一層確実になり、例えば間
仕切壁と耐火パネルの間にわずかの隙間が形成さ
れる構成でも、この隙間を通じて延焼する虞れ少
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の横断面図、第2
図はその設置位置を示す平面図、第3図はその1
階部分の分解斜視図、第4図はその2階部分の分
解斜視図、第5図はその換気手段の分解斜視図、
第6図はその縦断面図、第7図はその正面図、第
8図は変形例の横断面図、第9図は従来例の部分
分解斜視図、第10図はその縦断面図、第11図
は第10図のXI−XI断面図である。 10,12……間仕切壁、11,13……側端
面、14……芯材、16,18,20……カバ
ー、22……耐火パネル、41……矯正金具、4
8……換気手段、A……柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに離れて並んだ一対の耐火性を有した間仕
    切壁の各側端面に立設した芯材と、この芯材を囲
    んで前記一対の間仕切壁間に渡つて設けたカバー
    と、このカバー内に設けた換気手段と、前記カバ
    ー内において前記一対の間仕切壁の前記側端面間
    に渡つて設けた耐火パネルと、前記カバーの内面
    に接してその形状を矯正するとともに前記カバー
    が前記耐火パネルから離隔するように前記耐火パ
    ネルを介して前記芯材に固定した矯正金具とを備
    えた柱。
JP1986121358U 1986-08-07 1986-08-07 Expired JPH0423133Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986121358U JPH0423133Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986121358U JPH0423133Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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JPS6327607U JPS6327607U (ja) 1988-02-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6091750U (ja) * 1983-11-30 1985-06-22 東芝住宅産業株式会社 化粧柱等の取付構造

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JPS6327607U (ja) 1988-02-23

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