JP3215208B2 - 断熱天井フレーム - Google Patents

断熱天井フレーム

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JP3215208B2
JP3215208B2 JP02572893A JP2572893A JP3215208B2 JP 3215208 B2 JP3215208 B2 JP 3215208B2 JP 02572893 A JP02572893 A JP 02572893A JP 2572893 A JP2572893 A JP 2572893A JP 3215208 B2 JP3215208 B2 JP 3215208B2
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克三 福島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井の施工に用いられ
る断熱天井フレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、従来の天井構造は、
梁a間に渡した吊り木受けbと、天井板cが貼り付けら
れた野縁dとの間を、吊り木eで接続するとともに、間
仕切パネルfに設けた廻縁gで天井板cの周縁を固定す
るようにして構成されていた。そして、天井板cおよび
野縁dの上に断熱材hを敷設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の天
井構造の場合、間仕切パネルfで仕切った部屋毎に、吊
り木受けb、天井板c、野縁d、吊り木e、廻縁gおよ
び断熱材hの各施工を行わなければならず、施工工数が
多くなり、施工日数および施工費用が嵩むといった不都
合を生じることとなる。そこで、天井部分をパネル化し
て施工した後に間仕切パネルfで仕切ることが提案され
ている。しかし、この場合、天然材料である木材を用い
てパネル化するため、パネルによって強度や寸法精度に
ばらつきを生じやすいといった不都合を生じることとな
る。
【0004】また、このパネルを施工した場合、所定の
位置にしか木桟材がこないため、施工後の天井と床との
間に間仕切パネルを施工する際に、該間仕切パネルを所
望の位置に施工することができないといった不都合を生
じることとなる。
【0005】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
で、簡単かつ容易に施工することができ、強度や寸法精
度にばらつきを生じることなく、施工後の後作業などを
容易に行うことのできる断熱天井フレームを提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の断熱天井フレームは、鋼材によって矩形に枠
組みされた枠体と、該枠体の片面に被覆されてなる断熱
材とからなり、枠体の対向する2辺の鋼材が、溝部を内
方向に対向配置させた溝形鋼材となされ、この溝形鋼材
の溝部間に、該溝形鋼材に直交するようにして複数本の
スライド鋼材が嵌め込まれ、該スライド鋼材が溝形鋼材
の溝方向に滑動可能となされるとともに、断熱材はこの
スライド鋼材の滑動に緩衝しないように、枠体の片面の
みに貼設されたものである。
【0007】
【作用】本発明の断熱天井フレームは、枠体に固定金具
を介して天井の梁に直接取り付ける。そして、この要領
で天井全体を複数の断熱天井フレームで接続することで
天井を構成することができる。
【0008】この際、枠体の対向する2辺の鋼材は、溝
部を内方向に対向配置した溝形鋼材とし、この溝形鋼材
の溝部間には、該溝形鋼材と直交するようにして複数本
のスライド鋼材を嵌め込んで、該スライド鋼材を溝形鋼
材の溝方向に滑動可能としているので、この滑動可能な
スライド鋼材を、天井フレーム施工後の居室側から所定
の位置に滑動させることができ、該スライド鋼材と床と
の間に間仕切パネルを施工することができる。また、断
熱天井フレーム全体が鋼材によって構成されているの
で、強度および寸法制度などに優れ、かつ、不燃性で断
熱効果に優れた天井を構成することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図1ないし図3は断熱天井フレーム1の全
体構成の概略を示し、図4は同断熱天井フレーム1の施
工状態を示している。
【0011】すなわち、この断熱天井フレーム1は、矩
形に枠組みされた枠体10と、この枠体10の片面に被
覆されてなる断熱材2とからなり、枠体10の対向する
2辺の溝形鋼材11の溝部間に、2本のスライド鋼材1
3が嵌め込まれ、該スライド鋼材13が溝形鋼材11の
溝方向に沿って枠体10内をスライド可能となされたも
のである。
【0012】枠体10は、図2および図3に示すよう
に、断面略矩形状となされた2本の長尺鋼材14と、2
本の溝形鋼材11とによって矩形状に枠組みされてい
る。すなわち、溝形鋼材11に直交するように、長尺鋼
材14の端部を溝形鋼材11の溝部12に嵌め込み、該
溝形鋼材11の端部の位置で、この溝形鋼材11の外側
からビス止め15することによって枠組みされている。
【0013】この長尺鋼材14は、長尺鋼板を断面略矩
形状に折り曲げ加工して形成されたもので、その両側面
に形成された凹凸部16によって、長尺鋼材14全体の
強度アップが図られている。
【0014】スライド鋼材13は、その両端部が溝形鋼
材11の溝部12に直交するようにして嵌め込まれる。
このスライド鋼材13は、長尺鋼材14と同一長さおよ
び同一形状のものであって、枠体10内で、固定される
ことなく、溝部12に嵌め込まれた状態となされてい
る。これにより、スライド鋼材13は、溝形鋼材11の
溝部12に沿って矢符A方向に滑動可能となされてい
る。
【0015】断熱材2としては、特に住宅用の断熱材料
として用いられているものであれば限定されるものでは
なく、例えば、グラスウールなどを用いることができ
る。この断熱材2は、枠体10を形成する溝形鋼材11
および長尺鋼材14の上面に接着剤3を介して接着され
る。この際、スライド鋼材13が自由に滑動できるよう
に、該スライド鋼材13と断熱材2とは接着されない。
【0016】この断熱天井フレーム1は、図4に示すよ
うに、天井梁4に固定金具5を介して天井全面に取付け
られる。この状態で、天井裏は断熱材2によって被覆さ
れた状態となり、優れた断熱効果が得られると同時に、
断熱天井フレーム1自身が不燃性の鋼材11、13、1
4によって構成されているため、防火対策としても万全
なものとなる。
【0017】また、この施工状態で、スライド鋼材13
は、溝形鋼材11の溝部12に沿って滑動させることが
できるので、所望の位置にスライド鋼材13を滑動させ
た後に、該スライド鋼材13に間仕切パネル6を取り付
けることができる。この間仕切パネル6の取り付けは、
スライド鋼材13と間仕切パネル6との間にランナ7を
設けて取り付けることができる。すなわち、このランナ
7は、長尺鋼板を折り曲げて受部71および鍔部72を
形成したもので、受部71に間仕切パネル6を挿入した
状態で、該受部71の両側に突出した鍔部72によって
間仕切パネル6を振れることなく安定的に固定するよう
になされている。
【0018】なお、本実施例の断熱天井フレーム1は、
2本のスライド鋼材13が滑動可能となされているが、
このスライド鋼材13の数としては、特に限定されるも
のではなく、断熱天井フレーム1の大きさや目的に応じ
た適宜の数のスライド鋼材13を溝形鋼材11の溝部1
2に嵌め込んで、所望の数のスライド鋼材13を有する
断熱天井フレーム1とすることができる。このスライド
鋼材13の数の変更は、枠体10を枠組みしているビス
15を取りはずすといった簡単な作業で、現場において
も後から容易に追加することができる。
【0019】また、スライド鋼材13の形状としても、
溝形鋼材11の溝部12に沿って滑動可能で、かつ、間
仕切パネル6を取り付け可能な形状であれば、特に本実
施例のような断面矩形状のものに限定されるものではな
く、例えば、断面が溝形、リップ溝形、Z形などに形成
された各種のスライド鋼材13を用いることができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、単
に固定金具を介して天井の梁に取り付けるといった簡単
な施工で天井を構成することができ、誰でも簡単かつ容
易に施工することができる。また、施工後、居室側から
の作業でスライド鋼材を自由に移動させて所望の位置に
間仕切パネルを設けることができ、施工作業の合理化を
図ることが可能となる。さらに、断熱天井フレームは、
鋼材によって構成されているため、寸法精度や強度にば
らつきを生じることなく施工することができ、かつ、不
燃性であるため、施工後の状態で万全の防火対策を施す
ことができる。さらに、施工後の状態で、天井裏全体が
断熱材によって被覆されるので、優れた断熱効果が得ら
れることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断熱天井フレームの全体構成の概略を示す分解
斜視図である。
【図2】断熱天井フレームの枠体の全体構成の概略を示
す斜視図である。
【図3】断熱天井フレームの枠体の取付状態を説明する
部分斜視図である。
【図4】断熱天井フレームの施工状態を示す部分断面図
である。
【図5】従来の天井構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 断熱天井フレーム 10 枠体 11 溝形鋼材 12 溝部 13 スライド鋼材 14 長尺鋼材 2 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/06 E04B 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼材によって矩形に枠組みされた枠体
    と、該枠体の片面に被覆されてなる断熱材とからなり、
    枠体の対向する2辺の鋼材が、溝部を内方向に対向配置
    させた溝形鋼材となされ、この溝形鋼材の溝部間に、該
    溝形鋼材に直交するようにして複数本のスライド鋼材が
    嵌め込まれ、該スライド鋼材が溝形鋼材の溝方向に滑動
    可能となされるとともに、断熱材はこのスライド鋼材の
    滑動に緩衝しないように、枠体の片面のみに貼設され
    ことを特徴とする断熱天井フレーム。
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