JP3520498B2 - フリープラン住宅および間仕切壁の設置構造ならびに方立部材 - Google Patents

フリープラン住宅および間仕切壁の設置構造ならびに方立部材

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JP3520498B2 JP2000258154A JP2000258154A JP3520498B2 JP 3520498 B2 JP3520498 B2 JP 3520498B2 JP 2000258154 A JP2000258154 A JP 2000258154A JP 2000258154 A JP2000258154 A JP 2000258154A JP 3520498 B2 JP3520498 B2 JP 3520498B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間仕切壁を任意の
位置に設置可能なフリープラン住宅およびそれに適用す
る間仕切壁の設置構造ならびに方立部材に関する。
【0002】
【従来の技術】集合住宅の各住戸のプランは画一的なも
のであることが従来一般的であったが、最近においては
間仕切りを自由に設定したいという要請があり、それに
対応し得るいわゆるフリープラン住宅の開発が進められ
ている。フリープラン住宅は、基本的には構造体のみを
骨格として施工し、その内部においては間仕切りや仕上
げを可及的に自由に設定できかつ自由に変更できるよう
にしておくものである。
【0003】フリープラン住宅では窓の位置や大きさを
間仕切壁の想定位置と関連づけて決定する必要がある。
すなわち、間仕切壁は窓が設けられている位置には設け
ることができないから、通常は図5に示すように窓1の
設置位置を間仕切壁2が設置されると想定される位置か
らずらしてそこには外壁3を残しておくことが一般的で
ある。また、図6に示すように、間仕切壁2の想定位置
に予め方立4を設けておいてその両側に嵌殺し窓5と片
引き窓6を設けることも考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示すよ
うに間仕切壁2の想定位置に外壁3を残すことでは窓面
積が制約されてしまい、特に間仕切壁2を設置しない場
合には室面積に対して窓面積が十分に確保できないので
好ましくない。また、図6に示すように間仕切壁2の想
定位置に方立4を設けるものは、間仕切壁2の位置が方
立4の位置に限定されるし、間仕切壁2を設けない場合
には無用の方立2が目立って意匠的にも好ましくない。
【0005】上記事情に鑑み、本発明は、窓および間仕
切壁の位置が制約されることがなく、かつ窓面積を大き
く確保することのできるフリープラン住宅と、それを可
能とする間仕切壁の設置構造ならびに方立部材を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、間仕
切壁を任意の位置に設置可能なフリープラン住宅であっ
て、間仕切壁の想定位置と窓との取合部に嵌殺し窓を設
けておくとともに、該嵌殺し窓の上下には、該嵌殺し窓
のガラス面に当接する状態で設置されて間仕切壁を支持
する方立部材の上下両端を固定するための額縁をそれぞ
れ設けたものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明のフリ
ープラン住宅に適用する間仕切壁の設置構造であって、
間仕切壁を支持するための方立部材を嵌殺し窓のガラス
面に当接させた状態でその上下両端を嵌殺し窓の上下に
設けた額縁にそれぞれ固定し、該方立部材をガラス面と
間仕切壁との間に介在させた状態で間仕切壁を設置する
ものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の発明の間仕
切壁の設置構造に適用する方立部材であって、前記ガラ
ス面に面して立設されて上下両端がそれぞれ上下の額縁
に固定される本体部と、該本体部のガラス面側に装着さ
れてガラス面に当接せしめられるガスケットを有してな
るものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項3の発明の方立
部材であって、前記本体部のガラス面側に、前記ガスケ
ットを保持するとともに上下両端がそれぞれ上下の額縁
に固定される保持部材を装着してなるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本実施形態のフリープラン
住宅の概要を示すものである。このフリープラン住宅
は、間仕切壁2の想定位置に嵌殺し窓7を設けておいて
その嵌殺し窓7の両側に片引き窓6を設けておき、間仕
切壁2を設置する際には嵌殺し窓7のガラス面に当接す
る状態で方立部材8を設置し、その方立部材8をガラス
面と間仕切壁2との間に介在せしめた状態で間仕切壁2
を設置するようにしたものである。
【0011】すなわち、図6に示した従来のフリープラ
ン住宅では、嵌殺し窓5に間仕切壁2を設置するための
方立4を予め固定的に組み込んでおくのに対し、本実施
形態のフリープラン住宅では間仕切壁2を設置するに際
して方立部材8を嵌殺し窓7の前面に立設し、その方立
部材8により間仕切壁2を支持するようにしたものであ
り、間仕切壁2の撤去や位置変更に応じて方立部材8も
自由に撤去したり移設することができるものとなってい
る。
【0012】本実施形態の方立部材8は、図2〜図4に
示すように、木板からなる本体部11と、その本体部1
1のガラス面側に装着されたH形断面のアルミ型材から
なる保持部材12と、その保持部材12に装着されたネ
オプレンゴム等のガスケット13からなり、上記の本体
部11および保持部材12の上下両端がそれぞれ上下の
額縁9を介して天井および床に対して固定されること
で、ガスケット13をガラス面に押圧した状態で嵌殺し
窓8の前面に立設されるものである。
【0013】この方立部材8を設置するには、予めガス
ケット13を装着した保持部材12の上下両端部をアン
グルピース14により上下の額縁9に対してネジ止めし
て固定する。次いで、その保持部材12に本体部11を
装着し、その本体部11の上下両端面にネジ止めされて
いる取付板11aを切欠部11bから額縁9に対してネ
ジ止めすることで本体部11を上下の額縁9の間に固定
した後、切欠部11bに埋木11cを嵌め込んでそれを
隠す。
【0014】そのようにして立設した方立部材8に対
し、見切り材10を介して間仕切壁2を取り付ければ、
間仕切壁2の縁部は方立部材8により強固に支持され、
その間仕切壁2とガラス面との間の間隙は方立部材8に
より確実に塞がれ、特にガスケット13をガラス面に押
圧状態としていることで気密性も支障なく確保すること
ができる。
【0015】本実施形態のフリープラン住宅によれば、
嵌殺し窓7の幅の範囲内で間仕切壁2の位置を自由に設
定できることはもとより、間仕切壁2の設置や撤去、移
設に際して嵌殺し窓7のサッシには何等手を加える必要
がない。そして、本発明のフリープラン住宅では、図5
に示した従来のフリープラン住宅のように窓1の位置や
大きさに制約を受けることはないし、図6に示した従来
のフリープラン住宅のように間仕切壁2を設置しない場
合には無用な方立4が邪魔になることもない。
【0016】なお、本発明の間仕切壁の設置構造および
それに適用する方立部材のディテールは上記実施形態に
限定されるものではない。特に、方立部材の各部の形
状、寸法、素材、仕上げ、固定の形態等については、嵌
殺し窓のサッシやその納まり、間仕切壁2の仕様その他
の諸条件を考慮して最適設計を行えば良く、たとえば上
記実施形態における保持部材12を省略してガスケット
13を本体部11に直接保持するようにしたり、上記実
施形態における見切り部材10を省略して間仕切壁2を
本体部11に直接取り付けるようなことも可能である。
また、本発明は集合住宅のみならず戸建て住宅にも適用
可能であることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明のフリープラン住宅は、
間仕切壁の想定位置と窓との取合部に嵌殺し窓を設けて
おくとともに、該嵌殺し窓の上下には、該嵌殺し窓のガ
ラス面に当接する状態で設置されて間仕切壁を支持する
方立部材の上下両端を固定するための額縁をそれぞれ設
けたものであるから、従来のフリープラン住宅のように
窓の位置と大きさに制約を受けたり、予め方立を設けて
おく必要がない。
【0018】請求項2の発明の間仕切壁の設置構造は、
間仕切壁を支持するための方立部材を嵌殺し窓のガラス
面に当接させた状態でその上下両端を嵌殺し窓の上下に
設けた額縁にそれぞれ固定し、その方立部材をガラス面
と間仕切壁との間に介在させた状態で間仕切壁を設置す
るので、嵌殺し窓の幅の範囲内で間仕切壁の位置を自由
に設定することができ、間仕切壁の設置や撤去、移設に
際して嵌殺し窓のサッシには何等手を加える必要がな
く、上記のフリープラン住宅に適用して最適である。
【0019】請求項3の発明の方立部材は、ガラス面に
面して立設されて上下両端がそれぞれ上下の額縁に固定
される本体部と、その本体部のガラス面側に装着されて
ガラス面に当接せしめられるガスケットを有してなるも
のであるから、その設置や撤去、移設を簡単に行い得る
ことはもとより、ガスケットにより気密性を支障なく確
保でき、上記のフリープラン住宅において間仕切壁を設
置する際に適用して最適である。
【0020】請求項4の発明の方立部材は、ガスケット
を保持する保持部材を有し、本体部のみならずその保持
部材の上下両端を額縁に固定するものとしたので、強固
に設置できて間仕切壁を確実に支持でき、かつガスケッ
ト、保持部材、本体部を順次組み付けていくことでその
設置や撤去を単純作業にて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態であるフリープラン住宅の
概要を示す図である。
【図2】 本発明の実施形態である方立部材を用いた間
仕切壁の設置構造を示す平面図である。
【図3】 同、立面図である。
【図4】 同、組立図である。
【図5】 従来のフリープラン住宅の一例を示す図であ
る。
【図6】 従来のフリープラン住宅の他の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
2 間仕切壁 7 嵌殺し窓 8 方立部材9 額縁 11 本体部 12 保持部材 13 ガスケット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04B 2/82 E04B 2/82 521Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/02 E04B 2/72 E04B 2/74 531 E04B 2/82 521 E04B 2/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間仕切壁を任意の位置に設置可能なフリ
    ープラン住宅であって、間仕切壁の想定位置と窓との取
    合部に嵌殺し窓を設けておくとともに、該嵌殺し窓の上
    下には、該嵌殺し窓のガラス面に当接する状態で設置さ
    れて間仕切壁を支持する方立部材の上下両端を固定する
    ための額縁をそれぞれ設けたことを特徴とするフリープ
    ラン住宅。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフリープラン住宅に適用
    する間仕切壁の設置構造であって、間仕切壁を支持する
    ための方立部材を嵌殺し窓のガラス面に当接させた状態
    でその上下両端を嵌殺し窓の上下に設けた額縁にそれぞ
    れ固定し、該方立部材をガラス面と間仕切壁との間に介
    在させた状態で間仕切壁を設置することを特徴とする間
    仕切壁の設置構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の間仕切壁の設置構造に適
    用する方立部材であって、前記ガラス面に面して立設さ
    れて上下両端がそれぞれ上下の額縁に固定される本体部
    と、該本体部のガラス面側に装着されてガラス面に当接
    せしめられるガスケットを有してなることを特徴とする
    方立部材。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方立部材であって、前記
    本体部のガラス面側に、前記ガスケットを保持するとと
    もに上下両端がそれぞれ上下の額縁に固定される保持部
    材を装着してなることを特徴とする方立部材。
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