JPS6019182Y2 - シヤワ−ル−ムの防水パン据付け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、組立式シャワールームの防水パン据付は構造
、特に、限られた施工空間を有効に利用して据付は得る
よう構成したシャワールームの防水パンを、シャワール
ームの給排水管等の配管に便利なように据付けた構造に
関する。

住宅の工業的生産化の進歩は、住宅の構築に際しての現
場作業の省力化を著しく向上させており、種々のユニッ
トを組込むことも行なわれている。

そして、ユニットを組込む場合には、住宅の主要な間仕
切等の組立てを終らした後に据付けを行なうのが合理的
である。

しかし、間仕切終了後のユニットの据付けは、ユニット
の屋内への搬入が著しく制限を受けるため、大型のユニ
ットに対しては事実上不可能である。

一方、シャワールーム等のように排水等を必要とする構
造体を屋内に据付ける場合には、給排水等を容易に行な
い得るように据付ける必要がある。

本考案は、住宅の間仕切等を秋了した後であっても、容
易に据付は可能な大型のシャワールームを、限られた施
工空間に、有効に据付は得るようにすると共に、その防
水パンを給排水管等の配管に便利なように据付けた構造
を提供するものである。

即ち、本考案のシャワールームの防水パン据付は構造は
、浅底の防水パンと、天井ブースと、これ等防水パンと
天井ブースとの間で挾持される数枚のウオール構成部材
からなる組合せウオールとで構成されたシャワールーム
の防水パン据付は構造であって、前記防水パンの排水口
裏側にトラップを取付け、該トラップには排水横枝管を
接続し、この排水横枝管を床根太組みに開穿した溝に通
して、該防水パンを床根太組み上に載置固定したもので
ある。

以下、本考案のシャワールームの防水パン据付は構造を
実施例に付いて詳述する。

第１図は、本考案シャワールームの一実施例を示す展開
斜視図で、浅底の防水パン１と、３枚の平板形状のウオ
ール構成部材２ａ、２ｃ及び２ｅと２枚のコーナーウオ
ール構成部材２ｄ及び２ｂと折り戸サツシ構造からなる
一枚の折り戸サツシ構造のウオール構成部材２ｆとで構
成される組合せウオール２と、天井ブース３とによって
構成されている。

そして、防水パン１には、その排水口５の裏面にトラッ
プ４を取付け、且つ、該トラップ４に排水横枝管１８を
接続してあり、その周縁形状は、直角四角形の隅角部の
角を面取り状に切除して形威したコーナー辺１ａを有す
る形状となしてあり、且つ別のコーナー辺１６を有して
おり、この周縁の立上がり壁には、それぞれ前記ウオー
ル構成部材２ａ、２ｃ及び２ｅとコーナーウオール構成
部材２ｄ及び別のコーナーウオール構成部材２ｂとウオ
ール構成部材２ｆの各下縁を当接せしめる切り返し構造
の受は縁６が形威しである。

前記ウオール構成部材２ａ乃至２ｅの内、構成部材２ａ
、２ｃ及び２ｅはそれ等の両側縁に接合部を設けた平板
形状であり、構成部材２ｂにはタオル掛は具７及び載置
台８を取付は或いは一体成形加工してなり、構成部材ウ
オール２ｄには混合水栓シャワー器具９及び載置台１０
を取付は加工しである。

そして、天井ブース３にはその中央に照明器具１１と換
気扇ダクト１２を取付けるようになしである。

そして、前記防水パン１の据付は状態を示す第２図にお
いて、１４は床根太組みで、これにはその根太の一部に
切除溝１５ａ乃至１５ｄを設け、前記ウオール２ｄの混
合水栓シャワー器具９に接続する配管１６及び１７更に
は前記防水パン１に取付けた排水横枝管１８を、これ等
切除溝１５ａ乃至１５ｄに通すように構威しである。

その他、１３は施工空間を囲む壁パネルの立設部である
。

又、第３図は前記防水パン１に取付けたトラップ４の部
分を示す半裁断面図で、防水パン１の排出口５にトラッ
プ４を０字パツキン１９の介在下に締付はフランジ２０
をもって取付け、その外周全域にシリコンコーキング２
１を施しである。

而して、上述の構成よりなる本考案に係るシャワールー
ムは、上記防水パンの本考案の構造により据付けた後組
立てられるもので、先ず、防水パンの据付けに際しては
、施工空間、好ましくは、三方又は三方を壁パネルで囲
まれた部分の床面に、給水給湯のための配管１６及び１
７を配置した後に、この配管１７の配置位置に当るとこ
ろを切除溝１５ａ、１５ｃ及び１５ｄとなした床根太組
み１４を据付ける。

一方、防水パン１にトラップ４及び排水横枝管１８を取
付け、この排水横枝管１８の先端を前記床根太組み１４
の切除溝１５ｂに通しながら、該防水パン１を床根太組
み１４上に載置する。

この載置状態で、防水パン１のがたつきを修正した後に
、該防水パン１の立上がり周壁部分で周囲の壁パネル１
３にビス止めすることにより防水パンの据付けを終る。

次いで、天井ブース３を所定の高さ位置で、同じく周囲
の壁パネル１３にビス止めした後に、これ等防水パン１
と天井ブースとの間に挾み込むように、ウオール構成部
材２ｃ、ウオール２ｂ及び２ｄ続いてウオール構成部材
２ａ及び２ｅを組付け、且つ、これ等を壁パネル１３に
夫々ビス止めし、最後に折戸構造のウオール構成部材２
ｆを取付けてシャワールームの組立てを完了する。

成上の如く、本考案に係るシャワールームは、防水パン
、天井ブース及びこれ等の開祖合せウオールを取付けた
組立て構造体となしてあり、その防水パンは、該防水パ
ンにトラップと排水横枝管とを取付け、該横枝管を床根
太組みに開穿した溝を潜らせながら、該防水パンを床根
太組み上に据付けられるので、本考案の防水パン据付は
構造によれば、配管処理が極めて簡単であり、しかも、
施工空間全域を有効に活用したシャワールームの構成を
可能にする等、間仕切後の屋内に容易に据付は可能であ
る効果に加えて、種々の実用的効果が奏される。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は本考案
に係るシャワールームの一実施例を示す展開斜視図、第
２図は本考案に係るシャワールームにおける防水パン据
付は状態を示す分解斜視図、第３図は本考案に係るシャ
ワールームにおける防水パンと排水トラップとの取付は
部分を示す半裁縦断側面図である。 １・・・・・・防水パン、２ａ乃至２ｆ・・・・・・ウ
オール構成部材、３・・・・・・天井ブース、４・・・
・・・トラップ、５・・・・・・排水口、１４・・・・
・・床根太組み、１５ａ乃至１５ｄ・・・・・・切除溝
、１８・・・・・・排水横枝管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 浅底の防水パンと、天井ブースと、これ等防水パンと天
   井ブースとの間で挾持される数枚のウオール構成部材か
   らなる組合せウオールとで構成されたシャワールームの
   防水パン据付は構造であって、前記防水パンの排水口裏
   側にトラップを取付け、該トラップには排水横枝管を接
   続し、この排水横枝管を床根太組みに開穿した溝に通し
   て、該防水パンを床根太組み上に載置固定した、防水パ
   ン据付は構造。